JP3522623B2 - シングルキャリア/ds−cdmaパケット伝送方法及び伝送方式並びに移動無線パケット伝送方法 - Google Patents

シングルキャリア/ds−cdmaパケット伝送方法及び伝送方式並びに移動無線パケット伝送方法

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JP3522623B2 JP2000025766A JP2000025766A JP3522623B2 JP 3522623 B2 JP3522623 B2 JP 3522623B2 JP 2000025766 A JP2000025766 A JP 2000025766A JP 2000025766 A JP2000025766 A JP 2000025766A JP 3522623 B2 JP3522623 B2 JP 3522623B2
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    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
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  • Signal Processing (AREA)
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信のマルチ
パスフェージング環境下で、高速な伝送を行うシングル
キャリア/DS−CDMAパケット伝送方法及び伝送方
式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シングルキャリア/DS−CDMA上り
パケット伝送方式において、1パケット長よりも十分長
いパケット長を持つパケットの伝送を行う場合、呼接続
時に、通信を行うために使用する拡散符号や時間スロッ
トを固定的に割り当てて伝送する方法が効率的である。
【0003】この場合、拡散符号や時間スロットの割り
当て予約を行う予約パケットと、実際のデータの伝送を
行うデータパケットの効率的な多重化が必要となるが、
従来は予約パケット送信可能確率等の制御を行っていな
かったため、高トラヒック時には、予約パケットの衝突
が頻繁に発生し伝送効率が低下してしまうという問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、シ
ングルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方法及び
伝送方式において、効率的に予約パケットとデータパケ
ットの多重化を行い、伝送効率の向上を図ることを目的
とする。
【0005】さらに、トラヒックの増減に対して柔軟に
予約パケット及びデータパケットが占有するチャネル帯
域制御を可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、情報シンボルを拡散符号系列で帯域拡大し、この
帯域拡大された拡散信号を用いてパケット伝送するシン
グルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方法におい
て、拡散符号の一部又は全部について、所定の時間スロ
ットを予約パケット伝送用に割り当て、予約パケットを
データパケットと時間多重して伝送することを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載された発明は、情報シンボ
ルを拡散符号系列で帯域拡大し、この帯域拡大された拡
散信号を用いてパケット伝送するシングルキャリア/D
S−CDMAパケット伝送方法において、全拡散符号数
Nのうち、k(0<k<N)個の拡散符号を予約パケッ
ト伝送用に割り当て、予約パケットをデータパケットと
符号多重して伝送することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2記載のパケット伝送方法において、データパケット
のチャネル占有率がある所定の値を上回った場合、あら
かじめ設定されている予約パケット送信可能確率を下げ
ることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載された発明は、請求項2記
載のパケット伝送方法において、データパケットのチャ
ネル占有率がある所定の値を上回った場合、予約パケッ
ト伝送用に割り当てられた拡散符号の数を減少し、デー
タパケット伝送用に割り当てられる拡散符号の数を増大
させることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載された発明は、請求項2記
載のパケット伝送方法において、データパケットのチャ
ネル占有率が所定の値を上回った場合、先ず、あらかじ
め設定されている予約パケット送信可能確率を下げ、予
約パケット送信可能確率を下げても、データパケットの
チヤネル占有率が所定の値を上回る場合には、次いで、
予約パケット伝送用に割り当てられた拡散符号の数を減
少し、データパケット伝送用に割り当てられる拡散符号
の数を増大させることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載された発明は、請求項2記
載のパケット伝送方法において、データパケットのチャ
ネル占有率がある所定の値を上回った場合、先ず、予約
パケット伝送用に割り当てられた拡散符号の数を減少
し、予約パケット伝送用に割り当てられた拡散符号の数
を減少しても、データパケットのチャネル占有率がある
所定の値を上回る場合には、次いで、あらかじめ設定さ
れている予約パケット送信可能確率を下げることを特徴
とする。
【0012】請求項7に記載された発明は、請求項3、
4、5、6記載のパケット伝送方法を用いた移動無線パ
ケット伝送方法において、基地局は、データパケットの
チャネル占有率の測定を行い、予約パケットが使用可能
な拡散符号の数及び予約パケット送信可能確率を決定す
ることを特徴とする。
【0013】請求項8に記載された発明は、請求項7記
載の移動無線パケット伝送方法において、基地局は、前
記予約パケットが使用可能な拡散符号の数及び予約パケ
ット送信可能確率を、下り報知チャネルに時分割で挿入
することを特徴とする。
【0014】請求項9に記載された発明は、情報シンボ
ルを拡散符号系列で帯域拡大し、この帯域拡大された拡
散信号を用いてパケット伝送するシングルキャリア/D
S−CDMAパケット伝送方法において、予約パケット
及びデータパケットを帯域拡大する際に周期の短い拡散
符号(Short code)を用いることを特徴とす
る。
【0015】請求項10に記載された発明は、情報シン
ボルを拡散符号系列で帯域拡大し、この帯域拡大された
拡散信号を用いてパケット伝送するシングルキャリア/
DS−CDMAパケット伝送方法において、予約パケッ
トを帯域拡大する際には周期の短い拡散符号(Shor
t code)を用い、データパケットを帯域拡大する
際には周期の長い拡散符号(Long code)を用
いることを特徴とする。
【0016】請求項11に記載された発明は、基地局と
複数の移動端末とを有するシングルキャリア/DS−C
DMAパケット伝送方式において、基地局は、拡散符号
の一部又は全部について、所定の時間スロットを予約パ
ケット伝送用に割り当て、割り当てた予約パケットのチ
ャネルを、移動端末に通知し、移動端末は、あり当てら
れた時間スロットを用いて予約パケットを伝送すること
を特徴とする。
【0017】請求項12に記載された発明は、基地局と
複数の移動端末とを有するシングルキャリア/DS−C
DMAパケット伝送方式において、基地局は、全拡散符
号数Nのうち、k(0<k<N)個の拡散符号を予約パ
ケット伝送用に割り当て、割り当てた予約パケットのチ
ャネルを、移動端末に通知し、移動端末は、割当てられ
た拡散符号を用いて予約パケットを伝送することを特徴
とする。
【0018】請求項13に記載された発明は、基地局と
複数の移動端末とを有するシングルキャリア/DS−C
DMAパケット伝送方式において、基地局は、データパ
ケットのチャネル占有率を測定する測定手段と、予約パ
ケットが使用可能な拡散符号の数及び予約パケット送信
可能確率を決定し、移動端末に通知する手段を有し、基
地局は、上記測定手段による測定結果に基づいて、予約
パケットが使用可能な拡散符号の数及び予約パケット送
信可能確率を決定し、決定した予約パケットのチャネル
を、下り報知チャネルに時分割で挿入して、移動端末に
通知することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0020】以下の説明では、シングルキャリア/DS
−CDMAパケット伝送方法を前提に説明する。
【0021】図1は、本発明によるチャネル構成の一例
である。
【0022】ここで、各チャネルの横軸は時間、縦軸は
パワーを示している。情報シンボルを高速の拡散符号系
列で帯域拡大し、この帯域拡大された拡散信号を、拡散
符号Code1、…、CodeN及び時間スロットTS
