JP3504540B2 - ハイブリッド車両のアシスト制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両のアシスト制御装置

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JP3504540B2
JP3504540B2 JP23202799A JP23202799A JP3504540B2 JP 3504540 B2 JP3504540 B2 JP 3504540B2 JP 23202799 A JP23202799 A JP 23202799A JP 23202799 A JP23202799 A JP 23202799A JP 3504540 B2 JP3504540 B2 JP 3504540B2
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    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハイブリッド車
両のアシスト制御装置に係るものであり、特に、運転者
のアシスト要求に対して的確に対応することができるハ
イブリッド車両のアシスト制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両走行用の駆動源としてエ
ンジンの他にモータを備えたハイブリッド車両が知られ
ている。このハイブリッド車両の一種に、モータをエン
ジンの出力を補助する補助駆動源として使用するパラレ
ルハイブリッド車がある。このパラレルハイブリッド車
は、例えば、加速時においてはモータによってエンジン
の出力をアシストし、減速時においては減速回生によっ
てバッテリ等への充電を行う等、様々な制御を行い、バ
ッテリの残容量を確保しつつ運転者の要求を満足できる
ようになっている(例えば、特開平7−123509号
公報に示されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したハ
イブリッド車両においては、運転者の加速意思に応じて
アシストを必要とする場合はエンジンの出力をモータに
より駆動補助するが、運転者の加速意思には、その運転
状況に応じて様々な態様がある。例えば、運転者がある
程度継続的に加速をしたい場合、あるいは発進時におい
て短時間だけ加速をしたい場合、あるいは例えば、シフ
トチェンジ後において瞬間的に加速したい場合がある。
したがって、単純に運転者の加速意思の有無のみを判定
して一律なモータによるアシストを行うだけでは、運転
者のニーズに十分に対応することができないという問題
がある。そこでこの発明は、運転者のアシスト要求に対
して的確に対応することができるハイブリッド車両のア
シスト制御装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、車両の推進力を出力す
るエンジン(例えば、実施形態におけるエンジンE)
と、車両の運転状態に応じて該エンジンの出力補助を行
う補助駆動力を発生するモータ(例えば、実施形態にお
けるモータM)と、該モータに電力を供給し又は少なく
とも車両減速時のモータの回生作動により得られた回生
エネルギーを蓄える蓄電装置(例えば、実施形態におけ
るバッテリ3)を備えたハイブリッド車両であって、前
記車両の加速時における運転状態に応じてモータによる
エンジン出力補助の可否を判定するアシスト判定手段
と、該アシスト判定手段によりアシストを行う判定をし
た場合、前記エンジンの運転状態に応じて前記モータの
補助駆動力を設定するアシスト量決定手段と、該アシス
ト量決定手段により設定されたアシスト量に基づいて前
記モータによる前記エンジンへの出力補助を行うアシス
ト制御手段(例えば、実施形態におけるモータECU
1)とを備えたハイブリッド車両のアシスト制御装置に
おいて、前記アシスト判定手段は、車両の運転状態に応
じて、車両発進時における発進アシスト判定手段(例え
ば、実施形態におけるステップS251、S258)
と、変速時におけるスクランブルアシスト判定手段(例
えば、実施形態におけるS307、S310)と、前記
発進アシスト及びスクランブルアシストを除く、その他
車両加速時における通常アシスト判定手段(例えば、実
施形態におけるステップS124、ステップS135)
とを備え、前記アシスト量決定手段は、前記発進アシス
ト判定手段によりアシストを行う判定をした場合に前記
モータの補助駆動力を設定する発進アシスト量決定手段
(例えば、実施形態におけるS274、S276、S2
77)と、前記スクランブルアシスト判定手段によりア
シストを行う判定をした場合に前記モータの補助駆動力
を設定するスクランブルアシスト量決定手段(例えば、
実施形態におけるS338)と、前記通常アシスト判定
手段によりアシストを行なう判定をした場合に前記モー
タの補助駆動力を設定する通常アシスト量決定手段(例
えば、実施形態におけるステップS029)とを備え、
前記アシスト判定手段により、発進アシスト、またはス
クランブルアシスト、または通常アシストの少なくとも
1つのアシストを判定した場合に、前記アシスト量決定
手段により求められた、発進アシスト量(例えば、実施
形態における発進アシスト最終演算値STRAST
F)、またはスクランブルアシスト量(例えば、実施形
態におけるスクランブルアシスト最終演算値SCRAS
TF)、または通常アシスト量(例えば、実施形態にお
ける通常アシスト最終演算値ACCASTF)のうちの
最も大きいアシスト量を選択するアシスト量選択手段
(例えば、実施形態におけるS005)を設け、該アシ
スト量選択手段にて選択されたアシスト量に基づいて前
記アシスト制御手段により前記モータを駆動させて前記
エンジンの出力補助を行うことを特徴とする。
【0005】このように構成することで、運転者の加速
意思があった場合に、発進アシスト判定手段、スクラン
ブルアシスト判定手段、通常アシスト判定手段のいずれ
に該当するかを判定し、該当した判定手段に応じて、発
進アシスト量決定手段、スクランブルアシスト量決定手
段、通常アシスト量決定手段によりアシスト量の算出を
行い、アシスト量選択手段により最も大きいアシスト量
を選択してエンジンをモータにより駆動補助することが
可能となる。
【0006】請求項2に記載した発明は、前記発進アシ
スト判定手段は少なくともエンジン回転数(例えば、実
施形態におけるエンジン回転数NE)と車速(例えば、
実施形態における制御用車速VP)に応じてモータによ
るエンジンへの駆動補助の可否を判定するものであるこ
とを特徴とする。このように構成することで、発進時に
おける運転者の加速の意思の有無を的確に把握すること
が可能となる。
【0007】請求項3に記載した発明は、前記発進アシ
スト量決定手段は少なくともスロットル開度(例えば、
実施形態におけるスロットル開度THEM)あるいは吸
気管負圧(例えば、実施形態における吸気管負圧PB
G)に応じてモータの補助駆動力を設定するものである
ことを特徴とする。このように構成することで、発進時
において運転者から要求されている加速の大きさを把握
することが可能となる。
【0008】請求項4に記載した発明は、前記スクラン
ブルアシスト判定手段は少なくともスロットル開度(例
えば、実施形態におけるスロットル開度THEM)及び
スロットル開度の変化量(例えば、実施形態におけるス
ロットルの変化量DTHEM)に応じてモータによるエ
ンジンへの駆動補助の可否を判定するものであることを
特徴とする。このように構成することで、変速時等にお
ける運転者の加速の意思の有無を的確に把握することが
可能となる。
【0009】請求項5に記載した発明は、前記スクラン
ブルアシスト量決定手段は少なくともエンジン回転数
(例えば、実施形態におけるエンジン回転数NEB)に
応じてモータの補助駆動力を設定するものであることを
特徴とする。このように構成することで、変速時等にお
いて運転者から要求されている加速の大きさを把握する
ことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1はパラレルハイブリッド車両にお
いて適用した実施形態を示しており、エンジンE及びモ
ータMの両方の駆動力は、オートマチックトランスミッ
ションあるいはマニュアルトランスミッションよりなる
トランスミッションTを介して駆動輪たる前輪Wf,W
fに伝達される。また、ハイブリッド車両の減速時に前
輪Wf,Wf側からモータM側に駆動力が伝達される
と、モータMは発電機として機能していわゆる回生制動
力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーと
して回収する。
【0011】モータMの駆動及び回生作動は、モータE
CU1からの制御指令を受けてパワードライブユニット
2により行われる。パワードライブユニット2にはモー
タMと電気エネルギーの授受を行う高圧系のバッテリ3
