JP3519735B2 - 波エネルギーの散逸装置 - Google Patents

波エネルギーの散逸装置

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JP3519735B2 JP51472493A JP51472493A JP3519735B2 JP 3519735 B2 JP3519735 B2 JP 3519735B2 JP 51472493 A JP51472493 A JP 51472493A JP 51472493 A JP51472493 A JP 51472493A JP 3519735 B2 JP3519735 B2 JP 3519735B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、海またはその他の水域での波のエレルギー
を散逸する装置に関するものであり、これによって波の
高さおよび波フィールドの速度、ならびに波エレルギー
の反射を低減する。
先行技術の説明 この分野で行われてきた作業のほとんどは、浜辺およ
び海岸線の侵食を少なくすることを目指してきたように
思われる。本発明は、激しい嵐が起きた際に、海が海岸
線沿いにもたらす一般的損害を減らすために開発され
た。
これらの関連する2つの分野において、かなりの作業
が行われてきた。本出願者が知るところの先行技術に
は、米国特許第4856934号(ネルソン)、第4431337号
(イワサ)、第4269537号(オニール)、第4711598号
(シャーフ)、第4129006号(ペイン)および第5015121
号(ペレット−ジェンティール)、そして本出願者自身
のヨーロッパ特許出願第89.903981.2号がある。これら
の開示すべては、波が通過可能な何らかの種類のバリア
を提示している。波を通さないバリアが、隣接する海岸
線に損害を与えることがしばしばあり、さらに、激しい
嵐ではバリア自身が破損しやすいということが認識され
てきた。
本発明の要約 本発明により、岸に打ち寄せる波のエネルギーを散逸
する構造が提供される。この構造は、同じように形作ら
れ、間隔をおいて置かれるいくつかの羽根を備える。こ
の羽根は、岸に隣接する水域底に少なくとも1列に置か
れるため、少なくともいくつかの対の隣接する羽根の間
に波の流路が画成され、各羽根は、岸とは反対方向に面
した前方部を有することを特徴とし、前方部の少なくと
も一部が垂直より傾いたゾーンを備えているため、この
ゾーンの上端部がその下端部よりも岸から離れた位置に
ある。
本発明の一態様では、各羽根が後方部を有し、その少
なくとも一部が、岸に面し、かつ垂直より傾いたゾーン
を備えるため、このゾーンの上端部がその下端部よりも
岸から離れた位置にある。
本発明の一形態では、流路は、少なくとも一部が羽根
の前方部に拘束される(bounded)入口と、少なくとも
一部が羽根の後方部に拘束される出口を有し、後方部は
前方部よりも幅があるため、流路は入口のほうが出口よ
りも狭くなる。流路に、入口から出口に向けて上向きに
傾いた表面を有するクロス壁を備え付けると有利であ
る。
本発明の一態様では、前方部は下方ゾーンに隣接する
上方ゾーンを備え、各ゾーンは垂直より傾いており、上
方ゾーンの上端と下方ゾーンの下端は、両ゾーンが接す
る場所よりも岸から離れている。
本発明の別の態様では、各羽根は後方部を有し、この
後方部は下方ゾーンに隣接する上方ゾーンを備え、各ゾ
ーンは岸に面し、かつ垂直より傾いており、上方ゾーン
の上端と下方ゾーンの下端は、両ゾーンが接する位置よ
りも岸側である。各羽根は、ほぼ十字形とするのが有利
である。さらに、垂直面の中心に対してほぼ対称とする
のが有利である。
本発明の一形態では、その構造は、いくつかのほぼ同
一のモジュールを備え、各モジュールは、セメント質の
材料から一体鋳造され、かつ後方部と前方部が接する各
ゾーンの場所で、またはその隣接位置で、クロス部材に
よって連結されるいくつかの羽根を備える。
本発明の別の形態では、その構造は、クロス部材で上
端と下端が連結されたいくつかの羽根を備える。
本発明の重要な利点とは、流路の少なくとも一つが、
流路の上端と下端の間に置かれ、かつ流路を副流路(su
b passages)に分割する少なくとも一つのクロス羽根に