1、…、TSMで伝送する。この際、ある特定の時間ス
ロットを予約パケット伝送用に割り当てる。
【0023】図1では、拡散符号Code1、…、Co
deN及び時間スロットTS1、…、TSMのうち、時
間スロットTS1を予約パケット伝送用に割り当て、そ
の他の、時間スロットTS2、…、TSMをデータパケ
ットに割り当てている。
【0024】この予約パケットの割当を、拡散符号の一
部又は全部について、割り当ててもよい。
【0025】図2は、本発明によるチャネル構成の他の
一例である。
【0026】ここで、各チャネルの横軸は時間、縦軸は
パワーを示している。情報シンボルを高速の拡散符号系
列で帯域拡大し、この帯域拡大された拡散信号を、拡散
符号Code1、…、CodeN及び時間スロットTS
1、…、TSMで伝送する。この際、ある特定の拡散符
号を予約パケット伝送用に割り当てる。
【0027】図2では、拡散符号Code1、…、Co
deN及び時間スロットTS1、…、TSMのうち、拡
散符号Code1〜Codekを予約パケット伝送用に
割り当て、その他の、拡散符号Code(k+1)〜C
odeNをデータパケットに割り当てている。
【0028】図3は、予約パケット送信可能確率制御の
一例である。
【0029】通常、端末(移動端末)は、図3(A)に
示すように、発呼要求を行う際に予約パケットをある送
信可能確率p(0<p<=1)で送信する。
【0030】ここで、データパケットのチャネル占有率
がある所定の値を上回った場合には、予約パケットの衝
突をさけるため、図3(B)に示すように、送信可能確
率をq(0<q<p)に下げる。
【0031】これにより、予約パケットの衝突確率を低
減し、伝送効率を向上させることができる。
【0032】図4は、予約パケットが使用可能な拡散符
号数割り当て制御の一例である。
【0033】ここで、各チャネルの横軸は時間、縦軸は
パワーを示している。情報シンボルを高速の拡散符号系
列で帯域拡大し、この帯域拡大された拡散信号を、拡散
符号Code1、…、CodeN及び時間スロットTS
1、…、TSMで伝送する。この際、ある特定の拡散符
号を予約パケット伝送用に割り当てている。
【0034】通常時は、図4(A)に示すように、拡散
符号Code1〜Codekを予約パケット伝送用に割
り当てている。
【0035】このとき、データパケットのチャネル占有
率がある所定値を上回った場合は、図4(B)に示すよ
うに、予約パケットに割り当てられていた拡散符号の数
を減少し、データパケットに割り当てられる拡散符号の
数を増大させることにより、伝送効率を向上させること
ができる。。
【0036】図4(B)では、m個(m<k)の拡散符
号を予約パケット伝送用からデータパケット伝送用に割
り当てている。
【0037】つまり、予約パケットに割り当てられてい
た拡散符号Code(k−m+1)〜Codekを、デ
ータパケットで使用することにより、伝送効率を向上さ
せることができる。
【0038】図5は、予約パケット送信確率及び予約パ
ケットが使用可能な拡散符号数割り当て制御の一例であ
る。
【0039】ここで、各チャネルの横軸は時間、縦軸は
パワーを示している。情報シンボルを高速の拡散符号系
列で帯域拡大し、この帯域拡大された拡散信号を、拡散
符号Code1、…、CodeN及び時間スロットTS
1、…、TSMで伝送する。この際、ある特定の拡散符
号を予約パケット伝送用に割り当てている。
【0040】通常時は、図5(A)に示すように、拡散
符号Code1〜Codekを予約パケット伝送用に割
り当てている。また、通常、端末は発呼要求を行う際に
予約パケットをある送信可能確率p(0<p<=1)で
送信している。
【0041】このとき、データパケットのチャネル占有
率がある所定の値を上回った場合には、図5(B)に示
すように、予約パケットの衝突をさけるため、まず予約
パケット送信可能確率q(0<q<p)を下げる。
【0042】それでもなお、データパケットのチャネル
占有率が所定の値を上回った場合には、図5(C)に示
すように、予約パケットに割り当てられていた拡散符号
の数を減少し、データパケットに割り当てられる拡散符
号の数を増大させることにより、伝送効率を向上させ
る。
【0043】図5(C)では、m個(m<k)の拡散符
号を予約パケットからデータパケットに割り当ててい
る。
【0044】つまり、予約パケットに割り当てられてい
た拡散符号Code(k−m+1)〜Codekを、デ
ータパケットで使用することにより、伝送効率を向上さ
せることができる。
【0045】図6は、予約パケット送信確率及び予約パ
