JP3520907B2 - ソート処理方式、ソート処理方法、及びソート処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ソート処理方式、ソート処理方法、及びソート処理プログラムを記録した記録媒体

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JP3520907B2
JP3520907B2 JP26624199A JP26624199A JP3520907B2 JP 3520907 B2 JP3520907 B2 JP 3520907B2 JP 26624199 A JP26624199 A JP 26624199A JP 26624199 A JP26624199 A JP 26624199A JP 3520907 B2 JP3520907 B2 JP 3520907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソート対象データ
を複数のデータブロックに分割し、それぞれのデータブ
ロックをソート処理した後に、ソート済みの全データブ
ロックに対してマージ処理を行い、ソート結果を取得す
るソートマージ処理において、ソート処理方式、ソート
処理方法、及びソート処理プログラムを記録した記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソートとは、複数のデータブロックに分
割されたソート対象に対して、それぞれのデータブロッ
クに含まれる1または2以上のデータフィールドをソー
トキーとして指定し、その値の大小関係等に基づいてデ
ータレコードの順番を並べ替える処理をいう。
【0003】本来、ソート処理は、処理速度からいって
主記憶装置上の作業領域のみで行われることが望まし
い。ところが、一般にソート対象データ量が多い場合に
は、それぞれのデータブロックをソート処理しても、ソ
ート済みの全データブロックを主記憶装置に納めること
ができず、一部のデータブロックのみをソート処理した
ことになる。即ち、ソート結果を出力ファイルに格納す
ることができない。従って、ソート済みの全データブロ
ックを主記憶装置に納めることができない場合には、ソ
ート処理は、ソート済みの全データブロックを納めるこ
とのできる二次記憶装置上の作業領域で行う必要があ
る。
【0004】従来、ソート済みの全データブロックを主
記憶装置に納まらない場合には、ソート済みのデータブ
ロックをそのまま二次記憶装置上の作業領域に納めてい
た。即ち、主記憶装置に納まらない量であるソート済み
のデータブロックをそのまま二次記憶装置上の作業ファ
イルとして出力していた。これにより、ソート済みの全
データブロックを二次記憶装置上の作業ファイルに出力
する時間が膨大となり、ソート処理に時間を要してい
た。また、ソート済みのデータブロックを二次記憶装置
上の作業ファイルに出力中は、ソート処理によるCPU
負荷も小さくなる。特に、CPUの処理能力が大きく、
二次記憶装置への入出力能力が小さい場合には、ソート
済みのデータブロックを二次記憶装置上の作業ファイル
に出力する期間が長く、CPUの遊びが大きくなり、C
PUの処理能力を有効に活用できなかった。
【0005】そこで、特開平5−73265号公報に記
載のソート処理は、ソートキーとして指定されたデータ
フィールドのみを抽出した部分を生成し、その後ろにソ
ートキー以外のデータフィールドを圧縮した部分を付加
することにより、ソート処理を行う。そして、ソート結
果を出力ファイルに格納するする時に、圧縮された部分
を伸長する。これにより、ソート済みのデータブロック
量が減少し、ソート済みの全データブロックを二次記憶
装置上の作業ファイルに出力する時間を減少させてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−73265号公報に記載のソート処理は、ソー
トキーとして指定されたデータフィールドを圧縮しない
ため、次のような問題があった。例えば、ソートキーと
して指定されたデータフィールド量が大きい場合には、
ソートキー以外のデータフィールド量が小さくなり、圧
縮するデータ量が小さくなる。また、ソートキーとして
指定されたデータフィールドがデータブロック全体であ
る場合には、圧縮するデータがなくなってしまう。即
ち、目的とするソート処理(ソートキーの指定)によっ
ては、ソート済みのデータブロック量は殆ど減少せず、
ソート済みのデータブロックを二次記憶装置上の作業フ
ァイルに出力する時間を有効に減少できないという問題
点があった。
【0007】また、上記特開平5−73265号公報に
