JP3509646B2 - 増幅率設定システム及び増幅率設定機能付き光学情報読取装置 - Google Patents

増幅率設定システム及び増幅率設定機能付き光学情報読取装置

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JP3509646B2
JP3509646B2 JP21515699A JP21515699A JP3509646B2 JP 3509646 B2 JP3509646 B2 JP 3509646B2 JP 21515699 A JP21515699 A JP 21515699A JP 21515699 A JP21515699 A JP 21515699A JP 3509646 B2 JP3509646 B2 JP 3509646B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学情報読取装置
を用いて構成されるシステムに関し、特に、光学情報読
取装置による光学情報の読み取りにおける、光電変換さ
れた電気信号の増幅率を自動設定するためのシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
光学情報読取装置は、手持ち式のものと、定置式のもの
とに大別される。定置式の装置の中には、バーコード、
2次元コードが印刷された読取対象が自動的に所定位置
にセットされるようになっており、その所定位置にセッ
トされた読取対象に記録された情報コードを読み取るも
のがある。例えばシートリーダと呼ばれる読取機器に組
み込まれる装置がその一例であり、読取対象としての複
数枚の伝票などに印刷された情報コードを自動的に順次
読み取る。
【0003】このような装置では読取対象のセットされ
る位置が決まってくるため、装置を設置するにあたり、
光学系の焦点調節を行うことが必要になる。そして、そ
れだけでなく、装置の設置位置に応じた調整も必要とな
ってくる。その一つが、光電変換された信号の増幅率の
調整である。光学情報読取装置では、読取対象に照射し
た光の反射光を受光して電気信号に変換する光電変換を
行い、この電気信号を増幅して光学情報を読み取る。こ
こでいう電気信号の増幅率(以下、単に「増幅率」とい
うこともある。)を調整する必要がある。適切な増幅率
は、読取対象に照射される光量によって変わるため、装
置の設置位置の明るさに左右されるからである。つま
り、情報コードが鮮明に取り込まれるようにするために
は、焦点調節を行うだけでなく、増幅率を適切にする必
要がある。増幅率が適切でないと、正確な情報コードの
読み取りが実現できない。
【0004】ここで従来行われていた光学情報読取装置
の増幅率の設定手法について具体的に説明する。
【0005】増幅率を設定するにあたり、光学情報読取
装置に対してパーソナルコンピュータなどの情報処理装
置を接続し、この情報処理装置から増幅率を所定値に設
定する指示を送信すると共に読取指示を送信する。これ
に応じて光学情報読取装置が、指示された増幅率で情報
コードの読み取りを行う。そして、操作者が、その読取
結果を情報処理装置にて確認し、適切な増幅率を推定す
る。
【0006】このとき、この確認処理は、増幅率を所定
範囲内で変えながら何度も行う必要がある。なぜなら、
正常な読み取りが行える増幅率には幅があるため、ある
増幅率での読み取りが成功したからといって、その増幅
率が適切な増幅率であると判断することはできないから
である。ところが、正常な読み取りが行える増幅率の範
囲は、上述した設置位置の明るさ以外の諸条件によって
も変わってくる。例えば、コードの印刷品質などによっ
ても変わってくる。
【0007】図5に示すように、ある条件の下(図中に
は条件1として示した)では読み取りが行える増幅率の
範囲がs1となるのに、コードの印刷品質などが異なる
別の条件下(図中には条件2として示した)では、読み
取りが行える増幅率の範囲がs2になるという具合であ
る。
【0008】したがって、ある増幅率で読み取りが成功
しても、別の情報コードを読み取らせた場合に読み取れ
ないといった状況が生じてしまう。図5で言えば、条件
1では読み取りが行える範囲にある増幅率(記号aで示
した)を設定しても、条件2では読み取れなくなってし
まう。
【0009】そのため、増幅率を所定範囲で変えながら
何度も読み取りを行い、読み取りが行える範囲がずれた
としても、その範囲に入るような適切な増幅率を見つけ
る必要があった。したがって上述した手法では、適切な
増幅率を設定する作業は、大変手間のかかるものとなっ
ていた。つまり、パーソナルコンピュータを操作して増
幅率を変えながら複数回の読み取りを指示し、その指示
に応じて光学情報読取装置から送信される読取結果を操
作者が自ら集計して適切な増幅率を設定する、という作
業が必要となるのである。例えば100回の読み取りを
行う場合、増幅率を変えながら100回同様の操作を繰
り返して読み取りを指示し、100回分の読み取り結果
を集計して適切な増幅率を設定しなければならない。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、光学情報の読み取りにおける、