ケットが使用可能な拡散符号数割り当て制御の一例であ
る。
【0046】ここで、各チャネルの横軸は時間、縦軸は
パワーを示している。情報シンボルを高速の拡散符号系
列で帯域拡大し、この帯域拡大された拡散信号を、拡散
符号Code1、…、CodeN及び時間スロットTS
1、…、TSMで伝送する。
【0047】この際、ある特定の拡散符号を予約パケッ
ト伝送用に割り当てている。
【0048】通常時には、図6(A)に示すように、あ
らかじめ拡散符号Code1〜Codekを予約パケッ
ト伝送用に割り当てている。また、通常、端末は発呼要
求を行う際に予約パケットをある送信可能確率p(0<
p<=1)で送信している。
【0049】このとき、図6(B)に示すように、デー
タパケットのチャネル占有率がある所定の値を上回った
場合には、予約パケットに割り当てられていた拡散符号
の数を減少し、データパケットに割り当てられる拡散符
号の数を増大させる。図6(B)では、m個(m<k)
の拡散符号を予約パケットからデータパケットに割り当
てている。
【0050】それでもなお、データパケットのチャネル
占有率が所定の値を上回った場合、予約パケットの衝突
をさけるため、図6(C)に示すように、予約パケット
送信可能確率q(0<q<p)を下げる。
【0051】これにより、予約パケットの衝突確率を低
減し、伝送効率を向上させること図7は、本発明におけ
る下り報知チャネルの構成である。
【0052】ここで、チャネルの横軸は時間を表してい
る。報知チャネルには、予約パケットとして、使用可能
な拡散符号数及び予約パケット送信可能確率の情報が時
分割で挿入されている。
【0053】チャネルは、拡散符号及び時間スロットで
特定する。
【0054】図8は、本発明における予約パケット及び
データパケットを帯域拡大するための拡散符号の周期を
表す一例である。
【0055】ここでは、予約パケット及びデータパケッ
ト共に、周期の短い拡散符号を用いて帯域拡大してい
る。
【0056】図9は、本発明における予約パケット及び
データパケットを帯域拡大するための拡散符号の周期を
表す他の一例である。
【0057】ここでは、予約パケットは周期の短い拡散
符号を用いて、データパケットは周期の長い拡散符号を
用いて帯域拡大している。
【0058】
【実施例1】本発明によるシングルキャリア/DS−C
DMA上りパケット伝送における、予約パケットならび
にデータパケット多重化の実施例を図10に示す。
【0059】図10(A)は、チャネル構成を示し、図
10(B)は、定常時の状態を示し、図10(C)は、
データパケットのチャネル占有率が所定値を越えた場合
の予約パケット送信可能確率制御を示す図である。
【0060】図10は、図1で示したパケット多重化方
法及び図7で示した下り報知チャネル構成を用いて、図
3で示した対応する予約パケット送信可能確率制御を行
う実施例である。
【0061】実施例1では、ある特定の時間スロットを
予約パケット伝送用に割り当てている。端末が予約パケ
ット送信可能確率p(0<p<=1)で送信している状
況において、基地局がデータパケットのチャネル占有率
を測定し、その値がある所定の値を上回った場合には、
基地局は下り報知チャネル内に予約パケット送信可能確
率をq(0<q<p)に下げる制御を行うコマンドを時
分割で挿入し伝送を行う。
【0062】
【実施例2】本発明によるシングルキャリア/DS−C
DMA上りパケット伝送における、予約パケットならび
にデータパケット多重化の実施例を図11に示す。
【0063】図11(A)は、チャネル構成を示し、図
11(B)は、定常時の状態を示し、図11(C)は、
データパケットのチャネル占有率が所定値を越えた場合
の予約パケット送信可能確率制御を示す図である。
【0064】図11は、図2で示したパケット多重化方
法及び図7で示した下り報知チャネル構成を用いて、図
3で示した対応する予約パケット送信可能確率制御を行
う実施例である。
【0065】実施例2では、ある特定の拡散符号を予約
パケット伝送用に割り当てている。端末が予約パケット
送信可能確率p(0<p<=1)で送信している状況に
おいて、基地局がデータパケットのチャネル占有率を測
定し、その値がある所定の値を上回った場合には、基地
局は下り報知チャネル内に予約パケット送信可能確率を
q(0<q<p)に下げる制御を行うコマンドを時分割
で挿入し伝送を行う。
【0066】
【実施例3】本発明によるシングルキャリア/DS−C
DMA上りパケット伝送における、予約パケットならび
にデータパケット多重化の実施例を図12に示す。
