JP3518974B2 - 半導体集積回路のレイアウト設計装置、レイアウト設計方法およびその記録媒体 - Google Patents
半導体集積回路のレイアウト設計装置、レイアウト設計方法およびその記録媒体Info
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Description
(以後LSIと呼ぶ)およびその設計方法に関するもの
である。
線接続を変更することで、特定された不良箇所をLSI
の回路部分から分離したり、論理の修正を行って正常動
作するかどうかを検証することがしばしば行われる。
を示す図である。まず図12(a)は変更前のLSI回
路であり、論理素子Bの出力端子xと論理素子Dの入力
端子zを接続する配線部分に電源線との短絡故障が検出
された例を表している。図12(b)では、この短絡故
障の両側の配線を切断した例を示している。図12
(c)では、新たに別経路の配線を設けて出力端子xと
入力端子zを接続し直した例を示している。このような
配線接続の変更によって、短絡故障部分を当該LSIの
回路部分から分離し、正常動作が実現される。
方法における手順を説明するものである。従来は、レイ
アウト設計CADにより原マスクパタンデータが生成さ
れ、このマスクパタンデータを用いてマスクが生成さ
れ、このマスクを用いてLSIが製造される。
のであって、論理素子Bの出力端子xと論理素子Dの入
力端子zはML2層配線6によって接続されている。こ
のように従来装置では、端子の接続配線の配線層とし
て、最上層が用いられるとは限らず、多くの場合は最上
層以外の下層配線が用いられる。
を、FIB(Focused Ion Beam )法により行う例を示
したものである。なお、本FIB法については以下の文
献;那須他、「集束イオンビームの故障解析・信頼性評
価への応用」日本学術振興会132委員会第105回研
究会資料pp.13−18、に記載されている。まず図
15(a)では論理素子B12の出力端子xと論理素子
Dの入力端子zを接続するML2層配線6の一部に下層
のML1層配線7との短絡故障があるため、まず出力端
子x側の配線上に細く絞ったFIBを選択的に照射し、
物理的にイオンエッチングすることにより層間絶縁膜1
4及びML2配線6を切断する。続いて図15(b)で
は、入力端子zの配線を図15(a)の場合と同様にし
てFIBで照射しML2層配線6の切断を行う。これに
より短絡故障部分が回路から切り離される。図15
(c)では配線接続を行う前準備として、同じく細く絞
ったFIBにより出力端子x側と入力端子z側の両方の
ML2層配線6の上方にある層間絶縁膜14を除去しM
L2層配線6を露出させる。図15(d)では、このよ
うにして出力端子x側と入力端子z側の配線の上方の層
間絶縁膜14にあけた穴に対して、タングステン等の金
属を含んだガスGを吹き付け、上記FIBを照射させる
ことで金属成分を付着させ上記図15(c)により穿た
れた穴を埋める。図15(e)では、上記金属を含んだ
ガス15をLSI表面に吹き付けながら上記FIBを照
射させて金属配線パタンを形成し、入力端子xと入力端
子zを接続して得られるLSIの平面図を示す。
場合、故障部分を除去するような回路修正をFIB法に
より行うことで、マスク修正及び再試作を行うことなく
正常動作を検証することが可能になる。その結果、LS
Iの開発試作の回数を削減することができ、開発期間を
短縮することができる。
SIでは、論理素子の入力端子、出力端子と接続する配
線にはML1層やML2層といった下層配線層を用いる
設計法が一般的なため、三層を越える多層配線プロセス
で製造されたLSIでは、接続変更すべき配線は最上層
ではなくなる場合が多くなる。そのため、図15(a)
(b)(c)に示すように、配線に達するまで層間絶縁
膜に深い穴を掘り進み配線を露出させる必要があり、加
工に時間がかかるという問題があった。
近い場合、切断しようとする配線が下層になると、FI
B照射によるデバイス特性の変化又は損傷の危険性が増
大し、そのため、回路変更が困難な加工箇所が多く発生
する。
図15(d)に示すように、一旦切断した配線とは別の
箇所に穴を開けて配線を露出させ、金属でこの穴を埋
め、最上層まで配線を引き出す必要がある。ところが穴
が深くなると、文献; R. A.Lee,et al., "Low resis
tivity FIB depositions within high aspect ratiohol
