JP3510834B2 - 導電性接着剤組成物、導電性接着剤シート、電磁波シールド材料及びそれを使用したフレキシブルプリント基板 - Google Patents

導電性接着剤組成物、導電性接着剤シート、電磁波シールド材料及びそれを使用したフレキシブルプリント基板

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルプリ
ント基板(以下FPCという)の電磁波シールド用に好
適な、屈曲性と耐折性を有する導電性接着剤組成物、導
電性接着剤シート及びこれらを導電性繊維シート又は金
属箔と一体化した電磁波シールド材料に難燃性を付与す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器間を接続するためのケーブルの
電磁波シールドについては、従来は導体の1本ずつに編
組処理を施したシールド線群が使用されていたが、多数
のシールド線群を束ねて使用するので、小型、薄型化が
困難であった。しかし、最近電子機器及びその周辺機材
の小型、薄型化が進み、それに伴ってケーブル自体の小
型、薄型化が求められてきた。特にノート型パソコンで
は、多機能、高性能化と共に、小型、薄型化の傾向が著
しく、それに伴い本体と画面とを結ぶインターフェイス
ケーブルは、束ねたシールド線群の方式からフラットケ
ーブル、更に厚みの薄いFPCの方式へと変わりつつあ
る。
【0003】それに加えて、情報の高速伝達のために、
より高周波帯域の周波数を用いるようになってきてお
り、FPCにはいままで以上の電磁波シールド特性が要
求されている。具体的にはFPC内部からの不要電磁波
は基本クロック用のパターンから発射され、現在のとこ
ろ周波数として150〜700MHzが中心になってい
る。これらのFPCの電磁波シールド対策としてはFP
Cの片面又は両面に銅箔を貼り付ける、いわゆるベタア
ース板としていることが多い。しかし銅箔の貼り付けに
は通常電気抵抗として体積抵抗率が10Ω・cm以上
の絶縁体レベルの接着剤を用いるため、電磁波シールド
特性が不良となり、かつ銅箔が多数回の屈曲テストに耐
えられず、脆性破壊してしまうという問題があった。
【0004】このように電子機器の小型、薄型化に伴う
FPCの使用が増え、それに伴いFPCには屈曲性、軽
量性、薄さ、電気特性の他に高い電磁波シールド特性も
要求されてきている。しかしFPCの屈曲性を損なうこ
となく有効な電磁波シールド性を得る方法はこれまで得
られていなかった。そこで本発明者等は特願平10−2
79318、特願平10−344854に於て柔軟な金
属繊維シートに導電性接着剤を含浸・充填、又は片面も
しくは両面に積層した電磁波シールド用金属繊維シート
を提案し、特願平10−325829ではその電磁波シ
ールド用金属繊維シート付フレキシブルプリント基板及
びその製造方法を、更に特願平10−282094でフ
レキシブルプリント配線板における電磁波シールド材の
処理方法を提案してきた。
【0005】このような電磁波シールド方法は優れたも
のであったが、難燃性の点からは十分とは言えなかっ
た。難燃性については機器の部品用プラスチック材料の
燃焼性試験規格であるUL94が適用され、V−1,V
−0レベルの難燃グレードが求められている。ここで具
体的には導電性接着剤を難燃化することが必要となって
くる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、特
にFPCの電磁波シールド用に好適な、屈曲性と耐折性
を有する導電性接着剤組成物、導電性接着剤シート、及
びこれらを導電性繊維シート又は金属箔と一体化した電
磁波シールド材料に対して、更にこれらに難燃性を付与
することを目的とするものである。特に難燃性について
は、前記導電性接着剤シートと導電性繊維シートを積層
した形でUL94の垂直燃焼試験でVTM−0レベルで
あることが求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、
(a)アクリロニトリル−ブジエン共重合体と、(b)
フェノール樹脂と、(c)導電性フィラーを含有する導
電性接着剤組成物に、更に(d)下記化2の一般式で示
されるテトラブロモビスフェノールA誘導体を含有せし
めたものであることを特徴とする導電性接着剤組成物で
あり、
【化2】 請求項2の発明は、前記フェノール樹脂がレゾール型フ