【0067】図12(A)は、チャネル構成を示し、図
12(B)は、定常時の状態を示し、図12(C)は、
データパケットのチャネル占有率が所定値を越えた場合
の予約パケット伝送用の拡散符号割り当て数制御を示す
図である。
【0068】図12は、図2で示したパケット多重化方
法及び図7で示した下り報知チャネル構成を用いて、図
4で示した対応する予約パケットが使用可能な拡散符号
割り当て数制御を行う実施例である。
【0069】実施例3では、ある特定の拡散符号を予約
パケット伝送用に割り当てているk個の拡散符号が予約
パケット用に割り当てられている状況において、基地局
がデータパケットのチャネル占有率を測定し、その値が
ある所定の値を上回った場合には、基地局は下り報知チ
ャネル内に予約パケット伝送用の拡散符号割り当て数を
k−m(0<m<k)に減らす制御を行うコマンドを時
分割で挿入し伝送を行う。
【実施例4】本発明によるシングルキャリア/DS−C
DMA上りパケット伝送における、予約パケットならび
にデータパケット多重化の実施例を図13に示す。
【0070】図13(A)は、チャネル構成を示し、図
13(B)は、定常時の状態を示し、図13(C)は、
データパケットのチャネル占有率が所定値を越えた場合
の予約パケット送信可能確率制御を示し、図13(D)
は、予約パケット送信可能確率制御してもデータパケッ
トのチャネル占有率が所定値を越えた場合の、予約パケ
ット伝送用の拡散符号割り当て数制御を示す図である。
【0071】図13は、図2で示したパケット多重化方
法及び図7で示した下り報知チャネル構成を用いて、図
5で示した対応する予約パケット送信可能確率制御なら
びに予約パケット伝送用の拡散符号割り当て数制御を行
う実施例である。
【0072】実施例4では、ある特定の拡散符号を予約
パケット伝送用に割り当てている。端末が予約パケット
送信可能確率p(0<p<=1)、予約パケット伝送用
の拡散符号の数がkで送信している状況において、基地
局がデータパケットのチャネル占有率を測定し、その値
がある所定の値を上回った場合には、基地局は下り報知
チャネル内に予約パケット送信可能確率をq(0<q<
p)に下げる制御を行うコマンドを時分割で挿入し伝送
を行う。
【0073】この操作を行った後にも、データパケット
のチャネル占有率がある所定の値を上回った場合には、
基地局は下り報知チャネル内に予約パケット伝送用の拡
散符号割り当て数をk−m(0<m<k)に減らす制御
を行うコマンドを時分割で挿入し伝送を行う。
【実施例5】本発明によるシングルキャリア/DS−C
DMA上りパケット伝送における、予約パケットならび
にデータパケット多重化の実施例を図14に示す。
【0074】図14(A)は、チャネル構成を示し、図
14(B)は、定常時の状態を示し、図14(C)は、
データパケットのチャネル占有率が所定値を越えた場合
の予約パケット伝送用の拡散符号割り当て数制御を示
し、図14(D)は、予約パケット伝送用の拡散符号割
り当て数制御してもデータパケットのチャネル占有率が
所定値を越えた場合の、予約パケット送信可能確率制御
を示す図である。
【0075】図14は、図2で示したパケット多重化方
法及び図7で示した下り報知チャネル構成を用いて、図
6で示した対応する予約パケット送信可能確率制御なら
びに予約パケット伝送用の拡散符号割り当て数制御を行
う実施例である。
【0076】実施例5では、ある特定の拡散符号を予約
パケット伝送用に割り当てている。端末が予約パケット
送信可能確率p(0<p<=1)、予約パケット伝送用
の拡散符号の数がkで送信している状況において、基地
局がデータパケットのチャネル占有率を測定し、その値
がある所定の値を上回った場合には、基地局は下り報知
チャネル内に予約パケット伝送用の拡散符号割り当て数
をk−m(0<m<k)に減らす制御を行うコマンドを
時分割で挿入し伝送を行う。この操作を行った後にも、
データパケットのチャネル占有率がある所定の値を上回
った場合には、基地局は下り報知チャネル内に予約パケ
ット送信可能確率をq(0<q<p)に下げる制御を行
うコマンドを時分割で挿入し伝送を行う。
【0077】なお、本件発明は、上りパケット伝送につ
いても下りパケット伝送にも適用される。
【0078】また、基地局は、予約パケットが使用可能
な拡散符号の数を決定したとき、移動端末に、予約パケ
ットチャネルとして、拡散符号の数又は拡散符号を特定
して、通知する。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、シングルキャリア/D