es," 22nd ISTFA'96 Conference proceedings, Nov., 1
996 pp.85-88.に記載されているように、この穴の部分
の断面積が小さく、かつ埋め込み金属の電導度が低いた
め抵抗が大きくなる等の問題があった。
決するために、請求項1においては複数の論理素子と該
論理素子間を接続する複数の配線により構成された半導
体集積回路のレイアウト設計装置において、論理素子の
入力端子、出力端子および配線の分岐点の少なくとも一
つ以上に直接接続する配線をレイアウト設計後のマスク
パタンデータから抽出する手段と、該直接接続する配線
の部分の上層に他の配線が存在せず、かつ該直接接続す
る配線の部分が属する配線層と最上配線層とを層間接続
する二つの隣接して配置されるビアおよび該ビア間を互
いに接続する最上層接続配線とから成るリペア用配線構
造体を設置するに十分な面積を有する箇所を抽出する手
段と、該リペア用配線構造体の配置データを生成する手
段と、該マスクパタンデータに該リペア用配線構造体の
配置データを付加し両者の合成データを生成する手段
と、該合成データにおいて該リペア用配線構造体の直下
にある上記配線層における配線部分を切断する手段とを
有することを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設
計装置としている。
常に動作させるように回路の構成を一部変更するための
回路変更の記述データを、最上層配線を切断する該リペ
ア用配線構造体と相互接続を行う該リペア用配線構造体
とからなる配線構造体リペア記述データに変換する手段
と、該配線構造体リペア記述データに基づいて該構造体
の最上層配線を切断する図形データおよび該構造体間を
接続する図形データを作成する手段と、該切断図形並び
に該接続図形に基づいてリペア装置の加工手順を作成す
る手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の半
導体集積回路のレイアウト設計装置としている。
記述データに基づいてレイアウト設計後のマスクパタン
データを構成する配線を切断する手段と、該配線構造体
リペア記述データに基づいて上記マスクパタンデータを
構成する配線間を他の配線と交わることなく接続する手
段とを有することを特徴とする請求項2に記載の半導体
集積回路のレイアウト設計装置としている。
に対応した設計方法について記述したものである。
載した設計方法を実際に動作させる場合のプログラムを
記録している記録媒体に関するものである。
造体3(図2記載)の一つの実施の形態を示したもので
ある。このリペア用配線構造体3では、論理素子の端子
間の接続配線上に、上記論理素子の入力端子、出力端子
および分岐点の少なくとも一つ以上に直接接続する配線
を最上層に引き上げるための一対のビア2を隣接して設
置し、これら引き出したビア間を最上層接続配線1によ
り接続している。このようなリペア用配線構造体3で
は、占有面積を小さくするためこの一対を形成する各ビ
アは可能な限り近接した場所に置き、その間を他の配線
が通過することはないようにする。また、上記リペア用
配線構造体3を構成するビア2として、下層配線から最
上層配線まで一本のスルーホールを介して引き上げが可
能な積層型ビアを使用することで、専有面積を小さくで
きるため、設置に伴う容量負荷は極めて小さい。そのた
め、上記リペア用配線構造体が設置可能な領域をレイア
ウト設計後のマスクパタンにおいて十分確保でき、殆ど
の論理素子の端子又は配線分岐点に接続する配線部分に
設置することが可能になる。
Iに配置する第一の実施の形態を示すものである。な
お、上記リペア用配線構造体3は本図以下の図において
ギリシャ文字α、β、γ、δ、ε、ζ、χ、ψ等を付し
たリペア用配線構造体を含む総称である。図2(a)は
製造されたLSIの一部の回路であって、すべての論理
素子の全ての入力端子及び出力端子に接続する配線部分
にリペア用配線構造体3が配置されている。LSIの故
障診断により、論理素子Bの出力端子xに設けられたリ
ペア用配線構造体χと、論理素子Dの入力端子zに設け
られたリペア用配線構造体ψの間に電源線との短絡故障
が検出された例を示している。図2(b)は、上記リペ
ア用配線構造体χと上記リペア用配線構造体ψを構成す
るぞれぞれのビア対を切り離し、短絡故障部分を上記回
路部分から分離した例を示している。図2(c)は、図
2(b)のリペア用配線構造体χの出力端子x側ビアと
