JP3501262B2 - 電子メール処理装置 - Google Patents

電子メール処理装置

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JP3501262B2
JP3501262B2 JP07452797A JP7452797A JP3501262B2 JP 3501262 B2 JP3501262 B2 JP 3501262B2 JP 07452797 A JP07452797 A JP 07452797A JP 7452797 A JP7452797 A JP 7452797A JP 3501262 B2 JP3501262 B2 JP 3501262B2
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秀樹 山本
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールで行わ
れた質問への回答を自動応答する電子メール処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子メールに対して自動応答す
るシステムとして、例えば、特開平8−204843号
公報等に開示されるものがあった。このようなシステム
は、電子メールのヘッダ部に記された、その電子メール
が質問であるか照会であるかといったサブジェクトに基
づき自動応答を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、電子メールで質問や回答といった機
能が明確に記されていないものに対しては、自動応答す
ることができない。特に、メッセージが非定型な内容の
もの、例えば「A社のコンピュータでBCDの電子メー
ルシステムを構築した方はおられますか」といった内容
のメールを処理することはできない。
【0004】また、何人かでグループを作り、電子メー
ルの同報通信を利用し、特定の話題に関して議論するメ
ーリングリスト等では、途中からそのグループに加わっ
た人が、過去に行われた議論を全て見ることなしに、過
去に行われた質問と同じ質問を行い、別の人から顰蹙を
買うことがあった。
【0005】このような点から、非定型なメッセージで
あっても処理することができ、また、既存の質問と同じ
内容の質問を行うことを躊躇する必要のない電子メール
処理装置の実現が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈請求項1の構成〉 電子メールを受信する毎にその本文が蓄積されるメール
蓄積手段と、電子メールの本文中の引用文を示すための
引用記号が格納されている引用記号蓄積手段と、前記メ
ール蓄積手段から取り込んだ本文に対し前記引用記号蓄
積手段を参照して引用文を特定する引用解析手段と、受
信した電子メールの本文及び前記メール蓄積手段からの
本文を質問判定規則に基づいて解析して両本文中の質問
文を特定すると共に、前記メール蓄積手段からの本文中
の引用文を前記引用解析手段の解析結果に基づいて特定
する段落機能解析手段と、前記両本文中の各質問文から
それぞれのキーワードを抽出し、これらキーワードが所
定レベルで一致するか否かを判定する回答検索手段と、
該回答検索手段が一致すると判断すると、前記メール蓄
積手段からの本文中の前記引用文に基づいて回答文を生
成する回答生成手段と、前記回答文を含む電子メールを
前記受信した電子メールの送信先へ送信するメール送信
手段と、を含むことを特徴とする電子メール処理装置
【0007】〈請求項1の説明〉段落機能解析手段は、
例えば「?」を含む場合にその段落を質問と解析する
が、その規則はどのようなものであってもよい。また、
回答の段落を解析する規則は、例えば、引用記号「>」
が付された行の段落を回答と判定するといったものであ
るが、引用されていることを判定することができれば、
どのような手段であってもよい。
【0008】回答検索手段は、回答を有する電子メール
の検索を、キーワードのマッチングによって行う。例え
ば、このマッチングの基準は75%以上キーワードが一
致した場合とするが、これ以外にも、キーワードの関連
語でマッチングを行う等、条件に応じて種々変更が可能
である。
【0009】 このような構成により、電子メールで質
問を行った場合、過去にその質問と類似の質問に対して
回答がなされていると、その質問の回答を電子メールで
得ることができる。従って、ユーザは自分でメーリング
