JP3515379B2 - 紙製パック包装機及び紙製パック成形方法 - Google Patents

紙製パック包装機及び紙製パック成形方法

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JP3515379B2
JP3515379B2 JP23950698A JP23950698A JP3515379B2 JP 3515379 B2 JP3515379 B2 JP 3515379B2 JP 23950698 A JP23950698 A JP 23950698A JP 23950698 A JP23950698 A JP 23950698A JP 3515379 B2 JP3515379 B2 JP 3515379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙製パック包装機及
びその成形方法に関するもので、更に詳しく述べると乾
電池等小型の電気製品(電気小物)、その他日用品等種
々の物品の収納用の紙製のパックでブランクスを
金型に供給することにより、全工程が金型にかしめられ
た状態で自動的に包装作業がなされる包装機及びその
パックの成形方法ある。高精度の加工が可能であると
共に包装材料は全量再生使用が可能であり、且つ燃焼さ
せても環境に悪影響を及ぼす有害物質を生成するおそれ
がない点に特徴がある。
【0002】
【従来の技術】従来から乾電池等小型電気製品(電気小
物)その他日用品等種々の物品の包装にはブリスターが
使用されているが、一般には板紙製の台紙の上に乾電池
等を並べ透明なプラスチック・フィルムでカバーしてシ
ールした方式が広く使用されている。ここで、透明なシ
ートによるカバーは陳列時包装した内容物が直接見える
ため、顧客の購買意欲をそそる上で大きな効果がある。
従って、これらの物品の包装に使用される透明なプラス
チック・シートは、必要欠くべからざる包装材料と考え
られていた。
【0003】これは従来の市場のニーズに適した包装方
法ではあるが、板紙を再生する際水中で叩解してもプラ
スチックシートは叩解されず、分離して除去することが
容易でないため、板紙の再生使用もなされていない。一
方焼却して処理する場合は環境に悪影響を及ぼす成分が
発生するおそれもあり、更には廃棄物処理の行き詰まり
による資源再使用の要請等多くの問題が指摘されてい
る。
【0004】その他、ブリスターの成型工程で板紙の接
着剤としては主としてホット・メルト接着剤が使用され
ていた。これは接着時間が短く生産性が高いためであ
る。しかし、ブリスター使用後板紙を再生使用するため
には水中で叩解する必要があるが、ホット・メルト接着
剤を含む板紙は叩解が困難なため再使用できない。
【0005】従来の板紙製のブリスターを生産するには
板紙を打ち抜いたブランクスを金型にプレスして成形
し、ブランクスを金型から外した後は接着剤の塗布、折
り返し及び圧着等は大部分手作業でなされていた。この
ためブランクスを折り返して左右両端の端部を合わせて
揃える作業が、手作業ではピッタリ一致させることが困
難で、多少のクリアランスが残ることは避けられなかっ
た。
【0006】また、内容物収納後接着剤を固着する作業
も、ブリスターが金型から外された状態で手作業でなさ
れるため、折り曲げられた内容物収納部の隅の角度等に
多少のバラツキが生じ、多数のブリスターを平面上に陳
列した場合完全に揃った状態にはなり難かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題点にかん
がみ環境及び資源再使用の観点からこれらの内容物を収
納する包装材料としては接着剤も含めて総て再生使用が
可能な材料を選択し、また燃焼させた場合も環境に悪影
響を及ぼす有害物質が発生するおそれがなく、更に全工
程が自動的で高精度の加工が可能となり、併せて省力化
された紙製パック包装機及び紙製パックの成形方法を提