ェノール樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の
導電性接着剤組成物であり、請求項3の発明は、前記レ
ゾール型フェノール樹脂がビスフェノールA型及びアル
キルフェノール型又はそれらの共縮合型のフェノール樹
脂であることを特徴とする請求項2に記載の導電性接着
剤組成物である。
【0008】請求項4の発明は、(a)アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体20〜60重量%と、(b)フ
ェノール樹脂10〜50重量%と、(c)導電性フィラ
ー1〜50重量%からなる導電性接着剤組成物に、更に
(d)テトラブロモビスフェノールA誘導体20〜50
重量%を含有せしめたものであることを特徴とする請求
項1に記載の導電性接着剤組成物である。
【0009】又、請求項5の発明は、請求項1の導電性
接着剤組成物を、厚さ5〜500μmのシート形状にし
たことを特徴とする導電性接着剤シートで、請求項6の
発明は、請求項5の導電性接着剤シートが、体積抵抗率
2×10Ω・cm以下となるような導電性フィラーを
含有することを特徴とする導電性接着剤シートである。
【0010】更に、請求項7の発明は、請求項1の導電
性接着剤組成物を、導電性繊維シートに含浸・充填及び
加圧して形成されたものであって、かつ加圧後の表面抵
抗率が1Ω/□以下であることを特徴とする電磁波シー
ルド材料であり、請求項8の発明は、請求項5の導電性
接着剤シートを、導電性繊維シート、又は金属箔の片面
もしくは両面に積層及び加圧して形成されたものであっ
て、かつ加圧後の表面抵抗率が1Ω/□以下であること
を特徴とする電磁波シールド材料である。
【0011】又、請求項9の発明は、請求項7又は8の
電磁波シールド材料を、フレキシブルプリント基板の片
面もしくは両面に貼り合わせてなることを特徴とするフ
レキシブルプリント基板である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の、難燃性を付与した導電
性接着剤組成物を構成する成分について説明する。 (a)アクリロニトリル−ブタジエン共重合体は屈曲性
付与に必須の成分であると共に基材への密着性を高める
働きもあり、多くのエラストマー材料の中から耐寒性、
耐油性、耐老化性、耐摩耗性、耐折性及び安価であるこ
との点から選ばれたものである。具体的にはニトリル含
有量が10〜45重量%、好ましくは20〜45重量%
の比較的高ニトリル含有量であって、分子量2〜100
万、好ましくは5〜50万のものが本発明に供される。
なお、このアクリロニトリル−ブタジエン共重合体に加
えて、空気中の酸素やオゾンによる酸化劣化や熱劣化、
老化を生じるのを防止することを目的として安定剤を添
加してもよい。具体的にはフェノール系酸化防止剤とし
て、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,6
−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル
−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート、2,2−メチレン−ビス−(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−チ
オビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4′−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
ン、13,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3′,5′
−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン、硫黄系酸化防止剤としては、ジラウ
リル−3,3′−チオジプロピオネート、ジステアリル
−3,3′−チオジプロピオネート、リン系酸化防止剤
として、トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデ
シルホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライ
ルビス(オクタデシルホスファイト)、トリス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト等が使用可能
である。又ゴムの老化防止剤として、ポリ(2,2,4
−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン)、6−エト
キシ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチルキノ
リン、1−(N−フェニルアミノ)−ナフタレン、ジア
ルキルジフェニルアミン、N,N′−ジフェニル−p−
フェニレンジアミン、N−フェニル−N′−イソプロピ
ル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ−2−ナフ
チル−p−フェニレンジアミン、2,5−ジ−t−ブチ
ルハイドロキノン、2−メルカプトベンズイミダゾー
ル、ニッケルジブチルジチオカルバメート、トリス(ノ
ニルフェニル)ホスファイト等も使用できる。
【0013】(b)フェノール樹脂は、熱硬化性樹脂で
基材との接着機能を有するものである。フェノール樹脂
としてはレゾール型のフェノール樹脂が好ましく、更に
レゾール型フェノール樹脂としては、ビスフェノールA
及びアルキルフェノールから選択された1種又は2種以
上、又はそれらの共縮合型のフェノール樹脂が好まし
い。その理由は接着剤層の経時安定性や保存安定性が良
好なためである。ビスフェノールA型のレゾール型フェ
ノール樹脂はビスフェノールAを出発原料として合成さ
れたもので、環球法による軟化点が70〜90℃のもの
が好適に使用される。アルキルフェノール型のレゾール
型フェノール樹脂は、フェノール性水酸基に対して主に
p−及び/又はo−位にアルキル基を有する化合物を出
発物質として合成されたもので、アルキル基としてはメ
チル基、エチル基、プロピル基、t−ブチル基、ノニル
基等を有するものが挙げられ、例えばp−t−ブチルフ
ェノール型のレゾール型フェノール樹脂では環球法によ
る軟化点が80〜100℃のものが好適に使用される。
なお前記レゾール型フェノール樹脂には、フェノール成
分としてp−フェニルフェノールやハロゲン化フェノー
ル等の前記以外のフェノール成分が含まれても良い。又
レゾール型フェノール樹脂と共に、小量のノボラック型
フェノール樹脂が配合されても良い。
【0014】(c)導電性フィラーとしては、Al,A
u,Pt,Pd,Cu,Fe,Ni、ハンダ、ステンレ
ス、ITO、フェライト等の金属、合金類、金属酸化物
等の金属系粉末や導電性カーボン(グラファイトを含
む)粉末が使用出来るが、安価であることの点から特に
導電性カーボン粉末が好ましい。導電性カーボン粉末と
しては、アセチレンブラックやグラファイトカーボン等
が用いられるが、JIS−K6221によるDBP吸油
量が20〜200ml/100gであることが好まし
い。吸油量が20ml/100g未満であると粉末粒子
が大きすぎて本発明の被着剤組成物に所望の導電性が得
られ難い。一方200ml/100gを超えるとカーボ
ンの分散不良により導電性が低下する。又カーボン粉末
を分散する場合、分散性向上のため、適量の分散剤を添
加しても差し支えない。又導電性を向上させるために
は、導電性カーボン粉末と前記金属系材料の粉末を併用
することも出来る。更に又、金属繊維、カーボン繊維、
金属メッキ繊維等の導電性繊維を使用することもでき
る。
【0015】本発明の導電性接着剤組成物、導電性接着
剤シート及び電磁波シールド材料に難燃性を付与するた
めの(d)テトラブロモビスフェノールA誘導体は、下
化3の一般式の構造を有し、例えば帝人化成社製の商
品名「ファイヤガード3000」、「ファイヤガード3
010」として上市されているのであって、各種難燃剤
の比較検討の中から最も難燃効果が高く、且つ柔軟性、
接着力の高温、高温高湿耐久性を損なうことがないこと
で選ばれたものである。
【0016】
【化3】
【0017】本発明の請求項8で特定する電磁波シール
ド材料、すなわち導電性接着剤シートと導電性シートを
積層したものは、形状的に燃え易く、UL94垂直燃焼
試験でVTM−0レベルの達成が容易ではなく、選択さ
れる難燃剤も限定される。
【0018】下記構造式のテトラブロモビスフェノール
A単量体も難燃剤として実用化されているが、導電性接
