JP3506322B2 - ルーバ装置 - Google Patents

ルーバ装置

Info

Publication number
JP3506322B2
JP3506322B2 JP02580799A JP2580799A JP3506322B2 JP 3506322 B2 JP3506322 B2 JP 3506322B2 JP 02580799 A JP02580799 A JP 02580799A JP 2580799 A JP2580799 A JP 2580799A JP 3506322 B2 JP3506322 B2 JP 3506322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
louver
wind
tapered portion
louver material
lower frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02580799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000220120A (ja
Inventor
篤司 岡田
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三協アルミニウム工業株式会社 filed Critical 三協アルミニウム工業株式会社
Priority to JP02580799A priority Critical patent/JP3506322B2/ja
Publication of JP2000220120A publication Critical patent/JP2000220120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3506322B2 publication Critical patent/JP3506322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ルーバ装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、通風、遮光、目隠し等を目的と
してルーバ材を回転させて開閉するルーバ装置が公知で
ある。この種のルーバ装置において、特開平1−124
816号公報には、軸に対して回転可能に設けたルーバ
材と、ばねとを設け、ルーバ材をばねの付勢力により開
位置に付勢し、風がばねの付勢力に抗してルーバ材を開
位置から閉位置に回転させ、風が弱まるとばねの付勢力
によりルーバ材を開位置に戻す技術が開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した公報
に記載の技術では、風の力によりルーバ材を自動的に閉
じたり開いたりすることができるが、ばねを用いている
ため、風雨に晒される条件下においてはばねは劣化しや
すく、寿命に制限があるので、ルーバ装置としての耐久
性に劣り、永年使用が困難という不都合がある。そこ
で、本発明は、風の力により自動的に開閉可能で且つ耐
久性に優れるルーバ装置の提供を目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上枠と下枠の間に回転自在に保持してあるルーバ材
と、ルーバ材の下端面と対向する位置で下枠に設ける受
け部材とを備え、受け部材は、一方側が高く他方側が低
く傾斜してルーバ材の自重を受けるテーパ部を有し、ル
ーバ材が回転するときにルーバ材の下端面がテーパ部に
沿って上下動し、ルーバ材の下端面がテーパ部の一方側
に位置したときにルーバ材が下枠の長手方向に略沿う方
向にあることを特徴とする。 【0005】この請求項1に記載の発明は、ルーバ装置
は、風が吹くとルーバ材が風を受け、風圧によりルーバ
材が他方側から一方側へ回転するが、この場合、テーパ
部を下る方向に作用するルーバ材の自重の分力よりも風
圧が大きいときに、ルーバ材が回転してテーパ部を上
り、受け部材の一方側に位置する。受け部材の一方側で
は、ルーバ材は下枠の長手方向に略沿う方向にあり、ル
ーバ材がこの位置にあるときには、風が通過する空間を
狭くしあるいはほとんどなくして、風の通過を低減する
(閉状態)。一方、風が弱くなると、テーパ部を下る方
向に作用するルーバ材の自重の分力の方が風圧よりも大
きくなるので、ルーバ材は自重によりテーパ部を下り、
回転して下枠の長手方向に対して略直交する位置にな
り、風が通過する空間を広くして風の通過を許容する
(開状態)。この開状態では、風が通過する空間が広く
なるので、ルーバ装置を通して見る視界が広くなる。本
発明のルーバ装置では、劣化しやすいばねを用いること
なく、ルーバ材の自重を利用してルーバ材を回転させる
構成であるから、耐久性に優れ且つ風の力により自動的
に開閉可能とすることができる。尚、ルーバ材を他方側
から一方側に移動させるための風圧の設定は、テーパ部
の傾斜角度を変えることにより、容易に調整可能であ
る。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の実施形態を詳細に説明する。図5乃至図7に示す
ように、本実施形態にかかるルーバ装置1は、道路の縁
側に沿って配置された自動車用防護柵3の外側に設置さ
れている。自動車用防護柵3は、ポール5を備え、ポー
ル5に防護ワイヤ7が張られており、道路側に対してポ
ール5の外側に設けた支柱8(図7参照)に、ルーバ装
置1が取り付けられている。ルーバ装置1は、左右竪枠
9、11と下枠13、上枠15とで四周枠が構成されて
おり、下枠13と上枠15とに多数の軸17が等間隔に
配置されている(図3及び図4参照)。各軸17には、
ルーバ材19が回転可能に係合されており、下枠13に
は、各ルーバ材19の下端面19bに対面した位置に、
ルーバ材19の回転方向に沿って受け部材21が設けら
れている(図1及び図2参照)。軸17は、下端が下枠
13に嵌挿されており、上端が上枠15に嵌挿されてお
り、下枠13と上枠15との間に上下方向に配置されて
いる。 【0007】図1及び図2に示すように、ルーバ材19
は、外形が流線形状に形成されており、外側面19aで
風を受けるようになっている。また、ルーバ材19には
長手方向に軸孔23が形成されており、この軸孔23に
は、上述した軸17が挿入され、軸孔23は、軸17に
対して回転自在であるとともに上下方向に移動可能であ
る。このルーバ材19の下端には、受け部材21のテー
パ面であるテーパ部25に当接する案内部材27が取り
付けられている。この案内部材27は、車輪29と車輪
ボックス31とを備えており、車輪ボックス31の取り
付け片33がルーバ材19に固定されており、車輪29
は、ルーバ材19の荷重を受けて、テーパ部25に当接
している。受け部材21は、他方側から一方側に向けて
次第に高くなる勾配を持って形成されるテーパ部25を
備え、ルーバ材19が勾配の下側(他方側)に位置した
ときは、ルーバ材19が、下枠13の見込み方向に沿っ
て位置する開位置35にあり、ルーバ材19が回転して
勾配の上側(一方側)に位置したときは、ルーバ材19
は、下枠13の長手方向に略沿って位置する閉位置37
にある。受け部材21において、勾配の下側にある開位
置35には、ルーバ材19の回転を止める開位置側スト
ッパ39が設けられており、勾配の上側にある閉位置3
7には、ルーバ材19の回転を止める閉位置側ストッパ
41が設けられており、それぞれのストッパ39、41
によりルーバ材19の回転を規制している。各ルーバ材
19が閉位置37にあるときには、ルーバ装置1は、図
1、図3及び図5に示す閉状態であり、各ルーバ材19