供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は紙製パック
に使用される包装材料を全量再生使用可能とする方法に
ついて検討し、板紙の紙製パックに窓を設けて内容物が
見える様にすれば、プラスチックシートと同様な効果が
得られる点に着目して、従来のプラスチックシートと板
紙の併用方式を廃止して再使用が容易な一枚の板紙の
みからなる構造に変更した。更に、紙製パック成型用の
接着剤も水溶性ポリマーを含む酢酸ビニル系ポリマー・
エマルジョンを使用すれば、固化した接着剤が含まれた
板紙も水中で容易に叩解できることを見出した。
【0009】更に、水溶性ポリマーを含む酢酸ビニル系
ポリマー・エマルジョンで、塩素及び窒素原子を含む化
合物が含まれない接着剤を使用すれば、リサイクルが可
能で且つ燃焼させてもダイオキシン等環境ホルモン、ま
たは窒素酸化物を生成するおそれがない。また、ブラン
クスが金型に嵌め込まれた状態で移動して総ての加工が
自動的に施される様に構成することにより、従来品に較
べて成型品の寸法や形状の精度が高い紙製パックの生産
が可能になるとの知見を得て本発明に到達した。
【0010】すなわち、内容物を包装するため板紙を任
意の形状に打抜いた、一枚のシートからなるブランクス
多数装填可能なブランクス供給機2と、前記ブラン
クスを成型・加工するための多数の金型10が設けられ
金型が間歇的に搬送されるコンベヤー3と、ランクス
を前記金型10に圧着させ押し窪められた、内容物収納
スペースをプレス成型するプレス機11と、前記プレス機
によるプレス成型時、ブランクスの立ち上がり周縁部を
折り返す際、一旦深く折り返すことにより、外力除去後
も所定の形状に保持されるような機能を有する折り返し
機12と、折り返されたランクスの立ち上がり周縁部
に、接着剤を塗布する接着剤塗布機5と、ブランクスの
内容物収納スペースに内容物を挿入する内容物挿入機
6と、内容物挿入金型10にかしめられた内容物
収納したスペースの上を覆うように前記ブランクスを
折り返し、重ね合わせたブランクスの端部が一致するよ
うに、紙製パックを成型する紙製パック成型機7と、接
着剤の加熱・圧着により紙製パックを接着・固化させ
る、少なくとも1段階の接着剤圧着機8からなりブラ
ンクスが金型へ供給されてから、接着・固化された紙製
パックの成型完了後、金型から取り出されるまでの間、
総ての成形・加工がブランクスが金型にかしめられた状
態下でなされるように構成された、紙製パック包装機で
ある。
【0011】また、内容物を包装するため任意の形状に
板紙を打抜いた一枚のシートからなるブランクスを吸
着し、成型・加工するた金型へ供給する工程と、多数
の前記金型が設けられたコンベヤーにより、金型が間歇
的に搬送される工程と、ランクスを前記金型に圧着さ
せ押し窪められた、内容物収納スペースをプレス成型す
る工程と、前記プレス機によるプレス成型後、ブランク
スの立ち上がり周縁部を折り返す際、一旦深く折り返す
ことにより、外力除去後も所定の形状に保持せしめる工
程と、折り返された前記立ち上がり周縁部に接着剤を塗
布する工程と、ブランクスの内容物収納スペースに、内
容物を挿入する工程と、内容物の挿入後、金型にかしめ
られた内容物収納したスペースの上を、覆うように前
記ブランクスを折り返し、重ね合わせたランクスの端
部が一致するように、紙製パックを成型する工程と、
着剤の加熱・圧着により紙製パックを接着・固化させ
る、少なくとも1段階の加熱・圧着工程と、からなり、
ブランクスが金型へ供給されてから、接着・固化された
紙製パックの成型完了後、金型から取り出されるまでの
間、総ての成形・加工がブランクスが金型にかしめられ
た状態下でなされることを特徴とする、紙製パック成形
方法も本発明に含まれている。
【0012】ここで、着剤塗布工程と、紙製パック成
型工程の一部以外の加工操作が総て、コンベヤー及び金
型の搬送停止期間内になされることを特徴とする、前述
の紙製パック成形方法も含まれている。
【0013】更に、接着剤が塩素または窒素原子を含む
