JP3508930B2 - ライフジャケット - Google Patents

ライフジャケット

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JP3508930B2
JP3508930B2 JP2001374620A JP2001374620A JP3508930B2 JP 3508930 B2 JP3508930 B2 JP 3508930B2 JP 2001374620 A JP2001374620 A JP 2001374620A JP 2001374620 A JP2001374620 A JP 2001374620A JP 3508930 B2 JP3508930 B2 JP 3508930B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、着用した状態で顔
面を水上に保持する方式のライフジャケットに関する。 【0002】 【従来の技術】人が海、湖、川等に落下したときの救命
用として使用されるライフジャケットは、国土交通省の
検定を受ける必要がある。そのライフジャケットの一つ
の形態であるウエストポーチ型ライフジャケットは、通
常は、ガスボンベ付きライフジャケットが折り畳まれて
ウエストポーチに収納されている。このウエストポーチ
は、使用者の胴周りにベルトによって取り付けられて使
用されるものであり、ウエストポーチの口は、それぞれ
相互に押圧にて接合され、剥がし操作にてその接合が解
除される面ファスナーによって閉じられている。緊急時
にはガスボンベの作動レバーに連結された紐を引っ張る
操作によって、ウエストポーチに収納されたライフジャ
ケットがガスボンベから噴出するガスにより急速膨張
し、この膨張力によって前記面ファスナーの接着が剥が
れ、ライフジャケットがウエストポーチから飛び出す方
式である。 【0003】このウエストポーチ型ライフジャケット
は、左右の前身ごろを備え、前身ごろの下部はウエスト
ポーチとベルトで結ばれている。緊急時には、ガスボン
ベから噴出するガスにより急速膨張したライフジャケッ
トを首に掛けることによって、頭部、特に顔面を水面に
浮いた状態に保持して、水面上での呼吸を確保するもの
である。 【0004】膨張したライフジャケットには、救助の便
宜のために、救助時の手掛け用ベルトを前身ごろの前面
側の中間部分に備えており、救助される人の正面からの
救助となり、救助される人と正面で向き合うこととなっ
て救助作業がし難い状況となる。また、緊急時に膨張し
たライフジャケットを首に掛けた状態において、救助隊
員により救助されるとき、往々にして報道関係者による
カメラ撮影等に遭遇する。この場合、救助される人はそ
の姿をカメラに撮られたくないが、救助用の手掛け用ベ
ルトを前身ごろの前面側の中間部分に設けると、救助さ
れる人の顔が上向きとなり、カメラと正面から向き合う
状態となり具合が悪い。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
点に鑑みて、救助がし易く、救助時に生じる作用力にも
十分耐え得る強度を保ち、更に、救助される人の顔が上
向きにならないような状態での救助も可能なライフジャ
ケットを提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のライフジャケッ
トは、着用した状態で顔面を水上に保持する方式のライ
フジャケットであって、左右の前身ごろに形成する気室
の気密接着部の内側に沿って補強する補強ベルトの延長
部によって、左右の前身ごろの上部において前面から裏
面に渡る救助用ベルトを設けたことを特徴とする。 【0007】これによって、この救助用ベルトの上部ま
たは裏側に手を掛けてバランスした状態で浮遊している
人を移動でき、その人の体重を十分に支えることがで
き、救助される人の背面からの救助にも適し、救助の安
全が図れる。また、救助される人の左右側から二人がか
りで左右の救助用ベルトの上部または裏面側に手を掛け
ることができるため、二人で救助する場合にもバランス
