JP3520210B2 - 電磁波シールド用ガスケット - Google Patents

電磁波シールド用ガスケット

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JP3520210B2
JP3520210B2 JP31102498A JP31102498A JP3520210B2 JP 3520210 B2 JP3520210 B2 JP 3520210B2 JP 31102498 A JP31102498 A JP 31102498A JP 31102498 A JP31102498 A JP 31102498A JP 3520210 B2 JP3520210 B2 JP 3520210B2
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    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/0015Gaskets or seals

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁波シールド用ガ
スケットに係り、詳しくは、導電性部材の間隙に配設さ
れ、当該間隙を通過しようとする電磁波を遮蔽する電磁
波シールド用ガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、この種の電磁波シールド用ガスケットとして、弾
性材により棒状に形成された芯材の側面周囲に、導電性
繊維によって織られた導電性布やワイヤメッシュなどの
導電性被覆材を、接着剤により接着するなどして覆設し
たもの(例えば、米国特許第4857668号,特開平
2−296396号公報)が知られている。
【0003】そして、この電磁波シールド用ガスケット
は、筺体に形成された開口の縁部などに取り付けられ、
この開口を塞ぐ蓋体が閉じられたときに、この蓋体と筺
体との間に形成される隙間を塞ぎ、この隙間を通過しよ
うとする電磁波を遮蔽する。しかし、この電磁波シール
ド用ガスケットにおいては、電磁波を反射する導電性被
覆材を用いているだけであるため、電磁波シールド効果
が十分であるとはいえず、電磁波シールド効果をさらに
向上させることが求められている。
【0004】本発明は上記要求を満足させるためになさ
れたものであって、その目的は、導電性部材の間隙を通
過しようとする電磁波に対して高い電磁波シールド効果
を得ることが可能な電磁波シールド用ガスケットを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、導電性部材の間
隙に配設され、当該間隙を通過しようとする電磁波を遮
蔽する電磁波シールド用ガスケットであって、電磁波を
反射する電磁波反射部材と、電磁波を吸収する電磁波吸
収部材とを組み合わせた電磁波シールド用ガスケット
おいて、前記電磁波反射部材は、弾性を有する発泡材
と、当該発泡材を構成する気泡の内壁面に形成された電
磁波反射層とを備え、前記電磁波吸収部材は、弾性を有
する発泡材と、当該発泡材を構成する気泡の内壁面に形
成された電磁波吸収層とを備えたことを特徴とする電磁
波シールド用ガスケットをその要旨とする。
【0006】
【0007】また、請求項に記載の発明のように、請
求項に記載の電磁波シールド用ガスケットにおいて、
前記電磁波反射層と前記電磁波吸収層とは、前記発泡材
における同一の気泡の内壁面に積層されるようにしても
よい。また、請求項に記載の発明のように、請求項1
または2記載の電磁波シールド用ガスケットにおいて、
前記電磁波反射層は、めっき層または導電材料から成る
塗膜層から形成されるようにしてもよい。
【0008】また、請求項に記載の発明のように、請
求項1または2記載の電磁波シールド用ガスケットにお
いて、前記電磁波吸収層は、電磁波損失材料から成る塗
膜層から形成されるようにしてもよい。また、請求項
に記載の発明のように、請求項に記載の電磁波シール
ド用ガスケットにおいて、前記電磁波損失材料は、オー
ム損失を利用する材料、誘電損失を利用する材料、磁気
損失を利用する材料から成るグループから選択された少
なくとも一つの材料としてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面と共に説明する。図1
は、第1実施形態の電磁波シールド用ガスケット1を示
す斜視図である。
【0010】電磁波シールド用ガスケット1は、連続気