記載のソート処理は、ソート処理実行時のCPU処理能
力状況に応じず、ソートキー以外のデータフィールドを
圧縮するため、次のような問題点があった。例えば、C
PU能力が小さい、又はソート処理実行時にCPU処理
能力が低下している場合には、データ圧縮処理に要する
時間が大きくなってしまう。更に、二次記憶装置への入
出力能力が大きい場合には、データ圧縮処理によりデー
タブロック量が小さくなる。即ち、CPU処理能力状況
によっては、二次記憶装置への入出力能力を有効に活用
できないという問題点があった。
【0008】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、本発明が解決しようとする
課題は、目的とするソート処理に関係なく、ソート済み
のデータブロック量を減少させることを課題とする。ま
た、CPU処理能力状況及び二次記憶装置への入出力能
力状況に応じて、CPU処理能力及び二次記憶装置への
入出力能力を有効に活用することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に提供する本願第1の発明にかかるソート処理方式は、
ソート対象データである複数のデータブロックからなる
入力ファイルを設定する入力ファイル手段と、各データ
ブロックをソート処理するソート処理手段と、ソート済
みの全データブロックに対してマージするマージ処理す
るマージ処理手段と、ソート結果を出力ファイルに格納
する出力ファイル手段とを有するソート処理方式におい
て、1のデータブロックをソート処理すると共に、ソー
ト済みの他のデータブロックを圧縮処理する圧縮処理手
段と、圧縮済みのデータブロックを作業ファイルに格納
する作業ファイル手段と、マージ処理する前に前記作業
ファイルに格納されたデータを伸長する伸長処理手段と
を有することを特徴とするソート処理方式である。
【0010】かかる構成とすることにより、ソート済み
のデータブロックのデータは圧縮され、ソート済みのデ
ータブロックのデータの量が小さくなる。これにより、
圧縮済みのデータブロックを作業ファイルに格納するた
めに要する時間を短縮できる。また、圧縮処理手段が、
1のデータブロックをソート処理すると共に、ソート済
みの他のデータブロックを圧縮処理することにより、1
のデータブロック全てが圧縮される前に、ソート処理を
実行することができる。これにより、ソート処理を実行
する時間を短縮できる。
【0011】前記課題を解決するために提供する本願第
2の発明にかかるソート処理方式は、ソート対象データ
である複数のデータブロックからなる入力ファイルを設
定する入力ファイル手段と、各データブロックをソート
処理するソート処理手段と、ソート済みの全データブロ
ックに対してマージするマージ処理するマージ処理手段
と、ソート結果を出力ファイルに格納する出力ファイル
手段とを有するソート処理方式において、1のデータブ
ロックをソート処理に並行して、ソート済みの他のデー
タブロックを圧縮処理する圧縮処理手段と、圧縮済みの
データブロックを作業ファイルに格納する作業ファイル
手段と、マージ処理する前に前記作業ファイルに格納さ
れたデータを伸長する伸長処理手段とを有することを特
徴とするソート処理方式である。
【0012】かかる構成とすることにより、圧縮処理手
段が、1のデータブロックをソート処理に並行して、ソ
ート済みの他のデータブロックを圧縮処理することによ
り、1のデータブロック全てが圧縮される前に、ソート
処理を実行することができる。
【0013】また、前記課題を解決するために提供する
本願第3の発明にかかるソート処理方式は、本願第1又
は本願第2の発明にかかるソート処理方式において、作
業ファイル手段が、ソート済みのデータブロックを圧縮
処理しながら、圧縮済みのデータブロックを作業ファイ
ルに格納することを特徴とするソート処理方式である。
【0014】かかる構成とすることにより、1のデータ
ブロック全てが圧縮される前に、圧縮済みのデータブロ
ックのデータの一部を作業ファイルに格納することがで
きる。これにより、圧縮済みのデータブロック全てを作
業ファイルに格納するために要する時間を短縮できる。
【0015】また、前記課題を解決するために提供する
本願第4の発明にかかるソート処理方式は、本願第1か
ら本願第3の何れかの一の発明にかかるソート処理方式
において、コンピュータシステムのCPU負荷と作業フ
ァイルが格納される記憶装置に対する入出力負荷とを監
視するシステム監視手段と、ソート処理実行時に使用可
能なCPU処理能力と前記記憶装置に対する入出力能力
とに応じて圧縮方法の種類を決定する圧縮方法管理手段
とを有し、圧縮処理手段が、圧縮方法管理手段により決