よってつながれ得るということである。
図面の詳細な説明 本発明の様々な実施態様が、添付の図面(ほぼ一定の
比例に縮小して描かれたもの)を参照しながら、実施例
を通して論じられる。
図1は、岸に打ち寄せる波のエネルギーを散逸するた
めに、海岸線に隣接して置かれることを意図した、一連
の同一ブロックの一つの一部である、箱枠の端面図であ
る。
図2は、箱枠の前面の図である(図1の矢印Aの方
向)。
図3は、箱枠の上面の図である(図1の矢印Bの方
向)。
図4は、箱枠の斜視図である。
図5は、箱枠の中に置かれ、かつブロックの一部であ
る羽根アセンブリーの斜視図である。
図6は、ブロック、すなわち、羽根アセンブリーが適
所に置かれた箱枠の、図1に類似した図である。
図7は、ブロックの側面図である(図6の矢印Cの方
向)。
図8は、羽根アセンブリーの一部の断面図である(図
6の矢印D−D)。
図9は、端から端まで置かれた1列のブロックの略図
である。
図10は、1列のブロックの側面図である(図9の矢印
E)。
図11および図12は、ブロックの2つの複合列の側面図
(図10に類似する)である。
図13および図14は、モジュールと連結して使用するプ
レートの平面図と側面図である。
図15は、防潮壁の脇に組み立てられたブロックに示す
構造の側面図である。
図16は、図15に示した構造に用いられる変更ブロック
の斜視図である。
図17は、傾斜した海岸に組み立てられたブロックを示
す構造の側面図である。
図18は、ラグーンに組み立てられた2列の変更ブロッ
クの略平面図である。
図19は、波エネルギー散逸構造を形成するように組み
立てられた、個々に製作されたいくつかの羽根の平面図
(一部断面図)である。
図20は、防波堤を形成するのに使用されるブロックを
示す構造の略側面図である。
図21および図22は、2つの変更ブロックの側面図であ
る。
図面に示される実施態様の詳細な説明 図1ないし図9では、高張力キャスト・セメント(hi
gh strength cast cement)またはコンクリートで構築
されたモジュール10が示されている。モジュールは立方
体で、長さ・幅・高さとも1メートルである。モジュー
ルは箱枠を備え、その中に羽根のアセンブリーが置かれ
る。明確にするため、この箱枠は図1ないし図4に描か
れいるが、羽根アセンブリーは省略されている。羽根ア
センブリーは、箱枠とは別に図5に描かれている。実
際、モジュール10は、羽根アセンブリーと箱枠が一体と
なって結合された1個の鋳物(casting)である。しか
し、本発明の出願では、羽根アセンブリーなしの箱枠
と、箱枠に据え付けられていない羽根アセンブリーとを
備えるモジュールと考えられている。これについては後
で述べる。
図1ないし図4において、箱枠は、モジュールの垂直
のコーナーラインに沿って置かれる4本の脚12、14、16
および18を備える。これらの脚は、箱枠の後方および前
方で、4つの横方向のクロス部材20、22、24および26に
よって連結される。これらのクロス部材は、モジュール
の水平な横コーナーラインに沿って置かれる。脚はま
た、モジュールの前方および後方のコーナーラインに沿
って置かれる前方および後方のクロス部材28、30、32お
よび34によって連結される。脚とクロス部材は、箱枠の
中央に位置するほぼ立方体の空間36の境界線を画成す
る。
脚と横方向のクロス部材は、ほぼ同一のものである。
モジュールの前面の脚12および14と、横方向クロス部材
20および22は、空間36に通じるほぼ正方形の開口部38を
画成する。モジュールの後方の脚16および18と、横方向
クロス部材24および26は、前面開口部38とほぼ同じで、
また空間36に通じる開口部40を画成する。同様の開口部
42、44、46および48が、モジュールの側面、上面および
底面にそれぞれ画成される。これら後者の開口部すべて
が、空間36に通じている。
脚とクロス部材は斜角をつけられ、ここで各開口部3
8、40、42および44が、箱枠の前面、後面、上面および
下面と交わる。
空間36は、上述の羽根アセンブリーで占められ、この
羽根アセンブリーは、空間36の軸中心に位置する、横方
向に配された共通ハブ50から突出する複数列の羽根49を
備える。ハブは、互いに直角に配された等しい長さの4