着剤シートと導電性繊維シートを積層した形で高温、高
温高湿環境下に長時間放置された場合に接着力の低下を
引き起こす問題を生じる点で好ましくない。
【0019】
【化4】
【0020】これに対してテトラブロモビスフェノール
A誘導体は、テトラブロモビスフェノールA単量体と同
等の難燃性、柔軟性を与えるばかりでなく、前記高温、
高温高湿下環境下における接着力低下が少ないという画
期的な作用効果を奏する。さらに高分子型であることか
ら接着剤表面への析出もなく、同時に融点、分解点など
が高いため、本発明の電磁波シールド材料の耐熱性に優
れた特性を有する。
【0021】本発明の導電性接着剤組成物を構成する以
上の成分(a)〜(d)の好ましい組成比は、(a)ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体20〜60重量%
と、(b)フェノール樹脂10〜50重量%と、(c)
導電性フィラー1〜50重量%を含有する導電性接着剤
組成物に、更に(d)テトラブロモビスフェノールA誘
導体を20〜50重量%含有せしめたものである。
(a)の含有量が20重量%より少ない場合は、接着剤
の柔軟性、接着力が損なわれ、60重量%より多い場合
は難燃性が低下する。(b)の含有量が10重量%より
少ない場合は、接着剤表面の粘着性が増大し、シートの
取り扱いが難しくなるばかりでなく、硬化物の耐熱性が
低下する。又含有量が50重量%より多い場合は、柔軟
性及び接着力が損なわれる。(c)が1重量%より少な
いと、所定の導電性を得ることが出来ず、50重量%を
超えると柔軟性や接着力が低下する。更に(d)につい
ても、20重量%より少ないと導電性接着剤シートと導
電性繊維シート積層形態で十分な難燃性が得られず、5
0重量%を超えると同様に接着力の低下を生じてしま
う。
【0022】本発明の導電性接着剤組成物は、(a)〜
(d)の各成分を有機溶剤に均一に溶解又は分散すべき
である。好ましい有機溶剤としては(a)及び(b)成
分を溶解することの出来るメチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸
ブチル等のエステル系溶剤、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル系溶剤が挙げられる。更に希釈溶剤としてメタノ
ールやプロパノール等のアルコール系溶剤、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、リグロイン、ゴム
揮発油等の脂肪族炭化水素系溶剤等を使用することが出
来る。
【0023】本発明の導電性接着剤シートの好ましい体
積抵抗率は、2×10Ω・cm以下、さらに好ましく
は1×10 −1 〜2×10Ω・cmである。接着剤シ
ートがこのような導電性を必要とする根拠は、接着剤シ
ートを介して導電性繊維シート又は金属箔をFPCに貼
り付けて良好な電磁波シールド特性を得るためであり、
更に詳細には導電性繊維シート又は金属箔でキャッチし
た電磁波を渦電流に変えて接着剤を通じてFPC層内に
あるグランドアースにリークさせるためである。従って
導電性接着剤シートの体積抵抗率が2×10Ω・cm
を超えると、電磁波により発生した渦電流を有効にFP
C層内のグランドアースにリークさせることが難しく、
電磁波シールド効果が不十分となる。一方体積抵抗率を
1×10 −1 Ω・cm未満にすると、導電性フィラーの
配合量を増加する必要があり、その場合前記(c)や
(d)のバインダー成分すなわち(a)及び(b)中へ
の分散が困難となり、又FPCとの接着力が極端に低下
する。
【0024】本発明の導電性接着剤組成物の製造方法
は、(a)及び(b)成分を前記有機溶剤に溶解し、
(c)は(a)及び(b)の溶液中に分散させて作製さ
れる。(d)は前記有機溶媒に溶解し、(a)及び
(b)の溶液中に混合しても良いし、(c)との分散後
に添加しても構わない。分散工程は溶剤中又は他の成分
の溶液中に、単独又は複数の成分をアトライター、サン
ドミル、パールミル等の適当な分散装置を利用して行わ
れる。これらの溶液及び分散液は最終的にその組成比が
前記の好ましい配合比の範囲になるように調製される。
【0025】本発明の請求項5の導電性接着剤シート
は、前記導電性接着剤組成物を離型紙や離型フィルム等
の支持体上に塗工・乾燥して厚さ5〜500μmのシー
ト状にしたものである。この厚さは、後述する金属繊維
シート又は金属箔に適用するために必要なものであり、
5μm未満では必要な接着力を得られず、一方導電性接
着剤シートの厚さが500μmを超えると、金属繊維シ
ート又は金属箔とFPCとの間の導電性が不足して電磁
波シールド効果が低減するだけでなく屈曲性も低下す
る。なおこの導電性接着剤シートの作製段階では、導電
性接着剤組成物中に含まれる有機溶剤を揮発させるため
に加熱を行うが、次の金属繊維シート又は金属箔との積
層やその後のFPCとの貼り合わせの必要から接着剤成
分は半硬化の状態に保つ必要がある。
【0026】本発明の請求項5で特定する導電性接着剤
シートの形態としては、(1):接着剤単独のシート形態、
(2):前述の塗工時に使用した離型紙や離型フィルム等の
支持体上に密着した形態、(3):(2)の塗工表面に更に別
の離型紙や離型フィルム等の支持体を密着させた形態の
3種類があり、そのいずれも使用可能である。本発明の
電磁波シールド材料は、加圧後の表面抵抗率が1Ω/□
以下を示すものである。本願発明者は、各種の導電性繊
維をシート形状にしたものの電磁波シールド性を詳細に
調べたが、導電性繊維自体の体積抵抗率とシールド特性
には明確な相関を見出すことが出来なかった。しかし電
磁波シールド材料の形成時の加圧後の表面抵抗率がシー
ルド特性と良好な相関を有することを見出したのであ
る。すなわち、電磁波シールド材料の加圧後の表面抵抗
率が1Ω/□よりも小さい場合に有効な電磁波シールド
性を示すことが分かった。
【0027】導電性繊維シートを形成する導電性繊維と
しては、金属繊維、カーボン繊維、金属メッキ繊維等が
使用できる。この内金属繊維としては、ステンレス繊
維、チタン繊維、ニッケル繊維、真鍮繊維、銅繊維、ア
ルミニウム繊維、各種合金繊維或いはこれらの複合金属
繊維等が挙げられる。又金属メッキ繊維は、金属繊維や
カーボン繊維の他に必ずしも導電性を有しない有機繊維
の表面に、無電解及び/又は電解メッキの技術によりA
l,Au,Pt,Pd,Cu,Fe,Ni、ハンダ、ス
テンレス、ITO等の導電性の高い金属を付着させたも
のである。これらの導電性繊維自体の体積抵抗率は通常
10−2Ω・cm以下であるが、加圧後のシートの表面
抵抗率は導電性繊維の種類や空隙率、繊維同士の絡み合
い状態により大きく異なる。しかし、シートとして前述
の範囲のプレス後の表面抵抗率を有するものであれば繊
維の種類は制約を受けるものではない。
【0028】このような導電性繊維をシート状に形成す
る方法としては、織布、ネット(編み物)、不織布、抄
造等の製造技術が使用できるが、本発明はこれらのシー
ト化技術に制約されるものではなく、あくまでも先に述
べたように形成されたシートの電気的特性が重要であ
る。なお導電性繊維シートの厚さは、10〜500μ
m、好ましくは20〜300μmであり、10μm以下
では、電磁波シールド性が不足するだけでなく引張り強
度が小さいために取り扱いが困難である。又厚さが50
0μmを超えると屈曲性が低下して好ましくない。
【0029】本発明の電磁波シールド材料を作製するに
は、請求項7で特定するように通常の含浸、塗工又は印
刷の技術を使い導電性接着剤組成物を導電性繊維シート
に含浸、充填後乾燥し、加圧することで行われる。この
場合、導電性繊維シートが引張り強度が弱く、かつ空隙
率が大きい場合は、該シートに導電性接着剤組成物を含
浸することが困難な場合がある。そのときは、(1)導
電性繊維シートと、離型紙、離型フィルム又は金属箔等
の可撓性支持体を重ね合わせ、その状態のまま該導電性
繊維シート上に導電性接着剤組成物を含浸・充填する
か、又は(2)前記可撓性支持体の上に導電性接着剤組
成物を塗工や印刷法で積層し、積層物が未乾燥の状態で
その上に導電性繊維シートを押付け、これら(1)、
(2)の工程の後所定の加熱、乾燥工程を経て、本発明
の電磁波シールド材料を得ることが出来る。ただしこの
加熱条件もその後FPCと貼り合わせるためには半硬化
状態を保つ程度にする必要がある。なお本発明の電磁波
シールド材料には、その作製時に使用した離型紙や離型
フィルム、金属箔等の可撓性支持体を片面又は両面に密
着させた構成のものも含まれる。
【0030】本発明の電磁波シールド材料には導電性繊
維シートと同様の材質の金属箔を使用することが出来
る。この金属箔膜の厚さとしては5〜100μmが好ま
しく、更に10〜50μmがより好ましい。5μmより
薄いと取り扱いが困難であり、100μmを超えると屈
曲性が低下する。又屈曲性を上げるために、金属箔にエ
ッチングやプレスにより全面に多数の微細な貫通孔を設
けたパンチングメタルや、切れ目を入れて引っ張ったエ
キスパンドメタル、プリーツ加工、エンボス加工等を施
したものも使用可能である。
【0031】導電性接着剤シートを導電性繊維シート及
び金属箔に積層するには、通常のラミネート技術により
両者を加熱圧着して貼り合わせることにより行われる。
なお貼り合わせ前の導電性接着剤シートの両面に離型紙
や離型フィルム等が密着されている場合は、少なくとも
その一方の離型紙又は離型フィルムを剥離した上で貼り
合わせることは言うまでもない。更にこの工程でも次の
FPCと貼り合わせるために、接着剤成分は半硬化の状
態に保つ必要がある。
【0032】本発明の「電磁波シールド性を付与したフ
レキシブルプリント基板」は、前述の電磁波シールド材
料をFPCの片面もしくは両面に貼り合わせて作製され
るが、この貼り合わせには通常のラミネート技術が使用
される。なお本発明で使用されるFPCは、ベース基材
としてのポリイミドフィルム、回路を形成する銅箔層、
その上に設けるカバーフィルム共に各種の厚さのものを
使用できる。更に回路の一部は前述のグランドアースの
機能を有し、そのグランドアースの基材側又はカバーレ
イフィルム側には直径1mmから10mm程度の円形又
は必要な形状の開孔部が設けられ、グランドアースが露
出した構造になっている。導電性接着剤組成物とグラン
ドアースとの導通を確実にするために、又熱硬化性の導
電性接着剤組成物を介して導電性繊維シート又は金属箔
とFPCとの接着力を向上させるために、必要に応じて
プレス装置により加熱・加圧が行われる。
【0033】導電性繊維シートを使用する場合、FPC
との一体化後にその導電性繊維シート表面からの導電性
繊維の脱離や毛羽立ちを生ずることがある。これを防止
する手段としては、導電性繊維シートの坪量、空隙率
と、導電性接着剤組成物の含浸・充填量を適度にコント
ロールするか、又は導電性繊維シートの両面に導電性接
着剤シートを貼り合わせて、表面の繊維を被覆してしま
う方法がある。又、他の方法としては、FPCとの一体
化後の導電性繊維シート表面に、スプレーコート、スク
リーン印刷、ロールコート等の方式で柔軟性のある適当
な樹脂を被覆することも可能である。
【0034】
【実施例】実施例1 下記処方の導電性接着剤組成物の塗料を調製した。なお
「%」は「重量%」を意味し、接着剤固形分に対応す
る。 ・アクリロニトリル−ブタジエン共重合体 30% (商品名;NIPOL1001:日本ゼオン社製) ・ビスフェノールA型レゾール型フェノール樹脂 16% (商品名;ショウノールCKM−908:昭和高分子社製) ・導電性カーボン 20% (商品名;デンカブラックHS−100:電気化学工業社製) ・酸化防止剤 2% (商品名;アデカスタブAO−60:旭電化工業社製) ・分散剤(カルボン酸系界面活性剤) 2% (商品名;ホモゲノールL−18:花王社製) ・テトラブロモビスフェノールA誘導体 30% (商品名;ファイヤーガードFG3000:帝人化成社製) 有機溶剤は、メチルエチルケトンとメチルイソブチルケ
トンの6:4の混合系とし、塗料の固形分が30%とな
るように調整した。
【0035】前記の塗料を38μmの離型PETフィル
ム上に塗布し、熱風循環型乾燥機で130℃、3分間乾
燥し乾燥後の接着剤層の厚さが30μmの導電性接着剤
シートを得た。
【0036】一方、繊維径8μm、繊維長5mmのステ
ンレス繊維90%と結着用PVA繊維(商品名;クラレ
ビニロンフィブリッドVPB、クラレ社製)10%をス
ラリー化したものを湿式抄造して金属繊維高配合シート
を作製し、更にこれを焼結することにより、坪量50g
/m、空隙率78%、厚み35μmのステンレス繊維
からなる導電性繊維シートを作製した。
【0037】前記の導電性接着剤シートの接着剤面と導
電性繊維シートとを熱ラミネーターを使用して、ラミネ
ート速度1m/min、温度80℃の条件で貼り合わせ
本発明の電磁波シールド材料を作製した。
【0038】又、厚さ25μmのポリイミドフィルム、
前記導電性接着剤シートの接着剤層及び108μmの銅
箔をこの積層順にて貼り合わせ、170℃、30kg/