定された圧縮方法でソート済みのデータブロックを圧縮
することを特徴とするソート処理方式である。
【0016】かかる構成とすることにより、ソート処理
毎にソート処理実行時のCPUの処理能力と記憶装置に
対する入出力の能力とに応じて、データブロックを圧縮
し、作業ファイルに格納し終えるために要する時間を最
も短縮可能な圧縮方法を選択することができる。即ち、
ソート処理を実行する環境及びソート処理の条件に応じ
て、CPUの処理能力及び記憶装置に対する入出力の能
力の遊びを減らし、CPUの処理能力及び記憶装置に対
する入出力の能力を有効に活用できる。例えば、作業フ
ァイルへのソート済みデータを出力する時に、CPUの
処理可能な能力が大きく、記憶装置に対する入出力可能
な能力が小さい場合、CPU処理能力を多く利用して高
い圧縮率を実現する圧縮方法を使用することにより、記
憶装置に対して入出力を行うデータ量を大きく削減でき
る。また、CPUの処理可能な能力が小さく、記憶装置
に対する入出力可能な能力が大きい場合、CPU処理能
力を少なく利用して低い圧縮率を実現する圧縮方法を使
用することにより、記憶装置に対して入出力を行うデー
タ量を小さく削減できる。これにより、ソート処理実行
時の状況に応じて、記憶装置に対する入出力に要する時
間を短縮し、データの圧縮に要する時間を加えても、デ
ータを圧縮せずに記憶装置に入出力を行う場合に比べ
て、時間の短縮が可能となる。
【0017】また、前記課題を解決するために提供する
本願第5の発明にかかるソート処理方法は、複数のデー
タブロックからなる入力ファイルをソート対象データと
する入力ファイルステップと、各データブロックをソー
ト処理するソート処理ステップ後に、ソート済みの全デ
ータブロックに対してマージ処理するマージ処理ステッ
プと、マージ処理ステップ後にソート結果を出力ファイ
ルに格納する出力ファイルステップとを有するソート処
理方法において、1のデータブロックをソート処理する
ソート処理ステップと共に、ソート済みの他のデータブ
ロックを圧縮処理する圧縮処理ステップと、圧縮済みの
データブロックを作業ファイルに格納する作業ファイル
ステップと、マージ処理する前に前記作業ファイルに格
納されたデータを伸長する伸長処理ステップとを有する
ことを特徴とするソート処理方法である。
【0018】また、前記課題を解決するために提供する
本願第6の発明にかかるソート処理方法は、複数のデー
タブロックからなる入力ファイルをソート対象データと
する入力ファイルステップと、各データブロックをソー
ト処理するソート処理ステップ後に、ソート済みの全デ
ータブロックに対してマージ処理するマージ処理ステッ
プと、マージ処理ステップ後にソート結果を出力ファイ
ルに格納する出力ファイルステップとを有するソート処
理方法において、1のデータブロックをソート処理する
ソート処理ステップに並行して、ソート済みの他のデー
タブロックを圧縮処理する圧縮処理ステップと、圧縮済
みのデータブロックを作業ファイルに格納する作業ファ
イルステップと、マージ処理する前に前記作業ファイル
に格納されたデータを伸長する伸長処理ステップとを有
することを特徴とするソート処理方法である。
【0019】また、前記課題を解決するために提供する
本願第7の発明にかかるソート処理方法は、本願第5又
は本願第6の発明にかかるソート処理方法において、作
業ファイルステップが、ソート済みのデータブロックを
圧縮処理する圧縮処理ステップを実行しながら、圧縮済
みのデータブロックを作業ファイルに格納することを特
徴とする請求項5又は請求項6に記載のソート処理方法
である。
【0020】また、前記課題を解決するために提供する
本願第8の発明にかかるソート処理方法は、本願第5か
ら本願第7の何れかの一の発明にかかるソート処理方法
において、コンピュータシステムのCPU負荷と作業フ
ァイルが格納される記憶装置に対する入出力負荷とを監
視するシステム監視ステップと、ソート処理ステップ実
行時に使用可能なCPU処理能力と前記記憶装置に対す
る入出力能力とに応じて圧縮方法の種類を決定する圧縮
方法管理ステップとを有し、圧縮処理ステップが、圧縮
方法管理ステップにより決定された圧縮方法でソート済
みのデータブロックを圧縮することを特徴とする請求項
5記載から請求項7の何れかの一に記載のソート処理方
法である。
【0021】また、前記課題を解決するために提供する
本願第9の発明にかかるソート処理プログラムを記録し
た記録媒体は、本願第5から本願第8の何れかの一の発
明にかかるソート処理方法をコンピュータに実行させる
ためのソート処理プログラムを記録した記録媒体であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるのソート処