光電変換された電気信号の増幅率を適切にしかも簡単に
設定できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
増幅率設定システムは、光学情報読取装置と、情報処理
装置とを備えている。光学情報読取装置と情報処理装置
とは別個の装置であって、両装置間では、データ通信が
可能になっている。なお、データ通信方式は、有線方式
には限られず無線方式であってもよい。
【0012】光学情報読取装置は読取手段を備え、この
読取手段によって光学情報が読み取られる。読取手段
は、読取対象に対して読取用の光を出射し、その反射光
を受光して電気的な信号に変換し、設定された増幅率で
その信号を増幅して読取対象に記録された光学情報とし
の2次元コードを読み取る。
【0013】ここで読取対象とは、平面的な広がりを持
ち多くの情報が記録できる2次元コードラベルなどであ
る。例えば、読取手段は、LEDなどから読取用の光を
2次元コードラベルに対して出射し、反射された反射光
をCCDエリアセンサで受光して電気的な信号に変換
し、増幅回路でその信号を増幅して2次元コードラベル
に記録された2次元コードを画像として取り込み、その
後、この画像に基づいて2次元コード情報を読み取ると
いう具合である。
【0014】なお、2次元コードを読み取る場合には、
エラー訂正が行われるのが一般的である。例えばリード
ソロモン符号によるエラー訂正が一例として挙げられ
る。エラー訂正が行われた場合であっても、結果的には
正常に読み取りが行われたことになる。すなわち、正常
に読み取れたと判断された場合であっても、実際にはエ
ラー訂正がかなりの度合いで生じていることがある。逆
に、エラー訂正が全く発生していないこともある。そこ
で、本発明では、読取手段がエラー訂正機能を有してい
ることを前提として、上述したように光電変換される信
号の増幅率を以下のようにして自動設定するようにし
た。
【0015】本発明の増幅率設定システムにおいては、
まず最初に、読取実行制御手段が、上述した増幅率を所
定範囲内で変えながら、光学情報読取装置の有する読取
手段に光学情報(2次元コード)の読み取りを規定回数
実行させる。増幅率を変える「所定範囲」は、例えば増
幅回路で設定可能な増幅率の範囲とすることが考えられ
る。そして、情報処理装置がキーボードなどの入力手段
を備える構成であれば、その入力手段を介した操作者か
らの指示があったときに、光学情報の読み取りを実行さ
せるように読取実行制御手段を構成することが考えられ
る。
【0016】光学情報読取装置の読取結果取得手段は、
読取手段の読取結果として、エラー訂正情報を取得す
る。又は、請求項2記載のように、エラー訂正情報に加
えて、読取手段によって2次元コードの読み取りが正常
に行われたか否かという情報を取得する。したがって、
読取手段によって規定回数の読み取りが実行されれば、
規定回数分の読取結果が読取結果取得手段によって取得
される。そして、光学情報読取装置は、これら複数の読
取結果を情報処理装置へ送信する。なお、このとき読取
結果が取得される毎にその読取結果を情報処理装置へ送
信する構成としてもよいし、あるいは、規定回数分の読
取結果が取得されてからまとめて、それらの読取結果を
情報処理装置へ送信する構成としてもよい。
【0017】光学情報読取装置から規定回数分の読取結
果が送信されてくると、情報処理装置の増幅率算出手段
は、それら読取結果に基づき、適切な増幅率を算出す
る。具体的に、増幅率算出手段は、光学情報読取装置か
ら送信される規定回数分の読取結果に基づき、エラー訂
正が相対的に少なくなる増幅率を算出する。このように
すれば、例えば読み取りが成功する増幅率の範囲の中央
値を適切な増幅率として設定する場合(図5で言えば、
読み取りが正常に行われた増幅率の範囲s1の中央値b
を算出する場合)に比べ、適切な増幅率を設定できる可
能性が高くなる。
【0018】適切な増幅率が算出されると、増幅率設定
指示手段によって、光学情報読取装置に対し、増幅率の
設定指示がなされる。この設定指示に対し、光学情報読
取装置は、指示された増幅率を設定する。
【0019】なお、上述した読取実行制御手段は、光学
情報読取装置又は情報処理装置のいずれか一方が備えて
いる。光学情報読取装置が備えている場合、例えば情報
処理装置を介した操作者からの検査開始指示に基づき、
読取実行制御手段が、増幅率を変えながら読取手段に複
数回の読み取りを実行させるという具合である。一方、
情報処理装置が備えている場合、例えば操作者からの検
査開始指示があると、読取実行制御手段が、光学情報読
取装置に対して増幅率の設定指示及び読取指示を増幅率
を変えながら複数回行う。すると、光学情報読取装置で
は、指示された増幅率が設定され、読取手段が、光学情
報の読み取りを実行するという具合である。
【0020】いずれにしても本発明では、増幅率を変え
ながら光学情報読取装置の読取手段に規定回数の読み取
りを行わせ、その読取結果に基づいて自動的に増幅率が