S−CDMA上りパケット伝送方式において、時間スロ
ット及び拡散符号を用いることで、予約パケット及びデ
ータパケットの効率的な多重化を図ることが可能とな
る。しかも、本発明では、トラヒックの増減に対して
も、予約パケット送信可能確率及び予約パケットが使用
可能な拡散符号の数を制御することにより柔軟に対応す
ることが可能となる。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチャネル構成例(その1)を説明
するための図である。
【図2】本発明によるチャネル構成例(その2)を説明
するための図である。
【図3】予約パケット送信可能確率制御の例を説明する
ための図である。
【図4】拡散符号数割り当て制御の例を説明するための
図である。
【図5】予約パケット送信可能確率制御及び予約パケッ
トが使用可能な拡散符号数割り当て制御の例を説明する
ための図である。
【図6】本発明の予約パケット送信可能確率制御及び予
約パケットが使用可能な拡散符号数割り当て制御の例を
説明するための図である。
【図7】下り報知チャネルにおけるチャネル構成図を説
明するための図である。
【図8】予約パケット及びデータパケットともに、周期
の短い拡散符号を用いて帯域拡大する例を説明するため
の図である。
【図9】予約パケットは周期の短い拡散符号を用いて帯
域拡大し、データパケットは周期の長い拡散符号を用い
て帯域拡大する例を説明するための図である。
【図10】実施例1を説明するための図である。
【図11】実施例2を説明するための図である。
【図12】実施例3を説明するための図である。
【図13】実施例4を説明するための図である。
【図14】実施例5を説明するための図である。
【符号の説明】
BS 基地局 MS 端末(移動端末) Code1〜N 拡散符号 TS1〜TSN 時間スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐和橋 衛 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−164367(JP,A) 特開 平9−55693(JP,A) 特開 平11−243380(JP,A) 特開 平9−233051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報シンボルを拡散符号系列で帯域拡大
    し、この帯域拡大された拡散信号を用いてパケット伝送
    するシングルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方
    法において、 拡散符号の一部又は全部について、 所定の時間スロットを予約パケット伝送用に割り当て、
    予約パケットをデータパケットと時間多重して伝送し、 データパケットのチャネル占有率がある所定の値を上回
    った場合、あらかじめ設定されている予約パケット送信
    可能確率を下げることを 特徴とするパケット伝送方法。
  2. 【請求項2】 情報シンボルを拡散符号系列で帯域拡大
    し、この帯域拡大された拡散信号を用いてパケット伝送
    するシングルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方
    法において、 全拡散符号数Nのうち、k(0<k<N)個の拡散符号
    を予約パケット伝送用に割り当て、予約パケットをデー
    タパケットと符号多重して伝送し、 データパケットのチャネル占有率がある所定の値を上回
    った場合、あらかじめ設定されている予約パケット送信
    可能確率を下げることを 特徴とするパケット伝送方法。
  3. 【請求項3】 情報シンボルを拡散符号系列で帯域拡大
    し、この帯域拡大された拡散信号を用いてパケット伝送
    するシングルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方
    法において、 全拡散符号数Nのうち、k(0<k<N)個の拡散符号
    を予約パケット伝送用に割り当て、予約パケットをデー
    タパケットと符号多重して伝送し、 データパケットのチャネル占有率がある所定の値を上回
    った場合、 予約パケット伝送用に割り当てられた拡散符号の数を減
    少し、データパケット伝送用に割り当てられる拡散符号
    の数を増大させることを特徴とするパケット伝送方法。
  4. 【請求項4】 情報シンボルを拡散符号系列で帯域拡大
    し、この帯域拡大された拡散信号を用いてパケット伝送
    するシングルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方
    法において、 全拡散符号数Nのうち、k(0<k<N)個の拡散符号
    を予約パケット伝送用に割り当て、予約パケットをデー
    タパケットと符号多重して伝送し、 データパケットのチャネル占有率が所定の値を上回った
    場合、 先ず、あらかじめ設定されている予約パケット送信可能
    確率を下げ、 予約パケット送信可能確率を下げても、データパケット
    のチヤネル占有率が所定の値を上回る場合には、次い
    で、予約パケット伝送用に割り当てられた拡散符号の数
    を減少し、データパケット伝送用に割り当てられる拡散
    符号の数を増大させることを特徴とするパケット伝送方
    法。
  5. 【請求項5】 情報シンボルを拡散符号系列で帯域拡大
    し、この帯域拡大された拡散信号を用いてパケット伝送
    するシングルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方
    法において、 全拡散符号数Nのうち、k(0<k<N)個の拡散符号
    を予約パケット伝送用に割り当て、予約パケットをデー
    タパケットと符号多重して伝送し、 データパケットのチャネル占有率がある所定の値を上回
    った場合、 先ず、予約パケット伝送用に割り当てられた拡散符号の
    数を減少し、 予約パケット伝送用に割り当てられた拡散符号の数を減
    少しても、データパケットのチャネル占有率がある所定
    の値を上回る場合には、次いで、あらかじめ設定されて
    いる予約パケット送信可能確率を下げることを特徴とす
    るパケット伝送方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載のパケ
    ット伝送方法を用いた移動無線パケット伝送方法におい
    て、 基地局は、データパケットのチャネル占有率の測定を行
    い、予約パケットが使用可能な拡散符号の数及び予約パ
    ケット送信可能確率を決定することを特徴とする移動無
    線パケット伝送方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の移動無線パケット伝送方
    法において、 基地局は、前記予約パケットが使用可能な拡散符号の数
    及び予約パケット送信可能確率を、下り報知チャネルに
    時分割で挿入することを特徴とする移動無線パケット伝
    送方法。
  8. 【請求項8】 基地局と複数の移動端末とを有するシン
    グルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方式におい
    て、 基地局は、拡散符号の一部又は全部について、所定の時
    間スロットを予約パケット伝送用に割り当て、割り当て
    た予約パケットのチャネルを、移動端末に通知し、 移動端末は、あり当てられた時間スロットを用いて予約
    パケットを伝送することを特徴とするパケット伝送方
    式。
  9. 【請求項9】 基地局と複数の移動端末とを有するシン
    グルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方式におい
    て、 基地局は、全拡散符号数Nのうち、k(0<k<N)個
    の拡散符号を予約パケット伝送用に割り当て、割り当て
    た予約パケットのチャネルを、移動端末に通知し、 移動端末は、割当てられた拡散符号を用いて予約パケッ
    トを伝送することを特徴とするパケット伝送方式。
  10. 【請求項10】 基地局と複数の移動端末とを有するシ
    ングルキャリア/DS−CDMAパケット伝送方式にお
    いて、 基地局は、データパケットのチャネル占有率を測定する
    測定手段と、 予約パケットが使用可能な拡散符号の数及び予約パケッ
    ト送信可能確率を決定し、移動端末に通知する手段を有
    し、 基地局は、上記測定手段による測定結果に基づいて、予
    約パケットが使用可能な拡散符号の数及び予約パケット
    送信可能確率を決定し、決定した予約パケットのチャネ
    ルを、下り報知チャネルに時分割で挿入して、移動端末
    に通知することを特徴とするパケット伝送方式。
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