理方式の一実施の形態につき図1及び図2を参照して説
明する。図1は本実施の形態にかかるソート処理方式を
示す構成図である。また、図2は図1の圧縮方法管理手
段3の処理を示すフローチャート図である。実施の形態
にかかるソート処理方式は図1に示すように、ソート処
理の対象データである入力ファイル1と、システム監視
手段2と、圧縮方法管理手段3と、ソート処理手段4
と、圧縮処理手段5と、作業ファイル6と、伸長処理手
段7と、マージ処理手段8と、ソート結果を格納する出
力ファイル9とを有する。
【0023】ソート処理手段4は、入力ファイル1のデ
ータに対してソート処理を行い、ソート済みのデータを
圧縮処理手段5に渡す。ここで、システム監視手段2
は、コンピュータシステムのCPU負荷と二次記憶装置
に対する入出力負荷とを監視している。これらの監視し
たデータを基に、システム監視手段2はソート処理実行
時に使用可能なCPU処理能力と二次記憶装置に対する
入出力能力とを計算する。これらの計算値である情報
を、システム監視手段2は圧縮方法管理手段3に通知す
る。圧縮方法管理手段3は、システム監視手段2から通
知された情報を基にデータの圧縮方法を決定し、圧縮処
理手段5に圧縮方法を指示する。圧縮処理手段5は、圧
縮方法管理手段3から指示された圧縮方法に従い、ソー
ト済みのデータに対して圧縮処理を行い、二次記憶装置
上の作業ファイル6に圧縮済みのデータを出力する。伸
長処理手段7は、作業ファイル6から入力された圧縮済
みのデータに対して伸長処理を行い、マージ処理手段8
に伸長済みのデータを渡す。マージ処理手段8は、伸長
処理手段7から渡された伸長済みのデータに対してマー
ジ処理を行い、出力ファイル9にソート結果を格納す
る。
【0024】以上の構成による本実施の形態にかかるソ
ート処理方式のソート処理フローを詳細に説明する。入
力ファイル1は、1からnまでのデータブロックに分割
されている。ソート処理手段4は、入力ファイル1のデ
ータブロック1のデータのソート処理を行い、ソート済
みのデータであるデータブロック1を圧縮処理手段5に
渡す。圧縮処理手段5は、圧縮方法管理手段3から指示
された圧縮方法に従い、ソート処理手段4から渡された
ソート済みのデータブロック1のデータに対して圧縮処
理を行う。圧縮処理手段5は二次記憶装置上の作業ファ
イル6に圧縮済みのデータブロック1のデータを出力す
る。同様に、入力ファイル1のデータブロック2からデ
ータブロックnまでのデータに対しても、ソート処理手
段4はソート処理を行い、ソート済みのデータを圧縮処
理手段5に渡す。圧縮処理手段5は、圧縮方法管理手段
3の指示に従い、ソート処理手段4から渡されたソート
済みのデータに対して圧縮処理を行い、作業ファイル6
の各ブロックに出力する。
【0025】この時、システム監視手段2は、ソート処
理実行時のCPU負荷と二次記憶装置に対する入出力負
荷とを監視している。これらの監視したデータを基に、
システム監視手段2はソート処理実行時に使用可能なC
PU処理能力(データD1)と二次記憶装置に対する入
出力能力と(データD2)を計算する。これらの計算値
である情報(データD1及びD2)を、システム監視手
段2は圧縮方法管理手段3に通知する。図2に示すよう
に、圧縮方法管理手段3は、ソート時のCPU処理能力
(データD1)を基に、圧縮方法1を使用した場合にデ
ータの圧縮に必要な時間について計算を行い(ステップ
S1)、圧縮方法2を使用した場合にデータの圧縮に必
要な時間についても計算を行う(ステップS4)。ま
た、圧縮方法管理手段3は、ソート時の二次記憶装置入
出力能力(データD2)を基に、圧縮方法1を使用した
場合にデータを二次記憶装置に出力するのに必要な時間
について計算を行い(ステップS2)、圧縮方法2を使
用した場合にデータを二次記憶装置に出力するのに必要
な時間についても計算を行う(ステップS5)。
【0026】上述した計算(ステップS1、S2、S
4、及びS5)終了後、圧縮方法管理手段3は、ステッ
プS1とステップS2との計算結果時間を加算する(ス
テップS3)。ここで、ステップS3が加算した計算結
果時間とは、対象となるデータブロックのデータのソー
ト処理において、圧縮方法1を使用した場合に、ソート
済みのデータを作業ファイル6に出力し終えるのに要す
る時間である。同様に、圧縮方法管理手段3は、ステッ
プS4とステップS5との計算結果時間を加算する(ス
テップS6)。ここで、ステップS6が加算した計算結
果時間とは、対象となるデータブロックのデータのソー
ト処理において、圧縮方法2を使用した場合に、ソート
