JP3504204B2 - 半導体チップ移送ヘッド - Google Patents
半導体チップ移送ヘッドInfo
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Description
着して移送する半導体チップ移送ヘッドに関する。
(吸着ノズル)を並列して2個設けたものとして、例え
ば特開平11−233555号公報が挙げられる。この
2個のコレットのXY軸方向の移動は、同一の機構で行
われる。2個のコレットのZ軸(上下)方向の移動は、
一方のコレットで例えばトレーに収納された半導体チッ
プを吸着保持する時は、他方のコレットが隣接する半導
体チップに接触して悪影響を及ぼさないように、他方の
コレットは一方のコレットより上昇した状態にある必要
がある。
に述べるような構造でそれぞれ単独に行われている。Z
軸モータと、このZ軸モータで駆動される2個のカム
と、この2個のカムによりそれぞれ単独に上下動させら
れる2個のカム側のスライダーと、Y軸方向に延び前記
2個のカム側のスライダーにより上下動させられる2個
の案内バーと、上下動可能に設けられ、前記2個の案内
バーにより上下動させられる2個の吸着アームとを備
え、この2個の吸着アームに2個のコレットがそれぞれ
設けられている。
のコレットを有する2個の吸着アームに対して、それぞ
れ案内バー、スライダー、カム等及び吸着アーム、案内
バー、スライダー等をガイドする複数のガイド機構等の
多くの部材を有し、構造が非常に複雑で高価な装置とな
る。
ディング装置が得られる半導体チップ移送ヘッドを提供
することにある。
の本発明の第1の手段は、XY軸方向及びZ軸方向に駆
動させられる吸着アームと、この吸着アームに固定され
たコレット保持板と、このコレット保持板に上下動可能
に設けられた2個のコレットと、前記コレット保持板に
設けられ、前記2個のコレットをそれぞれ上下駆動させ
る2個のソレノイドとを備え、前記コレット保持板は、
前記吸着アームに固定された第1のコレット保持板と、
この第1のコレット保持板に固定された第2のコレット
保持板とからなり、第1及び第2のコレット保持板にそ
れぞれ前記コレット及び前記ソレノイドが設けられ、前
記第1及び第2のコレット保持板は、該第1及び第2の
コレット保持板に設けられたそれぞれのコレットの軸心
に対して直角方向にそれぞれ支点部を設け、この支点部
を中心として揺動可能に設けられていることを特徴とす
る。
の手段は、上記第1の手段において、前記第1のコレッ
ト保持板に設けられたコレットの下面は、凹形形状とな
っており、前記第2のコレット保持板に設けられたコレ
ットの下面は、フラットとなっていることを特徴とす
る。
の手段は、上記第1及び第2の手段において、前記コレ
ットの上端部に固定された検知部材と、この検知部材に
対応して前記コレット保持板の上面に固定された検知部
材とからなる前記コレットの下降位置を検知する検知手
段を有することを特徴とする。
図2により説明する。図示しない駆動手段でXY軸方向
に移動させられる吸着アーム1には、第1のコレット保
持板2Aが調整用固定ねじ3及び支点ねじ4により固定
されている。第1のコレット保持板2Aには、第2のコ
レット保持板2Bが調整用固定ねじ5及び支点ねじ6に
よって固定されている。ここで、調整用固定ねじ3及び
5が挿通される第1のコレット保持板2Aのねじ穴2a
及び2bは縦長穴となっている。支点ねじ4及び6は、
吸着アーム1及び第2のコレット保持板2Bに設けられ
た後記するコレット機構10A及び10Bのコレット軸
11の垂直軸心に対して直角となっている。
は、コレット機構10A、10Bがそれぞれ設けられて
いる。ここで、コレット機構10Aと10Bとは、それ
ぞれ同じ機構となっている。そこで、同じ又は相当部材
には同一符号を付して説明する。コレット機構10A、
10Bは次のような構成となっている。
は、それぞれコレット軸11が上下動可能に設けられ、
コレット軸11の下端にはコレット12が固定されてい
る。ここで、コレット機構10Aのコレット12の下面
は、凹形形状の吸着部となっており、コレット機構10
Bのコレット12の下面は、フラットとなっている。コ
レット軸11の上端部には上部板13が固定されてい
る。
れ、コレット軸11には吸着穴12aに連通する垂直穴
11aが設けられている。上部板13には前記垂直穴1
1aに連通するように横穴13aが設けられ、横穴13
aには、図示しないパイプの一端が接続され、パイプの
他端は図示しない真空源に接続されている。
固定されており、接点棒14の端部には端子15が固定
されている。上部板13より露出した接点棒14の部分
に対応して、第1のコレット保持板2A、2Bの上面に
は、接点ピン16が固定されている。前記端子15は図
示しない検知器に接続されており、接点棒14が接点ピ
ン16に接触したか否かを検知するようになっている。
は、プッシュプルソレノイド20の磁性材よりなる作動
体21を下方に向けて該プッシュプルソレノイド20が
配設されており、作動体21には上下動軸22が螺合さ
れている。プッシュプルソレノイド20は第1、第2の
コレット保持板2A、2Bの上面よりそれぞれ固定ねじ
23により第1、第2のコレット保持板2A、2Bに固
定されている。プッシュプルソレノイド20の上下動軸
22には、上下動板24が上下動可能に嵌挿されてお
り、上下動板24は前記コレット軸11に固定されてい
る。そして、コレット軸11を下方に付勢するように、
上下動板24上の上下動軸22の部分にはばね25が設
けられている。
調整用固定ねじ3を緩め、支点ねじ4を少し緩める。こ
れにより、第1及び第2のコレット保持板2A及び2B
は支点ねじ4を中心として揺動可能となる。そこで、第
1及び第2のコレット保持板2A及び2Bを支点ねじ4
を中心として揺動させてコレット12のY軸方向の下面
を水平にし、調整用固定ねじ3及び支点ねじ4を締め付
けて第1及び第2のコレット保持板2Aを吸着アーム1
に固定する。
調整用固定ねじ5を緩め、支点ねじ6を少し緩める。こ
れにより、第2のコレット保持板2Bは支点ねじ6を中
心として揺動可能となる。そこで、第2のコレット保持
板2Bを支点ねじ6を中心として揺動させてコレット1
2のX軸方向の下面を水平にし、調整用固定ねじ5及び
支点ねじ6を締め付けて第2のコレット保持板2Bを第
1のコレット保持板2Aに固定する。
本実施の形態に示す半導体チップ移送ヘッドを特開平1
1−233555号公報に示すように、バンプボンディ
ング装置に適用した場合について説明する。
で図示しないトレー内の半導体チップを吸着保持・移送
して図示しないボンドステージに半導体チップを載置す
る動作について説明する。この場合は、半導体チップの
上面の電極を擦ったり、傷を付けたりという悪影響を及
ぼさないように、コレット機構10Aのコレット12で
吸着保持するようにする。
でXY軸方向に移動させられ、コレット機構10Aのコ
レット12がトレーに収納された半導体チップの上方に
位置すると、コレット機構10Bのプッシュプルソレノ
イド20がオンとなる。これにより、図2(b)に示す
ように、コレット機構10Bの作動体21が上方に吸引
され、作動体21と共に上下動軸22が上昇する。上下
動軸22が上昇すると、上下動板24を介してコレット
機構10Bのコレット12が上昇する。この場合、コレ
ット機構10Aのプッシュプルソレノイド20はオフ状
態であるので、作動体21及び上下動軸22の自重でコ
レット12は下降しており、接点棒14が接点ピン16
に接触した状態にある。即ち、コレット機構10Bのコ
レット12はコレット機構10Aのコレット12に対し
て上昇した状態にある。
手段で下降し、この下降の途中又は半導体チップの僅か
に上方に位置すると、コレット機構10Aのコレット1
2の真空吸引がオンとなる。即ち、図示しない真空源よ
りコレット機構10Aの上部板13の横穴13a、コレ
ット軸11の垂直穴11a、コレット12の吸着穴12
aが真空吸引される。コレット機構10Aのコレット1
2が下降して半導体チップに当接又は半導体チップの僅
かに上方に位置すると、トレー内の半導体チップはコレ
ット機構10Aのコレット12に吸着保持される。
ト12で半導体チップを吸着保持する時、コレット機構
10Bのコレット12はコレット機構10Aのコレット
12より上昇した位置にあるので、トレー内の他の半導
体チップに接触しなく悪影響を与えない。また仮に、コ
レット機構10Aのコレット12で半導体チップを吸着
動作中にコレット機構10Bのコレット12が例えばト
レーの上面等に接触しても、ばね25が撓んで上下動軸
22に対して相対的に上昇でき、何ら支障は生じない。
構10Aのプッシュプルソレノイド20がオフの状態の
場合には、コレット12、コレット軸11及び上部板1
3は自重で下降し、接点棒14が接点ピン16に接触し
導通状態にある。またコレット機構10Bのプッシュプ
ルソレノイド20がオンの状態の場合には、接点棒14
は接点ピン16より離れた状態にある。即ち、接点棒1
4と接点ピン16の導通状態を検知することにより、プ
ッシュプルソレノイド20をオン又はオフにした場合、
コレット12が確実に下降状態にあるか上昇状態にある
かを検知でき、コレット12の誤動作を検出できる。
レット12に半導体チップが吸着保持されると吸着アー
ム1は上昇し、XY軸方向に駆動されて図示しないボン
ドステージの上方に移動する。次に吸着アーム1は下降
し、図2(a)の状態で半導体チップを吸着保持したコ
レット機構10Aのコレット12がボンドステージの僅
かに上方に位置すると、コレット12の真空がオフとな
り、半導体チップはボンドステージ上に載置される。次
に吸着アーム1は上昇し、コレット機構10Bのプッシ
ュプルソレノイド20はオフとなり、作動体21及び上
下動軸22の自重で該作動体21及び上下動軸22が下
降し、上下動板24を介してコレット12は下降して接
点棒14が接点ピン16に接触した状態となる。
ンドステージからコレット機構10Bのコレット12で
吸着保持・移送して図示しないバンプ整形ステージに載
置又は前記したトレーの元の収納部に収納する動作につ
いて説明する。
れ、コレット機構10Bのコレット12がボンドステー
ジの上方に位置すると、コレット機構10Aのプッシュ
プルソレノイド20がオンとなる。これにより、図2
(a)に示すように、コレット機構10Aの作動体21
が上方に吸引され、作動体21と共に上下動軸22が上
昇する。上下動軸22が上昇すると、上下動板24を介
してコレット機構10Aのコレット12が上昇する。こ
の場合、コレット機構10Bのプッシュプルソレノイド
20はオフ状態であるので、作動体21及び上下動軸2
2の自重で該作動体21及び上下動軸22が下降し、上
下動板24を介してコレット12は下降して接点棒14
が接点ピン16に接触した状態となる。即ち、コレット
機構10Aのコレット12はコレット機構10Bのコレ
ット12に対して上昇した状態にある。
途中又は半導体チップの僅かに上方に位置すると、コレ
ット機構10Bのコレット12の真空吸引がオンとな
る。コレット機構10Bのコレット12が下降して半導
体チップの僅かに上方に位置すると、ボンドステージ上
の半導体チップはコレット機構10Bのコレット12に
吸着保持される。
駆動されてバンプ整形ステージ又はトレーの元の収納部
の上方に移動する。続いて吸着アーム1は下降し、図2
(b)の状態で半導体チップを吸着保持したコレット機
構10Bのコレット12がバンプ整形ステージ又はトレ
ーの収納部の僅かに上方に位置すると、コレット12の
真空がオフとなり、半導体チップはバンプ整形ステージ
又はトレーの収納部上に載置される。次に吸着アーム1
は上昇し、コレット機構10Aのプッシュプルソレノイ
ド20はオフとなり、ばね24の付勢力で作動体21及
び上下動軸22が下降し、上下動板24を介してコレッ
ト12は下降して接点棒14が接点ピン16に接触した
状態となる。
ト12に吸着保持した半導体チップをバンプ整形ステー
ジ又はトレーの収納部に載置する場合、コレット機構1
0Aのコレット12はコレット機構10Bのコレット1
2より上昇した状態にあるので、コレット機構10Aの
コレット12がバンプ整形ステージの周りの部材又はト
レー内の半導体チップに接触することがなく悪影響を及
ぼさない。また仮に、コレット機構10Bのコレット1
2で半導体チップを吸着動作中にコレット機構10Aの
コレット12が例えばトレーの上面等に接触しても、ば
ね25が撓んで上下動軸22に対して相対的に上昇で
き、何ら支障は生じない。
ト機構10Bのコレット12は下面がフラット形状のも
のを用いたが、凹形形状のものを用いてもよい。また上
記実施の形態においては、バンプボンディング装置に適
用した場合について説明したが、ダイボンディング装
置、テープボンディング装置等にも適用できることは言
うまでもない。この場合には、コレット機構10A、1
0Bのコレット12の下面は半導体チップの形状等によ
って異なるので、凹形形状か又はフラット形状をどのよ
うに使用してもよい。
ト12及びコレット機構10Bのコレット12は、それ
ぞれ対応して設けられたプッシュプルソレノイド20に
より上下駆動させられる簡単な構造で、部品点数が従来
技術に対して大幅に少ないので、安価な半導体チップ移
送ヘッドが得られる。
動させられる吸着アームと、この吸着アームに固定され
たコレット保持板と、このコレット保持板に上下動可能
に設けられた2個のコレットと、前記コレット保持板に
設けられ、前記2個のコレットをそれぞれ上下駆動させ
る2個のソレノイドとを備え、前記コレット保持板は、
前記吸着アームに固定された第1のコレット保持板と、
この第1のコレット保持板に固定された第2のコレット
保持板とからなり、第1及び第2のコレット保持板にそ
れぞれ前記コレット及び前記ソレノイドが設けられ、前
記第1及び第2のコレット保持板は、該第1及び第2の
コレット保持板に設けられたそれぞれのコレットの軸心
に対して直角方向にそれぞれ支点部を設け、この支点部
を中心として揺動可能に設けられているので、構造が簡
単で安価な半導体チップ移送ヘッドが得られる。
態を示す平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 XY軸方向及びZ軸方向に駆動させられ
る吸着アームと、この吸着アームに固定されたコレット
保持板と、このコレット保持板に上下動可能に設けられ
た2個のコレットと、前記コレット保持板に設けられ、
前記2個のコレットをそれぞれ上下駆動させる2個のソ
レノイドとを備え、前記コレット保持板は、前記吸着ア
ームに固定された第1のコレット保持板と、この第1の
コレット保持板に固定された第2のコレット保持板とか
らなり、第1及び第2のコレット保持板にそれぞれ前記
コレット及び前記ソレノイドが設けられ、前記第1及び
第2のコレット保持板は、該第1及び第2のコレット保
持板に設けられたそれぞれのコレットの軸心に対して直
角方向にそれぞれ支点部を設け、この支点部を中心とし
て揺動可能に設けられていることを特徴とする半導体チ
ップ移送ヘッド。 - 【請求項2】 前記第1のコレット保持板に設けられた
コレットの下面は、凹形形状となっており、前記第2の
コレット保持板に設けられたコレットの下面は、フラッ
トとなっていることを特徴とする請求項1記載の半導体
チップ移送ヘッド。 - 【請求項3】 前記コレットの上端部に固定された検知
部材と、この検知部材に対応して前記コレット保持板の
上面に固定された検知部材とからなる前記コレットの下
降位置を検知する検知手段を有することを特徴とする請
求項1又は2記載の半導体チップ移送ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000037515A JP3504204B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 半導体チップ移送ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000037515A JP3504204B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 半導体チップ移送ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001230266A JP2001230266A (ja) | 2001-08-24 |
JP3504204B2 true JP3504204B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=18561395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000037515A Expired - Fee Related JP3504204B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 半導体チップ移送ヘッド |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3504204B2 (ja) |
-
2000
- 2000-02-16 JP JP2000037515A patent/JP3504204B2/ja not_active Expired - Fee Related
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