JP3500793B2 - 高輝度圧縮処理方法及び高輝度圧縮処理装置 - Google Patents
高輝度圧縮処理方法及び高輝度圧縮処理装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョンカメ
ラなどにおいて撮像素子で得られ画像の高輝度部分の画
質改善を図る高輝度圧縮処理方法及び高輝度圧縮処理装
置に関する。
ラなどにおいて撮像素子で得られ画像の高輝度部分の画
質改善を図る高輝度圧縮処理方法及び高輝度圧縮処理装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ＮＴＳＣ（National Telrevi
sion Systems Committee ）方式やＰＡＬ（Phase Alter
nation by Line）方式などの標準テレビジョン方式に準
拠した映像信号の伝送系では、伝送する映像信号の最大
振幅が規定されており、撮像素子から得られる信号のダ
イナミックレンジは６００％程度であるが、この信号を
全て伝送することはできない（輝度信号で１１０％ま
で）ので、送像側で、ニー、ガンマ補正、ホワイトクリ
ップなど非線形処理によって信号を圧縮している。
sion Systems Committee ）方式やＰＡＬ（Phase Alter
nation by Line）方式などの標準テレビジョン方式に準
拠した映像信号の伝送系では、伝送する映像信号の最大
振幅が規定されており、撮像素子から得られる信号のダ
イナミックレンジは６００％程度であるが、この信号を
全て伝送することはできない（輝度信号で１１０％ま
で）ので、送像側で、ニー、ガンマ補正、ホワイトクリ
ップなど非線形処理によって信号を圧縮している。
【０００３】すなわち、撮像素子により得られた信号野
信号レベルをホワイトクリップにより規定値内に制限す
るにあたり、撮像素子により得られた信号の所定レベル
以上の部分を規定値内に圧縮するニー処理を施すととも
に、受像側の陰極線管にガンマ特性に対応したガンマ補
正処理を施すことにより、高輝度部分の階調を確保し
て、画質改善を図るようにしている。
信号レベルをホワイトクリップにより規定値内に制限す
るにあたり、撮像素子により得られた信号の所定レベル
以上の部分を規定値内に圧縮するニー処理を施すととも
に、受像側の陰極線管にガンマ特性に対応したガンマ補
正処理を施すことにより、高輝度部分の階調を確保し
て、画質改善を図るようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来、広い範囲に亘っ
て高輝度部分の階調を確保することはできず、また、ニ
ー処理による画質劣化などの弊害があった。
て高輝度部分の階調を確保することはできず、また、ニ
ー処理による画質劣化などの弊害があった。
【０００５】そこで、本発明の目的は、広い範囲に亘っ
て高輝度部分の階調を確保するとともに、また、ニー処
理による画質劣化を少なくすることができる高輝度圧縮
処理方法及び高輝度圧縮処理装置を提供することにあ
る。
て高輝度部分の階調を確保するとともに、また、ニー処
理による画質劣化を少なくすることができる高輝度圧縮
処理方法及び高輝度圧縮処理装置を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像信号に所
定の高輝度圧縮特性に従った高輝度圧縮処理を施す高輝
度圧縮処理方法であって、ニーポイントを変更すべき輝
度レベルを示す第１の高輝度設定レベルと、この第１の
高輝度設定レベルよりも高い第２の高輝度設定レベルを
設定し、上記第１の高輝度設定レベル以上の輝度レベル
を有する画素数と上記第２の高輝度設定レベル以上の輝
度レベルを有する画素数を検出し、検出された各画素数
に基づいて、上記第１の高輝度設定レベル以上の被写体
に対してニーポイントを下げるように制御し、上記第２
の高輝度設定レベル以上の被写体に対してニーポイント
を上げるように制御しながら、撮像信号に高輝度圧縮処
理を施すことを特徴とする。
定の高輝度圧縮特性に従った高輝度圧縮処理を施す高輝
度圧縮処理方法であって、ニーポイントを変更すべき輝
度レベルを示す第１の高輝度設定レベルと、この第１の
高輝度設定レベルよりも高い第２の高輝度設定レベルを
設定し、上記第１の高輝度設定レベル以上の輝度レベル