つの広い面52、54、56および58を有するダイヤモンド形
の断面を有している。しかし、このダイヤモンドの角は
切り落とされ、4つの細い平面60、62、64および66を形
成している。広い面は水平線に対して45゜の角度に配さ
れており、細い面の2つは水平に、そして2つは垂直に
配されている。
モジュール10に組み込まれた羽根は十字形をしてお
り、羽根の4つの列68、70、72および74に配されたアー
ムを有する。ハブの各広い面から1列のアームが放射状
にのびる。これらの列はほぼ同一であるので、1つの列
だけについて説明する。各列は4つのアームを備え、そ
れには2つの外アーム49bの間に位置する2つの内アー
ム49aが含まれる。各内アームは、2つのほぼ同一の対
称的に発散する(divergent)側面80と、細い前面82
と、広い後面84とを備える。従って内アームは、前方か
ら後方へ向けて対称的にテーパー状になっている。各外
アームは、モジュールの側面にほぼ平行な外側面86と、
外側面86から発散する(diverges)内側面88とを備え
る。さらに、各外アームは、細い前面90と広い後面92と
を備える。羽根アームは、その前面と後面が、モジュー
ルの底に対して45゜に配された、間隔のあいたほぼ平行
な面となるように形作られ、かつ配置されている。
同一の流路94が、隣接する羽根アーム対それぞれの間
に画成される。流路は、羽根アームの側面の発散(dive
rgence)により、前方から後方へと内側に向けてテーパ
ー状に形成される。前列68および74の羽根アームの間の
流路への広い前面開口部は、モジュールの前面開口部38
に隣接する空間36の一部を占める前方室96と呼ばれるも
のに面する。同様に、後列70および72の羽根アームの間
の流路への広い前面開口部は、モジュールの後方開口部
40に隣接する後方室98に面する。上列68および70の羽根
アームの間の流路への細い後方開口部は、モジュールの
上方開口部46に隣接する上方室100に面する。同様に、
下列72および74の羽根アームの間の流路への細い後方開
口部は、モジュールの下方開口部48に隣接する下方室10
2に面する。各室96、98、100および102の端は、モジュ
ールの各側方開口部42および44に通じている。
羽根モジュール、実際はモジュール全体が、ハブの長
手方向中心軸を通る垂直面と水平面とに対して対称であ
ることが、注記される。
おそらく最も簡単な使用例では、図9に示すとおり、
1列のモジュール10が、嵐による損害を受け易い岸辺
に、または岸辺に隣接して、岸の端から端まで置かれ
る。モジュールの列は、波が岸に寄せる方向に対して横
方向に広がり、各モジュールの前面は海の方に面する。
嵐の状態に予想される波の高さの最高平均値が、モジュ
ールの列の頂点に届くように、モジュールのサイズが選
ばれる。モジュールはまた、例えば、防波堤の構築に使
用することができる。その場合、いくつかのモジュール
は永久的に水中に埋めることができる。
モジュールは、その前面、後面、上面および底面に打
ちつける波に対して、ハブ50がくさび形の面を向けるよ
うに、設計されている。従って、これらの方向のいずれ
かから来る流れは、程度は異なるが、その流れの元々の
方向に対して横方向に作用する対向流に分かれる。ま
た、モジュールに寄せる流れは、主に羽根アームの間の
流路94を通るように向けられる。羽根アームとハブがく
さび形をしているため、流路は収束し、モジュールの前
方または後方から流路を通って流れる水に対してベンチ
ュリとして作用する。モジュールの前方または後方と
は、波が最も高いエネルギーで通常モジュールに打ちつ
けてくる方向である。このユニットの前方から流れが来
る場合、水は、モジュールの前面の羽根アームの上列お
よび下列68および74のベンチュリを通るようになってい
る。従って、これらの流路を通る流れは、まず加速され
てから次に減速される。これと同時に、流れは、垂直面
と水平面の両方に対向流となって分かれる。すなわち、
各側面と下方向に向けていくらか流れるが、大量の流れ
は上向きに流れる。ベンチュリの効果とは、モジュール
が、エネルギーを散逸し、かつ波を通すバリアの役目を
果たし、これによって波の反射を最小限に抑え、かつ主
に表面に向けて乱流を生じる。
