JP3508122B2 - バス・アナライザ - Google Patents

バス・アナライザ

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JP3508122B2
JP3508122B2 JP00078598A JP78598A JP3508122B2 JP 3508122 B2 JP3508122 B2 JP 3508122B2 JP 00078598 A JP00078598 A JP 00078598A JP 78598 A JP78598 A JP 78598A JP 3508122 B2 JP3508122 B2 JP 3508122B2
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和生 永田
伊藤  猛
靖 古川
和也 栗山
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速シリアルバス
のバス・アナライザに関し、特に小さな記憶容量でパケ
ット等の蓄積が可能であり、また、高速シリアルバス上
にパケットデータを容易に発生させることが可能なバス
・アナライザに関する。
【0002】
【従来の技術】動画像、静止画像、音声及び文字等のマ
ルチメディア情報をコンピュータ、周辺機器及びデジタ
ルビデオカメラ等の一般向けのAV機器との間で高速に
通信するための新しい通信プロトコルがIEEE(Inst
itute of Electrical and Electronics Engineers)で
国際標準化されつつある。
【0003】前記通信プロトコルはIEEE1394シ
リアルバス(以下、単に高速シリアルバスと呼ぶ。)に
より通信が行われ、通信されるパケットデータは一定の
時間間隔で送受信されるのが大きな特徴である。
【0004】このような高速シリアルバスのインターフ
ェースを備えた機器の開発では、そのデバッグ過程にお
いて高速シリアルバス上の波形を観測する必要性が生じ
る。また、逆に、高速シリアルバス上に適宜パケットデ
ータを発生させ前記機器の動作を検討するなどの必要性
も生じる。
【0005】従来では、単体の高速シリアルバス上のパ
ケットデータ取り込みそのパケットデータ等を記憶する
バス・アナライザや、高速シリアルバス上にパケットデ
ータを発生させる発生装置を組み合わせて前記機器のデ
バッグ等が行われていた。
【0006】また、単体機器の組み合わせでは使い勝手
が悪いので、パケットデータ発生機能を装備したバス・
アナライザも考えられていた。例えば、高速シリアルバ
ス上に伝播する特定のパケットデータや特定のイベント
によりトリガを発生させて当該パケットデータ等を取り
込んで格納する一方、予め格納されているデータに基づ
きパケットデータを発生させて高速シリアルバス上に出
力するようなバス・アナライザがあった。
【0007】図8はこのような従来のバス・アナライザ
の一例を示す構成ブロック図である。図8において1は
物理層IC、2はリンク層IC、3は制御回路、4はト
リガ発生回路、5はパケットデータ等を格納する第1の
記憶回路、6は発生させるパケットデータに関するデー
タが格納された第2の記憶回路、100は高速シリアル
バスである。
【0008】高速シリアルバス100は物理層IC1に
接続され、物理層IC1の入出力はリンク層IC2にそ
れぞれ接続される。また、リンク層IC2の入出力は制
御回路3に接続されると共にリンク層IC2の出力はト
リガ発生回路4に接続される。
【0009】トリガ発生回路4の出力であるトリガ信号
は制御回路3のトリガ入力端子に接続され、記憶回路5
及び6は制御回路3によりその動作が制御されると共に
記憶回路5及び6の入出力は制御回路3にそれぞれ接続
される。
【0010】ここで、図8に示す従来例の動作を説明す
る。高速シリアルバス100を伝播したパケットデータ
は物理層IC1で受信され、物理層IC1で受信された
パケットデータはリンク層IC2においてデータとして
抽出される。
【0011】トリガ発生回路4はリンク層IC2で抽出
されたデータに同期して、若しくは、バスリセット、ア
ービトレーションリセットギャップやCRCエラー等の
イベント発生に同期してトリガ信号を発生させる。制御
回路3はトリガ発生回路4からのトリガ信号に基づきリ
ンク層IC2から出力されるデータや発生したイベント
を取り込み記憶回路5に順次格納する。
【0012】例えば、特定のパケットデータを取り込む
場合は制御回路3はトリガ発生回路4に前記特定のパケ
ットデータのパターンデータを設定し、また、記憶回路
5に格納・蓄積するデータ数も予め指定しておく。
【0013】そして、高速シリアルバス100から前記
特定のパケットデータが物理層IC1に入力されると、
リンク層IC2は前記パケットデータからデータを抽出
して制御回路3及びトリガ発生回路4に出力する。
【0014】トリガ発生回路4はリンク層IC2が抽出
したデータと予め設定されたパターンデータが一致、言
い換えれば、トリガ条件が成立すればトリガ信号を制御
回路3に出力し、制御回路3はリンク層IC2が抽出し
たデータを予め指定されたデータ数、若しくは、記憶容
量一杯まで記憶回路5に順次格納・蓄積する。
【0015】一方、高速シリアルバス100にパケット
データを発生させる場合には、予め記憶回路6に発生さ
せるパケットデータに関するデータを格納させておく。
【0016】そして、パケットデータ発生時において制
御回路3は記憶回路6から前記データを順次読み出すと
共にリンク層IC2に出力する。リンク層IC2は入力
されたデータからパケットデータを生成して物理層IC
1に出力し、物理層IC1は高速シリアルバス100上
に前記パケットデータを送信する。
【0017】この結果、図8に示す従来例では、高速シ
リアルバス上に伝播する特定のパケットデータや特定の
イベントによりトリガを発生させて当該パケットデータ
等を取り込んで格納すると共に、予め格納されているデ
ータに基づきパケットデータを発生させて高速シリアル
バス上に出力することが可能になる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例ではト
リガ発生回路4でのトリガ条件成立以降に予め指定され
たデータ数、若しくは、記憶容量一杯まで記憶回路5に
格納・蓄積されるので時間的に散在する事象を順次取り
込むためには大きな記憶容量が必要になると言った問題
点があった。また、トリガ条件成立以前のパケットデー
タを取り込むことはできないと言った問題点があった。
【0019】また、高速シリアルバス100上にパケッ
トデータを発生させることは可能であるもののパケット
データ発生用の個々のデータはユーザが作成しなければ
ならず、前記データの編集が煩雑であると言った問題点
があった。
【0020】さらに、記憶回路6に格納されたデータを
順次読み出してパケットデータを発生させるため、パケ
ットデータ発生のシーケンス順に前記データを記憶回路
6に格納しなければならず、前記シーケンスが長い場合
には大きな記憶容量が必要であると言った問題点があっ
た。従って本発明が解決しようとする課題は、小さな記
憶容量でパケット等の蓄積が可能で、高速シリアルバス
上にパケットデータを容易に発生させることが可能なバ
ス・アナライザを実現することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、高速シ
リアルバスのバス・アナライザにおいて、前記高速シリ
アルバス上のパケットデータを送受信する物理層IC
と、この物理層ICで受信されたパケットデータからデ
ータを抽出するリンク層ICと、このリンク層ICの出
力に基づきトリガ信号を発生させるトリガ発生回路と、
取り込んだデータ若しくはイベントが格納される記憶回
路と、この記憶回路をリングメモリとして動作させると
共に前記トリガ信号発生後に格納したデータ数がトリガ
信号発生後の格納すべきパケット数に一致した時点で前
記記憶回路の格納動作を停止させる制御回路とを備えた
ことにより、小さな記憶容量でパケット等の蓄積が可能
になる。また、従来例ではできなかったトリガ条件成立
以前のパケットデータ等を取り込むことが可能になる。
【0022】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であるバス・アナライザにおいて、前記トリガ信号発
生後に格納したデータ数がトリガ信号発生後の格納すべ
きパケット数に一致する前に現在のアドレスカウンタの
カウント値がトリガ信号発生前のデータ若しくはイベン
トが格納されていると予測されるカウント値に一致した
時点で前記記憶回路の格納動作を停止することにより、
トリガ信号発生前のデータ等の消去を防止することが可
能になる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明であるバス・アナライザにおいて、前記記憶回路の記
憶領域を2分割して一方の記憶領域をリングメモリ動作
させると共に他方の記憶領域に一方の記憶領域に格納さ
れたデータ若しくはイベントを移動させることにより、
記憶回路の使用効率を向上させて記憶回路の記憶容量を
小さくすることが可能になる。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明であるバス・アナライザにおいて、アドレスカウンタ
を単純増加させることにより前記一方の記憶領域をリン
グメモリ動作させることにより、制御回路におけるアド
レス制御が容易になる。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明であるバス・アナライザにおいて、前記記憶回路をリ
ングメモリ動作させると共に第2の記憶回路を設けてこ
の第2の記憶回路に前記記憶回路に格納されたデータ若
しくはイベントを移動させることにより、前記第2の記
憶回路の使用効率を向上させて記憶回路の記憶容量を小
さくすることが可能になる。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明であるバス・アナライザにおいて、アドレスカウンタ
を単純増加させることにより前記記憶回路をリングメモ
リ動作させることにより、制御回路におけるアドレス制
御が容易になる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係るバス・アナライザの一実
施例を示す構成ブロック図である。
【0035】図1において1,2,4及び100は図8
と同一符号を付してあり、3aは制御回路、7はフィル
タ回路、8はデータ編集回路、9は取り込んだパケット
データ若しくはイベント及びパケットデータ発生用のデ
ータが格納される第1の記憶回路、10はパケットデー
タ発生のシーケンスが格納される第2の記憶回路であ
る。
【0036】高速シリアルバス100は物理層IC1に
接続され、物理層IC1の入出力はリンク層IC2にそ
れぞれ接続される。また、リンク層IC2の出力はトリ
ガ発生回路4及びフィルタ回路7に接続される。
【0037】トリガ発生回路4の出力であるトリガ信号
は制御回路3aのトリガ入力端子に接続され、フィルタ
回路7の出力は制御回路3aの入力端子に接続される。
また、制御回路3aの入出力はデータ編集回路8に接続
され、データ編集回路8の出力はリンク層IC2の入力
端子に接続される。
【0038】さらに、記憶回路9及び10は制御回路3
aによりその動作が制御されると共に記憶回路9及び1
0の入出力は制御回路3aにそれぞれ接続される。
【0039】ここで、図1に示す実施例の動作を図2、
図3及び図4を用いて説明する。図2、図3及び図4は
記憶回路9の格納動作を説明する説明図である。制御回
路3aにはトリガ信号発生前の格納すべきパケット数”
Pb”とトリガ信号発生後の格納すべきパケット数”P
a”が予め設定されている。従来例と同様に高速シリア
ルバス100を伝播したパケットデータは物理層IC1
で受信され、物理層IC1で受信されたパケットデータ
はリンク層IC2においてデータとして抽出される。
【0040】また、データ等を格納・蓄積する記憶回路
9はリングメモリとして動作する。すなわち、制御回路
3aはトリガ発生回路4からのトリガ信号の有無に関わ
りなく先頭アドレスから順次データ等を記憶回路9に格
納し、記憶回路9の記憶容量が一杯になった場合には、
再び先頭アドレスからデータ等を記憶回路9に上書きす
る。
【0041】例えば、図2に示すように制御回路3aは
アドレスカウンタを”アドレスA”に設定すると共にア
ドレスカウンタをインクリメントして記憶回路9の”ア