が接続されており、バッテリ3は、例えば、複数のセル
を直列に接続したモジュールを1単位として更に複数個
のモジュールを直列に接続したものである。ハイブリッ
ド車両には各種補機類を駆動するための12ボルトの補
助バッテリ4が搭載されており、この補助バッテリ4は
バッテリ3にダウンバータ5を介して接続される。FI
ECU11により制御されるダウンバータ5は、バッテ
リ3の電圧を降圧して補助バッテリ4を充電する。
【0012】FIECU11は、前記モータECU1及
び前記ダウンバータ5に加えて、エンジンEへの燃料供
給量を制御する燃料供給量制御手段6の作動と、スター
タモータ7の作動の他、点火時期等の制御を行う。その
ために、FIECU11には、ミッションの駆動軸の回
転数に基づいて車速Vを検出する車速センサS1からの
信号と、エンジン回転数NEを検出するエンジン回転数
センサS2からの信号と、トランスミッションTのシフ
トポジションを検出するシフトポジションセンサS3
らの信号と、ブレーキペダル8の操作を検出するブレー
キスイッチS4からの信号と、クラッチペダル9の操作
を検出するクラッチスイッチS5からの信号と、スロッ
トル開度THを検出するスロットル開度センサS6から
の信号と、吸気管負圧PBを検出する吸気管負圧センサ
7からの信号とが入力される。尚、図1中、21はC
VT制御用のCVTECUを示し、31はバッテリ3を
保護し、バッテリ3の残容量SOCを算出するバッテリ
ECUを示す。
【0013】このハイブリッド車両の制御モードには、
車両の停止時等に一定の条件でエンジンが停止する「ア
イドル停止モード」、燃料カットに続く燃料供給が再開
されてエンジンがアイドル状態に維持される「アイドル
モード」、モータによる回生制動が実行される「減速モ
ード」、モータによりエンジンが駆動補助される「加速
モード」及びモータが駆動せず車両がエンジンの駆動力
で走行する「クルーズモード」の各モードがある。
【0014】「バッテリ残容量SOCのゾーニング」次
に、バッテリ残容量SOCのゾーンニング(いわゆる残
容量のゾーン分け)について説明する。バッテリの残容
量の算出はバッテリECU31にておこなわれ、例え
ば、電圧、放電電流、温度等により算出される。この一
例を説明すると通常使用領域であるゾーンA(SOC4
0%からSOC80%ないし90%)を基本として、そ
の下に暫定使用領域であるゾーンB(SOC20%から
SOC40%)、更にその下に、過放電領域であるゾー
ンC(SOC0%からSOC20%)が区画されてい
る。ゾーンAの上には過充電領域であるゾーンD(SO
C80%ないし90%から100%)が設けられてい
る。各ゾーンにおけるバッテリ残容量SOCの検出は、
ゾーンA,Bでは電流値の積算で行い、ゾーンC,Dは
バッテリの特性上電圧値等を検出することにより行われ
る。尚、各ゾーンの境界には、上限と下限に閾値を持た
せてあり、かつ、この閾値はバッテリ残容量SOCの増
加時と減少時とで異なるようにしてヒステリシスを設定
してある。
【0015】図2はアシスト制御の概略(詳細は後述す
る)、具体的にはアシスト算出処理を示すものである。
図2のステップS001においてアシストトリガ判定
(後述する図3に示す)がなされ、次に、ステップS0
03においていずれかのアシストトリガが成立したか否
かを判定する。ステップS002における判定の結果、
いずれのアシストトリガも成立していない場合は、ステ
ップS003でアシスト量に「0」をセットして制御を
終了する。ステップS002における判定の結果、いず
れかのアシストトリガが成立した場合は、ステップS0
04に進みアシスト量の算出を行ない、ステップS00
5においてステップS004における算出値の最大値を
出力して制御を終了する。
【0016】ここで、発進アシストトリガ判定は、発進
性能の向上を図るためにマニュアルトランスミッション
(MT)車では吸気負圧が、CVT車ではスロットル
開度が所定以上の高負圧の発進時にアシストトリガ値と
アシスト量を通常アシストトリガ判定とは別に算出する
ための処理である。また、スクランブルアシストトリガ
判定は、特にMT車(CVT車においても行われる)に
おける低ギアでのシフトアップ時のトルク不足を解消す
るために、アシストトリガ値とアシスト量を通常アシス
トトリガ判定とは別に算出するための処理である。以
下、加速モード、通常アシストトリガ判定、発進アシス
トトリガ判定、スクランブルアシストトリガ判定、及び
これに関連した内容について説明する。
【0017】「加速モード」図3に示すのは加速モード
のフローチャートである。具体的にはこの加速モードに
おいて、通常アシストトリガ判定、発進アシストトリガ
判定、スクランブルアシストトリガ判定のいずれかが選
択され、各アシストトリガ判定に応じたアシスト量の設
定がなされる。ステップS020において加速モードか
否かを判定し、加速モードではないと判定された場合は
ステップS021において最終アシスト指令値ASTP
WRFに「0」をセットしてステップS023に進む。
ステップS020における判定の結果、加速モードであ
る場合はステップS022において通常アシスト最終演
算値ACCASTFに最終アシスト指令値ASTPWR
Fを代入してステップS023に進む。
【0018】ステップS023においては通常アシスト
算出処理がなされ、ステップS024においては発進ア
シスト算出処理がなされ、ステップS025においては
スクランブルアシスト算出処理がなされ、各々後述する
フローチャートに基づいてアシスト量の算出がなされ
る。そして、ステップS026において、発進アシスト
許可フラグF_STRASTが「1」か否かを判定す
る。判定結果が「YES」である場合はステップS03
1に進み、ここでスクランブルアシスト許可フラグF_
SCRASTが「1」か否かを判定する。ステップS0
31の判定結果が「YES」である場合はステップS0
32に進み、ここで最終スクランブルアシスト演算値S
CRASTFが最終発進アシスト演算値STRASTF
よりも大きいか否かを判定する。ステップS032にお
ける判定結果が「YES」の場合はステップS028に
進む。ステップS032における判定結果が「NO」の
場合はステップS031において「NO」の場合と同様
にステップS033に進む。
【0019】ステップS026における判定結果が「N
O」である場合は、ステップS027に進みスクランブ
ルアシスト許可フラグF_SCRASTが「1」か否か
を判定する。判定結果が「YES」である場合はステッ
プS028に進む。ステップS027における判定結果
が「NO」である場合はステップS029に進む。ステ
ップS033では最終通常アシスト演算値ACCAST
Fが最終発進アシスト演算値STRASTFよりも大き
いか否かを判定する。判定結果が「YES」の場合はス
テップS029に進む。判定結果が「NO」の場合はス
テップS034に進む。
【0020】ステップS028においては、最終通常ア
シスト演算値ACCASTFが最終スクランブルアシス
ト演算値SCRASTFよりも大きいか否かを判定す
る。判定結果が「YES」の場合はステップS029に
進む。判定結果が「NO」の場合はステップS030に
進む。そして、ステップS034においては最終アシス
ト指令値ASTPWRFに最終発進アシスト演算値ST
RASTFを代入し、ステップS029においては最終
アシスト指令値ASTPWRFに最終通常アシスト演算
値ACCASTFを代入し、ステップS030において
は、最終アシスト指令値ASTPWRFに最終スクラン
ブルアシスト演算値SCRASTFを代入する。したが
って、その前段階での判定により、最終発進アシスト演
算値STRASTF、最終通常アシスト演算値ACCA
STF、最終スクランブルアシスト演算値SCRAST
Fのうちで、もっとも大きい数値がセットされることと
なる。
【0021】そして、ステップS029、ステップS0
30、ステップS034のいずれかにおいて、最終アシ
スト指令値ASTPWRFに所定のアシスト量がセット
されると、図4に示すようにステップS035で制御用
車速VPに応じてアシスト量上限値ASTVHGをテー
ブル検索により求める。そして、ステップS036にお
いて最終アシスト指令値ASTPWRFがアシスト量上
限値ASTVHG以上か否かを判定し、判定の結果が
「YES」である場合は、ステップS037においてア
シスト量上限値にASTVHGを最終アシスト指令値に
セットし、ステップS038で最終発電量に「0」をセ
ットしてリターンする。ステップS036における判定
結果が「NO」である場合はステップS038に進む。
したがって、この加速モードにおいて、アシスト要求が
なされたアシスト判定に対応するアシスト量のうち最も
大きいアシスト量が最終アシスト指令値ASTPWRF
にセットされると共に発電量に「0」がセットされる。
【0022】「通常アシストトリガ判定」図5、図6に
示すのは通常アシストトリガ判定のフローチャート図、
具体的にはアシスト/クルーズのモードを領域により判