海から流れてくる波がモジュールの後方の羽根アーム
の上列70および下列72の流路を通って流れ続けるうち、
上記の作用は繰り返される。またこの作用は、波フィー
ルドの流れラインの方向を変え、かつ波の速度を遅くす
る。(波フィールドとは、2つの参照地点の間の水域全
体と定義される。) 陸の方向からモジュールの後方に流れがくる場合と、
高く上昇して急激に落ちる流れの場合に、程度は異なる
が上記の作用は倍増になる。
ユニットを通る水の流れは、羽根アーム、ハブそして
箱枠のコンポーネントの後ろ側で渦を形成する。箱枠
は、水に空気を混入させ、エネルギー散逸を助ける。し
かし、モジュール内の空気のエントラップメント(entr
apment)は除かれ、よって加圧を防ぐ。
モジュールはまた、複数の隣接する列となって置かれ
るように設計されている。例えば、図12に、並んだ3つ
の列が示されている。図11には、並んだ2つの列と、さ
らにもう1つの列が陸寄りの列の上に置かれている様子
が示されている。これらの場合には、羽根アームの各列
の前方および後方にあるV形の室96、98、100および102
が、隣接するモジュールからの流れを衝突コース(coll
ision course)に向け、さらに乱流を起こし、かつエネ
ルギー散逸を促進する。水は、風上(weatherward)の
モジュールの上を通って上昇し、それから風下のモジュ
ールの中へと落ちるようになっており、打ち寄せる波が
連なるモジュールの間を移動するにつれて、上昇しては
落ちるという繰り返しのサイクルを生み出す。
必要であれば、第二くさび羽根を羽根49の下列に設け
ることによって、上記の上昇効果を高めることができ
る。この第二くさび羽根は、下向きの流れをさらに制限
し、かつ上向きの流れを促進する。図5に示す例では、
第二くさび羽根が、1列の羽根アーム49b(通常は下方
前面列であるが、必ずしもそうとは限らない)だけに、
その外面上に104として示されており、また、同じ列の
羽根アーム対の間の流路の一つに、106として示されて
いる。かかる第二くさび羽根106は、通常(但し必ずし
も常にとは限らない)、羽根49の各対の下方羽根アーム
の間に置かれる。この羽根106の1対だけが、例として
図示されている。モジュールが堆積物の上に置かれた場
合、前列および後列の羽根アームの間の第二くさび羽根
も、底部の侵食を低減するのに役立つ。第二くさび羽根
は、比較的穏やかな海の状態で使用する、大きなモジュ
ールの羽根アームの下列に設置するのに特に適切であ
る。
流れはまた、ユニットを通って側面に流され、再び、
乱流によってエネルギー散逸が促され、羽根の面と箱枠
自体のコンポーネントを横切る動きによって渦が生じ
る。
モジュール10、そして特にモジュールに組み込まれた
羽根の、最も重要な特徴の一つは、羽根アームの列によ
って画成され、かつモジュールに打ちつける波に向けて
室が備えつけられているということである。室96は、こ
れらの室の中でも最も重要である。なぜならば、岸に寄
せる波に向けられている室だからである。この岸に寄せ
る波は、通常、運動エネルギーが最も高い波である。室
96は、本質的に、海に面した羽根アームの列68および74
の対によって、特にその前面または海に面した部分によ
って、画成されている。これらの羽根アームは垂直より
傾いているため、面82および90の外端は、ハブ50に隣接
するその内端よりもさらに海寄り(すなわち、岸から離
れている)になる。従って、室96は、海から流れてくる
水を溜める(entrap)のを助け、波が流路94を通るよう
にして、モジュールの上を越えて上向きに反射したり、
または直接海へはね返ったりしないようにする。
海に面する室のみを組み込んだモジュールは実質的な
有用性を有するものと考えられる。しかし、様々な方向
から寄せてくる波に対して何らかの方法で機能する他の
室98、100および102(特に98)は、モジュールの有用性
を高めるものと考えられる。
羽根アーム68および74の面82および90(ならびにその
他の羽根アームの該当する面)は、平面である必要はな
い。これらは、第一に製造の容易さと強度を考慮して、
平面に造られている。これらは例えば、円形やV形であ
ってもよい。但し、後者の場合には、おそらく使用中に
破損しやすいであろう。
