JP3504100B2 - 通信ネットワークの送信方法及び送受信方法 - Google Patents

通信ネットワークの送信方法及び送受信方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明はローカルエリアネ
ットワーク(LAN)等の通信ネットワークシステムに
かかわり、特に同期やアクセス制御がほぼ不要な光LA
Nに代表される光ネットワーク装置や超低コストのLA
N装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア杜会の到来ととも
に伝送容量はますます増大し、幹線とともに伝送システ
ムのネットワーク化が進んでいる。特に光を用いたシス
テムは帯域が広く将来性に優れるため研究が盛んであ
る。送信者が多く存在する場合は送信者が送信の権利を
得る仕組みが重要でありこのアクセス制御方式としては
コンテンション方式、ポーリング方式、予約方式などが
ある。
【0003】コンテンション方式では送信したい要求を
持つ送信者はいつでも送信できる。しかし図7に示すよ
うに、信号パルス幅tは周期Tの半分程度であるため、
複数の送信者が送信すると信号が干渉して情報が破壊さ
れてしまうことが頻繁に起こり得る。同期をとることに
より信号衝突の確率は減るが大幅な改善は見られない。
【0004】これに対してポーリング方式では送信権を
管轄するステーションが各送信者に周期的に勧誘する方
式であり時間的には唯一つの送信者のみが送信を許可さ
れる。この方式によれば、信号の衝突は避けられるもの
の、反面、管轄ステーションを信号が経由するためにデ
ータ送信に時間がかかり、また、集中管理が必要となる
という欠点を有していた。
【0005】また、予約方式は、データ伝送に先立って
リクエストをし、中央ステーションからの指示により送
信するものであるが、この方式の場合、リクエスト信号
そのものが衝突するという問題があった。
【0006】さらに有線LANでは、信号の衝突検出機
能が比較的容易に構成できるが、無線LANに於いては
衝突検出機能を付加することが困難であり、根本的に信
号衝突のない方式が要望されてきた。
【0007】このように、複数の信号を、ぶつからない
ように伝送することは非常に重要な事柄ではあるが一般
には困難であり、送信者が好きなときに信号を発信でき
るわけではなかった。
【0008】そのためデータ送信に時間がかかるばかり
でなく、システムのコストが非常に高くなり、伝送媒体
等の本来の性能を十分に発揮できないシステムとなって
いた。これらのことから、複数の送信者がいつでも好き
なときに信号を発信でき、しかも情報の破壊がない低コ
ストの光ネットワーク装置が望まれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
ネットワーク装置は、複数の信号をぶつからないように
することが困難であり、送信者が好きなときに信号を発
信できるわけではなかった。そのためデータ送信に時間
がかかるばかりでなくシステムのコストが非常に高くな
り、伝送媒体等の本来の性能を十分に発揮できないシス
テムとなっていた。
【0010】従って、複数の送信者がいつでも好きなと
きに信号を発信でき、しかも情報の破壊がない低コスト
の通信ネットワークを実現する技術の開発が嘱望されて
いる。
【0011】 そこで、この発明の目的とするところ
は、低コストで高性能なネットワークシステムを構築で
きる通信ネットワークの送信方法及び送受信方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のようにする。すなわち、信号伝送レー
トから求まる1ビットの時間幅の概略0.001[%]
以下のパルス幅で信号を伝送する構成とする。また、フ
レーム伝送レートから求まる1フレームの時間幅の概略
0.001[%]以下の長さの信号フレームで信号を伝
送する構成とする。
【0013】そして、さらには、信号パルスの周波数成
分の少なくとも一部に周波数欠落を設けてこれをアドレ
ス情報として利用するようにする。送信するパルス信号
を、信号伝送レートから求まる1ビットの時間幅の概略
0.001[%]以下のパルス幅に処理し、伝送すると
共に、受信側ではこのパルス信号に同期して受信する。
また、送信するパルス信号をフレーム伝送レートから求
まる1フレームの時間幅の概略0.001[%]以下の
長さの信号フレームで伝送すると共に受信側ではこのフ
レーム信号に同期して受信する。
【0014】このようにすると、伝送すべき信号は時系
列中の僅かな期間しか占めないから、複数のユーザが任
意にネットワークに送信して、送信信号がぶつかる確率
が少なくなる。
【0015】このように本発明は、信号伝送レートから
求まる1ビット相当の時間幅の概略0.001[%]以
下のパルス幅で信号を伝送するか、フレーム伝送レート
から求まる時間の概略0.001[%]以下の長さの信
号フレームで信号を伝送することにより、信号同士の衝
突を回避することにある。信号が光であったり、信号を
無線で伝送する際には特に有効である。さらに信号パル
ス光の周波数成分の少なくとも一部に切り欠きを設けて
これをアドレス情報として利用することにより、低コス
トで高性能なネットワークシステムが提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明によれば、信号伝送レート
から決まる時間の概略0.001[%]以下のパルス幅
で信号を伝送するがするが、このことは重要な意味を持
つ。これを以下に説明する。
【0017】 前述のように、従来のネットワークシス
テムでは信号同士がぶつかりやすかったり、信号の衝突
を避けるために全体のシステムを管理する必要がある。
そこで本発のように伝送レートから決まる時間Tより
非常に短いパルス幅tで信号を伝送するようにする。
【0018】図6に、4チャンネルと8チャンネルの場
合に対してそれそれパルス幅に対する信号の衝突確率を
計算した例を示す。図から明らかなように、T/tが1
00000以上、すなわち、t/Tが0.001[%]
以下のパルス幅になると衝突確率は急激に減少すること
がわかる。
【0019】 この構成では複数の送信者が好きなとき
に自分の信号を発信しても時間軸上でパルスが存在する
のは極わずかであるため実質上、信号がぶつかることが
ないのである。そのため個々の送信者全くランダムに
送信することが出来る。このように簡易なシステム構成
であるばかりかデータ伝送速度の劣化もない。
【0020】またフレーム伝送レートから求まる時間の
概略0.001[%]以下の長さの信号フレームで信号
を伝送する場合も同様にしてフレーム同士が衝突するこ
とがほとんどない。
【0021】信号が光である場合は短パルスの発生が容
易でありビットレートも高くできるため更に効果的であ
る。特に最近の技術の進展によりフェムト(10のマイ
ナス15乗)秒台のパルスが容易に発生でき、一部実用
化もされているためこれを信号パルス光として用いるこ
とが出来る。また信号を無線で伝送する場合には衝突検
知機能が不要となる利点がさらに生かされる。
【0022】また本発明によれば信号パルス光の周波数
成分の少なくとも一部に切り欠きを設けてこれをアドレ
ス情報として利用するが、このことも重要な意味を持
つ。簡便なシステム構成では一人の受信者は全ての送信
者が出した信号を受け取ることになるが、アドレス情報
により、自己宛の信号を容易に識別できるからである。
【0023】このように、信号伝送レートから決まる時
間の概略0.001[%]以下のパルス幅で信号を伝送
すること、フレーム伝送レートの概略0.001[%]
以下の長さの信号フレームで信号を伝送すること、信号
パルス光の周波数成分の少なくとも一部に切り欠きを設
けてこれをアドレス情報として利用することが非常に重
要である。
【0024】
【実施例】以下、本発明の詳細について、図示の実施例
によって説明する。 (第1の実施例)図1(a)は本発明の第1の実施例に
係わるネットワーク装置の概略的な構成を示す図であ
り、図1(b),乃至(d)は図1(a)の装置による
信号伝送状態を示す図である。
【0025】図1(a)の構成と作用を説明する。図中
11は光短パルスを発生する光パルス発生装置である。
具体的にはモードロック半導体レーザ素子により発生し
たパルス光を、ファイバ圧縮して光短パルスを得るよう
にしたものである。この場合、光パルス発生装置11か
らは、100[fs]程度の幅を有する光パルスが得ら
れた。
【0026】このような短パルス光発生技術の詳細は、
例えば、文献“「Femtosecond pulse
generation from semicond
uctor lasers using the so
lition−effectcompression
technique」、IEEE J. Sel.To
p.Quantum Electron.、Vol.
1,No.2、P.592−600、1995”に述ぺら
れている。
【0027】光短パルスの発生には、他にもファイバレ
ーザやTi:サフアイヤレーザを用いたものが知られて
おり、この場合は10[fs]の短パルス光も容易に得
られる。
【0028】図1の例の場合、送信者は“A”,
“B”,“C”があるが、これら送信者“A”,
“B”,“C”それぞれに光パルス発生装置11が設け
られている。図中12は入カデータ信号に応じてパルス
光をオンあるいはオフする光変調器である。この光変調
器12としては、例えば、半導体の電界吸収効果を用い
た変調器を用いることができる。光変調器12は各送信
者“A”,“B”,“C”の光パルス発生装置11にそ
れぞれ設けられ、光パルス発生装置11から出力される
光短パルスを変調する。
【0029】こうして送信者“A”,“B”,“C”で
それぞれ信号伝送レートが100[Mbps]となるように
変調をかけた。このときの送信者“A”,“B”,
“C”の伝送信号は、図1(b),(c),(d)の如
くであり、信号パルスと信号パルスの間が十分あいてい
た。伝送レートより周期Tは10[ns] 、信号パルス
幅tは100 [fs] なので、t/Tは0.001
[%]である。
【0030】これらの信号を一括して光伝送路であるフ
ァイバ13aにより、受信者“D”,“E”,“F”の
各受信器14に送信した。各受信者“D”,“E”,
“F”の受信器14内では、受信したい送信者の信号に
同期してフォトダイオードにより光電変換を行い、信号
識別回路によりデータ信号列に戻した。
【0031】その結果、送信者間での送信タイミング調
整を全く行ってないにもかかわらず、信号間の衝突がな
く、良好な伝送ができることがわかった。このように第
1の実施例は、周期Tより十分に短いパルス幅tの光短
パルスを用いると共に、この光短パルスを入力信号(送
信データ入力)で変調し、共用の伝送路に送出して受信
側に送ると共に、受信側では目的の送信者の送信信号に
同期して信号を受信し、復調することで、複数の送信者
がある場合において、送信者間で送信タイミング調整を
全く行っていないにもかかわらず、信号間の衝突がな
く、良好な伝送を行うことができる通信ネットワーク装
置を実現できる。
【0032】(第2の実施例)図2は本発明の第2の実
施例に係わる光ネットワーク装置の信号伝送状態を示す
図である。本実施例が第1の実施例と異なる点は、第1
の実施例のように、“単発の信号を間隔をあけて送信す
る”のではなく、“連続した信号群からなる信号フレー
ムをその間隔を十分あけて送信する”ようにした点であ
る。
【0033】第2の実施例では、例えば、50[fs]
の光パルスを発生した後、このパルスを遅延して足し合
わせることにより光パルス列を作り、1[ps]の信号
フレーム内に最大8個の光パルス列が入るようにした。
【0034】このパルス列には変調をかけてあるので、
いくつかのパルス位置にはパルスが存在しない。この信
号フレームをフレーム伝送レート10[Mbps]で伝送し
たところ、フレーム間の衝突がなく、良好な伝送が確認
できた。
【0035】(第3の実施例)図3は本発明の第3の実
施例に係わる光ネツトワーク装置を示す図である。この
例の場合は、第1の実施例とほぼ同様の設定であるが、
複数の送受信器31が光ファイバによる伝送路13bを
介してリング状に設置されている点が先の例と異なる。
【0036】この場合も、100[Mbps]での良好な伝
送が可能であつた。 (第4の実施例)図4は本発明の第4の実施例に係わる
無線ネットワーク装置を示す図である。この場合は、送
受信器31からの光信号は光ファイバによる伝送路では
なく、空中を伝播して天井40に備え付けた中継局41
に入る。中継局41間は、光ファイバであってもまた、
メタル回線であっても、あるいは無線回線であっても良
い。送信の方式は、第1の実施例の方式、あるいは第2
の実施例の方式のいずれでも良い。
【0037】この場合も信号伝送レート10[Mbps]
で、送信者がそれそれ好きな時間に送信しても、信号間
の衝突無しに良好な伝送ができることがわかった。 (第5の実施例)図5は本発明の第5の実施例に係わる
光ネツトワーク装置を示す図である。ここでは、信号パ
ルスの周波数成分の少なくとも一部に切り欠きを設けて
これをアドレス情報として利用することを特徴としてい
る。
【0038】図5において、51はパルス信号光発生源
であり、このパルス信号光発生源51は、幅100[f
s]の短パルス発生装置と、これに入力データ信号に応
じて変調をかける変調器から構成されている。52はフ
ィルタであり、パルス信号発生源52から発生されたパ
ルスの周波数を一部欠落させる作用を有する。具体的に
は誘電体膜フィルタの他、ブラッグ反射鏡を作り付けた
ファイバ型フィルタを用いることができる。
【0039】100[fs]の光パルスはその逆数であ
る10[THz]程度の周波数広がりを有している。光の
波長が1.5ミクロンの場合、この周波数広がりは10
0[nm]の波長広がりに相当する。フィルタ52によ
りこの波長広がりの例えば10分の1である10nm分
の波長をカットすることができる。カットする周波数の
位置は、フィルタ52の特性に委ねられる。
【0040】そして、カットする周波数位置(図5のI
におけるPpのPf部分)は送信先すなわち受信者
“D”,“E”,“F”別に予め決めておき、受信者側
では自己に固有の周波数位置がカットされた信号の場合
に、自己宛の信号として取り込む構成とすることで、カ
ットされる固有の周波数位置が受信者のアドレスとして
機能させることができる。従って、図には示していない
が送信側では任意の受信者に対して送信できるようにす
るために、フィルタ52もそれ各受信者別のものを備え
ており、フィルタ52の選択によって、送信先を特定で
きる構成としてある。
【0041】従って、送信側では、送信先に合わせて通
過するフィルタ52を選択するようにしてある。53は
光ファイバであり、各送信側から発信されたランダムな
パルス信号Ppを伝送する媒体である。この光ファイバ
53による伝送路にて送信された光信号は、分配されて
各受信者全員に配信される。受信装置の構成は回折格子
54、フォトディテクタ55および56、識別回路57
からなる。受信側において、構成要素の符号にそれぞれ
a,b,cの添え字を付してあるが、これはそれぞれ異
なる受信者の受信器の構成要素であることを示してい
る。すなわち、54a,55a,56a,57aで構成
される受信器、54b、55b、56b、57bで構成
される受信器、54c、55c、56c、57cで構成
される受信器という具合に、それぞれ異なる受信器であ
る。
【0042】回折格子(グレーティング)54は受信し
た光信号を波長別に分けて取り出すものであり、実際に
は波長別に異なる角度方向に受信信号を反射する。フォ
トディテクタ55は欠落周波数成分の検出用であり、フ
ォトディテクタ56はデータ信号検出用である。
【0043】例えば、フォトディテクタ55は受信側の
アドレス対応の欠落周波数成分反射方向位置に配され、
フォトディテクタ56は全ての欠落周波数成分以外の周
波数成分の反射位置のうちの最適な位置に配される。
【0044】このようにフォトディテクタ55,56は
分光位置に合わせて配置してあり、光信号を検出したと
きに、検出信号を出力する。識別回路は57は対応する
フォトディテクタ55,56の出力を識別するものであ
り、フォトディテクタ55からの信号がなく(“0”)
のとき、フォトディテクタ56の出力を受信出力して出
すものである。
【0045】この構成においては、伝送路を伝播されて
届いた光パルスは回折格子54により分波され、それぞ
れの周波数成分は複数のディテクタにより検出される。
ここで各受信者は特定の組み合わせの周波数成分の信号
を受けたときに自分宛の信号パルスがきたものと判断す
る設定としてある。
【0046】すなわち、フォトディテクタ56に何らか
の信号が入ったときにフォトディテクタ55の出力が無
ければ、自己当ての信号であると識別回路57が判断す
る。この場合、送信される光パルスはその一部の周波数
成分を欠落するように、送信側で処理したため、パルス
の裾が乱れるが、この乱れは測定の結果、1[ps]以内
におさまっていた。そのため、実用上、全く問題はな
い。
【0047】このような構成で、10[Mbps]の信号伝
送レートで伝送を行ったところ、全くランダムに送信者
が信号を送っても信号同士が衝突することがほとんどな
く、しかも、自己宛ての信号のみを各受信者が取り出す
ことが可能であった。
【0048】本実施例では周波数の切り欠きを1つだけ
設けるようにしたが、これを複数設け、その組み合わせ
をアドレス情報として用いるようにしても、もちろん良
い。以上、本発明は、信号伝送レートから求まる1ビッ
トの時間幅の概略0.001[%]以下のパルス幅で信
号を伝送する構成としたものである。また、フレーム伝
送レートから求まる1フレームの時間幅の概略0.00
1[%]以下の長さの信号フレームで信号を伝送する構
成としたものである。
【0049】そして、さらには、信号パルスの周波数成
分の少なくとも一部に周波数欠落を設けてこれをアドレ
ス情報として利用するようにしたものである。そして、
本発明は、送信するパルス信号を、信号伝送レートから
求まる1ビットの時間幅の概略0.001[%]以下の
パルス幅に処理し、伝送すると共に、受信側ではこのパ
ルス信号に同期して受信する。また、送信するパルス信
号をフレーム伝送レートから求まる1フレームの時間幅
の概略0.001[%]以下の長さの信号フレームで伝
送すると共に受信側ではこのフレーム信号に同期して受
信する。このようにすることで、伝送すべき信号は時系
列中の僅かな期間しか占めないから、複数のユーザが任
意にネットワークに送信して、送信信号がぶつかる確率
が少なくなることを利用した。
【0050】このように本発明は、信号伝送レートから
求まる1ビット相当の時間幅の概略0.001[%]以
下のパルス幅で信号を伝送するか、フレーム伝送レート
から求まる時間の概略0.001[%]以下の長さの信
号フレームで信号を伝送することにより、信号同士の衝
突を回避することにある。信号が光であったり、信号を
無線で伝送する際には特に有効である。さらに信号パル
ス光の周波数成分の少なくとも一部に切り欠きを設けて
これをアドレス情報として利用することにより、低コス
トで高性能なネットワークシステムが提供できる。
【0051】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば、上述の実施例では伝送レート
を毎秒100[Mbps]あるいは10[Mbps]としたが、
t/Tが0.001[%]以下を満たす範囲内で、他の
レートを用いても良い。その他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で、種々変形して実施することができる。゜
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来得られなかった光ネットワーク装置を簡便な方法で実
現できる。その結果、高性能な光ネットワークを低コス
トで得られるのみならず、その信頼性は高く、本発明の
有用性は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる光ネットワーク装置
と信号伝送状態を示す図。
【図2】本発明の第2の実施例に係わる光ネットワーク
装置の信号伝送状態を示す図。
【図3】本発明の第3の実施例に係わる光ネットワーク
装置を示す図。
【図4】本発明の第4の実施例に係わる無線ネットワー
ク装置を示す図。
【図5】本発明の第5の実施例に係わる光ネットワーク
装置を示す図。
【図6】信号パルスの時間幅に対して信号同士が衝突す
る確率を示す図。
【図7】従来の信号伝送状態の例を示す図。
【符号の説明】
11…パルス光発生装置 12…変調器 13…光フアイバ 14…受信器 31…送受信器 51…パルス信号光発生源 52…フィルタ 53…光ファイバ 54…回折格子 55…フォトディテクタ 56…フォトディテクタ 57…識別回路。 40…天井 41…中継局。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00 - 12/66 H04B 9/00 H04L 25/00 - 25/66 H04L 5/22 - 5/26 H04J 3/00 - 3/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号伝送レートから求まる1ビットの時間
    幅の概略0.001[%]以下のパルス幅で信号を送信
    することを特徴とする通信ネットワークの送信方法
  2. 【請求項2】フレーム伝送レートから求まる1フレーム
    の時間幅の概略0.001[%]以下の長さの信号フレ
    ームで信号を送信することを特徴とする通信ネットワー
    の送信方法
  3. 【請求項3】信号パルスの周波数成分の少なくとも一部
    に周波数欠落を設けてこれをアドレス情報として利用す
    ることを特徴とする請求項1または2いずれか記載の通
    信ネットワークの送信方法
  4. 【請求項4】送信するパルス信号を、信号伝送レートか
    ら求まる1ビットの時間幅の概略0.001[%]以下
    のパルス幅に処理して送信すると共に、受信側ではこの
    パルス信号に同期して受信することを特徴とする通信ネ
    ットワークの送受信方法。
  5. 【請求項5】送信するパルス信号をフレーム伝送レート
    から求まる1フレームの時間幅の概略0.001[%]
    以下の長さの信号フレームで送信すると共に受信側で
    はこのフレーム信号に同期して受信することを特徴とす
    る通信ネットワークの送受信方法。
  6. 【請求項6】信号パルスの周波数成分の少なくとも一部
    に受信側固有の周波数欠落を形成して送信し、受信側は
    受信した信号パルスの周波数成分を弁別して自己に固有
    の周波数欠落の存在を以て自己に対する信号と認識する
    ことを特徴とする請求項4または5いずれか記載の通信
    ネットワークの送受信方法。
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