定し、加速時においてアシストするか否かを判定するフ
ローチャート図である。ステップS100においてエネ
ルギーストレージソーンCフラグF_ESZONECの
フラグ値が「1」か否かを判定する。判定結果が「YE
S」、つまりバッテリ残容量SOCがCゾーンにあると
判定された場合はステップS136において最終アシス
ト指令値ASTPWRFが0以下であるか否かを判定す
る。ステップS136における判定結果が「YES」、
つまり最終アシスト指令値ASTOWRFが0以下であ
ると判定された場合は、ステップS137においてクル
ーズ発電量減算係数KTRGRGNに1.0を代入し、
ステップS124においてモータアシスト判定フラグF
_MASTに「0」を代入してリターンする。
【0023】ステップS100及びステップS136に
おける判定結果が「NO」の場合はステップS101に
おいて発進アシストトリガ判定がなされる。詳細は後述
するがこの発進アシストトリガ判定処理は上述したよう
に発進性能の向上を目的として、吸気管負圧PBが所定
圧以上の高負圧の発進時に発進アシストトリガ値とアシ
スト量とを通常のアシスト量とは別に算出するための処
理であり、その処理の結果、発進アシスト制御が必要と
判定された場合には、発進アシスト要求フラグF_MA
STSTRに「1」がセットされる。
【0024】次に、ステップS103でスクランブルア
シストトリガ判定を行う。ステップS103のスクラン
ブルアシストトリガ判定処理に進む。詳細は後述するが
このスクランブルアシストトリガ判定処理は、加速時に
一時的にアシスト量を増量することにより、加速感を向
上させるための判定であり、基本的にはスロットルの変
化量が大きいときにはスクランブルアシスト要求フラグ
F_MASTSCRに「1」を代入するようになってい
る。
【0025】そして、ステップS105でスロットルア
シストトリガ補正値DTHASTの算出処理が行われ
る。その処理内容については後述する。次に、ステップ
S106で、スロットルアシストトリガテーブルからス
ロットルアシストトリガの基準となる閾値MTHAST
Nを検索する。このスロットルアシストトリガテーブル
は、図7の実線で示すように、エンジン回転数NEに対
して、モータアシストするか否かの判定の基準となるス
ロットル開度の閾値MTHASTNを定めたもので、エ
ンジン回転数NEに応じて閾値が設定されている。
【0026】次のステップS107,ステップS108
で、前記ステップS106で求められたスロットルアシ
ストトリガの基準閾値MTHASTNに前述のステップ
S105で算出された補正値DTHASTを加えて、高
スロットルアシストトリガ閾値MTHASTHを求める
と共に、この高スロットルアシストトリガ閾値MTHA
STHからヒステリシスを設定するための差分#DMT
HASTを引いて、低スロットルアシストトリガ閾値M
THASTLを求める。これら高低スロットルアシスト
トリガ閾値を図7のスロットルアシストトリガテーブル
の基準閾値MTHASTNに重ねて記載すると破線で示
すようになる。
【0027】そして、ステップS109において、スロ
ットル開度の現在値THEMがステップS107,10
8で求めたスロットルアシストトリガ閾値MTHAST
以上であるか否かが判断される。この場合のスロットル
アシストトリガ閾値MTHASTは前述のヒステリシス
を持った値であり、スロットル開度が大きくなる方向に
ある場合は高スロットルアシストトリガ閾値MTHAS
TH、スロットル開度が小さくなる方向にある場合は低
スロットルアシストトリガ閾値MTHASTLがそれぞ
れ参照される。
【0028】このステップS109における判定結果が
「YES」である場合、つまりスロットル開度の現在値
THEMがスロットルアシストトリガ閾値MTHAST
(高低のヒステリシスを設定した閾値)以上である場合
は、ステップS111に、判定結果が「NO」、つまり
スロットル開度の現在値THEMがスロットルアシスト
トリガ閾値MTHAST(高低のヒステリシスを設定し
た閾値)以上でない場合はステップS110に進む。ス
テップS111では、スロットルモータアシスト判定フ
ラグF_MASTTHに「1」をセットし、ステップS
134でクルーズ発電量の減算係数KTRGRGNに
「0」をセットし、次のステップS135でモータアシ
スト判定フラグF_MASTに「1」をセットしてリタ
ーンする。一方ステップS110では、スロットルモー
タアシスト判定フラグF_MASTTHに「0」をセッ
トする。
【0029】ここまでの処理は、スロットル開度THが
モータアシストを要求する開度であるか否かの判断を行
っているもので、ステップS109でスロットル開度の
現在値THEMがスロットルアシストトリガ閾値MTH
AST以上と判断された場合には、スロットルモータア
シスト判定フラグF_MASTTHを「1」にする。
【0030】一方、ステップS110でスロットルモー
タアシスト判定フラグF_MASTTHに「0」がセッ
トされるということは、スロットル開度によるモータア
シスト判定の領域でないことを示す。この実施形態で
は、アシストトリガの判定をスロットル開度THとエン
ジンの吸気管負圧PBとの両方で判定することとしてお
り、スロットル開度の現在値THEMが前記スロットル
アシストトリガ閾値MTHAST以上である場合にスロ
ットル開度THによるアシスト判定がなされ、この閾値
を超えない領域においては後述の吸気管負圧PBによる
判定がなされる。
【0031】そして、ステップS115において、MT
/CVT判定フラグF_ATのフラグ値が「1」である
か否かを判定する。判定結果が「NO」、つまりMT車
であると判定された場合はステップS116に進む。ス
テップS115における判定結果が「YES」、つまり
CVT車であると判定された場合はステップS126に
進む。ステップS116においては、吸気管負圧アシス
トトリガ補正値DPBASTの算出処理が行われる。そ
の処理内容については後述する。
【0032】次に、ステップS117で、吸気管負圧ア
シストトリガテーブルから吸気管負圧アシストトリガの
閾値MASTL/Hを検索する。この吸気管負圧アシス
トトリガテーブルは、図8の2本の実線で示すように、
エンジン回転数NEに対して、モータアシストするか否
かの判定のための高吸気管負圧アシストトリガ閾値MA
STHと、低吸気管負圧アシストトリガ閾値MASTL
とを定めたもので、ステップS117の検索処理におい
ては、吸気管負圧PBAの増加に応じて、あるいはエン
ジン回転数NEの減少に応じて図8の高閾値ラインMA
STHを下から上に通過すると、モータアシスト判定フ
ラグF_MASTを「0」から「1」にセットし、逆に
吸気管負圧PBAの減少に応じて、あるいはエンジン回
転数NEの増加に応じて低閾値ラインMASTLを上か
ら下に通過すると、モータアシスト判定フラグF_MA
STを「1」から「0」にセットするようになってい
る。尚、図8は各ギア毎に、またストイキ/リーンバー
ン毎に持ち替えを行っている。
【0033】そして、次のステップS118で、モータ
アシスト判定フラグF_MASTのフラグ値が「1」で
あるか否かを判定し、判定結果が「1」である場合はス
テップS119に、判定結果が「1」でない場合はステ
ップS120に進む。そして、ステップS119におい
ては、吸気管アシストトリガ閾値MASTを、ステップ
S117で検索した吸気管負圧アシストトリガの低閾値
MASTLとステップS116で算出された補正値DP
BASTとを加えた値として算出し、ステップS121
において、吸気管負圧の現在値PBAが、ステップS1
19で求めた吸気管アシストトリガ閾値MAST以上か
否かを判定する。判定結果が「YES」の場合は、ステ
ップS134に進む。判定結果が「NO」の場合はステ
ップS122に進む。また、ステップS120において
は、吸気管アシストトリガ閾値MASTを、ステップS
117で検索した吸気管負圧アシストトリガの高閾値M
ASTHとステップS116で算出された補正値DPB
ASTとを加えた値として算出し、ステップS121に
進む。
【0034】次に、ステップS122においては、発進
アシスト要求フラグF_MASTSTRが「1」か否か
を判定し、判定結果が「YES」である場合は、ステッ
プS134に進む。ステップS122における判定結果
が「NO」である場合は、ステップS123でスクラン
ブルアシスト要求フラグF_MASTSCRが「1」で
あるか否かを判定する。判定結果が「YES」である場
合は、ステップS134に進む。ステップS123にお
ける判定結果が「NO」である場合は、ステップS12
4でモータアシスト判定フラグF_MASTに「0」を
代入してリターンする。
【0035】上記ステップS115において、MT/C
VT判定フラグF_ATのフラグ値の判定結果が「YE
S」、つまりCVT車であると判定された場合は、ステ
ップS126において、吸気管負圧アシストトリガ補正
値DPBASTTHの算出処理が行われる。その処理内