ドレスA”から順次データ等を格納し、”アドレスZ”
までデータ等を格納した場合、制御回路3aは再びアド
レスカウンタを”アドレスA”に戻してデータ等を格納
する。すなわち、記憶回路9には記憶容量分の最新のデ
ータ等が常時格納され、古いデータ等は順次上書き削除
される。
【0042】ここで、トリガ発生回路4がリンク層IC
2で抽出されたデータに同期して、若しくは、バスリセ
ット、アービトレーションリセットギャップやCRCエ
ラー等のイベント発生に同期してトリガ信号を発生する
と、制御回路3aは前記トリガ信号が発生した時点のア
ドレスカウンタのカウント値”A0”を記憶する。
【0043】この時点で制御回路3aはトリガ信号発生
前のデータ等が格納されていると予測されるカウント
値”Ab”を、前記トリガ信号が発生した時点のアドレ
スカウンタのカウント値”A0”及び最大パケット長”
Lmax”を用いて、 Ab=A0−Pb×Lmax (1) と求める。
【0044】また、同時に、制御回路3aはトリガ信号
発生後に格納したデータ数をカウントするカウンタのカ
ウント値”Ca”を初期化すると共に、前記カウント
値”Ca”がトリガ信号発生後の格納すべきパケット
数”Pa”に一致した時点で記憶回路9の格納動作を停
止させる。
【0045】すなわち、図3に示すように記憶回路9の
カウント値”Ab”から現在のアドレスカウンタのカウ
ント値”Aa”までには、トリガ信号発生時点のカウン
ト値”A0”を挟んでトリガ信号発生前”Pb”個のデ
ータ等及びトリガ信号発生後”Pa”個のデータ等が格
納されたことになる。
【0046】この結果、記憶回路9をリングメモリとし
て動作させると共にトリガ信号発生後に格納したデータ
数がトリガ信号発生後の格納すべきパケット数に一致し
た時点で記憶回路9の格納動作を停止させることによ
り、小さな記憶容量でパケット等の蓄積が可能になる。
また、従来例ではできなかったトリガ条件成立以前のパ
ケットデータ等を取り込むことが可能になる。
【0047】また、図3中”イ”に示すように前記カウ
ント値”Ca”が”Pa”に一致する前に現在のアドレ
スカウンタのカウント値”Aa”がインクリメントされ
続けトリガ信号発生前のデータ等が格納されていると予
測されるカウント値”Ab”に一致した場合、記憶回路
9の格納動作を停止しないとトリガ信号発生前のデータ
等が格納されているアドレスに最新のデータ等が上書き
されてしまう。
【0048】すなわち、制御回路3aは前記カウント
値”Ca”が”Pa”に一致する前に現在のアドレスカ
ウンタのカウント値”Aa”がトリガ信号発生前のデー
タ等が格納されていると予測されるカウント値”Ab”
に一致した時点で記憶回路9の格納動作を停止すること
により、トリガ信号発生前のデータ等の消去を防止する
ことが可能になる。
【0049】但し、このようなリングメモリ動作では記
憶回路9の記憶容量が無駄になりやすい。例えば、図3
中”ロ”の時点で再びトリガ信号が発生した場合、図3
中”ハ”に示すトリガ信号発生前のデータ等が格納され
ていると予測されるカウント値”Ab’”以前に格納し
た図3中”ニ”に示す部分のデータ等は無駄になってし
まう。
【0050】特に、時間的に散在する事象を順次取り込
む場合にはその事象間に存在する無駄なデータ等まで記
憶回路9に格納されてしまう。また、制御回路3aにと
ってはアドレス制御が複雑になりやすくなる。
【0051】この場合、図4に示すように制御回路3a
は記憶回路9の記憶領域を2分割して図4中”イ”に示
す記憶領域を前述と同様にリングメモリ動作させると共
に前述と同様の処理を行う。そして、制御回路3aは図
4中”イ”に示す記憶領域に格納されたトリガ信号発生
前後のデータ等を図4中”ロ”に示す記憶領域に移動さ
せる。
【0052】例えば、制御回路3aは図4中”イ”に示
す記憶領域に格納されている図4中”ハ”に示すトリガ
信号発生前のデータ等及び図4中”ニ”に示すトリガ信
号発生後のデータ等を図4中”ロ”に記憶領域内に図4
中”ホ”及び”ヘ”に示すように移動させる。
【0053】同様に、例えば、制御回路3aは前記トリ
ガ信号発生後に再び発生したトリガ信号により図4中”