図示されている1メートル・サイズのモジュールは約
1トンの重量である。図面に示された小さいモジュール
を拡大することによって、より大きいモジュールを簡単
に構築することができる。もちろん、他の割合のモジュ
ールも構築できる。例えば、現在、長さ2メートル×幅
1メートル×高さ1メートルのモジュールでテストが行
われている。この割合のモジュールは、図18に略して示
されている。高さ・長さ・奥行とも3メートルのモジュ
ールでは、重量が26トンになり、ハリケーン(サイクロ
ン)の状態に適するかもしれないと考えられている。
海岸線に隣接した地形が分かっている場所の海の状態
(波の高さを含む)を予想するために、コンピュータ・
モデルが開発された。米国軍隊のために開発されたこの
コンピュータ・モデルは、クック諸島のラロトンガ島の
ラグーン(すなわち、裾礁と岸の間)の中の選ばれた場
所に適用されている。本発明のモジュールを備える構造
をこの場所に置くことによる、激しいサイクロンの間の
効果を確かめるという目的で、最初の演習が行われた。
その結果によると、隣接する2列の3×3×3メートル
のサイズのモジュールからなる構造は、入射波の平均高
さを3.17メートルから0.51メートルに減らすものであ
る。モジュールの頂部と波の頂部の高さが同じになるよ
うに、この構造を基礎レベルよりも上に上げるべきだと
仮定がたてられた。2回目の演習では、2列のモジュー
ルが10メートルの間隔を離して置かれた。この場合、3.
17メートルの入射波は0.37メートルに減らされた。すな
わち、89%の低減である。
演習の結果を一般に行われているテストで検証する必
要が生じるように、これらの演習においていくつかの仮
定をたてる必要があった。
第二の構造により、波の平均高さが比較的小さいが更
に減少したのは、第二構造に打ち寄せる波が、海寄りの
構造に打ち寄せる波よりも、実質的にエネルギーが小さ
いことによる。つまり、第二構造のベンチュリのサイズ
は、さらに最適な波の高さの減少のためには大きすぎる
ということである。本発明の利点は、モジュールを設置
した後でも、適切な第二羽根106を据え付けることによ
って、ベンチュリのサイズを変更できることである。
このデザインのもう一つの利点は、図13および図14に
112として示すコンクリート・プレートを、モジュール
と連結して使用できるということである。プレートを1
列に並んだ各モジュールの上に置き、構築物に沿って歩
道を備え付けることができる。このことと、モジュール
の積み重ねが可能であることによって、モジュールの構
造は、その主たる機能に付随する、様々な娯楽的かつ実
用的目的のために使用することができる。例えば、この
構造には、デッキ、階段、多層の遊歩道、または突堤を
組み込むことができる。図15に一例が示されている。こ
こでは、モジュールが、嵐の状態で防潮壁120を保護す
るために使用されている。2段に積まれたモジュール10
の1列目122は、防潮壁120に沿って置かれている。1列
目の頂部は、防潮壁の頂部と同じ高さであり、よって隣
接する歩道と道路とも同じ高さである。2列目のモジュ
ールは124と示されており、1列目122とは間隔が置かれ
ている。変更羽根126(以下に詳細を記載する)の列
が、列122と列124との間に置かれる。プレート112は、
各列のモジュールの上に置かれる。外側の2列の上のプ
レートは、歩道の下の第二遊歩道として使用することが
できる。
もう一つの態様では、波を通すことのできるベースと
して作用するようにモジュールの下に、または地面を保
持するために置かれた場所であるモジュールの裏面に沿
って、またはモジュールの側端、特に列の端にあるモジ
ュールの側端に沿って、プレートを置くことができる。
プレートの中にテーパー状の流路114が鋳造され、ここ
を通って水が流れる。
羽根126は、モジュール10の羽根94よりも、さらに間
隔があけられている。例えば、モジュール10の単位長あ
たり羽根126は3つだけ備えることができる。軸方向に
見ると、この例の羽根126の縦断面は、羽根49の縦断面
にほぼ類似している。しかし、羽根126は大きな間隔が
あけられているので、テーパー状の側面を備え付ける利
点はないであろう。羽根と羽根の間にはハブもない。2
つ以上の羽根126を単一モジュールに一体鋳造すること