容については後述する。
【0036】次に、ステップS127で、吸気管負圧ア
シストトリガテーブルから吸気管負圧アシストトリガの
閾値MASTTHL/Hを検索する。この吸気管負圧ア
シストトリガテーブルは、図9の2本の実線で示すよう
に、エンジン制御用車速VPに対して、モータアシスト
するか否かの判定のための高吸気管負圧アシストトリガ
閾値MASTTHHと、低吸気管負圧アシストトリガ閾
値MASTTHLとを定めたもので、ステップS127
の検索処理においては、スロッル開度THの増加に応じ
て、あるいはエンジン制御用車速VPの減少に応じて図
9の高閾値ラインMASTTHHを下から上に通過する
と、モータアシスト判定フラグF_MASTを「0」か
ら「1」にセットし、逆にスロットル開度THの減少に
応じて、あるいはエンジン制御用車速VPの増加に応じ
て低閾値ラインMASTTHLを上から下に通過する
と、モータアシスト判定フラグF_MASTを「1」か
ら「0」にセットするようになっている。尚、図9はM
T車では各ギア毎(CVT車では1つのデータを使用)
に、またストイキ/リーンバーン毎に持ち替えを行って
いる。
【0037】そして、次のステップS128で、モータ
アシスト判定フラグF_MASTのフラグ値が「1」で
あるか否かを判定し、判定結果が「1」である場合はス
テップS129に、判定結果が「1」でない場合はステ
ップS130に進む。そして、ステップS129におい
ては、吸気管アシストトリガ閾値MASTTHを、ステ
ップS127で検索した吸気管負圧アシストトリガの低
閾値MASTTHLとステップS126で算出された補
正値DPBASTTHとを加えた値として算出し、ステ
ップS131において、スロットル開度の現在値THE
Mが、ステップS129で求めた吸気管アシストトリガ
閾値MASTTH以上か否かを判定する。判定結果が
「YES」の場合は、ステップS134に進む。判定結
果が「NO」の場合はステップS132に進む。
【0038】また、ステップS130においては、吸気
管アシストトリガ閾値MASTTHを、ステップS12
7で検索した吸気管負圧アシストトリガの高閾値MAS
TTHHとステップS126で算出された補正値DPB
ASTTHとを加えた値として算出し、ステップS13
1に進む。
【0039】次に、ステップS132においては、発進
アシスト要求フラグF_MASTSTRが「1」か否か
を判定し、判定結果が「YES」である場合は、ステッ
プS134に進む。ステップS132における判定結果
が「NO」である場合は、ステップS133でスクラン
ブルアシスト要求フラグF_MASTSCRが「1」で
あるか否かを判定する。判定結果が「YES」である場
合は、ステップS134に進む。ステップS133にお
ける判定結果が「NO」である場合は、ステップS12
4に進む。
【0040】「THアシストトリガ補正」図10に示す
のは、前記ステップS105におけるスロットルアシス
トトリガ補正のフローチャート図である。ステップS1
50において、エアコンクラッチONフラグF_HMA
STが「1」か否かを判定する。判定結果が「YE
S」、つまりエアコンクラッチがONとなっている場合
はステップS151においてエアコン補正値DTHAA
Cに所定値#DTHAAC(例えば、5deg)を代入
してステップS153に進む。
【0041】ステップS150における判定結果が「N
O」、つまりエアコンクラッチがOFFとなっている場
合は、エアコン補正値DTHAACに「0」を代入して
ステップS153に進む。これによりエアコンクラッチ
の作動によるモータアシストの閾値の持ち上げがなされ
る。ステップS153においては大気圧に応じた大気圧
補正値(DTHAPA)の検索を行う。この補正は図1
1に示すようにスロットルアシストトリガPA補正テー
ブルにおいて高地から低地に行くほど下がるように設定
された補正値をテーブル検索するものである。このテー
ブル検索により大気圧補正値DTHAPAが求められ
る。
【0042】そして、次のステップS154において、
ステップS151またはステップS152で求めたエア
コン補正値DTHAACと、ステップS153で求めた
大気圧補正値DTHAPAとを加算してスロットルアシ
ストトリガ補正値DTHASTを求めて制御を終了す
る。
【0043】「PBアシストトリガ補正(MT)」図1
2に示すのは、前記ステップS116における吸気管負
圧スロットルアシストトリガ補正のフローチャート図で
ある。ステップS161において、エアコンクラッチO
NフラグF_HMASTが「1」か否かを判定する。判
定結果が「YES」、つまりエアコンクラッチがONと
なっている場合はステップS163においてエアコン補
正値DPBAACに所定値#DPBAACを代入してス
テップS164に進む。ステップS161における判定
結果が「NO」、つまりエアコンクラッチがOFFとな
っている場合は、ステップS162でエアコン補正値D
PBAACに「0」を代入してステップS164に進
む。これによりモータアシストの閾値の持ち上げがなさ
れる。
【0044】ステップS164においては大気圧に応じ
た大気圧補正値(DPBAPA)の検索を行う。この補
正は図13に示すように吸気管負圧アシストトリガPA
補正テーブルにおいて高地から低地に行くほど下がるよ
うに設定された補正値をテーブル検索するものである。
このテーブル検索により大気圧補正値DPBAPAが求
められる。そして、次のステップS165において、ス
テップS162またはステップS163で求めたエアコ
ン補正値DPBAACと、ステップS164で求めた大
気圧補正値DPBAPAとを加算してスロットルアシス
トトリガ補正値DPBASTを求めリターンする
【0045】「PBアシストトリガ補正(CVT)」図
14に示すのは、前記ステップS126における吸気管
負圧スロットルアシストトリガ補正のフローチャート図
である。ステップS190において、エアコンクラッチ
ONフラグF_HMASTが「1」か否かを判定する。
判定結果が「YES」、つまりエアコンクラッチがON
となっている場合はステップS191においてエアコン
補正値DPBAACTHに所定値#DPBAACTHを
代入してステップS193に進む。
【0046】ステップS190における判定結果が「N
O」、つまりエアコンクラッチがOFFとなっている場
合は、ステップS192でエアコン補正値DPBAAC
THに「0」を代入してステップS193に進む。これ
によりモータアシストの閾値の持ち上げがなされる。ス
テップS193においては大気圧に応じた大気圧補正値
(DPBAPATH)の検索を行う。この補正は図15
に示すように吸気管負圧アシストトリガPA補正テーブ
ルにおいて高地から低地に行くほど下がるように設定さ
れた補正値をテーブル検索するものである。このテーブ
ル検索により大気圧補正値DPBAPATHが求められ
る。そして、次のステップS194において、ステップ
S191またはステップS192で求めたエアコン補正
値DPBAACTHと、ステップS193で求めた大気
圧補正値DPBAPATHとを加算してスロットルアシ
ストトリガ補正値DPBASTTHを求め制御を終了す
る。
【0047】「通常アシスト算出処理」図16、図17
は通常アシスト算出処理を示すフローチャートである。
この処理においては通常アシストのアシスト量が算出さ
れる。ステップS201においてMT/CVT判定フラ
グF_ATが「1」か否かを判定する。判定の結果CV
T車である場合は、ステップS218に進む。ステップ
S201における判定の結果、MT車である場合はステ
ップS202に進む。ステップS202においては図1
8に示すようにバッテリ残容量SOCに応じてスロット
ルアシスト量係数KAPWRTHをテーブル検索し、次
のステップS203においては図19に示すようにバッ
テリ残容量SOCに応じて吸気管負圧アシスト量係数K
APWRPBをテーブル検索する。そして、ステップS
204に進む。
【0048】ステップS204ではスロットルモータア
シスト判定フラグF_MASTTHが「1」か否かを判
定する。判定結果が「YES」、つまりスロットルアシ
スト領域であると判定された場合は、ステップS220
に進みエネルギーストレージゾーンBフラグF_ESZ
ONEBが「1」であるか否かを判定する。判定結果が
「NO」、つまりバッテリ残容量SOCがBゾーン以外
であると判定された場合は、ステップS221において
スロットルアシスト量係数KAPWRTHに「1.0」
をセットし、ステップS222に進む。ステップS22
0の判定結果が「YES」である場合は、ステップS2
22に進む。ステップS222では図20に示すように
エンジン回転数NEに応じて高スロットルアシスト量閾
値APWRTHHと低スロットルアシスト量閾値APR
WTHLとを設定する。尚、両者間にはエンジン回転数
NEに対応して一定の幅が設定されている。
【0049】次に、ステップS223に進みここで通常
アシスト演算値ACCASTを求める。この通常アシス
ト演算値ACCASTは、図21に示すように、スロッ
トルアシストリガ閾値MTHASTと、このスロットル
アシストリガ閾値MTHASTから所定開度(例えばエ
ンジン回転数NEの関数で求められる開度)変化したス
ロットルTH開度#MTHASTHとの間を、上記ステ
ップ222で求めた高スロットルアシスト量閾値APW
RTHHと低スロットルアシスト量閾値APRWTHL
との間で補間算出することにより求める。そして、ステ
ップS224で通常アシスト演算値ACCASTをスロ
ットルアシスト量係数KAPWRTHをかけた値として
セットし、ステップS208に進む。
【0050】ステップS204における判定結果が「N
O」、つまり吸気管負圧アシスト領域であると判定され
た場合は、ステップS205に進み、図示しないマップ
によりエンジン回転数NEと吸気管負圧PBに応じたア
シスト量を検索してマップ値#ASTPWRを通常アシ
スト演算値ACCASTにセットする。そして、次のス
テップS206においてエネルギーストレージゾーンB
フラグF_ESZONEBが「1」であるか否かを判定
する。判定結果が「NO」、つまりバッテリ残容量SO
CがBゾーン以外であると判定された場合はステップS
208に進む。ステップS206における判定結果が
「YES」である場合は、ステップS207で通常アシ
スト演算値ACCASTを吸気管負圧アシスト量係数K
APWRPBをかけた値としてセットしステップS20
8に進む。尚、上記マップ値#ASTPWRはMT車の
各ギア毎に持ち替えを行っている。
【0051】ステップS201における判定の結果CV
T車である場合は、ステップS218においてリバース
ポジションフラグF_ATPRが「1」であるか否かを
判定する。判定結果が「YES」、つまりRレンジであ
る場合はステップS225に進み、アシスト判定ディレ
ータイマ(CVTレンジ用)TASTDLYが「0」か
否かを判定し、「0」でないと判定された場合は、ステ
ップS233において通常アシスト最終演算値ACCA
STFに「0」を代入し、ステップS234においてア
シスト許可フラグF_ACCASTに「0」をセットし
てリターンする。ステップS225における判定の結
果、アシスト判定ディレータイマTASTDLYが
「0」である場合は、ステップS226に進み、所定値
#APWRATRを通常アシスト演算値ACCASTに
代入してステップS208に進む。ステップS218に
おける判定結果が「NO」である場合は、ステップS2
19に進み、ここで、アシスト判定ディレータイマTA
STDLYに所定値#TMASTDLYを代入してステ
ップS202に進む。
【0052】次に、ステップS208ではエネルギース
トレージゾーンCフラグF_ESZONECが「1」で
あるか否かを判定する。ステップS208における判定
結果が「YES」、つまりバッテリ残容量SOCがゾー
ンCである場合はステップS227に進む。ステップS
227においては、アシスト許可フラグF_ACCAS
Tが「1」か否かを判定する。判定結果が「NO」、つ
まりアシスト許可フラグF_ACCASが「0」であ
ると判定された場合はステップS233に進む。
【0053】ステップS227における判定結果が「Y
ES」、つまりアシスト許可フラグF_ACCASTが
「1」であると判定された場合は、ステップS228に
おいて前回が加速モードか否かを判定する。判定結果が
「NO」、つまり前回は加速モードではないと判定され
た場合はステップS233に進む。ステップS228に
おける判定結果が「YES」、つまり前回が加速モード
であると判定された場合はステップS229に進み、D
ACCATC徐々減算更新タイマTACCATCが
「0」か否かを判定する。判定の結果、DACCATC
徐々減算更新タイマTACCATCが「0」ではないと
判定された場合はステップS214に進む。ステップS
229の判定の結果、DACCATC徐々減算更新タイ
マTACCATCが「0」であると判定された場合はス
テップS230に進む。
【0054】ステップS230においては、DACCA
TC徐々減算更新タイマTACCATCにタイマ値#T
MACCATCを代入し、ステップS231において通
常アシスト最終演算値ACCASTFから徐々加算項#
DACCATCづつ抜いてゆき、ステップS232にお
いて通常アシスト最終演算値ACCASTFが「0」以
下か否かを判定する。判定の結果「0」以下である場合
はステップS233に進む。判定の結果「0」を超えて
いる場合はステップS214に進む。
【0055】ステップS208における判定結果が「N
O」である場合はステップS209に進み、徐々加算徐
々減算更新タイマTACCASTが「0」か否かを判定
する。判定の結果、徐々加算徐々減算更新タイマTAC
CASTが「0」ではないと判定された場合はステップ
S214に進む。ステップS209の判定の結果、徐々
加算徐々減算更新タイマTACCASTが「0」である
と判定された場合はステップS210に進む。
【0056】ステップS210では、徐々加算徐々減算
更新タイマTACCASTにタイマ値#TMACCAS
Tを代入し、ステップS211において、通常アシスト
演算値ACCASTが通常アシスト最終演算値ACCA
STF以上か否かを判定する。ステップS211におけ
る判定結果が「YES」、つまり通常アシスト演算値A
CCAST≧通常アシスト最終演算値ACCASTFで
あると判定された場合は、ステップS212において徐
々加算項#DACCASTPを通常アシスト最終演算値
ACCASTFに加算し、ステップS213において通
常アシスト最終演算値ACCASTFが通常アシスト演
算値ACCAST以下であるか否かを判定する。
【0057】ステップS213における判定結果が「Y
ES」、つまり通常アシスト最終演算値ACCASTF
≦通常アシスト演算値ACCASTであると判定された
場合は、ステップS214においてアシスト許可フラグ
F_ACCASTに「1」をセットしリターンする。ス
テップS213における判定結果が「NO」、つまり通
常アシスト最終演算値ACCASTF>通常アシスト演
算値ACCASTであると判定された場合は、ステップ
S217において通常アシスト演算値ACCASTを通
常アシスト最終演算値ACCASTFに代入してステッ
プS214に進む。
【0058】ステップS211における判定結果が「N
O」、つまり通常アシスト演算値ACCAST<通常ア
シスト最終演算値ACCASTFであると判定された場
合はステップS215において徐々減算項#DACCA
STM(例えば、0.3W)を通常アシスト最終演算値
ACCASTFから減算し、ステップS216において
通常アシスト最終演算値ACCASTFが通常アシスト
演算値ACCAST以上であるか否かを判定する。ステ
ップS216における判定結果が「YES」、つまり通
常アシスト最終演算値ACCASTF≧通常アシスト演
算値ACCASTであると判定された場合はステップS
214に進む。ステップS216における判定結果が
「NO」、つまり通常アシスト最終演算値ACCAST
F<通常アシスト演算値ACCASTであると判定され
た場合はステップS217に進む。ここで、上記通常ア
シスト最終演算値ACCASTFはバッテリ残容量SO
CがBゾーンでは残容量SOCに応じてゾーンCとの境
界からゾーンAとの境界までの間で徐々に増加するよう
に設定することが望ましい。
【0059】「発進アシストトリガ判定」図22は前記
ステップS101の発進アシストトリガ判定を示すフロ
ーチャート図である。ステップS250においてエンジ
ン回転数NEが、発進アシスト実行上限値#NSTRA
ST(例えば、下限800rpm、上限1000rpm
のヒステリシスを持った値)以下か否かを判定する。判
定結果が「NO」、つまり高回転である場合はステップ
S251において発進アシスト要求フラグF_MAST
STRに「0」をセットしてリターンする。ステップS
250における判定結果が「YES」、つまり低回転で
ある場合はステップS252において制御用車速VPが
発進アシスト実行上限車速#VSTRAST(例えば、
下限10km/h、上限14km/hのヒステリシスを
持った値)以下であるか否かを判定する。判定結果が
「NO」、つまり高車速である場合はステップS251
に進む。判定結果が「YES」、つまり低車速である場
合はステップS253に進む。
【0060】ステップS253においては、MT/CV
T判定フラグF_ATが「1」か否かを判定する。判定
の結果CVT車である場合はステップS254に進む。
ステップS253における判定の結果、MT車である場
合はステップS256に進む。ステップS254におい
ては、図23に示すように制御用車速VPに応じた発進
アシスト実行スロットル開度下限値THSTRをヒステ
リシスを持った値としてテーブル検索により求める。そ
して、ステップS255において現在スロットル開度T
HEMが発進アシスト実行スロットル開度下限値THS
TR以上か否かを判定し、判定結果が「NO」、つまり
低開度である場合はステップS251に進む。また、ス
テップS255における判定結果が「YES」、つまり
高開度である場合はステップS258に進み、発進アシ
スト要求フラグF_MASTSTRに「1」をセットし
てリターンする。
【0061】ステップS256においては図24に示す
ようにエンジン回転数NEBに応じた発進アシスト実行
吸気管負圧下限値PBGSTRをヒステリシスを持った
値としてテーブル検索により求める。そして、ステップ
S257において吸気管負圧PBGが発進アシスト実行
吸気管負圧下限値PBGSTR以上か否かを判定し、判
定結果が「NO」、つまり低負圧である場合はステップ
S251に進む。また、ステップS257における判定
結果が「YES」、つまり高負圧である場合はステップ
S258に進み、発進アシスト要求フラグF_MAST
STRに「1」をセットしてリターンする。尚、発進ア
シストトリガのアシストトリガ閾値は通常アシストトリ
ガよりも浅く、つまりアシストがかかり易いように設定
されることが望ましい。このようにして、発進時におけ
る運転者の加速意思に迅速に対応した加速性能を得るこ
とができる。
【0062】「発進アシスト算出処理」図25は発進ア
シスト算出処理のフローチャート図であり、主としてア
シスト量を設定する。ステップS270において発進ア
シスト要求フラグF_MASTSTRが「1」か否かを
判定する。判定結果が「NO」、発進アシストの要求が
ない場合はステップS271において発進アシスト許可
フラグF_STRASTに「0」をセットし、発進アシ
スト最終演算値に「0」をセットしてリターンする。
【0063】ステップS270における判定結果が「Y
ES」、つまり発進アシスト要求がある場合はステップ
S273に進み、MT/CVT判定フラグが「1」か否
かを判定する。CVT車である場合は、ステップS27
4に進み、ここで図26に示すように現在スロットルT
HEMに応じた発進アシスト演算値STRASTをテー
ブル検索により算出して、ステップS278に進む。ス
テップS273における判定の結果、MT車である場合
は、ステップS275に進み、リバーススイッチフラグ
F_RVSSWが「1」であるか否かを判定する。判定
の結果、リバースである場合はステップS276におい
て図27に示すように吸気間負圧PBGに応じた発進ア
シスト演算値STRASTをテーブル検索により算出
してステップS278に進む。
【0064】また、ステップS275における判定の結
果、フォーワードである場合はステップS277におい
て同じく図27に示すように吸気間負圧PBGに応じた
発進アシスト演算値STRASTをテーブル検索により
算出してステップS278に進む。ステップS278に
おいては徐々加算徐々減算タイマTSTRASTが
「0」か否かを判定し、「0」でない場合はステップS
286に進む。「0」である場合はステップS279に
進む。ステップS279においては徐々加算徐々減算タ
イマTSTRASTに所定値#TMSTRAST(例え
ば、50ms)をセットしてステップS280に進む。
【0065】ステップS280において、発進アシスト
演算値STRASTが発進アシスト最終演算値STRA
STF以上か否かを判定する。ステップS280におけ
る判定結果が「YES」、つまり発進アシスト演算値S
TRAST≧発進アシスト最終演算値STRASTFで
あると判定された場合は、ステップS283において徐
々加算項#DSTRASTP(例えば、0.1kw)を
発進アシスト最終演算値STRASTFに加算し、ステ
ップS284において発進アシスト最終演算値STRA
STFが発進アシスト演算値STRAST以下であるか
否かを判定する。
【0066】ステップS284における判定結果が「Y
ES」、つまり発進アシスト最終演算値STRASTF
≦発進アシスト演算値STRASTであると判定された
場合は、ステップS286において発進アシスト許可フ
ラグF_STRASTに「1」をセットしリターンす
る。ステップS284における判定結果が「NO」、つ
まり発進アシスト最終演算値STRASTF>発進アシ
スト演算値STRASTであると判定された場合は、ス
テップS285において発進アシスト演算値STRAS
Tを発進アシスト最終演算値STRASTFに代入して
ステップS286に進む。
【0067】ステップS280における判定結果が「N
O」、つまり発進アシスト演算値STRAST<発進ア
シスト最終演算値STRASTFであると判定された場
合はステップS281において/徐々減算項#DSTR
ASTM(例えば、0.1kw)を発進アシスト最終演
算値STRASTFから減算し、ステップS282にお
いて発進アシスト最終演算値STRASTFが発進アシ
スト演算値STRAST以上であるか否かを判定する。
ステップS282における判定結果が「YES」、つま
り発進アシスト最終演算値STRASTF≧発進アシス
ト演算値STRASTであると判定された場合はステッ
プS286に進む。ステップS282における判定結果
が「NO」、つまり発進アシスト最終演算値STRAS
TF<発進アシスト演算値STRASTであると判定さ
れた場合はステップS285に進む。
【0068】したがって、タイマで設定された時間ごと
にアシスト量が徐々加算、徐々減算されるため、ショッ
クのないスムーズな加速感を与え、アシストが抜けると
きのショックをなくすことができる。ここで、上記徐々
加算項#DSTRASTPが前記ステップS212にお
ける通常アシストの徐々加算項#DACCASTPより
も大きく設定してあるため、発進アシストの方が通常ア
シストより立ち上がりの早いアシストを確保できる。
【0069】「スクランブルアシストトリガ判定」図2
8は前記ステップS103のスクランブルアシストトリ
ガ判定のフローチャート図である。ステップS300に
おいてMT/CVT判定フラグが「1」か否かを判定す
る。CVT車である場合は、ステップS308に進み、
ここでリバースポジションフラグF_ATPRを判定し
て、判定の結果リバースである場合は、ステップS30
9に進み、ここでスクランブルアシスト持続タイマTS
CRMHLDに所定値#TMSCRHLD(例えば、5
sec)をセットして、ステップS310でスクランブ
ルアシスト要求フラグF_MASTSCRに「0」をセ
ットして、リターンする。また、ステップS308の判
定の結果、フォーワードである場合はステップS302
に進む。
【0070】ステップS300における判定の結果、M
T車である場合は、ステップS301に進み、リバース
スイッチフラグF_RVSSWが「1」であるか否かを
判定する。判定の結果、リバースである場合はステップ
S309に進む。ステップS301における判定の結
果、フォーワードである場合はステップS302に進
む。ステップS302においては現在スロットル開度T
HEMがスクランブルアシスト実行下限スロットル開度
#THSCTG以上か否かを判定する。ここで、スクラ
ンブルアシスト実行下限スロットル開度#THSCTG
を求めるにあたっては、MT車の場合は図29に示すよ
うにエンジン回転NEBに対応した値(ヒステリシス付
き)として、CVT車の場合は図30に示すように制御
用車速VPに対応した値(ヒステリシス付き)としてテ
ーブル検索により求める。
【0071】ステップS302における判定の結果、現
在スロットル開度THEMがスクランブルアシスト実行
下限スロットル開度#THSCTGよりも小さい場合
は、ステップS309に進む。現在スロットル開度TH
EMがスクランブルアシスト実行下限スロットル開度#
THSCTG以上である場合は、ステップS303に進
み、スクランブルアシスト要求フラグF_MASTSC
Rが「1」か否かを判定し、判定結果が「YES」であ
る場合はステップS306に進む。ステップS303に
おける判定結果が「NO」である場合はステップS30
4に進む。
【0072】ステップS304においては前回の現在ス
ロットル開度THEMがスクランブルアシスト実行下限
スロットル開度#THSCTG以上か否かを判定する。
ステップS304における判定の結果、前回の現在スロ
ットル開度THEMがスクランブルアシスト実行下限ス
ロットル開度#THSCTGよりも小さい場合は、ステ
ップS305に進む。前回の現在スロットル開度THE
Mがスクランブルアシスト実行下限スロットル開度#T
HSCTG以上である場合は、スロットル開度大が継続
しているため、ステップS310に進む。
【0073】ステップS305においては、現在スロッ
トルの変化量DTHEMがスクランブルアシスト判定ス
ロットル変化量#DTHSCAST(例えば、1de
g)以上か否かを判定する。判定結果が「YES」、つ
まり加速度が大と判定された場合はステップS306に
おいてスクランブルアシスト持続タイマTSCRHLD
がリセットされているか否かを判定し、リセットされて
いる場合はステップS310に進み、リセットされてい