した状態で救助できる。更に、救助用ベルトの上部また
は裏面側に手を掛けて救助される人の顔をうつ伏せ状態
で救助できるため、救助される人の人権尊重上からの効
果も奏する。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施形態につい
て説明する。図1は本発明の一実施形態であるウエスト
ポーチ型ライフジャケットの説明用分解斜視図、図2は
本発明の一実施形態であるウエストポーチ型ライフジャ
ケットのウエストベルトと係止突具との結合部の説明図
である。 【0009】以下、本発明の一実施形態であるウエスト
ポーチ型ライフジャケットの詳細を図に基づいて説明す
る。ウエストポーチ型ライフジャケット1は、通常は、
ガスボンベ2付きライフジャケット3が折り畳まれてウ
エストポーチ4に収納されている。このウエストポーチ
4は、使用者の胴周りにウエストベルト5によって取り
付けられて使用されるものであり、ウエストポーチ4の
取り出し口6は、それぞれ相互に押圧にて接合され剥が
し操作にてその接合が解除される面ファスナー7によっ
て開閉自在に閉じられている。緊急時にはガスボンベ2
の作動レバーに連結された紐24を引っ張る操作によっ
て、ガスボンベ2のガス噴出口が開き、ウエストポーチ
4に折り畳まれて収納されたライフジャケット3の気室
8へガスボンベ2からガス(空気の場合も含む)が噴出
して急速膨張し、この膨張力によって面ファスナー7の
接着が剥がれ、ライフジャケット3がウエストポーチ4
から飛び出す方式である。 【0010】ガスボンベ2は、ライフジャケット3の右
側の前身ごろ9の下部に取り付けられた収納袋25に収
納され、そのガス噴出口金がライフジャケット3に取り
付けた取付金具26にネジによって着脱可能に取り付け
られている。これによって、紐24が強く引かれてガス
ボンベ2のガス噴出口が開かれることによって、ガス噴
出口金と取付金具26とを通して気室8へガスが充填さ
れ膨張する仕組みである。 【0011】ウエストベルト5は左右に分割されていて
その一方には係止受け具17が、また他方には係止突具
18が取り付けられ、係止突具18の弾性係止部19が
係止受け具17の係止部21に弾性係止することによっ
て結合される。係止受け具17と係止突具18とで着脱
装置20を構成する。この結合は、装着者が弾性係止部
19を外側から指で押して係止部21との係止を解除す
ることによって両者の結合が解除できる構成である。 【0012】ウエストベルト5の締め付け具合を使用者
の胴周りに合わせるために、ウエストベルト5に対して
係止突具18の取り付け位置が調節できる構成である。
この仕組みを図2に基づき説明する。係止突具18の桟
18Aに対してウエストベルト5がUターン状に掛かっ
ており、ウエストベルト5を係止突具18の桟18Aに
対して緩めることによってウエストベルト5に対して係
止突具18を移動することができる。そして、所定の位
置において係止突具18の桟18Aに対してウエストベ
ルト5を引っ張る(緊張する)ことによって、その位置
で係止突具18がウエストベルト5に固定される仕組み
である。この仕組みは、通常用いられる方式である。こ
のため、所定の長さに調節した状態で、係止受け具17
と係止突具18との結合によって、係止突具18と係止
受け具17とを相互に離れる方向へ引っ張っても、ウエ
ストベルト5は緩まない。 【0013】ライフジャケット3は、左右の前身ごろ
9、10の上部と下部で結合された構成である。即ち、
ライフジャケット3を着用する人の前面に位置する左右
の前身ごろ9、10と、ライフジャケット3を着用する
人の首の後周り部分11(以下、襟部11と称する)が
連続して形成され、前身ごろ9、10の下部は補強ベル
ト12で結合されている。13はライフジャケット3と
ウエストポーチ4とを連結する連結ベルトであり、その
連結長さが調節自在なように、一端13Aがウエストポ
ーチ4の内部で裏側面材に縫着され、中間部をライフジ
ャケット3の補強ベルト12の裏側部分に取り付けた止
め具14の桟に引っ掛けている。 【0014】止め具14に対してライフジャケット3と