泡を有する発泡材により四角柱状に形成されている。
尚、当該発泡材としては、高分子材料(クロロプレン、
ネオプレン、サンプトプレン、ポリウレタンなど)をス
ポンジ状に発泡させた発泡材料などがある。そして、電
磁波シールド用ガスケット1の一側面には、このガスケ
ット1を後述する導電性筺体の本体部に装着するための
両面粘着テープ2が貼着されており、その両面粘着テー
プ2の幅は電磁波シールド用ガスケット1の幅よりも小
さく設定されている。また、両面粘着テープ2の表面に
は剥離紙3が貼着されている。
【0011】図2は、電磁波シールド用ガスケット1を
形成する発泡材の断面拡大図である。発泡材を構成する
連続気泡11の内壁面には電磁波反射層12が形成さ
れ、その電磁波反射層12上には電磁波吸収層13が形
成されている。つまり、同一の連続気泡11の内壁面に
電磁波反射層12と電磁波吸収層13とが積層されてい
る。
【0012】尚、電磁波反射層12としては、電気めっ
き法または化学めっき法により形成された各種金属から
成るめっき層や、導電材料から成る塗膜層などがある。
但し、電気めっき法によりめっき層を形成する場合は、
発泡材の形成材料に導電材料を混入することにより発泡
材に導電性をもたせる必要がある。また、導電材料の塗
膜層を形成するには、導電材料の微粒子を塗料溶剤に混
入させた塗料の槽内に電磁波シールド用ガスケット1を
どぶ漬けし、連続気泡11の内部に当該塗料を充填させ
た後に、当該槽内から電磁波シールド用ガスケット1を
引き上げればよい。
【0013】また、電磁波吸収層13としては電磁波損
失材料から成る塗膜層などがある。電磁波損失材料に
は、オーム損失を利用する材料(カーボンなど)、誘電
損失を利用する材料(強誘電体セラミクスなど)、磁気
損失を利用する材料(フェライトなど)があるが、単一
材料では全ての周波数帯域をカバーできないため、複数
の材料を組み合わせて必要な周波数特性を得られるよう
にする必要がある。そして、電磁波損失材料の塗膜層を
形成するには、電磁波損失材料の微粒子を塗料溶剤に混
入させた塗料の槽内に電磁波シールド用ガスケット1を
どぶ漬けし、連続気泡11の内部に当該塗料を充填させ
た後に、当該槽内から電磁波シールド用ガスケット1を
引き上げればよい。
【0014】次に、上記のように構成された電磁シール
ド用ガスケット1の使用方法について、図3に従って説
明する。まず、図3(a)に示すように、電磁波シール
ド用ガスケット1の両面粘着テープ2から剥離紙3を剥
がし、その両面粘着テープ2を介して、導電性部材とし
ての導電性筺体の本体部21aに電磁波シールド用ガス
ケット1を接着固定する。
【0015】そして、図3(b)に示すように、導電性
部材としての導電性筺体の蓋部21bを矢印方向に閉じ
ると、発泡材により形成されて弾性を有した電磁波シー
ルド用ガスケット1は、本体部21aと蓋部21bとの
間で圧縮される。その結果、電磁波シールド用ガスケッ
ト1は本体部21aと蓋部21bとにそれぞれ密着して
各部21a,21bの隙間を塞ぎ、電磁波シールド用ガ
スケット1を形成する発泡材の連続気泡11内に形成さ
れた電磁波反射層12および電磁波吸収層13により、
当該各部21a,21bの隙間を通過しようとする電磁
波が遮蔽される。
【0016】このとき、導電性筺体の本体部21aに装
着するための両面粘着テープ2の幅が電磁波シールド用
ガスケット1の幅よりも小さく設定されているため、導
電性筺体の蓋部21bを閉じれば、電磁波シールド用ガ
スケット1は導電性筺体の本体部21aに対して確実に
密着する。
【0017】以上詳述したように、本第1実施形態によ
れば、電磁波シールド用ガスケット1を形成する発泡材
の連続気泡11内に電磁波反射層12および電磁波吸収
層13を形成しておくことで、電磁波反射層12による
電磁波反射効果と電磁波吸収層13による電磁波吸収効
果との相乗作用により、優れた電磁波シールド効果を得
ることができる。
【0018】また、電磁波反射層12および電磁波吸収
層13は一般的な技術を用いて簡単に形成することが可
能であるため、電磁波シールド用ガスケット1の製造コ
ストが増大することもない。尚、電磁波シールド用ガス
ケット1において、電磁波反射層12と電磁波吸収層1
3とを逆に形成してもよく(すなわち、発泡材を構成す
る連続気泡11の内壁面に電磁波吸収層13を形成し、
その電磁波吸収層13上に電磁波反射層12を形成す
る)、その場合でも上記と同様の効果を得ることができ
る。
【0019】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態を図面と共に説明する。尚、本第2実施
形態において、第1実施形態の電磁波シールド用ガスケ
ット1と同じ構成部材については符号を等しくしてその
詳細な説明を省略する。
【0020】図4は、第2実施形態の電磁波シールド用
ガスケット31を示す斜視図である。電磁波シールド用
ガスケット31は全体として四角柱状を成し、板状の電
磁波反射部材33の両側を板状の各電磁波吸収部材32
a,32bが挟設して構成されている。
【0021】電磁波反射部材33は連続気泡を有する発
泡材から成り、その連続気泡の内壁面には電磁波反射層
が形成されている。また、各電磁波吸収部材32a,3
2bも連続気泡を有する発泡材から成り、その連続気泡
の内壁面には電磁波吸収層が形成されている。そして、
各部材32a,33,32bは接着剤を用いて接着固定
されている。
【0022】また、電磁波シールド用ガスケット31に
おいて、各部材32a,33,32bが層を成している
側面には、このガスケット31を導電性筺体の本体部2
1aに装着するための両面粘着テープ2が貼着されてお
り、その両面粘着テープ2の幅は電磁波シールド用ガス
ケット31の幅よりも小さく設定されている。そして、
両面粘着テープ2の表面には剥離紙3が貼着されてい
る。
【0023】尚、各部材32a,33,32bを形成す
る発泡材の材質や、電磁波反射層および電磁波吸収層の
材質および形成方法については、第1実施形態の電磁波
シールド用ガスケット1と同じである。次に、上記のよ
うに構成された電磁シールド用ガスケット31の使用方
法について、図5に従って説明する。
【0024】まず、図5(a)に示すように、電磁波シ
ールド用ガスケット31の両面粘着テープ2から剥離紙
3を剥がし、その両面粘着テープ2を介して導電性筺体
の本体部21aに電磁波シールド用ガスケット31を接
着固定する。そして、図5(b)に示すように、導電性
筺体の蓋部21bを矢印方向に閉じると、電磁波シール
ド用ガスケット31の各部材32a,33,32bは発
泡材により形成されて弾性を有しているため、本体部2
1aと蓋部21bとの間で圧縮される。その結果、各部
材32a,33,32bは本体部21aと蓋部21bと
にそれぞれ密着して各部21a,21bの隙間を塞ぐ。
そして、電磁波反射部材33を形成する発泡材の連続気
泡内に形成された電磁波反射層と、各電磁波吸収部材3
2a,32bを形成する発泡材の連続気泡内に形成され
た電磁波吸収層とにより、本体部21aと蓋部21bと
の隙間を通過しようとする電磁波が遮蔽される。
【0025】以上詳述したように、本第2実施形態によ
れば、発泡材の連続気泡内に電磁波吸収層が形成された
電磁波吸収部材32a,32bと、発泡材の連続気泡内
に電磁波反射層が形成された電磁波反射部材33とを組
み合わせて電磁波シールド用ガスケット31を構成する
ことで、第1実施形態と同様に、電磁波吸収層による電
磁波吸収効果と電磁波反射層による電磁波反射効果との
相乗作用により、優れた電磁波シールド効果を得ること
ができる。
【0026】尚、図5に示す使用状態において、両面粘
着テープ2を各電磁波吸収部材32a,32bのいずれ
かの側面に貼着すると共に、電磁波シールド用ガスケッ
ト31を90゜転倒させ、導電性筺体の本体部21aと
蓋部21bとの間で各部材32a,33,32bが層を
成すように取り付けてもよく、その場合でも上記と同様
の効果を得ることができる。
【0027】また、電磁波シールド用ガスケット31に
おいて、電磁波吸収部材32a,32bと電磁波反射部
材33とを逆に配置してもよく(すなわち、板状の電磁
波吸収部材の両側を板状の各電磁波反射部材で挟設す
る)、その場合でも上記と同様の効果を得ることができ
る。
【0028】(第3実施形態)次に、本発明を具体化し
た第3実施形態を図面と共に説明する。尚、本第3実施
形態において、第2実施形態の電磁波シールド用ガスケ
ット31と同じ構成部材については符号を等しくしてそ
の詳細な説明を省略する。
【0029】図6は、第3実施形態の電磁波シールド用
ガスケット41を示す斜視図である。電磁波シールド用
ガスケット41は全体として四角柱状を成し、断面H字
状の電磁波反射部材33の両凹部内を各電磁波吸収部材
32a,32bが埋設して構成されている。尚、各部材
32a,33,32bは接着剤を用いて接着固定されて
いる。また、電磁波反射部材33の一側面には、このガ
