JP3502716B2 - ガス導管用のボール弁 - Google Patents
ガス導管用のボール弁Info
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- JP3502716B2 JP3502716B2 JP00964696A JP964696A JP3502716B2 JP 3502716 B2 JP3502716 B2 JP 3502716B2 JP 00964696 A JP00964696 A JP 00964696A JP 964696 A JP964696 A JP 964696A JP 3502716 B2 JP3502716 B2 JP 3502716B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス供給用導管の
管路上にガスの遮断弁あるいは流量調整弁として使用す
るボール弁に関し、さらに詳しくは、貫通孔を有する球
状の弁体内に流量検出センサを内蔵して弁本来の機能の
他にガスの流量測定が同時に行えるボール弁に関する。
管路上にガスの遮断弁あるいは流量調整弁として使用す
るボール弁に関し、さらに詳しくは、貫通孔を有する球
状の弁体内に流量検出センサを内蔵して弁本来の機能の
他にガスの流量測定が同時に行えるボール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なガスの供給系統は、図11に示
すように、工場1で生産されたガス(圧力=10kgf
/cm2 (1MPa)以上)が高圧導管2を介してガバ
ナステーション3に送られ、ガバナステーション3で減
圧されたガス(圧力=10kg/cm2 (1MPa)未
満〜1kg/cm2 (0.1MPa)以上)が中圧導管
4を介して各消費エリアの地区ガバナ5に配送され、地
区ガバナ5においてさらに減圧されたガス(1kg/c
m2 (0.1MPa)未満)が低圧導管6を介して各消
費先7に供給されるものとなっている。
すように、工場1で生産されたガス(圧力=10kgf
/cm2 (1MPa)以上)が高圧導管2を介してガバ
ナステーション3に送られ、ガバナステーション3で減
圧されたガス(圧力=10kg/cm2 (1MPa)未
満〜1kg/cm2 (0.1MPa)以上)が中圧導管
4を介して各消費エリアの地区ガバナ5に配送され、地
区ガバナ5においてさらに減圧されたガス(1kg/c
m2 (0.1MPa)未満)が低圧導管6を介して各消
費先7に供給されるものとなっている。
【0003】このようなガス供給系統は、地震等の災害
時対策として、中央監視センター8からの指令に基づい
てガスの供給を遮断することができるようになってい
る。すなわち、高圧導管2には緊急遮断弁10が設けら
れて、工場1から送り出されるガスを遮断し得るように
なっている。さらに、各消費エリアの地区ガバナ5に至
る中圧導管4には地域ブロック弁11(遮断弁)が設け
られて、そこでもガスを遮断し得るようになっている。
なお、地域ブロック弁11は、これがガバナステーショ
ン3から各消費エリア毎に分れた地区ガバナ5の手前に
各別に設けられるものであることから、その設置個数が
5000個を超えるものである。
時対策として、中央監視センター8からの指令に基づい
てガスの供給を遮断することができるようになってい
る。すなわち、高圧導管2には緊急遮断弁10が設けら
れて、工場1から送り出されるガスを遮断し得るように
なっている。さらに、各消費エリアの地区ガバナ5に至
る中圧導管4には地域ブロック弁11(遮断弁)が設け
られて、そこでもガスを遮断し得るようになっている。
なお、地域ブロック弁11は、これがガバナステーショ
ン3から各消費エリア毎に分れた地区ガバナ5の手前に
各別に設けられるものであることから、その設置個数が
5000個を超えるものである。
【0004】 また、かかるガス供給系統には、上述し
たガス遮断機能に加えて、供給ガスが下流の各消費エリ
アに安定して供給されているか否かを管理するために、
ガスの流量を測定する機能も備えられている。そのた
め、地域ブロック弁11が設置されている設置ピット
(くぼみ,穴)12内には、通常、図12に示すよう
に、地域ブロック弁11が介挿された管路から流量測定
用のガスを取出すホットタッピング13や、ガスの圧力
計14が併設されている。これらは、同一管路において
地域ブロック弁11の近傍に配設されている。
たガス遮断機能に加えて、供給ガスが下流の各消費エリ
アに安定して供給されているか否かを管理するために、
ガスの流量を測定する機能も備えられている。そのた
め、地域ブロック弁11が設置されている設置ピット
(くぼみ,穴)12内には、通常、図12に示すよう
に、地域ブロック弁11が介挿された管路から流量測定
用のガスを取出すホットタッピング13や、ガスの圧力
計14が併設されている。これらは、同一管路において
地域ブロック弁11の近傍に配設されている。
【0005】ホットタッピング13には、公知のガス流
量計(例えば特開平4−2922号公報参照)に見られ
るように、中圧導管2の管路内に流量検出用センサ15
を垂下させ、このセンサ15によって得たガスの静圧と
動圧とを、導圧管16,17経由で地上の信号処理部1
8に導いて両者の差圧からガスの流量を算出し得るよう
にした流量計測手段が設けられている。なお、この流量
検出用センサ15にガス中の水蒸気やタール分が付着す
ると誤差が生じることから、清掃,交換等のメンテナン
ス作業を可能・容易にするために、上述のホットタッピ
