JP3515764B2 - プリント基板誤挿入防止構造 - Google Patents

プリント基板誤挿入防止構造

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JP3515764B2
JP3515764B2 JP2001134157A JP2001134157A JP3515764B2 JP 3515764 B2 JP3515764 B2 JP 3515764B2 JP 2001134157 A JP2001134157 A JP 2001134157A JP 2001134157 A JP2001134157 A JP 2001134157A JP 3515764 B2 JP3515764 B2 JP 3515764B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプリント基
板を共通のバックボードのコネクタに挿入する際、各プ
リント基板が所定のコネクタ以外に挿入されるのを防止
するプリント基板誤挿入防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】インターフェースなどの電子機器は、共
通のバックボードに設けた各コネクタに、各々プリント
基板のコネクタを挿入して接続することにより構成され
る。バックボードは、様々なインターフェースに共通で
あり、同型のコネクタが等ピッチで複数併設されてい
る。また、プリント基板には、電源回路の搭載された電
源ユニットと、信号処理回路が搭載された信号ユニット
とがある。電源ユニットおよび信号ユニットのコネクタ
はバックボードのコネクタに対応して同型のものであ
る。上記バックボードは、正面側が開放された箱状のシ
ェルフの背面側内壁に配される。
【0003】上記構成では、各コネクタが同型であるた
め、信号ユニットが電源ユニットを接続するコネクタに
誤って挿入されるおそれがある。この場合には、電源ユ
ニットに流れるべき入力電流が信号ユニットに流れてし
まう。そして、これが過電流となり、信号ユニットの信
号処理回路をなす電子部品(例えば集積回路)が損傷す
ることがある。
【0004】そこで、プリント基板の誤挿入を防止する
ため、従来のプリント基板誤挿入防止構造には、特開
平9−298375号公報に開示されたプリント配線基
板の誤挿入防止構造と、特開平5−259663号公
報に開示されたプラグインユニットの誤挿入防止機構が
ある。
【0005】プリント配線基板の誤挿入防止構造は、
図5(a)〜(c)に示すように、上面板50(あるい
は下面板51)にバックボード52の電源回路用のコネ
クタ53に挿入するプリント配線基板54の挿入を妨害
する誤挿入防止部55が設けられている。そして、電源
回路が搭載されたプリント配線基板54a(電源ユニッ
ト)に誤挿入防止部55と当接しないように切欠56が
形成され、その他の信号処理回路のプリント配線基板5
4b(信号ユニット)には切欠56が形成されていな
い。なお、誤挿入防止部55は、上面板50(あるいは
下面板51)に板状部材を固着して形成したもの、ある
いは、上面板50(あるいは下面板51)を切り曲げた
り絞り加工により形成したものがある。
【0006】この構成により、図5(a)に示すよう
に、誤挿入防止部55が切欠56の形成されていないプ
リント配線基板54bの挿入を防止し、電源回路が搭載
されたプリント配線基板54a以外のプリント配線基板
54bが電源用のコネクタ53に挿入されるのを防止す
る。
【0007】プラグインユニットの誤挿入防止機構
は、図6に示すように、シェルフ60の前面開口側の上
下縁を構成するかざり板61に、ユニット挿入用のスロ
ット62を形成し、このスロット62にユニット63の
上下縁を係合させてシェルフ60内に収容する。スロッ
ト62から横方向に所定の位相位置だけずれた位置に
は、所定の長さの切欠64が設けられている。一方、ユ
ニット63側には、おもて板65の所定箇所から突出
し、切欠64に対応する爪66が設けられている。
【0008】この構成により、かざり板61の切欠64
に一致する爪66を有するユニット63がシェルフ60
に導入される場合には、爪66が切欠64を通過して、
そのまま奥に押し込まれて挿入される。これに対し、か
ざり板61の切欠66に一致しない爪66を有するユニ
ット63がシェルフ60に導入される場合には、爪66
がかざり板61と当接してそれ以上の押し込みが不可能