スケット41を導電性筺体の本体部21aに装着するた
めの両面粘着テープ2が貼着されており、その両面粘着
テープ2の幅は電磁波シールド用ガスケット41の幅よ
りも小さく設定されている。そして、両面粘着テープ2
の表面には剥離紙3が貼着されている。
【0030】図7は、電磁シールド用ガスケット41の
使用状態を説明するための断面図である。このように、
本第3実施形態においても、第2実施形態と同様の作用
および効果を得ることができる。
【0031】尚、図7に示す使用状態において、両面粘
着テープ2を各電磁波吸収部材32a,32bのいずれ
かの側面に貼着し、電磁波シールド用ガスケット41を
90゜転倒させて取り付けてもよく、その場合でも上記
と同様の効果を得ることができる。
【0032】また、電磁波シールド用ガスケット41に
おいて、電磁波吸収部材32a,32bと電磁波反射部
材33とを逆に配置してもよく(すなわち、断面H字状
の電磁波吸収部材の両凹部内を各電磁波反射部材で埋設
する)、その場合でも上記と同様の効果を得ることがで
きる。
【0033】(第4実施形態)次に、本発明を具体化し
た第4実施形態を図面と共に説明する。尚、本第4実施
形態において、第2実施形態の電磁波シールド用ガスケ
ット31と同じ構成部材については符号を等しくしてそ
の詳細な説明を省略する。
【0034】図8(a)は、第4実施形態の電磁波シー
ルド用ガスケット51を示す斜視図である。また、図8
(b)は電磁波シールド用ガスケット51の側面図であ
る。図8(a)に示すように、電磁波シールド用ガスケ
ット51は全体として四角柱状を成し、略四角柱状の電
磁波反射部材33を芯とし、その周囲を電磁波吸収部材
32が覆設して構成されている。尚、各部材32,33
は接着剤を用いて接着固定されている。また、電磁波吸
収部材32の一側面には、このガスケット51を導電性
筺体に装着するための両面粘着テープ2が貼着されてお
り、その両面粘着テープ2の幅は電磁波シールド用ガス
ケット51の幅よりも小さく設定されている。そして、
両面粘着テープ2の表面には剥離紙3が貼着されてい
る。
【0035】また、図8(b)に示すように、電磁波反
射部材33の両端部分33aは電磁波吸収部材32の両
端面から突出し、電磁波反射部材33の一部分33bは
電磁波吸収部材32の下面から突出しており、各部分3
3a,33bはそれぞれアースされる。
【0036】図9は、電磁シールド用ガスケット51の
使用状態を説明するための断面図である。このように、
本第4実施形態においても、第2実施形態と同様の作用
および効果を得ることができる。
【0037】ところで、電磁波反射部材33の各部分3
3a,33bについては、両方設ける必要はなく、いず
れか一方のみを設ければよい。また、電磁波吸収部材3
2に導電性を付与すれば、当該電磁波吸収部材32を介
して電磁波反射部材33をアースすることが可能になる
ため、電磁波反射部材33の各部分33a,33bを省
くことができる。ちなみに、電磁波吸収部材32に導電
性を付与するには、電磁波吸収部材32を形成するため
の発泡材の形成材料に導電材料の微粒子を混入するか、
当該発泡材の連続気泡の内壁面に各種金属から成るめっ
き層や導電材料から成る塗膜層を形成すればよい。
【0038】尚、電磁波反射部材33の四角柱状に限ら
ず、その他の適宜な形状(例えば、円柱状,三角柱状,
5角形以上の多角形柱状、星形柱状など)にしてもよ
く、その場合でも上記と同様の効果を得ることができ
る。また、電磁波シールド用ガスケット51において、
電磁波吸収部材32と電磁波反射部材33とを逆に配置
してもよく(すなわち、四角柱状の電磁波吸収部材を芯
とし、その周囲を電磁波反射部材で覆設する)、その場
合でも上記と同様の効果を得ることができる。
【0039】ところで、本発明は上記各実施形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて適宜な変更を加えてもよいことは言うまでもな
い。例えば、電磁波シールド用ガスケット1,31,4
1,51は四角柱状に限らず、導電性筺体の本体部と蓋
部との間隙の形状に合わせた適宜な形状(例えば、円柱
状,三角柱状,5角形以上の多角形柱状、星形柱状な
ど)にしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電磁波反射部材による電磁波反射効果と電磁波吸収部材
による電磁波吸収効果との相乗作用により、導電性部材
の間隙を通過しようとする電磁波に対して高い電磁波シ
