JP3506698B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3506698B2
JP3506698B2 JP2003164948A JP2003164948A JP3506698B2 JP 3506698 B2 JP3506698 B2 JP 3506698B2 JP 2003164948 A JP2003164948 A JP 2003164948A JP 2003164948 A JP2003164948 A JP 2003164948A JP 3506698 B2 JP3506698 B2 JP 3506698B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に、情報機器の端末装置などに用いら
れるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの形態がデスクトッ
プ型からラップトップ型やノートサイズ型へと小型化す
るのに伴い、プリンタも携帯性に優れ、小型であること
が要求されている。このような状況下で、使い捨てタイ
プのインクカートリッジ一体型ヘッドを使ったインクジ
ェットプリンタは、使い勝手の良さ、プリンタの小型化
が容易であるという理由から、ラップトップ型およびノ
ートサイズ型コンピュータ用のプリンタとして注目を集
めている。
【0003】従来のインクジェットプリンタは、図5に
示すように、モノクロ用のインクカートリッジ一体型ヘ
ッド(以下「カートリッジ」と言う)2とマルチカラー
用カートリッジ3とを装着したキャリッジ1と、印字時
にキャリッジ1を印字用紙7上の所定位置に動かすベル
ト51と、その駆動源となるモータ5と、キャリッジ1の
移動方向をガイドするシャフト61,62と、印字の不実施
時にカートリッジ2,3のヘッド21,31をそれぞれキャッ
ピングするキャップ42,43と、そのためにキャップ42,43
をヘッド21,31に押し付けるキャップホルダ4とを備え
ている。
【0004】カートリッジ2,3は、印字ヘッド21,31の
他に、インク貯蔵部と、駆動信号を受入れるための電気
的接点とを含んでおり、インクが無くなった時に取替え
ることができるように、着脱可能に構成されている。印
字を実施していない時は、キャリッジ1は待機位置にあ
り、ヘッド21,31のインク突出口の乾燥および目詰まり
防止のために、キャップホルダ4がAの向きへ動いて、
キャップ42,43をヘッド21,31に押し付け、キャッピング
を行う。印字を行う時には、キャップホルダ4がAと逆
向きに動いて、ヘッド21,31を覆っていたキャップ42,43
が外され、キャリッジ1は、ベルト51およびモータ5の
働きにより、シャフト61,62に沿って往復運動しなが
ら、用紙7に対して印字を行う。
【0005】カートリッジ2のヘッド21は、例えば48個
のノズルを持つことにより、モノクロの文字フォント
を、1回のキャリッジ1の走査で印字可能である。カー
トリッジ3はマルチカラー用で、インク貯蔵部がイエロ
ー、マゼンタ、シアンの3つのインクに対応して3つに
分割されており、それに対応して、ヘッド31の48個のノ
ズルも3つに分割されている。したがって、マルチカラ
ーの文字フォントを、3回のキャリッジ1の走査で印字
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット記録装置では、制御回路部がカートリッ
ジに設けられていたので、カートリッジが大型化すると
いう問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決して、カ
ートリッジを小型化することができ、高い信頼性と製造
もメンテナンスも容易なインクジェット記録装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、インクジェット記録装置を、インク
を吐出するインク吐出口群を有するヘッド部とインクを
収容するインク収容部とを備えたカートリッジと、カー
トリッジを載置するキャリッジと、キャリッジに取り囲
まれるようにキャリッジの内側に設けられた制御回路部
と、本体の制御回路と制御回路部とを電気的に接続する
第1のフレキシブルケーブルと、制御回路部とヘッド部
とを電気的に接続する第2のフレキシブルケーブルとを
具備する構成とした。
【0009】このように構成したことにより、カートリ
ッジに制御回路部がない分だけカートリッジの大きさを
小さくすることができ、キャリッジには比較的スペース
に余裕があり、形状の自由度も大きいので、カートリッ
ジの小型化に伴うキャリッジの小型化を妨げないよう
に、制御回路部を搭載することが可能となる。したがっ