となり誤挿入を防止する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリント配線基板の誤挿入防止構造では、誤
挿入防止部55として板状部材を固着する構成の場合、
インターフェースに必要とされる構成以外に別の構成を
必要とするので、インターフェースを成形する際に別の
構成である板状部材の取り付け作業を要して手間がかか
るという問題があった。
【0010】また、プリント配線基板の誤挿入防止構
造では、誤挿入防止部55が上面板50(あるいは下面
板51)に設けられた段差であり、切欠56がプリント
配線基板54aの上縁(あるいは下縁)に設けられてい
る。このため、切欠56が無いプリント配線基板54b
が誤挿入防止部55の段差を乗り越えてしまい、その挿
入を妨害されずに無理に押し込まれてコネクタ53に接
続されるという問題がある。これにより、プリント配線
基板54の上下寸法、誤挿入防止部55および切欠56
の寸法には高い精度が要求されることとなる。なお、誤
挿入防止部55と、切欠56を大きくして上記段差の乗
り越えをなくせばよいが、その分インターフェースの大
型化を招くこととなる。
【0011】プラグインユニットの誤挿入防止機構で
は、おもて板65は、かざり板61の表側に位置するも
のであるため、各ユニット63のコネクタがバックボー
ドのコネクタに挿入する前に爪66がかざり板61に到
る位置に爪66を設けなければならない。このため、図
6に示すように、爪66を有するおもて板65の一部を
ユニット63の奥側に延出させる必要がある。これによ
り、ユニット63に本来必要な電子部品の搭載スペース
が狭くなるため、ユニット63およびインターフェース
の大型化を招くこととなる。
【0012】また、プラグインユニットの誤挿入防止
機構では、少なくともバックボードの電源ユニットに対
応するコネクタに対する信号ユニットの誤挿入を防止す
るためには、各信号ユニット全てに爪66を設け、かざ
り板61側に全ての爪66に対応する切欠64を設けな
ければならない。電源ユニットは、通常AD用とAC用
の二種類があり、信号ユニットは多くの種類がある。し
たがって、多くの信号ユニット全てに爪66を設け、且
つ、かざり板61側に多くの切欠64を設けなければな
らないので、生産コストが嵩んでしまうという問題があ
る。
【0013】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、インターフェースに必要な構成以外の別の構成や、
高い寸法精度を必要とすることがなく、且つ、インター
フェースの大型化を招くことがないとともに、信号ユニ
ット側の構成を変えずに安価で得ることができるプリン
ト基板誤挿入防止構造を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による請求項1記載のプリント基板誤挿入防止構
造は、電源回路が搭載された電源ユニット3aと、信号
処理回路が搭載された信号ユニット3bとをなし、その
挿入先端にコネクタ4を有した複数のプリント基板3
と、該プリント基板3を挿入するように正面側に開口部
5aをなす箱状のシェルフ5の背面側に設けられ、前記
電源ユニット3aのプリント基板3のコネクタ4が挿入
される電源コネクタ2aと、前記信号ユニット3bのプ
リント基板3のコネクタ4が挿入される信号コネクタ2
bとを複数有したバックボード1と、前記バックボード
1の前記シェルフへ5の取り付けを補強する補強部材6
の一部を板片状に延設してなり、前記電源コネクタ2a
への前記プリント基板3のコネクタ4の挿入を妨害する
ように前記プリント基板3の挿入先端に当接する挿入防
止片6aと、前記電源ユニット3aのプリント基板3に
のみ設けられ、前記挿入防止片6aとの当接を回避する
凹溝7と、を備えたプリント基板誤挿入防止構造におい
て、前記シェルフ5の開口部5aの前記電源ユニット3
aを挿入するべき部位にのみ設けられ、前記電源ユニッ
ト3aのプリント基板3に設けられる放熱板8の上下縁
の少なくとも何れかに係合して前記放熱板8の挿入を案
内する溝状の第二スロット14,15を備えたことを特
徴とする。
【0015】
【0016】請求項記載のプリント基板誤挿入防止構
造は、請求項記載のプリント基板誤挿入防止構造にお
いて、前記第二スロット14,15は、前記シェルフ5
の開口部5aに配された上下縁片10a,11aに設け
られ、前記プリント基板3の前端には、前記開口部5a
を覆う前面パネル20が設けられ、前記プリント基板3
を前記開口部5aに挿通して前記前面パネル20が前記
開口部5aを覆う際、接触した前記上下縁片10a,1