設定される。したがって、光学情報の読み取りにおける
増幅率を設定する際、操作者の操作回数を減少させるこ
とができると共に、操作者の情報集計作業をなくすこと
ができる。これによって、簡単に増幅率を設定できる。
また、規定回数分の読取結果に基づく増幅率の算出を行
うため、増幅率が適切に設定できる。
【0021】また、本発明では、設置対象である光学情
報読取装置と情報処理装置とが別個の装置となっている
ため、例えば30台の光学情報読取装置の増幅率を設定
しようとした場合に、それら30台の光学情報読取装置
に、情報処理装置を順次接続して増幅率を設定するよう
にすれば、それら30台の光学情報読取装置に対して1
台の情報処理装置があれば足りる。すなわち、設置対象
の光学情報読取装置は、設置分だけ必要となるが、情報
処理装置は、全ての光学情報読取装置の増幅率の設定を
並行して行わない限り、光学情報読取装置よりも少ない
台数用意すればよい。
【0022】ところで、「増幅率を変えながら」という
表現には規定回数の光学情報の読み取りにおいて毎回異
なる増幅率を設定する構成も含まれるが、諸条件によっ
て読取結果がばらつく可能性があることを考慮すると、
ある増幅率で一回だけ読み取りを行ったのでは、読取結
果の信頼性が低くなる。そこで、規定回数の光学情報の
読み取りを読取手段に実行させる際、所定回数の読み取
り毎に異なる増幅率を設定するよう読取実行制御手段を
構成するとよい。例えば規定回数として100回の読み
取りを行う場合、10回の読み取り毎に異なる増幅率を
設定するという具合である。この場合、1つの増幅率に
ついて10の読み取り結果が得られる。このようにすれ
ば、諸条件による読取結果のばらつきによる影響を低減
することができ、より適切な増幅率が設定される可能性
が高くなる。
【0023】
【0024】
【0025】ところで、上述した本システムによれば、
適切な増幅率が自動的に設定されるのであるが、設定さ
れた増幅率の値を操作者が把握できれば、さらに便利で
ある。そこで請求項3に示すように、情報処理装置が報
知手段を有する構成にすることが考えられる。この報知
手段は、増幅率算出手段にて算出された増幅率を報知す
る。これによって、設定された増幅率の値を操作者が把
握できるため便利である。
【0026】また、情報処理装置の増幅率算出手段が算
出した増幅率が妥当な値であるか否かを操作者が判断で
きる構成とすることが望ましい。妥当でないことが判断
できれば、増幅率の設定を再度行うことも可能だからで
ある。そのため、請求項5に示すように、算出された増
幅率と共に読取結果に基づく情報を報知するよう報知手
段を構成とすることが考えられる。読取結果に基づく情
報とは、読取結果そのものであってもよいし、読取結果
の情報を編集した情報であってもよい。読取結果は、上
述したように読み取りが成功したか否かの情報やエラー
訂正情報である。したがって、例えばエラー訂正情報を
編集し、エラー訂正の相対的な割合が分かるようなエラ
ー訂正率の情報を報知することが考えられる。このよう
にすれば、操作者は、報知された情報から、算出された
増幅率が妥当な値であるか否かを判断できる。
【0027】そして、操作者が報知される情報を容易に
把握できるようにすることを考えると、例えば請求項6
に示すように、報知手段は、情報を表又はグラフで報知
するようにするとよい。例えば、各増幅率に対するエラ
ー訂正率をヒストグラムにして表示することが考えられ
る。その他、増幅率に対する読み取りの成功と失敗の範
囲をグラフ化して表示することが考えられる。このよう
にすれば、操作者が報知される情報を瞬時に把握できる
可能性が高くなり、作業効率の向上に寄与する。
【0028】なお、上述した構成は、情報処理装置が増
幅率設定指示手段を有しており、増幅率算出手段にて算
出された増幅率が自動的に設定されるものであった。こ
れに対して、請求項4に示すように、情報処理装置が、
増幅率設定指示手段に代えて、算出された増幅率を報知
する報知手段を有する構成としてもよい。この場合は、
報知手段にて報知された増幅率を、例えば情報処理装置
を介して操作者が設定することになる。このような構成
であっても、情報処理装置を介して一回一回読取指示を
行う必要がある従来の増幅率設定作業に比べれば、規定
回数の読み取りが自動的に行われるため、十分に簡単に
適切な増幅率を設定することが可能となる。ここで報知
手段による報知は、増幅率だけでなく読取結果に基づく
情報を含めて行ってもよいこと、表又はグラフを用いて
行ってもよいことは言うまでもない。そして、このよう
な報知を行うことによる効果は上述した通りである。
【0029】以上は、光学情報読取装置と情報処理装置
とを備える増幅率設定システムの発明として説明してき
たが、上述した情報処理装置側の機能を全て備えた光学
情報読取装置の発明として実現することもできる。
【0030】すなわち、請求項7に示すような、上述し
たシステムにおける光学情報読取装置が有していた読取
手段と同様の読取手段を備えた光学情報読取装置であっ
て、読取実行制御手段と、読取結果取得手段と、増幅率
算出設定手段とを備えることを特徴とする増幅率設定機