て、カートリッジとキャリッジとを全体として小型化す
ることができ、ひいては、インクジェット記録装置の小
型化も可能になる。さらに、カートリッジから比較的高
価な制御回路部をなくして、キャリッジに設けたことに
より、従来カートリッジの交換と共に廃棄されていた制
御回路部を、カートリッジ交換に関わらず、半永久的に
使用することができる。それに関連して、カートリッジ
のコストを削減できる。
【0010】また、カートリッジを脱着する場合に、ユ
ーザが触り易いカートリッジ表面に接点が露出してお
り、着脱時にユーザが簡単に接点に触れられるのに対し
て、キャリッジでは、少なくとも脱着作業は発生せず、
またユーザの手に触れ難い部分に接点を持ってくること
が容易であり、更に、表面に露出させないよう内側等に
設けることも可能であるので、ユーザが接点に触れた
際、発生する静電気等の影響で制御回路部が破壊される
ことも容易に防止することができる。
【0011】さらに、装置本体からの制御信号を伝達す
る信号線を、第1のフレキシブルケーブルと第2のフレ
キシブルケーブルとに分けたことにより、一本の長い信
号線をヘッド近傍まで引き込む場合に比べて、信号線の
取付作業の作業性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。
【0013】(実施の形態)本発明の実施の形態は、第
1のフレキシブルケーブルで、本体の制御回路とキャリ
ッジ上の制御回路部とを電気的に接続し、第2のフレキ
シブルケーブルで、制御回路部とヘッド部とを電気的に
接続したインクジェット記録装置である。
【0014】図1は、本発明の実施の形態におけるイン
クジェット記録装置のキャリッジの正面図である。図1
において、キャリッジ1は、カートリッジ2を脱着可能
に装着して移動する手段である。カートリッジ2,3
は、黒インク24またはイエローインク34とマゼンタイン
ク35とシアンインク36を収容したインク供給手段であ
る。カートリッジホルダ11,12は、2つのカートリッジ
2,3を脱着可能に保持する手段である。制御回路部14
は、カートリッジを制御する回路である。フレキシブル
ケーブル15は、制御回路部14とカートリッジ2,3のヘ
ッド部コネクタ16,17との間を接続するケーブルであ
る。ヘッド部コネクタ16,17は、ヘッド部とケーブルを
接続するコネクタである。フレキシブルケーブル18は、
本体のプリンタ制御回路(図示していない)と制御回路
部14との間を接続するケーブルである。
【0015】図2は、インクジェット記録装置の全体形
状を示す構成図である。図2において、モータ5は、キ
ャリッジ1を駆動する手段である。ヘッド部21は、印字
用紙7に印字するインク吐出口を有する部分である。シ
ャッタ22は、非印字時にヘッド部を保護する手段であ
る。インク受け44は、インクを受ける手段である。その
他の構成は、図5で示した従来の装置と変わりがない。
【0016】図3は、インクジェット記録装置の制御部
のブロック図である。図3において、印字コントロール
部80は、印字動作を制御する手段である。フォントRO
M81は、通常の解像度の文字フォントを格納したメモリ
である。フォントROM82は、倍精度の文字フォントを
格納したメモリである。ディザROM83は、通常の解像
度のグラフィックのパターンを格納したメモリである。
ディザROM84は、倍精度のグラフィックのパターンを
格納したメモリである。ヘッドドライバ87は、ヘッドを
駆動する回路である。スイッチ86は、通常解像度と倍精
度とを切り換える手段である。紙送りモータ88は、印字
用紙を供給するモータである。カートリッジ種類検出部
85は、キャリッジに装着されたカートリッジの種類を検
出する手段である。LED1,LED2は、検出結果を
色の違いで表示する手段である。
【0017】図4は、インクジェット記録装置の制御部
による印字モードの制御パターンを示す表である。
【0018】上記のように構成された本発明の実施の形
態におけるインクジェット記録装置の動作を説明する。
図1の正面図に示すように、インクジェット記録装置の
キャリッジ部は、2つのカートリッジ2、3を脱着可能
に保持するカートリッジホルダ11,12と、本体のプリン
タ制御回路(図示していない)との間をフレキシブルケ
ーブル18で接続された制御回路部14と、制御回路部14と
カートリッジ2、3のヘッド部コネクタ16、17との間を
接続するフレキシブルケーブル15とを備えている。
【0019】図2に示すように、ヘッド部21とスライド
可能なシャッタ22とインク収容部とインクジェット記録
装置本体から駆動信号を受け取るためのコネクタとが一
体になったカートリッジ2が、キャリッジ1に脱着可能
に装着され、待機位置のヘッド部21と対向する位置にイ