ない場合はステップS307においてスクランブルアシ
スト要求フラグF_MASTSCRに「1」をセットし
てリターンする。尚、ステップS302においてはスロ
ットル開度を閾値と比較したが、アクセル開度を閾値と
比較するようにしてもよい。
【0074】「スクランブルアシスト算出処理」図3
1、図32はスクランブルアシスト算出処理のフローチ
ャートである。ステップS330においてスクランブル
アシスト要求フラグF_MASTSCRが「1」である
か否かを判定する。判定結果が「NO」、つまりスクラ
ンブルアシスト要求フラグF_MASTSCRが「0」
である場合はステップS348においてスクランブルア
シスト許可フラグF_SCRASTに「0」を代入し、
ステップS349においてスクランブルアシスト最終演
算値SCRASTFに「0」をセットしてリターンす
る。ステップS330における判定結果が「YES」、
つまりスクランブルアシスト要求フラグF_MASTS
CRが「1」である場合は、ステップS331に進み、
エンジン回転数NEがスクランブルアシスト実行下限値
#NSCASTL(例えば、下限800rpm、上限1
000rpmのヒステリシスを持った値)以下であるか
否かを判定する。
【0075】そして、ステップS331における判定の
結果、エンジン回転数NEがスクランブルアシスト実行
下限値#NSCASTL以下の低回転である場合は、ス
テップS335に進む。そして、ステップS335にお
いてスクランブルアシスト量SCRASTに「0」をセ
ットしてステップS33に進む。上記ステップS33
1における判定の結果、エンジン回転数NEがスクラン
ブルアシスト実行下限値#NSCASTLを越えた高回
転である場合は、ステップS332に進み、ここでエン
ジン回転数NEがスクランブルアシスト実行上限値#N
SCASTH(例えば、下限値4000、上限値420
0rpmのヒステリシスを持った値)以下であるか否か
を判定する。
【0076】そして、ステップS332における判定の
結果、エンジン回転数NEがスクランブルアシスト実行
上限値#NSCASTHを越えた高回転である場合は、
ステップS335に進む。ステップS332における判
定の結果、エンジン回転数NEがスクランブルアシスト
実行上限値#NSCASTH以下の低回転である場合
は、次のステップS333に進む。ステップS333で
は制御用車速VPがスクランブルアシスト実行上限車速
#VSCRAST(例えば、下限値140km/h、上
限値150km/hのヒステリシスを持った値)以下で
あるか否かを判定する。ここで、上記ステップS331
からステップS333までの処理においてスクランブル
アシスト量の算出条件として、エンジン回転数NEと制
御用車速VPとが特定の範囲内にあることを制限してい
るのは、スクランブルアシスト制御が変速時における駆
動力低下を補うもので、エンジンの中負荷領域での出力
レスポンスの向上を行う趣旨で設けられているからであ
る。
【0077】ステップS333の判定の結果、制御用車
速VPがスクランブルアシスト実行上限車速#VSCR
ASTを越えた高車速である場合は、ステップS335
に進む。ステップS333における判定の結果、制御用
車速VPがスクランブルアシスト上限車速#VSCRA
ST以下である場合は、次のステップS334に進む。
ステップS334においてはMT/CVT判定フラグF
_ATが「1」か否かを判定する。判定の結果、CVT
車である場合はステップS336に進み、図20に示す
テーブルの高い側の閾値を用いて、スクランブルアシス
ト量SCRASTをテーブル検索しステップS33
進む。また、ステップS334における判定の結果、M
T車である場合は、ステップS337において図33に
示すようにエンジン回転数NEに応じたアシスト値#S
CRASTを検索してスクランブルアシスト演算値SC
RASTを設定しステップS338に進む。ここで、上
記アシスト値#SCRASTは各ギア毎に持ち替えを行
っている。
【0078】次に、ステップS338においてスクラン
ブルアシスト演算値SCRASTに図18で求めたスロ
ットルアシスト量係数KAPWRTHをかけ、ステップ
S339において徐々加算徐々減算更新タイマTSCR
ASTが「0」か否かを判定する。判定結果が「NO」
である場合はステップS347に進む。ステップS33
9における判定結果が「YES」である場合はステップ
S340に進み、徐々加算徐々減算更新タイマTSCR
ASTを、所定値#TMSCRAST、例えば50ms
でセットする。
【0079】次に、ステップS341においてスクラン
ブルアシスト演算値SCRASTがスクランブルアシス
ト最終演算値SCRASTF以上か否かを判定する。判
定結果が「YES」、つまりスクランブルアシスト演算
値SCRAST≧スクランブルアシスト最終演算値SC
RASTFである場合は、ステップS343でスクラン
ブルアシストトリガ最終演算値SCRASTFに徐々加
算項#DSCRASTP(例えば1kw)を加算してゆ
き、ステップS346で、スクランブルアシスト最終演
算値SCRASTFがスクランブルアシスト演算値SC
RAST以下であるか否かを判定する。
【0080】ステップS346における判定結果が「Y
ES」、つまりスクランブルアシスト最終演算値SCR
ASTF≦スクランブルアシスト演算値SCRASTで
あると判定された場合は、ステップS347においてス
クランブルアシスト許可フラグF_SCRASTに
「1」を代入しリターンする。
【0081】ステップS346における判定結果が「N
O」、つまりスクランブルアシスト最終演算値SCRA
STF>スクランブルアシスト演算値SCRASTであ
ると判定された場合は、ステップS345において、ス
クランブルアシスト演算値SCRASTをスクランブル
アシスト最終演算値SCRASTFに代入してステップ
S347に進む。ステップS341における判定結果が
「NO」、つまりスクランブルアシスト演算値SCRA
ST<スクランブルアシスト最終演算値SCRASTF
である場合は、ステップS342でスクランブルアシス
トトリガ最終演算値SCRASTFから徐々減算項#D
SCRASTM(例えば500w)を減算してゆき、ス
テップS344で、スクランブルアシスト最終演算値S
CRASTFがスクランブルアシスト演算値SCRAS
T以上か否かを判定する。
【0082】ステップS344における判定結果が「Y
ES」、つまりスクランブルアシスト最終演算値SCR
ASTF≧スクランブルアシスト演算値SCRASTで
ある場合はステップS347に進む。また、ステップS
344における判定結果が「NO」、つまりスクランブ
ルアシスト最終演算値SCRASTF<スクランブルア
シスト演算値SCRASTである場合はステップS34
5に進む。
【0083】したがって、スクランブルアシストトリガ
判定により変速時においてMT車、CVT車のいずれを
問わずトルク低下を防止することができる。よって、燃
費向上のためギア比をハイレシオ化してエンジンが低回
転数で走行できるように設定された車両であっても、変
速時におけるトルク不足を十分に解消できる。これによ
り、例えばカーブにさしかかってアクセルペダルを放
し、カーブの終わりで再加速する場合でも、運転者の加
速意思に迅速に反応して快適な運転が可能となる。ま
た、1速から2速、2速から3速のレシオ差が大きい場
合であってもスムーズな変速を行うことができる。
【0084】したがって、上記実施形態によれば、運転
者が加速意思を示している状況、具体的には通常の加速
時、発進時、変速時のいずれの場合であっても、運転者
の要求を満たすタイミングで、かつ最適な大きさでエン
ジンに対する駆動補助を行うことができるため、快適な
運転が可能となる。
【0085】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、運転者の加速意思があった場合
に、発進アシスト判定手段、スクランブルアシスト判定
手段、通常アシスト判定手段のいずれに該当するかを判
定し、該当した判定手段に応じて、発進アシスト量決定
手段、スクランブルアシスト量決定手段、通常アシスト
量決定手段によりアシスト量の算出を行い、アシスト量
選択手段により最も大きいアシスト量を選択してエンジ
ンをモータにより駆動補助することが可能となるため、
運転者の運転状況に応じて最適なアシスト量で運転者の
要求にあった快適な運転が可能となるという効果があ
る。
【0086】請求項2に記載した発明によれば、発進時
における運転者の加速の意思の有無を的確に把握するこ
とが可能となるため、発進時において運転者の意に沿っ
たタイミングでスムーズな加速が得られるという効果が
ある。請求項3に記載した発明によれば、発進時におい
て運転者から要求されている加速の大きさを把握するこ
とが可能となるため、発進時において運転者の意に沿っ
た大きさでスムーズな加速が得られるという効果があ
る。
【0087】請求項4に記載した発明によれば、変速時
等における運転者の加速の意思の有無を的確に把握する
ことが可能となるため、変速時等において運転者の意に
沿ったタイミングでスムーズな加速が得られるという効
果がある。請求項5に記載した発明によれば、変速時等
において運転者から要求されている加速の大きさを把握
することが可能となるため、変速時等において運転者の
意に沿った大きさでスムーズな加速が得られるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイブリッド車両の全体構成図である。
【図2】 アシスト計算処理の概略を示すフローチャー
ト図である。
【図3】 加速モードのフローチャート図である。
【図4】 アシスト量の上限値を示すグラフ図である。
【図5】 通常アシストトリガ判定のフローチャート図
である。
【図6】 通常アシストトリガ判定のフローチャート図
である。
【図7】 THアシストモードとPBアシストモードの
閾値を示すグラフ図である。
【図8】 PBアシストモードにおけるMT車の閾値の
グラフ図である。
【図9】 PBアシストモードにおけるMT車の閾値の
グラフ図である。
【図10】 THアシストトリガ補正を示すフローチャ
ート図である。
【図11】 大気圧補正テーブルのグラフ図である。
【図12】 PBアシストトリガ補正(MT車)のフロ
ーチャート図である。
【図13】 大気圧補正テーブルのグラフ図である。
【図14】 PBアシストトリガ補正(CVT車)のフ
ローチャート図である。
【図15】 大気圧補正テーブルのグラフ図である。
【図16】 通常アシスト算出処理を示すフローチャー
ト図である。
【図17】 通常アシスト算出処理を示すフローチャー
ト図である。
【図18】 THアシスト量係数を求めるグラフ図であ
る。
【図19】 PBアシスト量係数を求めるグラフ図であ
る。
【図20】 高スロットルアシスト量閾値と低スロット
ルアシスト量閾値を求めるグラフ図である。
【図21】 通常アシスト演算値を求めるグラフ図であ
る。
【図22】 発進アシストトリガ判定を示すフローチャ
ート図である。
【図23】 車速に応じたスロットル開度を示すグラフ
図である。
【図24】 車速に応じた吸気管負圧を示すグラフ図で
ある。
【図25】 発進アシスト算出処理を示すフローチャー
ト図である。
【図26】 スロットル開度に応じたアシスト量を示す
グラフ図である。
【図27】 吸気管負圧に応じたアシスト量を示すグラ
フ図である。
【図28】 スクランブルアシストトリガ判定を示すフ
ローチャート図である。
【図29】 エンジン回転数とスクランブルアシスト実
行下限スロットルとの関係を示すグラフ図である。
【図30】 吸気管負圧とスクランブルアシスト実行下
限スロットルとの関係を示すグラフ図である。
【図31】 スクランブルアシストトリガのアシスト量
を設定するフローチャート図である。
【図32】 スクランブルアシストトリガのアシスト量
を設定するフローチャート図である。
【図33】 エンジン回転数とスクランブルアシスト量
との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 モータECU(アシスト制御手段) 3 バッテリ(蓄電装置) ACCASTF 通常アシスト最終演算値(通常アシス
ト量) STRASTF 発進アシスト最終演算値(発進アシス
ト量) SCRASTF スクランブルアシスト最終演算値(ス
クランブルアシスト量) DTHEM スロットルの変化量(スロットル開度の変
化量) E エンジン M モータ NEB、NE エンジン回転数 PBG 吸気管負圧 S005 アシスト量選択手段 S124、S135 通常アシスト判定手段 S029 通常アシスト量決定手段 S251、S258 発進アシスト判定手段 S274、S276、S277 発進アシスト量決定手
段 S307、S310 スクランブルアシスト判定手段 S338 スクランブルアシスト量決定手段 THEM スロットル開度 VP 制御用車速(車速)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北島 真一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 若城 輝男 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 牧野 浩之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平9−184439(JP,A) 特開 平11−164406(JP,A) 特開2001−45609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/14 ZHV B60K 6/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の推進力を出力するエンジンと、車
    両の運転状態に応じて該エンジンの出力補助を行う補助
    駆動力を発生するモータと、該モータに電力を供給し又
    は少なくとも車両減速時のモータの回生作動により得ら
    れた回生エネルギーを蓄える蓄電装置を備えたハイブリ
    ッド車両であって、 前記車両の加速時における運転状態に応じてモータによ
    るエンジン出力補助の可否を判定するアシスト判定手段
    と、 該アシスト判定手段によりアシストを行う判定をした場
    合、前記エンジンの運転状態に応じて前記モータの補助
    駆動力を設定するアシスト量決定手段と、 該アシスト量決定手段により設定されたアシスト量に基
    づいて前記モータによる前記エンジンへの出力補助を行
    うアシスト制御手段とを備えたハイブリッド車両のアシ
    スト制御装置において、 前記アシスト判定手段は、車両の運転状態に応じて、 車両発進時における発進アシスト判定手段と、 変速時におけるスクランブルアシスト判定手段と、 前記発進アシスト及びスクランブルアシストを除く、そ
    の他車両加速時における通常アシスト判定手段とを備
    え、 前記アシスト量決定手段は、 前記発進アシスト判定手段によりアシストを行う判定を
    した場合に前記モータの補助駆動力を設定する発進アシ
    スト量決定手段と、 前記スクランブルアシスト判定手段によりアシストを行
    う判定をした場合に前記モータの補助駆動力を設定する
    スクランブルアシスト量決定手段と、 前記通常アシスト判定手段によりアシストを行なう判定
    をした場合に前記モータの補助駆動力を設定する通常ア
    シスト量決定手段とを備え、 前記アシスト判定手段により、発進アシスト、またはス
    クランブルアシスト、または通常アシストの少なくとも
    1つのアシストを判定した場合に、 前記アシスト量決定手段により求められた、発進アシス
    ト量、またはスクランブルアシスト量、または通常アシ
    スト量のうちの最も大きいアシスト量を選択するアシス
    ト量選択手段を設け、 該アシスト量選択手段にて選択されたアシスト量に基づ
    いて前記アシスト制御手段により前記モータを駆動させ
    て前記エンジンの出力補助を行うことを特徴とするハイ
    ブリッド車両のアシスト制御装置。
  2. 【請求項2】 前記発進アシスト判定手段は少なくとも
    エンジン回転数と車速に応じてモータによるエンジンへ
    の駆動補助の可否を判定するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載のハイブリッド車両のアシスト制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記発進アシスト量決定手段は少なくと
    もスロットル開度あるいは吸気管負圧に応じてモータの
    補助駆動力を設定するものであることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のハイブリッド車両のアシス
    ト制御装置。
  4. 【請求項4】 前記スクランブルアシスト判定手段は少
    なくともスロットル開度及びスロットル開度の変化量に
    応じてモータによるエンジンへの駆動補助の可否を判定
    するものであることを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれかに記載のハイブリッド車両のアシスト制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記スクランブルアシスト量決定手段は
    少なくともエンジン回転数に応じてモータの補助駆動力
    を設定するものであることを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載のハイブリッド車両のアシスト
    制御装置。
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