能付き光学情報読取装置である。
【0031】ここで読取実行制御手段及び読取結果取得
手段の作用についての説明は、上述のシステムにおい
て、光学情報読取装置が有する読取実行制御手段及び読
取結果取得手段の作用の説明と同様となるため省略す
る。
【0032】増幅率算出設定手段は、読取結果取得手段
にて取得される規定回数分の読取結果に基づき、適切な
増幅率を算出して設定する。具体的に、増幅率算出手段
は、読取結果取得手段にて取得される規定回数分の読取
結果に基づき、エラー訂正が相対的に少なくなる増幅率
を算出する。
【0033】この場合も、増幅率を変えながら読取手段
に複数回の読み取りを行わせ、その読取結果に基づいて
自動的に増幅率が設定される。したがって、光学情報の
読み取りにおける増幅率を設定する際、操作者の操作回
数を減少させることができ、操作者の情報集計作業をな
くすことができる。また、この場合は、光学情報読取装
置が増幅率の算出機能を備えているため、情報処理装置
を接続して増幅率を設定する必要がないため、作業効率
の向上を図ることができる。
【0034】もちろん、本発明の光学情報読取装置にお
いても、上述したシステムの発明と同様に、読取手段に
規定回数の読み取りを実行させる際、所定回数の読み取
り毎に異なる増幅率を設定するように読取実行制御手段
を構成してもよい。また、請求項3〜5に示したシステ
ムの発明と同様に、本発明の光学情報処理装置が、報知
手段を備える構成とできることは言うまでもない。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。
【0036】図1は、本実施例の増幅率設定システムの
概略構成を示す電気的なブロック図である。本実施例の
増幅率設定システムは、光学情報読取装置10と情報処
理装置20とを備えている。
【0037】まず、光学情報読取装置10について説明
する。
【0038】光学情報読取装置10は、概略的には、所
定位置にセットされる読取対象に記録された2次元コー
ド情報を読み取る定置式の2次元コードスキャナであ
り、その筐体内部に、2次元コード読取用の光学装置部
や通信部及びそれらを制御する制御部を収納したもので
ある。
【0039】光学情報読取装置10は、制御部11、L
ED駆動回路12、照明用発光ダイオード(照明LE
D)13、センサ駆動回路14、CCDセンサ15、増
幅回路16、2値化回路17及び通信I/F18を備え
ている。
【0040】制御部11は、CPU,ROM,RAM等
からなり、光学情報読取装置10の全体の制御を司る。
また、通信I/F18は、後述する情報処理装置20と
のデータ通信を可能とするものである。
【0041】そして、LED駆動回路12により照明L
ED13が発光すると2次元コード読取用の光が外部の
光学情報を照射する。この照明LED13の発光タイミ
ングは、制御部11からLED駆動回路12を介して制
御できるように構成してある。2次元コードにより反射
された光は、図示しない反射鏡で反射されて、やはり図
示しない結像レンズを介して、CCDセンサ15に2次
元コードの像を結像させる。CCDセンサ15は、この
2次元コードの像を光電変換して電気信号として増幅回
路16へ出力する。増幅回路16では、設定された増幅
率でこの電気信号を増幅する。この増幅率は、制御部1
1によって設定される。制御部11は、後述する読取処
理の中で増幅率を変更設定することもできるし、通信I
/Fを介して情報処理装置20から増幅率が指示される
と、この指示された増幅率を設定することもできる。増
幅回路16にて増幅された受光信号は、2値化回路17
にて2値化信号に変換され、制御部11へ出力される。
この出力された信号は制御部11内のメモリ装置に画像
データとして記憶され、この画像データに基づくデコー
ド処理がなされて2次元コード情報が読み取られる。
【0042】次に、情報処理装置20について説明す
る。
【0043】情報処理装置20は、いわゆるパーソナル
コンピュータである。すなわち、制御部21、メモリ装
置22、入力装置23、表示装置24及び通信I/F2
8を備えている。
【0044】制御部21は、CPU、ROM、RAM等
からなり、情報処理装置20の全体の制御を司る。
【0045】メモリ装置22は、光学情報読取装置10
からの受信データを格納しておくための記憶手段であ
る。また、入力装置23は、キーボード及びマウスであ
り、操作者は、この入力装置23を介して所定の指示を
行う。表示装置24は、液晶を用いたディスプレイ装置
である。通信I/F28は、光学情報読取装置10との
データ通信を可能とするものである。
【0046】さて、本実施例の光学情報読取装置10
は、上述したように所定位置にセットされた読取対象を
読み取るための定置式の装置である。したがって、その
読取対象に記録された2次元コード情報を安定して読み
取ることができるような、増幅回路16における増幅率
を設定する必要がある。本実施例の増幅率設定システム
は、光学情報読取装置10をある位置に固定した場合
の、その位置での増幅回路16の増幅率を適切にしかも
簡単に設定するためのものである。
