JP3501812B2

JP3501812B2 - スプリングチャック装置

Info

Publication number: JP3501812B2
Application number: JP51938797A
Authority: JP
Inventors: ヴェー、ボルフガング; ヴェー、エルヴィン
Original assignee: ヴェーゲーエムベーハー、フェアビンドゥングステクニーク
Priority date: 1995-11-20
Filing date: 1996-11-19
Publication date: 2004-03-02
Anticipated expiration: 2016-11-19
Also published as: MY121972A; DE19543178A1; ES2167612T3; EP0859927B1; DE59607843D1; JP2000500846A; WO1997019288A1; EP0859927A1; US5957468A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、スプリングチャック装置に関するものであ
って、特には、請求項１の序文に記載の特徴を有するガ
ス及び／又は液体媒体用の迅速連結継手用スプリングチ
ャックに関するものである。

この種のスプリングチャック装置は、取り扱いが容易
であること、それにより時間のかかるねじ緩め、ねじ締
めが不要となることから、例えば、ガスボトルへの迅速
且つ確実な連結を提供する。スプリングチャック装置
は、内ネジと外ネジとの螺合により、接管型、マフ型、
及びフランジ型接合部材に係合するものである。

補助接合部材を有する圧力封止連接用の差し込み型継
手は、EP0202592号に記載されている。この差込型の継
手は、その中で、軸方向に沿って調整の出来るピストン
を有する円筒状のハウジングを有しており、該ピストン
はその一方においてハウジングから突出しているスプリ
ングチャックを有する。ピストンがハウジングに対して
軸方向で調整される際に、複数のスプリングチャック装
置は、ハウジングとピストンとの間に形成された傾斜道
又は斜道面を介してその動きに応じて径方向に（放射状
に）拡開又は押圧される。第一実施態様において、ピス
トンとスプリングチャックは単一体に設計されている。
この実施態様は、ピストンとスプリングチャックとの間
に薄い変遷領域を必要とし、スプリングチャックが先の
傾斜部を介して弾性的に内部、外部に摺動出来るように
されてなくてはならない。この装置がたとえ大型であっ
たとしても、この変遷領域を比較的薄くして、調整に必
要とされる力が大きくならないようにしなくてはならな
い。しかしながら、負荷が頻繁に変化すると、この薄い
変遷域は特に疲労破壊しやすい。更に、スプリングチャ
ック装置を取り替える際には、差込み継手構造全体を分
解しなくてはならない。

このような一体構造の欠点はEP0202592号の別の実施
態様で修正されており、この実施態様では、スプリング
チャックはピストンは別々の成分を構成し、スプリング
チャックはピストンの上に掛着されている。スプリング
チャック装置とテンションピストンは更に安全のため
に、共にピン止めされている。結果として、スプリング
チャック装置はテンションピストンを変えることなく取
り替えられることが出来、個々に、それぞれに対応する
接合相手に取り付けられる。しかしながら、この実施態
様において、ハウジングの少なくとも前部を、スプリン
グチャック装置のネジ止めを緩めて取り替える等、分解
しなくてはならない。

DE−A2428646から、更にガス槽を具備する複数管の迅
速連接法が知られており、ここにおいて、シェルが一つ
のパイプ端部の外側スリーブ上に向いている。軸上で調
整可能なシェルの内部には、２アームのティルティング
レバーが配置されており、取付け具を用いてかみ合せに
より係合されている。このティルティングレバーは、そ
の内側に溝を有し、スプリングに対してカウンタースプ
リングとして機能するデスクが配置されている。溝は、
ばねを介してカラーデスク、更にはシェルと連結されて
いる。ティルティングレバーを取り替えるために、摺動
シェルも同様に取り外されなくてはならない。

従って、本発明の目的は、スプリングチャック装置の
簡単且つ迅速な取り替え、組み込みを可能とする上記に
述べたタイプのスプリングチャック装置を作製すること
である。