済みのデータを作業ファイル6に出力し終えるのに要す
る時間である。ステップS3及びステップS6の計算終
了後、圧縮方法管理手段3は、両者の計算結果時間を比
較する(ステップS7)。この比較により、圧縮方法管
理手段3は、ソート済みのデータブロックのデータを作
業ファイル6のブロックに出力し終えるのに要する時間
の小さな圧縮方法(圧縮方法1又は2)を圧縮処理手段
5に指示を行う。圧縮処理手段5は、圧縮方法管理手段
3から指示された圧縮方法に従い、ソート済みのデータ
ブロックのデータに対して圧縮処理を行い、二次記憶装
置上の作業ファイル6のブロックに圧縮済みのデータを
出力する。
【0027】伸長処理手段7は、作業ファイル6内のデ
ータブロック1と、データブロック2からデータブロッ
クnまでの各ブロックのデータから、1回のマージ処理
に必要な容量のデータに対して伸長処理を行い、マージ
処理手段8に伸長済みのデータを渡す。マージ処理手段
8は、伸長処理手段7から渡された伸長済みのデータに
対してマージ処理を行い、出力ファイル9にソート結果
を格納し、残りのデータが伸長処理手段7から渡される
のを待つ。伸長処理手段7は、次のマージ処理に必要な
容量のデータを作業ファイル6内の各ブロックから取得
し、伸長処理を行った後にマージ処理手段8に渡し、マ
ージ処理手段8は、マージ処理後出力ファイル9に結果
を格納する。この伸長処理とマージ処理は、ソート対象
データ全てをソート済みとするまで繰り返す。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ソート済
みのデータブロック量を減少させることができる。ま
た、CPU処理能力状況及び記憶装置への入出力能力状
況に応じて、CPU処理能力及び記憶装置への入出力能
力を有効に活用するできる。従って、ソート処理を開始
してからソート結果を取得するまでに要する時間を短縮
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態にかかるソート処理方式を示す
構成図である。
【図2】 図1の圧縮方法管理手段3の処理を示すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
1 入力ファイル手段 2 システム監視手段 3 圧縮方法管理手段 4 ソート処理手段 5 圧縮処理手段 6 作業ファイル手段 7 伸長処理手段 8 マージ処理手段 9 出力ファイル手段 D1 ソート処理実行時に使用可能なCPU処理能力デ
ータ D2 二次記憶装置に対する入出力能力データ S1 圧縮方法1を使用した場合にデータの圧縮に必要
な時間について計算をする手段 S2 圧縮方法1を使用した場合にデータを二次記憶装
置に出力するのに必要な時間について計算をする手段 S3 S1とS2との計算結果時間を加算する手段 S4 圧縮方法2を使用した場合にデータの圧縮に必要
な時間について計算をする手段 S5 圧縮方法2を使用した場合にデータを二次記憶装
置に出力するのに必要な時間について計算をする手段 S6 S4とS5との計算結果時間を加算する手段 S7 S3とS6との計算結果時間を比較する手段

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソート対象データである複数のデータブ
    ロックからなる入力ファイルを設定する入力ファイル手
    段と、各データブロックをソート処理するソート処理手
    段と、ソート済みの全データブロックに対してマージす
    るマージ処理するマージ処理手段と、ソート結果を出力
    ファイルに格納する出力ファイル手段とを有するソート
    処理方式において、1のデータブロックをソート処理す
    ると共に、ソート済みの他のデータブロックを圧縮処理
    する圧縮処理手段と、圧縮済みのデータブロックを作業
    ファイルに格納する作業ファイル手段と、マージ処理す
    る前に前記作業ファイルに格納されたデータを伸長する
    伸長処理手段とを有することを特徴とするソート処理方
    式。
  2. 【請求項2】 ソート対象データである複数のデータブ
    ロックからなる入力ファイルを設定する入力ファイル手
    段と、各データブロックをソート処理するソート処理手
    段と、ソート済みの全データブロックに対してマージす
    るマージ処理するマージ処理手段と、ソート結果を出力
    ファイルに格納する出力ファイル手段とを有するソート
    処理方式において、1のデータブロックをソート処理に
    並行して、ソート済みの他のデータブロックを圧縮処理
    する圧縮処理手段と、圧縮済みのデータブロックを作業
    ファイルに格納する作業ファイル手段と、マージ処理す
    る前に前記作業ファイルに格納されたデータを伸長する
    伸長処理手段とを有することを特徴とするソート処理方
    式。
  3. 【請求項3】作業ファイル手段が、ソート済みのデータ
    ブロックを圧縮処理しながら、圧縮済みのデータブロッ
    クを作業ファイルに格納することを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のソート処理方式。
  4. 【請求項4】 コンピュータシステムのCPU負荷と作
    業ファイルが格納される記憶装置に対する入出力負荷と
    を監視するシステム監視手段と、ソート処理実行時に使
    用可能なCPU処理能力と前記記憶装置に対する入出力
    能力とに応じて圧縮方法の種類を決定する圧縮方法管理
    手段とを有し、圧縮処理手段が、圧縮方法管理手段によ
    り決定された圧縮方法でソート済みのデータブロックを
    圧縮することを特徴とする請求項1記載から請求項3の
    何れかの一に記載のソート処理方式。
  5. 【請求項5】 複数のデータブロックからなる入力ファ
    イルをソート対象データとする入力ファイルステップ
    と、各データブロックをソート処理するソート処理ステ
    ップ後に、ソート済みの全データブロックに対してマー
    ジ処理するマージ処理ステップと、マージ処理ステップ
    後にソート結果を出力ファイルに格納する出力ファイル
    ステップとを有するソート処理方法において、1のデー
    タブロックをソート処理するソート処理ステップと共
    に、ソート済みの他のデータブロックを圧縮処理する圧
    縮処理ステップと、圧縮済みのデータブロックを作業フ
    ァイルに格納する作業ファイルステップと、マージ処理
    する前に前記作業ファイルに格納されたデータを伸長す
    る伸長処理ステップとを有することを特徴とするソート
    処理方法。
  6. 【請求項6】 複数のデータブロックからなる入力ファ
    イルをソート対象データとする入力ファイルステップ
    と、各データブロックをソート処理するソート処理ステ
    ップ後に、ソート済みの全データブロックに対してマー
    ジ処理するマージ処理ステップと、マージ処理ステップ
    後にソート結果を出力ファイルに格納する出力ファイル
    ステップとを有するソート処理方法において、1のデー
    タブロックをソート処理するソート処理ステップに並行
    して、ソート済みの他のデータブロックを圧縮処理する
    圧縮処理ステップと、圧縮済みのデータブロックを作業
    ファイルに格納する作業ファイルステップと、マージ処
    理する前に前記作業ファイルに格納されたデータを伸長
    する伸長処理ステップとを有することを特徴とするソー
    ト処理方法。
  7. 【請求項7】作業ファイルステップが、ソート済みのデ
    ータブロックを圧縮処理する圧縮処理ステップを実行し
    ながら、圧縮済みのデータブロックを作業ファイルに格
    納することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の
    ソート処理方法。
  8. 【請求項8】コンピュータシステムのCPU負荷と作業
    ファイルが格納される記憶装置に対する入出力負荷とを
    監視するシステム監視ステップと、ソート処理ステップ
    実行時に使用可能なCPU処理能力と前記記憶装置に対
    する入出力能力とに応じて圧縮方法の種類を決定する圧
    縮方法管理ステップとを有し、圧縮処理ステップが、圧
    縮方法管理ステップにより決定された圧縮方法でソート
    済みのデータブロックを圧縮することを特徴とする請求
    項5記載から請求項7の何れかの一に記載のソート処理
    方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータに請求項5から請求項8の
    何れかの一に記載のソート処理方法を実行させるための
    ソート処理プログラムを記録した記録媒体。
JP26624199A 1999-09-20 1999-09-20 ソート処理方式、ソート処理方法、及びソート処理プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3520907B2 (ja)

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