ウエストポーチ4との結合長さを調節する場合は、止め
具14の桟に対して連結ベルト13を緩めることによっ
て、止め具14に対して連結ベルト13を移動すること
ができ、所定の位置で止め具14の桟に対して連結ベル
ト13を緊張することによって、その位置で連結ベルト
13が止め具14に固定される仕組みである。この仕組
みは、図2に示すところのウエストベルト5と係止突具
18との結合と同様であり、通常用いられている方式で
ある。このため、所定の長さに調節した状態で、ライフ
ジャケット3とウエストポーチ4とを相互に離れる方向
へ引っ張っても、連結ベルト13は止め具14によって
緩まない。 【0015】ライフジャケット3は、左右の前身ごろ
9、10の中間部相互は着脱装置16を取り付けたベル
ト15で着脱自在に連結される。着脱装置16は、着脱
装置20と同様の構成であり、ベルト15は左右に分割
されていて、その一方には係止受け具22が、また他方
には係止突具23が取り付けられている。 【0016】ライフジャケット3は、表材と裏材がナイ
ロン等の合成樹脂材で形成され、この表材と裏材の周縁
部を巡る気密接着部27で気密に熱接着されて、気室8
が左右の前身ごろ9、10と襟部11に渡って形成され
た構成である。28は、気室8へ人力によって空気を吹
き込むための可撓性の空気吹き込みパイプであり、空気
の逆流を防止する逆止弁付きであり、左側の前身ごろ1
0に設けられる。29は、前身ごろ9、10の内側縁部
を気密接着部27の内側位置で補強するための補強ベル
トであり、前身ごろ9、10の内側(前身ごろ9、10
間に形成された空間35側)縁部に沿って縫着してい
る。補強ベルト29はライフジャケット3の表側に縫い
着けているが、表裏の対称位置に設けてもよい。 【0017】30は補強ベルト29の延長部によって形
成された救助用ベルトである。この救助用ベルト30
は、補強ベルト29の延長によって、左右の前身ごろ
9、10の上部で左右に離間した位置においてライフジ
ャケット3の前面から上端縁を回って裏面に渡り、ライ
フジャケット3の正規の膨張状態においてライフジャケ
ット3との間に手掛け隙間が形成されるゆとりを有する
ように設けられる。救助用ベルト30は、補強ベルト2
9の上端に別のベルトを縫いつけて実質的に補強ベルト
29の延長部によって形成する構成でもよく、この場合
には、補強ベルト29の延長によって形成する場合に比
して強度的には若干弱くなり易いため、この縫合部の縫
合面積を十分に広く取ればよい。 【0018】31は左右の前身ごろ9、10の中間部に
設けたベルト15の延長部分によって形成された救助用
ベルトであり、ライフジャケット3の正規の膨張状態に
おいてライフジャケット3との間に手掛け隙間が形成さ
れるゆとりを有するように設けられる。空気吹き込みパ
イプ28は、この救助用ベルト31の一部によって空気
の吹き込み口32を上方に向けて、このライフジャケッ
ト3を着用した人が口で空気を吹き込み易い位置に保持
されている。33は左右の救助用ベルト30の取り付け
基部相互は結合する補強ベルトであり、前身ごろ9、1
0間に形成された空間35の上部、即ち、ライフジャケ
ット3の襟部11の下部の表裏に配置されている。ウエ
ストポーチ4にライフジャケット3が収納された状態で
は、孔40から紐24が下方へ延出している。41は左
右の前身ごろ9、10の上部に取り付けた反射部材であ
り、空から捜索する人に対し救助を求める人の存在を光
の反射で知らせるためのものである。 【0019】上記の構成において、着脱装置16は、そ
の係止受け具22と係止突具23が外れた状態でライフ
ジャケット3を折り畳んでウエストポーチ4に収納さ
れ、ウエストポーチ4の取り出し口6は面ファスナー7
によって閉じられている。このとき、止め具14に対し
てベルト13の長さは、ライフジャケット3とウエスト
ポーチ4との結合長さを調節して装着者に適した所定の
長さに設定した状態であり、ウエストポーチ4を装着者
の前面に位置するようにウエストベルト5で保持するの
が望ましい。若し、ウエストポーチ4を装着者の背面側
に位置させた場合には、ライフジャケット3が膨らんだ
時にライフジャケット3が装着者の背面側に浮上するた
め、ベルト13を短くして装着していたときには装着者
がうつ伏せ状態となり、顔面が水面下となって危険であ
る。このため、ウエストポーチ4を装着者の背面側に位
置させた場合には、ベルト13を十分長くした状態でウ
エストポーチ4に収納するのが望ましい。また、紐24
はウエストポーチ4の孔40から下方へ適切な長さで延
出した状態である。 【0020】ウエストポーチ4を装着者の前面に位置す
るようにベルト5で保持する通常の状態において、この
ウエストポーチ型ライフジャケット1の装着者が、例え
ば、船や岸から海、湖または川等に落下した時には、直
ちに紐24を強く引くことによってガスボンベ2が開い
てガスが気室8内で急速膨張し、その膨張力によって面
ファスナー7の接着が剥がれてウエストポーチ4の取り
出し口6からライフジャケット3が飛び出す。この飛び
出したライフジャケット3の前身ごろ9、10間に形成
された空間35に装着者の頭部を通し、着脱装置16の
係止受け具22と係止突具23とを結合させることによ
って、装着者の頭部が抜けない状態で首の周りに保持す
ることができる。一方、ライフジャケット3は、その下
部がベルト5によって装着者の胴部に保持されるため、
ライフジャケット3の上部である襟部11に頭部を載せ
た状態で顔面を水上に保持し、装着者の体がやや後方へ
傾斜した状態で水中に浮遊することができる。 【0021】この浮遊状態において、救助隊員によって
救助される場合には、正面の救助用ベルト31を掴んで
救助することができるが、この場合には、浮遊している
人の正面側からの救助となるので、浮遊している人の心
理状態が不安定な状況では救助する人にも危険が及ぶこ
とがある。本発明では、正面の救助用ベルト31の他に
上部の救助用ベルト30を設けているため、救助する人
は、浮遊している人の背後からこの救助用ベルト30を
掴んで救助することができ、安全な救助作業ができる。
更に、救助される人の左右側から二人でもってそれぞれ
左右の救助用ベルト30を掴んで救助できるため、救助
のし易さと安全が図れる。 【0022】ライフジャケット3の上部において前面か
ら裏面に渡る左右一対の救助用ベルト30は、気密接着
部27の内側位置で前身ごろ9、10の内側縁部に沿っ
て取り付けた補強ベルト29の延長部によって形成して
いるため、救助に際して、浮遊している人を移動させる
場合にも、この左右の救助用ベルト30によってバラン
スした状態で浮遊している人を移動できる。また、救助
用ベルト30を強く引っ張っても補強ベルト29によっ
てライフジャケット3が補強されているため、ライフジ
ャケット3を破損から防止できる。このため、救助され
る人の体重を十分に支えることができ、救助時に生じる
作用力にも十分耐え得る強度を保つことができ、安定し
た救助が可能となる。 【0023】更に、この左右の救助用ベルト30の取り
付け基部相互を補強ベルト33によって結合した構成で
あるため、救助用ベルト30に左右に開く力が作用して
も、ライフジャケット3を破損から防止できる。 【0024】また、浮遊している人が、意識のない状態
で救助される場合やその他の場合にも、救助されるとき
の状況を報道関係者等によるカメラ撮影や他人の目に晒
せたくない場合が多々ある。このような場合にも、正面
の救助用ベルト31を掴んで救助すると救助される人の
顔が他人の目に晒される姿勢となるが、救助用ベルト3
0を掴んで救助する場合には、救助される人の顔が俯い
た状態にでき、救助される人の顔が正面から他人の目に
晒されることがなくなる。 【0025】ベルト15に対する係止突具23の取り付
け位置を上記で説明したベルト5に対する係止突具18
の取り付け長さの調節と同様に調節可能に構成すること
もできる。これによって、装着者の頭部が抜けやすいと
感じる場合には、ベルト15に対する係止突具23の取
り付け位置を調節して、きっちりと嵌るようにすること
ができる。 【0026】なお、ライフジャケット3は、その係止受
け具22と係止突具23とを予め結合した状態で折り畳
