JP3519442B2 - 容器充填装置 - Google Patents

容器充填装置

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JP3519442B2
JP3519442B2 JP34101393A JP34101393A JP3519442B2 JP 3519442 B2 JP3519442 B2 JP 3519442B2 JP 34101393 A JP34101393 A JP 34101393A JP 34101393 A JP34101393 A JP 34101393A JP 3519442 B2 JP3519442 B2 JP 3519442B2
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体を容器に充填する容
器充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来容器に液体を充填する装置の1例と
して特願平1−203944号(特開平3−68481
号公報参照)に提案されているものを図8、図9により
以下に説明する。
【0003】これらの図において、液体を収容する環状
槽132の下部には、一定間隔でガス切換弁本体153
が図示していないボルトで固着されると共に、そのガス
切換弁本体153の下面にはボルト155で固着された
ハウジング101を有している。容器134に充填すべ
き液体は前記環状槽132の内部133に収容されると
同時に気体圧力(カウンター加圧ガス圧力)を受ける。
液体の表面はその上方で気体空間が広がるように環状槽
132の自由内部の高さより低くなっている。
【0004】ハウジング101の外側には、中空容器と
して形成され、容器134の位置決め及び密閉の役をす
る保持部材104がハウジング101と同軸的でかつハ
ウジング101に滑動可能に取付けられる。
【0005】保持部材104は135で示される箇所で
ハウジング101の外壁に対して気液密に接触し、また
その中央外側面部にはハウジング101に対して保持部
材104を上下に動かすためのアーム部材350に設け
られた長穴部355に滑動自在に嵌着できるピン軸13
6を有する(図9参照)。保持部材104の下端部内壁
はその下端から内方に向けて狭くなる位置決めテーパ面
137を有する。この位置決めテーパ面137の内方端
部には、容器134に対するシール部材としての密閉要
素138が配置される。
【0006】容器134は、ハウジング101に対して
固定された下方支台139に載せられ、充填装置に対し
て中心を合わせた位置に半円形状に設けられた案内部1
40によって拘束される。
【0007】ハウジング101はその内部に内部片14
1を有し、内部片141とハウジング101の間にはほ
ぼ環状の液体供給路142を形成する。液体供給路下部
には液体供給路142より径の大きい環状の注入口12
6を有し、液体噴流は注入口126より容器134の内
壁に導かれ、そこでできるだけ層流となって底部へ向か
って流下するようにされている。
【0008】またハウジング101はその内部に段14
3を有し、これは同時に内部片141の上限となってい
る。そこで液体供給路142の間隙は終わり、これはこ
こで密閉されなければならないので段143の上方には
環状密閉要素144aが配置され、この環状密閉要素1
44aは管146によって上下に運動できる。管146
の上部外側には、圧縮ばね147が配置される。管14
6の内部空間と外部空間150は穴145を介して環状
槽132の液体空間の内部133と連通している。
【0009】内部片141の内部には気体管151が軸
線方向に動くように配置される。気体管151は下方部
にその外周面に凹部151aを有し、そこに曲がり部材
225の自由端226が取付けられる。曲がり部材22
5はその他方の端部229においてピン125とナット
230で保持部材104に連結される。気体管151は
気体通路156の内部空間157に達し、この気体通路
156は環状槽132の気体空間内部まで上方に延び
て、液体表面の上方で終わり、これによって気体管15
1の内部は環状槽132の内部気体空間と連結する。気
体通路156の中には、気体弁(図示なし)が配置され
ている。
【0010】ハウジング101の外面と保持部材104
の内面の間には、その外径が容器134のフランジ部内
径に等しい円環状の室159が設けられ、この室159
は外部からタペット160によって開くことが出来る解
放弁161と通路162を介して連通し、かつ円環状の
室159は通路163を介して密閉要素138の内部空
間に連結する。
【0011】図9はアーム部材350を示す図8のA−
A断面図であり、図8、図9に示すように保持部材10
4の中央外側面部には、ハウジング101に対して保持
部材104を上下に動かすためのピン軸136が設けら
れており、このピン軸136はアーム部材350の長穴