ング13には、ガス取出し通路に開閉バルブ19が介挿
され、さらにこのバルブ位置より上方に保守点検用の空
間部20が形成されている。そして、この空間部20の
内部に流量検出用センサ15を引上げてメンテナンス作
業を行うことができるように、ホットタッピング13
は、上下方向に比較的長い形態のものとなっている。
量計(例えば特開平4−2922号公報参照)に見られ
るように、中圧導管2の管路内に流量検出用センサ15
を垂下させ、このセンサ15によって得たガスの静圧と
動圧とを、導圧管16,17経由で地上の信号処理部1
8に導いて両者の差圧からガスの流量を算出し得るよう
にした流量計測手段が設けられている。なお、この流量
検出用センサ15にガス中の水蒸気やタール分が付着す
ると誤差が生じることから、清掃,交換等のメンテナン
ス作業を可能・容易にするために、上述のホットタッピ
ング13には、ガス取出し通路に開閉バルブ19が介挿
され、さらにこのバルブ位置より上方に保守点検用の空
間部20が形成されている。そして、この空間部20の
内部に流量検出用センサ15を引上げてメンテナンス作
業を行うことができるように、ホットタッピング13
は、上下方向に比較的長い形態のものとなっている。
【0006】この流量検出センサ15は、ガス導管が直
径の10倍以上の長さを持った直管部に配設される。管
路内のある一点の流速を測定して流量を算出するには管
路断面における流速分布を知っている必要があり、流速
分布を既知のパターンに安定させるにはガスの流れを層
流状態または発達した乱流状態にさせる必要があり、そ
のためには所定長さの直管部が必要なのである。
径の10倍以上の長さを持った直管部に配設される。管
路内のある一点の流速を測定して流量を算出するには管
路断面における流速分布を知っている必要があり、流速
分布を既知のパターンに安定させるにはガスの流れを層
流状態または発達した乱流状態にさせる必要があり、そ
のためには所定長さの直管部が必要なのである。
【0007】なお、所要の直管部が得られない場合は、
流量検出センサとして体積式流量計や相関式流量計が用
いられることもある。体積式流量計は流速分布に依存し
ないで流量を検出でき、相関式流量計は複数の流量計を
組み合わせて流速分布の変化による変動を抑制できるか
らである。もっとも、体積式流量計には、応答速度が遅
い,圧力損失が大きい,既存の管路への組み込みが困難
である等の欠点があり、相関式流量計には、高コスト,
複雑などの欠点があり、何れも限定的にしか使用されな
い。
流量検出センサとして体積式流量計や相関式流量計が用
いられることもある。体積式流量計は流速分布に依存し
ないで流量を検出でき、相関式流量計は複数の流量計を
組み合わせて流速分布の変化による変動を抑制できるか
らである。もっとも、体積式流量計には、応答速度が遅
い,圧力損失が大きい,既存の管路への組み込みが困難
である等の欠点があり、相関式流量計には、高コスト,
複雑などの欠点があり、何れも限定的にしか使用されな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のガ
ス導管用のボール弁を用いる際には、多くの場合、ボー
ル弁に加えて流量検出センサ等が同一ピット内に併設さ
れるとともに、その設置場所が所定長さの直管部に限ら
れる。
ス導管用のボール弁を用いる際には、多くの場合、ボー
ル弁に加えて流量検出センサ等が同一ピット内に併設さ
れるとともに、その設置場所が所定長さの直管部に限ら
れる。
【0009】しかし、同一ピット内に複数の機材を併設
したのでは、ピットを大きくしなければならない。この
ため、ピット施工の工事費が嵩むばかりか、設置場所も
制約を受ける。特に個数の多い地域ブロック弁の設置に
ついては施工費が膨大となってしまうので問題が大き
い。
したのでは、ピットを大きくしなければならない。この
ため、ピット施工の工事費が嵩むばかりか、設置場所も
制約を受ける。特に個数の多い地域ブロック弁の設置に
ついては施工費が膨大となってしまうので問題が大き
い。
【0010】また、ガス導管の場合、長さが直径の10
倍以上に至る直管部は、ほとんど存在していない。この
ため、設置場所が限定されてしまうので、あるいは設置
場所が存在しないことさえあるので、設置場所の選定が
困難を極めるという問題もある。
倍以上に至る直管部は、ほとんど存在していない。この
ため、設置場所が限定されてしまうので、あるいは設置
場所が存在しないことさえあるので、設置場所の選定が
困難を極めるという問題もある。
【0011】この発明は、かかる未解決の課題に鑑みて
なされたものであり、設置場所を選ばないガス導管用の
ボール弁を提供することを目的とする。
なされたものであり、設置場所を選ばないガス導管用の
ボール弁を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明されたガス導管用のボール弁について、そ
の構成および作用効果を以下に説明する。
るために発明されたガス導管用のボール弁について、そ
の構成および作用効果を以下に説明する。
【0013】 一つには、本発明のガス導管用のボール
弁は、ガス導管に介挿される弁本体と、ガス流通用の貫
通孔が形成され且つ前記弁本体内に収納された球状の弁
体とを具備し、この弁体を回転させて前記ガス導管にお
けるガス流の遮断または流量を制御するガス導管用のボ
ール弁において、基板上に配置された複数の熱式流量検
出素子を有する流量検出体を前記貫通孔内に備え、前記
熱式流量検出素子を前記貫通孔の直径に近い長さの直線
上に複数個並べることで、この流量検出体によって前記
貫通孔内のガス流量に応じた物理量を検出し、前記弁体
は弁本体に内装される上側ステム軸及び下側ステム軸に
支持され、前記上側ステム軸を着脱自在に構成し、前記
流量検出体を前記上側ステム軸に連結する構成としたこ
とを特徴とするものである。
弁は、ガス導管に介挿される弁本体と、ガス流通用の貫
通孔が形成され且つ前記弁本体内に収納された球状の弁
体とを具備し、この弁体を回転させて前記ガス導管にお
けるガス流の遮断または流量を制御するガス導管用のボ
ール弁において、基板上に配置された複数の熱式流量検
出素子を有する流量検出体を前記貫通孔内に備え、前記
熱式流量検出素子を前記貫通孔の直径に近い長さの直線
上に複数個並べることで、この流量検出体によって前記
貫通孔内のガス流量に応じた物理量を検出し、前記弁体
は弁本体に内装される上側ステム軸及び下側ステム軸に
支持され、前記上側ステム軸を着脱自在に構成し、前記
流量検出体を前記上側ステム軸に連結する構成としたこ
とを特徴とするものである。
【0014】ガス導管内のガス流量の計測に当たって
は、その流量検出体によって貫通孔内のガス流量に応じ
た物理量が検出される。貫通孔内のガス流量が計測され
ると、ガス導管の径に拘らず、ガス導管内のガス流量が
計測される。ここで、貫通孔の断面形状は既知であり、
しかも貫通孔内には複数の熱式流量検出素子が配設され
ていることから、一点計測のときとは異なり貫通孔内の
流速分布が変化した場合にはその変化に応じて複数の熱
式流量検出素子の検出物理量もそれぞれ変化する。これ
により、貫通孔内のガス流が層流であっても発達した乱
流であってもさらにはこれらの中間状態の乱流等であっ
ても、かなり正確に貫通孔内のガス流量を計測すること
が可能となる。そこで、ガス導管の径に制約されること
なく、且つガス導管の曲折状態に制約されることもな
く、任意に選定したガス導管の部位にボール弁を介挿設
置することができる。
は、その流量検出体によって貫通孔内のガス流量に応じ
た物理量が検出される。貫通孔内のガス流量が計測され
ると、ガス導管の径に拘らず、ガス導管内のガス流量が
計測される。ここで、貫通孔の断面形状は既知であり、
しかも貫通孔内には複数の熱式流量検出素子が配設され
ていることから、一点計測のときとは異なり貫通孔内の
流速分布が変化した場合にはその変化に応じて複数の熱
式流量検出素子の検出物理量もそれぞれ変化する。これ
により、貫通孔内のガス流が層流であっても発達した乱
流であってもさらにはこれらの中間状態の乱流等であっ
ても、かなり正確に貫通孔内のガス流量を計測すること
が可能となる。そこで、ガス導管の径に制約されること
なく、且つガス導管の曲折状態に制約されることもな
く、任意に選定したガス導管の部位にボール弁を介挿設
置することができる。
【0015】したがって、この発明によれば、設置場所
を選ばないため、必ずしもピット内に設置する必要がな
く、例えば直埋設型,ガバナステーション等の前後弁に
設置することができる。また設置したボール弁より下流
のガス供給系に対しては、ガスの遮断と流量測定とが系
統毎に行えるからガス供給系統における導管網の形成が
容易となる。さらに、各消費先に対してのガス安定供給
の管理および保安管理も容易に行えるようになる。
を選ばないため、必ずしもピット内に設置する必要がな
く、例えば直埋設型,ガバナステーション等の前後弁に
設置することができる。また設置したボール弁より下流
のガス供給系に対しては、ガスの遮断と流量測定とが系
統毎に行えるからガス供給系統における導管網の形成が
容易となる。さらに、各消費先に対してのガス安定供給
の管理および保安管理も容易に行えるようになる。
【0016】 更には、このようなガス導管用のボール
弁にあっては、着脱自在な上側ステム軸に流量検出体を
連結する構成としたことから、簡単に流量検出体を挿抜
することが可能である。これにより、ボール弁と流量検
出体との一体構造であっても、流量検出体のメンテナン
スを容易にすることができる。
弁にあっては、着脱自在な上側ステム軸に流量検出体を
連結する構成としたことから、簡単に流量検出体を挿抜
することが可能である。これにより、ボール弁と流量検
出体との一体構造であっても、流量検出体のメンテナン
スを容易にすることができる。
【0017】 したがって、この発明によれば、設置場
所を選ばないことに加えて流量検出体のメンテナンスも
容易なガス導管用のボール弁を実現することができる。
所を選ばないことに加えて流量検出体のメンテナンスも
容易なガス導管用のボール弁を実現することができる。
【0018】 また一つには、本発明のガス導管用のボ
ール弁は、前述した特徴を前提として、前記流量検出体
は、前記熱式流量検出素子表面の保護カバーと、前記熱
式流量検出素子と前記保護カバーとの間に流体の流路を
形成するための間隔保持部材とを有することを特徴とす
る。
ール弁は、前述した特徴を前提として、前記流量検出体
は、前記熱式流量検出素子表面の保護カバーと、前記熱
式流量検出素子と前記保護カバーとの間に流体の流路を
形成するための間隔保持部材とを有することを特徴とす
る。
【0019】 これによると、熱式流量検出素子と保護
カバーとの間の空間を複数の熱式流量素子に対して共通
の流体流路にすることができる。
カバーとの間の空間を複数の熱式流量素子に対して共通
の流体流路にすることができる。
【0020】 また一つには、本発明のガス導管用のボ
ール弁は、上述した特徴のガス導管用のボール弁であっ
て、前記流量検出体は、前記複数の熱式流量検出素子が
並列に接続されていて定電圧駆動されるものであること
を特徴とする。
ール弁は、上述した特徴のガス導管用のボール弁であっ
て、前記流量検出体は、前記複数の熱式流量検出素子が
並列に接続されていて定電圧駆動されるものであること
を特徴とする。
【0021】 このようなガス導管用のボール弁にあっ
ては、複数の熱式流量検出素子の全体に供給される電流
が、ガス流量の変化に応じて変化する。しかも、その電
流値にはガスの流速分布に対応した各検出素子ごとの電
流も反映されている。これにより、全供給電流に基づく
簡易な演算手段等で容易にガス流量を計測することがで
きる。
ては、複数の熱式流量検出素子の全体に供給される電流
が、ガス流量の変化に応じて変化する。しかも、その電
流値にはガスの流速分布に対応した各検出素子ごとの電
流も反映されている。これにより、全供給電流に基づく
簡易な演算手段等で容易にガス流量を計測することがで
きる。
【0022】したがって、この発明によれば、設置場所
を選ばないことに加えてガス流量の計測も容易なガス導
管用のボール弁を実現することができる。
を選ばないことに加えてガス流量の計測も容易なガス導
管用のボール弁を実現することができる。
【0023】 また一つには、本発明のガス導管用のボ
ール弁は、上述したガス導管用のボール弁であって、前
記流量検出体は、前記複数の熱式流量検出素子が直列に
接続されていて定電流駆動されるものであることを特徴
とする。
ール弁は、上述したガス導管用のボール弁であって、前
記流量検出体は、前記複数の熱式流量検出素子が直列に
接続されていて定電流駆動されるものであることを特徴
とする。
【0024】 このようなガス導管用のボール弁にあっ
ては、複数の熱式流量検出素子の全体に印加される電圧
が、ガス流量の変化に応じて変化する。しかも、その電
圧値にはガスの流速分布に対応した各検出素子ごとの印
加電圧も反映されている。これにより、全印加電圧に基
づく簡易な演算手段等で容易にガス流量を計測すること
ができる。
ては、複数の熱式流量検出素子の全体に印加される電圧
が、ガス流量の変化に応じて変化する。しかも、その電
圧値にはガスの流速分布に対応した各検出素子ごとの印
加電圧も反映されている。これにより、全印加電圧に基
づく簡易な演算手段等で容易にガス流量を計測すること
ができる。
【0025】したがって、この発明によれば、設置場所
を選ばないことに加えてガス流量の計測も容易なガス導
管用のボール弁を実現することができる。
を選ばないことに加えてガス流量の計測も容易なガス導
管用のボール弁を実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明のガス導管用のボール弁の
実施形態について、その具体的な構成を、図面を引用し
て説明する。図1は、その全体図である。
実施形態について、その具体的な構成を、図面を引用し
て説明する。図1は、その全体図である。
【0027】このボール弁は、上流側の中圧導管4aと
下流側の中圧導管4bとに対する接続ポートを持った弁
本体20と、球形の弁体22とを備えたものである。弁
体22は、通常のボール弁に見られるように、弁本体2
0に内装されている。そして、その上下が上側ステム軸
24と下側ステム軸23とに連結され、これらを介して
弁本体20に支持されて、双方向回転可能なものとなっ
ている。
下流側の中圧導管4bとに対する接続ポートを持った弁
本体20と、球形の弁体22とを備えたものである。弁
体22は、通常のボール弁に見られるように、弁本体2
0に内装されている。そして、その上下が上側ステム軸
24と下側ステム軸23とに連結され、これらを介して
弁本体20に支持されて、双方向回転可能なものとなっ
ている。
【0028】また弁体22には、貫通孔25が穿孔され
ていて、貫通孔25が中圧導管4a,4bの軸線と同一
方向に位置する状態では弁が開位置となり、貫通孔25
が中圧導管4a,4bの軸線に対し直角に位置する状態
では弁が閉位置となる。これにより、このボール弁は、
弁体22を回転させてガス導管におけるガス流の遮断ま
たは流量を制御するものとなっている。
ていて、貫通孔25が中圧導管4a,4bの軸線と同一
方向に位置する状態では弁が開位置となり、貫通孔25
が中圧導管4a,4bの軸線に対し直角に位置する状態
では弁が閉位置となる。これにより、このボール弁は、
弁体22を回転させてガス導管におけるガス流の遮断ま
たは流量を制御するものとなっている。
【0029】弁本体20の上部には、フランジ26,2
7を介してギヤボックス28が接続され、このギヤボッ
クス28内に上側ステム軸24の一端が突入して支持さ
れている。該上側ステム軸24は、通常のボール弁構造
と同様に、Oリング24aを介して弁本体20に回度可
能及び着脱可能に支持されており、該上側ステム軸24
は上方へ抜き取ることが可能なように構成されている。
また、上側ステム軸24の一端部にはピニオンギヤ32
が連結され、ピニオンギヤ32はギヤボックス28内で
不図示のウオームギヤと噛み合っている。このウオーム
ギヤには、ギヤボックス28に付設したギヤドモータ3
0及びハンドル31の回転軸が連結されている。そし
て、ギヤドモータ30或いはハンドル31の回転操作に
より、ピニオンギヤ32等や上側ステム軸24を介し
て、弁体22が回転駆動されるものとなっている。
7を介してギヤボックス28が接続され、このギヤボッ
クス28内に上側ステム軸24の一端が突入して支持さ
れている。該上側ステム軸24は、通常のボール弁構造
と同様に、Oリング24aを介して弁本体20に回度可
能及び着脱可能に支持されており、該上側ステム軸24
は上方へ抜き取ることが可能なように構成されている。
また、上側ステム軸24の一端部にはピニオンギヤ32
が連結され、ピニオンギヤ32はギヤボックス28内で
不図示のウオームギヤと噛み合っている。このウオーム
ギヤには、ギヤボックス28に付設したギヤドモータ3
0及びハンドル31の回転軸が連結されている。そし
て、ギヤドモータ30或いはハンドル31の回転操作に
より、ピニオンギヤ32等や上側ステム軸24を介し
て、弁体22が回転駆動されるものとなっている。
【0030】上側ステム軸24は、軸芯に中空通路33
が穿孔されて、中空軸に形成されている。そして、この
中空通路33内には、前記上側ステム軸24の下端部に
ボルト等で連結される流量検出体100から地上に出る
信号線109が挿通されており、また、該中空通路33
内には、ハウメチックシール等のシール構造24bが設
けられており、ガスが中空通路33内から地上へ放出す
るのを防止している。
が穿孔されて、中空軸に形成されている。そして、この
中空通路33内には、前記上側ステム軸24の下端部に
ボルト等で連結される流量検出体100から地上に出る
信号線109が挿通されており、また、該中空通路33
内には、ハウメチックシール等のシール構造24bが設
けられており、ガスが中空通路33内から地上へ放出す
るのを防止している。
【0031】なお、ボール弁の外部に信号処理部108
が設けられ、熱式流量検出体100から出た信号線10
9が前記信号処理部108に接続されている。これによ
り、熱式流量検出体100は、信号線109によって信
号処理部108と接続されて、信号送受等可能なものと
なっている。
が設けられ、熱式流量検出体100から出た信号線10
9が前記信号処理部108に接続されている。これによ
り、熱式流量検出体100は、信号線109によって信
号処理部108と接続されて、信号送受等可能なものと
なっている。
【0032】次に、熱式流量検出体100について、そ
の構成を詳述する。図2は、その斜視図であり、図3
は、その断面図である。また、図4は、そのうちの熱式
流量検出素子の平面図および断面図である。さらに、図
5は、信号処理部108も含めた回路のブロック図であ
る。
の構成を詳述する。図2は、その斜視図であり、図3
は、その断面図である。また、図4は、そのうちの熱式
流量検出素子の平面図および断面図である。さらに、図
5は、信号処理部108も含めた回路のブロック図であ
る。
【0033】熱式流量検出体100は、熱式流量検出素
子104を貫通孔25の直径に近い長さの直線上に複数
個並べるとともに、これらの素子を並列接続して構成さ
れている。詳しくは、鋼や不錆鋼などの硬質材料からな
る支持部材102と、この支持部材102によって支持
されたガラス基板103と、このガラス基板103に貼
り付けられた複数個の熱式流量検出素子104と、熱式
流量検出素子104表面の保護カバー105と、熱式流
量検出素子104と保護カバー105との間に流体の流
路を形成するための間隔保持部材106と、流体の温度
を検出するためにガラス基板103の上に設けられた温
度検出素子107とから構成されている。
子104を貫通孔25の直径に近い長さの直線上に複数
個並べるとともに、これらの素子を並列接続して構成さ
れている。詳しくは、鋼や不錆鋼などの硬質材料からな
る支持部材102と、この支持部材102によって支持
されたガラス基板103と、このガラス基板103に貼
り付けられた複数個の熱式流量検出素子104と、熱式
流量検出素子104表面の保護カバー105と、熱式流
量検出素子104と保護カバー105との間に流体の流
路を形成するための間隔保持部材106と、流体の温度
を検出するためにガラス基板103の上に設けられた温
度検出素子107とから構成されている。
【0034】ガラス基板103の表面には、例えば蒸着
によって形成された金属膜をフォトリソグラフィ及びエ
ッチング処理によって形成された配線パターン131並
びに配線パターン側接続パッド132及び接続端子用パ
ッド133が設けられている。各熱式流量検出素子10
4のコンタクトパッド144と上記の配線パターン側接
続パッド132とは、金線146で接続されている。さ
らに、ガラス基板103の表面には温度検出用のパッド
134も設けられている。そして、接続端子用パッド1
33及び温度検出用パッド134は、上述した信号線1
09を介して信号処理部108に接続されている。な
お、ガラス基板103は、ガラス以外の不導体物質で構
成してもよいものである。
によって形成された金属膜をフォトリソグラフィ及びエ
ッチング処理によって形成された配線パターン131並
びに配線パターン側接続パッド132及び接続端子用パ
ッド133が設けられている。各熱式流量検出素子10
4のコンタクトパッド144と上記の配線パターン側接
続パッド132とは、金線146で接続されている。さ
らに、ガラス基板103の表面には温度検出用のパッド
134も設けられている。そして、接続端子用パッド1
33及び温度検出用パッド134は、上述した信号線1
09を介して信号処理部108に接続されている。な
お、ガラス基板103は、ガラス以外の不導体物質で構
成してもよいものである。
【0035】熱式流量検出素子104と信号処理部10
8とからなる回路構成を説明する。各熱式流量検出素子
104すなわち熱式流量検出素子104−1〜104−