ンク受け44が配置されている。また、カートリッジ2,
3は、モノクロ用2では黒インク24を収容するためのイ
ンク収容部を、また、マルチカラー用3では、マルチカ
ラー印字用のイエローインク34、マゼンタインク35およ
びシアンインク36を収容するための3つに分割されたイ
ンク収容部を備えている。カートリッジ2,3のヘッド
部21,31には、インクを吐出するインク吐出口群23,33を
備えている。このインク吐出口群23,33は、カートリッ
ジがキャリッジ1に装着されるまでは、シャッタ22,32
によって塞がれ、乾燥および目詰まりが防止されてい
る。
【0020】カートリッジ2,3は、キャリッジ1にそ
れぞれ個別に装着され、カートリッジホルダ11,12によ
り保持される。図1では、上段に黒インク用カートリッ
ジ2、下段にマルチカラーインク用カートリッジ3が装
着されている。各カートリッジはそれぞれ独立に着脱可
能であり、上段にマルチカラーインク用カートリッジ、
下段に黒インク用カートリッジを装着することもでき
る。上下段とも黒インク用カートリッジまたはマルチカ
ラーインク用カートリッジを装着することもできる。さ
らに、上下段のどちらか一方のみに黒インク用またはマ
ルチカラーインク用カートリッジを装着して印字するこ
とも可能である。つまり、そのときの印字に必要とする
カートリッジが選択され、装着される。
【0021】カートリッジを装着した状態で、各カート
リッジ2,3の側面のコネクタ16,17がフレキシブルケー
ブル15の接点と接触し、カートリッジ2,3は、キャリ
ッジ1に搭載された制御回路部14と接続されて印字可能
となる。また、この時、装着前にヘッド21,31を覆って
いたシャッタ22,32をB方向にスライドさせて、ヘッド
の封鎖を解除する。シャッタ22,32は、カートリッジの
着脱に合わせて機械的に開閉することも可能である。ま
た、ソレイド等のアクチュエータで制御しながら、印字
直前にB方向にスライドさせ、印字直後にA方向にスラ
イドさせて、インク吐出口を塞ぐように構成してもよ
い。
【0022】印字に当たっては、必要に応じて、待機位
置で、インク受け44へのインク吐出が行なわれる。これ
は、非印字状態が長く続いた場合にインクの粘度が変化
し、そのまま印字すると印字品質が劣化することを防止
するためである。カートリッジ2,3を装着したキャリ
ッジ1は、ベルト51を介してモータ5の駆動力により、
シャフト61,62にガイドされながら印字位置を往復する
ことにより、印字用紙7に対して印字を行う。
【0023】マルチカラーインク用カートリッジ3で
は、インク収容部がイエローインク34、マゼンタインク
35およびシアンインク36の3部屋に別れ、それぞれのイ
ンクは、インク吐出口群33のうちの1/3の吐出口、例
えば60個の吐出口が有れば20個から吐出される。即ち、
上部20個がイエロー、中央の20個がマゼンタ、そして、
下部20個がシアンとしての吐出口になる。
【0024】図3に示すように、インクジェット記録装
置の制御部は、印字動作を制御する印字コントロール部
80と、通常の解像度の文字フォントを格納したフォント
ROM81と、倍精度の文字フォントを格納したフォント
ROM82と、通常の解像度のグラフィックのパターンを
格納したディザROM83と、倍精度のグラフィックのパ
ターンを格納したディザROM84と、ヘッドを駆動する
ヘッドドライバ87と、通常解像度と倍精度とを切り換え
るスイッチ86と、紙送りモータ88と、キャリッジに装着
されたカートリッジの種類を検出するカートリッジ種類
検出部85と、検出結果を色の違いで表示するLED1,
LED2とを備えている。
【0025】また、黒カートリッジ2は、内部に検出用
の抵抗R1を備えている。マルチカラーカートリッジ3
は、内部に検出用の抵抗R2を備えている。今、黒カー
トリッジ2をキャリッジ1に装着すると、装着と同時
に、内部の黒インク用の検出抵抗R1は、一端が電源に
接続され、他端が印字コントロール部80および検出用抵
抗R3を介してグランドに接続される。ここで、電源が
5Vで、R1が10KΩで、R3が10KΩとすると、検出
端子Iには2.5Vの電圧が検出される。
【0026】また、マルチカラーカートリッジ3を装着
すると、装着と同時に、内部のマルチカラーインク用の
検出抵抗R2は、一端が電源に接続され、他端が印字コ
ントロール部80および検出用抵抗R4を介してグランド
に接続される。今、電源が5Vで、R4が10KΩの時、
R2が15KΩであるとすると、検出端子Jには2Vの電
圧が検出される。
【0027】このように、印字コントロール部80では、
キャリッジ1にどの種類のカートリッジが装着されたか
を、電圧の違いによって検出することができる。なお、
検出抵抗R1,R2としては、カートリッジに識別用の
抵抗を埋め込んでも良いし、導電性インクを検出抵抗と
して使用してもよい。
【0028】印字コントロール部80は、キャリッジ1に
装着されたカートリッジの種類を検出すると共に、切換
スイッチ86がオン・オフのいずれに設定されているかを
検出して、印字のモードを、図4に示す通りに切り換え
る。つまり、印字コントロール部80は、一方の種類の1
つのカートリッジしか装着されていないことを検出した
ときは(スイッチ86のオン/オフは無関係)、その種類
のカートリッジを用いた通常モードによる印字を実行す
る。通常モードの場合には、通常解像度の文字を格納し
たフォントROM81および通常解像度のグラフィック・
パターンを格納したディザROM83からデータを受け取
り、ヘッドドライバ87に印字信号を送って印字を行う。
【0029】また、同一種類のカートリッジが2つ装着
されていることを検出し、同時にスイッチ86がオフであ
ることを検出したときは、その種類のカートリッジを用
いた倍速モードによる印字を実行する。倍速モードの場
合には、2つのカートリッジを同時に駆動させ、2行を
一緒に印字することにより、印字スピードを2倍に上げ
る。
【0030】また、同一種類のカートリッジが2つ装着
されていることを検出し、同時に、スイッチ86がオンで
あることを検出したときは、その種類のカートリッジを
用いた倍精度モードによる印字を実行する。倍精度モー
ドの場合には、印字コントロール部80は、2倍の解像度
の文字を格納したフォントROM82および2倍の解像度
のグラフィック・パターンを格納したディザROM84か
らデータを受け取り、上段と下段のカートリッジに対し
て、インク吐出口ピッチの半分に相当する印字信号がタ
イミングをずらして送られるように、ヘッドドライバ87
に印字信号を供給する。同時に、紙送りモータ88を、イ
ンク吐出口ピッチの半分だけ紙を送る動作と、印字行ピ
ッチで紙を送る動作とを繰り返すように、駆動する。こ
うすることにより、2倍の解像度で印字できる。
【0031】また、2つの異なる種類のカートリッジが
装着されていることを検出したときは、印字モードは黒
とカラーの混在モードとなる。LED1およびLED2
は、赤と緑の2色を選択的に発光する2色発光ダイオー
ドを内蔵し、LED1は、上段に装着したカートリッジ
の種類が黒カートリッジのときに赤色発光し、マルチカ
ラーカートリッジのときに緑色発光する。また、LED
2は、下段に装着したカートリッジが黒カートリッジの
ときに赤色発光し、マルチカラーカートリッジのときに
緑色発光する。なお、カートリッジの種類の検出方法
は、前述の方法に限らず、他の方法でもよい。例えば、
カートリッジの外形の違いや、カートリッジに設けられ
た検出用マーカー等を電気的あるいは磁気的あるいは光
学的に検出しても良い。
【0032】上記のように、本発明の実施の形態では、
インクジェト記録装置を、第1のフレキシブルケーブル
で、本体の制御回路とキャリッジ上の制御回路部とを電
気的に接続し、第2のフレキシブルケーブルで、制御回
路部とヘッド部とを電気的に接続する構成としたので、
ヘッドとキャリッジとを全体として小型化することがで
きるとともに、ヘッドの交換と共に廃棄されていた制御
回路部を半永久的に使用することができ、ヘッドのコス
トを削減できる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、インクジェット記録装置を、インクを吐出するイ
ンク吐出口群を有するヘッド部とインクを収容するイン
ク収容部とを備えたカートリッジと、カートリッジを載
置するキャリッジと、キャリッジに取り囲まれるように
キャリッジの内側に設けられた制御回路部と、本体の制
御回路と制御回路部とを電気的に接続する第1のフレキ
シブルケーブルと、制御回路部とヘッド部とを電気的に
接続する第2のフレキシブルケーブルとを具備する構成
としたので、ヘッドから制御回路部を分離することがで
き、ヘッドに制御回路部がない分だけヘッドの大きさを
小さくすることができるという効果が得られる。ヘッド
とキャリッジとを全体として小型化することができ、イ
ンクジェット記録装置の小型化も可能になるという効果
が得られる。ヘッドの交換と共に廃棄されていた制御回
路部を、ヘッド交換に関わらず半永久的に使用すること
ができ、ヘッドのコストを削減できるという効果が得ら
れる。また、制御回路部の接点をユーザが触れないよう
にできるので、静電気で破壊されることを防止できる。
さらに、装置本体からの制御信号を伝達する信号線を、
第1のフレキシブルケーブルと第2のフレキシブルケー
ブルとに分けたことにより、一本の長い信号線をヘッド
近傍まで引き込む場合に比べて、信号線の取付作業の作
業性を向上させることができる。
【0034】また、第2のフレキシブルケーブルがキャ
リッジに沿って設けられていることにより、キャリッジ
の動作に伴って、第2のフレキシブルケーブルが動いて
しまう問題の発生を最小限に抑制することができるの
で、第2のフレキシブルケーブルの接続部分が外れたり
することが少ない信頼性の高いインクジェットプリンタ
を実現できる。また、カートリッジの着脱時に、第2の
フレキシブルケーブルが邪魔になることが少なくなり、
カートリッジの着脱が容易にできる。
【0035】また、第2のフレキシブルケーブルがキャ
リッジの内壁に沿っていることにより、キャリッジが走
査する場合に問題となる風等の外乱要因の影響による第
2のフレキシブルケーブルの動きを最小限に抑制するこ
とができるので、第2のフレキシブルケーブルの接続部
分が外れたりすることが少ない信頼性の高いインクジェ
ット記録装置を実現できる。
【0036】また、第2のフレキシブルケーブルがキャ
リッジに沿って曲がった状態で、制御回路部とカートリ
ッジとを電気的に接続することにより、第2のフレキシ
ブルケーブルのヘッド部との接続部分にかかる張力を軽
減することができるので、第2のフレキシブルケーブル
の接続部分が外れたりすることが少ない信頼性の高いイ
ンクジェット記録装置を実現できる。
【0037】また、カートリッジが、ヘッド部とインク
収容部とが一体に形成されていることにより、ヘッド交
換とインク交換を同時に行うことができるので、メンテ
ナンス性の高いインクジェット記録装置を実現できる。
【0038】また、カートリッジがキャリッジに対して
着脱自在に設けられていることにより、ヘッド交換やイ
ンク交換を容易に行うことができるので、メンテナンス
性の高いインクジェット記録装置を実現できる。
【0039】また、カートリッジのヘッド部を塞ぐシャ
ッタを備えたことにより、ヘッド部に設けられているノ
ズルの乾燥や目詰まり等を抑制できるので、常に高品質
な印字が可能な信頼性の高いインクジェット記録装置を
実現できる。
【0040】また、インクジェット記録装置を、第1の
色のインクを吐出する第1のインク吐出口群を有する第
1のヘッド部と第1の色のインクを収納する第1のイン
ク収容部とを備えた第1のカートリッジと、第2の色の
インクを吐出する第2のインク吐出口群を有する第2の
ヘッド部と第2の色のインクを収納する第2のインク収
容部とを備えた第2のカートリッジと、第1のカートリ
ッジ及び第2のカートリッジを共に載置するキャリッジ
と、キャリッジに載置された制御回路部と、本体の制御
回路と制御回路部とを電気的に接続する第1のフレキシ
ブルケーブルと、第1のカートリッジ及び第2のカート
リッジと制御回路部とを電気的に接続する第2のフレキ
シブルケーブルとを具備する構成としたので、第1,2
のカートリッジ毎に設けられていた制御回路部をキャリ
ッジでまとめて設けることができ、一部部品の共用や回
路の簡略化が可能になり、信号処理の効率化を図ること
ができる。本体と制御回路部との接続は、第1のフレキ
シブルケーブルだけで行うことができ、それぞれの制御
回路部毎に複数のフレキシブルケーブルを設ける場合に
比べて、構成を簡略化することができる。
【0041】また、第2のフレキシブルケーブルは、第
1のヘッドに電気的に接続される第1の分配部と、第2
のヘッドに電気的に接続される第2の分配部とを備えた
ことにより、制御回路部から第1,2のカートリッジへ
の接続を1つのフレキシブルケーブルにより行うことが
できるので、組立作業性を向上させることができると共
に、部品点数を削減することができ、コストの低減にも
つながる。
【0042】また、第1のフレキシブルケーブルと第2
のフレキシブルケーブルとに分けたことにより、1本の
長いケーブルで一般に空間的に余裕のないヘッド近傍ま
で引き込む場合に比べて、キャリッジ周辺の組立て性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるインクジェット記
録装置のキャリッジの正面図、
【図2】本発明の実施の形態におけるインクジェット記
録装置の全体形状を示す構成図、
【図3】本発明の実施の形態におけるインクジェット記
録装置の制御部のブロック図、
【図4】本発明の実施の形態におけるインクジェット記
録装置の制御部による印字モードの制御パターンを示す
図、
【図5】従来のインクジェットプリンタの全体構成図で
ある。
【符号の説明】