【0047】以下に本実施例の増幅率設定システムの動
作を説明する。
【0048】まずその前提として、光学情報読取装置1
0をある位置に固定すると共に、光学情報読取装置10
と情報処理装置20とを所定の通信線で接続する。この
接続は、それぞれの装置10,20が備える通信I/F
18,28を介して行う。そして、両装置10,20
は、所定のデータ通信可能状態確立処理を経てデータ通
信可能な状態となる。そして、この状態で操作者が情報
処理装置20の入力装置23を介して増幅率の設定を要
求すると、後述する処理が実行され、適切な増幅率が設
定される。
【0049】そこで次に、光学情報読取装置10にて実
行される読取処理を図2のフローチャートに基づいて説
明する。この読取処理は、図1に示した光学情報読取装
置10の制御部11によって実行されるものである。
【0050】まず最初のステップS100において、情
報処理装置20から送信されるコマンドを受信したか否
かを判断する。ここで情報処理装置20からのコマンド
を受信したと判断された場合(S100:YES)、S
110へ移行する。一方、情報処理装置20からのコマ
ンドを受信したと判断されないうちは(S100:N
O)、S100の判断処理を繰り返す。
【0051】S110では、受信したコマンドが検査コ
マンドであるか否かを判断する。後述するように、情報
処理装置20は、操作者からの増幅率の設定要求がある
と、検査コマンドを光学情報読取装置10へ送信する。
ここで、受信したコマンドが検査コマンドでないと判断
された場合(S110:NO)、S200へ移行する。
このS200の処理については後述する。一方、受信し
たコマンドが検査コマンドであると判断された場合(S
110:YES)、S120へ移行する。
【0052】S120では、検査用の増幅率を設定す
る。本実施例では、増幅回路16の特性に基づき設定可
能な増幅率の範囲を等分してa1,a2,a3,・・
・,a10という10通りの増幅率を設定する。このS
120では、最初に最小の増幅率a1を設定し、次にこ
のS120の処理が実行される毎に、a2,a3,a
4,・・・というように順に大きな増幅率が設定され
る。
【0053】S130では、読み取り指示を行う。この
読み取り指示は、制御部11からLED駆動回路12及
びセンサ駆動回路14へ出力される。これによって上述
したように読取対象に記録された2次元コードがCCD
センサ15、増幅回路16及び2値化回路17を介して
画像データとして制御部11のメモリ装置に取り込まれ
る。このとき、増幅回路16では、S120の処理で設
定されたa1〜a10のいずれかの増幅率で電気信号が
増幅される。
【0054】続くS140では、メモリ装置に取り込ま
れた2次元コード画像に基づいてデコード処理及びエラ
ー訂正処理を行う。2次元コードを構成する各セルの種
類は、明(白)又は暗(黒)である。したがって、デコ
ード処理は、2次元コード画像に対して所定の手法で検
査線を設定し、この検査線の交点をセル位置として、各
セルの種類を読み取るものであり、読み取ったセル種類
に従いデータビット列を作成するものである。また、エ
ラー訂正処理では、作成したデータビット列のエラーを
検査し、エラーがある場合にはエラー訂正を行う。
【0055】S130及びS140の処理によって、読
取対象に記録された2次元コード情報の読み取りを完了
する。
【0056】そして、続くS150では、デコード結果
及びエラー訂正情報を取得する。デコード結果とは、2
次元コード情報の読み取りに成功したか否かの情報であ
り、エラー訂正情報とは、上述したS150のエラー訂
正に関する情報である。エラー訂正に関する情報は、2
次元コードの予め定められたブロック毎にエラーが発生
したか否かという情報である。
【0057】続くS160では、デコード結果及びエラ
ー訂正情報を含むパケットを構築し、次のS170で情
報処理装置20へ送信する。
【0058】続くS180では、所定回数の読み取りが
終了したか否かを判断する。本実施例では、所定回数は
10回となっている。つまり、1つの増幅率を設定する
毎に10回読み取りを行うのである。ここで所定回数の
読み取りが終了したと判断された場合(S180:YE
S)、S190へ移行する。一方、所定回数の読み取り
が終了していないと判断された場合(S180:N
O)、S130からの処理を繰り返す。
【0059】S190では、規定回数終了か否かを判断
する。本実施例では、規定回数は100回となってい
る。規定回数に達していない場合(S190:NO)、
S120へ移行し別の増幅率を設定して、S130から
の処理を繰り返す。一方、規定回数分の読み取りを行っ
ている場合(S190:YES)、本読取処理を終了す
る。
【0060】上述したS110で否定判断された場合に
移行するS200では、情報処理装置20から送信され
たコマンドが設定コマンドであるか否かを判断する。情
報処理装置20は、後述するように適切な増幅率を算出
した後、設定コマンドを送信して、その増幅率の設定を
光学情報読取装置10へ指示する。ここで設定コマンド