上記リペア用配線構造体ψの入力端子z側ビア間を、F
IBによる配線形成により接続した場合を示している。
Iに配置する第二の実施の形態を示すものである。図3
(a)は製造されたLSIの回路の一部である。論理素
子の全ての入力端子及び出力端子と配線の分岐点rに接
続する配線部分にリペア用配線構造体3が配置されてお
り、リペア用配線構造体δとζとの間に故障診断により
特定された短絡故障が例示されている。図3(b)は、
上記リペア用配線構造体δおよびζを構成するそれぞれ
のビア対を、FIBにより切り離した場合を示してい
る。図3(c)は、上記リペア用配線構造体δの分岐点
r側ビアと上記リペア用配線構造体ζの論理素子Cの入
力端子側ビアとの間を、FIBによる配線形成により接
続した場合を示している。
子及び出力端子にしか配置されていないと、分岐のある
配線上に短絡故障がある場合、この短絡故障に接続する
論理素子の端子に設けられた配線構造体を全て切断し修
正配線する必要があるが、本実施の形態では分岐点rに
接続する配線部分にもリペア用配線構造体β、γおよび
δが設けられているため、切断・修正配線すべき配線構
造体の数を最小限に削減することができる。
IBを用いて配線接続を変更する過程を示したものであ
る。図4(a)では、出力端子x側と入力端子z側にそ
れぞれリペア用配線構造体3が設置され、これら配線構
造体3間にML1層配線7とML2層配線6間の短絡故
障が検出された様子が示されている。図4(b)では、
出力端子x9側のリペア用配線構造体3の最上層接続配
線1を切断し、短絡故障が出力端子xから切り離され、
図4(c)では、入力端子z側のリペア用配線構造体3
の最上層接続配線1を切断することにより、短絡故障が
入力端子zから切り離される状況を示している。次ぎ
に、図4(d)の平面図に示すように、金属を含んだガ
スG(図15記載)を用いたFIBによる配線形成によ
り出力端子xと入力端子zの間が配線接続される。この
ように、修正配線形成は短絡故障と接続しているビア2
を回避するように行われる。
得られた原マスクパタンデータに、上記リペア用配線構
造体3の配置データを追加・合成する過程における配線
設計の実例を説明する図である。まず図5(a)では、
ML2層配線6上においてリペア用配線構造体3の設置
に十分な面積だけ、上方を他の配線パタンが通過してい
ない箇所を求める。通過しない箇所の探索は、レイアウ
トCADにおいて配線パタンを配置するために設定され
た配線チヤネル格子を一つ一つ調べることにより行う。
この例では、配線チヤネル格子1と2が、上方を配線が
通過していない箇所である。続いて図5(b)の過程で
リペア用配線構造体3を配置する。このリペア用配線構
造体の設置箇所は、上記図5(a)で抽出された上方を
配線が通過していない箇所の中で、極力入力端子、出力
端子および配線の分岐点の何れか少なくとも一つ以上に
近い位置を選択する。これに用いるリペア用配線構造体
3はライブラリとして別に用意しておき、配置に際して
は、上記選択された設置位置座標に上記リペア用配線構
造体3を呼出し、配置方向を指定する。最後に図5
(c)において、ML2層配線6のうち、上記リペア用
配線構造体3の最上層接続配線1の直下にある部分を削
除する。
SIの原マスクパタンデータに上記リペア用配線構造体
3の配置データを追加・合成する方法について説明する
ための図である。まず、i)配線抽出機能により、レイ
アウト設計後の原マスクパタンデータを入力し、全論理
セルの入力端子及び出力端子又は配線の分岐点の接続配
線を求める。続いて、ii)設置可能箇所抽出機能によ
り、接続配線部分を追跡し、上層を配線が通過せず上記
リペア用配線構造体3が設置可能な箇所を抽出する。更
にiii)配置データ生成機能により、上記リペア用配
線構造体3の配置座標と配置方向からなる配置データを
生成する。i)、ii)、iii)は全ての論理素子の
入力端子、出力端子および配線の分岐点の少なくとも一
つ以上に対して繰り返し行われる。続いて、iv)の合
成機能により、上記配置データを上記原マスクパタンデ
ータに追加し、合成マスクパタンデータを生成する。最
後にv)の配線削除機能により、この合成マスクパタン
データから、リペア用配線構造体における最上層接続配
線の直下の配線部分を削除する。これにより得られたマ
スクパタンデータをvi)レイアウト検証機能により検
証し、配線ルール・ネットリスト構造・ショート/オー
プン有無を確認する。
び検証の各工程は、通常のコンピュータに上記機能を有
するCAD(Computer Aided Design)を作成し搭載し
た設計装置とすることにより実行し得る。このようにし
て検証されたマスクパタンデータを最終マスクパタンデ
ータと呼び、このデータによりマスクが作成され、さら
にこのマスクを用いてLSIが製造される。
障箇所の自動修正、設計変更等も行なわせることも可能
である。以下、この方法の実施の形態について述べる。
マスクパタンデータの修正方法の実施の形態を示す図
で、以下の手順で実行される。まず、故障しているLS
Iを本来の仕様通りに機能させるためのLSIの回路変
更の記述データを、リペア記述変換によりこれと等価な
リペア用配線構造体の接続変更に置き換えた配線構造体
リペア記述データに変換する。続いて、この配線構造体
リペア記述データとリペア配線素子の配置データ(図6
の配置データ生成手段によって作成され配置データ)と
を入力し図形データ作成手段により加工のための物理的
な図形データを作成し、加工手順作成手段により、リペ
ア手段が読めるような形式の加工手順ファイルに変換す
る。作成された加工手順ファイルに対応して、元のマス
クパタンデータのレイアウト配線切断を行なう。続いて
レイアウト配線接続手段は、上記加工手順ファイルに基
づいて元のマスクパタンデータの配線を接続し、新しい
マスクパタンデータを作成する。このように構成するこ
とにより、上記回路変更の記述データを入力するだけ
で、リペア装置による実際のLSI上の配線の物理的変
更が自動的に行われる。また、リペアによる回路変更の
内容を、元のマスクパタンデータに対して、直接反映す
ることが可能となる。
路変更を行う方法に関する実施の形態を説明する図であ
る。図8(a)はLSI回路を変更した例であり、回路
ノードN2から論理ゲートBの入力端子I2を切離し、
この端子I2を回路ノードN3に接続する様子を示して
いる。図8(b)はこれに対応するリペア用配線構造体
3の接続変更例を示している。図8(b)は、論理ゲー
トBと論理ゲートCの周辺レイアウトを示したものであ
り、論理ゲートBの入力端子I2には配線構造体B.I
2が、論理ゲートCの出力端子O1には配線構造体C_
O1が、それぞれ接続配線上に配置されている。図8
(a)で述べたと等価な回路変更は、リペア用配線構造
体B.I2ビア間の接続配線を切断し、リペア用配線構
造体B.I2の論理ゲートB側の端子B.I2_Bと、
リペア用配線構造体C.O1の論理ゲートC側の端子
C.O1_Cの間を接続することで行われる。
よる接続変更方法に基づいて、リペア装置によりLSI
を物理的に加工する手順を示す場合の実施の形態の例で
ある。この方法を実行するには、図9(a)においてL
SIの配線構造体上に切断図形を設定し、この図形上を
下に向かって(紙面に垂直な方向)リペア装置によって
堀り進み、物理的なエッチングにより配線を切断する。
続いて、図9(b)では、配線接続の前準備として、L
SIの配線構造体のビア上に穴あけのための図形を設定
し、リペア装置によりこの図形上を下に向かって掘り進
み、絶縁保護膜を除去し、ビアの最上層配線を露出させ
る。最後に(c)においてビア間を接続する図形をLS
Iのビアを含むように設定し、この図形領域上にリペア
装置により金属配線をデポジットする。以上のような加
工を行うことで、回路変更に対応したLSIのリペアが
行われる。
施の形態を示したもので、図8と図9の回路変更に対応
している。図10(a)は回路変更の記述データであっ
て、変更前は論理ゲートBの端子I2がノードN1に接
続されていたのが、変更後はゲートBの端子I2がノー
ドN3に接続変更されるべきことが示されている。次に
図10(b)は、配線構造体リペア記述データの例であ
って、配線構造体に対する接続変更手順として、B.I
2を切断し、ビアB.I2_BとビアC.O1_Cを接
続する、という論理的な手順が記載されている。更に、
図10(c)は、リペア装置の実際の物理的な加工手順
が、切断及び接続図形の物理的形状を示すデータと共に
記載されている。
てマスクパタンを変更する方法の実施の形態を説明する
図である。図11(a)は元のマスクパタンの論理ゲー
トB、C付近を表したものである。これに対して、図1
0(c)のリペア加工手順のデータから座標と図形デー
タを抽出し、最初のコマンド[CUT 10. 10. 10.20. 0.0
0"P1"]に対応して配線を切断する。この例が、図11
(b)である。更に、三番目のコマンド[DEPO 20. 20.