化合物を含有せず、主成分が水溶性ポリマーを含むビニ
ル系ポリマー・エマルジョンであることを特徴とする、
前述の紙製パック包装機も本発明に含まれている
【0014】或いは、接着剤が塩素または窒素原子を含
む化合物を含有せず、主成分が水溶性ポリマーを含むビ
ニル系ポリマー・エマルジョンであり、固化後も水中で
叩解可能であることを特徴とする、紙製パック成形方法
も本発明に含まれている
【0015】ここで、ブランクスとは板紙を打ち抜いた
一枚からなるシート状包装容器成型用材料をいう。ま
た、紙製パックとは台紙の一部に膨らんだ部分がありそ
の部分に内容物を収納できるタイプの包装容器で、従来
のブリスターに類似した構造を有するパックであるが、
本発明によって新しい特徴を付加した紙製のパックであ
る。次に本発明について詳しく説明する。
【0016】本発明の紙製パックは前記の様に一枚から
なる板紙の台紙の一部に内容物収納用のスペースが膨ら
んで設けられた形状で、膨らんだ部分に窓が設けられ内
部の収納物が外から見える構造になっている。紙製パッ
クは板紙を打ち抜いた包装容器成型用材料である、ブラ
ンクスを包装機によって成形加工すると共に、その間
に内容物も収納して生産される。包装機はブランクス供
給機2、コンベヤー3、ブランクス折畳み機4、接着剤
塗布機5、内容物挿入機6、紙製パック成型機7及び接
着剤圧着機8からなっている。
【0017】ブランクス供給機2には板紙を打ち抜いた
一枚のシートからなる、紙製ブランクスが多数装填され
ている。板紙には水中での叩解が容易で再生使用が可能
であれば広範囲の種類の紙が使用可能であるが、古紙の
使用比率が高く古紙のみからの再生も可能であるコート
白ボールがブランクスの材料に適している。ブランクス
の材料は総て紙のみからなりプラスチック・シートは含
まれていない。これは紙製パック使用後古紙を全量板紙
として再生できる様にするためである。プラスチック・
シートが含まれていると水中での叩解工程で分離して除
去することが困難となり、紙に再生する場合に障害とな
るからである。
【0018】更に本発明においては紙製パック成型用の
接着剤にも、水中で使用済みの古紙の叩解が容易な成分
のみからなるエマルジョンを使用することにより全量再
生して循環使用できる。再使用できない場合にはゴミま
たは廃棄物として焼却処理されることとなり、省資源の
目的が達成できない。また、予めパックで包装された内
容物を外から見える様にするための窓になる穴が打ち抜
かれた形状のブランクスを使用することもできる。
【0019】コンベヤー3は2個のチェーン・ホィール
19、19′の間を循環する様に設けられ、ホィール間の走
行時にはコンベヤー3の表面が水平となる様に設置され
ている。コンベヤー3の外面には多数の金型10が一定間
隔毎に設けられコンベヤー3が間歇的に移動し、接着剤
塗布操作及び紙製パック成型時の折り返し操作の一部以
外は、前記の各加工操作はコンベヤーの停止時間になさ
れる様になっている。
【0020】ブランクスは一枚ずつ吸着するための吸盤
18を有するアームによって金型に供給され、ブランクス
折畳み機4に移送される。ブランクス折畳み機にはプレ
ス機11及び折返し機12が含まれ、ブランクス9はプレス
機11により金型10に圧着されて押し窪められ内容物収
納スペースが形成される。ブランクスは金型10に嵌めら
れた状態で間歇的に移動し折返し機12によって、プレス
機11で生成したブランクスの立ち上がり部分が折り返さ
れる。その際一旦深く折り返すことにより外力除去後も
所定の形状に保持される様になっている。これは紙製
ックの成形された形態の均一性を高めるために重要な操
作で、本発明の重要な要件の一つである。要すれば更に
折り返された部分はブランクスの上半分24の折り返し圧
着迄、ホルダーによって所定の形状に保持することもで
きる。
【0021】折り返されたブランクスは所定の形状に保
持された状態で、コンベヤー3により接着剤塗布機5に
移送され所定の部分に接着剤が塗布される。ここで塗布