リストのメールを全部保存し、自分で検索する手間が省
ける。過去に同じ内容の質問の回答があったかどうか
は、質問中のキーワードを含むメールの中から、自分
で読んで探す場合と比較すると、検索時間が大幅に短縮
できるので、業務の効率を向上させることができる。ま
た、同じ内容の質問をメーリングリストに対して繰り返
しても、その質問に答えられる知識を持った人から顰蹙
を買うことがなくなるので、精神的なストレスなく質問
することができる。回答する人も、一度説明したことを
何度も説明する必要がなくなるという効果がある。
【0010】〈請求項2の構成〉 請求項1において、メーリングリストのアドレスとメー
リングメンバのアドレスとの対応を示すメーリングリス
トアドレス蓄積手段とを更に備え前記メール送信手段
は、前記メーリングリストアドレス蓄積手段を参照し、
対応するアドレスが存在した場合は、そのメンバに対し
前記回答文を含む電子メールを送信することを特徴と
する電子メール処理装置
【0011】〈請求項2の説明〉請求項2の発明は、任
意のメーリングリストのアドレス宛のメールを、そのメ
ーリングリストのメンバに送信するようにしたものであ
る。即ち、サーバとしての機能を付加したものである。
これにより、端末の電子メール送信動作への負担を軽減
することができる。
【0012】〈請求項3の構成〉 請求項2において、前記メール送信手段は、任意のメン
バから質問を含む前記電子メールを受信した場合は、
記回答文を含む電子メールを、当該メンバが属するメー
リングリストのメンバに対して送信することを特徴とす
る電子メール処理装置
【0013】〈請求項3の説明〉請求項3の発明では、
質問に対する回答が、メーリングリストのメンバに対し
て送信されるため、もし、その回答に不適切なものが含
まれていた場合は、その質問に対して本当に回答できる
人がその内容を訂正するメールを出すことができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。 《具体例》 〈構成〉図1は本発明の電子メール処理装置の具体例を
示す構成図である。図の装置は、電子メール通信手段
1、定型ヘッダ解析手段2、引用解析手段3、段落機能
解析手段4、回答検索手段5、回答生成手段6、メーリ
ングリストアドレス蓄積手段7、引用記号蓄積手段8、
段落機能決定規則蓄積手段9、回答生成規則蓄積手段1
0、過去のメール蓄積手段11からなる。
【0017】電子メール通信手段1は、電子メールの送
受信を行う機能を有している。例えば、電子メールを受
信した場合は、これを定型ヘッダ解析手段2に送出し、
また、回答生成手段6で生成された回答を、メーリング
リストのメンバに対して送信する機能を有している。
【0018】定型ヘッダ解析手段2は、メーリングリス
トアドレス蓄積手段7に基づき、受信した電子メールの
ヘッダ部から宛先を解析する機能を有している。引用解
析手段3は、引用記号蓄積手段8に基づき、電子メール
の本文中に含まれる別の電子メールを引用している引用
部分と実際に記載された部分とを分ける機能を有してい
る。段落機能解析手段4は、段落機能決定規則蓄積手段
9に基づき、本文中の各段落が「自己紹介」、「挨
拶」、「質問」、「回答」、「要請」、「署名」等かど
うかを決定する機能を有している。
【0019】回答検索手段5は、電子メールの本文中に
質問が含まれていた場合に、その質問に対する回答を検
索する機能を有している。回答生成手段6は、回答検索
手段5で検索された回答から実際に電子メールで送信す
る文章を作成する機能を有している。
【0020】メーリングリストアドレス蓄積手段7は、
メーリングリスト名とメーリングリストの構成員を示す
ものである。図2は、メーリングリストアドレス蓄積手
段7の一例を示す説明図である。図示の例は、メーリン
グリストとして「WWW(world wide web)」、「tosy
o 」を示し、例えば「suzuki,sato,yama,hirata」は
WWWの構成員を示している。
【0021】引用記号蓄積手段8は、電子メールの引用
符として使用されている引用記号を格納する機能を有し
ている。図3は引用記号蓄積手段8の説明図である。図
示のように、引用記号として、“>”や“>>”といっ
た記号が格納されている。なお、No3の引用記号は、記
号>と1文字分のスペースを示している。
【0022】段落機能決定規則蓄積手段9は、段落機能
決定規則を格納する機能を有している。図4は段落機能
決定規則の説明図である。段落機能決定規則は、段落内
に含まれる文字列との照合を行う条件部と、それにマッ
チしたときに処理を実行する実行部とを持つ規則から構
成される。
【0023】回答生成規則蓄積手段10は、回答生成手
段6が回答を生成する場合に、どのように生成するかを
示す規則を蓄積する手段である。また、過去のメール蓄
積手段11は、電子メール通信手段1で受信した電子メ
ールを蓄積する手段である。
【0024】〈動作〉図5は本具体例の電子メール処理
装置の動作を示すフローチャートである。先ず、電子メ
ール通信手段1が電子メールを受信すると、定型ヘッダ
解析手段2が定型ヘッダを解析し、宛先がメーリングリ
ストアドレス蓄積手段7に格納されているメーリングリ
スト名の場合は、電子メール通信手段1が、その構成員
にメールを送信する。また、過去のメール蓄積手段11
にそのメールを格納する(ステップS1)。もし、送信
先がメーリングリストのアドレスではない場合は、その
メールを廃棄する。ここで、電子メールの定型ヘッダ部
分とそれ以外の本文部分は、電子メール毎に定義されて
いるものとする。
【0025】図6は、電子メールの一例を示す図であ
る。このような電子メールの場合、最初の空行までが定
型ヘッダであり、それ以外が本文である。即ち、「佐藤
です。」からがメールの本文である。そして、定型ヘッ
ダの中の、「From:」はメールの差出人、「T
o:」はメールの送付先のアドレス、「Date:」は
メールの発信時間を示している。以下、この電子メール
を例として、ステップS2〜ステップS5の処理を説明
する。
【0026】引用解析手段3は、引用記号蓄積手段8に
格納されている引用記号に基づき、メールの本文から引
用部分を抽出し、この領域を他のメールの引用部分と決
定する(ステップS2)。
【0027】図7は引用部分の決定処理のフローチャー
トである。先ず、メールを1行読み込む(ステップS1
01)。そして、これがメールの終了かを判断し(ステ
ップS102)、終了ではなかった場合はヘッダが終了
かを判定し(ステップS103)、終了ではなかった場
合は、ステップS101に戻り、この処理をヘッダの終
了まで繰り返す。即ち、図6の例では、Dateの次の
行の空行まで繰り返す。尚、ステップS102でメール
が終了であった場合は、そのまま処理を終了する。
【0028】ステップS103でヘッダの終了が認識さ
れると、段落番号を「0」に初期化し(ステップS10
4)、メールを1行読み込む(ステップS105)。即
ち、「佐藤です。」の1行を読み込む。そして、メール
の終了かを判定し(ステップS106)、終了でなかっ
た場合は、その行が空行かを調べる(ステップS10
7)。空行でなかった場合は、前行と同じ引用記号かを
調べる(ステップS108)。この場合、「佐藤で
す。」は空行でなく、かつ、前行は存在しないため、次
のステップS109に進む。ステップS109では、前
行が引用記号なしかつ現在の行も引用記号なしかを判定
する。このステップS109において、YESであるた
め、その行を段落格納領域の前行の末尾に連結する。こ
こでは、最初の行であるため、単に格納することにな
る。その後はステップS105に戻る。
【0029】「佐藤です。」の次の行は空行であるた
め、ステップS107からステップS110に移行す
る。ステップS110では、段落番号を1増やし、更
に、ステップS111で、段落格納領域に新しい段落を
追加すると共に、その内容(空)を入れ、ステップS1
05に戻る。
【0030】次に、ステップS105において、「私の
プロジェクトでは〜」という行を読み取り、ステップS
107、S108、S109、S112と進む。次の行
「どなたか〜」でも、同様のステップで処理する。次の
行は空行なので、ステップS105、S106、S10
7、S110、S111へと進む。
【0031】次の行「ーーー〜」は、ステップS10
5、S106、S107、S108、S109、S11
2と進む。次の行「佐藤〜」から最後の行までも、同様
に、ステップS105、S106、S107、S10
8、S109、S112と進み、ステップS105、S
106でメールの最後に到達すると終了する。図8
(a)は、この結果を示す説明図である。尚、図8の
(b)は、メールの本文中に引用部分がある場合の段落
格納領域の説明図であるが、このように引用部分がある
場合の引用記号の決定処理等については後述する。
【0032】次に、図5に戻り、ステップS3では、段
落機能解析手段4が、段落毎に本文を分割し、かつ、段
落機能決定規則蓄積手段9に基づき、各段落の機能を決
定する。図9は、段落機能決定処理のフローチャートで
ある。即ち、段落格納領域から段落のデータを読み(ス
テップS201)、この段落が全段落の終了かを判定し
て(ステップS202)、段落機能決定規則を順次適用
し、条件部がマッチするものがあれば、実行部を実行す
る(ステップS203)。以上の処理を全段落が終了す
るまで行う。その結果、上記図8の例では、第1段落は
「その他」、第2段落は「質問」、第3段落は「署名」
と決定される。
【0033】再び、図5に戻り、上記ステップS3で各
段落の機能を決定した結果、引用部分以外の本文中に質
問機能を有する段落が含まれいるかを判断し(ステップ
S4)、含まれていた場合は、次のステップS5に移行
し、その回答を検索する。一方、質問が含まれていない
場合は、処理を終了する。この場合は、第2段落が「質
問」であったため、ステップS5に進む。
【0034】図10は、回答決定処理のフローチャート
である。先ず、元質問、即ち、第2段落の「?」が含ま
れている文(図8における段落番号1の本文)から、キ
ーワードを抽出する。ここでは、例として2文字以上の
長さを持ち、名詞と考えられるような単語の漢字列、ア
ルファベット列、カタカナ列をキーワードとすると、キ
ーワードは「WWW」「ログ」「集計」「ツール」が抽
出される。これらのキーワードを以降では元質問キーワ
ードと呼ぶ。
【0035】ステップS302以降は、過去のメール蓄
積手段11の中を順次処理する。先ず、過去のメールに
未処理なものがあるかを調べる(ステップS302)。
図11は過去のメールの説明図である。最初に、図中の
(a)のメールについて行う場合を説明する。ステップ
S303において、このメールを取り出し、本文中の他
のメールの引用部分を見つけ(ステップS304)、段
落毎に機能を決定する(ステップS305)。
【0036】段落毎の機能が決定されると、機能が回答
である段落があるかを調べる(ステップS306)。こ
のメールの場合、機能は「その他」「質問」「署名」と
いったものだけであるため、ステップS302に戻る。
そして、ステップS302において、図11(b)のメ
ールが未処理であるとすると、ステップS303でその
メールを取り出す。
【0037】図11(b)のメールに対して、ステップ
S304の処理を実行すると、図8(b)の結果を得
る。即ち、このステップS304の処理は図7の処理と
同様であり、以下、このような引用部分を含んだメール
に対する引用記号の決定処理を説明する。
【0038】図7に示すフローチャートのステップS1
05において、図11(b)のメールの「>鈴木で
す。」の行を読み込むと、ステップS106、S10
7、S108と進み、ステップS109では、現在の行
が引用記号ありのため、ステップS110に進む。そし
て、ステップS111の処理を行ってステップS105
に戻る。次の行は空行であるため、ステップS105、
S106、S107、S110、S111と進み、ステ
ップS105に戻る。そして、次の行「>WWWの〜」
の場合も上記の「>鈴木です。」の行の処理と同様に行
う。また、これ以降の行の処理は図6のメールや図11
の(a)のメールと同様になる。
【0039】そして、段落機能解析手段4は、段落機能
決定規則蓄積手段9に基づき図10のステップS305
の処理を行う。この処理は、上述した図9のフローチャ
ートの処理と同様であり、以下のような結果を得る。図
12は、段落機能決定結果の説明図である。
【0040】図12に示した内容に対して、ステップS
306では、その第3段落に「回答」が存在するため、
ステップS307に進む。ステップS307では、引用
部分の質問、即ち、図12の文の段落番号2の部分から
キーワードを抽出する。ここで、キーワードとしては、
「WWW」「ログ」「集計」「ツール」が抽出される。
これら引用部分の質問のキーワードを引用質問キーワー
ドと呼ぶ。
【0041】次のステップS308では、引用質問キー
ワードと元質問キーワードのマッチングを調べる。マッ
チングの条件を、例えば、元質問キーワードの75%以
上のキーワードがマッチングすることとすると、上記の
例では100%マッチングするので、ステップS309
でそのメールを回答メールと決定する。その後は、ステ
ップS302に戻り、このステップS302において、
未処理なものがなくなったため、処理を終了する。
【0042】図5の説明に戻り、ステップS5におい
て、回答を検索した結果、回答が存在したため、ステッ
プS6からステップS7に進む。ステップS7では、回
答生成手段6が回答生成規則蓄積手段10に基づき回答
を生成する。即ち、回答生成手段6は、上記図10のフ
ローチャート中、ステップS309で回答としたメール
を結合する。上記の例では回答となるメールは一つだけ
であるため、結合するメールは存在しない。
【0043】ステップS7で回答を生成すると、電子メ
ール通信手段1は、その生成した回答をメーリングリス
トに送信し、処理を終了する。
【0044】〈効果〉以上のように、具体例によれば、
メーリングリストのメンバがメーリングリストに対し
て、自然言語で質問を行った場合、過去にその質問と類
似の質問に対して回答がなされていた場合は、その質問
の回答を電子メールで得ることができる。従って、ユー
ザは自分でメーリングリストのメールを全部保存し、自
分で検索する手間が省ける。過去に同じ内容の質問の回
答があったかどうかは、質問中のキーワードを含むメー
ルの中から、自分で読んで探す場合と比較すると、検索
時間が大幅に短縮できるので、業務の効率を向上させる
ことができる。
【0045】また、同じ内容の質問をメーリングリスト
に対して繰り返しても、その質問に答えられる知識を持
った人から顰蹙を買うことがなくなるので、精神的なス
トレスなく質問することができる。回答する人も、一度
説明したことを何度も説明する必要がなくなるという効
果がある。尚、本装置が作成した回答はメーリングリス
トに流すため、もし、その回答に不適切なものが含まれ
ていた場合は、その質問に対して本当に回答できる人が
その内容を訂正するメールを出せばよい。
【0046】《利用形態》上記具体例では、回答のメー
ルをメーリングリストに流したが、回答が見つかったこ
とのみを伝えるメールをメーリングリストに流し、見つ
かった回答は質問者にのみ流すようにすれば、通信量を
減らすことができる。また、具体例では、過去のメール
が2通だけの場合を説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば、過去のメールが数千を超えるメーリ
ングリストが実際に運用されており、そのようなメーリ
ングリストでは、新しいメンバが随時入ってきて過去に
なされたのと同じような質問を繰り返している。本具体
例をこのようなメーリングリストに適用すると、通信量
削減の効果が大きい。質問者は受け取った回答に不満が
あれば、再度メーリングリストに質問のメールと、受け
取った回答が不満である旨のメールを出せばよい。そし
て、もしその質問に本当に答えることができる人がいれ
ば、それを見てメールで答えればよい。
【0047】また、上記具体例では、一つのメーリング
リストに対する例を示したが、過去のメール蓄積手段1
1およびメーリングリストアドレス蓄積手段7をメーリ
ングリスト毎に用意する(例えば、図2の例では、「W
WW」と「tosyo」毎に用意する)ことで、複数の
メーリングリストに対して単一の装置で、上記の機能を
提供することができる。また、電子メールの定型ヘッダ
は、一例を示しただけであり、「Subject:」が
「件名」や「主題」等となっている電子メールシステム
でも本具体例と同様の効果を奏することができる。
【0048】更に、キーワードの抽出方法として2文字
以上の漢字列、カタカナ列、アルファベット列を抽出す
る例を示したが、その方法は問わない。元質問キーワー
ドと引用質問キーワードの照合の判断を75%以上のキ
ーワードがマッチすることとしたが、この基準は問わな
い。図4に示した段落機能決定規則もこの例以外の種々
の規則であってもよい。また、引用記号もこの例のみに
限定されるものではない。例えば、引用記号は、以降の
行を先読みして先頭何文字かが等しいかを調べることに
よって決めても構わない。更に、引用部分の決定は、行
の先頭の引用記号の比較だけでなく、メールシステム固
有の引用開始記号、例えば「−−−−−begin included
mail 」から、引用終了記号「−−−−−end included
mail 」までを引用部分と決定する処理を用いてもよ
い。
【0049】また、上記具体例では、ネットワークのサ
ーバに各機能を持たせたが、これ以外にも、上述した各
機能を有し、自動応答する端末をメーリングリストのメ
ンバとして設け、この端末が過去のメールの蓄積や回答
生成を行うよう構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール処理装置の具体例を示す構
成図である。
【図2】本発明の電子メール処理装置におけるメーリン
グリストアドレス蓄積手段の説明図である。
【図3】本発明の電子メール処理装置における引用記号
蓄積手段の説明図である。
【図4】本発明の電子メール処理装置における段落機能
決定規則の説明図である。
【図5】本発明の電子メール処理装置の具体例の動作フ
ローチャートである。
【図6】本発明の電子メール処理装置における電子メー
ルの一例を示す説明図である。
【図7】本発明の電子メール処理装置における引用部分
の決定処理のフローチャートである。
【図8】本発明の電子メール処理装置における段落格納
領域の説明図である。
【図9】本発明の電子メール処理装置における段落機能
決定処理のフローチャートである。
【図10】本発明の電子メール処理装置における回答決
定処理のフローチャートである。
【図11】本発明の電子メール処理装置における過去の
メールの説明図である。
【図12】本発明の電子メール処理装置における段落機
能決定処理の説明図である。
【符号の説明】
1 電子メール通信手段 3 引用解析手段 4 段落機能解析手段 5 回答検索手段 7 メーリングリストアドレス蓄積手段 8 引用記号蓄積手段 9 段落機能決定規則蓄積手段 11 過去のメール蓄積手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 太田竜男 外,質問応答システムの構 築,FUJITSU,1994年 9月10 日,Vol.45,No.5,p.436− 442 堤豊 外,電子メールを用いた日本語 文による質問応答システムにおける類似 質問の抽出について,情報処理学会研究 報告(97−NL−117),1997年 1月 21日,Vol.97,No.4,p.161 −166 Paul Gilster著,小嶋隆 一・高尾哲康訳,インターネット情報検 索ツールガイド,オーム社,1995年 4 月20日,第1版,p.283−320 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57) 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを受信する毎にその本文が蓄
    積されるメール蓄積手段と、電子メールの本文中の引用
    文を示すための引用記号が格納されている引用記号蓄積
    手段と、 前記メール蓄積手段から取り込んだ本文に対し前記引用
    記号蓄積手段を参照して引用文を特定する引用解析手段
    と、 受信した電子メールの本文及び前記メール蓄積手段から
    の本文を質問判定規則に基づいて解析して両本文中の質
    問文を特定すると共に、前記メール蓄積手段からの本文
    中の引用文を前記引用解析手段の解析結果に基づいて特
    定する段落機能解析手段と、 前記両本文中の各質問文からそれぞれのキーワードを抽
    出し、これらキーワードが所定レベルで一致するか否か
    を判定する回答検索手段と、 該回答検索手段が一致すると判断すると、前記メール蓄
    積手段からの本文中の前記引用文に基づいて回答文を生
    成する回答生成手段と、 前記回答文を含む電子メールを前記受信した電子メール
    の送信先へ送信するメール送信手段と、 を含むことを特徴とする電子メール処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 メーリングリストのアドレスとメーリングメンバのアド
    レスとの対応を示すメーリングリストアドレス蓄積手段
    とを更に備え、 前記メール送信手段は、前記メーリングリストアドレス
    蓄積手段を参照し、対応するアドレスが存在した場合
    は、そのメンバに対して前記回答文を含む電子メールを
    送信することを特徴とする電子メール処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記メール送信手段は、任意のメンバから質問を含む前
    記電子メールを受信した場合は、前記回答文を含む電子
    メールを、当該メンバが属するメーリングリストのメン
    バに対して送信することを特徴とする電子メール処理装
    置。
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