であると判断された場合(S200:YES)、指示さ
れた増幅率を設定し(S210)、その後、本読取処理
を終了する。一方、設定コマンドでないと判断された場
合(S200:NO)、図示しない他の処理へさらに分
岐する(S220)。例えば通常の読取開始コマンドが
送信された場合等は、通常の読み取り処理へ分岐すると
いう具合である。
【0061】次に、情報処理装置20にて実行される増
幅率算出処理を図3のフローチャートに基づいて説明す
る。この増幅率算出処理は、図1に示した情報処理装置
20の制御部21によって実行されるものであり、情報
処理装置20の入力装置23を介した操作者からの増幅
率の設定要求があると実行される。
【0062】まず最初のステップS300において、光
学情報読取装置10へ検査コマンドを送信する。この送
信処理に対応して、光学情報読取装置10では、上述し
たS100及びS110で肯定判断されることになる。
【0063】続くS310では、光学情報読取装置10
から送信されるデータを受信する。そして、続くS32
0にて、受信したデータを図1に示すメモリ装置22へ
格納する。このS310及びS320の処理は、図2を
用いて上述したS170の処理に対応するものである。
すなわち、光学情報読取装置10からパケット形式で送
信されるデコード結果及びエラー訂正情報を受信し、メ
モリ装置22に格納する。
【0064】続くS330では、データ受信が完了した
か否かを判断する。図2中のS170の送信処理は規定
回数(本実施例では100回)だけ繰り返されるため、
ここでは、この規定回数分のデータの受信を完了したか
否かを判断する。ここでデータ受信が完了していないと
判断された場合(S330:NO)、S310からの処
理を繰り返す。一方、データ受信が完了したと判断され
た場合(S330:YES)、S340へ移行する。
【0065】S340では、規定回数分のデコード結果
及びエラー訂正情報に基づくデータ分析を行う。本実施
例では、規定回数のデコード結果から増幅率に対する読
み取り成功範囲、失敗範囲を算出する。また、読み取り
に成功した場合のエラー訂正率を算出する。
【0066】続くS350では、算出したエラー訂正率
の分布に従い、エラー訂正率の低い増幅率を適切な増幅
率として算出する。
【0067】さらに次のS360では、情報処理装置2
0の表示装置24へ、算出した増幅率、デコード結果及
びエラー訂正率を表示する。本実施例では、例えば図4
に示す如く、デコードの成功範囲、失敗範囲を示すと共
に、成功範囲においては各増幅率に対するエラー訂正率
をヒストグラムによって表示し、この表示と対応させ
て、算出した増幅率の値を表示する。図4では、算出し
た増幅率を「算出値」として矢印で示している。
【0068】そして、続くS370では、増幅率の設定
コマンドを送信する。このとき、算出した増幅率の値も
同時に送信する。この処理に対応して、上述した図2中
のS200で肯定判断され、光学情報読取装置10にお
ける増幅回路16の増幅率が送信された値に設定される
ことになる。
【0069】次に、本実施例の増幅率設定システムが発
揮する効果を説明する。
【0070】従来より、光学情報読取装置における増幅
率を変えながら光学情報読取装置による読み取り結果を
情報処理装置で確認する手法は採用されていたが、その
場合、操作者が、情報処理装置を規定回数だけ操作して
規定回数分の読み取りを光学情報読取装置に指示し、そ
の指示に応じて光学情報読取装置から送信される読取結
果を操作者自らが集計することによって、適切な増幅値
を設定する必要があった。
【0071】これに対して、本実施例の増幅率設定シス
テムでは、情報処理装置20によって検査コマンドが送
信されると(図3中のS300)、光学情報読取装置1
0は、その検査コマンドを判断して(図2中のS11
0)、読取対象に記録された光学情報の読み取り(S1
30〜140)、その読み取りに係るデコード結果・エ
ラー訂正情報の取得及び送信(S150〜S170)を
規定回数だけ自動的に繰り返す(S190)。このと
き、増幅回路16の増幅率を所定回数毎に変えて(S1
20及びS180)、光学情報の読み取りを行う。
【0072】そして、情報処理装置20は、光学情報読
取装置10から送信された規定回数分のデータを受信格
納し(図3中のS310〜S330)、このデータ分析
して(S340)、適切な増幅率を算出する(S35
0)。
【0073】したがって、操作者は、情報処理装置20
の入力装置23を介して1度だけ増幅率設定要求のため
の操作を行えばよく、操作者の操作回数を格段に減少さ
せることができる。また、情報処理装置20は、複数回
の読み取りにおけるデコード結果及びエラー訂正情報に
基づく分析処理を行って適切な増幅率を算出するため、
操作者の集計作業をなくすことができる。すなわち、本
実施例の増幅率設定システムによれば、設置した光学情
報読取装置10における増幅回路16の増幅率を適切に
しかも簡単に設定することができる。
【0074】また、本実施例の光学情報読取装置10で
は、規定回数(100回)の読み取りを行う際、所定回
数(10回)毎に増幅回路16の増幅率を変えるように
している。これによって、1つの増幅率について10の
読取結果が得られるため、諸条件による読取結果のばら
つきによる影響を低減することができ、より適切な増幅
率が設定される可能性が高くなる。
【0075】さらにまた、また、本実施例の光学情報読
取装置10では、読み取りが成功したか失敗したかとい
うデコード結果のみならず、デコード時のエラー訂正情
報をも取得し(図2中のS150)、情報処理装置20
では、このエラー訂正情報に基づき、適切な増幅率を算
出する(図3中のS350)。これによって、デコード
結果だけに基づいて増幅率を算出する場合に比べて、さ
らに適切な増幅率が算出され設定される。
【0076】また、本実施例の増幅率設定システムにお
ける情報処理装置20では、図4に示す如く、デコード
の成功範囲、失敗範囲を示すと共に、成功範囲において
は各増幅率に対するエラー訂正率をヒストグラムによっ
て表示し、その表示と対応させるように、算出した増幅
率を表示する。これによって、操作者は、算出された増
幅率の妥当性を瞬時に判断できる可能性が高くなる。
【0077】さらにまた、本実施例の増幅率設定システ
ムでは、光学情報読取装置10と情報処理装置20とが
別体となっており、設置対象の光学情報読取装置10に
情報処理装置20を接続して、光学情報読取装置10の
増幅回路16の増幅率を設定する。したがって、例えば
30台の光学情報読取装置10の増幅率を設定すること
を考えた場合、それら30台の全ての光学情報読取装置
10の増幅率を並行して設定する必要がないのであれ
ば、情報処理装置20は、光学情報読取装置10に比べ
て少ない台数を用意すれば足りるという点でも有利であ
る。例えば30台の光学情報読取装置10を順に調整し
ていくのであれば、1台の情報処理装置20があれば足
りる。
【0078】なお、本実施例における光学情報読取装置
10の制御部11、LED駆動回路12、照明LED1
3、センサ駆動回路14、CCDセンサ15、増幅回路
16及び2値化回路17が「読取手段」に相当し、制御
部11が「読取実行制御手段」及び「読取結果取得手
段」に相当する。また、情報処理装置20の制御部21
が「増幅率算出手段」及び「増幅率設定指示手段」に相
当し、制御部21及び表示装置24が「報知手段」に相
当する。
【0079】そして、図2中のS130及びS140の
処理が読取手段としての処理に相当し、S150の処理
が読取結果取得手段としての処理に相当し、S110、
S120、S180及びS190の処理が読取実行制御
手段としての処理に相当する。また、図3中のS340
及びS350の処理が増幅率算出手段としての処理に相
当し、S360の処理が報知手段としての処理に相当
し、S370の処理が増幅率設定指示手段としての処理
に相当する。
【0080】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。
【0081】上記実施例の増幅率設定システムでは、情
報処理装置20が増幅率を算出し(図3中のS35
0)、設定コマンドを送信することによって(S37
0)、光学情報読取装置10にて増幅率が自動的に設定
される(図2中のS210)ものであった。これに対し
て、情報処理装置20が、算出した増幅率を含む情報の
表示(図3中のS360)までを行い、設定コマンドの
送信(S370)を行わない構成とすることも考えられ
る。この場合は、表示装置24に表示された増幅率を、
例えば情報処理装置20を介して操作者が設定すること
になる。このような構成であっても、情報処理装置を介
して一回一回読取指示を行う必要がある従来の増幅率設
定作業に比べれば、規定回数の読み取りが自動的に行わ
れるため、十分に簡単に適切な増幅率を設定することが
可能となる。
【0082】また、上記実施例は、光学情報読取装置1
0に対し、別個に構成された情報処理装置20を接続し
て増幅率を設定するものであったが、情報処理装置20
の機能、すなわち図3に示した増幅率算出処理と同様の
処理を光学情報読取装置10の制御部11が実行可能に
構成してもよい。この場合は、光学情報読取装置10が
単独で増幅回路16の増幅率を設定でき、情報処理装置
20を接続する必要がないため、作業効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の増幅率設定システムの概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】実施例の光学情報読取装置にて実行される読取
処理を示すフローチャートである。
【図3】実施例の情報処理装置にて実行される増幅率算
出処理を示すフローチャートである。
【図4】実施例の情報処理装置による情報の報知形態を
例示する説明図である。
【図5】増幅率設定に係る問題を示すための説明図であ
る。
【符号の説明】
10…光学情報読取装置 11…制御部 12…LED駆動回路 13…照明用
発光ダイオード 14…センサ駆動回路 15…CCD
センサ 16…増幅回路 17…2値化
回路 18…通信I/F 20…情報処
理装置 21…制御部 22…メモリ
装置 23…入力装置 24…表示装
置 28…通信I/F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−179072(JP,A) 特開 平10−334173(JP,A) 特開 平5−324880(JP,A) 特開 平6−301807(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取対象に対して読取用の光を出射し、そ
    の反射光を受光して電気的な信号に変換し、設定された
    増幅率で前記信号を増幅して前記読取対象に記録された
    2次元コードを読み取る読取手段を有した光学情報読取
    装置と、 前記光学情報読取装置と別個に構成され、前記光学情報
    読取装置との間でデータ通信を行うことが可能な情報処
    理装置と を備えた増幅率設定システムであって、前記光学情報読取装置の読取手段が、エラー訂正機能を
    有し、 前記光学情報読取装置又は前記情報処理装置のいずれか
    一方が、前記増幅率を所定範囲内で変えながら、前記読
    取手段に前記2次元コードの読み取りを規定回数実行さ
    せる読取実行制御手段を有し、 前記光学情報読取装置は、前記読取手段の読取結果としてエラー訂正情報を取得す
    読取結果取得手段を有し、 前記読取結果取得手段にて取得された前記読取結果を前
    記情報処理装置へ送信するように構成されると共に、前
    記情報処理装置からの指示に従って前記増幅率を設定す
    るよう構成されており、前記 情報処理装置は、 前記光学情報読取装置から送信される前記規定回数分の
    読取結果に基づき、エラー訂正が相対的に少なくなる増
    幅率を算出する増幅率算出手段と、 前記光学情報読取装置に対し、前記増幅率算出手段にて
    算出された増幅率の設定を指示する増幅率設定指示手段
    とを有していることを特徴とする増幅率設定システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の増幅率設定システムにお
    いて、 前記読取結果取得手段は、前記読取結果として、前記エ
    ラー訂正情報に加え、前記読取手段によって前記2次元
    コードの読み取りが正常に行われたか否かという情報を
    取得することを特徴とする増幅率設定システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の増幅率設定システ
    ムにおいて、 前記情報処理装置は、さらに、前記増幅率算出手段にて
    算出された増幅率を報知する報知手段を有していること
    を特徴とする増幅率設定システム。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の増幅率設定システ
    ムにおいて、 前記情報処理装置は、前記増幅率設定指示手段に代え、
    前記増幅率算出手段にて算出された増幅率を報知する報
    知手段を有していることを特徴とする増幅率設定システ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項3又は4に記載の増幅率設定システ
    ムにおいて、 前記報知手段は、前記算出された増幅率と共に前記読取
    結果に基づく情報を報知することを特徴とする増幅率設
    定システム。
  6. 【請求項6】請求項3〜5のいずれかに記載の増幅率設
    定システムにおいて、 前記報知手段は、情報を表又はグラフで報知することを
    特徴とする増幅率設定システム。
  7. 【請求項7】読取対象に対して読取用の光を出射し、そ
    の反射光を受光して電気的な信号に変換し、設定された
    増幅率で前記信号を増幅して前記読取対象に記録された
    2次元コードを読み取る読取手段を備え、該読取手段が
    エラー訂正機能を備えた光学情報読取装置であって、 前記増幅率を所定範囲内で変えながら、前記読取手段に
    前記2次元コードの読み取りを規定回数実行させる読取
    実行制御手段と、前記読取手段の読取結果としてエラー訂正情報を取得す
    読取結果取得手段と、 前記読取結果取得手段にて取得される前記規定回数分の
    読取結果に基づき、エラー訂正が相対的に少なくなる増
    幅率を算出して設定する増幅率算出設定手段とを備えて
    いることを特徴とする増幅率設定機能付き光学情報読取
    装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の増幅率設定機能付き光学
    情報読取装置において、 前記読取結果取得手段は、前記読取結果として、前記エ
    ラー訂正情報に加え、前記読取手段によって前記2次元
    コードの読み取りが正常に行われたか否かという情報を
    取得することを特徴とする増幅率設定機能付き光学情報
    読取装置。
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