cm 、15分熱プレスをして硬化させ、接着力測定用
サンプルを作製した。すなわち、このサンプル構成は、
ポリイミドフィルム(25μm)/接着剤層(30μ
m)/銅箔(108μm)である。
【0039】又、前記電磁波シールド材料を2枚準備
し、離型PETフィルムを剥離して接着剤面同士を貼り
合わせ、170℃、30kg/cm、15分間加熱プ
レスして硬化させ、ガーレー硬さ測定用サンプルを作製
した。
【0040】実施例2〜6 実施例1で使用した導電性繊維シートを表2に示す各種
導電性繊維シートに置換えた以外は全て実施例1と同様
にして本発明の電磁波シールド材料と、接着力及びガー
レー硬さ測定用サンプルを得た。
【0041】比較例1 実施例1においてテトラブロモビスフェノールA誘導体
を除いた他はすべて実施例1と同様にして比較用の電磁
波シールド材料と、接着力及びガーレー硬さ測定用サン
プルを作製した。
【0042】比較例2 実施例1においてテトラブロモビスフェノールA誘導体
をリン酸エステル系難燃剤に変更した以外はすべて実施
例1と同様にして比較用の電磁波シールド材料と、接着
力及びガーレー硬さ測定用サンプルを作製した。
【0043】比較例3 実施例1のテトラブロモビスフェノールA誘導体をテト
ラブロモビスフェノールA単量体に変えた以外はすべて
実施例1と同様にして比較用の電磁波シールド材料と、
接着力及びガーレー硬さ測定用サンプルを作製した。
【0044】比較例4〜5 実施例1で使用した導電性繊維シートを表2に示す各種
導電性繊維シートに置換えた以外は全て実施例1と同様
にして比較用の電磁波シールド材料を作製した。
【0045】<評価項目とその方法> (1)難燃性:各実施例及び比較例1〜3に示した電磁
波シールド材料について、UL94の20mm垂直燃焼
試験準拠の燃焼試験を行った。なおその中で○印はVT
M−0基準を満足、×印は同基準を満足しないことを示
す。 (2)接着力:<その1>常温常湿雰囲気試験:各実施
例及び比較例1〜3に示した接着力測定用サンプルにつ
いて、90°ピール強度を測定した。なおピール強度と
しては0.5kgf/cm以上を目標とした。 <その2>高温試験(HT):各実施例及び比較例1〜
3に示した接着力測定サンプルをリフロー試験したもの
について、85℃雰囲気中に200時間放置した後の9
0°ピール強度による接着力を測定した。なおピール強
度としては0.5kgf/cm以上を目標とした。 <その3>高温高湿試験(HHT):各実施例及び比較
例1〜3に示した接着力測定サンプルをリフロー試験し
たものについて、85℃、85%RH雰囲気中に200
時間放置した後の90°ピール強度による接着力を測定
した。なおピール強度としては0.5kgf/cm以上
を目標とした。 (3)リフロー試験:各実施例及び比較例1〜3に示し
た接着力測定用サンプルについて、260℃、30秒加
熱雰囲気中に通過させた後、ふくれ、発泡の有無を評価
した。 (4)ガーレー硬さ試験;前記ガーレー硬さ測定用サン
プルについて、熊谷理機工業社製ガーレー硬さ試験器を
用いてガーレー硬さを求めた。 (5)体積抵抗率:導電性接着剤シートの接着剤層を、
三菱化学社製ロレスターMPを用い、JIS K719
4に従って測定した。 (6)表面抵抗率:導電性繊維シート及び織物を170
℃、30kg/cm、15分で熱プレスを行い、プレ
ス後の前記シート及び織物の表面を、三菱化学社製ロレ
スターMPを用い、JIS K7194に従って測定し
た。 (7)電磁波シールド特性:電磁波シールド材料を17
0℃、30kg/cm、15分で熱プレスにより硬化
したものをサンプルとし、アドバンテスト法により1G
Hzの電界の減衰率を測定した。なお電磁波シールド特
性として40dB以上を目標とした。
【0046】実施例1及び比較例1〜3の難燃性、接着
力、リフロー試験及びガーレー硬さ試験評価結果を表1
に示す。
【0047】
【表1】
【0048】表1の結果から明らかなとおり、テトラブ
ロモビスフェノールA誘導体を使用した実施例1は、難
燃性と接着力を両立して満足するものであった。一方比
較例1〜2は、難燃性が不十分であり、また、末端OH
基を有しているテトラブロモビスフェノールA単量体を
使用した比較例3は、難燃性に優れた結果を示したが、
高温、高温高湿環境下における接着力低下が激しいこと
が判った。又、実施例1〜6、比較例4〜5の電磁波シ
ールド材料の厚さと、表面抵抗率及び電磁波シールド特
性の評価結果を表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】表2の結果から明らかなとおり、実施例1
〜6では、本発明の電磁波シールド材料の電磁波シール
ド特性は50dB以上という優れた値を得ることが出来
た。なお以上の実施例、比較例で作製した導電性接着剤
シート単体の体積抵抗率は2〜10Ω・cmであった。
【0051】
【発明の効果】本発明の導電性接着剤組成物、導電性接
着剤シート及び電磁波シールド材料は、FPCに対して
優れた電磁波シールド特性を示すだけでなく、FPCと
の接着性、高温、高湿環境耐久性、柔軟性も優れてお
り、更にVTM−0レベルの高い難燃性を備えたものを
も提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01B 5/16 H01B 5/16 H05K 3/32 H05K 3/32 B 9/00 9/00 X (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 109/02 - 109/04 C09J 7/00 - 7/02 C09J 9/02 C09J 161/06 - 161/14 H01B 1/20 - 1/24 H01B 5/16 H05K 3/32 - 3/34 H05K 9/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)アクリロニトリル−ブジエン共重合
    体と、(b)フェノール樹脂と、(c)導電性フィラー
    からなる導電性接着剤組成物に、更に(d)下記化1の
    一般式で示されるテトラブロモビスフェノールA誘導体
    を含有せしめたものであることを特徴とする導電性接着
    剤組成物。【化1】
  2. 【請求項2】 前記フェノール樹脂がレゾール型フェノ
    ール樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の導電
    性接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記レゾール型フェノール樹脂がビスフ
    ェノールA型及びアルキルフェノール型又はそれらの共
    縮合型のフェノール樹脂であることを特徴とする請求項
    2に記載の導電性接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 (a)アクリロニトリル−ブタジエン共
    重合体20〜60重量%と、(b)フェノール樹脂10
    〜50重量%と、(c)導電性フィラー1〜50重量%
    からなる導電性接着剤組成物に、更に(d)テトラブロ
    モビスフェノールA誘導体20〜50重量%を含有せし
    めたものであることを特徴とする請求項1に記載の導電
    性接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1の導電性接着剤組成物を、厚さ
    5〜500μmのシート形状にしたことを特徴とする導
    電性接着剤シート。
  6. 【請求項6】 請求項5の導電性接着剤シートが、体積
    抵抗率2×10Ω・cm以下となるような導電性フィ
    ラーを含有することを特徴とする導電性接着剤シート。
  7. 【請求項7】 請求項1の導電性接着剤組成物を、導電
    性繊維シートに含浸・充填及び加圧して形成されたもの
    であって、かつ加圧後の表面抵抗率が1Ω/□以下であ
    ることを特徴とする電磁波シールド材料。
  8. 【請求項8】 請求項5の導電性接着剤シートを、導電
    性繊維シート、又は金属箔の片面もしくは両面に積層及
    び加圧して形成されたものであって、かつ加圧後の表面
    抵抗率が1Ω/□以下であることを特徴とする電磁波シ
    ールド材料。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8の電磁波シールド材料
    を、フレキシブルプリント基板の片面もしくは両面に貼
    り合わせてなることを特徴とするフレキシブルプリント
    基板。
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