R1,R2,R3,R4 検出用抵抗 LED1,LED2 2色発光ダイオード 1 キャリッジ 11,12 カートリッジホルダ 14 制御回路部 15,18 フレキシブルケーブル 16,17 コネクタ 2,3 カートリッジ 21,31 ヘッド部 22,32 シャッタ 23,33 インク吐出口群 24 黒インク 34 イエローインク 35 マゼンタインク 36 シアンインク 4 キャップホルダ 42,43 キャップ 44 インク受け 5 モータ 51 ベルト 61,62 シャフト 7 印字用紙 80 印字コントロール部 81,82 フォントROM 83,84 ディザROM 85 カートリッジ種類検出部 86 切換スイッチ 87 ヘッドドライバ 88 紙送りモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 智之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−234692(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の色のインクを吐出する第1のイン
    ク吐出口群を有する第1のヘッド部と前記第1の色のイ
    ンクを収納する第1のインク収容部とを備えた第1のカ
    ートリッジと、第2の色のインクを吐出する第2のイン
    ク吐出口群を有する第2のヘッド部と前記第2の色のイ
    ンクを収納する第2のインク収容部とを備えた第2のカ
    ートリッジと、前記第1のカートリッジ及び前記第2の
    カートリッジを共に載置するキャリッジと、前記キャリ
    ッジに設けられた制御回路部と、本体の制御回路と前記
    制御回路部とを電気的に接続する第1の接続手段と、前
    記第1のカートリッジ及び前記第2のカートリッジと前
    記制御回路部とを電気的に接続する第2の接続手段とを
    具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の接続手段は、前記キャリッジ
    に沿って設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の接続手段は、前記キャリッジ
    の内壁に沿っていることを特徴とする請求項2に記載の
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の接続手段は、前記キャリッジ
    に沿って曲がった状態で、前記制御回路部と前記第1の
    カートリッジ及び前記第2のカートリッジと電気的に接
    続することを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の接続手段は、前記第1のヘッ
    ドに電気的に接続される第1の分配部と、前記第2のヘ
    ッドに電気的に接続される第2の分配部とを備えたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジ
    ェット記録装置。
  6. 【請求項6】 第1の色のインクを吐出する第1のイン
    ク吐出口群を有する第1のヘッド部と前記第1の色のイ
    ンクを収納する第1のインク収容部とを備えた第1のカ
    ートリッジと、第2の色のインクを吐出する第2のイン
    ク吐出口群と第3の色のインクを吐出する第3のインク
    吐出口群と第4の色のインクを吐出する第4のインク吐
    出口群とが設けられた第2のヘッド部と、前記第2〜4
    の色のインクをそれぞれ収納する第2〜4のインク収容
    部とを備えた第2のカートリッジと、前記第1のカート
    リッジ及び前記第2のカートリッジを共に載置するキャ
    リッジと、前記キャリッジに設けられた制御回路部と、
    本体の制御回路と前記制御回路部とを電気的に接続する
    第1の接続手段と、前記第1のカートリッジ及び前記第
    2のカートリッジと前記制御回路部とを電気的に接続す
    る第2の接続手段とを具備することを特徴とするインク
    ジェット記録装置
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2のカートリッジは、ヘ
    ッド部とインク収容部とがそれぞれ一体に形成されてい
    ることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記第2〜4のインク吐出口群は、いず
    れも同数であることを特徴とする請求項6または7に記
    載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の接続手段と前記第2の接続手
    段は、フレキシブルケーブルであることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
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