この目的は特許請求の範囲１項に記載の要件により解
決できる。

可動性の固定要素がスプリングチャック装置の構造に
配備され、その停止位置で、スプリングチャック装置に
対して、連結によってスプリングチャック装置のベアリ
ング端部を保持又は内抱する。従って、スプリングチャ
ック装置との係合が外れると、固定要素は移動可能とな
り、これによって何の力も加えることなくスプリングチ
ャック装置もフックとの結合から解除されて、スプリン
グチャック装置のハウジングを分解することなく、前方
部から取り外せる。

更なる利点は、従属請求項の主題であって、好ましく
は、固定要素は、例えば前方サイドからマンドレルを挿
入することにより、それが停止位置から外れて移動でき
るように軸方向でスプリングチャック装置に対して調整
可能とされている。しかしながら、例えば固定要素を巻
き付け形態とすることにより、固定スプリングチャック
装置に対して径方向で可動となるようにも出来る。固定
要素は、特にはスプリングチャック装置内の空間にハッ
ト形状に又はスプリングチャック装置の周囲にシェル形
状に配置されている。連結形式でスプリングチャック装
置の支持端部を含む固定要素の停止面は、段階的に変化
する四角形、または好ましくは傾斜形状を有し、その結
果、取り替え作業で交換されたスプリングチャック装置
のロックは単純である。更に、固定要素はばね弾性要
素、特には圧力コイルばねによって停止位置に維持され
る。

本発明のスプリングチャック装置を用いることによっ
て、スプリングチャックは、固定要素をスプリングチャ
ック装置に対して押し戻すことにより迅速に取り替えが
可能となり、従って、種々の形式の連結に対して迅速に
対応可能となる。同等にこれらをコンパクトにして使用
でき、工具内でのスプリングチャック装置、実際にはマ
シーニングスピンドルの内部の工具ばねチャック装置と
して又は工具取り替え装置又は工具マガジンでのバイト
ホルダーとして取り扱いが容易である。

以下において、添付の図面を参照して本発明をより詳
細に説明する。添付の図面において、図１は、スプリングチャックがハット形状の中央内部
の固定要素に係合された位置にあるスプリングチャック
装置；図２は、スプリングチャックが解放された位置にある
図１に示されたスプリングチャック装置；図３は、拡大されたハット形状の固定要素の第１実施
態様；図４は、拡大されたハット形状の固定要素の第２実施
態様；図５は、拡大されたハット形状の固定要素の第３実施
態様；図６は、停止位置でのハット形状の固定要素の第４実
施態様のスプリングチャック装置；図７は、停止位置（上半部）と解除位置（下半部）を
２分割の断面で示したのハット形状固定要素の第５実施
態様のスプリングチャック装置；図８は、スプリングチャック装置のスプリングチャッ
ク正面図；図9a、ｂは、シェル形状の外部固定要素の第１実施態
様のスプリングチャック装置；図10は、シェル形状の外部固定要素の第２実施態様；図11は、シェル形状の外部固定要素の第３実施態様；図12は、テンションピストン内での球状のヒンジ形状
に位置するスプリングチャック装置を示す。

次いで、本発明はガス及び／又は液体媒体用の急速連
結の実施例をもって記述されが、工具機械で同様に使用
できる。図１は、ハウジング前部１とハウジング後部６
を有する急速連結されたスプリングチャック装置を示す
が、このスプリングチャック装置は一体のハウジングシ
ェルであってもよい。ハウジング前部１は、数個のスプ
リングチャック３と一個のテンションピストン４より成
るスプリング配置３、４よりなる。スプリングチャック
３は、テンションピストン４を介してハウジングの後部
６内に含まれる作動装置の前部14に連結されている。こ
の図において、ハウジング前部１には、急速連結によっ
て液体またはガス媒体の入り口または出口２が配備され
ている。スプリングチャック３に向けて面しているテン
ションピストン４の前端部4aで、テンションピストンは
溝を有しその中に、テンションピストン４と向き合って
いるスプリングチャック３の後部補助ベアリング端部3b
がかみ合わせにより係合している。本実施例ではスプリ
ングチャック３の前連結端部3aは外部ねじ山を有してい
るが、例えばニップルなどの取り付け具とかみ合って係
合する内部ねじ山、バルブ、溝、及びその他の形状で成
っていてもよい。