される接着剤は乾燥後も板紙と共に水中で叩解可能な性
質を有するものである必要がある。これは紙製パックの
成型用材料を全量紙に再生して再使用するためである。
このため接着剤は塩素または窒素原子を含む化合物を含
有せず、主成分が水溶性ポリマーを含むビニル系ポリマ
ー・エマルジョンである必要があり、更にビニル系ポリ
マー・エマルジョンとしては酢酸ビニル系ポリマー・エ
マルジョンが環境への影響からより好ましい。更に包装
材料を何回か再生使用した後廃棄物を焼却する場合も、
塩素及び窒素原子を含む化合物が含まれていないため、
ダイオキシンや窒素酸化物等環境に悪影響を及ぼす成分
が発生するおそれない。
【0022】更に、固化した接着剤を含む紙製パックの
水中での叩解を容易にするために、エマルジョンに含ま
れる水溶性ポリマーの含有率を高めることがより好まし
い。現在板紙を接着して包装容器を生産する場合接着剤
としてホットメルト接着剤が使用されることが多い。接
着後の固化時間が短く経済性が高いためである。しか
し、固化したホットメルト接着剤は叩解が困難で板紙の
再生使用を妨げるため、包装材料の再生使用を目的とす
る本発明には使用できない。
【0023】接着剤塗布機5の塗布機構は特に限定しな
いが、水分散系のエマルジョンを均一に塗布するために
は転写機構を有する方式が好ましい。エマルジョンタイ
プの接着剤をドクター・ブレードで均一な厚さにローラ
ーの表面に塗布した後、更に塗布部分のみに接着剤を転
写するローラーを介してブランクスに塗布する方式であ
る。接着剤が塗布されたブランクスは内容物挿入機6に
移送されて内容物が収納スペースに挿入される。
【0024】エマルジョン系接着剤を圧着させる場合、
塗布後或る程度分散媒中の水を蒸発させ接着力を高めて
から圧着固化させるのが好ましい。その時間は通常オー
プン・タイムと言われている。本発明においても接着剤
塗布後内容物挿入操作を介在させた他更に、加工操作が
ないコンベヤーの停止時間もおいた後、ブランクスは成
形機7に移送される。要すればこのオープン・タイムの
間、接着剤塗布面に熱風を吹きつけて乾燥を促進しても
よい。
【0025】この移送の間に接着剤が塗布されたブラン
クスの上半分 (紙製パックの裏側となる部分) が、金型
10に嵌められた内容物収納スペーズの上に折り返して重
ねられ、内容物収納部を含む紙製パックが形成される。
次のコンベヤー停止時間に内容物収納部が金型10で固定
されている状態で、折り返して合わせたブランクスの両
側の端部を外側からプレスして端部を一致させると、両
側の端部が正確に一致すると共に更に内容物収納部を含
めた紙製パックが正確な形状に形成される。これは本発
明の重要な要件の一つである。
【0026】ブランクスは紙製パック成型機7に移送さ
れ接着剤が塗布された側の約半分が、金型10に嵌められ
た内容物収納スペースの上に折り返して重ねられ、内容
物収納部を含む紙製パックが形成される。その際収納部
が金型で固定されているため、折り返して合わせた両側
の端部を外側からプレスして端部を一致させると、両側
の端部が正確に一致すると共に更に収納部を含む寸法及
び形状の精度が高い紙製パックが形成される。これが本
発明の重要な要件の一つであると述べたのは、手作業で
紙製パックを成形する方式ではその手順上両側の端部を
正確に一致させることが困難であり、従って、パックの
形状にも微妙なバラツキが現れるためである。
【0027】接着剤圧着機8には少なくとも1台の圧着
機が含まれ加熱圧着操作により、接着剤を固化させて
パックが出来上がる。ブランクスが金型10に供給され
てから紙製パックが得られる迄の間、ブランクスが金型
10に嵌め込まれた状態で間歇的に移動し、その停止時間
内に加工操作がなされる様に構成されているため、それ
らの所要時間は同一に設定されている。このため分散媒
として多量の水が含まれているエマルジョン系接着剤を
乾燥固化させるためには、季節によっては1段階の圧着
時間では不十分となるおそれがある。それを補うために