イ”に示す記憶領域に格納された図4中”ト”及び”
チ”に示すトリガ信号発生前及び発生後のデータ等を図
4中”ロ”に記憶領域内に図4中”リ”及び”ヌ”に示
すように移動させる。
【0054】図4中”ロ”の記憶領域に格納されている
図4中”ヘ”に示すデータ等と図4中”リ”に示すデー
タ等との間には無駄なデータ等は存在しない。言い換え
れば、図4中”ロ”に示す記憶領域には図4中”イ”に
格納されたデータ等が隙間なく格納されるため記憶回路
9の使用効率が向上する。
【0055】この結果、記憶回路9の記憶領域を2分割
して一方の記憶領域をリングメモリ動作させると共に他
方の記憶領域に一方の記憶領域に格納されたデータ等を
移動させることにより、記憶回路9の使用効率を向上さ
せて記憶回路9の記憶容量を小さくすることが可能にな
る。
【0056】また、高速シリアルバス100上にパケッ
トデータを発生させる場合、制御回路3aは予めフィル
タ回路7を制御してリンク層IC2から順次出力される
データの中で自らが発生させたい特定のデータを選択し
て記憶回路9に格納しておく。
【0057】そして、高速シリアルバス100上にパケ
ットデータを発生させる時点で、制御回路3aは先に記
憶回路9に格納しておいてデータを読み出して、リンク
層IC2及び物理層IC1を介して高速シリアルバス1
00上に送信する。
【0058】この結果、高速シリアルバス100を伝播
するパケットデータの中からで自らが発生させたい特定
のパケットデータを選択してそのデータを記憶回路9に
格納しておくことにより、パケットデータ発生用の個々
のデータをユーザが作成する必要がなくなる。
【0059】但し、予め記憶回路9に格納したデータを
そのままではなく、”Source ID”、”Destination I
D”及び”Channel”等の一部変更してパケットデータを
発生させたい場合には、制御回路3aはデータ編集回路
8を制御して記憶回路9に格納されているデータ編集を
行う。
【0060】アイソクロナスパケットデータのフォーマ
ットは、 data_length(16bit),tag(2bit),channel(6bit),tcod
e(4bit),sy(4bit) header CRC(32bit) data field(32bit*N) data CRC(32bit) となっている。(”N”はデータ数)
【0061】従って、例えば、制御回路3aはデータ編
集回路8を制御して”channel”を変更、”data_file
d”の一部変更等を行ったり、”data_filed”に対して
追加若しくは削除を行うと共に”data_length”も追加
若しくは削除に伴って生じるデータ長に合わせて変更し
たりする等、ヘッダ若しくはデータフィールドの一部を
変更することが可能になる。
【0062】この結果、データ編集回路8を用いること
により、記憶回路9に格納されているパケットデータ発
生用の個々のデータの編集が可能になる。
【0063】また、高速シリアルバス100上にパケッ
トデータを発生させる場合、ただ単に、記憶回路9に格
納されたデータを順次読み出してパケットデータを発生
させては従来例と同様に記憶回路9の記憶容量が大きく
なってしまう。
【0064】従って、記憶回路9にはパケットデータ発
生のシーケンス順にパケットデータ発生用のデータを並
べるのではなく、前記シーケンスで発生するパケットデ
ータの種類分のパケットデータ発生用のデータのみを格
納しておく。一方、記憶回路10にはパケットデータ発
生のシーケンスを格納しておく。
【0065】制御回路3aは記憶回路10に格納された
シーケンスに基づき記憶回路9から該当するパケットデ
ータ発生用のデータを読み出して、リンク層IC2及び
物理層IC1を介して高速シリアルバス100上に送信
する。
【0066】例えば、1種類のパケットデータ”A”を
100回発生させるシーケンスの場合には、記憶回路1
0にはパケットデータ発生用データの格納アドレスとパ
ケットデータ”A”を100回発生させるシーケンスが
格納される。一方、記憶回路9には1種類のパケットデ
ータ発生用のデータが格納される。
【0067】具体的には、記憶回路10にはパケットデ
ータ発生用データの格納アドレスを100個格納してお