スプリングチャック装置３、４の内部空間には、スプ
リングチャック３の後部ベアリング端部3bをテンション
ピストン４の前端部4a内に保持するハット形状の固定要
素５が配備されている。こうして固定要素５は、テンシ
ョンピストン４内でのスプリングチャック３のかみ合い
係合を確実にし、その後方サイド８に図３に示したよう
にその内部にスプリング要素７を有するカラー９を有す
る。更に、後方即ち後部サイドは突出面の右側を意味
し、従って前方即ち前部サイドは突出面の左側を意味す
る。

スプリング弾性要素７は好ましくは固定要素５を（図
１に示すように）スプリングチャック３に向けて停止位
置に移動して予備固定する圧力スプリングである。固定
要素５は、スプリングチャック装置３、４に対しては調
整可能に配置されている。圧力スプリングの代わりに、
カップスプリングスタック、ゴムスプリング又は油圧式
スプリングなども使用できる。スプリング弾性要素７は
こうしてテンションピストン４の段突き後部4b上に保持
される。

本実施例では、固定要素５、テンションピストン４の
後部4bそしてスプリングチャック３の前部3aは、ハウジ
ング前部１内で中心に沿って突出する固定ガイドロッド
30の周囲に配置されており、これらが軸に沿って移動す
る際にはガイドロッド上に保持される。ガイドロッド30
は第２ハウジング部６に固定されている。しかしなが
ら、本発明のスプリングチャック装置はガイドロッド30
なしでも設計できる。更に、テンションピストン４とハ
ウジング前部１との間、ガイドロッド30とテンションピ
ストン４との間のそれぞれに、黒く示されたシーリング
要素を配置して、流体が導入される際、開口部２と連結
端部3a又は取り付け部との間のシールを確実にする。

図１は、さらに詳細には示されてないが径方向に拡開
して係合位置にあるスプリングチャック３を示す。該図
で詳細に示されてない作動装置がレバー又はフープを介
して作動された場合、作動ピン17はハウジング後部６に
対して軸に沿って左、即ちコンターの左手方向に移動す
る。作動ピンはハウジング後方部６のホールを通って案
内されて作動装置の前部14に連結され、更にテンション
ピストン４の後部4bに連結される。

スプリングチャック装置３、４はこうして、図２に示
すように軸に沿って固定要素と共にハウジング前部１、
ガイドロッド30に対して左方向に移動される。スプリン
グチャックの前部接合端部3aはガイドロッド30の先端部
を越えて突き出ており、それらの周囲に配置された弾性
Ｏ−リング12で共に押圧されている。スプリングチャッ
ク３が径方向に移動できるように、固定要素５は同時に
軸方向において右コンターに向けて周縁に撓む、即ちス
プリングチャック装置３、４に対して、スプリングチャ
ック３の停止位置を緩めることなく移動できなくてはな
らない。固定要素５のこの最小の軸上の可動性は、スプ
リング弾性要素７で確保される。径方向に圧縮された位
置において、スプリングチャック３の前部連接端部3aは
内部ねじ山を有する取り付け装置に案内され、作動機の
再作動により、反対方向後部におされて、図１に示した
拡開係合位置に戻る。この係合位置で、シーリングリン
グ12も図１に示されるようにシーリング作用により媒体
が周囲に流入することを防ぐ。