はできるが、通常は、各羽根126を別々に鋳造し、かつ
間隔をあけたコンクリート・スラブ128に据え付けるの
が好都合であろう。羽根をつけた後、キャッピング・ビ
ーム(capping beams)130を羽根の上に据え付けること
ができる。プレート112は、ビーム130上に支持される。
スラブ128を鋳造し、羽根をスラブ128とビーム130
(接着材として)とに連結する技術は既知のものであ
り、本明細書において説明する必要はない。
記載される羽根126の使用には、いくつかの利点があ
る。これらの羽根は、列122と列124との間の空間で、横
の流れの速度を下げる。羽根は、自然な海岸線に沿った
曲線構造の構築を可能にする。その縦断面(真向き)
は、羽根49の縦断面に対応するように造ることができ
る。
図1ないし図4に示す、羽根49のない、箱枠を備える
空洞のブロックを、羽根126の代わりに使用することも
できる。
また図15は、半分のモジュール10"の使用を示してい
る。明白なことだが、このモジュール10"は、水平面の
中心から切断されたモジュール10に一致する。半モジュ
ール10"は、プレート112のようなプレートの上に据え付
けるのが好ましい。半モジュール10"はまた、海に面
し、かつモジュール10の室96と同様に機能する室96"を
含むエントラップメント室を有する。図15に示す構造で
は、半モジュールは、緩やかな傾斜の浜辺で、モジュー
ル10を支えるために使用されている。従って、モジュー
ル10の頂部は、列122の下方モジュール10の頂部と同じ
高さに上げられている。
垂直面の中心から切断されたモジュール10に一致する
半モジュール(図示されていない)も製作することがで
きる。
本明細書中に計画される目的のために使用するモジュ
ールのサイズおよび形を変える可能性は、費用を考慮す
ることによってかなり厳しく制限されることが理解され
る。従って、完全サイズのモジュールの作用上の利点を
有する半モジュールを、単一鋳型から製造することがで
きるということは利点である。
図17では、複数列のモジュール10が、水平部分142と1
44との間に険しい傾斜部分140を備える岸の一区域に沿
って置かれている。特別に形作られた空洞のブロック14
6および148が使用され、傾斜部分140に置かれたモジュ
ール10を、部分142に置かれた半モジュールと、そして
部分144に置かれたモジュール10と連結している。
本明細書中に既に予示されたとおり、箱枠の特定の脚
またはクロス・ビームが省略されたモジュールを製作す
ることもできる。例えば、モジュール10よりも使用中に
受けるストレスが少ないモジュールについては、脚12、
14、16および18を省略できる。その結果、図16に描かれ
るモジュールに類似するが、より多くの羽根を有し、か
つ鋳型としてモジュールの不可欠な部分を形成するスラ
ブおよびビームを有するモジュールが得られることにな
る。かかる羽根のアームもまた、既に説明したとおり、
テーパー状に形成すると有利である。極端な場合には、
箱枠全体を省くことも可能と思われる。その結果得られ
るモジュールは、図5に図示されるものに類似する羽根
アセンブリーを備えるものとなる。
羽根が非常に大きい場合には特に、羽根を個々に鋳造
するのが有利であろう。この場合には、図19に示すとお
り、これらの羽根は、羽根49のアームにほぼ類似するテ
ーパー状のアーム150を組み込むことができる。羽根は
また、図19の右側の断面部に示されるような噛み合わせ
構造を有するハブ部152を組み込むこともできる。羽根
は、予め置かれたスラブ156上に連続して組み立てら
れ、そこに固定される。羽根を組み立てた後、ビーム15
8が、羽根の頂部に渡され、そこに固定される。この構
造では、羽根の列のほぼ全体が、スラブとビームを有す
るモノリシック・ユニットを形成する。
防波堤としてのモジュール10の使用例が、図20に示さ
れる。通常の水位が160として示されており、防波堤の
底にあるモジュールは、ほぼ永久的に水中に埋まってい
る。防波堤の高さは、162として示される予想最高水位
よりも低くないものとする。
図21は、2つの海寄りに傾斜した列68'および74'のテ
ーパー状のアームを有する羽根付きのモジュールを示し
ている。この羽根は横向きのV形である。モジュール
は、50'として示されるハブを有する。海に面するエン
トラップメント室は96'として示されている。陸に面す
るエントラップメント室は98'として示される。
図22では、モジュールが、海寄りに傾斜したテーパー
状のアーム1列68"を備える羽根と、ハブ50"とを有して
いる。海に面しているエントラップメント室96"が1つ
ある。
本明細書が一部を形成する本出願を履行する上で付与
される特許の範囲が、請求の範囲内である、記載され、
かつ/または図示される実施態様の修正および/または
改良を除外することや、または、本発明と従来技術との
区別に必要である以上に、かかる実施態様の詳細によっ
て制限されることは、意図されていない。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】類似した形で、間隔をおかれたいくつかの
    羽根[49、49'、49"]を備え、該羽根の各々は上向きに
    延在するアームを備え、該羽根は岸に隣接する水域の底
    に少なくとも1列に配され、波の流路が、少なくともい
    くつかの対の隣接する羽根の間に画成される構造であっ
    て、かつ、 各流路が、 岸とは反対方向に面した入口および岸に面した出口と、 羽根によって画成され、該入口から該出口へと、テーパ
    状に形成される側壁[80]と、 該入口から該出口へと上向きに傾斜した、共通ハブ[5
    2]の少なくとも一部[52]と、 を有することを特徴とする、岸に打ちつける波のエネル
    ギーを散逸する構造。
  2. 【請求項2】各羽根が少なくとも一部が岸と反対方向に
    面したゾーン[82、90]を備える前方部[49、68'、6
    8"]と、少なくとも一部が岸に面したゾーン[84、92]
    を備える後方部とを有し、各ゾーンが垂直より傾いてい
    るため、前記ゾーンの上端がその下端よりも岸から離れ
    ていることを特徴とし、かつ、前記入口の少なくとも一
    部が前記羽根の前方部によって拘束され、前記出口の少
    なくとも一部が前記羽根の後方部によって拘束され、前
    記後方部が前記前方部よりも幅があるため、前記流路は
    入口よりも出口のほうが狭いことを特徴とする、請求項
    1記載の構造。
  3. 【請求項3】前記前方部が、下方ゾーンに隣接する上方
    ゾーンを備え、該ゾーンのそれぞれが垂直より傾いてお
    り、該上方ゾーンの上端部と該下方ゾーンの下端が、こ
    れらのゾーンが接する場所[60]よりも岸から離れてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の構造。
  4. 【請求項4】各羽根が、下方ゾーンに隣接する上方ゾー
    ンを備え、該ゾーンがそれぞれ岸に面し、かつ垂直より
    傾いており、該上方ゾーンの上端部と該下方ゾーンの下
    端が、これらのゾーンが接する場所よりも岸側であるこ
    とを特徴とする、請求項3記載の構造。
  5. 【請求項5】各羽根がほぼ十字形をしており、垂直面の
    中心に対してほぼ対称であることを特徴とする、請求項
    4記載の構造。
  6. 【請求項6】前記構造がいくつかのほぼ同一のモジュー
    ル10を備え、各モジュールはセメント質の材料から一体
    鋳造され、かついくつかの前記羽根を備えており、この
    羽根は、前記後方部と前記前方部が接するゾーンそれぞ
    れの場所に、またはその場所に隣接して置かれる共通ハ
    ブ[50]で連結されていることを特徴とする、請求項4
    記載の構造。
  7. 【請求項7】前記構造が、クロス部材[28、30、32、3
    4、128、130、156、158]によって上端と下端が連結さ
    れている、いくつかの羽根を備える、請求項1記載の構
    造。
  8. 【請求項8】前記流路の少なくとも一つが、該流路の上
    端と下端の間に位置し、かつ該流路を副流路に分割す
    る、少なくとも一つのクロス羽根[106]でつながれる
    ことを特徴とする、請求項1記載の構造。
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