JP3507608B2 - キャビネット - Google Patents

キャビネット

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JP3507608B2
JP3507608B2 JP33758295A JP33758295A JP3507608B2 JP 3507608 B2 JP3507608 B2 JP 3507608B2 JP 33758295 A JP33758295 A JP 33758295A JP 33758295 A JP33758295 A JP 33758295A JP 3507608 B2 JP3507608 B2 JP 3507608B2
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正人 龍田
和則 藤井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Nifco Inc
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Nifco Inc
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き出し自在とな
った収納体の引き出し方向が壁面と平行となるように壁
面に沿って設置されるキャビネットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、引き出し自在となった収納体の引
き出し方向が壁面と平行となるように壁面に沿って設置
されるようなキャビネットがある。これらのキャビネッ
トはキッチンルーム等のように食器洗い機やオーブン等
の機器をビルドインで設置する場合に機器と壁面との間
のスペースに設置されるような時に用いられるものであ
り、収納部内に出し入れ自在に配置された収納体の前部
には扉前板が設けられており、扉前板の前面に設けられ
た把手を持って収納体を収納部に対して出し入れするよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、把手を持って扉前板と共に収納体を
収納部に対して出し入れすると扉前板の端縁が壁面に近
接していることから扉前板の端部が壁面に当たって壁面
を傷つけるようなことがあり、収納体の出し入れによっ
て壁面が損傷しやすいという問題が生じやすいものであ
った。
【0004】また、上記のようなキャビネットが設置さ
れる部位の近傍の壁面には出入り用の扉が設けられるよ
うな場合があり、このように扉が近接して設けられてい
ると扉の扉枠が室内に少し突出して配置されているため
に扉枠に扉前板が当たって収納体を大きく前方に引き出
すことができないような場合が生じやすいものであっ
た。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、壁面を傷つけたりするようなことなく収納体
の引き出し移動をスムーズに行わせることができるキャ
ビネットを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、前部に扉前板1を有する収納
体2を収納部3より引き出し自在とし、収納体2の引き
出し移動に連動して扉前板1を側方に移動させる移動手
段Aを備えたキャビネットであって、扉前板1は収納部
3の側壁4と直交するように収納体2の前部に配設さ
れ、収納体2と扉前板1との間に移動手段Aを配置し、
収納部3内への収納体2の収納時に収納部3の側壁4に
摺接して扉前板1を戻し移動させるガイド体5を扉前板
1の裏面側に設け、このガイド体5の先部外側面に収納
部3内の中央部に向けて傾斜する傾斜ガイド部6を設け
ると共に基部外側面に側壁4の内面と略平行となったス
トレート部7を設けたことを特徴とするものであり、収
納体2の前方への引き出し移動に連動して収納体2の前
部に設けられた扉前板1を、収納体2と扉前板1との間
に配置された移動手段Aによって、扉前板1の裏面側に
設けたガイド体5のストレート部7から傾斜ガイド部6
の位置にきた時に側方に移動させることができる。
【0007】 請求項2の発明では、請求項1におい
ガイド体5のストレート部7の長さ寸法イを隣接する他
のキャビネット8の前面扉9の厚み寸法ロよりもわずか
に長くしたことを特徴とするものであり収納体2の引
き出し移動時には隣接する他のキャビネット8の前面扉
9を越えた時点で収納体2の扉前板1が側方に移動する
ものであり、隣接する他のキャビネット8の前面扉9に
接触するようなことなく収納体2の引き出し移動に連動
させて扉前板1を側方に移動させることができる。
【0008】請求項3の発明では、請求項2においてガ
イド体5を移動手段Aの側部に設け、ガイド体5の傾斜
ガイド部6及びストレート部7が摺接するガイドスライ
ダー10を側壁4の前端内側面に設けたことを特徴とす
るものであり、収納体2の収納部3内への収納移動時に
ガイド体5による戻し移動をスムーズに行わせることが
できる。
【0009】請求項4の発明では、請求項1において扉
前板1の後部に配されるスライド具120と収納体2の
前部に配される支持具130とをスライド自在に連結し
て移動手段Aを構成し、支持具130に対してスライド
具120を弾性体140を介してスライド移動自在とし
たことを特徴とするものであり、収納体2の前方への引
き出し移動に連動して支持具130に対してスライド具
120が弾性体140を介してスライド移動することに
よって収納体2の前部に設けられた扉前板1を移動手段
Aにて側方に移動させることができる。
【0010】請求項5の発明では、請求項4において移
動手段Aにスライド移動を規制するスライドロック手段
150を設けたことを特徴とするものであり、スライド
ロック手段150にて移動手段Aのスライド移動をロッ
クすることで扉前板1がスライド移動しない状態で収納
体2の出し入れを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明におけるキャビネットは、
引き出し自在となった収納体2の引き出し方向が室内の
壁面11と平行となるように壁面11に沿って設置され
るものであり、例えば、図3に示されるようにキッチン
において食器洗い機やオーブン等のビルトイン機器12
と壁面11との間に設置されるようになっている。
【0012】このキャビネットは収納部3に対して出し
入れ自在となった収納体2の前部に扉前板1を取付けて
主体が構成されており、扉前板1の前面に設けられた把
手13を持って収納体2を収納部3に対して出し入れす
ることができるようになっている。収納部3は図4に示
されるように対向するように配置された両側壁4間に形
成されており、両側壁4の上部間には隣接する他のキャ
ビネット8の上部に連続する天板14が設けられ、両側
壁4の下部間には地板15が設けられている。地板15
の下方には巾木16が設置されており、両側壁4の背部
間には背板17が設けられている。
【0013】両側壁4の内面には図5に示されるように
支持ローラー18が設置されており、この支持ローラー
18は縦片20と横片21とで断面L字状に形成された
支持金具19の縦片20に沿って複数設けられている。
収納体2は例えば、網籠のようなものであり、両側部に
設けられたスライドレール22を上記収納部3内の支持
ローラー18に係止することで収納部3内にスライド移
動自在に配置されている。スライドレール22は図5に
示されるように支持ローラー18に係合されるものであ
るが、支持ローラー18が回転することによってスライ
ドレール22と共に収納体2を収納部3に対して出し入
れすることができるようになっている。
【0014】収納体2の前部に設けられた扉前板1は移
動手段Aを介して収納体2の前部に取付けられており、
収納部3より収納体2を前方に引き出すと移動手段Aに
よって扉前板1が側方に移動させられるようになってい
る。移動手段Aの側部にはガイド体5が設けられてお
り、このガイド体5によって収納部3内への収納体2の
収納移動に連動して側方に移動している扉前板1が戻し
移動させられるようになっている。
【0015】移動手段Aは扉前板1の裏面に沿って取付
けられる第1フレーム30と、収納体2の前部に沿って
取付けられる第2フレーム40と、第1フレーム30及
び第2フレーム40との間に架設される支持リンク50
と、第1フレーム30及び第2フレーム40との間に架
設されるコイルスプリングのようなバネ部材60とで主
体が構成されている。
【0016】第1フレーム30は縦片31と横片32と
で断面L字状となったフレーム本体33にて主体が構成
されており、横片32の両端部には横片32と直交する
方向に向けて一対の支持軸34が突設されている。縦片
31の両端は横片32の両端よりも側方に突出してお
り、この突出する部分によって連結片35が形成されて
いる。各連結片35には固着具23が挿通される通孔3
6が穿設されており、この通孔36を介して固着具23
にて連結片35を扉前板1の裏面に固着することで第1
フレーム30が扉前板1の裏面に取付けられるようにな
っている。
【0017】第2フレーム40は縦片41と横片42と
で断面L字状となったフレーム本体43にて主体が構成
されており、横片42の両端部には横片42と直交する
方向に向けて一対の支持軸44が突設されている。横片
42の両端部の前端からは横片42と直交するようにそ
れぞれストッパー片45が突設されている。縦片41の
両端は横片42の両端よりも側方に突出しており、この
突出する部分によって連結片46が形成されている。各
連結片46には固着具23が挿通される通孔47が穿設
されており、この通孔47を介して固着具23にて連結
片46を収納体2に固着することで第2フレーム40が
収納体2の前部に取付けられるようになっている。
【0018】支持リンク50は平面視く字状に形成され
ており、両端部にはそれぞれ連結孔51が穿設されてお
り、この連結孔51内には上記した第1フレーム30の
支持軸34あるいは第2フレーム40の支持軸44が挿
着されるようになっている。各支持リンク50の一方の
端部内面側からは係止爪52が突設されており、この係
止爪52にバネ部材60の係止フック61が係止される
ようになっている。
【0019】コイルスプリング等によって構成されるバ
ネ部材60の両端部には係止フック61がそれぞれ設け
られている。ガイド体5は角筒状に形成されており、底
部には通孔24が設けられている。ガイド体5の先部外
側面には斜めに傾斜した傾斜ガイド部6が設けられてお
り、ガイド体5の基部外側面には傾斜ガイド部6と連続