を有する画素数と上記第２の高輝度設定レベル以上の輝
度レベルを有する画素数を検出し、検出された各画素数
に基づいて、上記第１の高輝度設定レベル以上の被写体
に対してニーポイントを下げるように制御し、上記第２
の高輝度設定レベル以上の被写体に対してニーポイント
を上げるように制御しながら、撮像信号に高輝度圧縮処
理を施すことを特徴とする。
【０００７】また、本発明は、撮像信号に所定の高輝度
圧縮特性に従った高輝度圧縮処理を施す高輝度圧縮処理
装置であって、ニーポイントの可変制御可能な高輝度圧
縮処理手段と、上記高輝度圧縮処理手段のニーポイント
を変更すべき輝度レベルを示す第１の高輝度設定レベル
以上の輝度レベルを有する画素数と、上記第１の高輝度
設定レベルよりも高い第２の高輝度設定レベル以上の輝
度レベルを有する画素数を検出する検出手段と、上記検
出手段により、検出された各画素数に基づいて、上記第
１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記高輝度
圧縮処理手段のニーポイントを下げるように制御し、上
記第２の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記高
輝度圧縮処理手段のニーポイントを上げるように制御す
る制御手段とを備えることを特徴とする。
圧縮特性に従った高輝度圧縮処理を施す高輝度圧縮処理
装置であって、ニーポイントの可変制御可能な高輝度圧
縮処理手段と、上記高輝度圧縮処理手段のニーポイント
を変更すべき輝度レベルを示す第１の高輝度設定レベル
以上の輝度レベルを有する画素数と、上記第１の高輝度
設定レベルよりも高い第２の高輝度設定レベル以上の輝
度レベルを有する画素数を検出する検出手段と、上記検
出手段により、検出された各画素数に基づいて、上記第
１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記高輝度
圧縮処理手段のニーポイントを下げるように制御し、上
記第２の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記高
輝度圧縮処理手段のニーポイントを上げるように制御す
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【０００８】さらに、本発明に係る高輝度圧縮処理装置
は、上記制御手段により所定の制御範囲内でニーポイン
トを可変制御することを特徴とする。
は、上記制御手段により所定の制御範囲内でニーポイン
トを可変制御することを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
て図面を用いて詳細に説明する。
【００１０】本発明に係る高輝度圧縮処理方法及び高輝
度圧縮処理装置は、例えば図１のブロック図に示すよう
な構成のビデオカメラにおける撮像信号処理部２０で実
施される。
度圧縮処理装置は、例えば図１のブロック図に示すよう
な構成のビデオカメラにおける撮像信号処理部２０で実
施される。
【００１１】この図１のブロック図に示したビデオカメ
ラは、撮像部１０と、この撮像部１０により得られた撮
像信号が供給される撮像信号処理部２０からなる。
ラは、撮像部１０と、この撮像部１０により得られた撮
像信号が供給される撮像信号処理部２０からなる。
【００１２】上記撮像部１０は、ＣＣＤイメージセンサ
１１と、このＣＣＤイメージセンサ１１から撮像信号を
取り出すサンプルホールド（Ｓ／Ｈ）回路やレベル調整
用の自動利得制御ＡＧＣ回路などのアナログ信号処理回
路１２とからなり、上記ＣＣＤイメージセンサ１１によ
り得られた撮像信号を上記アナログ信号処理回路１２を
介して、上記撮像信号処理部２０に供給するようになっ
ている。
１１と、このＣＣＤイメージセンサ１１から撮像信号を
取り出すサンプルホールド（Ｓ／Ｈ）回路やレベル調整
用の自動利得制御ＡＧＣ回路などのアナログ信号処理回
路１２とからなり、上記ＣＣＤイメージセンサ１１によ
り得られた撮像信号を上記アナログ信号処理回路１２を
介して、上記撮像信号処理部２０に供給するようになっ
ている。
【００１３】また、上記撮像信号処理部２０は、上記撮
像部１０により得られた撮像信号にデジタル信号処理に
より所定の信号処理を施すもので、上記撮像部１０によ
り得られた撮像信号が供給されるＡ／Ｄ変換器２１と、
このＡ／Ｄ変換器２１によりデジタル化された撮像信号
が供給されるクリップ処理回路２２と、このクリップ処
理回路２２によりクリップ処理が施された撮像信号が供
給されるホワイトバランス調整回路２３と、このホワイ
トバランス調整回路２３によりホワイトバランス調整処
理が施された撮像信号が供給されるディテクタ２４及び
高輝度圧縮処理回路２５と、上記ディテクタ２４による
検出結果に基づいて上記高輝度圧縮処理回路２５を制御
する制御回路２６とからなる。
像部１０により得られた撮像信号にデジタル信号処理に
より所定の信号処理を施すもので、上記撮像部１０によ
り得られた撮像信号が供給されるＡ／Ｄ変換器２１と、
このＡ／Ｄ変換器２１によりデジタル化された撮像信号
が供給されるクリップ処理回路２２と、このクリップ処
理回路２２によりクリップ処理が施された撮像信号が供
給されるホワイトバランス調整回路２３と、このホワイ
トバランス調整回路２３によりホワイトバランス調整処
理が施された撮像信号が供給されるディテクタ２４及び
高輝度圧縮処理回路２５と、上記ディテクタ２４による
検出結果に基づいて上記高輝度圧縮処理回路２５を制御
する制御回路２６とからなる。
【００１４】この撮像信号処理部２０において、上記デ
ィテクタ２４は、上記ホワイトバランス調整回路２３か
ら供給される撮像信号について、例えば図２に示すよう
に２種類の高輝度設定レベルＬ１，Ｌ２（（Ｌ１＜Ｌ
２）、ここではＬ１＝１０８ＩＲＥ，Ｌ２＝１２０ＩＲ
Ｅとする。）でレベル検出を行い、上記高輝度設定レベ
ルＬ１以上のサンプル数Ｈ１と上記高輝度設定レベルＬ
２以上のサンプル数Ｈ２を求める。そして、上記高輝度
設定レベルＬ１，Ｌ２以上の各サンプル数Ｈ１，Ｈ２を
上記制御部２６に与える。
ィテクタ２４は、上記ホワイトバランス調整回路２３か
ら供給される撮像信号について、例えば図２に示すよう
に２種類の高輝度設定レベルＬ１，Ｌ２（（Ｌ１＜Ｌ
２）、ここではＬ１＝１０８ＩＲＥ，Ｌ２＝１２０ＩＲ
Ｅとする。）でレベル検出を行い、上記高輝度設定レベ
ルＬ１以上のサンプル数Ｈ１と上記高輝度設定レベルＬ
２以上のサンプル数Ｈ２を求める。そして、上記高輝度
設定レベルＬ１，Ｌ２以上の各サンプル数Ｈ１，Ｈ２を
上記制御部２６に与える。
【００１５】また、上記高輝度圧縮処理回路２５は、上
記ホワイトバランス調整回路２３から供給される撮像信
号に所定の高輝度圧縮特性に従った高輝度圧縮処理を施
すもので、上記制御部２６によってニーポイントＰが可
変制御されるようになっている。
記ホワイトバランス調整回路２３から供給される撮像信
号に所定の高輝度圧縮特性に従った高輝度圧縮処理を施
すもので、上記制御部２６によってニーポイントＰが可
変制御されるようになっている。
【００１６】さらに、上記制御部２６は、マイクロコン
ピュータにより構成されており、上記ディテクタ２４に
より検出された上記高輝度設定レベルＬ１，Ｌ２以上の
各サンプル数Ｈ１，Ｈ２に基づいて、図３に示すように
上記高輝度圧縮処理回路２５のガンマ特性（高輝度圧縮
特性）の折り曲げ点（ニーポイント）をＰ、最大折り曲
げ点をＰMAX 、最小折り曲げ点をＰMIN として、上記高
輝度圧縮処理回路２５を次のように制御する。
ピュータにより構成されており、上記ディテクタ２４に
より検出された上記高輝度設定レベルＬ１，Ｌ２以上の
各サンプル数Ｈ１，Ｈ２に基づいて、図３に示すように
上記高輝度圧縮処理回路２５のガンマ特性（高輝度圧縮
特性）の折り曲げ点（ニーポイント）をＰ、最大折り曲
げ点をＰMAX 、最小折り曲げ点をＰMIN として、上記高
輝度圧縮処理回路２５を次のように制御する。
【００１７】被写体が１０８ＩＲＥ以下で有れば、折り
曲げ点Ｐを最小折り曲げ点ＰMIN に固定する。
曲げ点Ｐを最小折り曲げ点ＰMIN に固定する。
【００１８】１０８ＩＲＥ以上の被写体であれば、折り
曲げ点Ｐを徐々に下げる。これにより、１０８ＩＲＥ以
上の被写体に対して高輝度部分の階調を広い範囲に亘っ
て確保することができる。
曲げ点Ｐを徐々に下げる。これにより、１０８ＩＲＥ以
上の被写体に対して高輝度部分の階調を広い範囲に亘っ
て確保することができる。
【００１９】１２０ＩＲＥ以上のさらに高輝度な被写体
が入ってきたときには、折り曲げ点Ｐを徐々に上げて、
本来のガンマ特性に徐々に戻す。これにより、１２０Ｉ
ＲＥ以上の高輝度な被写体に対して、ガンマ特性を折り
曲げることによる悪影響を回避することができる。
が入ってきたときには、折り曲げ点Ｐを徐々に上げて、
本来のガンマ特性に徐々に戻す。これにより、１２０Ｉ
ＲＥ以上の高輝度な被写体に対して、ガンマ特性を折り
曲げることによる悪影響を回避することができる。
【００２０】すなわち、上記制御部２６では、少しでも
１０８ＩＲＥを越える被写体が入ってきたら、折り曲げ
点Ｐを下げ、また、被写体が１２０ＩＲＥを越えてくる
と徐々に折り曲げ点Ｐを徐々に戻すような関数Ｆを次の
ように定義して、式５に示す制御式Ｐに従って上記高輝
度圧縮処理回路２５を制御する。
１０８ＩＲＥを越える被写体が入ってきたら、折り曲げ
点Ｐを下げ、また、被写体が１２０ＩＲＥを越えてくる
と徐々に折り曲げ点Ｐを徐々に戻すような関数Ｆを次の
ように定義して、式５に示す制御式Ｐに従って上記高輝
度圧縮処理回路２５を制御する。
【００２１】Ｆ＝１−Ｈ２／Ｈ１ ・・・式１
（ただし、サンプル数Ｈ１，Ｈ２はそれぞれ以下の条件
を満たすものとする、２５５≧Ｈ１≧０，２５５≧Ｈ２
≧０，Ｈ１≧Ｈ２，また１≧Ｆ≧０，１でＭＡＸ点，Ｈ
１＝０ならＦ＝０とする。）
を満たすものとする、２５５≧Ｈ１≧０，２５５≧Ｈ２
≧０，Ｈ１≧Ｈ２，また１≧Ｆ≧０，１でＭＡＸ点，Ｈ
１＝０ならＦ＝０とする。）
【００２２】
Ｆ＝ｋ１・（１−Ｈ２／Ｈ１） ・・・式２
（ただし、１≧Ｆ≧０，ｋ１は自然数）
さらに、この式２で定義される関数Ｆは、図５に示すよ
うにＨ２／Ｈ１が微小であるニーのかかり始めで急にＭ
ＡＸ値になってしまうので、図６に示すように立ち上が
りを連続させるための立ち上がり度係数Ｋ２を持った Ｇ＝Ｋ２・Ｈ１／２５５ ・・・式３ （ただし、１≧Ｇ≧０，ｋ２は自然数） なる関数Ｇを採用する。この図６では、Ｈ１／２５５が
微小であるニーのかかり始めにおいて、立ち上がり係数
Ｋ２に比例させて関数Ｇを設定することができるため、
図５に示すようにニーのかかり始めで急にＭＡＸ値にな
ることを防ぐことができる。
うにＨ２／Ｈ１が微小であるニーのかかり始めで急にＭ
ＡＸ値になってしまうので、図６に示すように立ち上が
りを連続させるための立ち上がり度係数Ｋ２を持った Ｇ＝Ｋ２・Ｈ１／２５５ ・・・式３ （ただし、１≧Ｇ≧０，ｋ２は自然数） なる関数Ｇを採用する。この図６では、Ｈ１／２５５が
微小であるニーのかかり始めにおいて、立ち上がり係数
Ｋ２に比例させて関数Ｇを設定することができるため、
図５に示すようにニーのかかり始めで急にＭＡＸ値にな
ることを防ぐことができる。
【００２３】そして、ニーの効き始めの連続した折り曲
げ点Ｐの制御式Ｐとして、上記式２の関数Ｆと式３の関
数Ｇを掛け、 Ｐ＝Ｆ・Ｇ ＝ｋ１・（１−Ｈ２／Ｈ１）・Ｋ２・Ｈ１／２５５ ＝ｋ１・Ｋ２・（Ｈ１−Ｈ２）／２５５ ・・・式４ さらに、ニーを効かせる幅を制限した Ｐ＝（ＰMAX−ＰMIN ）Ｆ・Ｇ＋ＰMIN ・・・式５ なる式５を採用している。
げ点Ｐの制御式Ｐとして、上記式２の関数Ｆと式３の関
数Ｇを掛け、 Ｐ＝Ｆ・Ｇ ＝ｋ１・（１−Ｈ２／Ｈ１）・Ｋ２・Ｈ１／２５５ ＝ｋ１・Ｋ２・（Ｈ１−Ｈ２）／２５５ ・・・式４ さらに、ニーを効かせる幅を制限した Ｐ＝（ＰMAX−ＰMIN ）Ｆ・Ｇ＋ＰMIN ・・・式５ なる式５を採用している。
【００２４】
【発明の効果】本発明では、第１の高輝度設定レベル以
上の輝度レベルを有する画素数とこの第１の高輝度設定
レベルよりも高い第２の高輝度設定レベル以上の輝度レ
ベルを有する画素数を検出し、検出された各画素数に基
づいて、第１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して
ニーポイントを下げるように制御し、第２の高輝度設定
レベル以上の被写体に対してニーポイントを上げるよう
に制御しながら、撮像信号に高輝度圧縮処理を施すの
で、第１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して高輝
度部分の階調を広い範囲に亘って確保することができ、
しかも、第２の高輝度設定レベル以上のさらに高輝度な
被写体に対して、高輝度圧縮特性を折り曲げることによ
る悪影響を回避することができる。
上の輝度レベルを有する画素数とこの第１の高輝度設定
レベルよりも高い第２の高輝度設定レベル以上の輝度レ
