JP3519762B2 - ヘッドマウントディスプレー - Google Patents

ヘッドマウントディスプレー

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JP3519762B2
JP3519762B2 JP29527893A JP29527893A JP3519762B2 JP 3519762 B2 JP3519762 B2 JP 3519762B2 JP 29527893 A JP29527893 A JP 29527893A JP 29527893 A JP29527893 A JP 29527893A JP 3519762 B2 JP3519762 B2 JP 3519762B2
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、パーチャルリアリティ
などの表示装置として用いられるヘッドマウントディス
プレーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、小型で携帯性に優れたヘッドマウ
ントディスプレーが次世代のディスプレーとして注目さ
れている。この内LEDアレイを用いたものは液晶表示
装置を用いたものより高画素の映像を得やすい。このL
EDを用いた従来のヘッドマウントディスプレーとして
は米国特許4934773がある。この方式はすでに実
用化されているものであり、図8、図9にその方式を示
す。 【0003】図8において、30は筐体、31は垂直方
向にLEDを並べたLEDアレイ、32はそのLEDア
レイの像を拡大するレンズ、33はミラーで、バネ34
で振動ができるように支えられている。35はミラーが
停止している時に見えるLEDアレイの像、36は観察
を行う目である。ミラー33には磁石38が付けられ、
これを電磁石37で吸引、反発を行うことにより、ミラ
ー33は振動する。38は磁石を示す。 【0004】図9はこの装置を上から見た図である。図
9において39は吸引した位置のミラー、40は中立の
位置のミラー、41は反発した位置のミラーである。そ
れぞれの位置でLEDアレイ31からの光は図のように
反射され42のような横に広がった像となる。目には残
像効果があるため、横に広がった像は一つの画面として
見ることができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術では像を両眼で見ることができず、片目で見る
必要があるため非常に見づらい問題点があり、また、L
EDアレイは単色であるためフルカラー表示ができず、
また振動するミラーのために筐体まで振動してしまい、
その振動が装置を固定している頭部に伝わって非常に不
快であるという問題点を有している。 【0006】本発明は上記の問題点を解決するもので、
両眼で見ることができるフルカラーで振動の少ないヘッ
ドマウントディスプレーを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、装置全体を頭部に固定するための筐体
と、両眼の間で垂直方向に一列に配置されたLEDアレ
イと、前記LEDアレイの光を反射しながら回転軸を中
心に回転する回転ミラーと、前記回転ミラーで反射され
た光を両眼のそれぞれの方向へ反射する左右2つのミラ
ーと、前記LEDアレイの像を拡大するための接眼レン
ズと、前記回転ミラーの回転角度に応じてLEDアレイ
を点滅させる制御装置とを有し、前記LEDアレイから
の射出方向の光の経路と前記2つのミラーを結ぶ光の経
路との交点に前記LEDアレイと同じ垂直方向に前記回
転軸を配置して、目の残像効果により一つの画像として
見えることを特徴としたヘッドマウントディスプレーと
した。 【0009】 【作用】本発明では、両眼で見ることができると共に制
御装置により回転するミラーの回転角度に応じてLED
アレイを点滅させることにより、像が垂直方向に1列に
並ぶが、目の残像効果により水平方向に拡がって見え、
一つの画像として見ることができるようになった。特
に、前記LEDアレイからの射出方向の光の経路と前記
2つのミラーを結ぶ光の経路との交点に前記LEDアレ
イと同じ垂直方向に前記回転軸を配置したので、回転ミ
ラーの回転角度による光の経路の距離の変動が無くな
り、LEDアレイの像が安定するので、見易くなる。 【0010】また、3原色のLEDアレイを用い、フル
カラー表示ができるよう制御装置で点滅し、目の残像効
果によりフルカラー画像として見ることができる。さら
に、回転するミラーに透明な円筒状のカバーを設け、
バー毎回転させると、ミラーによる空気抵抗が減少し、
騒音と振動が低減する。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例として示した図面を
参照しながら説明する。図1において、1は頭部に装置
全体を固定するための筐体、2はLEDアレイ、3は回
転するミラーで、回転軸4を中心に回転する。ここで左
目に結像する場合を考えると、LEDアレイ2からでた
光は回転するミラー3で反射され、ミラー5で目の方向
に反射され接眼レンズ7を通って左目9に結像する。逆
に右目の場合は回転するミラー3が90度方向を変えた
時点でLEDアレイ2からでた光はミラー3で右方向に
反射され、ミラー6で目の方向にさらに反射され、接眼
レンズ8を通って右目10に結像する。 【0012】回転するミラー3の角度と目に見える像と
の関係について図2で説明する。今左目9に結像する像
はLEDアレイ2からの光がミラー5で90度方向を変
えられている。従って、左目9の位置はMの位置から像
を見ているのと同じなので、観察ポイントM11を想定
する。また、LEDアレイ2の位置も回転するミラー3
で光の方向を変えられるので、回転ミラー3の角度が4
5度であればポイントN12の位置にLEDアレイの像
があることとなる。特に、前記LEDアレイからの射出
方向の光の経路と前記2つのミラーを結ぶ光の経路との
交点に前記LEDアレイと同じ垂直方向に前記回転軸を
配置したので、回転ミラーの回転角度による光の経路の
距離の変動が無くなり、LEDアレイの像が安定するの
で、見易くなる。ここで観察ポイントM11から回転す
るミラー3の回転軸4までの距離をmとし、回転軸4か
らLEDアレイ2の像位置Nまでの距離をnと仮定す
る。 【0013】さらに計算し易いように回転軸4を原点と
し、ミラー3はx軸上に広がっているとして座標を45
度回転するとMおよびNの位置は図3のようになる。こ
こで13は観察ポイントM、14はLEDアレイ2の実
際の位置Nであり、15はLEDアレイ2の像の位置
N’である。ここでNとN’はx軸を中心に鏡対称の関
係にあるので、N’はNのy座標にマイナスがついた位
置となる。ここでMとN’の距離を求めると、その長さ
Lは数1のようになる。またMからN’への角度を求め
ると数2のようになり、さらに最初に回転した45度を
引くと観察ポイントMからLEDアレイの像の位置N’
の角度θ’は前方まっすぐに見える場合をゼロとし数2
のように求まる。 【0014】 【数1】【0015】 【数2】 図4に実際に見えるLEDアレイの像の位置を示す。数
1および数2に基づき今、m=4、n=1とし回転する
ミラー3の角度を30度から60度まで5度おきに変化
させ、それぞれの時の像の位置を示したのが図4であ
る。ここで16はθ=45度の時、17はθ=60度の
時、18はθ=30度の時のLEDアレイの像の位置で
ある。図のように像の位置は回転するミラー3の角度に
従って扇状に広がって等間隔の位置に結像することがわ
かる。 【0016】本発明では、回転するミラー3の回転角度
に従って、LEDアレイ2の像が横に広がって結像する
ので、制御装置を設けることにより、それぞれの位置で
LEDアレイを高速に点滅させれば残像効果により目に
は一つの画面として見えることとなる。図5は本発明の
表示画面をフルカラー化した場合を示す実施例である。
ここで19は赤色LEDアレイ、20は緑色LEDアレ
イ、21は青色LEDアレイである。それぞれのアレイ
は回転するミラー3の回転軸を中心に一定角度に配置さ
れている。ここで回転するミラー3の角度に従い、制御
装置を設けてそれぞれのLEDアレイを点滅させること
により、目には残像としてフルカラーの像を見ることが
できる。 【0017】図6はミラーの角度と3原色のLEDアレ
イの像との位置関係を示したものである。赤色LEDア
レイ19の実際の位置をNR22、緑色LEDアレイ2
0の実際の位置をNG23、青色LEDアレイ21の実
際の位置をNB24とし、それらの間の角度をα度とす
る。ここでθ=45度の時を考えると、NGはx軸と平
行なミラー26により、25の位置に像を結ぶ。またN
Rはx軸に対してα/2度の角度のミラー27により2
5の位置に像を結ぶ。このようになるのは、ミラー27
がα/2度の時、入射角と反射角が等しくなるためであ
る。NBも同様であり、x軸に対して−α/2度のミラ
ー28によって、25の位置に像を結ぶ。このように、
ミラーがα/2度づつ異なるように配置し、それぞれの
LEDアレイを点滅させれば、残像効果により位置25
に3原色が合成されたフルカラー像を見ることができ
る。 【0018】図7は本発明の低振動化を行うための実施
例である。図1の実施例では平板状のミラーを回転させ
ているが、高速回転を行うとこのような形状では振動や
騒音の原因となり、空気抵抗も大きいのでエネルギーロ
スも大きくなる。そこで図7のように円筒状の透明なカ
バー29をミラー3につけ、この円筒状のカバー29
回転させることにより、騒音や振動を減らしエネルギ
ーロスも減らすことができる。 【0019】 【発明の効果】上記のように本発明は両眼で見ることが
でき、目の残像効果を利用できるよう制御装置を設けた
ので、フルカラーの像を結ぶことができ、また円筒状カ
バーを設けて低騒音化と省エネルギー化を実現したヘッ
ドマウントディスプレーを提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例として示したヘッドマウント
ディスプレーの説明図 【図2】本発明の光学的構成の説明図 【図3】本発明の観察ポイントとLEDアレイの像およ
びミラーとの位置関係図 【図4】LEDアレイの像の位置説明図 【図5】本発明のフルカラー化を行った実施例の説明図 【図6】3原色のLEDアレイとミラーの位置関係図 【図7】本発明の低騒音化を行った実施例の拡大説明図 【図8】従来のヘッドマウントディスプレーの説明図 【図9】従来のヘッドマウントディスプレーの平面説明
図 【符号の説明】 1 筐体 2 LEDアレイ 3 回転するミラー 5 ミラー 6 ミラー 19 赤色LEDアレイ 20 緑色LEDアレイ 21 青色LEDアレイ 29 円筒状の透明カバー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 装置全体を頭部に固定するための筐体
    と、両眼の間で垂直方向に一列に配置されたLEDアレ
    イと、前記LEDアレイの光を反射しながら回転軸を中
    心に回転する回転ミラーと、前記回転ミラーで反射され
    た光を両眼のそれぞれの方向へ反射する左右2つのミラ
    ーと、前記LEDアレイの像を拡大するための接眼レン
    ズと、前記回転ミラーの回転角度に応じて前記LEDア
    レイを点滅させる制御装置を設とを有し、前記LEDアレイからの射出方向の光の経路と前記2つ
    のミラーを結ぶ光の経路との交点に前記LEDアレイと
    同じ垂直方向に前記回転軸を配置して、 目の残像効果に
    より一つの画像として見えることを特徴としたヘッドマ
    ウントディスプレー。
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KR20000049533A (ko) * 2000-04-06 2000-08-05 김성식 하나의 에프엘씨디를 사용한 스테레오 헤드 마운트디스플레이
WO2017113117A1 (zh) * 2015-12-29 2017-07-06 深圳市柔宇科技有限公司 头戴式显示设备
CN112539921B (zh) * 2020-11-30 2023-05-16 昆山工研院新型平板显示技术中心有限公司 目视残影测试系统

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