が開位置35にあるときには、ルーバ装置1は、図2、
図4及び図6に示す開状態である。ルーバ装置1の開状
態では隣合う各ルーバ材19間の空間Sが大きく、ルー
バ装置1が閉状態では隣合う各ルーバ材19間の空間S
が狭くなるようにしている。尚、本実施の形態では、図
4及び図6に示す開状態には開口率を83%、図3及び
図5に示す閉状態では開口率を50%に設定している。
開口率は、ルーバ装置1を正面から見た面全体に対する
空間Sの割合をいう。尚、受け部材21では、テーパ部
25の勾配を調整することにより、ルーバ材19が開位
置35から閉位置37に回転するときの風圧を調整する
ことができる。従って、設置する場所の風の状態や必要
に応じてルーバ装置1が閉じるときの風圧を容易に調整
可能である。 【0008】次に、第1実施形態の作用を説明する。ル
ーバ装置1の施工時には、下枠13に受け部材21を取
り付け、軸17にルーバ材19の軸孔23を挿通して、
軸17を下枠13と上枠15とに固定する。このよう
に、本実施の形態では、ルーバ装置1の部品点数が少な
く、受け部材21を下枠13に設けるとともに軸17に
ルーバ材19の軸孔23を通すだけであるから、施工が
容易であり、且つ構成が簡易である。特に、風雨に晒さ
れる条件下であっても、ばね等の劣化しやすい部品を用
いていないので、ルーバ装置全体としての耐久性に優
れ、永年使用が可能な構成である。施工後のルーバ装置
1では、風が弱いときまたは風がほとんどないときに
は、図2、図4及び図6に示すように、ルーバ材19は
開位置にあり、この開位置では、ルーバ材19は下枠1
3の略見込み方向に沿って位置し、隣合うルーバ材19
間の空間Sを広くしている。この開状態では、空間Sが
広く、ルーバ装置1を通して見る視野が広いので、道路
を走る自動車からの眺望が良い。矢印A方向からの風が
強くなると、ルーバ材19は図2に示す開位置35か
ら、図1に示す閉位置37に移動する。この場合、図2
に示す開位置35でルーバ材19が風を受けると、ルー
バ材19には軸17を中心にして回転する力が作用し、
ルーバ材19の下端に設けられている案内部材27が、
受け部材21のテーパ部25を転がり上がろうとする。
一方、案内部材27には、ルーバ材19の荷重が作用し
ているので、テーパ部25にはテーパ部25を下がる方
向にルーバ材19の自重の分力が作用する。このルーバ
材19の自重の分力よりも風圧によりルーバ材19を回
転させる方向の力が大きくなると、ルーバ材19は下方
向に向かう自重の分力に抗して上方に向けてテーパ部2
5を移動し、ルーバ材19を閉位置37に回転させる。
この閉位置37では、図3及び図5に示すように、ルー
バ材19が下枠13の長手方向の位置にあり、隣あうル
ーバ材19間の空間Sを狭くし、ルーバ装置1を通過し
ようとする風を低減するので、他方側から一方側(道路
側)へ吹く風に対する防風を図る。ルーバ材19が閉位
置37にあるときに、風が弱まり、案内部材27に作用
するルーバ材19の自重の分力よりも、テーパ部25を
回転方向に作用する風の分力が小さくなると、ルーバ材
19は自重によりテーパ部25を下降し、ルーバ材19
は図2示すように開位置35に位置する。このとき、ル
ーバ装置1は、図4及び図6に示す開状態になる。 【0009】本発明は、上述した実施形態に限らず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例
えば、上述したルーバ装置1は、道路に用いる例を用い
て説明したが、これに限らず、建物を囲う柵や、建物の
窓等に用いてもよい。また、下枠13や上枠15等の枠
は、本明細書では、文言上「枠」としているが、框をも
含む意味である。ルーバ装置1において、案内部材27
は必ずしも必要でなく、ルーバ材19の下端面を直接テ
ーパ部25に当接させる構成であってもよく、また、ル
ーバ材19の下端にから一体に突設してテーパ部を摺動
する当接部を形成するものであってもよい。また、ルー
バ材19の回転位置を規制するストッパ39、41は必
ずしも必要でなく、なくてもよい。更に、ストッパ3
9、41を設ける場合には、受け部材21に設けること
に限らず、軸17や下枠13、上枠15等に設けてルー
バ材19の回転位置を規制するものであってもよい。更
に、ルーバ材19の形は限定されず、流線形形状に限ら
ない。また、受け部材21のテーパ部25は、面に限ら
ず、幅をほとんど有しない線状であってもよい。テーパ
部25は一方から他方に円弧状を成すことに限らず、直
線状であってもよい。ルーバ材19が回転する一方側と
他方側との成す角度は、略直角にすることに限らず、特
に限定されない。 【0010】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ばねを
用いることなく、ルーバ材の自重を利用してルーバ材を
回転させる構成であるから、耐久性に優れ且つ風の力に
より自動的に開閉可能とすることができる。更に、ルー
バ材を回転させる風圧の設定は、テーパの角度を換える
ことより、容易に調整が可能である。 【0011】
【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施形態にかかるルーバ装置のルーバ材が
一方側に位置した状態を示す斜視図である。 【図2】第1実施形態にかかるルーバ装置のルーバ材が
他方側に位置した状態を示す斜視図である。 【図3】ルーバ装置の閉状態を示す横断面図である。 【図4】ルーバ装置の開状態を示す横断面図である。 【図5】ルーバ装置の閉状態を示す正面図である。 【図6】ルーバ装置の開状態を示す正面図である。 【図7】ルーバ装置の設置状態を示す側面図である。 【符号の説明】 1 ルーバ装置 13 下枠 15 上枠 19 ルーバ材 21 受け部材 25 テーパ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 15/00 F24F 13/14 E01F 7/00 - 7/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】上枠と下枠の間に回転自在に保持してある
    ルーバ材と、ルーバ材の下端面と対向する位置で下枠に
    設ける受け部材とを備え、受け部材は、一方側が高く他
    方側が低く傾斜してルーバ材の自重を受けるテーパ部を
    有し、ルーバ材が回転するときにルーバ材の下端面がテ
    ーパ部に沿って上下動し、ルーバ材の下端面がテーパ部
    の一方側に位置したときにルーバ材が下枠の長手方向に
    略沿う方向にあることを特徴とするルーバ装置。
JP02580799A 1999-02-03 1999-02-03 ルーバ装置 Expired - Fee Related JP3506322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02580799A JP3506322B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 ルーバ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02580799A JP3506322B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 ルーバ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000220120A JP2000220120A (ja) 2000-08-08
JP3506322B2 true JP3506322B2 (ja) 2004-03-15