部355と滑動可能に嵌着し、前記アーム部材350に
は、一端にローラ351が他の端部にはピン352が配
置され、このピン352は環状槽132の下面にボルト
356で固着された支持腕353により回転自在に支持
されている。
【0012】アーム部材350の前記長穴部355と前
記ピン352との間の位置には、スプリング354がア
ーム部材350と支持腕353間に介装され、スプリン
グ354の下端はスプリング座金357によってアーム
部材350に支持される。
【0013】一方、前記アーム部材350と前記ローラ
351との間の位置には、ボルト359により前記ガス
切換弁本体153に吊下固着されたガイド360が配置
され、このガイド360の両側面には前記アーム部材3
50の内面にボルト361で固着されたスリーブ362
が設けてある。363はストッパ部材であり、ボルト3
64によって前記ガイド360に固着されている。36
5は前記ローラ351に当接し、アーム部材350を介
して保持部材104を上下に動かすためのコントロール
カムである。
【0014】つぎに上記従来例に係る充填装置の作用を
説明すると次の通りである。休止状態では、ハウジング
101、内部片141、環状密閉要素144a、管14
6よりなる液体弁144は閉じているので、液体は流出
できない。気体通路156の内部空間157も同様に気
体弁(図示なし)によって閉じられている。解放弁16
1も閉じている。
【0015】図示されていない運搬装置によって口の開
いた容器134が送られ、これが下方支台139上に運
ばれ案内部140によって充填装置に対して中心を合わ
せられる。この時点から充填装置と容器134の間には
相対運動は存在しないが、これら両者は充填機械全体の
中で円形運動を行う。
【0016】前記保持部材104のピン軸136に嵌着
するアーム部材350によって保持部材104は下方に
動かされ、容器134の上に載る。図示されていない制
御装置により気体通路管156の中の気体弁(図示な
し)が開かれ、気体は気体通路管156及び気体管15
1を経て環状槽132の内部空間133から容器134
の内部に達する。それによって容器134の内部、液体
供給路142の中、通路162と163の中及び室15
6の中には、これらすべてが互いに連通しているので、
等しい圧力が現れる。
【0017】この圧力は同様に室159の下側にも作用
するが、本従来例の場合は、ハウジング101の外周径
と、容器134のフランジ内径が同一である事から、容
器密閉直径に関係する断面積差は無く、室159の圧力
による容器側への力は解消される。
【0018】従って、容器134の開口部周縁に作用す
る力は、前記アーム部材350に配置されたスプリング
354によって適切に与えられ、密封状態を維持する。
圧力平衡が達成された後に液体弁144が圧縮ばね14
7の作用を受けて自動的に開き、その結果として液体が
液体供給路142及び注入口126を通って容器134
の中に達し、容器134は液体表面が気体管151の口
部に達するまで充填される。他の弁は閉じているので容
器134の上部に存する気体はもはや逃げられず、故に
これ以上の充填は不可能となる。
【0019】ここで図示されていないバルブ開閉機構に
よって液体弁144及び気体通路管156の気体弁(図
示なし)が機械的に閉じられ、容器134の内部空間が
環状槽132の内部空間と外気とに対して完全に閉鎖さ
れる。
【0020】次に図示しないカムによって解放弁161
が開かれ、容器134の内部空間圧力が通路163、室
159、通路162、解放弁161及び解放チャンバー
366を通って解放される。圧力解放が行われた後、コ
ントロールカム365によりローラ351側のアーム部
材350が持ち上げられる事により、保持部材104、
密閉要素138、曲がり部材225、気体管151が一
体にかつ同時に容器上面より高く持ち上げられる。続い
て容器134は充填機械の回転区域から封鎖機械(図示
なし)の回転区域に移される。
【0021】次に保持部材104を充填装置から取外す
場合について図8、図9により記述する。まずボルト3
64をゆるめストッパ部材363を図8の右方向にスラ
イドしアーム部材350の肩部350aとの当接状態を
解消させる。次に、アーム部材350を下方に回転させ
ながら保持部材104、曲がり部材225、気体管15
1を一体で下方に移動させ、曲がり部材225の保持部
材104への取付けが注入口126の下面126aより
下った位置になった時、保持部材104をツイストさせ
ると、保持部材外周側面にあるピン軸136とアーム部
材350に設けた長穴部355との嵌着が外れ、保持部
材104を気体管共々充填装置から取外す事ができる。
前記長穴部355は、保持部材104をツイストさせた
ときにピン軸136の嵌着が解消されるに足りる大き
さ、形状である。保持部材104を充填装置に取付ける
場合は上述と逆の要領で行う。
【0022】上記従来例では、アーム部材の長穴部と保