ールド効果を得ることが可能な電磁波シールド用ガスケ
ットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の電磁波シー
ルド用ガスケットを示す斜視図。
【図2】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットを
形成する発泡材の断面拡大図。
【図3】第1実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
使用方法を説明するための説明図。
【図4】本発明を具体化した第2実施形態の電磁波シー
ルド用ガスケットを示す斜視図。
【図5】第2実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
使用方法を説明するための説明図。
【図6】本発明を具体化した第3実施形態の電磁波シー
ルド用ガスケットを示す斜視図。
【図7】第3実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
使用方法を説明するための説明図。
【図8】図8(a)は本発明を具体化した第4実施形態
の電磁波シールド用ガスケットを示す斜視図。図8
(b)は第4実施形態の電磁波シールド用ガスケットを
示す側面図。
【図9】第4実施形態の電磁波シールド用ガスケットの
使用方法を説明するための説明図。
【符号の説明】
1,31,41,51…電磁波シールド用ガスケット 11…連続気泡 12…電磁波反射層 13…電磁
波吸収層 21a…導電性筺体の本体部 21b…導電性筺体の
蓋部 32,32a,32b…電磁波吸収部材 33…電磁
波反射部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−10499(JP,A) 特開 平8−288685(JP,A) 特開 平4−317399(JP,A) 特開 平5−243786(JP,A) 特開 平5−13979(JP,A) 特開 平5−258609(JP,A) 実開 昭63−82990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00 F16J 15/14 C08J 9/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性部材の間隙に配設され、当該間隙
    を通過しようとする電磁波を遮蔽する電磁波シールド用
    ガスケットであって、電磁波を反射する電磁波反射部材
    と、電磁波を吸収する電磁波吸収部材とを組み合わせ
    磁波シールド用ガスケットにおいて、 前記電磁波反射部材は、弾性を有する発泡材と、当該発
    泡材を構成する気泡の内壁面に形成された電磁波反射層
    とを備え、 前記電磁波吸収部材は、弾性を有する発泡材と、当該発
    泡材を構成する気泡の内壁面に形成された電磁波吸収層
    とを備えたことを特徴とする電磁波シールド用ガスケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項に記載の電磁波シールド用ガス
    ケットにおいて、 前記電磁波反射層と前記電磁波吸収層とは、前記発泡材
    における同一の気泡の内壁面に積層されていることを特
    徴とする電磁波シールド用ガスケット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電磁波シールド
    用ガスケットにおいて、 前記電磁波反射層は、めっき層または導電材料から成る
    塗膜層から形成されていることを特徴とする電磁波シー
    ルド用ガスケット。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の電磁波シールド
    用ガスケットにおいて、 前記電磁波吸収層は、電磁波損失材料から成る塗膜層か
    ら形成されていることを特徴とする電磁波シールド用ガ
    スケット。
  5. 【請求項5】 請求項に記載の電磁波シールド用ガス
    ケットにおいて、 前記電磁波損失材料は、オーム損失を利用する材料、誘
    電損失を利用する材料、磁気損失を利用する材料から成
    るグループから選択された少なくとも一つの材料である
    ことを特徴とする電磁波シールド用ガスケット。
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