して直線状のストレート部7が設けられている。また、
内側面には第1フレームの端部形状に合致する係合部2
5が設けられている。
【0020】このガイド体5は第1フレーム30の連結
片35の外面に沿って配置すると共に内側面の係合部2
5を第1フレーム30の端部に係合し、固着具23をガ
イド体5の通孔24及び第1フレーム30の連結片35
の通孔36を介して扉前板1の裏面に固着具23を打入
することによって第1フレーム30と共に扉前板1の裏
面に取付けられるようになっている。このガイド体5の
ストレート部7の長さ寸法イは隣接する他のキャビネッ
ト8の前面扉9の厚み寸法ロよりもわずかに長いものと
されている。
【0021】収納部3を構成する側壁4の内面前端には
ガイド体5の設置部位と対応するようにガイドスライダ
ー10が取付けられている。このガイドスライダー10
は薄板材26の端部より連結突起27を一体に突設して
構成されており、連結突起27を側壁4に凹設された連
結穴28内に差し込むことで側壁4の内面前端に取付け
られている。
【0022】上記各支持リンク50は一端の連結孔51
を第1フレーム30に設けられた各支持軸34にそれぞ
れ挿着して第1フレーム30に軸着されており、他端の
連結孔51を第2フレーム40に設けられた各支持軸4
4にそれぞれ挿着して第2フレーム40に軸着されてお
り、第1フレーム30と第2フレーム40との間に支持
リンク50が架設されることによって第1フレーム30
と第2フレーム40とが支持リンク50にて相互に連結
された状態となっている。ここで、支持リンク50の先
部には抜け止めリング53が取付けられており、各支持
軸34,44から支持リンク50が抜けるのを防止する
ようにしている。
【0023】図1に示されるように一方の支持リンク5
0の係止爪52は第1フレーム30側に配置されてお
り、他方の支持リンク50の係止爪52は第2フレーム
40側に配置されており、各係止爪52に係止フック6
1を係止するようにして各支持リンク50間にバネ部材
60が架設されている。ここで、バネ部材60は各支持
リンク50を介して第1フレーム30と第2フレーム4
0との間にわたって架設された状態となっており、図1
では紙面左側の支持リンク50を右側の支持リンク50
側に付勢する付勢力が常時作用した状態となっている。
つまり、収納体2が収納部3内に収納された状態ではバ
ネ部材60は伸びた状態となっている。また、収納状態
では一方の支持リンク50がストッパー片45に当接さ
れた状態となって支持リンク50が必要以上に回動しな
いようになっている。
【0024】しかして、収納体2を収納部3より前方に
引き出すにあたって、扉前板1の前面に取付けられた把
手13を持って扉前板1を前方に引き出すように操作す
ると、ガイド体5のストレート部7がガイドスライダー
10に沿って摺動しながら収納体2は前方に移動し、傾
斜ガイド部6の位置にくるとバネ部材60のバネ力によ
って図2に示されるように扉前板1が紙面右側に移動す
るものであり、このように扉前板1が側方に移動した状
態で収納部3を前方に大きく引き出すものである。ここ
で、収納体2を前方に引き出すにあたり、収納体2の前
方への引き出し移動初期はストレート部7がガイドスラ
イダー10に当たっていることで扉前板1は側方に移動
しないものであり、ストレート部7から傾斜ガイド部6
の位置にきた時に始めて扉前板1がバネ部材60のバネ
力によって側方に移動しはじめるものであり、ストレー
ト部7は隣接する他のキャビネット8の前面扉9の厚み
寸法ロよりも長さ寸法イが長くされていることから他の
キャビネット8の前面扉9よりも前方に引き出された時
点で始めて側方に移動するものであり、収納体2の引き
出し移動時に隣接する他のキャビネット8の前面扉9の
端面に扉前板1の端部が接触するようなことがないよう
になっている。また、引き出し状態では他方の支持リン
ク50がストッパー片45に当接された状態となって支
持リンク50が必要以上に回動しないようになってい
る。
【0025】そして、上記のように収納体2を収納部3
より引き出し移動されるのに連動して扉前板1が側方に
移動するようになっていることから、図1に示されるよ
うに扉前板1の左端に室内の壁面11が近接しているよ
うな場合においても、扉前板1を壁面11より離れるよ
うに側方に移動させた後に扉前板1と共に収納体2を前
方に引き出すことになるために壁面11の外面に傷が付
いたりするようなことがないものである。また、壁面1
1に扉70が設けられていて扉枠71が室内に突出して
いるような場合においても扉前板1が側方に移動するこ
とによって収納体2を前方に引き出すことによって扉前
板1が扉枠71に当たって収納体2を大きく引き出すこ
とができないようなことを防止することができるもので
あり、扉枠71が近接して配置されていても問題なく収
納体2を収納部3より大きく前方に引き出すことができ
るものである。
【0026】尚、上記したものにあっては、収納体2は
網籠である場合について説明したが、受け箱状の箱体で
あってもよいものであり、この場合には第2フレーム4
0は箱体の前面板の前面に取付けられるものである。ま
た、上記したものにあっては、扉前板1は図1において
紙面右側に移動するようにしたものについて説明した
が、図6に示されるように壁面11が図1において紙面
右側にくる場合には扉前板1は紙面左側に移動するよう
に移動手段Aが構成されるものである。例えば、支持リ
ンク50を左右逆転させて使用すると共にバネ部材61
の取付け方向を異ならせ、さらに、ガイド体5及びガイ
ドスライダー10の取付け位置を反対側にすることによ
って扉前板1の移動方向を変えるようにしてもよいもの
である。
【0027】また、ガイド体5は第1フレーム30の端
部に配置するようにしたものを示したが、扉前板1の裏
面の適所に取付けるようにしてあってもよいものであ
る。この場合には収納体2の出し入れ移動に連動してガ
イド体5に当接される支持部材を収納部3の前端上部に
設けるものである。図7乃至図10は移動手段Aの他例
を示すものであり、このものにあっては、扉前板1の移
動方向が紙面左側となっており、さらに、支持リンク5
0の形状及びバネ部材60の設置状態が上記したものと
少し異ならせてある。
【0028】支持リンク50は直線状のものを使用する
ようにし、バネ部材60は第1フレーム30及び第2フ
レーム40の支持軸34,44に挿着した状態で支持リ
ンク50よりも上方に突出する支持軸34,44の先部
の係止溝37,48に対して抜け止めリング53と共に
係止するようにしてある。また、ガイド体5は図9に示
されるように扉前板1の裏面の紙面左側に配置するよう
になっている。
【0029】しかして、収納体2を収納部3より前方に
引き出すにあたって、扉前板1の前面に取付けられた把
手13を持って扉前板1を前方に引き出すように操作す
ると、ガイド体5のストレート部7がガイドスライダー
10に沿って摺動しながら収納体2は前方に移動し、傾
斜ガイド部6の位置にくるとバネ部材60のバネ力によ
って図10に示されるように扉前板1が紙面左側に移動
するものであり、このように扉前板1が側方に移動した
状態で収納部3を前方に大きく引き出すものである。こ
こで、収納体2を前方に引き出すにあたり、収納体2の
前方への引き出し移動初期はストレート部7がガイドス
ライダー10に当たっていることで扉前板1は側方に移
動することがないものであり、ストレート部7から傾斜
ガイド部6の位置にきた時に始めて扉前板1がバネ部材
60のバネ力によって側方に移動しはじめるものであ
り、ストレート部7は隣接する他のキャビネットの前面
扉の厚み寸法よりも長さ寸法が長くされていることから
他のキャビネットの前面扉よりも前方に引き出された時
点で始めて側方に移動するものであり、収納体2の引き
出し移動時に隣接する他のキャビネットの前面扉の端面
に扉前板1の端部が接触するようなことがないようにな
っている。
【0030】また、このものにあっても収納体2を収納
部3より引き出し移動するのに連動して扉前板1が側方
に移動するようになっていることから、図10に示され
るように扉前板1の右端に室内の壁面11が近接してい
るような場合においても、扉前板1を壁面11より離れ
るように側方に移動させた後に扉前板1と共に収納体2
を前方に引き出すことになるために壁面11の外面に傷
が付いたりするようなことがないものである。また、壁
面11に扉が設けられていて扉枠が室内に突出している
ような場合においても扉前板1が側方に移動することに
よって収納体2を前方に引き出すことによって扉前板1
が扉枠に当たって収納体2を大きく引き出すことができ
ないようなことを防止することができるものであり、扉
枠が近接して配置されていても問題なく収納体2を収納
部3より大きく前方に引き出すことができるものであ
る。
【0031】図11乃至図14は移動手段Aのさらに他
例を示すものであり、このものにあっては、扉前板1の
移動方向が紙面左側となっている。移動手段Aは扉前板
1の裏面に沿って取付けられる第1フレーム80と、収
納体2の前部に沿って取付けられる第2フレーム90
と、第2フレーム90の内面に沿って配置されるスライ
ダー100と、スライダー100の内側に沿って配置さ
れるコイルスプリングのようなバネ部材110とで主体
が構成されている。
【0032】第1フレーム80は下レール部81と上レ
ール部82を有するフレーム本体83にて主体が構成さ
れており、上レール部81の長手方向の中間部には連結
アーム84を取付けるための取付孔85が設けられてい
る。上レール部81は上横片86の端縁より下方に向け
て脱落防止片87を一体に延設して構成されている。
【0033】フレーム本体83の両端部からは側方に向
けて連結片88が一体に突設されている。各連結片88
には固着具23が挿通される通孔89が穿設されてお
り、この通孔89を介して固着具23にて連結片88を
扉前板1の裏面に固着することで第1フレーム80が扉
前板1の裏面に取付けられるようになっている。第2フ
レーム90は基板91の上下端縁より基板91と直交す
るように上横片92または下横片93を突設して断面コ
字状に形成されたフレーム本体94にて主体が構成され
ており、基板91の内面両端からは基板91と直交する
方向に向けて一対の支持軸95が突設されている。さら
に、基板91の両端縁からは側方に向けて連結片96が
一体に突設されており、各連結片96には固着具23が
挿通される通孔97が穿設されている。この連結片96
に収納体2のフレーム2aを当接すると共にフレーム2
