JP3500851B2 - 表面光沢が美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金群とその選別方法 - Google Patents
表面光沢が美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金群とその選別方法Info
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- JP3500851B2 JP3500851B2 JP10283696A JP10283696A JP3500851B2 JP 3500851 B2 JP3500851 B2 JP 3500851B2 JP 10283696 A JP10283696 A JP 10283696A JP 10283696 A JP10283696 A JP 10283696A JP 3500851 B2 JP3500851 B2 JP 3500851B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チタンまたはチタ
ン合金材(以下、Ti材と総称することがある)に関す
るものであり、詳細には色調の判断・評価技術に裏打ち
された審美性の高いTi材に関するものである。
ン合金材(以下、Ti材と総称することがある)に関す
るものであり、詳細には色調の判断・評価技術に裏打ち
された審美性の高いTi材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Ti材は、従来から化学,電力といった
分野で利用されていたが、近年、建材や看板等にも使用
され始め、この場合は、Ti材表面が美麗であることが
強く望まれる。
分野で利用されていたが、近年、建材や看板等にも使用
され始め、この場合は、Ti材表面が美麗であることが
強く望まれる。
【0003】Ti材は、圧延工程等における加熱や塑性
加工後の焼鈍を受けることによって、表面に酸化物等か
らなる汚染層が形成されるが、この表面汚染層を除去す
る為に、酸による洗浄除去処理(酸洗処理)が一般に行
われている。この酸洗処理の方法としては、例えばASTM
B600 等が知られている。
加工後の焼鈍を受けることによって、表面に酸化物等か
らなる汚染層が形成されるが、この表面汚染層を除去す
る為に、酸による洗浄除去処理(酸洗処理)が一般に行
われている。この酸洗処理の方法としては、例えばASTM
B600 等が知られている。
【0004】この様な酸洗処理はTi材の表面に審美性
を与えるという観点からも有用であり、従って、該処理
は最終の製造工程で行われるから、処理後の表面がその
まま建材等の表面となる。
を与えるという観点からも有用であり、従って、該処理
は最終の製造工程で行われるから、処理後の表面がその
まま建材等の表面となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記酸洗処理済みのT
i材は、金属らしさを備えた銀色を呈するが、個々のT
i材について比較すると色調にばらつきが感じられるこ
とがしばしばある。特に審美性が重要視される建材用途
の場合には上記の様に色調にばらつきがあるものは問題
であり、この為従来においては、熟練者の目視観察によ
る検査を受けて、適切なTi材を選んで使用していた。
しかしながら、人の感覚に頼る判別は、規格化できない
ことから、時には色調に差のあるものが一緒に使われる
ことになり、審美性の要求が高度化する世情に対応でき
ていない場合も生じていた。
i材は、金属らしさを備えた銀色を呈するが、個々のT
i材について比較すると色調にばらつきが感じられるこ
とがしばしばある。特に審美性が重要視される建材用途
の場合には上記の様に色調にばらつきがあるものは問題
であり、この為従来においては、熟練者の目視観察によ
る検査を受けて、適切なTi材を選んで使用していた。
しかしながら、人の感覚に頼る判別は、規格化できない
ことから、時には色調に差のあるものが一緒に使われる
ことになり、審美性の要求が高度化する世情に対応でき
ていない場合も生じていた。
【0006】本発明は以上の様な状況に鑑みてなされた
ものであり、同一として容認され得る色調範囲を、人の
感覚に頼らず、数値的な一定の基準によって判断するこ
とのできた審美性のばらつきの少ないTi材を提供する
ことを目的とする。
ものであり、同一として容認され得る色調範囲を、人の
感覚に頼らず、数値的な一定の基準によって判断するこ
とのできた審美性のばらつきの少ないTi材を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表面光沢が
美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金群の選別方法
は、チタン材またはチタン合金材を選別するにあたり、
入射角45度における鏡面光沢度が10〜100%であ
り、且つ、相互の鏡面光沢度の比が0.87〜1.15
の範囲内にある2以上のチタン材またはチタン合金材を
選別するところに特徴がある。また、本発明に係る表面
光沢が美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金材群
は、入射角45度における鏡面光沢度が10〜100%
であり、且つ、相互の鏡面光沢度の比が0.87〜1.
15の範囲内にある2以上のチタン材またはチタン合金
材からなるものであることを要旨とする。
美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金群の選別方法
は、チタン材またはチタン合金材を選別するにあたり、
入射角45度における鏡面光沢度が10〜100%であ
り、且つ、相互の鏡面光沢度の比が0.87〜1.15
の範囲内にある2以上のチタン材またはチタン合金材を
選別するところに特徴がある。また、本発明に係る表面
光沢が美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金材群
は、入射角45度における鏡面光沢度が10〜100%
であり、且つ、相互の鏡面光沢度の比が0.87〜1.
15の範囲内にある2以上のチタン材またはチタン合金
材からなるものであることを要旨とする。
【0008】
【発明の構成についての説明】本発明者らは、始めに、
目視観察において色調の相違を感じさせる原因について
検討することとし、目視観察において表面の色調が異な
ると感じられる2つのTi材を試験材料として選び、こ
れらの比較検討を行った。尚、該試験材料No.1,2は、JI
S 規格H 4600 TP270C 、厚さ1.5mm の板材であり、酸洗
処理仕上げしたものであり、充分に脱スケールが行わ
れ、且つ酸焼けが生じていないTi材である。目視観察
の結果は、材料No.1,2は共に銀色を呈しているものの、
材料No.1は艶があって黒っぽく、材料No.2は艶がなく白
っぽいものであった。
目視観察において色調の相違を感じさせる原因について
検討することとし、目視観察において表面の色調が異な
ると感じられる2つのTi材を試験材料として選び、こ
れらの比較検討を行った。尚、該試験材料No.1,2は、JI
S 規格H 4600 TP270C 、厚さ1.5mm の板材であり、酸洗
処理仕上げしたものであり、充分に脱スケールが行わ
れ、且つ酸焼けが生じていないTi材である。目視観察
の結果は、材料No.1,2は共に銀色を呈しているものの、
材料No.1は艶があって黒っぽく、材料No.2は艶がなく白
っぽいものであった。
【0009】先ず、色の表示方法としてJIS Z 8730で規
格されているLab表色系で表す場合について検討し
た。尚、Lab表色系は、知覚的にほぼ均等な歩度をも
つ色空間の一つであり、L,a,bの値は、標準の光C
を用いて、JIS Z 8722に規定する三刺激値X,Y,Zか
ら計算される。
格されているLab表色系で表す場合について検討し
た。尚、Lab表色系は、知覚的にほぼ均等な歩度をも
つ色空間の一つであり、L,a,bの値は、標準の光C
を用いて、JIS Z 8722に規定する三刺激値X,Y,Zか
ら計算される。
【0010】上記材料No.1,2についてLab表色系(明
度:L、色相:a,b)で表した結果を表1に示す。
尚、測定にはJIS Z 8722に準拠する色差計(日本電色工
業株式会社製,SZS Σ90)を用いた。
度:L、色相:a,b)で表した結果を表1に示す。
尚、測定にはJIS Z 8722に準拠する色差計(日本電色工
業株式会社製,SZS Σ90)を用いた。
【0011】
【表1】
【0012】表1から分かる様に、材料No.1,2は正常な
酸洗処理Ti材が本来有する値を示し、色差に関して、
これら材料No.1,2の間には有意差は認められず、即ち目
視観察結果との相関が得られない。従って、Lab表色
系ではTi材の色調の差を示し得ないということが分か
る。
酸洗処理Ti材が本来有する値を示し、色差に関して、
これら材料No.1,2の間には有意差は認められず、即ち目
視観察結果との相関が得られない。従って、Lab表色
系ではTi材の色調の差を示し得ないということが分か
る。
【0013】次に、種々の波長の可視光の反射率につい
ての測定を行った。尚、測定には上記色差計と同じ測定
装置(日本電色工業株式会社製,SZS Σ90[JIS Z 8722
に準拠])を用いた。
ての測定を行った。尚、測定には上記色差計と同じ測定
装置(日本電色工業株式会社製,SZS Σ90[JIS Z 8722
に準拠])を用いた。
【0014】図1は材料No.1,2についての、光の波長と
反射率の関係を示したグラフである。図1から分かる様
に、材料No.1,2には可視光領域の反射率スペクトルに有
意差は見られず、反射率をもってしてもTi材の色調差
を示すことができないということが分かる。
反射率の関係を示したグラフである。図1から分かる様
に、材料No.1,2には可視光領域の反射率スペクトルに有
意差は見られず、反射率をもってしてもTi材の色調差
を示すことができないということが分かる。
【0015】次に、光沢度について測定を行った。図2
は材料No.1,2についての受光角度と光沢度の関係を示す
グラフであり、この光沢度についての測定は、光源の入
射角:45度、受光角:0〜75度の測定条件で行っ
た。
は材料No.1,2についての受光角度と光沢度の関係を示す
グラフであり、この光沢度についての測定は、光源の入
射角:45度、受光角:0〜75度の測定条件で行っ
た。
【0016】図2に見られる様に、材料No.1とNo.2では
光沢度の分布状況が大きく異なっており、また正反射方
向、即ち受光角45度付近に光沢度の差が大きく出てい
る。即ち、材料No.1とNo.2では鏡面光沢度に大きな差が
ある。以上の結果から、同じ色でありながら異なる色調
であると肉眼により認識される原因は、鏡面光沢度の差
によるということが示唆された。
光沢度の分布状況が大きく異なっており、また正反射方
向、即ち受光角45度付近に光沢度の差が大きく出てい
る。即ち、材料No.1とNo.2では鏡面光沢度に大きな差が
ある。以上の結果から、同じ色でありながら異なる色調
であると肉眼により認識される原因は、鏡面光沢度の差
によるということが示唆された。
【0017】従って、外観の色調を一定とするには、希
望する色調を有するTi材の鏡面光沢度と同一の鏡面光
沢度を有するTi材を選べば良いということが分かる。
但し、鏡面光沢度が多少異なっていても、それが必ず視
覚的にも色調差として感じられる訳ではない。そこでそ
の許容できる変動幅について次に検討した。以下に、上
記許容幅について述べる。尚、以下に述べる鏡面光沢度
は、特に言及しない限り、入射角45度であり、正反射
方向に反射したときのものである。
望する色調を有するTi材の鏡面光沢度と同一の鏡面光
沢度を有するTi材を選べば良いということが分かる。
但し、鏡面光沢度が多少異なっていても、それが必ず視
覚的にも色調差として感じられる訳ではない。そこでそ
の許容できる変動幅について次に検討した。以下に、上
記許容幅について述べる。尚、以下に述べる鏡面光沢度
は、特に言及しない限り、入射角45度であり、正反射
方向に反射したときのものである。
【0018】上記許容幅の検討の試験材料として、同一
色であって種々の鏡面光沢度を有する酸洗処理後のTi
材を準備し、色調差の許容範囲の限界を調査した。該調
査は、直射日光の差し込まない屋内で、目視観察により
行った。尚、準備したTi材としては、A4サイズのも
のが14枚であり、その鏡面光沢度は16〜93%の間のも
のである。また、鏡面光沢度の測定には、JIS Z 8741に
準拠する光沢度計(日本電色工業株式会社製,VGS-300
A)を使用した。
色であって種々の鏡面光沢度を有する酸洗処理後のTi
材を準備し、色調差の許容範囲の限界を調査した。該調
査は、直射日光の差し込まない屋内で、目視観察により
行った。尚、準備したTi材としては、A4サイズのも
のが14枚であり、その鏡面光沢度は16〜93%の間のも
のである。また、鏡面光沢度の測定には、JIS Z 8741に
準拠する光沢度計(日本電色工業株式会社製,VGS-300
A)を使用した。
【0019】上記調査の結果を図3のグラフに示す。
尚、図3のグラフにおいて、横軸は基準となるTi材の
鏡面光沢度(x)、縦軸は対照となるTi材の鏡面光沢
度(y)である。●で示したプロットは、基準となるT
i材と対照となるTi材の鏡面光沢度が同じ場合であ
り、この場合は上述の様に、色調の差は認められない。
○で示したプロットは基準となるTi材と対照となるT
i材の間で色調差を感じない場合であり、×で示したプ
ロットは色調差を感じる場合である。
尚、図3のグラフにおいて、横軸は基準となるTi材の
鏡面光沢度(x)、縦軸は対照となるTi材の鏡面光沢
度(y)である。●で示したプロットは、基準となるT
i材と対照となるTi材の鏡面光沢度が同じ場合であ
り、この場合は上述の様に、色調の差は認められない。
○で示したプロットは基準となるTi材と対照となるT
i材の間で色調差を感じない場合であり、×で示したプ
ロットは色調差を感じる場合である。
【0020】図3から分かる様に、同じ色調として感じ
られる場合の鏡面光沢度の許容範囲は、基準となるTi
材の鏡面光沢度(x)に対して0.87〜1.15倍の
鏡面光沢度の範囲内である。一般的には、基準の鏡面光
沢度に対して一定の値の幅が、許容範囲として想定され
たが、上記の如く、鏡面光沢度の許容範囲は、基準の鏡
面光沢度の値の大小に関係なく、その0.87〜1.1
5倍の範囲内を満足すれば良いことが分かった。
られる場合の鏡面光沢度の許容範囲は、基準となるTi
材の鏡面光沢度(x)に対して0.87〜1.15倍の
鏡面光沢度の範囲内である。一般的には、基準の鏡面光
沢度に対して一定の値の幅が、許容範囲として想定され
たが、上記の如く、鏡面光沢度の許容範囲は、基準の鏡
面光沢度の値の大小に関係なく、その0.87〜1.1
5倍の範囲内を満足すれば良いことが分かった。
【0021】建材用として金属を使用する場合は、日光
の反射による周辺への影響が懸念さえれるから、あまり
艶のあるものは好まれない。そこで、建材用途として許
容される鏡面光沢度の範囲について検討することにし
た。該検討方法としては、酸洗処理仕上げしたTi材と
して種々の鏡面光沢度を有するものを用意し、これらに
直射日光を当て、その反射光について目視観察を行うこ
とによって、眩惑の程度を調査した。該調査は、日差し
の強い8月の晴天の日に、屋外で行った。その結果を表
2に示す。尚、表2に示す眩惑度は、○:まぶしくな
い、△:ややまぶしい、×:まぶしいとして表す。
の反射による周辺への影響が懸念さえれるから、あまり
艶のあるものは好まれない。そこで、建材用途として許
容される鏡面光沢度の範囲について検討することにし
た。該検討方法としては、酸洗処理仕上げしたTi材と
して種々の鏡面光沢度を有するものを用意し、これらに
直射日光を当て、その反射光について目視観察を行うこ
とによって、眩惑の程度を調査した。該調査は、日差し
の強い8月の晴天の日に、屋外で行った。その結果を表
2に示す。尚、表2に示す眩惑度は、○:まぶしくな
い、△:ややまぶしい、×:まぶしいとして表す。
【0022】
【表2】
【0023】表2から分かる様に、鏡面光沢度が100
%以上のTi材は、眩惑度が大きく、まぶしいので、建
材用としては好ましくないことが分かった。一方、鏡面
光沢度10%以下のTi材は、表面の色調がくすみ過
ぎ、建材として用いた場合に、需要者の要求を満足し得
ないことが予想される。従って、建材用として許容され
る鏡面光沢度の範囲は10〜100%であり、より好ま
しくは10〜75%である。
%以上のTi材は、眩惑度が大きく、まぶしいので、建
材用としては好ましくないことが分かった。一方、鏡面
光沢度10%以下のTi材は、表面の色調がくすみ過
ぎ、建材として用いた場合に、需要者の要求を満足し得
ないことが予想される。従って、建材用として許容され
る鏡面光沢度の範囲は10〜100%であり、より好ま
しくは10〜75%である。
【0024】
【発明の実施の形態及び実施例】酸洗処理仕上げ後のT
i材として12枚製造した(材料No.11 〜22)。表3に
示す様に、これら材料No.11 〜22は、種々の異なった鏡
面光沢度(入射角45度)を有する。
i材として12枚製造した(材料No.11 〜22)。表3に
示す様に、これら材料No.11 〜22は、種々の異なった鏡
面光沢度(入射角45度)を有する。
【0025】
【表3】
【0026】基準となるTi材についての鏡面光沢度
(入射角45度)は60%であったから、該基準の鏡面
光沢度に対して0.87〜1.15倍の鏡面光沢度は5
2.20〜69.00の範囲となる。上記材料No.11 〜
22のうち該範囲内のものは、材料No.14 〜16,18 〜22の
8枚であり、加えてこれらは鏡面光沢度が10〜100
%の範囲内である。従って、材料No.14 〜16,18 〜22
は、上記基準のTi材と共に用いることのできる建材で
ある。
(入射角45度)は60%であったから、該基準の鏡面
光沢度に対して0.87〜1.15倍の鏡面光沢度は5
2.20〜69.00の範囲となる。上記材料No.11 〜
22のうち該範囲内のものは、材料No.14 〜16,18 〜22の
8枚であり、加えてこれらは鏡面光沢度が10〜100
%の範囲内である。従って、材料No.14 〜16,18 〜22
は、上記基準のTi材と共に用いることのできる建材で
ある。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るTi材は、同一として容認
される色調について、人の感覚に頼らず、数値的な一定
の基準によって判断することのできたTi材であり、こ
の様に選択されたTi材は、色調に差がなく、視覚的に
一様であるから、建材として使用した場合においても、
審美性を害さないという効果がある。
される色調について、人の感覚に頼らず、数値的な一定
の基準によって判断することのできたTi材であり、こ
の様に選択されたTi材は、色調に差がなく、視覚的に
一様であるから、建材として使用した場合においても、
審美性を害さないという効果がある。
【図1】Ti材の材料No.1,2についての、光の波長と反
射率の関係を示したグラフ。
射率の関係を示したグラフ。
【図2】Ti材の材料No.1,2についての、受光角度と光
沢度の関係を示すグラフ。
沢度の関係を示すグラフ。
【図3】基準となるTi材と対照となるTi材の、各鏡
面光沢度における色調差の評価結果を示すグラフ。
面光沢度における色調差の評価結果を示すグラフ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 川福 純司
兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社
神戸製鋼所 加古川製鉄所内
(72)発明者 梶田 富男
兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社
神戸製鋼所 加古川製鉄所内
(72)発明者 樽本 慎一
兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社
神戸製鋼所 加古川製鉄所内
(72)発明者 福田 正人
兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社
神戸製鋼所 加古川製鉄所内
(56)参考文献 特開 昭54−158335(JP,A)
特開 平5−237753(JP,A)
特開 平6−184774(JP,A)
特開 平7−239303(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C22C 1/00 - 49/14
Claims (2)
- 【請求項1】 チタン材またはチタン合金材を選別する
にあたり、入射角45度における鏡面光沢度が10〜1
00%であり、且つ、相互の鏡面光沢度の比が0.87
〜1.15の範囲内にある2以上のチタン材またはチタ
ン合金材を選別することを特徴とする表面光沢が美麗且
つ一様なチタン群またはチタン合金群の選別方法。 - 【請求項2】 入射角45度における鏡面光沢度が10
〜100%であり、且つ、相互の鏡面光沢度の比が0.
87〜1.15の範囲内にある2以上のチタン材または
チタン合金材からなることを特徴とする表面光沢が美麗
且つ一様なチタン群またはチタン合金材群。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10283696A JP3500851B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 表面光沢が美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金群とその選別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10283696A JP3500851B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 表面光沢が美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金群とその選別方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09291326A JPH09291326A (ja) | 1997-11-11 |
JP3500851B2 true JP3500851B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=14338085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10283696A Expired - Fee Related JP3500851B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 表面光沢が美麗且つ一様なチタン群またはチタン合金群とその選別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3500851B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1666190A4 (en) | 2003-09-18 | 2007-02-21 | Kobe Alcoa Transp Products Ltd | ALUMINUM ALLOY COMPOSITE FOR SOLDERING AND HEAT EXCHANGER THEREWITH |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP10283696A patent/JP3500851B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09291326A (ja) | 1997-11-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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