んでウエストポーチ4に収納しておくこともできるが、
この場合には、前身ごろ9、10間に形成された空間3
5に装着者の頭部を通す場合にきつく感じることにな
る。また、係止受け具22と係止突具23との結合を解
除して空間35に装着者の頭部を通した後、係止受け具
22と係止突具23とを結合すればよい。 【0027】上記では、紐7を引くことによってガスボ
ンベ2を開く方式であるが、水中に落下したときの不安
定な心理状態を考慮すれば、水中に落下したときに自動
的に弁が開いてガスが噴出するシステムとすることもで
きる。その一つとして、水が掛からない場所においてウ
エストポーチ型ライフジャケット1を使用する場合に
は、ガスボンベ2のガス噴出口を閉じていた弁のロック
装置の一部分が、水に濡れたときにそのロックが外れる
部材を使用した仕組みの公知の弁機構を採用することが
できる。これによって、水中に落下したときに、急速に
水を吸ってこの弁が自動的に開いて装着者を危険から救
うことができる。 【0028】本発明のガスボンベ2と空気吹き込みパイ
プ28とは、前身ごろ9、10のうちの一方にガスボン
ベ2を配置し他方に空気吹き込みパイプ28を配置した
バランス構成であり、上記では、前身ごろ9にガスボン
ベ2、前身ごろ10に空気吹き込みパイプ28を配置し
たが、前身ごろ10にガスボンベ2、前身ごろ9に空気
吹き込みパイプ28を配置した構成でもよい。 【0029】上記のウエストポーチ型ライフジャケット
は、膨張した状態のライフジャケットを首に掛けて顔面
を水上に浮かせるタイプであるが、本発明は、上記実施
形態のウエストポーチ型に限定されず、本発明の技術的
範囲を逸脱しない限り種々の変更が考えられ、それに係
る種々の実施形態のライフジャケットを包含するもので
ある。 【0030】 【発明の効果】本発明によって、ライフジャケットの上
部において前面から裏面に渡る救助用ベルトの上部また
は裏面側に手を掛けて救助することが可能となり、救助
される人の背後からの救助にも適し、救助される人の左
右側から二人で救助することにも適し、救助のし易さと
安全が図れる。また、救助用ベルトの上部または裏側に
手を掛けることによって、救助される人の顔をうつ伏せ
状態で救助できるため、救助される人の人権尊重の効果
も奏する。 【0031】また、ライフジャケットの上部において前
面から裏面に渡る左右一対の救助用ベルトは、前身ごろ
の内側縁部に沿って取り付けた補強ベルトの延長部によ
って形成しており、この救助用ベルトによって浮遊して
いる人の体重を十分に支えることができ、救助時に生じ
る作用力にも十分耐え得る強度を保つことができ、安定
した救助が可能となる。 【0032】更に、この左右の救助用ベルトの取り付け
基部相互を補強ベルトによって結合した構成とすれば、
救助用ベルトに左右に開く力が作用しても、ライフジャ
ケットを破損から防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態であるウエストポーチ型ラ
イフジャケットの説明用分解斜視図である。 【図2】本発明の一実施形態であるウエストポーチ型ラ
イフジャケットのウエストベルトと係止突具との結合部
の説明図である。 【符号の説明】 1……ウエストポーチ型ライフジャケット 2……ガスボンベ 3……ライフジャケット 4……ウエストポーチ 5……ウエストベルト 6……取り出し口 7……面ファスナ 8……気室 9、10……前身ごろ 11…襟部 13…連結ベルト 30…救助用ベルト 31…正面の救助用ベルト

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 着用した状態で顔面を水上に保持する方
    式のライフジャケットであって、左右の前身ごろに形成
    する気室の気密接着部の内側に沿って補強する補強ベル
    トの延長部によって、左右の前身ごろの上部において前
    面から裏面に渡る救助用ベルトを設けたことを特徴とす
    るライフジャケット。
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