JP3508019B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
レバー式コネクタInfo
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Description
タに関する。
雌のコネクタハウジングのうちの一方のハウジングに、
カム溝を有するレバーが所定の角度範囲で回動可能に軸
支されるとともに、他方のハウジングにカム溝と係合可
能なフォロワピンが設けられていて、レバーが回動操作
の始端位置にある場合に、両ハウジングを嵌合すること
に伴ってフォロワピンがカム溝の入口に挿入され、係る
状態からレバーを回動することに伴い、フォロワピンが
カム溝に沿って変位することにより、両ハウジングが嵌
合・離脱されるようになっている。ここで図9に示すよ
うに、フォロワピン1がカム溝2の入口3に挿入された
ときには、フォロワピン1の突出端が入口3に設けられ
た抜け止め部4を乗り越えてその裏側に引っ掛かること
によって、仮係止されるようになっている。なおこのよ
うな構造は、特開平6−203912号等に開示されて
いる。
は、引っ掛かりとなるフォロワピン1の突出端と抜け止
め部4の先端が、せいぜい角にC面が形成された程度で
あるため、ハウジング同士を離脱させるべくフォロワピ
ン1をカム溝2の入口3から抜く場合に、例えばハウジ
ングが傾いたとき等のフォロワピン1の姿勢によって
は、抜け止め部4に対する引っ掛かりがきつくなって、
ハウジングの離脱操作に手間取る場合があった。尤も、
抜け止め部4の背を低くすれば、スムーズに外せるかも
知れないが、そうすると製造時のばらつき等によって、
肝心の仮係止力が得られない場合もあり、簡単には対応
できなかった。本発明は上記のような事情に基づいて完
成されたものであって、その目的は、簡単な構造でもっ
てコネクタハウジングの離脱操作をスムーズに行えるよ
うにするところにある。
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される
一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウ
ジングには、カム溝を有するレバーが所定の角度範囲で
回動可能に軸支され、また他方のコネクタハウジングに
は前記カム溝と係合可能な円柱状のフォロワピンが設け
られており、前記レバーが回動操作の始端位置にある場
合に、前記両コネクタハウジングを嵌合することに伴っ
て前記フォロワピンが前記カム溝の入口に挿入され、前
記フォロワピンの突出端が前記入口において前記カム溝
の内方へ向けて突出形成された抜け止め部を乗り越えて
引っ掛かることにより仮係止されるとともに、前記レバ
ーの回動に伴い前記フォロワピンが前記カム溝に沿って
変位することにより、前記両コネクタハウジングが嵌合
・離脱されるようにしたレバー式コネクタであって、前
記フォロワピンの突出端におけるこのフォロワピンが前
記カム溝の入口から離脱する場合の前記抜け止め部と当
たる面のみがテーパ面とされている構成としたところに
特徴を有する。請求項2の発明は、請求項1記載のもの
において、前記フォロワピンの突出端におけるこのフォ
ロワピンが前記カム溝の入口に進入する場合の前記抜け
止め部と当たる面もテーパ面とされているところに特徴
を有する。
ンがカム溝の入口にある状態で両コネクタハウジングに
離脱する方向の力を作用させると、テーパ面で案内され
つつフォロワピンが抜け止め部を外側に乗り越えてカム
溝の入口から抜け出る。所定の仮係止力を確保したま
ま、両コネクタハウジングの離脱作業をスムーズに行う
ことができる。 <請求項2の発明>フォロワピンは、テーパ面で案内さ
れつつ抜け止め部を内側に乗り越えてカム溝の入口に挿
入される。両コネクタハウジングを初めに嵌合する際の
抵抗が小さくできる。
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
7によって説明する。この実施形態のコネクタは、図1
ないし図3に示すように、雄側のコネクタハウジング1
0(以下、雄ハウジングという)と、雌側のコネクタハ
ウジング20(以下、雌ハウジングという)とを備えて
いる。なお以下では、雄雌のハウジング10,20にお
いて、それぞれ嵌合端側を前端として説明する。
合成樹脂材により全体として横長に形成されている。詳
細には、厚板状の本体部11の前面に小フード部12が
形成された構造であって、本体部11に形成された複数
の端子挿入溝13に、L形のタブ状をなす雄側端子金具
14が後面側から挿入され、その一端側が、小フード部
12の奥面から上下二段に整列して突出されている。小
フード部12の奥面には、ジェル材からなるシール部材
15が装着されている。一方、雄側端子金具14の他端
側は、前後二列となって上向きに突出しており、アライ
メントプレート16によって整列されている。これらの
雄側端子金具14の他端には、図示しないプリント配線
基板の端縁が差し込まれて対応した導電路と接続されて
おり、雄ハウジング10の本体部11から後部側は、プ
リント配線基板ともども電装ボックス内に水密状に収容
されるようになっている。
よって形成されており、雄ハウジング10の小フード部
12の内側に嵌合可能な本体部21の前端側の回りに、
小フード部12の外側に嵌合可能な大フード部22が形
成された形状である。本体部21内には、複数のキャビ
ティ23が、雄ハウジング10に装着された雄側端子金
具14の一端側の配列位置と対応して上下二段に形成さ
れている。各キャビティ23内には、雌側端子金具24
が後面側から挿入されて収容され、キャビティ23の入
口38は一括型の防水ゴム栓25で閉鎖されて、ゴム栓
押さえ26で保持されている。
ー30が装着されている。このレバー30は、一対のア
ーム部31の先端に操作部32をわたした二股状に形成
されており、雌ハウジング20を図1の上側から跨ぐよ
うにして装着され、アーム部31の基端側が軸33で支
持されて、図1に示すように操作部32が上方を向いて
起立した始端位置と、図7に示すように操作部32が後
方を向いて横臥した終端位置との間で、90度の角度範
囲で回動可能となっている。
は、所定の曲線形状のカム溝35が内面側に開口して形
成されている。一方、上記した雄ハウジング10の小フ
ード部12の両側面にはフォロワピン37が突設されて
おり、このフォロワピン37は背の低い円柱状をなして
カム溝35に嵌合可能となっている。カム溝35の始端
側には入口38が形成されており、レバー30が上記の
ように始端位置にある場合に、入口38が前方を向いて
開口するようになっている。
うに、その開口縁における天井の全幅にわたって、抜け
止め部40が突設されている。この抜け止め部40は、
図6に詳細に示すように、表側の面が傾斜状のガイド面
41で、裏側の面が垂直な係止面42となっている。但
し係止面42の角部はC面とされている。詳しくは後記
するように、雄雌のハウジング10,20が初めに嵌合
されることに伴って、フォロワピン37がカム溝35の
入口38に挿入された際に、フォロワピン37の突出端
が抜け止め部40に仮係止されるようになっている。こ
こで、フォロワピン37の突出端では、図6に詳細に示
すように、その後方側(同図の左側)の角の部分に、全
高の半分弱の範囲にわたってほぼ45度の角度のテーパ
面45が形成されている。
には、ガイド突条50が形成されているとともに、雌ハ
ウジング20の大フード部22の左右の側面には、ガイ
ド突条50が嵌合可能な前後方向のガイド溝51が前縁
に開口して形成されている。また、レバー30は、その
アーム部31に設けられた弾性係止片53が大フード部
22の左右の側面に形成された係止孔(図示せず)に弾
性的に嵌まることで上記した始端位置に保持されるよう
になっている。但し、雄雌のハウジング10,20が初
めに所定量嵌合されると、雄ハウジング10の小フード
部12の左右の側面に突設された解除部54が割って入
って、弾性係止片53による保持が解除されるようにな
っている。一方、レバー30に開口された係止孔56
が、雌ハウジング20の後端に装着されたゴム栓押さえ
26における左右の側面の突起57に嵌まることで、レ
バー30が終端位置に保持されるようになっている。
のハウジング10,20を嵌合する場合は、レバー30
を始端位置に保持した状態として、図1に示すように雄
ハウジング10に対して雌ハウジング20を対向させ
る。続いて、雌ハウジング20の大フード部22を雄ハ
ウジング10の小フード部12の外側に被せるようにし
て押し込むと、フォロワピン37がカム溝35の入口3
8に臨んで、抜け止め部40を乗り越えて、図4及び図
5に示すように、その裏側に入り込む。これにより、雄
雌のハウジング10,20が仮組みされた状態となる。
それとともに、解除部54が弾性係止片53の嵌合部分
に割って入って、レバー30の初期位置での保持は解除
される。
を軸33を中心として図4の時計回り方向に回動させる
と、カム溝35とフォロワピン37との間のカム作用に
よって、雌ハウジング20が雄ハウジング10側に相対
的に引き寄られ、図7に示すように、レバー30が90
度回動したところで、係止孔56に突起57が嵌まって
終端位置に保持される。これにより、雌ハウジング20
の本体部21が雄ハウジング10の小フード部12の奥
方まで嵌合されて、雄雌の対応した端子金具14,24
同士が正規に接続される。
行う場合は、図7の状態から操作部32に手を掛けて、
レバー30を同図の上方に引き上げると、係止孔56が
突起57から抜けつつレバー30が軸33を中心として
反時計回り方向に回動し、同じくカム溝35とフォロワ
ピン37との間のカム作用によって、雌ハウジング20
が雄ハウジング10から次第に引き離される。レバー3
0が始端位置まで戻されると、図5に示すように、対応
した雄雌の端子金具14,24同士の接続が完全に外
れ、またフォロワピン37もカム溝35の入口38に戻
って、抜け止め部40の裏側に位置している。そうした
ら、雌ハウジング20を掴んで後方に引っ張ると、フォ
ロワピン37のテーパ面45が抜け止め部40に当たっ
てその内側を通過しつつ表側に抜け、これにより雌ハウ
ジング20が雄ハウジング10から離脱された状態とな
る。
ロワピン37の突出端における後部側、言い換えると離
脱側にテーパ面45が形成されているから、フォロワピ
ン37を抜け止め部40の表側に抜く場合に、雌ハウジ
ング20すなわちフォロワピン37が少々傾いていたと
しても、テーパ面45で案内されてフォロワピン37を
比較的小さな力で通過させることができ、もって両ハウ
ジング10,20の離脱操作をスムーズに行うことがで
きる。しかも構造的には、テーパ面45を形成しただけ
で極めて簡単であるし、それに対して、抜け止め部40
とフォロワピン37とが係止用にオーバラップする寸法
は従前と同じだけ取れるから、仮係止力自体は十分に確
保できる。
形態を示す。この第2実施形態では、フォロワピン37
の突出端の前部側、言い換えると、カム溝35の入口3
8に対する挿入側にも別のテーパ面45Aが形成されて
いる。これによりフォロワピン37は、テーパ面45A
で案内されつつ抜け止め部40を裏側に乗り越えてカム
溝35の入口38に挿入され、仮係止される。雄雌のハ
ウジング10,20を初めに嵌合する際の抵抗を小さく
でき、トータルして両ハウジング10,20の嵌合操作
をスムーズに行うことができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、レバーを雄ハウジング側に設けた形式
のコネクタにも同様に適用することができる。 (2)また、通常のワイヤ−ワイヤのコネクタや、非防
水型のコネクタ等、要はレバー操作により雄雌のハウジ
ングの嵌合力を助勢するレバー式コネクタ全般に広く適
用することができる。
の嵌合前の側面図
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに嵌合される一対のコネクタハウジ
ングのうちの一方のコネクタハウジングには、カム溝を
有するレバーが所定の角度範囲で回動可能に軸支され、
また他方のコネクタハウジングには前記カム溝と係合可
能な円柱状のフォロワピンが設けられており、 前記レバーが回動操作の始端位置にある場合に、前記両
コネクタハウジングを嵌合することに伴って前記フォロ
ワピンが前記カム溝の入口に挿入され、前記フォロワピ
ンの突出端が前記入口において前記カム溝の内方へ向け
て突出形成された抜け止め部を乗り越えて引っ掛かるこ
とにより仮係止されるとともに、 前記レバーの回動に伴い前記フォロワピンが前記カム溝
に沿って変位することにより、前記両コネクタハウジン
グが嵌合・離脱されるようにしたレバー式コネクタであ
って、 前記フォロワピンの突出端におけるこのフォロワピンが
前記カム溝の入口から離脱する場合の前記抜け止め部と
当たる面のみがテーパ面とされていることを特徴とする
レバー式コネクタ。 - 【請求項2】 前記フォロワピンの突出端におけるこの
フォロワピンが前記カム溝の入口に進入する場合の前記
抜け止め部と当たる面もテーパ面とされていることを特
徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
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