2段階或いは3段階の圧着工程を設けることが好まし
い。
【0028】紙製パックの成型が完了する迄総ての加
工操作が自動的になされる様に構成されている。生産が
完了した紙製パックはコンベヤー3が回転して倒立状態
になった時、金型10から外れて搬出コンベヤー上に落下
するか或いは強制的に金型から押し出されて落下し、搬
出コンベヤーで運び出される。
【0029】従来のブリスター・パックの構造は板紙と
透明なプラスチック・フィルムを併用して包装され、収
納された内容物が外部から見えるようになっている。こ
の構造では板紙を再生するため水中で叩解する時プラス
チック・フィルムは叩解されず、この際プラスチック・
フィルムのみを分離・除去することも困難なため、パッ
ク全体が再生不能となり廃棄物として焼却する他に処理
方法がなかった。しかもプラスチックの焼却時には窒素
酸化物等環境に悪影響を及ぼす成分が発生するおそれが
あり、環境破壊の原因となった。
【0030】本発明の紙製パックは板紙の表面に窓を設
けて内容物が外部から見える様にすることにより、プラ
スチック・フィルムが不要な構造となっている。このた
めプラスチックによる環境破壊の原因となるおそれがな
い。更に、紙製パックを成形するために使用される接着
剤として、少量の酢酸ビニル系エマルジョンが含まれて
いるが、ポリ酢酸ビニル系エマルジョンは水溶性ポリマ
ーと共存しているため、乾燥後もかなり高い親水性を有
し且つ含有量が板紙に対してごく少量であるため水中で
叩解可能である。このため全量板紙として再生して使
用することができ省資源の要請にも叶っている。
【0031】更に本発明の紙製パックは繰り返し使用さ
れた後廃棄された場合焼却しても板紙及び接着剤
には塩素または窒素原子を含む化合物が含まれないた
め、窒素酸化物等環境に悪影響を及ぼす成分が含まれる
おそれがな、環境保護の観点からも好ましい。
【0032】更に前記で詳述した様に全工程ブランクス
を金型に嵌め込んだ状態で加工するため、従来の手作業
の製品に較べて寸法及び形状の精度が高く、折り曲げた
角の出っ張り等は全くないため、ハンガーに掛けて展示
する他平面上に縦に並べて展示するためにも適してい
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施例を挙
げ図面を参照して具体的に説明する。図1に本発明の
パック包装機1のフローシートを、図2にブランクス
の正面図を、図3に内容物として単3形乾電池4本を収
納した紙製パックの斜視図を示す。
【0034】ここでは、紙製パック包装機及び成形方法
の実例として前記の単3形乾電池4個を収納した紙製
ックを生産する場合について述べる。包装機1は図1に
示す様にブランクス供給機2、コンベヤー3、ブランク
ス折畳み機4、接着剤塗布機5、電池挿入機6、紙製
ック成型機7及び接着剤圧着機8で構成されている。
尚、包装機1により得られる紙製パックに収納される内
容物は乾電池に限定されず、小型の電気製品(電気小
物)、日用品等種々の物品の包装に適用できる。
【0035】乾電池用ブランクス9は板紙の一種である
一枚のシートからなるコート白ボールを図2に示す様な
形状に打ち抜いたもので、ブランクス供給機2には多数
枚のブランクス9が立てた状態で装填されている。ブラ
ンクス9は板紙のみからなり、紙製パックはこれを成形
して接着剤で圧着固化したもので、これ以外のプラス
チック・シート等の材料は全く使用されない。図2及び
図3に示した窓20は内部に収納した乾電池が外部より見
える様に設けられたものであり、上下の串団子形のスリ
ット 21 、21′は紙製パックを陳列棒に通して展示する
ための開口部である。また紙製パック成形時に折り畳む
線を図に点線で示した。
【0036】コンベヤー3は表面が水平となる様に2個
のチェーン・ホィール19、19′の間を循環している。コ
ンベヤー3の外面には多数の金型10が取り付けられてコ
ンベヤー3と共に移動し、コンベヤー3がホィール19、
19′の上側で金型10がコンベヤー3の上に乗った状態で
移動する間に、ブランクス9が金型10に供給されて各加
工操作がなされ、コンベヤー3がホィール19、19′の下
側となっている状態では金型10は空の状態になってい
る。コンベヤー3は間歇的に移動し、接着剤塗布操作及
紙製パック成型時の折り返し操作の一部以外の加工操
作は、コンベヤー3の停止時間すなわち、ブランクス9
が静止した状態でなされる様になっている。
【0037】ブランクス供給機2から吸着するための吸
盤18を有するアームにより、その動作と連動して吸盤に
掛かる加圧と減圧が自動的に制御されて、ブランクス9
が一枚づつ取り出されて金型10にセットされる。ブラン
クス9は金型10にセットされた状態でブランクス折畳み
機4に移送される。
【0038】ブランクス折畳み機4はプレス機11及び折
返し機12から構成され、ブランクス9はプレス機11で上
から乾電池収納部15の前面となる部分22がプレスされて
金型に圧着され、直方体の空間が押し窪められて乾電池
収納スペース13が形成される。ブランクス9は金型10に
嵌められた状態で間歇的に移動し折返し機12によって、
プレス機で生成したブランクスの立ち上がり部分の中、
金型10に密着していない周縁部23が折り返される。その
際一旦深く折り返すことにより外力除去後も所定の形状
に保持される様になっている。これは紙製パックの形状
を正確に形成させるために重要な操作である。要すれば
更に折り返された部分はブランクス9の上半分24の折り
返し圧着迄、ホルダーによって所定の形状に保持しても
よい。
【0039】折り返されたブランクス9は前記の様にし
て所定の形状に保持された状態で、コンベヤー3により
接着剤塗布機5に移送され所定の部分に接着剤が塗布さ
れる。ここで塗布される接着剤は乾燥後も板紙と共に水
中で叩解可能な性質を有するものである必要がある。こ
れは紙製パックの包装材料を全量紙に再生して使用する
ためであり、ここではポバール及びカルボキシメチルセ
ルローズを主成分とする水溶性ポリマーを含む、酢酸ビ
系ポリマー・エマルジョンで塩素及び窒 素原子を
含む化合物を含まない接着剤が使用される。酢酸ビニ
系ポリマー・エマルジョンに水溶性ポリマーを加えるの
は、粘度の調節と固化した酢酸ビニ系ポリマー・エマ
ルジョンを含む板紙を再生する際、叩解性を高めるため
である。
【0040】紙製パックの成形にこのような接着剤を使
用すれば、パックの原料を総て板紙に再生して繰り返し
使用することが可能となり、何回か使用された後廃棄物
を焼却処理しても、公害上有害な窒素酸化物が発生せず
その他環境に悪影響を及ぼす成分は含まれていない。
尚、最近接着剤として多用されているホットメルト接着
剤は水中で叩解が困難であり、板紙の再生使用を妨げる
ため本発明の紙製パック用接着剤としては不適当であ
る。
【0041】接着剤塗布機5の塗布機構は特に限定しな
いが、水分散系のエマルジョンを均一に塗布するために
は転写機構が介在した方式が好ましい。エマルジョンタ
イプの接着剤をドクター・ブレードで均一な厚さに一旦
接着剤巻取ローラー25に巻き取り、更に接着剤の塗布部
分にスポンジを貼った転写ローラー26でブランクス9の
塗布部分に接着剤を付着させる。尚、この操作はコンベ
ヤー3の移動中になされる。接着剤が塗布された後電池
挿入機6に移送され、単3形乾電池4本が乾電池収納ス
ペース13に挿入される。
【0042】接着剤塗布後エマルジョン中に含まれる水
の一部を乾燥させて接着力を高めるため、電池収納操作
も含めて必要な乾燥時間をとり、ブランクス9は成形機
7に移送される。この移送の間に接着剤が塗布されたブ
ランクス9の上半分 (紙製パックの裏側となる部分) 24
が、金型に嵌められた内容物収納スペースの上に折り返
して重ねられ、乾電池収納部15を含む乾電池ボード・パ
ック16が形成される。次のコンベヤー停止時間に乾電池
収納部15が金型で固定されている状態で、折り返して合
わせたブランクス9の両側の端部17、17′を外側からプ