Family

ID=12176150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02580799A Expired - Fee Related JP3506322B2 (ja) 1999-02-03 1999-02-03 ルーバ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3506322B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465181B1 (ko) * 2002-01-16 2005-01-13 주식회사 지엔에프 풍하중 흡수형 방음벽
CN112923385B (zh) * 2021-02-13 2023-01-17 青岛昊宇重工有限公司 一种基于双层不锈钢烟囱百叶防雨装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000220120A (ja) 2000-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10794022B2 (en) Retractable barrier assembly
AU2008242976B2 (en) Rolling shutter assembly
US7179165B2 (en) Automatic vent damper
US7975440B2 (en) End cap for a corrugated hurricane shutter within an H-header
JP3506322B2 (ja) ルーバ装置
US20050011001A1 (en) Upright hinge for spa cover
KR200419329Y1 (ko) 잠금장치
JP6174401B2 (ja) 横軸回転窓および建物
WO2011100790A1 (en) A retention system for louvre blades
US7240890B1 (en) Vehicle storm protection assembly
JP2009273389A (ja) ビニールハウスの換気装置
CA2057615C (en) Spring-biased gate assembly
KR100654254B1 (ko) 방풍장치의 고정수단
JP3460182B2 (ja) 防音パネルおよび防音壁
US4194771A (en) Magnetic door stay retainer
KR200413226Y1 (ko) 높낮이 조절이 가능한 낚시용 텐트
JP4507688B2 (ja) ルーバー装置
JPH11293631A (ja) ウィンドシールド
JP5329171B2 (ja) 自然換気用窓
JPH082333Y2 (ja) ロール式テント
JP4475878B2 (ja) オーニング装置
JPH0735096Y2 (ja) 換気ガラリ装置
US2595570A (en) Portable window ventilator
JP2002220815A (ja) 吹上柵
JP3077094B2 (ja) 屋上排煙熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031211

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees