JP3503037B2 - ゼラチンカプセルの製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置 - Google Patents

ゼラチンカプセルの製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置

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JP3503037B2 JP33931794A JP33931794A JP3503037B2 JP 3503037 B2 JP3503037 B2 JP 3503037B2 JP 33931794 A JP33931794 A JP 33931794A JP 33931794 A JP33931794 A JP 33931794A JP 3503037 B2 JP3503037 B2 JP 3503037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明はゼラチンカプセルの製造
装置におけるシート成形部において成形されたゼラチン
シートが所定の厚さの範囲内にあるか否かを検知し、当
該範囲を逸脱した場合に生ずる製品不良を未然に防止す
るのに使用されるゼラチンカプセルの製造装置における
ゼラチンシートの厚さ監視装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】液状の薬剤や栄養剤等(以下本明細書中
ではこれらを原液と称する)を柔軟なゼラチンによって
カプセル状に包み、服用しやすくした各種のゼラチンカ
プセルが市販されている。このようなゼラチンカプセル
の製造にあたっては溶融したゼラチンをまずシート状に
成形し、このシート状に成形されたゼラチンシートを一
対のダイロール間に拝み合わせ状態に送り込み、その間
に上方から原液を供給しダイロールにおける成形突起の
作用によって原液を内包したカプセルを成形しているも
のである。
【0003】そして本出願人は、このようにしてゼラチ
ンカプセルを製造するゼラチンカプセルの製造装置に関
し、冷却ドラムの冷却コストの低減及び冷却風に混入す
る雑菌の排除を目的として「ゼラチンカプセルの製造装
置におけるゼラチンシート成型装置」(特公平5−88
143号:特許第1876976号)の出願に及び、特
許取得に至っている。また本出願人はゼラチンシートの
厚さ調整及びダイロールの圧接状態の調整の容易化を図
り、生産を開始するまでの準備段階において生じていた
当該調整に起因する材料の無駄を低減させることを目的
として「ゼラチンカプセルの製造装置における調整装
置」(特公平5−88144号:特許第1876977
号)の出願に及び、特許取得に至っている。
【0004】更に本出願人はダイロール用掻取ブラシ及
びブランクシート用掻取ブラシをダイロールとは別個に
調整、点検できるようにすることを目的として「ゼラチ
ンカプセルの製造装置におけるカプセル取出装置」(特
公平5−88145号:特許第1876978号)の出
願に及び、特許取得に至っており、これらによって従来
のゼラチンカプセルの製造装置が抱えていた種々の問題
点を解決し、更に使いやすく実情に即したゼラチンカプ
セルの製造装置の提供に寄与しているのである。
【0005】しかしながらこのようなゼラチンカプセル
の製造装置にあっても更に以下述べるような問題点が生
じており、この点において改良の余地が残されていた。
すなわち一般には、この種のゼラチンカプセルに使用さ
れるゼラチンシートの厚さは、0.8mm前後が望まし
いわけであるが、ゼラチンタンク内に収容される溶融状
態のゼラチンは、経時的にその性状(例えば温度、粘度
等)を変化させる。従ってゼラチンシートの厚さを設定
する調整堰板の高さを一定にしておいても前記ゼラチン
の性状の変化によってゼラチンシートの厚さは微妙に変
化する。
【0006】そこで現状では作業者が定時的(例えば1
時間毎)に厚さゲージによりゼラチンシートの厚さを測
定し、前記調整堰板の高さ調整を行うことで製品の品質
維持を図っていた。しかしこのような作業は、作業者に
とっては非常に煩わしい作業であり、当該作業の欠落が
そのまま製品不良に結び付くことから、当該作業の欠落
を防止し、作業者の負担を軽減する何らかの対策が望ま
れていた。
【0007】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景の
認識の上に立って案出されたものであって、従来人手に
よって行っていたゼラチンシートの厚さ計測作業を自動
化することにより、ゼラチンシートの厚さ監視作業の煩
わしさを排除するとともに製品不良の発生を未然に防止
するようにした新規なゼラチンカプセルの製造装置にお
けるゼラチンシートの厚さ監視装置の開発を試みたもの
である。
【0008】
【発明の構成】
【目的達成の手段】すなわち請求項記載のゼラチンカ
プセルの製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装
置は、一対のダイロール間に二枚のゼラチンシートを供
給し、その上方から原液を供給し、ダイロールにおける
成形突起の作用により原液を内包したゼラチンカプセル
を成形する装置において、前記装置はシート成形部とカ
プセル成形部とを具えて成り、これらシート成形部とカ
プセル成形部との間には、移送途中のゼラチンシートの
厚さを計測する厚さセンサが設けられるとともに、前記
シート成形部におけるスプレダーボックスには溶融状態
のゼラチンの吐出量を自動調整する吐出量調整機構が設
けられるものであり、また前記スプレダーボックスは、
直接溶融状態のゼラチンに作用し、ゼラチンシートの厚
さを設定する調整堰板と、回転方向の運動を直線方向の
運動に変換することで前記調整堰板の高さ方向の位置制
御をする調整ロッドとを具えて成り、前記吐出量調整機
構は、この調整ロッドに対し設けられるとともに、少な
くとも前記調整ロッドを回転駆動する吐出量調整モータ
と、この吐出量調整モータの出力軸と前記調整ロッドと
の接続及び離脱を切り替えるクラッチとを具えることに
より構成され、ゼラチンシートの厚さ計測からゼラチン
の吐出量調整までを自動的に行えるようにしたことを特
徴として成るものである。
【0009】また請求項記載のゼラチンカプセルの製
造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、前記
要件に加え、前記厚さセンサは、シート成形部とカプセ
ル成形部との間に配置される反転ガイド近傍に設けられ
ることを特徴として成るものである。
【0010】更にまた請求項記載のゼラチンカプセル
の製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、
前記要件に加え、前記厚さセンサは、接触式変位センサ
であることを特徴として成るものである。
【0011】更にまた請求項記載のゼラチンカプセル
の製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、
前記要件に加え、一対のダイロール間に二枚のゼラチン
シートを供給し、その上方から原液を供給し、ダイロー
ルにおける成形突起の作用により原液を内包したゼラチ
ンカプセルを成形する装置において、前記装置はシート
成形部とカプセル成形部とを具えて成り、これらシート
成形部とカプセル成形部との間には、移送途中のゼラチ
ンシートの厚さを計測する厚さセンサが設けられるとと
もに、前記装置の適宜の部位にはゼラチンシートの厚さ
が所定の範囲を逸脱していることを知らせる告知手段が
設けられ、なお且つ前記シート成形部におけるスプレダ
ーボックスには、溶融状態のゼラチンの吐出量を自動調
整する吐出量調整機構が設けられるものであり、また前
記スプレダーボックスは、直接溶融状態のゼラチンに作
用し、ゼラチンシートの厚さを設定する調整堰板と、回
転方向の運動を直線方向の運動に変換することで前記調
整堰板の高さ方向の位置制御をする調整ロッドとを具え
て成り、前記吐出量調整機構は、この調整ロッドに対し
設けられるとともに、少なくとも前記調整ロッドを回転
駆動する吐出量調整モータと、この吐出量調整モータの
出力軸と前記調整ロッドとの接続及び離脱を切り替える
クラッチとを具えることにより構成され、ゼラチンシー
トの厚さ計測からゼラチンの吐出量調整までを自動的に
行えるようにしたことを特徴として成るものである。
【0012】
【発明の作用】すなわち請求項記載のゼラチンカプセ
ルの製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置
は、シート成形部とカプセル成形部との間にゼラチンシ
ートの厚さを計測する厚さセンサを設けるとともに、前
記シート成形部におけるスプレダーボックスにゼラチン
の吐出量を自動調整する吐出量調整機構を設けるという
構成をとる。これにより従来人手によって行っていたゼ
ラチンシートの厚さ計測作業の自動化が可能となり、作
業者の負担が軽減されるほか、ゼラチンシートの厚さが
所定の範囲を逸脱している場合のゼラチンの吐出量の調
整作業の自動化も併せて行われるようになり、これに関
する作業者の負担は一掃される。
【0013】また請求項2記載のゼラチンカプセルの製
造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、前記
厚さセンサを反転ガイド近傍に設けるという構成をと
る。これによりゼラチンシート表面に比較的油分が付着
していない状態でゼラチンシートの厚さを計測すること
が可能となり、計測精度の向上と計測の安定化が達成さ
れる。
【0014】更に請求項3記載のゼラチンカプセルの製
造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、前記
厚さセンサを接触式変位センサとする構成をとる。これ
により本発明が適用されるオイルミストの飛散する環境
下にあっても常に安定した計測が行われる。
【0015】更にまた請求項記載のゼラチンカプセル
の製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、
シート成形部とカプセル成形部との間にゼラチンシート
の厚さを計測する厚さセンサを設けるとともに、前記装
置の適宜の部位に告知手段を設け、なお且つ前記シート
成形部におけるスプレダーボックスにゼラチンの吐出量
を自動調整する吐出量調整機構を設けるという構成をと
る。これにより従来人手によって行っていたゼラチンシ
ートの厚さ計測作業の自動化及びゼラチンの吐出量調整
作業の自動化が図られるほか、ゼラチンシートの厚さが
所定の範囲を逸脱している場合の作業者への伝達も円滑
に行われる。
【0016】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。本発明は以下述べるゼラチンカプセルの製
造装置1に組み込まれて構成されるものであり、以下こ
れらの装置について詳細に説明する。このゼラチンカプ
セルの製造装置1は大別してシート成形部2とカプセル
成形部3とより成るものであり、これらの部材がフレー
ムFに対し組み付けられて構成されている。
【0017】まずシート成形部2について説明すると、
前記カプセル成形部3には二枚のゼラチンシートSが拝
み合わせ状態に供給され、カプセル成形部3において一
例として紡錘状に成形されるものであるから、それに伴
いその前後のシート成形部2はフレームFの左右に一対
対設される。
【0018】しかしながらこのような構成に必ずしも限
定するものではなく例えば一基のシート成形部2によっ
てゼラチンシートSを形成し、これをカプセル成形部3
に至らせる間に二枚に切断し、対向的に供給するなど適
宜の手法が取り得る。
【0019】まず前記シート成形部2の上方にはゼラチ
ンタンク5を設けるものである。このものは溶融したゼ
ラチンを収納するものであって、本実施例は比較的少量
生産する場合あるいは実験的に製造する場合等に適した
比較的コンパクトな装置であるから、ゼラチンタンク5
にゼラチンを供給した状態でも充分実用的な使用が可能
であるが、更に量産に適するようにする場合にはこのゼ
ラチンタンク5に代え、適宜供給自在なゼラチンホッパ
等を加工場の上方にホイストクレーン等で吊持しゼラチ
ンを供給するようにしてもよい。
【0020】このゼラチンタンク5からは供給ホース6
が下方に引き出され、その途中にバルブ7を具えるもの
である。なおゼラチンタンク5内にはゼラチンの溶融状
態を確保するためにヒータ8を設ける。このようなゼラ
チンタンク5の供給ホース6から供給されるゼラチンは
その下方のスプレダーボックス10に供給されるもので
あって、以下このスプレダーボックス10について詳細
に説明する。
【0021】このものは図4〜7等に示すように側面形
状をほぼ楔状としたものであって、本体11とその前面
に可動状態に取り付けられた調整堰板12とより成り、
本体11は固定ブラケット13によってフレームFに対
し固定されるように構成されている。そしてこの本体1
1内にはフロートバルブ14を設ける。このものは常法
に従いフロートと、供給ホース6の接続端部との間に設
けられるバルブとより成るものであり、スプレダーボッ
クス10内に充分なゼラチンが供給された際にフロート
バルブ14におけるフロートが上昇しバルブを閉鎖し、
常時スプレダーボックス10内に一定量のゼラチンが貯
留されるように図るものである。
【0022】なおこのような本体11と調整堰板12と
にはそれぞれゼラチンの溶融状態を確保するためのヒー
タ15が設けられる。そしてこのような本体11の下端
部には調整堰板12の下端との間にスリット状の吐出孔
16が形成され、ここからスプレダーボックス10内の
溶融したゼラチンが吐出される。
【0023】次にこの調整堰板12の開口調整機構等に
ついて説明する。まず符号18は周囲にネジ山を形成し
た調整ロッドであって、このものは調整堰板12に対し
一体に取り付けられたメネジ部19に対し螺合している
ものである。そして調整ロッド18の上方の端部にはこ
れを回転させるためのダイヤル20が設けられるととも
に、その下端部は当接端部21を形成し本体11側に固
定されている基準端22と当接状態を保っている。
【0024】なお符号23はセットスプリングであっ
て、調整堰板12側を常時下方に押圧する作用を行う。
また符号24は本体11側に形成されたロッドガイドで
ある。このような調整堰板12と本体11との間にはそ
の調整状態を目視し得るようにダイヤルゲージ26を設
けるものであって、このダイヤルゲージ26はその本体
部がスプレダーボックス10の本体11側に取り付けら
れ、一方ダイヤルゲージ26のプランジャ27が調整堰
板12と一体に動く検出用突部28に当接している。
【0025】従ってダイヤルゲージ26は例えば吐出孔
16を全閉状態あるいは最も使用頻度の高い開口状態
等、適宜基準となる位置を0調整した場合に、その開口
状態あるいは全閉状態を一定の数値として表すように構
成されている。
【0026】因みにこの実施例ではゼラチンの吐出量は
極めて微妙な調整が必要とされるため、調整堰板12の
わずかな傾きも許されないから、調整堰板12の左右に
それぞれダイヤルゲージ26を設けるものであるが、こ
のような調整堰板12の傾斜が殆ど生じない機構であっ
たりあるいはたとえ生じたとしてもその程度は問題とな
らない場合の調節にあたっては、ダイヤルゲージ26や
調整ロッド18を一基のみ中心部に設けるような調整と
してももとより差し支えない。
【0027】このようなスプレダーボックス10の下方
には冷却ドラム30を臨ませるものであって、このもの
は図4、8等に示すように軸31においてフレームFに
回転自在に支承され適宜のモータによって駆動されるも
のである。そしてこの軸31に対しては冷却媒体の供給
手段が形成されるものであって、符号32は冷却媒体供
給ホース、33は冷却媒体回収ホースである。これらの
ホースはカップリング34に接続され、このものが軸3
1に対して外嵌めされ冷却媒体の供給や回収を行うこと
ができるように構成されている。
【0028】そして軸31の各開口からは冷却媒体吐出
管35と冷却媒体回収管36とが冷却ドラム30内に延
長形成されるものである。そしてこのような冷却媒体は
冷凍機ユニット38より供給あるいは回収されるもので
ある。なお冷凍機ユニット38については一般の冷凍機
ユニットを適用し得るので詳細な説明は省略する。
【0029】以上述べたような装置がシート成形部2と
なるものでありこの後段、すなわちゼラチンシートSが
供給されてゆく側にカプセル成形部3が設けられるもの
であり、その間を中継するようにフィードロール40と
反転ガイド41が形成される。すなわち冷却ドラム30
を巡って冷却されてきたゼラチンシートSは複数のフィ
ードロール40の間をジグザグ状に通過しながら反転ガ
イド41に至りカプセル成形部3に投入される。
【0030】そして反転ガイド41の近傍には、反転ガ
イド41を通過するゼラチシートSの厚さを計測する本
発明の特徴的構成部材である厚さセンサ410が設けら
れる。この厚さセンサ410としては、一例として図9
に示すような測定ストローク1〜2mm程度、測定力
0.01N〜1.10N程度の接触式変位センサが使用
できる。因みに本発明では厚さセンサ410をオイルミ
スト下の環境で使用するため、このような環境下でも常
に安定した計測が行われるよう接触式変位センサを使用
している。従って防水性、防塵性に優れた構造であれば
更に好ましい。
【0031】そしてこのような厚さセンサ410の側面
方向から見た配設態様としては、図9(a)に示すよう
に厚さセンサ410を二基使用し、これらをゼラチンシ
ートSの上下に一基ずつ配設する態様としたり、図9
(b)に示すように計測基準面を設定する支承板411
をゼラチンシートSの下方に配し、一方、この支承板4
11に対向する位置のゼラチンシートSの上方に厚さセ
ンサ410を一基配設する等、種々の配設態様とするこ
とができる。またこのようにして組み合わせて使用され
る厚さセンサ410の平面方向から見た配設態様として
はゼラチンシートSの左右両端部の厚さを計測するよう
ゼラチンシートSの左右両端部近傍に二組配設する態様
とすることもできるし、これに加え、その中間の一点ま
たは複数点の計測をも併せて行えるように更に多くの厚
さセンサ410の組を配設する態様とすることもできる
し、ゼラチンシートSの幅方向の中間点が当該ゼラチン
シートSの厚さを代表する場合には、当該中間点近傍の
みに厚さセンサ410の組を配設する態様とすることも
できる。更に厚さセンサ410を設ける部位としては、
正確な厚さ計測ができるよう、オイルの付着の少ない上
述した反転ガイド41の近傍、具体的にはゼラチンシー
トSがフィードロール40から出て反転ガイド41に至
り、その表面に付着するオイルが掻き取られた後であっ
て、後述するダイロール44に供給されるまでの間が好
ましい。
【0032】そしてこのような厚さセンサ410によっ
て計測された測定値に基づき、この測定値が所定の厚さ
の範囲内にあるか否かの判断が行われ、当該測定値が上
記範囲を逸脱するものであるときは、例えば警報ブザー
またはパイロットランプから成る告知手段412によっ
て作業者に知らされる。その後、ダイヤル20操作
よって、調整堰板12の高さを可変することで吐出孔1
6の開口面積調整される
【0033】またダイヤル20を具える調整ロッド18
には、図4〜6等に示すように吐出量調整機構413を
適用するものである。この吐出量調整機構413は、ク
ラッチ414と吐出量調整モータ415とを少なくとも
具えて成る。なお、吐出量調整モータ415としては、
正逆転自在のパルスモータが一例として使用でき、更に
細かい調整が必要な場合には適宜の減速機を接続する。
【0034】また調整ロッド18に吐出量調整モータ4
15を接続する態様としては、調整ロッド18に直接吐
出量調整モータ415の出力軸を接続する態様とするこ
ともできるし、ウォームギヤ等、適宜の伝達機構を介し
て間接的に接続する態様とすることも可能である。なお
本明細書においては、上記厚さセンサ410に対し吐出
量調整機構413、または告知手段412及び吐出量調
整機構413の双方を付加したものを厚さ監視装置41
6と定義する。
【0035】次にカプセル成形部3について図10、1
1、16等に従って説明する。まず符号42はカプセル
成形部3の主要部材であるダイヘッドであって、このも
のはダイロールフレーム43に対し一対のダイロール4
4を設けて成る。なお一対のダイロール44は一方が固
定され、他方がこの固定されたダイロール44に対し接
近自在に構成されるものであって、両者を区別して説明
する必要がある場合には一方を固定側ダイロール44
a、他方を可調側ダイロール44bとして説明する。
【0036】この各ダイロール44にはその表面に適宜
の成形突起45が形成されるものであって、例えばほぼ
紡錘状をしたゼラチンカプセルAを形成する場合には中
央部が凹陥した長円状の形状を有するものである。次に
このダイロール44の接触圧力の調整機構について説明
すると、可調側ダイロール44bの軸受部46はダイロ
ールフレーム43に対して他の固定側ダイロール44a
側に摺動自在に形成されているものであって、この軸受
部46に対して押圧用の前後一対の板バネ47、48が
作用するように構成されている。
【0037】すなわち一対の板バネ47、48は中央が
突出した中央接触部49によって互いに接触しあい、且
つ軸受部46に近い側の板バネ47はその両端を軸受部
46に接触させることにより軸受部46を固定側ダイロ
ール44a側に押し込むように作用している。
【0038】そして他方の板バネ48の両端には調整プ
ッシュロッド51が当接するものであって、この調整プ
ッシュロッド51はダイロールフレーム43に対し螺合
するように構成されており、その操作端に調整ダイヤル
52をを有しこの調整プッシュロッド51の捻じ込みを
きつくした場合により強い接触圧が得られるように構成
する。そしてこの接触圧は押圧力ゲージ53によって数
値的に検出されるように構成されている。
【0039】また固定側ダイロール44aと可調側ダイ
ロール44bとの圧接力を計測する例えばロードセル等
を利用した圧力センサ440を設けるようにすることも
可能である。因みに圧力センサ440としてロードセル
を使用した場合には、ロードセルのタイプによって当該
ロードセルに撓み方向に力が作用するように配したり、
圧縮方向に力が作用するように配する等、種々の配設態
様をとることができる。そしてこのような圧力センサ4
40を設けた場合には、その測定値が所定の圧力の範囲
内にあるか否かの判断が行われ、当該測定値が上記範囲
を逸脱する場合には、前記厚さ監視装置416における
告知手段412を利用し、この告知手段412によって
作業者に知らされる。そして作業者は押圧力ゲージ53
を見ながら調整ダイヤル52を操作し、板バネ47、4
8による押圧力の調整をする。
【0040】また調整ダイヤル52を具える調整プッシ
ュロッド51には、図10、11に示すように、前記吐
出量調整機構413と同様の構成の押圧力調整機構44
0aを適用することも可能である。またこの場合には前
記圧力センサ440により計測した測定値と、あらかじ
め定められる所定の圧接量とを比較調整し、一対のダイ
ロール44間の圧接力を理想的な値に調整するようフィ
ードバック制御を採用することも可能である。なお図1
0、11に示す実施例にあっては、調整プッシュロッド
51の軸上に押圧力ゲージ53を設ける構成としている
から、調整プッシュロッド51に対し適宜の伝達部材を
介し、別軸に設けた押圧力調整機構440aから上記調
整プッシュロッド51に回転を伝達するようにしてい
る。
【0041】更に前記一対のダイロール44を含むカプ
セル成形部3には、ダイロール44の周方向の位置ズレ
の発生を検知する位置ズレ検出機構441が設けられ
る。位置ズレ検出機構441としては一例として図12
に示すようにダイロール44の周面に鉄、ニッケル等の
強磁性体から成る磁性片442を付設し、一方このダイ
ロール44の周面に対し若干の隙間を隔てて磁気センサ
443を設け、これらの磁性片442との磁気センサ4
43とを具えることにより位置ズレ検出機構441を構
成する。因みに本実施例において磁気センサ443を使
用したのは、オイルの付着する使用環境を考えた場合、
光学式センサを使用するよりも安定した測定値が得られ
るからである。従ってシールド性に優れる耐油構造の磁
気センサ443が好適である。
【0042】またゼラチンカプセルの製造装置1におけ
る適宜の部位には、前記位置ズレ検出機構441により
検知された位置ズレの発生を作業者に知らせる告知手段
444が設けられる。この告知手段444の構成は、前
記厚さ監視装置416における告知手段412と同様の
ものであり、この告知手段412と共用できるときは、
告知手段444を別途設けることなく図1に示すよう
に、この告知手段412を使用するようにすることも可
能である。
【0043】更にカプセル成形部3には、ダイロール4
4の周方向に生ずる位置ズレの方向及び位置ズレの量を
計測する位置ズレ計測機構445を設けるとともに、こ
の位置ズレ計測機構445により計測された測定値を基
にダイロール44の周方向の位置ズレを修正する位置ズ
レ修正機構446を設けることも可能である。このうち
位置ズレ計測機構445は、ダイロール44の回転軸4
47に対して設けられるロータリーエンコーダによって
一例として構成されるが、前記位置ズレ検出機構441
において計測機構を具え、上記計測をも併せて行える場
合には、必ずしもこのような位置ズレ計測機構445は
必要ない。
【0044】一方、位置ズレ修正機構446は、図1
3、14に示すようにダイロール44の回転軸447に
対し外嵌めされ、ロック機構448によってその回転方
向への移動を許容または規制されるギヤブロック449
と、このギヤブロック449に対して設けられる弧状ラ
ック450に噛み合うピニオンギヤ451を一端に具え
て成る調整軸452と、この調整軸452に対し回転を
伝える位置ズレ修正モータ453とを具えることによっ
て構成される。
【0045】すなわち回転軸447の一方の端部には、
ダイロール44が常時固定状態に設けられ、回転軸44
7の他方の端部にはギヤブロック449が固定状態と可
動状態とに切替自在に設けられる。ギヤブロック449
は並設されるもう一つのダイロール44における回転軸
447に対し、逆方向の回転を伝えるギヤブロック本体
449aと、回転軸447との接続部位である固定部4
49bとから成っている。そしてこの固定部449bに
は一例として二カ所、円弧状に長穴449cが形成され
ており、この長穴449cに対し、前記ロック機構44
8が設けられるものであって、図13に示す実施例にあ
っては、回転軸447の端面に刻設したメネジ部447
aに螺合する固定ボルト449dと、この固定ボルト4
49dの締付部材であるドライバーユニット449eと
によりロック機構448を構成している。なおロック機
構448の他の構成として、図15に示すようなプラン
ジャ448aを使用したロック機構448を採用するこ
とも可能である。
【0046】またギヤブロック本体449aには円環形
状または扇形状の弧状ラック450が固定状態に設けら
れるものであって、この弧状ラック450に噛み合うピ
ニオンギヤ451を一端に具え、前記固定部449bに
対し回転自在に支持される調整軸452は固定部449
bに対して設けられる。そしてこの調整軸452に対し
ては図13、14に示すような手動調整用の調整ノブ4
54が設けられるほか、クラッチ455を介して自動調
整用の位置ズレ修正モータ453が設けられる。なおク
ラッチ455及び位置ズレ修正モータ453の構成、接
続態様は前記厚さ監視装置416におけるクラッチ41
4及び吐出量調整モータ415の構成、接続態様が踏襲
できる。
【0047】そしてカプセル成形部3に対し少なくとも
位置ズレ検出機構441が具えられ、更にこれに告知手
段444を付加したもの、この告知手段444に代えて
位置ズレ計測機構445及び位置ズレ修正機構446を
付加したもの、あるいは告知手段444とともに位置ズ
レ計測機構445及び位置ズレ修正機構446を付加し
たものが、位置ズレ監視装置456となるのである。
【0048】次に原液供給装置55について説明する
と、このものはまずその最上部に原液ホッパ56を設
け、この内部に原液Lを貯留する。そしてその下方には
ポンプユニット57を設けるものであって、これは適宜
のプランジャポンプ等が多数組み合わされ、複数の経路
から所定のタイミングで原液Lを送り出し、デリバリー
パイプ58から原液ノズル59に至らせ吐出するように
構成する。なおこの原液ノズル59は図16に示すよう
にその先端がダイロール44の間に充分に入り込むよう
に突出した形状を有するものである。
【0049】次にダイロール44の下方に設けられる製
品たるゼラチンカプセルAの取り出し等に寄与する各部
材について説明する。まず符号61はゼラチンカプセル
Aの取出トラフであって、ダイロール44の下方から装
置前面に引き出されるように構成されている。
【0050】そしてダイロール44にはそれぞれダイロ
ール44の成形突起45の間に食い込んだままのゼラチ
ンカプセルAを取り出すためのダイロール用掻取ブラシ
63を接触させるようにする。更にゼラチンカプセルA
はゼラチンカプセルAが打ち抜かれたブランクシート
S′にも残留することが予想され、このブランクシート
S′からゼラチンカプセルAを取り外すブランクシート
用掻取ブラシ64をブランクシートS′を両側から挟む
ように対設する。
【0051】そして更にその下方にはブランクシート
S′を積極的に下方に引き込むブランクシート送りロー
ル65を設ける。そして本装置にあってはこのダイロー
ル用掻取ブラシ63とブランクシート用掻取ブラシ64
及びブランクシート送りロール65については他の駆動
系統とは別系統に駆動している。なおこの駆動系統につ
いての詳細はここでは省略し、前記特公平5−8814
5号(特許第1876978号)中の記載を参照された
い。
【0052】次にこのようにして成るゼラチンカプセル
の製造装置1における本発明の厚さ監視装置416及び
位置ズレ監視装置456の作動状態について説明する。
なおゼラチンカプセルの製造装置1全体の作動状態の説
明もここでは省略し、前記特公平5−88145号(特
許第1876978号)中の記載を参照されたい。 (i)厚さ監視装置の作動状態 シート成形部2によって成形されたゼラチンシートSは
フィードロール40を経て、反転ガイド41に至り、カ
プセル成形部3に送られる。そして反転ガイド41を通
過するに際し、その近傍において一例としてゼラチンシ
ートSの上下に配置される厚さセンサ410によって、
ゼラチンシートSの厚さが定時的に計測される。
【0053】そして計測した測定値が所定の範囲内にあ
る場合には、そのまま現行の条件でゼラチンシートSの
成形を行い、当該測定値が所定の範囲内を逸脱する場合
には、告知手段412を作動して作業者に当該事実を知
らせ次いで、吐出量調整機構413におけるクラッ
チ414を連結し、吐出量調整モータ415と調整ロッ
ド18とを接続状態とし、その後、吐出量調整モータ4
15を作動させて調整堰板12を上下動させて吐出孔1
6の開口面積を増減させてゼラチンの吐出量を調整す
る。
【0054】(ii) 位置ズレ監視装置の作動状態 このようにして所定の厚さに成形されたゼラチンシート
Sは、一対のダイロール44の間に左右から二枚供給さ
れ、上方から原液Lを注入した後、ダイロール44にお
ける成形突起45の作用によりゼラチンカプセルAに成
形される。そして位置ズレ検出機構441によりダイロ
ール44の周方向の位置ズレの発生が検知されると告知
手段412が作動し、作業者に当該位置ズレの発生を知
らせ、調整ノブ454による手動調整を促す。なおこの
ときクラッチ455の接続を解除し、位置ズレ修正モー
タ453と調整軸452との連絡は断っておく。
【0055】一方、位置ズレ計測機構445及び位置ズ
レ修正機構446が設けられている場合には、前記クラ
ッチ455を連結し、位置ズレ修正モータ453と調整
軸452とを接続状態とする。そしてロック機構448
におけるドライバーユニット449eを作動させて固定
ボルト449dを緩め、回転軸447とギヤブロック4
49との接続を解除する。次いで位置ズレ修正モータ4
53を作動させて、例えばロータリーエンコーダから成
る位置ズレ計測機構445により計測した測定値(位置
ズレの方向、量)に従い、調整軸452を回転させ、そ
の先端に設けられるピニオンギヤ451及びこれに噛み
合う弧状ラック450を介してギヤブロック本体449
aを所定の角度だけ回転させる。そして再びドライバー
ユニット449eを作動させ、固定ボルト449dを締
め付け、再び回転軸447とギヤブロック449とを固
定状態とする。
【0056】
【発明の効果】本発明のゼラチンカプセルの製造装置に
おけるゼラチンシートの厚さ監視装置は以上述べたよう
な構成を有することにより成るものであって、このよう
な構成を有することによって以下述べるような種々の効
果が発揮される。すなわち請求項記載のゼラチンカプ
セルの製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置
は、シート成形部2とカプセル成形部3との間にゼラチ
ンシートSの厚さを計測する厚さセンサ410を設ける
とともに、前記シート成形部2におけるスプレダーボッ
クス10にゼラチンの吐出量を自動調整する吐出量調整
機構413を設けるという構成をとる。これにより従来
人手によって行っていたゼラチンシートSの厚さ計測作
業の自動化が可能となり、作業者の負担が軽減されるほ
か、ゼラチンシートSの厚さが所定の範囲を逸脱してい
る場合のゼラチンの吐出量の調整作業の自動化も併せて
行われるようになり、これに関する作業者の負担は一掃
される。
【0057】また請求項2記載のゼラチンカプセルの製
造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、前記
厚さセンサ410を反転ガイド41近傍に設けるという
構成をとる。これによりゼラチンシートS表面に比較的
油分が付着していない状態でゼラチンシートSの厚さを
計測することが可能となり、計測精度の向上と計測の安
定化が達成される。
【0058】更に請求項3記載のゼラチンカプセルの製
造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、前記
厚さセンサ410を接触式変位センサとする構成をと
る。これにより本発明が適用されるオイルミストの飛散
する環境下にあっても常に安定した計測が行われる。
【0059】更にまた請求項記載のゼラチンカプセル
の製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置は、
シート成形部2とカプセル成形部3との間にゼラチンシ
ートの厚さを計測する厚さセンサ410を設けるととも
に、前記装置の適宜の部位に告知手段412を設け、な
お且つ前記シート成形部2におけるスプレダーボックス
10にゼラチンの吐出量を自動調整する吐出量調整機構
413を設けるという構成をとる。これにより従来人手
によって行っていたゼラチンシートSの厚さ計測作業の
自動化及びゼラチンの吐出量調整作業の自動化が図られ
るほか、ゼラチンシートSの厚さが所定の範囲を逸脱し
ている場合の作業者への伝達も円滑に行われる。そして
これら各請求項記載の構成によりもたらされる効果が相
乗的に作用することにより、作業者に課されていたゼラ
チンシートの厚さ計測作業の煩わしさを排除するととも
に、当該作業の遅滞ないし欠落に起因して生ずる製品不
良の発生を未然に防止し、更に一層の生産性向上にも寄
与し得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゼラチンシートの厚さ監視装置を適用
したゼラチンカプセルの製造装置を示す斜視図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】スプレダーボックス、冷却ドラム、フィードロ
ール周辺を拡大して示す側面図である。
【図5】本発明のゼラチンシートの厚さ監視装置におけ
る吐出量調整機構の適用部位であるスプレダーボックス
を更に拡大して示す側面図である。
【図6】同上正面図である。
【図7】同上平面図である。
【図8】冷却ドラム周辺を拡大して示す縦断正面図であ
る。
【図9】本発明のゼラチンシートの厚さ監視装置におけ
る厚さセンサの二種の配設態様を示す斜視図並びに正面
図である。
【図10】ダイヘッド周辺を拡大して示す横断平面図で
ある。
【図11】同上斜視図である。
【図12】ダイロールの位置ズレ監視装置における位置
ズレ検出機構を示す正面図並びに縦断側面図である。
【図13】同上位置ズレ修正機構を示す縦断側面図であ
る。
【図14】同上背面図である。
【図15】ロック機構の他の実施例を示す縦断側面図で
ある。
【図16】ダイロールによるゼラチンカプセルの成形の
様子を示す骨格的正面図である。
【図17】ダイロール取出側に配される諸部材を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 ゼラチンカプセルの製造装置 2 シート成形部 3 カプセル成形部 5 ゼラチンタンク 6 供給ホース 7 バルブ 8 ヒータ 10 スプレダーボックス 11 本体 12 調整堰板 13 固定ブラケット 14 フロートバルブ 15 ヒータ 16 吐出孔 18 調整ロッド 19 メネジ部 20 ダイヤル 21 当接端部 22 基準端 23 セットスプリング 24 ロッドガイド 26 ダイヤルゲージ 27 プランジャ 28 検出用突部 30 冷却ドラム 31 軸 32 冷却媒体供給ホース 33 冷却媒体回収ホース 34 カップリング 35 冷却媒体吐出管 36 冷却媒体回収管 38 冷凍機ユニット 40 フィードロール 41 反転ガイド 410 厚さセンサ 411 支承板 412 告知手段 413 吐出量調整機構 414 クラッチ 415 吐出量調整モータ 416 厚さ監視装置 42 ダイヘッド 43 ダイロールフレーム 44 ダイロール 44a 固定側ダイロール 44b 可調側ダイロール 440 圧力センサ 440a 押圧力調整機構 441 位置ズレ検出機構 442 磁性片 443 磁気センサ 444 告知手段 445 位置ズレ計測機構 446 位置ズレ修正機構 447 回転軸 447a メネジ部 448 ロック機構 448a プランジャ 449 ギヤブロック 449a ギヤブロック本体 449b 固定部 449c 長穴 449d 固定ボルト 449e ドライバーユニット 450 弧状ラック 451 ピニオンギヤ 452 調整軸 453 位置ズレ修正モータ 454 調整ノブ 455 クラッチ 456 位置ズレ監視装置 45 成形突起 46 軸受部 47 板バネ 48 板バネ 49 中央接触部 51 調整プッシュロッド 52 調整ダイヤル 53 押圧力ゲージ 55 原液供給装置 56 原液ホッパ 57 ポンプユニット 58 デリバリーパイプ 59 原液ノズル 61 取出トラフ 63 ダイロール用掻取ブラシ 64 ブランクシート用掻取ブラシ 65 ブランクシート送りロール A ゼラチンカプセル F フレーム L 原液 S ゼラチンシート S′ ブランクシート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−207462(JP,A) 特開 平1−291107(JP,A) 特開 平5−138713(JP,A) 特開 平8−182743(JP,A) 実開 平5−71114(JP,U) 実公 昭49−21241(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 3/07 B29C 47/00 - 47/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のダイロール間に二枚のゼラチンシ
    ートを供給し、その上方から原液を供給し、ダイロール
    における成形突起の作用により原液を内包したゼラチン
    カプセルを成形する装置において、 前記装置はシート成形部とカプセル成形部とを具えて成
    り、これらシート成形部とカプセル成形部との間には、
    移送途中のゼラチンシートの厚さを計測する厚さセンサ
    が設けられるとともに、前記シート成形部におけるスプ
    レダーボックスには溶融状態のゼラチンの吐出量を自動
    調整する吐出量調整機構が設けられるものであり、 また前記スプレダーボックスは、直接溶融状態のゼラチ
    ンに作用し、ゼラチンシートの厚さを設定する調整堰板
    と、回転方向の運動を直線方向の運動に変換することで
    前記調整堰板の高さ方向の位置制御をする調整ロッドと
    を具えて成り、 前記吐出量調整機構は、この調整ロッドに対し設けられ
    るとともに、少なくとも前記調整ロッドを回転駆動する
    吐出量調整モータと、この吐出量調整モータの出力軸と
    前記調整ロッドとの接続及び離脱を切り替えるクラッチ
    とを具えることにより構成され、 ゼラチンシートの厚さ計測からゼラチンの吐出量調整ま
    でを自動的に行えるようにした ことを特徴とするゼラチ
    ンカプセルの製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監
    視装置。
  2. 【請求項2】 前記厚さセンサは、シート成形部とカプ
    セル成形部との間に配置される反転ガイド近傍に設けら
    れることを特徴とする請求項記載のゼラチンカプセル
    の製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視装置。
  3. 【請求項3】 前記厚さセンサは、接触式変位センサで
    あることを特徴とする請求項または記載のゼラチン
    カプセルの製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監視
    装置。
  4. 【請求項4】 一対のダイロール間に二枚のゼラチンシ
    ートを供給し、その上方から原液を供給し、ダイロール
    における成形突起の作用により原液を内包したゼラチン
    カプセルを成形する装置において、 前記装置はシート成形部とカプセル成形部とを具えて成
    り、これらシート成形部とカプセル成形部との間には、
    移送途中のゼラチンシートの厚さを計測する厚さセンサ
    が設けられるとともに、前記装置の適宜の部位にはゼラ
    チンシートの厚さが所定の範囲を逸脱していることを知
    らせる告知手段が設けられ、なお且つ前記シート成形部
    におけるスプレダーボックスには、溶融状態のゼラチン
    の吐出量を自動調整する吐出量調整機構が設けられるも
    のであり、 また前記スプレダーボックスは、直接溶融状態のゼラチ
    ンに作用し、ゼラチンシートの厚さを設定する調整堰板
    と、回転方向の運動を直線方向の運動に変換することで
    前記調整堰板の高さ方向の位置制御をする調整ロッドと
    を具えて成り、 前記吐出量調整機構は、この調整ロッドに対し設けられ
    るとともに、少なくとも前記調整ロッドを回転駆動する
    吐出量調整モータと、この吐出量調整モータの出力軸と
    前記調整ロッドとの接続及び離脱を切り替えるクラッチ
    とを具えることにより構成され、 ゼラチンシートの厚さ計測からゼラチンの吐出量調整ま
    でを自動的に行えるようにした ことを特徴とするゼラチ
    ンカプセルの製造装置におけるゼラチンシートの厚さ監
    視装置。
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KR101580825B1 (ko) * 2014-05-27 2015-12-31 창성소프트젤(주) 젤라틴 캡슐 성형기의 젤라틴 시트 공급장치
KR101525946B1 (ko) * 2015-02-25 2015-06-09 박종술 소프트 캡슐약제조장치

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