nが一列に並べられていて、これらに含まれている各ヒ
ータ線143すなわちヒータ線143−1〜143−n
が並列に接続されているので、等価回路としては、それ
ぞれの抵抗r1〜rnが並列接続されたものとなってい
る。
8とからなる回路構成を説明する。各熱式流量検出素子
104すなわち熱式流量検出素子104−1〜104−
nが一列に並べられていて、これらに含まれている各ヒ
ータ線143すなわちヒータ線143−1〜143−n
が並列に接続されているので、等価回路としては、それ
ぞれの抵抗r1〜rnが並列接続されたものとなってい
る。
【0036】信号処理部108は、定電圧源181と、
演算回路182と、表示部183と、電流電圧変換用抵
抗184とを具備している。そして、各熱式流量検出素
子104のヒータ線143には、定電圧源181の出力
電圧Vcが電流電圧変換用抵抗184を介して印加され
る。これにより、電流電圧変換用抵抗184の両端に現
れる電圧Vsは、抵抗r1〜rnの合成抵抗の変化に依
存した出力が得られる。このような回路構成は、各熱式
流量検出素子104−1〜104−nのヒータ線143
−1〜143−nの何れかが断線したときでも、合成抵
抗値を補正することで、測定を継続することができるも
のである。
演算回路182と、表示部183と、電流電圧変換用抵
抗184とを具備している。そして、各熱式流量検出素
子104のヒータ線143には、定電圧源181の出力
電圧Vcが電流電圧変換用抵抗184を介して印加され
る。これにより、電流電圧変換用抵抗184の両端に現
れる電圧Vsは、抵抗r1〜rnの合成抵抗の変化に依
存した出力が得られる。このような回路構成は、各熱式
流量検出素子104−1〜104−nのヒータ線143
−1〜143−nの何れかが断線したときでも、合成抵
抗値を補正することで、測定を継続することができるも
のである。
【0037】この実施例のガス導管用のボール弁につい
て、その具体的な使用態様および動作を説明する。
て、その具体的な使用態様および動作を説明する。
【0038】このボール弁を、土中に埋設された中圧導
管(4)に対し設置ピット12内において従来の地域ブ
ロック弁(11)等に代えて設置する。すなわち、設置
ピット12内を横断する上流側の中圧導管4aと下流側
の中圧導管4bとの間に弁本体20を介挿させるため
に、基台21をピット12の底部に載置し、その上に弁
本体20を載置して、中圧導管4a,4bの上流側と下
流側とが連通するように接続する。さらに、必要により
取着部37を操作して、熱式流量検出体100の各熱式
流量検出素子104の表面がガスの流れ方向と平行にな
るように調整を行う。
管(4)に対し設置ピット12内において従来の地域ブ
ロック弁(11)等に代えて設置する。すなわち、設置
ピット12内を横断する上流側の中圧導管4aと下流側
の中圧導管4bとの間に弁本体20を介挿させるため
に、基台21をピット12の底部に載置し、その上に弁
本体20を載置して、中圧導管4a,4bの上流側と下
流側とが連通するように接続する。さらに、必要により
取着部37を操作して、熱式流量検出体100の各熱式
流量検出素子104の表面がガスの流れ方向と平行にな
るように調整を行う。
【0039】そして、信号処理部108に電力を供給す
ると、各熱式流量検出素子104−1〜104−nに一
定の電圧Vcが印加されて、各熱式流量検出素子104
−1〜104−nのヒータ線143−1〜143−n部
分が例えば100°Cになる。このとき、ガス流に接し
ているヒータ線143−1〜143−nから各部の流速
に応じて熱が奪い去られる。熱を奪われてヒータ線14
3の温度が下がると、ヒータ線143の抵抗値が低下し
て、各熱式流量検出素子104を流れる電流値が増加す
る。ここで、各熱式流量検出素子104が並列接続され
ているので、定電圧源181から供給される電流値Is
は各熱式流量検出素子104を流れる電流値の総和に等
しい。そこで、この電流値Isを電流電圧変換用抵抗1
84により電圧Vsとして検出し、これに演算回路18
2で実験式等に基づく所定の演算を施して、ガスの流量
値が得られる。これは表示部183に表示される。ある
いは、図11の中央監視センター8等に送られることも
ある。
ると、各熱式流量検出素子104−1〜104−nに一
定の電圧Vcが印加されて、各熱式流量検出素子104
−1〜104−nのヒータ線143−1〜143−n部
分が例えば100°Cになる。このとき、ガス流に接し
ているヒータ線143−1〜143−nから各部の流速
に応じて熱が奪い去られる。熱を奪われてヒータ線14
3の温度が下がると、ヒータ線143の抵抗値が低下し
て、各熱式流量検出素子104を流れる電流値が増加す
る。ここで、各熱式流量検出素子104が並列接続され
ているので、定電圧源181から供給される電流値Is
は各熱式流量検出素子104を流れる電流値の総和に等
しい。そこで、この電流値Isを電流電圧変換用抵抗1
84により電圧Vsとして検出し、これに演算回路18
2で実験式等に基づく所定の演算を施して、ガスの流量
値が得られる。これは表示部183に表示される。ある
いは、図11の中央監視センター8等に送られることも
ある。
【0040】こうして、このガス導管用のボール弁を用
いることにより、ガス流の遮断または流量制御に加え
て、ガス導管内のガス流量を計測することができる。
いることにより、ガス流の遮断または流量制御に加え
て、ガス導管内のガス流量を計測することができる。
【0041】なお、図6に示した回路は、熱式流量検出