1aと前記前面パネル20との間で電気的アース接続さ
れることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1は本発明のプリント
基板誤挿入防止構造が適用された電子機器を示す斜視図
である。
【0018】図1に示す電子機器は、バックボード1に
設けられた複数のコネクタ2に、各々プリント基板3の
コネクタ4を挿入して接続することにより構成されるイ
ンターフェースをなす。
【0019】この電子機器は、正面側に開口部5aをな
す箱状のシェルフ5を有している。バックボード1は、
シェルフ5の背面側に配される。また、バックボード1
は、電子機器をなす様々なインターフェースに共通で規
格化されている。即ち、バックボード1に設けられた各
コネクタ2は同型であり、上下一組の列で左右方向にピ
ッチを同じくして併設されている。各コネクタ2は、電
子機器を構成するにあたり、電源入力用の電源コネクタ
2aと、信号入出力用の信号コネクタ2bとして用いら
れ、図1で示す本実施の形態では、正面視で右側の二列
が電源コネクタ2aで、その他五列が信号コネクタ2b
とされている。
【0020】上記バックボード1には、シェルフ5への
取り付けを補強する補強部材6が設けられている。この
補強部材6は、一般に従来から用いられているものであ
り、バックボード1がプリント基板3を挿入することに
より後方に変形することを防止するために、バックボー
ド1の左右方向に長手状に延在するようにバックボード
1とシェルフ5に対してネジ等で固定されている。補強
部材6は、バックボード1の補強をなすものであるた
め、図1に示すように、バックボード1の上下方向の中
央に配されていることが好ましい。また、補強部材6
は、断面略コ字状をなして剛性を得ている。この補強部
材6において、電源コネクタ2aにのみ係る部分には、
その一部が板片状に延設してなる挿入防止片6aが形成
されている。挿入防止片6aは、電源コネクタ2aへの
プリント基板3のコネクタ4の挿入を妨害するように、
挿入されたプリント基板3の挿入先端に当接する。
【0021】プリント基板3は、電源回路の搭載された
電源ユニット3aと、信号処理回路が搭載された信号ユ
ニット3bとをなしている。電源ユニット3aおよび信
号ユニット3bのコネクタ4は、バックボード1のコネ
クタ2に対応して同型のものである。また、電源ユニッ
ト3aのプリント基板3のコネクタ4は、バックボード
1の電源コネクタ2aに専用に挿入される。さらに、信
号ユニット3bのプリント基板3のコネクタ4は、バッ
クボード1の信号コネクタ2bに専用に挿入される。
【0022】電源ユニット3aのプリント基板3には、
コネクタ4を有した挿入先端となる縁部に凹溝7が形成
されている。この凹溝7は、電源コネクタ2aへのプリ
ント基板3のコネクタ4の挿入の際、上記挿入防止片6
aを挿通させ、プリント基板3と挿入防止片6aとの当
接を回避する。即ち、凹溝7を有した電源ユニット3a
のプリント基板3は、そのコネクタ4を電源コネクタ2
aに挿入することが許される。
【0023】また、電源ユニット3aのプリント基板3
には、放熱板8が設けられている。この放熱板8は、プ
リント基板3と平行に設けられ、且つ、プリント基板3
の上下幅と略幅を有している。
【0024】シェルフ5の上面板10の正面側縁部に
は、下方に延設された上縁片10aが配され、下面板1
1の正面側縁部には、上方に延設された下縁片11aが
配されている。この上縁片10aと下縁片11aの間に
てシェルフ5の開口部5aが形成される。上縁片10a
および下縁片11aには、互いに対向する凹状の切欠溝
として形成された第一スロット12,13が形成されて
いる。第一スロット12,13は、バックボード1の各
コネクタ2に対応して同ピッチで配されている。第一ス
ロット12,13は、それぞれプリント基板3の上下縁
にそれぞれ係合し、プリント基板3の開口部5aへの挿
入を案内する。なお、上縁片10a(下縁片11a)を
上面板10(下面板11)とは別体とすることもでき
る。
【0025】また、上縁片10aおよび下縁片11aに
は、電源ユニット3aのプリント基板3を挿入するべき
電源コネクタ2aに対応する第一スロット12,13に
併設された第二スロット14,15が形成されている。
この第二スロット14,15は、凹状の切欠溝として形
成され、電源ユニット3aのプリント基板3に設けられ
る放熱板8の上下縁にそれぞれ係合し、放熱板8の挿入
を案内する。即ち、放熱板8を有した電源ユニット3a
のプリント基板3は、上下縁を第一スロット12,13
に係合するとともに、その放熱板8の上下縁を第二スロ
ット14,15に同時に係合して開口部5aへの挿入を
案内される。また、放熱板8は、第二スロット14,1
5が無い部分では、上縁片10aおよび下縁片11aに
当接してプリント基板3の開口部5aの挿入を妨害す
る。
【0026】なお、放熱板8は、その上縁のみが上縁片
10aに当接するか第二スロット14に係合するように
構成され、あるいは、下縁のみが下縁片11aに当接す
るか第二スロット15に係合するように構成されていて
もよい。即ち、第二スロット14,15は、何れか一方
のみの構成で、放熱板8の上下縁の何れか一方が係合す
る構成であってもよい。
【0027】また、上面板10の内壁と下面板11の内
壁には、正面側の開口部5aからバックボード1の各コ
ネクタ2に向かって長手凹状のガイドレール16,17
が対向して設けられている。なお、ガイドレール16,
17は、上面板10、下面板11とは別部品で構成して
もよい。ガイドレール16,17は、第一スロット1
2,13に連なり、各コネクタ2と同ピッチで配されて
いる。ガイドレール16,17は、第一スロット12,
13に係合した後のプリント基板3の上下縁に続いて係
合し、プリント基板3のバックボード1のコネクタ2に
向けた挿入を案内する。
【0028】このように構成された電子機器は、シェル
フ5の開口部5aにプリント基板3を挿入先端(コネク
タ4側)から挿入する。この際、プリント基板3の上下
縁を、第一スロット12,13およびガイドレール1
6,17に係合させてプリント基板3を押し込み、コネ
クタ4をバックボード1のコネクタ2に挿入させる。
【0029】なお、プリント基板3のコネクタ4側に相
反する端縁には、挿抜レバー18が設けられている。こ
の挿抜レバー18は、プリント基板3のコネクタ4をバ
ックボード1のコネクタ2に挿入する際のプリント基板
3の押し込みを行うために手指をかける部分であり、且
つ、コネクタ2からコネクタ4を抜く際のプリント基板
3の引き抜きを行うために手指をかける部分である。
【0030】上記構成において、図2(a)に示すよう
に、電源ユニット3aのプリント基板3のコネクタ4を
電源コネクタ2aに挿入しようとした場合、挿入防止片
6aが電源ユニット3aのプリント基板3にある凹溝7
に挿通するので、コネクタ4が電源コネクタ2aに挿通
される。これに対し、図2(b)に示すように、信号ユ
ニット3bのプリント基板3のコネクタ4を電源コネク
タ2aに挿入しようとした場合には、挿入防止片6aが
信号ユニット3bのプリント基板3の挿入先端に当接
し、コネクタ4の電源コネクタ2aへの挿入を防止す
る。なお、信号ユニット3bのプリント基板3のコネク
タ4を信号コネクタ2bに挿入する場合には、挿入防止
片6aが存在しないので、コネクタ4が信号コネクタ2
bに挿通される。
【0031】また、図3(a)に示すように、電源ユニ
ット3aのプリント基板3のコネクタ4を電源コネクタ
2aに挿入しようとした場合、このプリント基板3の上
下縁が電源コネクタ2aに対応する第一スロット12,
13に係合するとともに、放熱板8の上下縁が第二スロ
ット14,15に係合して開口部5aへの挿入が案内さ
れるので、コネクタ4が電源コネクタ2aに挿通され
る。これに対し、図3(b)に示すように、電源ユニッ
ト3aのプリント基板3のコネクタ4を信号コネクタ2
bに挿入しようとした場合には、放熱板8の上下縁が、
上縁片10aおよび下縁片11aに当接して開口部5a
への挿入が防止される。
【0032】したがって、上述したプリント基板誤挿入
防止構造では、挿入防止片6aおよび凹溝7によって電
源コネクタ2aへの信号ユニット3bの誤挿入を防止
し、且つ、放熱板8および第二スロット14,15によ
って信号コネクタ2bへの電源ユニット3aの誤挿入を
防止することが可能である。
【0033】また、上記誤挿入を防止する構成として、
挿入防止片6aは、バックボード1に装備されている補
強部材6の一部を延設させており、凹溝7は、プリント
基板3の挿入先端を切り欠いている。また、放熱板8
は、電源ユニット3aに装備されているものであり、第
二スロット14,15は、第一スロット12,13のあ
る上下縁片10a、11aを切り欠いている。このよう
に、上述したプリント基板誤挿入防止構造は、予めイン
ターフェースにある構成を用い、別の構成を必要としな
いので、インターフェースの大型を招くことがなく、且
つ、安価に得ることが可能である。
【0034】また、上記誤挿入を防止する全ての構成
は、電源ユニット3a側にのみかかり、信号ユニット3
b側の構成には変更がないので、安価に得ることが可能
である。
【0035】また、挿入防止片6aと凹溝7との挿通、
および放熱板8と第二スロット14,15との挿通は、
全て板片状と凹状との関係なので、互いに乗り越えるよ
うなことがなく、且つ、高い寸法精度を必要としない。
【0036】ところで、図4(a),(b)に示すよう
に、上記各プリント基板3の前端には、前面パネル20
が設けられている。前面パネル20は、プリント基板3
の前端の上下に取り付けられた導電性の金具21を介し
て設けられる。金具21のプリント基板3の上下に延出
する部位には、取付ピン22および取付ネジ23がコネ
クタ4を有するプリント基板3の後端に向けて延設され
ている。また、金具21には、上述した挿抜レバー18
が設けられている。
【0037】図4(a),(b)において、シェルフ5
をなす上面板10および下面板11の正面側には、係合
板24を介して第一スロット12,13および第二スロ
ット14,15が設けられた上縁片10aおよび下縁片
11aや、上記ガイドレール16,17が設けられてい
る。また、上縁片10aおよび下縁片11aには、金具
21の取付ピン22が挿通される係合孔25や、取付ネ
ジ23が螺合するネジ孔26が設けられている。
【0038】そして、図4(b)に示すように、プリン
ト基板3を開口部5aに挿入した際、各コネクタ2,4
の接続とともに係合孔25に取付ピン22が挿通係合す
る。また、この際、挿抜レバー18が係合板24の鉤状
の先端24aに係合して起立した状態となる。そして、
取付ネジ23をネジ孔26に螺合することにより前面パ
ネル20が上縁片10aおよび下縁片11aに固定され
る。また、取付ネジ23を外して挿抜レバー18を倒す
ことにより、前面パネル20とともにプリント基板3が
引き抜かれ、コネクタ2,4が外れる。
【0039】前面パネル20は、金具21を介して上下
縁片10a,11aとの間で電気的にアース接続され
る。これにより、前面羽得る20自体から高周波の外部
漏洩を防止する。
【0040】このように、上記プリント基板誤挿入防止
構造では、その構成(第二スロット14,15)をアー
ス接続に用いられる上下縁片10a,11aに設けてい
るので、別の構成を必要としていないため、インターフ
ェースの大型を招くことがなく、且つ、安価に得ること
が可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明による請求項
1記載のプリント基板誤挿入防止構造は、バックボード
のシェルフへの取り付けを補強する補強部材の一部を板
片状に延設して、電源コネクタへのプリント基板のコネ
クタの挿入を妨害する挿入防止片と、電源ユニットのプ
リント基板にのみ設けられ挿入防止片との当接を回避す
る凹溝とを備えた。これにより、凹溝の無い信号ユニッ
トのプリント基板は、そのコネクタを電源コネクタに挿
入できないので、信号ユニットの電源コネクタへの誤挿
入が防止できる。
【0042】また、上記構成は、挿入防止片がバックボ
ードに装備されている補強部材の一部を延設させてお
り、凹溝がプリント基板の挿入先端を切り欠いている構
成なので、予めインターフェースにある構成を用いて、
別の構成を必要としていないため、インターフェースの
大型を招くことがなく、且つ、安価に得ることができ
る。また、挿入防止片および凹溝は、電源ユニット側に
のみかかり、信号ユニット側の構成には変更がないの
で、安価に得ることが可能である。また、挿入防止片と
凹溝との挿通は、板片状と凹状との関係なので、互いに
乗り越えるようなことがなく、且つ、高い寸法精度を必
要としない。
【0043】請求項記載のプリント基板誤挿入防止構
造は、シェルフの開口部の電源ユニットを挿入するべき
部位にのみ、電源ユニットの放熱板の上下縁の少なくと
も何れかの挿入を案内する溝状の第二スロットを備え
た。これにより、放熱板を有した電源ユニットが、第二
スロットの無い部分(信号ユニットを挿入するべき部
位)に挿入することができないので、電源ユニットの信
号コネクタへの誤挿入が防止できる。
【0044】また、上記構成は、放熱板が電源ユニット
に装備されているものであり、第二スロットがシェルフ
の開口部を切り欠いている構成なので、予めインターフ
ェースにある構成を用いて、別の構成を必要としていな
いため、インターフェースの大型を招くことがなく、且
つ、安価に得ることができる。また、放熱板および第二
スロットは、電源ユニット側にのみかかり、信号ユニッ
ト側の構成には変更がないので、安価に得ることが可能
である。また、放熱板と第二スロットとの挿通は、板片
状と凹状との関係なので、互いに乗り越えるようなこと
がなく、且つ、高い寸法精度を必要としない。
【0045】請求項記載のプリント基板誤挿入防止構
造は、第二スロットをシェルフの開口部にある上下縁片
に設けるとともに、プリント基板の前端に前面パネルを
設け、プリント基板を開口部に挿入して前面パネルで開
口部を覆う際に、接触した上下縁片と前面パネルとの間
で電気的アース接続する。これにより、プリント基板誤
挿入防止構造をアース接続に用いられる上下縁片に設け
ているので、別の構成を必要としていないため、インタ
ーフェースの大型を招くことがなく、且つ、安価に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント基板誤挿入防止構造が適用さ
れた電子機器を示す斜視図。
【図2】(a)(b)前記プリント基板誤挿入防止構造
の動作図。
【図3】(a)(b)前記プリント基板誤挿入防止構造
の動作図。
【図4】(a)(b)前記プリント基板誤挿入防止構造
とともに適用されたアース構造を示す図。
【図5】(a)(b)(c)従来のプリント基板誤挿入
防止構造を示す動作図。
【図6】他の従来のプリント基板誤挿入防止構造を示す
斜視図。
【符号の説明】
1…バックボード、2a…電源コネクタ、2b…信号コ
ネクタ、3…プリント基板、3a…電源ユニット、3b
…信号ユニット、4…コネクタ、5…シェルフ、5a…
開口部、6…補強部材、6a…挿入防止片、7…凹溝、
8…放熱板、10a…上縁片、11a…下縁片、12,
13…第一スロット、14,15…第二スロット、20
…前面パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−51289(JP,A) 特開 平7−45978(JP,A) 特開2002−324993(JP,A) 特開 平5−63386(JP,A) 実開 昭63−159891(JP,U) 実開 昭62−8689(JP,U) 実開 平4−15283(JP,U) 実開 昭63−50191(JP,U) 実開 平1−58993(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源回路が搭載された電源ユニット(3
    a)と、信号処理回路が搭載された信号ユニット(3
    b)とをなし、その挿入先端にコネクタ(4)を有した
    複数のプリント基板(3)と、 該プリント基板を挿入するように正面側に開口部(5
    a)をなす箱状のシェルフ(5)の背面側に設けられ、
    前記電源ユニットのプリント基板のコネクタが挿入され
    る電源コネクタ(2a)と、前記信号ユニットのプリン
    ト基板のコネクタが挿入される信号コネクタ(2b)と
    を複数有したバックボード(1)と、 前記バックボードの前記シェルフへの取り付けを補強す
    る補強部材(6)の一部を板片状に延設してなり、前記
    電源コネクタへの前記プリント基板のコネクタの挿入を
    妨害するように前記プリント基板の挿入先端に当接する
    挿入防止片(6a)と、 前記電源ユニットのプリント基板にのみ設けられ、前記
    挿入防止片との当接を回避する凹溝(7)と、を備えたプリント基板誤挿入防止構造において、 前記シェルフ(5)の開口部(5a)の前記電源ユニッ
    ト(3a)を挿入するべき部位にのみ設けられ、前記電
    源ユニットのプリント基板(3)に設けられる放熱板
    (8)の上下縁の少なくとも何れかに係合して前記放熱
    板の挿入を案内する溝状の第二スロット(14,15)
    を備えたことを特徴とするプリント基板誤挿入防止構
    造。
  2. 【請求項2】 前記第二スロット(14,15)は、前
    記シェルフ(5)の開口部(5a)に配された上下縁片
    (10a,11a)に設けられ、 前記プリント基板(3)の前端には、前記開口部を覆う
    前面パネル(20)が設けられ、 前記プリント基板を前記開口部に挿通して前記前面パネ
    ルが前記開口部を覆う際、接触した前記上下縁片と前記
    前面パネルとの間で電気的アース接続されることを特徴
    とする請求項記載のプリント基板誤挿入防止構造。
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