aの通孔2bを介して連結片96の通孔97に固着具2
3を打入することで第2フレーム90が収納体2の前面
に取付けられている。ここで、連結片96に設けられる
通孔97は固着具23を締め込むだけで固定することが
できるネジ孔としてあってもよい。
【0034】支持軸95が突設された側とは反対側の基
板91の外面側の両端部には回転自在なローラー98が
取付けられており、このローラー98は第1フレーム8
0の上レール部82内に走行自在に取付けられるように
なっている。ここで、上レール部82には脱落防止片8
7が設けられているために上レール部82内に走行自在
に係合されたローラー98が上レール部82と直交する
方向に引っ張られても上レール部82からローラー98
が外れないようになっており、ローラー98は上レール
部82の長手方向に沿ってのみ移動するものであり、第
1フレーム80は第2フレーム90に対して側方に向け
てのみスライド移動するようになっている。
【0035】また、基板91の長手方向の中間部には上
横片92に到るように開口部99が設けられており、こ
の開口部99内には後述するスライダー100の支持板
103が挿通配置されるようになっている。スライダー
100は基板101の両端に基板101の板厚よりも厚
み寸法が大きくなった保持部102を設けて主体が構成
されており、基板101の外面中央部からは外方に向け
て一対の支持板103が突設されている。また、保持部
102には基板101の長手方向に沿うように長孔状の
通孔104が穿設されており、この通孔104内には第
2フレーム90より突設された支持軸95が挿通配置さ
れるようになっている。つまり、支持板103を第2フ
レーム90の開口部99内に挿通配置すると共に支持軸
95を通孔104内に挿通配置するようにしてスライダ
ー100は第2フレーム90の内面に沿って配置される
ようになっている。一方の保持部102の内端には係止
爪105が突設されており、この係止爪105にバネ部
材110の一端部に設けられた係止フック111が係止
され、通孔104より突出する支持軸95の先部にバネ
部材110の他端部に設けられた係止フック111が係
止されるようになっている。また、スライダー100の
支持板103は第2フレーム90の開口部99を介して
第1フレーム80と対向するように配置され、第1フレ
ーム80の取付孔85に取付けられた連結アーム84と
連結されるようになっている。そして、バネ部材110
によって第2フレーム90に対して第1フレーム80が
側方に向けて常時付勢されるようになっている。
【0036】ガイド体5は角筒状に形成されており、底
部には通孔24が設けられている。ガイド体5の先部外
側面には斜めに傾斜した傾斜ガイド部6が設けられてお
り、ガイド体5の基部外側面には直線状のストレート部
7が設けられている。また、内側面には第1フレームの
端部形状に合致する係合部25が設けられている。この
ガイド体5は第1フレーム80の連結片88の外面に沿
って配置すると共に内側面の係合部25を第1フレーム
80の端部に係合し、固着具23をガイド体5の通孔2
4及び第1フレーム80の連結片88の通孔89を介し
て扉前板1の裏面に固着具23を打入することによって
第1フレーム80と共に扉前板1の裏面に取付けられる
ようになっている。
【0037】このガイド体5のストレート部7の長さ寸
法も上記したものと同じように隣接する他のキャビネッ
トの前面扉の厚み寸法よりもわずかに長いものとされて
いてもよい。収納部3を構成する側壁4の内面前端には
ガイド体5の設置部位と対応するようにガイドスライダ
ー10が取付けられている。このガイドスライダー10
は薄板材26の端部より連結突起27を一体に突設して
構成されており、連結突起27を側壁4に凹設された連
結穴28内に差し込むことで側壁4の内面前端に取付け
られている。ここで、ガイドスライダー10は設けられ
ていても、いなくともどちらでもよい。
【0038】また、ガイド体5は第1フレーム80の端
部に配置するようにしたものを示したが、扉前板1の裏
面の適所に取付けるようにしてあってもよいものであ
る。この場合には収納体2の出し入れ移動に連動してガ
イド体5に当接される支持部材を収納部3の前端上部に
設けるものである。しかして、収納体2を収納部3より
前方に引き出すにあたって、扉前板1の前面に取付けら
れた把手13を持って扉前板1を前方に引き出すように
操作すると、ガイド体5のストレート部7がガイドスラ
イダー10に沿って摺動しながら収納体2は前方に移動
し、傾斜ガイド部6の位置にくるとバネ部材110のバ
ネ力によって図14に示されるように扉前板1が紙面左
側に移動するものであり、このように扉前板1を側方に
移動した状態で収納部3を前方に大きく引き出すもので
ある。ここで、収納体2を前方に引き出すにあたり、収
納体2の前方への引き出し移動初期はストレート部7が
ガイドスライダー10に当たっていることで扉前板1は
側方に移動することがないものであり、ストレート部7
から傾斜ガイド部6の位置にきた時に始めて扉前板1が
バネ部材110のバネ力によって側方に移動しはじめる
ものであり、ストレート部7は隣接する他のキャビネッ
トの前面扉の厚み寸法よりも長さ寸法が長くされている
ことから他のキャビネットの前面扉よりも前方に引き出
された時点で始めて側方に移動するものであり、収納体
2の引き出し移動時に隣接する他のキャビネットの前面
扉の端面に扉前板1の端部が接触するようなことがない
ようになっている。
【0039】そして、上記のように収納体2が収納部3
より引き出し移動されるのに連動して扉前板1が側方に
移動するようになっていることから、図13、図14に
示されるように扉前板1の右端に室内の壁面11が近接
しているような場合においても、扉前板1を壁面11よ
り離れるように側方に移動させた後に扉前板1と共に収
納体2を前方に引き出すことになるために壁面11の外
面に傷が付いたりするようなことがないものである。ま
た、壁面11に扉が設けられていて扉枠が室内に突出し
ているような場合においても扉前板1が側方に移動する
ことによって収納体2を前方に引き出すことによって扉
前板1が扉枠に当たって収納体2を大きく引き出すこと
ができないようなことを防止することができるものであ
り、扉枠が近接して配置されていても問題なく収納体2
を収納部3より大きく前方に引き出すことができるもの
である。
【0040】図15乃至図19は移動手段Aのさらに他
の実施形態を示しており、このものにおいては移動手段
Aを上記した実施形態のものよりも簡略化するようにし
ている。この移動手段Aは、扉前板1の後部に配される
スライド具120と、収納体2の前部に配される支持具
130とで主体が構成されており、スライド具120は
支持具130に対して側方に向けてスライド移動自在と
なっている。
【0041】収納体2の前部に取り付けられる支持具1
30は収納体2の前部に連結固定される基板131と、
基板131に対してスライド移動自在に取り付けられる
連結体132とで主体が構成されている。基板131と
連結体132との間にはコイルスプリングのようなバネ
性を有する弾性体140が介在されており、連結体13
2は基板131に対して常時一側方に向けて付勢された
状態となっている。基板131の両端には通孔133が
穿設されており、この通孔133を利用して固着具にて
収納体2のフレーム2aを基板131に連結固定するこ
とができるようになっている。
【0042】扉前板1の後部に取り付けられるスライド
具120は両端部に通孔121を有するスライド基板1
22にて主体が構成されており、このスライド基板12
2は上記した連結体132に対して固着具123にて連
結固定されるようになっている。ここで、スライド基板
122は連結体132に連結固定されていることから、
上記支持具130を構成する基板131に対して連結体
132と共に側方に向けてスライド移動自在となってい
る。また、スライド基板122と連結体132とを固着
具123にて連結固定した状態では図17(d)に示さ
れるように基板131に設けられたレール134の外面
に連結体132の当接片135が当接していることで基
板131及び連結体132は抜け止めされた状態で相互
にスライド移動自在となっている。
【0043】移動手段Aの側部にはガイド体5が設けら
れており、このガイド体5によって収納部3内への収納
体2の収納移動に連動して側方に移動している扉前板1
が図15に示される位置に戻し移動させられるようにな
っている。ガイド体5は角筒状に形成されており、底部
には通孔が設けられている。ガイド体5の先部外側面に
は斜めに傾斜した傾斜ガイド部6が設けられており、ガ
イド体5の基部外側面には傾斜ガイド部6と連続して直
線状のストレート部7が設けられている。また、内側面
にはスライド基板122の端部形状に合致する係合部が
設けられている。
【0044】このガイド体5はスライド基板122の端
部外面に沿って配置すると共に内側面の係合部をスライ
ド基板122の端部に係合し、固着具をガイド体5の通
孔及びスライド基板122の端部の通孔121を介して
扉前板1の裏面に固着具を打入することによってスライ
ド基板122と共に扉前板1の裏面に取付けられるよう
になっている。このガイド体5のストレート部7の長さ
寸法イは隣接する他のキャビネット8の前面扉9の厚み
寸法ロよりもわずかに長いものとされている。
【0045】収納部3を構成する側壁4の内面前端には
ガイド体5の設置部位と対応するようにガイドスライダ
ー10が取付けられている。このガイドスライダー10
は薄板材26の端部より連結突起27を一体に突設して
構成されており、連結突起27を側壁4に凹設された連
結穴28内に差し込むことで側壁4の内面前端に取付け
られている。
【0046】しかして、収納体2を収納部3より前方に
引き出すにあたって、図15に示される状態から扉前板
1の前面に取付けられた把手を持って扉前板1を前方に
引き出すように操作すると、ガイド体5のストレート部
7がガイドスライダー10に沿って摺動しながら収納体
2は前方に移動し、傾斜ガイド部6の位置にくると弾性
体140のバネ力によって図16に示されるように扉前
板1が紙面右側に移動するものであり、このように扉前
板1が側方に移動した状態で収納部3を前方に大きく引
き出すものである。ここで、収納体2を前方に引き出す
にあたり、収納体2の前方への引き出し移動初期はスト
レート部7がガイドスライダー10に当たっていること
で扉前板1は側方に移動しないものであり、ストレート
部7から傾斜ガイド部6の位置にきた時に始めて扉前板
1が弾性体140のバネ力によって側方に移動しはじめ
るものであり、ストレート部7は隣接する他のキャビネ
ット8の前面扉9の厚み寸法ロよりも長さ寸法イが長く
されていることから他のキャビネット8の前面扉9より
も前方に引き出された時点で始めて側方に移動するもの
であり、収納体2の引き出し移動時に隣接する他のキャ
ビネット8の前面扉9の端面に扉前板1の端部が接触す
るようなことがないようになっている。
【0047】そして、上記のように収納体2が収納部3
より引き出し移動されるのに連動して扉前板1が側方に
移動するようになっていることから、図15に示される
ように扉前板1の左端に室内の壁面11が近接している
ような場合においても、扉前板1を壁面11より離れる
ように側方に移動させた後に扉前板1と共に収納体2を
前方に引き出すことになるために壁面11の外面に傷が
付いたりするようなことがないものである。また、壁面
11に扉70が設けられていて扉枠71が室内に突出し
ているような場合においても扉前板1が側方に移動する
ことによって収納体2を前方に引き出すことによって扉
前板1が扉枠71に当たって収納体2を大きく引き出す
ことができないようなことを防止することができるもの
であり、扉枠71が近接して配置されていても問題なく
収納体2を収納部3より大きく前方に引き出すことがで
きるものである。
【0048】また、この実施形態においては上記してい
る実施形態における移動手段Aのように水平回動する支
持リンク50や、支持リンク50を軸支するための支持
軸34,44を設けることなく扉前板1を側方に移動さ
せることができるものであり、移動手段Aを構成するに
あたっての部品点数を削減することができる上に構成を
簡略化することができるものである。
【0049】上記した基板131と連結体132とスラ
イド基板122からなる移動手段Aにはスライド移動を
規制するスライドロック手段150が設けられており、
このスライドロック手段150によってスライド基板1
22をスライド移動しないようにロック状態とすること
ができるようになっている。基板131の端部にはロッ
ク孔136が穿設されており、弾性体140が縮められ
た状態でロック孔136にスライドストッパー151を
差し込むことで図19に示されるようにスライド基板1
22が連結体132に対してスライド移動しないように
ロックすることができるようになっている。
【0050】スライドストッパー151は図20に示さ
れるようにロック孔136に差し込まれるロック片15
2を基体153より一体に突設して主体が構成されてお
り、ロック片152の外面にはロック孔136の内面に
突設された突起137が係合される凹所154が凹設さ
れている。そして、ロック片152をロック孔136に
差し込むと共にロック片152の凹所154が突起13
7に係合されることでロック片152が抜け止めされた
状態でロック孔136に係合し、基体153が連結体1
32の端部に当接されることで基板131と連結体13
2のスライド移動が規制されるものであり、これによっ
て移動手段Aはスライド移動しないようになるものであ
り、移動手段Aのスライド移動をロックすることで扉前
板1がスライド移動しない状態で収納体2の出し入れを
行うことができるものであり、施行場所に応じて扉前板
1の動作状態を任意に選択することができるようになっ
ている。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明は、前部に扉前板を有す
る収納体を収納部より引き出し自在とし、収納体の引き
出し移動に連動して扉前板を側方に移動させる移動手段
を備えたキャビネットであって、扉前板は収納部の側壁
と直交するように収納体の前部に配設され、収納体と扉
前板との間に移動手段を配置し、収納部内への収納体の
収納時に収納部の側壁に摺接して扉前板を戻し移動させ
るガイド体を扉前板の裏面側に設け、このガイド体先部
外側面に収納部内の中央部に向けて傾斜する傾斜ガイド
部を設けると共に基部外側面に側壁の内面と略平行とな
ったストレート部を設けているので、収納体の前方への
引き出し移動に連動して収納体の前部に設けられた扉前
板を、収納体と扉前板との間に配置された移動手段によ
って、扉前板の裏面側に設けたガイド体のストレート部
から傾斜ガイド部の位置にきた時に側方に移動させるこ
とができるものである。
【0052】 請求項2の発明は、請求項1においてガ
イド体のストレート部の長さ寸法を隣接する他のキャビ
ネットの前面扉の厚み寸法よりもわずかに長くしてある
ので、請求項1の効果に加えて隣接する他のキャビネ
ットの前面扉に接触するようなことなく収納体の引き出
し移動に連動させて扉前板を側方に移動させることがで
きるものである。
【0053】請求項3の発明は、請求項2においてガイ
ド体を移動手段の側部に設け、ガイド体の傾斜ガイド部
及びストレート部が摺接するガイドスライダーを側壁の
前端内側面に設けてあるので、請求項2の効果に加えて
収納体の収納部内への収納移動時にガイド体による戻し
移動をガイドスライダーによってスムーズに行わせるこ
とができるものである。
【0054】請求項4の発明は、請求項1において扉前
板の後部に配されるスライド具と収納体の前部に配され
る支持具とをスライド自在に連結して移動手段を構成
し、支持具に対してスライド具を弾性体を介してスライ
ド移動自在としてあるので、収納体の前方への引き出し
移動に連動して支持具に対してスライド具がスライド移
動することによって収納体の前部に設けられた扉前板を
移動手段にて側方に移動させることができるものであ
る。
【0055】請求項5の発明は、請求項4において移動
手段にスライド移動を規制するスライドロック手段を設
けてあるので、請求項4の効果に加えてスライドロック
手段にて移動手段のスライド移動をロックすることで扉
前板がスライド移動しない状態で収納体の出し入れを行
うことができるものであり、施行場所に応じて扉前板の
動作状態を選択することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す収納状態の平断面図であ
る。
【図2】同上の引き出し初期状態を示す平断面図であ
る。
【図3】本発明の設置部位の一例を説明する説明図であ
る。
【図4】(a)は平断面図、(b)は正面図、(c)は
側断面図である。
【図5】(a)はスライドレールとローラーの配置状態
を説明する説明図、(b)はスライドレールとローラー
を示す斜視図である。
【図6】本発明の設置部位の他例を説明する説明図であ
る。
【図7】移動手段の他例を示す分解斜視図である。
【図8】同上の斜視図である。
【図9】収納状態の平断面図である。
【図10】同上の引き出し初期状態を示す平断面図であ
る。
【図11】移動手段の他例を示す分解斜視図である。
【図12】同上の斜視図である。
【図13】収納状態の平断面図である。
【図14】同上の引き出し初期状態を示す平断面図であ
る。
【図15】移動手段の他例を示す収納状態の平断面図で
ある。
【図16】同上の引き出し初期状態を示す平断面図であ
る。
【図17】同上の移動手段を示すものであり、(a)は
正面図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は背
面図である。
【図18】(a)は図17(a)におけるa−a線断面
図、(b)は図17(a)におけるb−b線断面図、
(c)は図18(b)におけるc部の部分拡大断面図で
ある。
【図19】スライドロック手段によるロック状態を示す
断面図である。
【図20】スライドストッパーを示すものであり、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、
(d)は背面図、(e)は断面図である。
【符号の説明】
A 移動手段 1 扉前板 2 収納体 3 収納部 4 側壁 5 ガイド体 6 傾斜ガイド部 7 ストレート部 8 他のキャビネット 9 前面扉 10 ガイドスライダー イ ストレート部の長さ寸法 ロ 前面扉の厚み寸法 120 スライド具 130 支持具 140 弾性体 150 スライドロック手段
フロントページの続き (72)発明者 石井 庸介 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 (56)参考文献 特開 平5−261011(JP,A) 特開 平2−21812(JP,A) 実開 昭55−175346(JP,U) 実開 平6−5540(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 88/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に扉前板を有する収納体を収納部よ
    り引き出し自在とし、収納体の引き出し移動に連動して
    扉前板を側方に移動させる移動手段を備えたキャビネッ
    トであって、扉前板は収納部の側壁と直交するように収
    納体の前部に配設され、収納体と扉前板との間に移動手
    段を配置し、収納部内への収納体の収納時に収納部の側
    壁に摺接して扉前板を戻し移動させるガイド体を扉前板
    の裏面側に設け、このガイド体の先部外側面に収納部内
    の中央部に向けて傾斜する傾斜ガイド部を設けると共に
    基部外側面に側壁の内面と略平行となったストレート部
    を設けて成ることを特徴とするキャビネット。
  2. 【請求項2】 ガイド体のストレート部の長さ寸法を隣
    接する他のキャビネットの前面扉の厚み寸法よりもわず
    かに長くして成ることを特徴とする請求項1記載のキャ
    ビネット。
  3. 【請求項3】 ガイド体を移動手段の側部に設け、ガイ
    ド体の傾斜ガイド部及びストレート部が摺接するガイド
    スライダーを側壁の前端内側面に設けて成ることを特徴
    とする請求項2記載のキャビネット。
  4. 【請求項4】 扉前板の後部に配されるスライド具と収
    納体の前部に配される支持具とをスライド自在に連結し
    て移動手段を構成し、支持具に対してスライド具を弾性
    体を介してスライド移動自在として成ることを特徴とす
    る請求項1記載のキャビネット。
  5. 【請求項5】 移動手段にスライド移動を規制するスラ
    イドロック手段を設けて成ることを特徴とする請求項4
    記載のキャビネット。
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