ベルを有する画素数を検出し、検出された各画素数に基
づいて、第１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して
ニーポイントを下げるように制御し、第２の高輝度設定
レベル以上の被写体に対してニーポイントを上げるよう
に制御しながら、撮像信号に高輝度圧縮処理を施すの
で、第１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して高輝
度部分の階調を広い範囲に亘って確保することができ、
しかも、第２の高輝度設定レベル以上のさらに高輝度な
被写体に対して、高輝度圧縮特性を折り曲げることによ
る悪影響を回避することができる。
【００２５】また、本発明は、撮像信号に所定の高輝度
圧縮特性に従った高輝度圧縮処理を施す高輝度圧縮処理
装置であって、ニーポイントの可変制御可能な高輝度圧
縮処理手段と、上記高輝度圧縮処理手段のニーポイント
を変更すべき輝度レベルを示す第１の高輝度設定レベル
以上の輝度レベルを有する画素数と、上記第１の高輝度
設定レベルよりも高い第２の高輝度設定レベル以上の輝
度レベルを有する画素数を検出する検出手段と、上記検
出手段により、検出された各画素数に基づいて、上記第
１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記高輝度
圧縮処理手段のニーポイントを下げるように制御し、上
記第２の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記高
輝度圧縮処理手段のニーポイントを上げるように制御す
る制御手段とを備えるので、第１の高輝度設定レベル以
上の被写体に対して高輝度部分の階調を広い範囲に亘っ
て確保することができ、しかも、第２の高輝度設定レベ
ル以上のさらに高輝度な被写体に対して、高輝度圧縮特
性を折り曲げることによる悪影響を回避することができ
る。
圧縮特性に従った高輝度圧縮処理を施す高輝度圧縮処理
装置であって、ニーポイントの可変制御可能な高輝度圧
縮処理手段と、上記高輝度圧縮処理手段のニーポイント
を変更すべき輝度レベルを示す第１の高輝度設定レベル
以上の輝度レベルを有する画素数と、上記第１の高輝度
設定レベルよりも高い第２の高輝度設定レベル以上の輝
度レベルを有する画素数を検出する検出手段と、上記検
出手段により、検出された各画素数に基づいて、上記第
１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記高輝度
圧縮処理手段のニーポイントを下げるように制御し、上
記第２の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記高
輝度圧縮処理手段のニーポイントを上げるように制御す
る制御手段とを備えるので、第１の高輝度設定レベル以
上の被写体に対して高輝度部分の階調を広い範囲に亘っ
て確保することができ、しかも、第２の高輝度設定レベ
ル以上のさらに高輝度な被写体に対して、高輝度圧縮特
性を折り曲げることによる悪影響を回避することができ
る。
【００２６】さらに、本発明に係る高輝度圧縮処理装置
は、上記制御手段により所定の制御範囲内でニーポイン
トを可変制御することができる。
は、上記制御手段により所定の制御範囲内でニーポイン
トを可変制御することができる。
【図１】本発明を適用したビデオカメラの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】上記ビデオカメラの撮像信号処理部におけるデ
ィテクタの機能説明に供する図である。
ィテクタの機能説明に供する図である。
【図３】上記ビデオカメラの撮像信号処理部における制
御部による高輝度圧縮処理回路のニーポイントの制御状
態を示す図である。
御部による高輝度圧縮処理回路のニーポイントの制御状
態を示す図である。
【図４】上記ビデオカメラの撮像信号処理部における制
御部の関数Ｆを示す図である。
御部の関数Ｆを示す図である。
【図５】上記ビデオカメラの撮像信号処理部における制
御部の関数Ｆを示す図である。
御部の関数Ｆを示す図である。
【図６】上記ビデオカメラの撮像信号処理部における制
御部の関数Ｇを示す図である。
御部の関数Ｇを示す図である。
１０ 撮像部
２０ 撮像信号処理部
２１ Ａ／Ｄ変換器
２４ ディテクタ
２５ 高輝度圧縮処理回路
２６ 制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04N 5/14 - 5/217
Claims (3)
- 【請求項１】 撮像信号に所定の高輝度圧縮特性に従っ
た高輝度圧縮処理を施す高輝度圧縮処理方法であって、 ニーポイントを変更すべき輝度レベルを示す第１の高輝
度設定レベルと、この第１の高輝度設定レベルよりも高
い第２の高輝度設定レベルを設定し、 上記第１の高輝度設定レベル以上の輝度レベルを有する
画素数と上記第２の高輝度設定レベル以上の輝度レベル
を有する画素数を検出し、検出された各画素数に基づいて、上記第１の高輝度設定
レベル以上の被写体に対してニーポイントを下げるよう
に制御し、上記第２の高輝度設定レベル以上の被写体に
対してニーポイントを上げるように制御しながら、 撮像
信号に高輝度圧縮処理を施すことを特徴とする高輝度圧
縮処理方法。 - 【請求項２】 撮像信号に所定の高輝度圧縮特性に従っ
た高輝度圧縮処理を施す高輝度圧縮処理装置であって、 ニーポイントの可変制御可能な高輝度圧縮処理手段と、 上記高輝度圧縮処理手段のニーポイントを変更すべき輝
度レベルを示す第１の高輝度設定レベル以上の輝度レベ
ルを有する画素数と、上記第１の高輝度設定レベルより
も高い第２の高輝度設定レベル以上の輝度レベルを有す
る画素数を検出する検出手段と、 上記検出手段により、検出された各画素数に基づいて、
上記第１の高輝度設定レベル以上の被写体に対して上記
高輝度圧縮処理手段のニーポイントを下げるように制御
し、上記第２の高輝度設定レベル以上の被写体に対して
上記高輝度圧縮処理手段のニーポイントを上げるように
制御する制御手段とを備えることを特徴とする高輝度圧
縮処理装置。 - 【請求項３】 上記制御手段は、所定の制御範囲内でニ
ーポイントを可変制御することを特徴とする請求項２記
載の高輝度圧縮処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23173995A JP3500793B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 高輝度圧縮処理方法及び高輝度圧縮処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23173995A JP3500793B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 高輝度圧縮処理方法及び高輝度圧縮処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0983838A JPH0983838A (ja) | 1997-03-28 |
| JP3500793B2 true JP3500793B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=16928288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23173995A Expired - Fee Related JP3500793B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 高輝度圧縮処理方法及び高輝度圧縮処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3500793B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2475260B (en) * | 2009-11-11 | 2015-11-11 | Vidcheck Ltd | A method of digital signal processing |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP23173995A patent/JP3500793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0983838A (ja) | 1997-03-28 |
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