20. 5. 0.00"P32"]による配線接続を、他の配線層との
ショートを引き起こすことなしに配線図形を付加し、接
続する。この例が図11(c)である。なお、二番目の
コマンド[HOLE 10. 10. 20.0.00"P2"]は、LSIリペア
時専用の処理であって、マスクパタンの変更において
は、考慮する必要がない。以上のようにして、LSIリ
ペアの内容と等価な回路変更を、マスクパタンに対して
実施することが出来、このマスクパタンに基づいてLS
Iの再製造をスムーズに行なうことが可能となる。
では、論理素子の全ての入力端子、出力端子および配線
の分岐点に接続する配線部分にリペア用配線構造体を設
けているため、論理素子の入力端子、出力端子および分
岐点の接続配線は常に最上層の配線部を有している。ま
たリペア用配線構造体の追加を、LSIのレイアウト設
計後に行うことができる。
ア用配線構造体を利用することで、配線切断において層
間絶縁膜を深く掘り下げる加工が不要となるため、加工
時間が大幅に短縮される効果がある。また、金属ガスを
用いたFIBによる配線形成において、リペア用配線構
造体を配線接続のための端子に利用することで、層間絶
縁膜にあけた穴を金属で埋める加工もまた不要となるた
め、埋め込みの工程に伴う時間を短縮できるばかりか、
配線抵抗も低く抑えることができるなどの効果がある。
また、リペア用配線構造体を設置することで、FIBに
よる加工部分が常に論理素子の遥か上方にある最上層の
配線に限定されるため、論理素子に与える損傷も軽減さ
れ、FIBによる加工部分に全く制約がなくなる。一
方、レイアウト設計CADによる設計後のマスクパタン
から空き領域を探し、リペア用配線構造体を設置するた
め、設置に当たって集積回路装置のチップサイズは不変
であり、配線構造体の設置に伴うオーバヘツドがなくな
る、等の効果がある。このように本発明は、多層配線の
プロセス技術によって製造されるLSIに対して極めて
有効であり、LSIの開発期間の短縮において大きな効
果が得られる。
与えることで、直接リペア装置による加工手順が作成さ
れるため、リペア作業を自動化することが出来、人手に
よるミスの少ない正確なLSIリペアが可能になるとい
う効果も生じる。また、作成した加工手順に基づいて、
LSIのリペア内容と一致するレイアウトデータを自動
的に作成出来るため、LSIのレイアウト変更における
設計バグの混入を防ぐことが出来るばかりか、再製造の
ための設計期間の大幅な短縮を図ることが出来る。
図。
構造体を用いて故障箇所修正手順を示す回路図。
構造体を用いて故障箇所修正手順を示す回路図。
面図(a)〜(c)および最上層平面図(d)。
置する配線設計の手順を説明するための断面図。
の設置方法を示すフロー図。
の加工手順ファイルを作成する方法と、マスクパタンデ
ータを修正する方法とに関する作業ステップのフロー
図。
変更方法における回路の変更方法を示す回路図(a)、
およびリペア用配線構造体の接続変更方法を示す構造図
(b)。
加工手順を示す回路構造図。
タに変換する各ステップでの表記データ図。
クパタン変更の状況を示す回路の構造図。
路図。
図。
を示す断面図(a)〜(c)および最上層平面図
(d)。
出力端子 2 ビア z 論理素子の
入力端子 3 リペア用配線構造体 A、B、C、D
論理素子 4 端子間接続配線 α、β、γ、δ、
ε、ζ、χ、ψ 6 ML2層配線 リペア用配
線構造体 7 ML1層配線 N1、N2、N3、N4、
N5、N6 8 ML5層配線 ノード 201 端子x側のビア I1、I2 入
力端子 202 端子z側のビア O1 出
力端子 203 短絡故障と接続するビア B.I2 リ
ペア用配線構造体 C.01 リペア用配線構造体
Claims (7)
- 【請求項1】複数の論理素子と該論理素子間を接続する
複数の配線により構成された半導体集積回路のレイアウ
ト設計装置において、 論理素子の入力端子、出力端子および配線の分岐点の少
なくとも一つ以上に直接接続する配線をレイアウト設計
後のマスクパタンデータから抽出する手段と、 該直接接続する配線の部分の上層に他の配線が存在せ
ず、かつ該直接接続する配線の部分が属する配線層と最
上配線層とを層間接続する二つの隣接して配置されるビ
アおよび該ビア間を互いに接続する最上層接続配線とか
ら成るリペア用配線構造体を設置するに十分な面積を有
する箇所を抽出する手段と、 該リペア用配線構造体の配置データを生成する手段と、 該マスクパタンデータに該リペア用配線構造体の配置デ
ータを付加し両者の合成データを生成する手段と、 該合成データにおいて該リペア用配線構造体の直下にあ
る上記配線層における配線部分を切断する手段とを有す
ることを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計装
置。 - 【請求項2】LSIの故障箇所を正常に動作させるよう
に回路の構成を一部変更するための回路変更の記述デー
タを、最上層配線を切断する該リペア用配線構造体と相
互接続を行う該リペア用配線構造体とからなる配線構造
体リペア記述データに変換する手段と、 該配線構造体リペア記述データに基づいて該構造体の最
上層配線を切断する図形データおよび該構造体間を接続
する図形データを作成する手段と、 該切断図形並びに該接続図形に基づいてリペア装置の加
工手順を作成する手段とを有することを特徴とする請求
項1に記載の半導体集積回路のレイアウト設計装置。 - 【請求項3】該配線構造体リペア記述データに基づいて
レイアウト設計後のマスクパタンデータを構成する配線
を切断する手段と、 該配線構造体リペア記述データに基づいて上記マスクパ
タンデータを構成する配線間を他の配線と交わることな
く接続する手段とを有することを特徴とする請求項2に
記載の半導体集積回路のレイアウト設計装置。 - 【請求項4】複数の論理素子と該論理素子間を接続する
複数の配線により構成された半導体集積回路のレイアウ
ト設計方法において、 論理素子の入力端子、出力端子および配線の分岐点の少
なくとも一つ以上に直接接続する配線をレイアウト設計
後のマスクパタンデータから抽出する工程と、 該直接接続する配線の部分の上層に他の配線が存在せ
ず、かつ該直接接続する配線の部分が属する配線層と最
上配線層とを層間接続する二つの隣接して配置されるビ
アおよび該ビア間を互いに接続する最上層接続配線とか
ら成るリペア用配線構造体を設置するに十分な面積を有
する箇所を抽出する工程と、 該リペア用配線構造体の配置データを生成する工程と、 該マスクパタンデータに該リペア用配線構造体の配置デ
ータを付加し両者の合成データを生成する工程と、 該合成データにおいて該リペア用配線構造体の直下にあ
る該配線層における配線部分を切断する工程とを有する
ことを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計方
法。 - 【請求項5】LSIの故障箇所を正常に動作させるよう
に回路の構成を一部変更するための回路変更の記述デー
タを、最上層配線を切断する該リペア用配線構造体と相
互接続を行う該リペア用配線構造体とからなる配線構造
体リペア記述データに変換する工程と、 該配線構造体リペア記述データに基づいて該構造体の最
上層配線を切断する図形データおよび該構造体間を接続
する図形データを作成する工程と、 該切断図形並びに上記接続図形に基づいてリペア装置の
加工手順を作成する工程とを有することを特徴とする請
求項4に記載の半導体集積回路のレイアウト設計方法。 - 【請求項6】該配線構造体リペア記述データに基づいて
レイアウト設計後のマスクパタンデータを構成する配線
を切断する工程と、 該配線構造体リペア記述データに基づいて上記マスクパ
タンデータを構成する配線間を他の配線と交わることな
く接続する工程とを有することを特徴とする請求項5に
記載の半導体集積回路のレイアウト設計方法。 - 【請求項7】請求項4乃至請求項6のいづれかに記載し
た半導体集積回路のレイアウト設計方法を実施するプロ
グラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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