レスして端部を一致させると、両側の端部が正確に一致
すると共に更に収納箱15を含めた紙製パック16が正確な
形状に形成される。これも本発明の重要な要件の一つで
ある。
【0043】接着剤圧着機8は3台の圧着機からなり、
加熱圧着操作により接着剤を固化させると乾電池を収納
した紙製パック16が完成する。乾電池用ブランクス9が
金型10に供給されてから紙製パック16が得られる迄の
間、ブランクス9が金型10に嵌め込まれた状態で間歇的
に移動しその停止時間内に大部分の加工操作がなされる
ため、各加工操作の所要時間はほぼ同一に設定されてい
る。複数台の圧着機を使用するのは接着剤のエマルジョ
ンには多量の水が含まれているから、接着剤を固化させ
るために或る程度の長さの圧着時間を要する。このため
間歇的に移動するコンベヤー3の動作とマッチさせるた
めに複数回の圧着操作が必要となるためである。
【0044】生産が完了した紙製パック16は、コンベヤ
ー3がチェーン・ホィール19′を回り半回転した状態に
なった時強制的に金型10から押し出されて、搬出コンベ
ヤー上に落ちて搬出される。図3に出来上がった紙製
ック16の斜視図を示す。包装材料に従来のブリスターの
様な透明なプラスチック・シートは含まれていないが、
パックに設けられた窓から内部に収納した乾電池を観察
することができる。また、紙製パック上部のスリットま
たはフックに陳列用バーを通して展示できる他、図の様
に底部が平面で直立しても安定な状態となるため平らな
台に並べて陳列することもできる。
【0045】
【発明の効果】本発明は小型の電気製品、その他日用品
等種々の物品の収納用紙製パックの包装機及び紙製パッ
クの成形方法である。パックは表面に内部が見える窓を
設けることにより透明なプラスチック・フィルムを全く
使用しない。板紙以外の成分としては水中で叩解可能な
接着剤が少量含まれているのみであるから、板紙に再生
して繰り返し使用が可能であり、省資源の要請に適して
いる。また、塩素または窒素原子を含む化合物が含まれ
ないため、焼却してもダイオキシンや窒素酸化物等環境
に悪影響を及ぼす成分を生成するおそれがなく、環境保
護の観点からも好ましい。更に全工程金型にはめ込んだ
状態で加工するため、従来の手作業の製品に較べて寸法
及び形状の精度が高く、折り曲げた角の出っ張り等は全
くないため、ハンガーに掛けて展示する他平面に並べて
展示することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の紙製パック包装機1のフローシート
を示す。
【図2】 乾電池収納用紙製パックの原料であるブラン
クスの正面図を示す。
【図3】 乾電池を収納した紙製パックの斜視図を示
す。
【符号の説明】
紙製パック包装機 2 ブランクス供給機 3 コンベヤー 4 ブランクス折畳み機 5 接着剤塗布機 6 内容物挿入機 7 紙製パック成型機 8 接着剤圧着機 9 乾電池用ブランクス 10 金型 11 プレス機 12 折返し機 13 乾電池収納スペース 14 乾電池 15 乾電池収納部 16 紙製パック 17、17′ ブランクスの端部 18 吸盤 19、19′ チェーン・ホィール 20 窓 21、21′ スリット 22 電池収納スペースの前面となる部分 23 ブランクスのプレスにより生成した立ち上がり周縁
部 24 ブランクスの上半分 25 接着剤巻取ローラー 26 接着剤転写ローラー 27 接着剤塗布部分
フロントページの続き (72)発明者 池畠 弘尚 群馬県前橋市上大島182番地 日本包装 システム株式会社内 (72)発明者 二上 昌夫 大阪府東大阪市吉田本町3−5−28 株 式会社二上鉄工所内 (56)参考文献 特開 昭50−15692(JP,A) 特開 平1−283134(JP,A) 特開 平7−172465(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/48 B65B 43/08 - 43/10 B31D 5/02 B31B 1/62 B65D 75/04 - 75/24 B65D 75/56

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物を包装するため板紙を任意の形状に
    打抜いた、一枚のシートからなるブランクスを多数装
    填可能なブランクス供給機2と、 前記ブランクスを成型・加工するための多数の金型10が
    設けられ、金型が間歇的に搬送されるコンベヤー3と、 ランクスを前記金型10に圧着させ押し窪められた、
    内容物収納スペースをプレス成型するプレス機11と、 前記プレス機によるプレス成型時、ブランクスの立ち上
    がり周縁部を折り返す際、一旦深く折り返すことによ
    り、外力除去後も所定の形状に保持されるような機能を
    有する折り返し機12と、 折り返されたランクスの立ち上がり周縁部に、接着剤
    を塗布する接着剤塗布機5と、ブランクスの 内容物収納スペースに内容物を挿入する
    内容物挿入機6と、 内容物挿入金型10にかしめられた内容物収納
    スペースの上を覆うように前記ブランクスを折り返
    し、重ね合わせたブランクスの端部が一致するように
    紙製パックを成型する紙製パック成型機7と、 接着剤の加熱・圧着により紙製パックを接着・固化させ
    る、少なくとも1段階の接着剤圧着機8からなりブランクスが金型へ供給されてから、接着・固化された
    紙製パックの成型完了後、金型から取り出されるまでの
    間、総ての成形・加工がブランクスが金型にかしめられ
    た状態下でなされるように構成された、紙製 パック包装
    機。
  2. 【請求項2】内容物を包装するため任意の形状に板紙を
    打抜いた一枚のシートからなるブランクスを吸着し
    成型・加工するた金型へ供給する工程と、 多数の前記金型が設けられたコンベヤーにより、金型が
    間歇的に搬送される工程と、 ランクスを前記金型に圧着させ押し窪められた、内容
    物収納スペースをプレス成型する工程と、 前記プレス機によるプレス成型後、ブランクスの立ち上
    がり周縁部を折り返す際、一旦深く折り返すことによ
    り、外力除去後も所定の形状に保持せしめる工程と、 折り返された前記立ち上がり周縁部に接着剤を塗布する
    工程と、 ブランクスの内容物収納スペースに、内容物を挿入する
    工程と、内容物の挿入後、金型にかしめられた 内容物収納した
    スペースの上を、覆うように前記ブランクスを折り返
    し、重ね合わせたランクスの端部が一致するように、
    紙製パックを成型する工程と、接着剤の 加熱・圧着により紙製パックを接着・固化させ
    る、少なくとも1段階の加熱・圧着工程と、からなり、 ブランクスが金型へ供給されてから、接着・固化された
    紙製パックの成型完了後、金型から取り出されるまでの
    間、総ての成形・加工がブランクスが金型にかしめられ
    た状態下でなされる ことを特徴とする、紙製パック成形
    方法。
  3. 【請求項3】着剤塗布工程と、紙製パック成型工程の
    一部以外の加工操作が総て、コンベヤー及び金型の搬送
    停止期間内になされることを特徴とする、請求項2記載
    紙製パック成形方法。
  4. 【請求項4】接着剤が塩素または窒素原子を含む化合物
    を含有せず、主成分が水溶性ポリマーを含むビニル系ポ
    リマー・エマルジョンであること、を特徴とする請求項
    1記載の紙製パック包装機。
  5. 【請求項5】接着剤が塩素または窒素原子を含む化合物
    を含有せず、主成分が水溶性ポリマーを含むビニル系ポ
    リマー・エマルジョンであり、固化後も水中で叩解可能
    であることを特徴とする、請求項2または3記載の紙製
    パック成形方法。
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