持部材のピン軸により両者間の嵌着・取外しを可能な構
造としているが、長穴部とピン軸の設置は逆であっても
良いし、他の適当な係合手段を採用しても良い。
【0023】また、アーム部材を付勢する圧縮スプリン
グを調節可能に達成すれば、たとえハウジング外径と容
器フランジ径間の差に基づく内圧差があっても、これを
調整することが可能となり、常時適切なシール圧を与え
ることを可能にする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで流体を容器に
充填する従来の容器充填装置においては、以下のような
不具合点があった。 (1) 充填バルブが充填を終わった時に液通路内の液
が容器内に落下して、充填量がバラツクのを防ぐため液
通路内の液を表面張力により保持する必要があり、注入
口に金網を取付けてあるが、パルプ等の固形分を含む液
を充填すると、上記金網に固形分が詰まり、充填が予定
通りに行われなくなる。
【0025】(2) 容器への充填量は気体管下端の位
置により決まるので、充填量を変えるには気体管の長さ
を変える(気体管の1部を交換する)必要がある。
【0026】(3) 同様に液体弁もバルブ開閉機構に
より開閉動作をしなければならない。
【0027】(4) 従来バルブは環状槽の内部を加圧
しないと充填できない。
【0028】(5) 充填作業終了時、充填バルブ内に
残っている充填液を排出するときも、バルブ開閉機構の
動作が必要である。
【0029】本発明は上記各不具合点を解消し、液体弁
の操作を外部制御装置を使用せず、カムで操作するレバ
ーだけで行うことを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1は、充填液槽底部に連通し、載置台上に載
置された容器の口部をシールした状態で充填液を充填す
る容器充填装置において、前記充填液槽の底部に立設さ
れた中空のハウジングと、前記ハウジングに対して上下
移動可能に嵌合して設けられ、前記充填液槽の加圧ガス
を前記容器に送るガス通路を有する中空筒状のバルブボ
ディと、前記バルブボディに内挿されたベントチューブ
と、前記ベントチューブの外筒面とで充填液通路を形成
し、該ベントチューブの下端部と当接して充填液の開閉
バルブを形成している液体弁と、前記バルブボディと前
記液体弁との間に介装され該液体弁を閉じる方向に付勢
する第1圧縮バネと、前記バルブボディを介して充填装
置の可動部重量を支える第2圧縮バネと、前記ベントチ
ューブの上端開口部が気体弁座に接触して閉弁状態に設
けられ前記液体弁が開弁して前記充填液槽の充填液を前
記充填液通路を介して前記容器に充填する際に前記ベン
トチューブが下降して開弁され、該容器のガスと置換さ
せる気体弁と、加圧ガスを使用しない無圧充填時に前記
気体弁座を上方へ移動させ、前記気体弁を常開状態にす
る調整手段と、前記液体弁の外周と前記バルブボディの
内周に気密を保って摺動可能に取付けられ、前記容器の
口部とのシール部材を有している容器のセンタリングベ
ルと、前記液体弁とセンタリングベルとの間に付勢した
介装された第3圧縮バネと、前記バルブボディを第4圧
縮バネにより下方へ付勢し外部のカム装置によって作動
されるバルブボディ昇降装置とにより充填液の充填を行
うことを特徴とする容器充填装置にある。
【0031】請求項1の容器充填装置において、バルブ
ボディの外周に固設され、ハウジングで形成するシリン
ダ内で同シリンダ内周とシールしながら摺動するバラン
スピストンと、前記バランスピストンの下側シリンダ部
に前記充填液槽のカウンタガス圧を加圧するためのガス
通路を持ち、さらに上記第2圧縮バネと前記液体弁の外
周を摺動し、前記第2圧縮バネの付勢力を受け、液体弁
の位置によって液体弁の肩部または前記バルブボディま
たはハウジングの上縁に当接する中間バネ受けと、上記
液体弁に取付けてあって同液体弁が充填装置の自由状態
で上記中間バネ受けに当接したとき、それ以上の下降を
制止するストッパリングと、上記バルブボディ昇降装置
の第4圧縮バネの付勢力を同充填装置の自由状態におい
て制止し昇降装置のレバーは更に押し下げることができ
るバルブボディ昇降装置と、同昇降装置のレバーを押し
下げる移動可能なカム装置とを加設して、充填作業終了
時に前記カム装置を稼働位置に移動し、同カム装置によ
り前記バルブボディ昇降装置を自由状態より更に押し下
げ、上記ベントチューブを下降させ液体弁を開き、作業
終了後、充填装置内の充填液を抜き去り、充填装置の洗
浄を容易にしたことを特徴とする容器充填装置にある。
【0032】請求項3は、請求項1の容器充填装置にお
いて、ベントチューブの下端に充填液面が上昇したとき
ベントチューブの下端開口部を塞ぐフロートバルブを設
け、充填後充填バルブが容器から離れて上昇する際にベ
ントチューブ内液の逆流による容器内の液の泡立ちを防
ぐようにしたことを特徴とする容器充填装置にある。
【0033】
【作用】前記のように構成した本発明の容器充填装置に
よれば、載置台に容器がない場合には、バルブボディ昇
降装置の下方向への付勢によってバルブボディとこれに
一体に取付けたらベントチューブが下方向に押し下げら
れる。この時、液体弁はバルブボディに係合する第1圧
縮バネによって押されベントチューブの端部に当接し、
所謂液開閉バルブが閉止した状態となる。
【0034】バルブボディ昇降装置の腕部材が上昇する
とき、液体弁は最初中間バネ受けに当接し、その後中間
バネ受けと一体となって上昇する。
【0035】又、液体弁が中間バネ受けに当接した後も
第1圧縮バネの押力と第2圧縮バネの押力とを併せた押
力によって液体弁は下方向に付勢されて液体弁とベント
チューブの端部で当接して開閉バルブが閉状態を保持す
る。
【0036】次ぎに、載置台に空容器があるとき、昇降
装置の腕部材が下降すると、第2圧縮バネはハウジング
上端に当接し下降を止められるため、第2圧縮バネの弾
発力は液体弁を下降させる力としては作用しなくなり、
容器上部に当接して押し上げられたセンタリングベルに
係合している(第1圧縮バネより強い押力に付勢され
た)第3圧縮バネが液体弁を下方から押し上げる。
【0037】この位置において、加圧ガス入液の場合は
ガス切替弁を作用させて充填液槽内のガスを容器に送り
容器内の圧力を充填液槽内のガス圧力と等しくさせる。
【0038】一方、ベントチューブは更に下方向に移動
するため液体弁から離脱し、所謂開閉バルブが開状態と
なると同時に、液体弁と一体に取付けてある気体弁座が
ベントチューブの上部の口から離れてガス通路を開く。
その結果、充填液槽の充填液は充填液流通路を通って容
器内に流入し、容器内のガスと置換わって充填される。
加圧ガス入でない液充填の場合は、液体弁に取付けてあ
る気体弁座を予め上方に移動して固定し気体弁が常時開
の状態を保持させて置く。この場合は、前記ガス切替弁
を作動する必要はない。
【0039】容器への液の充填は、液面がベントチュー
ブの入り口まで上がって止まり、充填液がベントチュー
ブの筒内を昇り充填液槽の液レベルに達して終了する。
その後、バルブボディ昇降装置が作動してバルブボディ
が上昇し、液体弁とベントチューブ上部の気体弁が閉と
なる。
【0040】次に、ガス抜き弁を作動させ容器上部のガ
ス圧を抜くと、ベントチューブ内に溜まっている液が気
体室内のガスの膨張によって圧されて容器内に流入す
る。バルブボディを更に上昇させて充填工程が1サイク
ル完了する。
【0041】容器の入り味の調節は充填液槽を上下動さ
せる駆動装置で行う。即ち、載置台に対する充填液槽の
位置を変更することによって、容器の上端とベントチュ
ーブの下端の位置関係を変更して行うことができる。
【0042】つぎに充填作業終了時、充填液槽から液を
抜取った後に未だ充填装置の中に残っている液を取り除
く作用を説明する。
【0043】バルブボディの外周に固設され、ハウジン
グを形成するシリンダ内で同シリンダ内周とシールしな
がら摺動するバルブピストンと、同バルブピストンの下
側シリンダ部に前記充填液槽のカウンタガス圧を加圧す
るためのガス通路を持ち、さらに、上記第2圧縮バネと
前記液体弁の外周を摺動し、前記第2圧縮バネの付勢力
を受け、液体弁の位置によって液体弁の肩部または、前
記バルブボディまたは、ハウジングの上縁に当接する中
間バネ受けと、液体弁が充填装置の自由状態で中間バネ
受けに当接したとき、液体弁に取付けてあるストッパリ
ングによってそれ以上の下降を制止する。
【0044】バルブボディ昇降装置の第4圧縮バネは、
充填装置の自由状態においてその付勢力を制止される
が、昇降装置の第4圧縮バネの作用ピンとレバーとの間
に遊び隙間が設けられているので同レバーは更にバルブ
ボディを押し下げることができ、移動可能なカム装置を
併用することにより、充填作業終了時にバルブボディを
自由状態より更に押し下げ、ベントチューブを下降させ
ると、上記の液体弁はストッパリングで下降を制止され
ているので液体開閉弁を開き、液をドレーンすることが
でき作業後の洗浄作業が容易簡単になる。
【0045】更に、ベントチューブの下端開口部にフロ
ートバルブを設けておくと、容器の液面が上昇したとき
に、フロートバルブがベントチューブを塞ぎ、それ以上
の液充填及びベントチューブ内の液上昇を抑える。従っ
て、充填バルブが容器から離れて上昇する際に、ベント
チューブから容器内に液の流下が無くなり、特にガス入
り飲料の場合の泡立ちを防ぐことができる。
【0046】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図3によって説
明する。図1は充填バルブが環状に多数配設されている
容器充填機の充填バルブの1つの断面を示し図2は図1
のB−B断面図、図3は作用説明図である。
【0047】これらの図において、密閉できる蓋を有
し、ガス入り液を貯溜しても、その内圧に耐えられる充