くことになるが、従来例のようにパケットデータ発生用
のデータを100個格納する場合と比較して記憶容量は
格段に小さくなる。また、記憶回路9には1個のパケッ
トデータ発生用のデータが格納されているだけになり、
記憶回路9の記憶容量を節約することが可能になる。
【0068】この結果、パケットデータ発生のシーケン
スとこのシーケンスで発生するパケットデータの種類分
のパケットデータ発生用のデータを別々に格納しておく
ことにより、記憶回路9の記憶容量を小さくすることが
可能になる。
【0069】また、アイソクロナスパケットデータを発
生させる時に、1サイクルピリオド間に0〜複数個のパ
ケットデータを発生させる場合がある。この場合には、
記憶回路10においてパケットデータ発生用データの格
納アドレスの他に1サイクルピリオド内のカウント値を
格納しておく。
【0070】ここで、1サイクルピリオド間に0〜複数
個のパケットデータを発生させる場合を図5、図6及び
図7を用いて具体的に説明する。図5は記憶回路10に
格納されたシーケンスの具体例を示す説明図、図6は記
憶回路9に格納されたパケットデータ発生用のデータの
具体例を示す説明図、図7は高速シリアルバス100上
に送信されるパケットデータを説明するための説明図で
ある。
【0071】図5中”イ”は記憶回路10のアドレスで
あり、図5中”ロ”、”ハ”及び”ニ”は記憶回路10
に格納されたデータであって、それぞれパケットデータ
発生用のデータが格納された”スタートアドレス”、”
エンドアドレス”及び”1サイクルピリオド内のカウン
ト値”である。
【0072】また、1サイクルピリオド内のカウント値
は1サイクルピリオドの区切りを示し、1サイクルピリ
オド内に3つのパケットデータを発生させる場合には、
最初の発生パケットデータのカウント値は”3”、2番
目の発生パケットデータのカウント値は”2”、そし
て、3番目の発生パケットデータのカウント値は”1”
となる。また、そのサイクルピリオド内でパケットデー
タを発生させない場合はカウント値は”0”になる。
【0073】一方、図6中”イ”は記憶回路9のアドレ
スであり、図6中”ロ”は記憶回路9に格納されたデー
タである。特に、図6中”ハ”は”パケットデータ
(A)”発生用のヘッダデータ及びデータ、図6中”
ニ”は”パケットデータ(B)”発生用のヘッダデータ
及びデータ、図6中”ホ”は”パケットデータ(C)”
発生用のヘッダデータ及びデータ、図6中”ヘ”は”パ
ケットデータ(D)”発生用のヘッダデータ及びデータ
である。
【0074】制御回路3aは記憶回路10に格納された
前述のデータを読み出す。すなわち、図5中”ホ”に示
すアドレス”0000”にはスタートアドレス”100
0”、エンドアドレス”1002”及びカウント値”
1”が格納されているので、制御回路3aは記憶回路9
内の図6中”ハ”に示すアドレス”1000”〜”10
02”のデータである”パケットデータ(A)”の発生
用のデータを読み出して”パケットデータ(A)”を高
速シリアルバス100上に送信する。
【0075】この時、カウント値は”1”であるので図
7”イ”に示すようにこのサイクルピリオド内には”パ
ケットデータ(A)”のみが送信される。但し、図7
中”(CS)”はサイクルスタートパケットデータを示
し、1サイクルピリオドの先頭に送信されるものであ
る。
【0076】また、図5中”ヘ”に示すアドレス”00
01”にはスタートアドレス”1003”、エンドアド
レス”1007”及びカウント値”2”が格納されてい
るので、制御回路3aは記憶回路9内の図6中”ニ”に
示すアドレス”1003”〜”1007”のデータであ
る”パケットデータ(B)”の発生用のデータを読み出
して”パケットデータ(B)”を高速シリアルバス10
0上に送信する。
【0077】この時、カウント値は”2”であるので図
7”ロ”に示すようにこのサイクルピリオド内には”パ
ケットデータ(A)”のみならず図5中”ト”に示すア
ドレス”0002”に指定されたパケットデータも合わ
せて2個のパケットデータを送信する。
【0078】すなわち、図5中”ト”に示すアドレス”
0002”にはスタートアドレス”1000”、エンド
アドレス”1002”及びカウント値”1”が格納され
ているので、制御回路3aは記憶回路9内の図6中”
ハ”に示すアドレス”1000”〜”1002”のデー
タである”パケットデータ(A)”の発生用のデータを
読み出して”パケットデータ(A)”を高速シリアルバ
ス100上に送信する。
【0079】従って、図7”ロ”に示すようにこの1つ
のサイクルピリオド内には”パケットデータ(B)”及
び”パケットデータ(A)”が送信されることになる。
【0080】同様にして制御回路3aは記憶回路10内
のシーケンスを順次読み出してパケットデータを発生さ
せて行く。
【0081】一方、図5中”チ”に示すアドレス”00
04”にはスタートアドレス”1000”、エンドアド
レス”1000”及びカウント値”0”が格納されてい
るが、カウント値が”0”であるのでこのサイクルピリ
オド内ではパケットデータは発生させない。
【0082】従って、図7”ハ”に示すようにこの1つ
のサイクルピリオド内にはパケットデータが送信されな
いことになる。
【0083】この結果、記憶回路10においてパケット
データ発生用データの格納アドレスの他に1サイクルピ
リオド内のカウント値を格納して、このカウント値に基
づき制御回路3aが1サイクルピリオド間に発生させる
パケットデータの個数を制御することにより、1サイク
ルピリオド間に0〜複数個のパケットデータを発生させ
ることが可能になる。
【0084】なお、図4の説明において図4中”イ”に
示す記憶領域ではリングメモリ動作させると共にトリガ
信号発生後に格納したデータ数がトリガ信号発生後の格
納すべきパケット数に一致した時点で記憶回路9の格納
動作を停止させるアドレスの制御を行っていたが、リン
グメモリ動作においてアドレスカウンタを単純増加させ
ることも可能である。これにより、制御回路3aにおけ
るアドレス制御が容易になる。
【0085】また、図1におけるデータ編集回路9の位
置に関しては、制御回路3aとフィルタ回路7との間、
若しくは、制御回路3aと記憶回路9との間に設けても
構わない。
【0086】また、説明の簡単のために記憶回路9及び
記憶回路10を分離して説明したが、1つの記憶回路の
記憶領域を分割して2つの機能を実現しても構わない。
また逆に、図4の説明に際しては記憶回路9の記憶領域
を2つに分割して説明したが個々に独立した2つの記憶
回路を用いても勿論構わない。
【0087】また、パケットデータ発生において予め高
速シリアルバス100からパケットデータを取り込む場
合には、フィルタ回路7を用いて所望のパケットデータ
発生用のデータを選択するのでトリガ発生回路4は必須
要件ではない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1の発明
によれば、記憶回路をリングメモリとして動作させると
共にトリガ信号発生後に格納したデータ数がトリガ信号
発生後の格納すべきパケット数に一致した時点で記憶回
路の格納動作を停止させることにより、小さな記憶容量
でパケット等の蓄積が可能なバス・アナライザが実現で
きる。また、トリガ条件成立以前のパケットデータ等を
取り込むことが可能になる。
【0089】また、請求項2の発明によれば、トリガ信
号発生後に格納したデータ数がトリガ信号発生後の格納
すべきパケット数に一致する前に現在のアドレスカウン
タのカウント値がトリガ信号発生前のデータ若しくはイ
ベントが格納されていると予測されるカウント値に一致
した時点で記憶回路の格納動作を停止することにより、
トリガ信号発生前のデータ等の消去を防止することが可
能になる
【0090】また、請求項3の発明によれば、記憶回路
の記憶領域を2分割して一方の記憶領域をリングメモリ
動作させると共に他方の記憶領域に一方の記憶領域に格
納されたデータ若しくはイベントを移動させることによ
り、記憶回路の使用効率を向上させて記憶回路の記憶容
量を小さくすることが可能になる。
【0091】また、請求項4及び請求項6の発明によれ
ば、アドレスカウンタを単純増加させることにより前記
一方の記憶領域若しくは記憶回路をリングメモリ動作さ
せることにより、制御回路におけるアドレス制御が容易
になる。
【0092】また、請求項5の発明によれば、記憶回路
をリングメモリ動作させると共に第2の記憶回路を設け
てこの第2の記憶回路に記憶回路に格納されたデータ若
しくはイベントを移動させることにより、第2のの記憶
回路の使用効率を向上させて記憶回路の記憶容量を小さ
くすることが可能になる。
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバス・アナライザの一実施例を示
す構成ブロック図である。
【図2】記憶回路の格納動作を説明する説明図である。
【図3】記憶回路の格納動作を説明する説明図である。
【図4】記憶回路の格納動作を説明する説明図である。
【図5】記憶回路に格納されたシーケンスの具体例を示
す説明図である。
【図6】記憶回路に格納されたパケットデータ発生用の
データの具体例を示す説明図である。
【図7】高速シリアルバス上に送信されるパケットデー
タを説明するための説明図である。
【図8】従来のバス・アナライザの一例を示す構成ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 物理層IC 2 リンク層IC 3,3a 制御回路 4 トリガ発生回路 5,6,9,10 記憶回路 7 フィルタ回路 8 データ編集回路 100 高速シリアルバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−116334(JP,A) 特開 平6−326752(JP,A) 特開 平10−307738(JP,A) 特開 平11−41325(JP,A) 特開 平11−161520(JP,A) 特開 平11−120093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/14 G06F 13/00 301 G06F 13/38 310

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速シリアルバスのバス・アナライザにお
    いて、 前記高速シリアルバス上のパケットデータを送受信する
    物理層ICと、 この物理層ICで受信されたパケットデータからデータ
    を抽出するリンク層ICと、 このリンク層ICの出力に基づきトリガ信号を発生させ
    るトリガ発生回路と、取り込んだデータ若しくはイベン
    トが格納される記憶回路と、 この記憶回路をリングメモリとして動作させると共に前
    記トリガ信号発生後に格納したデータ数がトリガ信号発
    生後の格納すべきパケット数に一致した時点で前記記憶
    回路の格納動作を停止させる制御回路とを備えたことを
    特徴とするバス・アナライザ。
  2. 【請求項2】前記トリガ信号発生後に格納したデータ数
    がトリガ信号発生後の格納すべきパケット数に一致する
    前に現在のアドレスカウンタのカウント値がトリガ信号
    発生前のデータ若しくはイベントが格納されていると予
    測されるカウント値に一致した時点で前記記憶回路の格
    納動作を停止することを特徴とする請求項1記載のバス
    ・アナライザ。
  3. 【請求項3】前記記憶回路の記憶領域を2分割して一方
    の記憶領域をリングメモリ動作させると共に他方の記憶
    領域に一方の記憶領域に格納されたデータ若しくはイベ
    ントを移動させることを特徴とする請求項1記載のバス
    ・アナライザ。
  4. 【請求項4】アドレスカウンタを単純増加させることに
    より前記一方の記憶領域をリングメモリ動作させること
    を特徴とする請求項3記載のバス・アナライザ。
  5. 【請求項5】前記記憶回路をリングメモリ動作させると
    共に第2の記憶回路を設けてこの第2の記憶回路に前記
    記憶回路に格納されたデータ若しくはイベントを移動さ
    せることを特徴とする請求項1記載のバス・アナライ
    ザ。
  6. 【請求項6】アドレスカウンタを単純増加させることに
    より前記記憶回路をリングメモリ動作させることを特徴
    とする請求項5記載のバス・アナライザ。
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