図３は、図１、２でも用いたハット形状の固定要素５
の第１実施態様を拡大して示したものであり、固定要素
は軸方向に延長したホールを有し、ガイドロッド30を収
容するガイドロッドの前方サイド10では、固定要素は段
階四角形10a、10b、ベアリング端部を形成するスプリン
グチャック３の内端部3c、3dを停止、受容する四角形の
停止、受容面10b、10cを有する。既に述べたように、固
定要素５は、その内部にスプリング弾性要素７を包含す
るカラー９をその後部サイドに有している。更に、図３
に示したように、シーリング要素31、32はテンションピ
ストン４と固定要素５との間に又は固定要素５とガイド
ロッド30との間に配置されてもよい。これらのシーリン
グ要素31、32は、固定要素５、テンションピストン４と
ガイドロッド30で囲まれた隙間（図１参照）へ媒体が侵
入することを防ぎ、これにより、固定要素５の軸上の移
動は制限又は遮断される。これらのシーリング要素31、
32はそれ故にテンションピストン４、固定要素５、また
はガイドロッド30のいずれにでも選択して用いることが
出来る。

図４は、ガイドロッド30を収容する軸方向に延長する
ホールを有する図３に示した固定要素の５の変化形を示
す。固定要素５は傾斜形状10dをその前方サイド10に有
し、テンションピストン４へのスプリングチャック３の
挿入を傾斜ガイド面を滑らすことにより簡単にする。こ
の実施態様のこのほかの要件は、図３に示したと同様で
あることから更なる詳細は省略する。

図５に示した実施態様は、固定要素５が、その前方サ
イド10に傾斜停止、受容面10b、10eを、スプリングチャ
ック３のこれらと対応する形状の内端部3d、3eのために
有する点で図３の実施態様と相違する。この実施態様に
おいても、傾斜装置はテンションピストン４へのスプリ
ングチャック３の挿入をより自由に行えるようにしてい
る。固定要素５のこのほかの特徴は、図３、４に示した
特徴と同様である。

図６は、ガイドロッド30を収容する軸方向に延長する
ホールを同様に有し、その後方サイド８により小さな円
周を有する包囲段階9'を有するハット形状の固定要素の
５を有するスプリングチャック装置を示す。この実施態
様において、テンションピストン４と固定要素５との間
にスプリング弾性要素７を配置することが出来る。この
種の装置は、実際には、固定要素５とテンションピスト
ン４との間のガイド面を犠牲にしてはいるが、スプリン
グ弾性要素７に対してより優れたガイド及びサポートと
なる。しかしながら、後者のウェブ10fを広げると、後
者のテンションピストンを受けることが出来る。もちろ
ん、固定要素５の上記の全実施態様において、選択に応
じて段階9'又はカラー９を配備することが出来る。

図７は、軸方向には予めホールが形成されてない点で
相違するが、図４に示された実施態様に対応する固定要
素５の更に別の実施態様を示す。図７に示した中心線の
上の部分は停止位置、即ちスプリングチャック端部との
係合又はそのように配置された固定要素５を示す。図７
の中心線より下の部分は、軸方向において、マンドレル
19によってスプリングチャック装置３、４に対して停止
位置から移動した固定要素５、を示す。図７から明らか
なように、固定要素５はこの位置にあるときは、スプリ
ングチャック３はテンションピストン４から無理なく外
すことが出来、ハウジング部１から前方に（この図では
左の方向に）引き出すことが出来る。従って、マンドレ
ル19は、ホール11（図８参照）を介して前部からスプリ
ングチャック３同士の間を通って又は中心からスプリン
グチャック装置３、４に導入できる。これにより、スプ
リングチャック３は個々に又は同時に引き出すことが出
来る。新スプリングチャック３は、例えば、ハウジング
部１の前方サイドにおいて軸に沿ってそれらを単に押し
込むだけで他の接合形態と共に取り付けることができ
る。固定要素５はスプリング７を補強し、テンションピ
ストン４の前端部4aにベアリング端部3bをロックする。

ガイドロッド30なしで設計されたこのタイプのスプリ
ングチャック３、４は、例えば、固定要素５を押し戻す
スリムスクリュウドライバー等のマンドレル形状の補助
工具を省略するために固定要素５に一体的に取り付けら
れた中心マンドレルを備えることが出来る。更に、追加
変更として、例えば、ベアリング端部3bから引っ張るな
ど固定要素５を引っ張り荷重によって停止位置から解放
するために一体的に設計された又は載置されるロッド状
の延長部をハウジングの後半部６からの固定要素５に備
えることも可能である。引っ張り又は押し出しによって
停止位置から放すことはクランクドライバーなどを用い
てねじることでも出来る。

図9a、9bは、スプリングチャック装置３、４の周囲に
配置され、その前方サイド20に四角形状20a、20bを有す
るシェル形状の固定要素5'を有するスプリングチャック
装置３、４を示す。更に、固定要素5'は、内側に向けた
別の包囲停止段15、並びにかみ合ったときにはスプリン
グチャック装置３の外端部3c、3dを含む四角形の停止、
受容面15a、20bを有する。図9aの実施態様では、固定要
素5'の停止段15の後方サイド15bとテンションピストン
４の停止段16との間に好ましくは圧力スプリングでなる
スプリング弾性要素７が配置されており、図9aに示すよ
うにスプリングチャック３と共に固定要素７を停止位置
へ押し込む。

図10、11はシェル形状固定要素5'の更に別の２種の実
施態様である。図10において、固定要素5'は傾斜形状20
dをその前方サイドに有しているが、停止並びに受容面1
5a、20bはここでも四角形状に設計されている。これに
対して、図11では、固定要素5'はその前方サイド20に、
傾斜状の停止並びに受容面15a、20eをスプリングチャッ
ク３の外端部3d、3eに対して形成している。傾斜形状で
あることによりスプリングチャック３がテンションピス
トン４の受容面へ中央滑り込み出来るので、両実施態様
の実施例により、スプリングチャック３のテンションピ
ストンへの挿入は一層自由に行える。

固定要素5'の何れの実施態様も、図9aの実施例で示し
たようにシーリング要素33を停止段15とテンションピス
トン４との間に配置できる。更に、スプリングチャック
を放射状に広げて取り付け具、例えば接合ニップル又は
急斜テーパーカッターヘッドのテンションボルトに連結
するために、環状スプリング34を、固定要素5'の受容面
20bとスプリングチャック３との間に配置できる。これ
は、特にスプリングチャック３の前方部3aが内側にねじ
山を有し、取り付け具が外部にねじ山を有するときに必
要である。スプリングチャック３が既に拡開している場
合、スプリングチャックとの係合位置にもっていくこと
が出来る。

更に、ここでもシェル形状の固定要素5'が、マンドレ
ルによりスプリングチャック３との係合を緩めてスプリ
ングチャック装置３、４に対して軸方向に移動できるこ
とがわかる。既に示したように、マンドレルはスプリン
グチャック３に形成されたホール11（図８参照）を通し
て導入される。ここでも、固定要素5'は停止位置からハ
ウジングの右サイド６から遠くへ引き出せる構造とする
ことが可能である。

図12は、テンションピストン４の前方部に位置するス
プリングチャック３の後部3bの配置に関する変更実施態
様を示す。テンションピストン４の前端部4aは、その内
側に、スプリングチャック３の後部3bの相補形状とかみ
合って包囲する組立溝を有する（図１、２、７、9a参
照）。図12において、テンションピストン４の前端部4a
は球面状ヒンジ形状のフィレット溝を有しており、その
開口角度は（スプリングチャック３の補助後部3bを受容
できるように）180度より小さい。停止位置で、固定要
素は、スプリングチャック３の前端部4aのフィレット部
と同様に、開口角度を180度より小さくし、これにより
スプリングチャック３をテンションピストン４内部に嵌
合保持する。このタイプの実施態様により、スプリング
チャック３の径方向の移動は球状のヒンジ形状固定によ
り確実になるため、スプリングチャック３とテンション
ピストン４との間には隙間は不要となる。テンションピ
ストン４でのスプリングチャック３の球状ヒンジ形状装
置は、シェル形状固定要素5'を用いる実施態様においミ
ラーイメイジの手法で用いることが出来る。

上記の固定要素5'の実施態様は同時にあそび修正にも
有用である。従来のフック接合では、スプリングチャッ
クがテンションピストンから外れないようにするため
に、スプリングチャックとテンションピストンとの間の
隙間を狭くする必要があった。本発明では固定要素５、
5'を用いることにより、スプリングチャックとテンショ
ンピストンとの間の隙間を広くすることも出来る。この
ため、従来のフック形式の連結でのスプリングチャック
３の径方向の移動はわずかでしかなかったのに、上記の
固定要素５、5'を用いることにより、スプリングチャッ
ク３の径方向の移動を大きくでき、これによって、更な
る取り付け具への連結が容易になる。基本的には、上記
で図示、説明した実施態様に従ってスプリングチャック
装置３、４で上記の固定要素５、5'を用いることにより
スプリングチャック３の交換がハウジングを分解するこ
となく容易に且つ迅速に出来、スプリングチャック装置
の実使用を容易にする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) F16L 37/12 F16L 37/58

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】テンションピストン（４）と、連結端部
（3a）とのそれぞれを有する数個のスプリングチャック
（３）よりなり、該スプリングチャック（３）はベアリ
ング端部（3b）によって取り外し可能にテンションピス
トンに固定されており、作動要素によってテンションピ
ストン（４）と共に軸上で調整できる特にはガス及び／
又は液体媒体用の迅速連結器におけるスプリングチャッ
ク装置において、上記スプリングチャック装置（３、
４）が、上記ベアリング端部を嵌合により把持するため
にスプリングチャック装置（３、４）に対して可動性の
固定要素（５、5'）に連結され、該固定要素はスプリン
グチャック（３）とテンションピストン（４）とのかみ
合い係合を確実にすることを特徴とするスプリングチャ
ック装置。
【請求項２】固定要素（５、5'）が軸に沿って調整可能
であることを特徴とする請求項１に記載のスプリングチ
ャック装置。
【請求項３】固定要素（５、5'）が停止位置の方向にお
いてスプリング弾性要素（７）によって作動されること
を特徴とする請求項１又は２に記載のスプリングチャッ
ク装置。
【請求項４】固定要素（５）がスプリングチャック装置
（３、４）の内部空間においてハット形状に設計されて
いることを特徴とする請求項１ないしは３のいずれかに
記載のスプリングチャック装置。
【請求項５】固定要素（５）がその後方サイド（８）に
カラー（９）を有し、該カラーがその内部にスプリング
弾性要素（７）を有することを特徴とする請求項３また
は４に記載のスプリングチャック装置。
【請求項６】固定要素（５）が、該固定要素（５）とテ
ンションピストン（４）との間にスプリング弾性要素
（７）を配置するために、その後方サイド（８）に包囲
する段階部（9'）を有することを特徴とする請求項３ま
たは４に記載のスプリングチャック装置。
【請求項７】固定要素（５）がその前方サイド（10）
に、スプリングチャック（３）の内端部（3c、3d）を停
止並びに受容する四角形の停止、受容面（10b、10c）を
有することを特徴とする請求項１−６のいずれかに記載
のスプリングチャック装置。
【請求項８】固定要素（５）がその前方サイド（10）
に、スプリングチャック（３）の内端部（3d、3e）を停
止並びに受容する四角形の停止、受容面（10b、10e）を
有することを特徴とする請求項１−６のいずれかに記載
のスプリングチャック装置。
【請求項９】固定要素（５）がその前方サイド（10）
に、四角形状（10a、10b）を有することを特徴とする請
求項１−８のいずれかに記載のスプリングチャック装
置。
【請求項１０】固定要素（５）がその前方サイド（10）
に、傾斜形状（10d）を有することを特徴とする請求項
１−８のいずれかに記載のスプリングチャック装置。
【請求項１１】固定要素（５）が軸方向に延長するホー
ルを有するシェル形状に設計されていることを特徴とす
る請求項１−10のいずれかに記載のスプリングチャック
装置。
【請求項１２】固定要素（５）とガイドロッド（30）と
の間にシーリング要素（32）が配置されていることを特
徴とする請求項11に記載のスプリングチャック装置。
【請求項１３】固定要素（５）とテンションピストン
（４）との間にシーリング要素（31）が配置されている
ことを特徴とする請求項１−12のいずれかに記載のスプ
リングチャック装置。
【請求項１４】固定要素（5'）がスプリングチャック装
置（３、４）の周囲にシェル形状に設計されていること
を特徴とする請求項１−３のいずれかに記載のスプリン
グチャック装置。
【請求項１５】固定要素（5'）が内側に向いた包囲停止
段（15）を有することを特徴とする請求項14に記載のス
プリングチャック装置。
【請求項１６】固定要素（5'）がその前方サイド（20）
に、四角形状（20a、20b）を有することを特徴とする請
求項14又は15に記載のスプリングチャック装置。
【請求項１７】固定要素（5'）がその前方サイド（20）
に、傾斜形状（20d）を有することを特徴とする請求項1
4又は15に記載のスプリングチャック装置。
【請求項１８】固定要素（5'）の内部サイド上に配置さ
れたスプリング弾性要素（７）が停止段（15）の後方サ
イド（15b）に隣接していることを特徴とする請求項15
−17のいずれかに記載のスプリングチャック装置。
【請求項１９】固定要素（5'）が前方サイド（20）上に
四角形の停止並びに受容面（15a、20b）をスプリングチ
ャック（３）の外端部（3c、3d）のために形成している
ことを特徴とする請求項14−18のいずれかに記載のスプ
リングチャック装置。
【請求項２０】固定要素（5'）が前方サイド（20）上に
傾斜状の停止並びに受容面（15a、20e）をスプリングチ
ャック（３）の外端部（3d、3e）のために形成している
ことを特徴とする請求項14−18のいずれかに記載のスプ
リングチャック装置。
【請求項２１】停止面（15）とテンションピストン
（４）との間にシーリング要素（33）が配置されている
ことを特徴とする請求項14−20のいずれかに記載のスプ
リングチャック装置。
【請求項２２】固定要素（5'）とスプリングチャックと
の間にスプリングチャックが径方向に拡開するように環
状スプリング（34）が配置されていることを特徴とする
請求項14−21のいずれかに記載のスプリングチャック装
置。
【請求項２３】固定要素、（５、5'）がマンドレル（1
9）と共にスプリングチャック装置（３、４、）を通し
て軸に沿って調整可能であることを特徴とする請求項１
−22のいずれかに記載のスプリングチャック装置。
【請求項２４】テンションピストン（４）が設置溝を有
し、該溝内に相補形輪郭を有するスプリングチャック
（３）のベアリング端部（3b）がかみ合いにより係合し
ていることを特徴とする請求項１−23のいずれかに記載
のスプリングチャック装置。
【請求項２５】テンションピストン（４）の前端部（4
a）が、球状のヒンジ形状のフィレット部を有し、その
開口角度が180度より小さく、これによりスプリングチ
ャック（３）のベアリング端部（3b）の対応する相補形
状を受容し、且つテンションピストン（４）の前端部
（4a）のフィレット部と共に180度より大の開口度を形
成する固定要素（５、5'）を用いて停止位置でそれらを
嵌合して係合することを特徴とする請求項１−24のいず
れかに記載のスプリングチャック装置。