填液槽11は、図示していない駆動装置によって、容器
10の載置台14に対して上下動が可能である。
【0048】充填液槽11の下部に、同充填液槽11に
連通する中空のハウジング(上)12とハウジング
(下)13がボルトで共締めされる。ハウジング(上)
12にガス通路17が明けてある。
【0049】ハウジング(上)12、ハウジング(下)
13の筒内に、バルブボディ21がシールされたまま移
動可能に嵌合し、ハウジング(下)13の形成するシリ
ンダ内をバルブボディ21に固着されたバランスピスト
ン22がシールされて動く。バランスピストン22の下
側のハウジング(下)13のシリンダ室には管50、管
51によって充填液槽11内の気圧が連通している。
【0050】また、バルブボディ21には充填液槽11
の液の導入する液通路21c及び充填液槽11の加圧ガ
ス通路15が形成され、バルブボディ上端21aに立設
するベントチューブ20とバネ受け25が取付けられ
る。ベントチューブ20のベント通路19の上部に気体
室20aが設けられている。
【0051】バルブボディ21の筒内に液体弁23がシ
ールされ、移動可能に嵌合されている。バルブボディ2
1と液体弁23とは付勢された第1圧縮バネ33で連結
されている。また、液体弁23の内筒とベントチューブ
20の外面との間の空間は充填液通路18を形成し、液
体弁23の下端の液体弁座23aはベントチューブ20
の下端部20bと当接して充填液の開閉バルブSを形成
している。
【0052】液体弁23の上部端23cに支持筒30が
ピン26によって結合され、支持筒30内にシール材2
8を有する気体弁座27が入り、同気体弁座27はベン
トチューブ20の頭部に被さって気体開閉バルブVを形
成する。気体弁座27の長穴27aにピン26が貫通
し、気体弁座27と支持筒30とは付勢された圧縮バネ
48で結合されており、両者の間隔は調整ナット29に
よって調整される。
【0053】ベントチューブ20の頭部の気体開閉バル
ブVと下部の液体開閉バルブSは、ベントチューブ20
と液体弁23の相対的な動きで同時に開閉の動作をする
ので、上記のように気体弁側の結合に遊びをもたせバネ
を挟んで、2つの弁の当接のタイミングのずれをカバー
している。
【0054】充填バルブの下方に容器10の口に被さり
シールするセンタリングベル31がバルブボディ21の
下端21bの内側にシールして移動可能に、また液体弁
23の外側にも移動可能に嵌合していて、液体弁23と
は付勢された第3圧縮バネ35によって結合されてい
る。センタリングべル31には加圧ガス通路16が明け
られ、シール材32が取付けてある。
【0055】液体弁23の外周を摺動する中間バネ受け
24は付勢された第2圧縮バネ34を介してバルブボデ
ィ21と一体のバネ受け25に連結している。
【0056】41はバルブボディ昇降装置である。充填
液槽11に固着されている支台42にピン止めされ、バ
ネ台49を介して第4圧縮バネ46によって付勢された
腕43が、充填バルブ昇降カム45が腕43の先端のロ
ーラ44を上下作動することによって回転し、バルブボ
ディ21に植えられたピン47を腕長穴43aで上下動
させる。図1のB−B断面である図2にバルブボディ昇
降装置41を平面断面図で示している。
【0057】37は充填液槽11の加圧ガスをセンタリ
ングベル31が被さってシールしている容器10内に送
るガス切替弁であり、外部の固定部材に取付けられた弧
状のカム39によって作動する。38は容器10内の加
圧ガスを抜くためのガス抜き弁であり、外部の固定部材
に取付けられた弧状のカム40によって作動し、排ガス
はガス排気管52によって外部に放出される。
【0058】本充填バルブの充填工程を分解して以下に
作用を説明する。図3において、(a)は容器10のな
いとき、充填バルブが下降した状態を示す。載置台14
に容器10がない場合に、昇降装置41がバルブボディ
21を下方に押し下げると、バルブボディ21につなが
っているベントチューブ20も下方向に押し下げられ
る。
【0059】一方、液体弁23はバルブボディ21に係
合する第1圧縮バネ33によって押されベントチューブ
の端部20bに当接し、液開閉バルブSが閉止状態のま
まとなる。またベントチューブ20の上端も液体弁23
と繋がる気体弁座27のシール材28に当接し、気体開
閉バルブVも閉止状態となる。
【0060】図3(b)は充填バルブが上昇し容器10
の受け入れの状態を示す。液体弁23は最初中間バネ受
け24に当接し(図のTで示した部分)、その後は中間
バネ受け24と一体になって上昇する。
【0061】この時、液体弁23は第1圧縮バネ33の
押力と第2圧縮バネ34の押力とを加えた弾発力によっ
て下方向に付勢されて液体弁23の下端23aはベント
チューブの端部20bと当接し液開閉バルブS、気体開
閉バルブVは閉状態を保持する。
【0062】バランスピストン22の下側のシリンダ部
に充填液槽11内の圧力が常時かけられ、バルブボディ
21と液体弁23の上面にかかる充填液槽11内の圧力
を打ち消す作用を持たせる。
【0063】図3(c)は容器10が充填バルブの下の
載置台14に置かれ、昇降装置41がバルブボディ21
を押下げてセンタリングベル31が容器10の口に当接
した状態を示す。この位置においても液開閉バルブS、
気体開閉バルブVは閉状態を保持する。
【0064】図3(d)は昇降装置41がバルブボディ
21を更に下降させ、液体弁23が液充填位置に達した
状態を示す。バルブボディ21が更に下降すると、液体
弁23は第1圧縮バネ33の押力と第2圧縮バネ34の
押力とを加えた押力によってバルブボディ21とブロッ
クされているので同時に下方向に移動し、(第1圧縮バ
ネ33の押力と第2圧縮バネ34の押力とを加えた押力
は第3圧縮バネ35の付勢押力よりも大きく設定してあ
る)中間バネ受け24がハウジング(上)12の上端に
当接し下降を止められるため、(図のUで示した部分)
第2圧縮バネ34の押力は液体弁23を下降させる力と
しては作用しなくなり、容器10上部に当接して押し上
げられたセンタリングベル31に係合している第1圧縮
バネ33より強い押力に付勢された第3圧縮バネ35が
液体弁23を下方から押上げるので液体弁23は中間バ
ネ受け24に当たった位置に停止する(図のTで示した
位置)。図3の(c)から(d)に移行する間に、加圧
ガス入り液の場合はカム39によってガス切替弁37を
作用させて充填液槽11内の加圧ガスを管50、ガス通
路17,15,16を経由して容器10に送り、容器1
0内の圧力を充填液槽11内の圧力と等しくさせる。
【0065】図3(e)は液充填状態を示す。バルブボ
ディ21を更に下降させると、ベントチューブ20は更
に下方に移動して液体弁23から離脱し、液開閉バルブ
Sが開状態になると同時に、液体弁23と一体に取付け
てある気体弁座27がベントチューブ20の上部から離
れて気体開閉バルブVは開状態になる。その結果、充填
液槽11内の液は液通路21c,18を通って容器10
内のガスと置換わって充填される。容器10内のガスは
ベント通路19を通って充填液槽11に戻る。
【0066】加圧ガスでない液充填の場合は、液体弁2
3に取付けてある気体弁座27を調整ナット29を回し
て予め上方に移動して固定し、気体開閉バルブVが常時
開状態になるようにして置く。この場合は前述のガス切
替弁37を作動させる必要はない。
【0067】容器10への液充填は、容器10の液面が
ベントチューブ20の下面まで上がって止まり、充填液
がベント通路19を昇り充填液槽11の液レベルに達し
て終了する。その後、バルブボディ昇降装置41が作動
してバルブボディ21が上昇し、液開閉バルブSが閉じ
ると同時に気体開閉バルブVも閉の状態になる。
【0068】次に、ガス抜き弁38をカム40により作
動させ容器上部のガス圧を抜くと、ベントチューブ20
の筒内に溜まっている液が気体室20a内のガスの膨張
によって圧されて容器10内に流入する。バルブボディ
21を更に上昇させて図3の(b)の位置に戻り充填工
程が1サイクル完了する。
【0069】容器10の入味レベルの調節は充填液槽1
1を上下動可能な駆動装置(図示していない)によって
行う。即ち、載置台14に対する充填液槽11の上下方
向位置を変更することによって、容器10の上端とベン
トチューブ20の下端の垂直方向距離を調整して行うこ
とができる。
【0070】次に、第2実施例として、充填作業終了
時、充填液槽から液を抜取った後に未だ充填装置の中に
残っている液を簡単に取り除く装置を上記の充填装置に
加設したもの、及びベントチューブの下端にフロートバ
ルブを設けたものについて図4〜図7によって説明す
る。図に示された如く、充填装置の大部分は第1実施例
の充填装置と同様であるので、異なった部分を説明し、
同じ部分の説明は省略する。同じ部分の名称及び部品番
号はそのまま流用する。
【0071】図4及び図5に示すように、液体弁23に
ストッパリング65を取付けてある。ストッパリング6
5は液体弁23が充填装置の自由状態で中間バネ受け2
4に当接したとき、それ以上の下降を制止する。バルブ
ボディ昇降装置50の第4圧縮バネ46は支台52とバ
ネ台59との間に介装され、第4圧縮バネ46の伸びは
軸64及び止ナット65によって制限される。
【0072】図4は充填装置の自由状態におけるもので
あり、第4圧縮バネ46はこれ以上レバー53を押し下
げることはできない。図4のD−D断面である図6に示
すように、バネ台59の両側に固設されたピン63はレ
バー53の大きめの長穴53bに入って第4圧縮バネ4
6の付勢力をレバー53に伝える。長穴53bにより昇
降装置50のレバー53は更に押し下げることができ
る。70は昇降装置50のレバー53を押し下げる移動
可能なカム装置である。
【0073】充填作業終了時に前記カム装置70を稼動
位置に移動し、カム装置70によりバルブボディ昇降装
置50を自由状態より更に押し下げ、ベントチューブ2
0を下降させ、液体弁23とベントチューブ下端の円錐
弁20bを開き、充填装置内の充填液を簡単に抜去るこ
とができる。
【0074】更に、上記の容器充填装置に、ベントチュ
ーブの下端20bにフロートバルブ67が設けてある。
これは充填液面が上昇したとき、内部を自由に上下する
フロート68が浮き上がってベントチューブ20の下端
開口部を塞ぎ、液体がベントチューブ20内に流入しな
いようにする。このフロートバルブ67は液充填後充填
装置が容器から離れて上昇する際に容器内にベントチュ
ーブ20内液の逆流による泡立ちを防ぐようにしたもの
である。
【0075】つぎに前記第2実施例の作用を図7につい
て説明する。充填作業終了時、充填液槽11から液を抜
取った後に未だ充填バルブの中に残っている液を取り除
く作用を説明する。図7は液ドレーンの状態を示してい
る。
【0076】液体弁23が充填バルブの自由状態で中間
バネ受け24に当接したとき(Tで示した位置)、液体
弁23に取付けてあるストッパリング65によってそれ
以上の液体弁23の下降を制止する(その位置をWで示
す)。
【0077】バルブボディ昇降装置50の第4圧縮バネ
46は、充填バルブの自由状態(図4の状態、図7では
2点鎖線で示す)においてその付勢力を制止されるが、
昇降装置の第4圧縮バネ46のバネ台59の作用ピン6
3はレバー53の長穴53bに入っているので、同レバ
ー53は更にバルブボディ21を押し下げることがで
き、移動可能なカム装置70を併用することにより、充
填作業終了時にバルブボディ21を自由状態より更に押
し下げ、ベントチューブ20を下降させる。
【0078】液体弁23は前述のように、ストッパリン
グ65で下降を制止されているので、ベントチューブ2
0の下降によって液体開閉弁(Sの位置)を開き、液を
ドレーンすることができ、作業後の洗浄作業が簡単容易
になる。
【0079】更に、ベントチューブ20の下端開口部2
0bにフロートバルブ67を設けておくと、容器の液面
が上昇したときに、フロート68がベントチューブ20
を塞ぎ、それ以上の液充填及びベントチューブ20内の
液上昇を抑える。従って、充填バルブが容器から離れて
上昇する際に、ベントチューブ20から容器内に液の流
下が無くなり、特にガス入り飲料の場合の泡立ちを防ぐ
ことができる。図4に示したフロート68の位置はベン
トチューブ20を塞いだ(Xの位置)状態を示し、図7
に示したフロート68の位置はベントチューブ20が開
いている(Xの位置)状態を示す。
【0080】以上本発明の実施例につき縷々説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発
明技術思想の範囲内において種々設計変更が可能であ
り、それらは何れも本発明の技術的範囲に属するもので
ある。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように本発明の容器充填装置
によれば次に示す効果を奏する。 (1) 液通路に金網等のスクリーンが無いのでパルブ
等の固型分を含んだ液体も充填できる。 (2) 容器への充填量を決める気体導管の容器内挿入
深さを調節する方式として、充填バルブと容器の相対高
さを変える機構を用いることにより、充填量変更のため
の部品の交換を不要にできる。 (3) 液体弁の開閉を充填バルブと容器の接触、容器
によるセンタリングベルの押上げによる充填バルブ内の
圧縮バネ付勢力によって行うため、充填バルブの外部に
余分な容器有無の検出装置の制御機構を設置する必要が
ない。 (4) 同様に液体弁の開閉もバルブ開閉機構は不要で
ある。 (5) 加圧充填と無圧充填のいずれでも可能である。 (6) 充填作業終了時、充填バルブ内に残っている充
填液を排出するときも、バルブボディ昇降レバーをカム
で操作するだけで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る充填バルブの断面図
である。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】同実施例充填バルブの作用説明図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る充填バルブの断面図
である。
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】図4のD−D断面図である。
【図7】同第2実施例に係る充填バルブのドレーン時の
断面図である。
【図8】従来の充填バルブの断面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【符号の説明】
10 容器 11 充填液槽 12 ハウジング(上) 13 ハウジング(下) 14 載置台 20 ベントチューブ 21 バルブボディ 22 バランスピストン 23 液体弁 24 中間バネ受け 27 気体弁座 31 センタリングベル 33 第1圧縮バネ 34 第2圧縮バネ 35 第3圧縮バネ 37 ガス切替弁 38 ガス抜き弁 41 バルブボディ昇降装置 46 第4圧縮バネ 50 バルブボディ昇降装置 65 ストッパリング 67 フロートバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 幸男 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三 菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (56)参考文献 特開 平4−201894(JP,A) 特開 平3−68481(JP,A) 実開 昭57−120498(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67C 3/06 B67C 3/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填液槽底部に連通し、載置台上に載置
    された容器の口部をシールした状態で充填液を充填する
    容器充填装置において、 前記充填液槽の底部に立設された中空のハウジングと、 前記ハウジングに対して上下移動可能に嵌合して設けら
    れ、前記充填液槽の加圧ガスを前記容器に送るガス通路
    を有する中空筒状のバルブボディと、 前記バルブボディに内挿されたベントチューブと、 前記ベントチューブの外筒面とで充填液通路を形成し、
    該ベントチューブの下端部と当接して充填液の開閉バル
    ブを形成している液体弁と、 前記バルブボディと前記液体弁との間に介装され該液体
    弁を閉じる方向に付勢する第1圧縮バネと、 前記バルブボディを介して充填装置の可動部重量を支え
    る第2圧縮バネと、 前記ベントチューブの上端開口部が気体弁座に接触して
    閉弁状態に設けられ前記液体弁が開弁して前記充填液槽
    の充填液を前記充填液通路を介して前記容器に充填する
    際に前記ベントチューブが下降して開弁され、該容器の
    ガスと置換させる気体弁と、 加圧ガスを使用しない無圧充填時に前記気体弁座を上方
    へ移動させ、前記気体弁を常開状態にする調整手段と、 前記液体弁の外周と前記バルブボディの内周に気密を保
    って摺動可能に取付けられ、前記容器の口部とのシール
    部材を有している容器のセンタリングベルと、 前記液体弁とセンタリングベルとの間に付勢した介装さ
    れた第3圧縮バネと、 前記バルブボディを第4圧縮バネにより下方へ付勢し外
    部のカム装置によって作動されるバルブボディ昇降装置
    とにより充填液の充填を行うことを特徴とする容器充填
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の容器充填装置において、バル
    ブボディの外周に固設され、ハウジングで形成するシリ
    ンダ内で同シリンダ内周とシールしながら摺動するバラ
    ンスピストンと、 前記バランスピストンの下側シリンダ部に前記充填液槽
    のカウンタガス圧を加圧するためのガス通路を持ち、さ
    らに上記第2圧縮バネと前記液体弁の外周を摺動し、前
    記第2圧縮バネの付勢力を受け、液体弁の位置によって
    液体弁の肩部または前記バルブボディまたはハウジング
    の上縁に当接する中間バネ受けと、 上記液体弁に取付けてあって同液体弁が充填装置の自由
    状態で上記中間バネ受けに当接したとき、それ以上の下
    降を制止するストッパリングと、 上記バルブボディ昇降装置の第4圧縮バネの付勢力を同
    充填装置の自由状態において制止し昇降装置のレバーは
    更に押し下げることができるバルブボディ昇降装置と、
    同昇降装置のレバーを押し下げる移動可能なカム装置と
    を加設して、充填作業終了時に前記カム装置を稼働位置
    に移動し、同カム装置により前記バルブボディ昇降装置
    を自由状態より更に押し下げ、上記ベントチューブを下
    降させ液体弁を開き、作業終了後、充填装置内の充填液
    を抜き去り、充填装置の洗浄を容易にしたことを特徴と
    する容器充填装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1の容器充填装置において、
    ベントチューブの下端に充填液面が上昇したときベント
    チューブの下端開口部を塞ぐフロートバルブを設け、充
    填後充填バルブが容器から離れて上昇する際にベントチ
    ューブ内液の逆流による容器内の液の泡立ちを防ぐよう
    にしたことを特徴とする容器充填装置。
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