JP3512467B2 - 防炎性を付与したポリスチレンの発泡方法およびポリスチレン製成形物品 - Google Patents
防炎性を付与したポリスチレンの発泡方法およびポリスチレン製成形物品Info
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Description
を発泡剤の添加により発泡させる方法およびポリスチレ
ンフォームの押出し成形物品に関する。
り製造される、プラスチックシート、膨脹フィルム、断
熱フィルムウェブおよびその他の、防炎性付与処理を行
った建材の分野では、発泡剤として可燃ガスが一般に使
用されている。これらの発泡剤ないし発泡性ガスの可燃
性は、防燃加工の必要条件とは相反するものであり、そ
の様な建材は、発泡プラスチックのセルから発泡ガスが
消散し得る比較的長い貯蔵期間の後になって初めて十分
な防炎性を発揮する。
は、ポリスチレンフォームのスクラップをポリスチレン
に融解させ、中に閉じ込められている空気を逃がし、次
いで発泡剤を加えて溶融物を発泡ポリスチレンに変換す
ることにより得られるポリスチレン再生材料の成形物品
が記載されている。発泡剤としてペンタンを使用し、発
泡作業は押出し機のヘッドで行う。この公知の成形物品
はいわゆる連続シートの形態で製造され、このシートを
所望の長さおよび幅に裁断し、次いでさらに建築用シー
トとして加工する。この公知の成形物品は、DIN41
02の建材クラスB1に規定される防炎性を付与する防
燃添加剤を含む。この公知のポリスチレン再生材料の成
形物品は、建築工業用の断熱材として使用され、DIN
18164 第1部の必要条件を満たしている。
用するポリスチレンフォームを製造するために、スクラ
ップポリスチレンの溶融物を融解温度より低い温度に冷
却し、フィラメントにプレスし、冷却したフィラメント
を細片に粉砕する。これらの細片を別の押出し機中で融
解させ、発泡剤としてペンタンを高圧下で強制的に加
え、溶融物を150℃未満の温度で、スロットダイスを
通して柔軟なフォームとして押し出し、キャリブレーシ
ョン(calibration) によって賊形する。これらの建材の
防炎性が十分に現れるまでに必要な貯蔵期間は記載され
ていない。
防炎性を付与処理を施したポリスチレンフォームが得ら
れ、発泡剤として可燃性ガスを使用するにも関わらず、
そこから製造された建材の、十分な防炎性が達成される
までに必要な貯蔵期間が短縮される様に改良することで
ある。
タンまたはプロパンとブタンの混合物を発泡剤としてポ
リスチレン溶融物に加える方法により達成される。ここ
で発泡剤はn−ブタンおよび/またはiso −ブタンを含
んでなるのが好ましい。本方法の一実施態様では、発泡
剤の成分を、発泡剤の総体積に対してプロパン10〜1
00体積%、n−ブタン0〜90体積%、および/また
はiso −ブタン0〜90体積%の比率で混合する。好ま
しくは、プロパン60〜90体積%を、n−ブタン10
〜40体積%および/またはiso −ブタン10〜40体
積%と混合する。
を、ポリスチレン共重合体、スチレンとブタジエンの共
重合体またはスチレンの重合体またはそれらの混合物、
から融解させる。
12の特徴から理解される。
さ1〜10mm、幅50〜320cm、フォーム密度30〜
70 g/l、および3週間貯蔵後の発泡剤含有量3.0重
量%以下であるポリスチレン成形物品が形成される。
m、幅75〜320cm、フォーム密度60〜70 g/l、
および発泡剤含有量2.8〜3.0重量%を有する、独
立気泡または閉細孔発泡フィルムを含んでなるポリスチ
レン成形物品を押し出す。さらに、ポリスチレン成形物
品は厚さ2〜10mm、幅50〜200cm、フォーム密度
30〜40 g/l、および3週間貯蔵後の発泡剤含有量
1.9重量%以下であるシート品でもよい。
のポリスチレン成形物品は、DIN4102に規定する
建材クラスB2およびB1により通常可燃性〜防炎性で
ある。その時、例えばプロパン/ブタン混合物60/4
0による発泡ガス含有量は1.9重量%未満である。
レンフォームから製造された成形物品の、十分な防炎性
が達成されるまでの貯蔵期間が短縮されること、および
成形物品の細孔またはセルが、1週間の貯蔵期間の後で
も、その後に続く熱処理により1.8〜2.0倍に発泡
するのに十分な発泡剤をなお含んでいることである。ま
た、発泡剤組成物を適切に選択することにより、炭化水
素の放出を低減できることも有利である。
明をより詳細に説明する。
からなるポリスチレン溶融物を第一押出し工程で融解さ
せる。第一押出し工程の最後に、この溶融物中に発泡剤
としてガスを350 barまでの高圧で注入する。発泡剤
をポリスチレン溶融物と均質に混合し、第二押出し工程
の前に、ポリスチレン溶融物をさらに均質化し、押出し
前に溶融物温度を150℃未満まで冷却する。ポリスチ
レン溶融物に発泡剤としてプロパン、ブタン、またはこ
れら2種類のアルカンの混合物を供給する。ここでは、
発泡剤はn−ブタンおよび/またはiso −ブタンを含
む。発泡剤の成分は、発泡剤の総体積に対して、プロパ
ン10〜100体積%、n−ブタン0〜90体積%、お
よび/またはiso −ブタン0〜90体積%の比率で混合
する。プロパン60〜90体積%、n−ブタン10〜4
0体積%、および/またはiso −ブタン10〜40体積
%の比率が特に好ましい。
重合体、スチレンとブタジエンの共重合体、スチレン重
合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、アクリル/
ブタジエン/スチレン、ポリフェニレンオキシドまたは
それらの混合物である。
から押し出した発泡ポリスチレンフィルムまたはポリス
チレン成形物品中の細孔またはセルの寸法をできるだけ
一様に維持するのに役立つ。添加する核形成剤は、とり
わけ、チョークおよび/またはタルクであり、それぞれ
の場合に発泡剤組成物に応じて選択する。タルク/チョ
ーク混合物中のタルク含有量は、以下に図を使用して説
明する様に、発泡剤中のプロパン含有量の増加と共に低
減させることができる。使用可能な吸熱性核形成剤は、
クエン酸および重炭酸ナトリウムである。
リリン酸アンモニウム、ヘキサブロモシクロドデカンお
よび水酸化マグネシウムを防燃剤としてポリスチレンの
出発物質に加える。
出し機ラインで製造される。第一押出し工程において、
一次押出し機中で、ポリスチレン顆粒、防燃剤および核
形成剤の混合物を処理して、均質流動性のポリスチレン
溶融物にする。一次押出し機の出口で、発泡剤を高圧で
注入し、ポリスチレン溶融物と強力に混合する。この混
合物を偏向装置を使用して二次押出し機中に搬送し、そ
の中でさらに均質化し、150℃未満の所望の温度に冷
却する。次いで、このポリスチレン溶融物を、狭い隙間
を有する輪状ダイスを通して押し出す。ポリスチレン溶
融物が輪状ダイスから出てくる時に、ポリスチレン中で
発泡が起こる。輪状ダイスから押し出された発泡フィル
ムの気泡は一定のブロー比を有しているが、これを次い
で冷却マンドレル上に引き取り、キャリブレーション操
作の最後に2つのフィルムウェブに裁断し、リール状に
巻き取る。これらのリールは、厚さ1〜5mm、幅50〜
320cm、フォーム密度60〜70 g/l、および発泡剤
含有量約3.0重量%までの、独立セルまたは独立細孔
発泡フィルムである。この発泡剤含有量は、ポリスチレ
ンフォームの形成直後に、微細なセルまたは細孔が発泡
剤で充填され、細孔中の空気分圧がゼロになるために生
じる。この3.0重量%までの発泡剤含有量は、それに
続いて熱処理により後膨脹させるのに十分である。発泡
フィルムの具体的な寸法は、使用する輪状ダイス寸法に
より決定される。厚さ2〜10mm、幅50〜200cm、
フォーム密度30〜40 g/l、および3週間貯蔵後の発
泡剤含有量1.7〜1.9重量%のシート品を得るに
は、二次押出し機で輪状ダイスの代わりに、対応するス
ロットダイスを使用することもできる。
発泡剤はポリスチレンフォームの細孔から外に非常にゆ
っくり拡散し、他方、非常に急速な空気の侵入が起こ
り、ダルトンの法則にしたがってセル中の総ガス圧が増
加する。後に続く発泡フィルムまたは成形物品の熱処理
に最適なガス圧には、室温で数日間の貯蔵期間内に到達
する。例えば、断熱シートに加工するシート物品のフォ
ーム密度は、いわゆる後膨脹操作における熱処理によ
り、2倍まで低下させることもできるが、これは断熱特
性を2倍まで増加させることに等しい。
た後にポリスチレンフォームに押し出されるポリスチレ
ン溶融物は、良好な防炎性を示す、すなわちこれらの材
料は、図1から分かる様に、防炎性付与処理を行ってい
るにも関わらず、22℃の室温で数か月間貯蔵するだけ
で、DIN 4102に規定する建材クラスB2および
B1により、通常の可燃性から防炎性である。この図
中、ブタン、プロパンおよびこれら2種類のアルカンの
混合物のガス放出と調整時間の関係を示す。調整時間は
貯蔵期間の平方根から得られる。曲線のパラメータは、
プロパン対ブタンの混合比であり、曲線群の両極端は、
発泡剤として純粋プロパンおよび純粋ブタンである。フ
ォームの厚さは3.2mmであり、フォーム密度は65 g
/lである。発泡剤の含有量は、ポリスチレンフォームに
対する重量%で、ガス放出の開始時で、二次押出し工程
が終了した直後で2.6〜4.3重量%の範囲内であ
る。13週間の貯蔵期間の後、発泡剤の含有量は1.6
重量%未満である。図1における、発泡剤中ブタン含有
量が100%である最も上の曲線を考えると、ブタンは
ポリスチレンフォームの細孔から非常にゆっくり放出さ
れることが分かる。貯蔵温度が上昇すると、ブタンの透
過性は拡散係数と同様に大きく増加する。このブタン透
過性の温度依存性は、アレニウス型の等式 P=P0 e-Ep/RT (式中、P0 は定数であり、Ep は透過過程全体の活性
化エネルギーであり、Rは気体定数であり、Tは温度で
ある。)により表される。例えば、60℃未満の温度に
露出することにより、貯蔵期間は著しく短縮されるが、
そのためのエネルギーおよび環境上の観点からは、これ
らの温度における熱処理は経済的な理由から推奨できな
い。これらの理由には、とりわけ、60℃までに加熱す
るためのエネルギー経費、過酷なガス放出およびそれに
関連する環境への炭化水素の追加放出、および、一般的
に独立セル中の発泡剤の量がもはや後膨脹に十分ではな
いので、ポリスチレン成形物品の後膨脹を達成するため
の妥当な熱的後処理を行うのが困難であることが含まれ
る。図1で、易燃焼性ポリスチレンフォームと、通常可
燃性から防炎性ポリスチレンフォームの間に分割線を引
いてあるが、この分割線は水平に走っているのではな
く、調整時間の増加と共に僅かな角度で下降している。
発泡剤中のプロパン含有量が高いほど、プロパンおよび
ブタンの他の混合物および純粋ブタンと比較して、建材
クラスB2にしたがう防炎性が高含有量の発泡剤でより
早く達成される。
レンフォームは、建材クラスB2にしたがう防炎性を3
か月の貯蔵だけで達成する。プロパン/ブタンの重量比
60対40の混合物で押出しを行うと、発泡リール物品
または後発泡成形物品または完成物品の3週間以内の貯
蔵だけで良好な防炎性が達成されている(それぞれの場
合に貯蔵期間は、押出しの日から計算している)。
ず、押出しポリスチレンフォームまたはポリスチレン成
形物品の防炎性は、本発明の方法により、温度を高める
ことなく、他の発泡剤で発泡させる従来のポリスチレン
フォームの場合よりも著しく早く実現される。ここで、
ポリスチレン発泡フィルムおよびシート物品のフォーム
密度がほぼ同じ大きさに維持されているという事実は重
要である。
混合比に対する核形成剤の核形成特性を示す。プロパン
/ブタン発泡剤混合物中のプロパン含有量が増加するに
つれて、核形成効果が増加し、したがってタルク含有量
は低下させなければならない。再生材料をポリスチレン
溶融物の出発物質に追加する場合、核形成は過剰にな
る。この場合、タルク/チョーク混合物中のタルク含有
量は0.2〜0.6%である。タルクの代りにチョーク
またはチョーク/タルク混合物を使用する場合、核形成
効果は所望の程度に弱められるので、核形成剤をより多
く、より精確に計量使用することができる。
鉱物含有量(重量%)とタルク/チョーク混合物中のタ
ルク含有量(%)の関係を示す。これらの曲線のパラメ
ータは発泡剤のアルカン組成である。一番上の曲線は発
泡剤として100%ブタンを有し、一番下の曲線は発泡
剤として100%プロパンを有する。その間の2つの曲
線はプロパンとブタンの混合比がそれぞれ40対60お
よび60対40である。
(分)に対してプロットしてある。発泡ファクターは、
ポリスチレンフォームまたはポリスチレン成形物品の熱
処理の後および前の、フォームの厚さの商として定義さ
れる。発泡ファクターは一般的に、高温空気オーブン
中、高温空気の対流循環により130℃で測定する。調
整したポリスチレンフォームまたは成形物品に対する後
膨脹操作には、1.8〜2.0の発泡ファクターで十分
であり、これは、その後の熱処理した物品の、この1.
8〜2.0のファクターで増加する厚さ寸法に等しい。
後膨脹操作は、一般的に2〜7日間貯蔵した後に行う。
つまり、後膨脹用の十分な発泡剤が独立細孔中にまだ存
在しなければならないということであって、この発泡剤
が130℃で約2〜2.4分間の対流熱処理により膨脹
して、寸法の拡大およびフォーム密度の低下を生じるの
である。物品は、一般的に22℃の常温で貯蔵する。図
3に示す3つの曲線から、100%プロパン含有量の比
較的平らな曲線により0.4〜約2分間の処理時間が得
られるのに対し、発泡剤中のプロパン含有量がより低
い、他の2つの曲線では処理時間が1.8分間未満であ
るので、処理時間は発泡剤中のプロパン含有量が高くな
るにつれて増加することが分かる。
0%ブタン、混合比20対80%、40対60%、およ
び60対40%、であるプロパン/ブタン混合物および
100%プロパンの発泡剤を加えたポリスチレンフォー
ムの製造中の炭化水素の放出係数を示す。図4から、1
00%ブタンの添加と比較して、プロパンおよびプロパ
ン/ブタン混合物の使用により、炭化水素放出は減少す
ることが分かる。これに関して、適切な発泡剤を選択す
ることにより、炭化水素放出による環境汚染は減少す
る。
レンフォームでDIN 4102−B2に規定する試験
を行った。押し出したフォームは単位面積あたりの重量
が200 g/m2 であった。フォーム密度は65 g/lであ
った。
び60対40のプロパン/ブタン混合物、および100
%プロパンであった。貯蔵期間3週間〜2箇月後の発泡
剤の含有量は2.8〜1.2重量%であった。建材B2
クラスの防炎性は、発泡剤として60対40プロパン/
ブタン混合物および100%プロパンを使用し、3週間
の貯蔵期間の場合に得られたが、発泡剤中のプロパン含
有量が60%未満では得られなかった。これらの防炎性
は、20対80プロパン/ブタン混合物に対して、2箇
月の貯蔵期間でも達成された。
リスチレン成形物品の防炎特性および発泡剤のガス放出
と、貯蔵期間の関係を示す図。
とタルク/チョーク混合物中のタルク含有量%の関係を
示す図。
ァクターと熱的な後処理時間および発泡ガス含有量重量
%の関係を示す図。
ームからの、プロパン、ブタンおよびそれらの混合物の
放出係数を示す図。
Claims (15)
- 【請求項1】防炎性を有する発泡ポリマー物品の製造法
であって、 スチレンポリマー顆粒、防燃剤、および核形成剤の溶融
物を第一押出し工程で押出し、 4.3重量%までの、プロパン、ブタン、またはプロパ
ンとブタンとの混合物を含んでなる発泡剤を前記スチレ
ンポリマーの溶融物中に、前記第一押出し工程の最後に
350barまでの圧力で注入し、 第2押出し工程の前に、前記スチレンポリマーの溶融物
を均質化し、150℃未満の押出し温度に冷却し、 スチレンポリマー溶融物を第二押出工程に付して、押出
しされた発泡ポリマー物品を形成させる工程を含んでな
る発泡ポリマー物品の製造法 。 - 【請求項2】発泡剤が、n−ブタンおよび/またはiso
−ブタンを含んでなる、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】発泡剤の成分を、発泡剤の総体積に対して
プロパン10〜100体積%、n−ブタン0〜90体積
%、および/またはiso −ブタン0〜90体積%の比率
で混合する、請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】発泡剤が、n−ブタン10〜40体積%お
よび/またはiso −ブタン10〜40体積%と混合され
た、プロパン60〜90体積%を含んでなるものであ
る、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】スチレンポリマーが、ポリスチレン、スチ
レン共重合体、またはそれらの混合物、あるいはブタジ
エンを含有するスチレン共重合体を含んでなる、請求項
1〜4のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】スチレンポリマーが、スチレン/無水マレ
イン酸共重合体、アクリル/ブタジエン/スチレン共重
合体、ポリフェニレンオキシドまたはそれらの混合物を
含んでなる、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】核形成剤として、発泡剤組成物に応じてチ
ョークおよび/またはタルクを加える、請求項1に記載
の方法。 - 【請求項8】吸熱性核形成剤として、クエン酸および重
炭酸ナトリウムを加える、請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】発泡剤中のプロパン含有量が増加するにつ
れて、タルク/チョーク混合物中のタルク含有量を低減
させる、請求項7に記載の方法。 - 【請求項10】防燃剤として、リン酸ハロゲン化アルキ
ル−アリール、ポリリン酸アンモニウム、ヘキサブロモ
シクロドデカンまたは水酸化マグネシウムを加える、請
求項1に記載の方法。 - 【請求項11】ポリスチレン溶融物の発泡が、第二押出
し工程で、溶融物が押出しダイスから出てくる時に、押
出しダイスの外側で起こり、ポリスチレンフォームのセ
ルが発泡直後に発泡剤で充填される、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項12】防燃剤を含み、発泡剤が注入されてい
る、押し出されたポリスチレンフォームからなるポリス
チレン成形物品であって、厚さが1〜10mm、幅が50
〜320cm、フォーム密度が30〜70 g/l、および発
泡剤含有量が約3.0重量%までであることを特徴とす
るポリスチレン成形物品。 - 【請求項13】厚さが2〜10mm、幅が50〜200c
m、フォーム密度が30〜40 g/l、および3週間貯蔵
後の発泡剤含有量が1.9重量%までであるシート品を
含んでなる、請求項12に記載のポリスチレン成形物
品。 - 【請求項14】1〜13週間の貯蔵期間の後、DIN
4102に規定する建材クラスB2およびB1により、
通常の可燃性から防炎性である、請求項12に記載のポ
リスチレン成形物品。 - 【請求項15】押出し後1週間以内に行う熱処理によ
り、厚さが1.8〜2.0倍に増加する、請求項12〜
14のいずれか1項に記載のポリスチレン成形物品。
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