素子104−1〜104−nを直列接続した場合の構成
例であり、図5の回路に代わるものである。この場合、
信号処理部108は、定電圧源181に代えて定電流源
181’を具備し、電圧Vsを定電流源181’の出力
端子間で検出するようになっている。この回路構成によ
っても、抵抗r1〜rnの合成抵抗の変化に依存した値
の電圧Vsを得ることができる。
素子104−1〜104−nを直列接続した場合の構成
例であり、図5の回路に代わるものである。この場合、
信号処理部108は、定電圧源181に代えて定電流源
181’を具備し、電圧Vsを定電流源181’の出力
端子間で検出するようになっている。この回路構成によ
っても、抵抗r1〜rnの合成抵抗の変化に依存した値
の電圧Vsを得ることができる。
【0042】また、図7に示した熱式流量検出体は、不
所望な振動の原因となるカルマン渦の発生を抑制するた
めに、部材の重心をその断面位置によって変えたもので
ある。具体的には、支持部材102の厚さを先端部で薄
く根元部で厚く徐々に変化させたものである。図8に示
した熱式流量検出体は、同じ目的で、支持部材102の
幅を先端部で狭く根元部で広く徐々に変化させたもので
ある。
所望な振動の原因となるカルマン渦の発生を抑制するた
めに、部材の重心をその断面位置によって変えたもので
ある。具体的には、支持部材102の厚さを先端部で薄
く根元部で厚く徐々に変化させたものである。図8に示
した熱式流量検出体は、同じ目的で、支持部材102の
幅を先端部で狭く根元部で広く徐々に変化させたもので
ある。
【0043】さらに、図9に示した熱式流量検出体は、
管路の軸線に沿った断面が表されているが、支持部材1
02をその断面が楔形になるように形成したものであ
る。これは、その鋭角部111がガス流の上流側を向く
ように、ボール弁に取着される。これにより、熱式流量
検出体の存在に起因するガス流の圧力損失を少なくする
ことができる。
管路の軸線に沿った断面が表されているが、支持部材1
02をその断面が楔形になるように形成したものであ
る。これは、その鋭角部111がガス流の上流側を向く
ように、ボール弁に取着される。これにより、熱式流量
検出体の存在に起因するガス流の圧力損失を少なくする
ことができる。
【0044】また、図10に示した熱式流量検出体は、
支持部材102をその外部形状が概ね流線形になるよう
に形成したものである。この場合、不所望な浮力を打ち
消すために保護カバー105も対称な流線形に形成し、
流れの乱れを防止するために熱式流量検出素子104等
は埋め込む。これにより、熱式流量検出体の存在に起因
するガス流の圧力損失を極めて少なくすることができ
る。
支持部材102をその外部形状が概ね流線形になるよう
に形成したものである。この場合、不所望な浮力を打ち
消すために保護カバー105も対称な流線形に形成し、
流れの乱れを防止するために熱式流量検出素子104等
は埋め込む。これにより、熱式流量検出体の存在に起因
するガス流の圧力損失を極めて少なくすることができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のガス導管用のボール弁にあっては、流量検出体をボー
ル弁内部に組み込んで別個に設置する必要をなくしたこ
と、及び貫通孔内の流速分布変化にも対応して貫通孔内
のガス流量を計測し得る構成の流量検出体を採用したこ
とにより、設置する場所はピット内に限らず、直埋設
型,あるいはガバナ等の前後弁等に設置することができ
る。
のガス導管用のボール弁にあっては、流量検出体をボー
ル弁内部に組み込んで別個に設置する必要をなくしたこ
と、及び貫通孔内の流速分布変化にも対応して貫通孔内
のガス流量を計測し得る構成の流量検出体を採用したこ
とにより、設置する場所はピット内に限らず、直埋設
型,あるいはガバナ等の前後弁等に設置することができ
る。
【0046】 また、本発明のガス導管用のボール弁に
あっては、上方から簡単に流量検出体を挿抜しうるよう
にしたことにより、流量検出体のメンテナンスを容易に
することもできた。
あっては、上方から簡単に流量検出体を挿抜しうるよう
にしたことにより、流量検出体のメンテナンスを容易に
することもできた。
【0047】 また、本発明のガス導管用のボール弁に
あっては、全供給電流または全印加電圧に基づいてガス
流量を算出し得るようにしたことにより、容易にガス流
量を計測することもできるようになった。
あっては、全供給電流または全印加電圧に基づいてガス
流量を算出し得るようにしたことにより、容易にガス流
量を計測することもできるようになった。
【図1】 本発明のガス導管用のボール弁の実施例に
ついて、設置時の全体図である。
ついて、設置時の全体図である。
【図2】 その熱式流量検出体の斜視図である。
【図3】 同じく断面図である。
【図4】 その熱式流量検出素子の平面図および断面
図である。
図である。
【図5】 定電圧駆動方式の回路ブロック図である。
【図6】 定電流駆動方式の回路ブロック図である。
【図7】 熱式流量検出体の変形例である。
【図8】 熱式流量検出体の変形例である。
【図9】 熱式流量検出体の変形例である。
【図10】 熱式流量検出体の変形例である。
【図11】 ガスの供給系統を説明する概略図である。
【図12】 従来の地域ブロック弁の設置形態を示す概
略図である。
略図である。
1 工場
2 高圧導管
3 ガバナステーション
4 中圧導管
5 地区ガバナ
6 低圧導管
7 消費先
8 中央監視センター
10 緊急遮断弁
11 地域ブロック弁
12 ピット
13 ホットタッピング
14 圧力計
15 流量検出センサ
16,17 導圧管
18 信号処理部
19 バルブ
20 弁本体
21 基台
22 弁体
23 下側ステム軸
24 上側ステム軸
25 貫通孔
26,27 フランジ
28 ギャボックス
30 ギヤドモータ
31 ハンドル
32 ピニオンギャ
33 中空通路
37 取着部
100 熱式流量検出体
102 支持部材
103 ガラス基板
104 熱式流量検出素子
105 保護カバー
106 間隔保持部材
107 温度検出素子
108 信号処理部
109 信号線
111 鋭角部
131 配線パターン
132 配線パターン側接続パッド
133 接続端子用パッド
134 温度検出用パッド
141 シリコン基板
142 保護膜
143 ヒータ線
144 コンタクトパッド
145 凹部
146 金線
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−5431(JP,A)
特開 平9−178035(JP,A)
特開 平2−275317(JP,A)
特開 平4−2922(JP,A)
特開 平5−231551(JP,A)
実開 昭55−29776(JP,U)
特公 平3−21794(JP,B2)
実公 昭55−15063(JP,Y1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16K 5/00 - 5/22
F16K 37/00
Claims (4)
- 【請求項1】 ガス導管に介挿される弁本体と、ガス流
通用の貫通孔が形成され且つ前記弁本体内に収納された
球状の弁体とを具備し、この弁体を回転させて前記ガス
導管におけるガス流の遮断または流量を制御するガス導
管用のボール弁において、基板上に配置された複数の熱式流量検出素子を有する 流
量検出体を前記貫通孔内に備え、前記熱式流量検出素子
を前記貫通孔の直径に近い長さの直線上に複数個並べる
ことで、この流量検出体によって前記貫通孔内のガス流
量に応じた物理量を検出し、 前記弁体は弁本体に内装される上側ステム軸及び下側ス
テム軸に支持され、前記上側ステム軸を着脱自在に構成
し、前記流量検出体を前記上側ステム軸に連結する構成
とした ことを特徴とするガス導管用のボール弁。 - 【請求項2】 前記流量検出体は、前記熱式流量検出素
子表面の保護カバーと、前記熱式流量検出素子と前記保
護カバーとの間に流体の流路を形成するための間隔保持
部材とを有することを特徴とする請求項1に記載された
ガス導管用のボール弁。 - 【請求項3】 前記流量検出体は、前記複数の熱式流量
検出素子が並列に接続されていて定電圧駆動されるもの
であることを特徴とする請求項1又は2に記載されたガ
ス導管用のボール弁。 - 【請求項4】 前記流量検出体は、前記複数の熱式流量
検出素子が直列に接続されていて定電流駆動されるもの
であることを特徴とする請求項1又は2に記載されたガ
ス導管用のボール弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00964696A JP3502716B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | ガス導管用のボール弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00964696A JP3502716B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | ガス導管用のボール弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09196197A JPH09196197A (ja) | 1997-07-29 |
JP3502716B2 true JP3502716B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=11725994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00964696A Expired - Fee Related JP3502716B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | ガス導管用のボール弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3502716B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017173200A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 直管型ガスメータ |
JP2018096821A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 東京瓦斯株式会社 | ガスメータおよびボールバルブ |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP00964696A patent/JP3502716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09196197A (ja) | 1997-07-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |