JP3500151B2 - マーフィー・アイでエアロゾルが分流、供給される気管内挿入管 - Google Patents

マーフィー・アイでエアロゾルが分流、供給される気管内挿入管

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、例えば、麻酔医によって外科手術を受ける
患者への麻酔薬を投与する間、気管に沿って気体または
蒸気を導通させるために、使用される気管内挿入管に関
する。特に、本発明は、麻酔処理中、患者の両肺へ薬物
を同時投与することを可能にする手段を有する気管内挿
入管に関する。更に、本発明の気管内挿入管は、特にこ
の分野の医療補助者または緊急治療室担当医にとって、
特に心臓薬の投与に際して有用である。
気管内挿入管は、一般に、外科手術中、患者の麻酔処
理に使用されるものである。このような気管内挿入管
は、経口的にまたは鼻腔内のいずれかによって、患者に
導入される。気管内挿入管は、一般に、適切なプラスチ
ック材料製の中空管から成り、好ましくは、患者の咽頭
および気管に合致するように予め成型できるものであ
る。気管内挿入管は、患者の口または鼻から挿入し、患
者の気管に沿って奥へと送り込まれる。
しばしば、治療用薬剤または薬剤成分を、挿管した気
管内挿入管を介して直接患者の肺に投与することが望ま
れる。この方法で肺に投与された薬物は、肺血管により
迅速に取り込まれ、循環器系内に吸収される。
また、医療補助者や緊急治療室担当医は、しばしば、
迅速に挿管して機械的換気を患者に施すために、気管内
挿入管を使用する必要がある。しばしば、挿管した気管
内挿入管を通じて直接肺へ心臓薬を投与することが望ま
れる。患者の循環器系に薬剤を最も適切に輸送するため
には、出来るだけ肺の広範な領域にわたって心臓薬が分
配されるのが好ましい。
一般に、薬剤は、静脈経由(IV)で患者に投与され
る。しかしながら、切開、外傷、または疾患のため、静
脈経由アクセスが困難である場合、または緊急の状況に
ある場合は、挿管した気管内挿入管を通すなどの他の手
段による投与が必要である。
薬剤または薬剤成分を気管内挿入管を通して投与する
場合、それらの薬剤の投与に際して一般に受け容れられ
ている技術は、気管内挿入管の近位端に薬剤成分を注入
し、次いで挿入管を下って肺へ薬剤を“吹き込む”もの
である。しかしながら、この方法には、薬剤成分注入中
に換気を中断する必要性など、様々な不利点がある。加
えて、薬剤成分が、気管内挿入管内に集まった分泌物に
吸収されたり、気管内挿入管壁に単に付着することがあ
るため、肺へ正確に到達した薬剤成分量の測定が困難で
ある。また、しばしば、より良い臨床結果を提供するた
めに、投与中薬剤を霧化することが望まれる。このよう
な霧化は、比較的強い空気流を必要とし、他の不利点を
生じ得る。結局、気管内挿入管の主管を通る輸送は、患
者の両肺への薬剤投与を極度に困難ならしめるものであ
る。なぜならば、薬剤は、一般に、気管内挿入管の遠位
端を通して流すので、片方の肺にしか投与されないから
である。しばしば、投与された薬剤の一部が、患者の吐
出により、気管内挿入管の近位端を通って排出されるこ
とに留意すべきである。
薬剤を患者の両肺に噴霧および供与することは、臨床
的見地から非常に重要である。特に、より小さい粒子の
薬剤を供与することによってより良い臨床結果を得るこ
とができる場合が多く、何故ならば、その場合、薬剤が
小さい気道および肺胞表面へと更に移動できるからであ
る。これは、薬剤の更なる拡散を可能とし、ひいては静
脈内投与の動力学的アプローチとなるものである。
気管内挿入管を通じて薬剤または薬剤成分を供給する
上記不利点を克服した手段を提供することを意図して、
数種の気管内挿入間が設計されている。
特に、マクグレイルの米国特許第4,584,998号には、
主管管壁内に形成された付加内管を3つまで含むことが
できる多目的気管挿入管が記載されている。付加内管の
1つは、加湿し霧化した気体を患者に供与するために使
用される吹き込み管であり得る。付加内管を設けること
により、換気を中断する必要がなく、投与された薬剤成
分の計量が簡素化される。
マクコネルの米国特許第4,669,463号は、主管管壁内
に形成された補助内管を含む気管内挿入管を示してい
る。この補助内管は、液体薬物へ気管内挿入管の遠位端
に輸送するために使用され得る。
スメルサーの米国特許第4,821,714号は、換気用気体
の輸送用の第一内管、および患者の肺への薬物投与用の
第二内管を有する気管内挿入管に関するものである。ス
メルサーは、特に、第二内管が分岐し、末端が2つの出
口、1つは、挿入管の遠位先端、もう1つは挿入管の外
壁に沿っている、で終わる、実施態様を記載している。
しかしながら、先行技術の気管内挿入管はどれも、薬
物を容易かつ効果的に患者の肺へ輸送する、特に、患者
の両肺へ同時に輸送する手段を提供するものではない。
本発明の目的 本発明の目的の1つは、患者の両肺へ、直接かつ同時
に、薬理学的薬剤成分または治療薬を効果的に投与せし
める薬物輸送内管を含む気管挿入管を提供することであ
る。
本発明の他の目的は、下記記述から明らかになるであ
ろう。
本発明の概要 上記目的は、本発明に従い、主管管壁を通って形成さ
れている、末端がマーフィー・アイ(Murphy eye)のよ
うな穴(パーフォレーション)で終わる二次内管を有す
る新規気管内挿入管を提供することによって達成され
る。かかる二次内管を提供することにより、本発明の気
管内挿入管は、薬理学的薬剤成分または治療薬を患者の
両肺に直接かつ同時に投与可能となる。
特に、本発明による気管内挿入管の二次内管は、薬物
または他の薬剤成分が、末端開口部の近位側から流出す
る単一流として供給され、次いで、末端開口部の遠位端
に突き当たって分流し、気管内挿入管の内部および外部
の両方に薬物を分配供与するような構成で設けられる。
流れをそらされた薬物流は、このようにして患者の両肺
に同時に投与されることとなる。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施態様による気管内挿入管の平
面図である。
図2は、本発明の一実施態様による気管内挿入管の横
断図であり、図1の断面A−Aで横断したものである。
図3は、本発明の気管内挿入管の遠位端の拡大縦断図
であり、図1の断面B−Bで縦断したものである。
図4は、本発明の他の実施態様による気管内挿入管の
平面図である。
発明の詳細な説明 以下、本発明を、図面を参照して詳細に説明するが、
図中同等のパーツは、同等の引用番号で示している。
図1は、総括的に引用番号10で示される気管内挿入管
を提示しており、主管20および、主管20の壁内に形成さ
れた輸送内管30を含む。主管20の遠位端22近くに、パー
フォレーション40が主管20の壁を貫通して形成されてい
る。好ましい実施態様では、パーフォレーション40は、
マーフィー・アイである。図1に示す通り、近位端24
は、標準連結ピース50と連結している。
輸送内管30は、主管20の壁内に形成された第一部分3
2、および第一部分32から主管20の外側に伸びている第
二部分34を含む。好ましい実施態様において、輸送内管
30の第一部分32は、主管20と同時に押出成型され、パー
フォレーション40の近位側に配置された出口窓36を有
し、主管20の外壁を貫通して形成された入口窓38を有す
る。輸送内管30の第二部分34は、輸送内管30の第一部分
32と連続する内管を形成する入口窓38内に挿入され得る
医薬用チューブを含んで成るものである。輸送内管30の
第二部分34は、近位端に取り付けられた標準注入器用ア
タッチメント60も含む。注入器用アタッチメント60は、
隔膜を有することが出来、そこから、皮下注射針を刺入
して、様々な薬物が輸送内管30を通り、出口窓36を出
て、患者の肺へ輸送されるようにする。
図2は、気管内挿入管10の断面A−Aに沿って横断し
た断面図であり、主要管20の壁内に形成された輸送内管
30を示すものである。
主管20は、患者の気管内に容易に挿入せしめるに十分
な堅さと気管への過当な圧迫や損傷を避けるに十分な可
撓性を与える適切な任意の材料から形成できる。例え
ば、主管20は、可撓性プラスチック材料、例えば、可塑
化ポリビニルクロリド、ポリウレタンまたはシリコンか
ら有利に形成できる。また、装着時に患者の気管の形、
即ち、一般に弓形、により良く合致するように気管内挿
入管を予め成型可能である材料を使用するのも有利であ
る。
輸送内管30の第二部分34もまた、可撓性材料、例え
ば、可塑化ポリビニルクロリド、ポリウレタンまたはシ
リコーンから有利に形成され得る。使用を容易にするた
めにより大きな可撓性を有する材料を第二部分34に用い
ることができる。
主管20は、好ましくは、押出成型技術により形成され
るが、当業者なら理解できるように、他の製造方法も実
施できる。上記の通り、輸送内管30の第一部分32は、主
管20を形成するのに使用される押出成型工程中に有利に
形成することもできる。そして、パーフォレーション40
は、輸送内管30の第一部分32を横切るように主管20の壁
を貫通して形成され、このようにして出口窓36を完成す
る。
更に、当業者には理解される通り、気管内挿入管は、
様々な患者および臨床的要求に適応するためにサイズを
変え得る。しかしながら、代表的な気管内挿入管は、主
管20の内径が約2.5ないし13.0mm、長さが約13インチの
ものである。輸送内管は、薬物を患者に注入するのに十
分大きいが、主管に突き当たらず、かつ注入した薬物の
より正確な計量を可能にするのに十分小さくあるべきで
ある。特に、内径約8.0mmを有する気管内挿入管の場
合、輸送内管は、直径約1.0ないし1.5mmであることがで
きる。
図3は、図1の断面B−Bで切断した本発明の気管内
挿入管の遠位端の縦断図である。図3は、特に、どのよ
うにして薬物が輸送内管30を通って輸送され得るかを示
している。特に、薬物は、注入器用アタッチメント60お
よび輸送内管30から注入できる。薬物は、一般に矢印70
で示される単一流として出口窓36を通って出てくる。単
一流70は、次に、パーフォレーション40の遠位端42に突
き当たり、二つの流れ、72Aおよび72Bに分かれる。薬物
流72Aは、パーフォレーション40でそらされ、通常、患
者の片方の肺に投与される。薬物流72Bは、主管20の内
側にそらされ、遠位端22を通って出て、通常、患者のも
う一方の肺に投与される。こうして、薬物を患者の両肺
に同時に輸送することが可能である。
パーフォレーション40は、薬物流をそらせ、または分
流する上記機能を達成するような適切な形とすることが
出来る。好ましい実施態様では、パーフォレーション40
は、普通の配置、サイズ、および形状の標準マーフィー
・アイである。
本発明は、気管内挿入管の典型的な構造の利点を利用
したものであり、当該分野でよく知られているマーフィ
ー・アイを含む。特に、単一薬物流を二つの流れに分配
する上記プロセスは、パーフォレーションを包含するこ
とによって可能になるものである。遠位開口部およびパ
ーフォレーションを別々の出口窓として用い、薬物流を
分流することにより、患者の両肺へ薬物を同時に投与す
ることが可能になるのである。
先行技術の装置では、輸送内管は、パーフォレーショ
ンと一直線に並んでいない。輸送内管用の出口窓は、主
管の内壁の一部をストリッピングし、輸送内管を横切る
穴を形成することにより、主管の内壁を通して形成され
る。この方法には、主に、ストリッピング実施に際する
手作業の必要性に関する、様々な不利点がある。ストリ
ッピング圧および長さを変えることにより、輸送薬剤の
噴霧パターンに変化を生じるが、このようなパターン
は、予想不可能であり、また再現不可能である。
本発明によれば、押出成型後、パーフォレーション40
は、輸送内管30を横切るような方法で主管20を打ち抜
き、出口窓36を形成する。この方法による出口窓36の作
成は、より一定した再現可能な結果を提供する。特に、
噴霧パターンを、正確に測定でき、確実に再現できる。
更に、打ち抜き法によるパーフォレーション40の形成
は、薬物流の分配に関する上記臨床的利点を提供するも
のである。特に、パーフォレーション40および輸送内管
30の寸法を注意深く選択すれば、用いる薬物注入圧を比
較的低くすることができる。薬物流70がパーフォレーシ
ョン40の遠位エッジに突き当たると、高注入速度または
高空気流を用いることを要せずして、薬物の効果的な霧
化を生じる。この噴霧効果は、出口窓36の妥当な範囲、
即ち、パーフォレーション40の近位端の中心からの角変
位に一致するものである。本発明の霧化および分流効果
は、各角変位によって達成され得るものであり、唯一必
要なのは、打ち抜いたパーフォレーション40が輸送内管
30を横切ることだけであることに留意すべきである。ま
た、上記のとおり、薬物流70の分流は、薬物の両肺への
同時投与を可能にする。好ましくは、パーフォレーショ
ン40および輸送内管30は、各肺にほぼ等しい量の薬物を
投与するような方法で提供される。
各肺に均等に薬物を投与する能力をもたせるには様々
な要因、例えば、患者の位置、気管内挿入管の位置、呼
吸サイクル、注入圧等が存在する。しかしながら、本発
明による気管内挿入管の構成は、これらの影響を極少化
し、首尾一貫した結果を提供するものであると信じる。
既に記載のとおり、パーフォレーション40のサイズお
よび形状は、所望の噴霧効果を達成するために重要であ
る。下記の実験を行いパーフォレーション40の様々な配
置の影響を測定した。
実験I 薬剤輸送内管を有する7.0mm気管内挿入管の3群を製
造し、以下に示すようにそれらを貫通するマーフィー・
アイを打ち抜いた。試験した挿入管それぞれの末尾に5
フレンチテイル(French tail)を付け、フードの付い
たマーフィー先端で仕上げた。
グループA−7.0mmANSI標準Z−79マーフィー・アイ
パンチで打ち抜いた。
グループB−3.0mmANSI標準Z−79マーフィー・アイ
パンチで打ち抜いた。
グループC−4.5mmANSI標準Z−79マーフィー・アイ
パンチで、その正常配置に対して垂直に打ち抜いた。
上記各挿入管を、真っすぐなマギル先端(magill ti
p)と、主内管の内壁をストリッピングすることにより
形成された薬剤輸送内管出口窓を含む普通設計のものと
比較した。この薬剤輸送内管の末尾には、8フレンチテ
イルを付けた。
上記各挿入管それぞれの噴霧パターンを、観察および
撮影し、下記結果を得た。
普通設計のものは、挿入管軸と一直線に並ぶ、ある程
度規則的な真っすぐな噴霧を示した。方向が若干変動す
るように観察されたが、これは、製造上の変動に帰すこ
とが出来る。しかしながら、噴霧特性の変動は極めて少
なかった。
グループAの挿入管は、真っすぐな薬物流を生じた
が、その方向は、あるときは、挿入管軸に沿い、あると
きは、マーフィー・アイを通って曲がるものであった。
グループBの挿入管は、マーフィー・アイを通って表
面に対してほぼ直角に出る傾向の噴霧を生じた。
グループCの挿入管は、噴霧が分流し、約半分はマー
フィー・アイを通って出て行き、残り半分は主管内を通
るという、結果を与えた。二つの噴霧時間の角度は、約
90゜から約150゜で変わった。
上記実験は、マーフィー・アイの形状およびサイズ
が、噴霧パターンに影響するという証拠を与えるもので
ある。グループAの挿入管は、換気タイミングで調節し
得る許容可能な噴霧パターンを与えた。グループBの挿
入管が有するマーフィー・アイは、抵抗性を加え、噴霧
を空間的に制限するかのように働くようであった。グル
ープCの挿入管は、最も空間的な分散を示した。全体的
にみて、様々な挿入管から出る霧滴の実際のサイズに関
しては、殆ど差異は観察されなかった。
実験II 薬剤輸送内管を有する様々な気管内挿入管を、既知の
手法を用いて押出成型した。次いで、標準マーフィー・
アイを薬剤輸送内管を横切るように挿入管壁を通して打
ち抜いた。挿入管の末尾に5フレンチテイルを付け、雌
型ルアーアダプターを試験目的で取り付けた。適切な寸
法を、薬剤輸送内管の縦中心とマーフィー・アイの縦中
心との間のオフセットまたは距離を含めて測定した。噴
霧特性は、5cc注射器から3ないし4ccの水を薬剤輸送内
管を通して、ほどよい力で注入することにより、可視的
に調べた。
この実験により、噴霧パターンにおけるマーフィー・
アイの幅およびオフセットの影響が示された。噴霧の良
好な分散は、挿入管特性の広範囲にわたって達成され
た。この実験により、オフセットが噴霧パターン達成の
決定要因ではないことが示されたが、最も重要な要件
は、マーフィー・アイが輸送内管を横切ることであるこ
とを確認するものであった。
図4は、本発明の他の実施態様による気管内挿入管の
平面図である。特に、図4は、総括的に引用番号100で
表した気管内挿入管を示すものであり、膨張性カフ110
および膨張用内管120を含む。膨張用内管120は、気管内
挿入管100の壁内に形成された第一部分122、および第一
部分122から気管内挿入管100の外側へ伸びる第二部分12
4を含む。膨張用内管120の第一部分122は、気管内挿入
管100の外壁を通って形成され、カフ110の内側とつなが
った状態の出口窓126およびその近位端近くの気管内挿
入管100の外壁を通って形成される入口窓128を含む。膨
張用内管120の第二部分124は、入口窓128内に挿入して
膨張用内管120の第一部分122と連続内管を形成し得る可
撓性管を含んでなる。膨張用内管120の第二部分124は、
近位端に取り付けられる標準膨張用アタッチメント130
も含む。
上記特徴を除けば、気管内挿入管100は、図1に記載
した気管内挿入管10と設計上同一である。膨張用内管12
0は、好ましくは気管内挿入管100の押出成型工程中に形
成する。一旦、気管内挿入管を患者の気管内に適切に設
置すれば、カフ110を選択的に膨張させて、気管内挿入
管100を定置することができる。好ましい実施態様にお
いて、膨張用内管120は、パーフォレーション打ち抜き
操作によって膨張用内管120を横切らないようにするた
め、薬剤輸送内管の位置から離れて間隔を開けた位置に
形成する。
本発明の一般的性質から離れることなく、別の機能性
内管を気管内挿入管に含むことができることにも留意す
べきである。例えば、たまった分泌物を気管支から除去
するための洗浄用内管、または気道圧または心音を監視
するための監視用内管を含むこともできる。
既に記載したとおり、本発明は、様々な利点を提供す
るものであり、それらは下記に要約される。
本発明は、別に設けた輸送内管を利用するため、薬物
注入中、換気を中断する必要がない。加えて、別に設け
た薬物輸送内管は、集まった分泌物の吸収および気管内
挿入管壁への付着を回避することにより、実際に肺へ輸
送される薬物量の測定を容易ならしめる。更に、本発明
は、高い薬物注入速度または高速の空気流を使用するこ
とを要せずして、輸送中に薬物を霧化する手段を提供す
る。
最も重要なことは、本発明は、容易に薬物を患者の両
肺に同時に投与可能にするということである。
前記は、本発明のある好ましい実施態様の記載である
が、いずれにしても本発明を制限することを意図してい
ない。むしろ、本発明の範囲内で、細部に多くの修飾、
変形および変化を為し得るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤブロンスキー、パム アメリカ合衆国12828ニューヨーク州フ ォート・エドワード、ボックス1468エ ー、アールディー1番 (72)発明者 ヴィラグ、ロバート・エー アメリカ合衆国63017ミズーリ州チェス ターフィールド、サイプレス・ヒル・ド ライブ14337番 (56)参考文献 特開 昭58−78670(JP,A) 特開 平4−54971(JP,A) 特開 平6−22902(JP,A) 特開 平6−269503(JP,A) 特開 平4−2356(JP,A) 実開 平5−9556(JP,U) 特表 昭63−501544(JP,A) 米国特許4821714(US,A) 米国特許4669463(US,A) 米国特許2862498(US,A) 米国特許4300550(US,A) 西独国特許出願公開3918956(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 16/04 A61M 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】近位端、遠位端、主管の全長にわたって伸
    びる主管内管、および該主管内管を囲む壁を含む主管; 該遠位端近くの該主管管壁を貫通するように形成された
    マーフィー・アイであるパーフォレーション; 該パーフォレーションの近位端で形成された出口窓、お
    よび該主管管壁の外部を通って形成された入口窓を含
    む、該主管管壁内に形成された薬剤輸送内管;および、 該薬剤輸送内管に対応し、かつ連結する注入用内管、お
    よびその近位端に形成される注入部を含む、該入口窓を
    通して挿入される可撓性管; を含んで成る、気管内挿入管であって、該薬剤輸送内
    管、その出口窓、および該パーフォレーションの遠位エ
    ッジが、該薬剤が該薬剤輸送内管の出口窓から実質的に
    単一流の状態で出て該パーフォレーションの遠位エッジ
    に突き当たり、それによって、二つの別々の霧化部に分
    流され、患者の両肺に同時に投与され得るように配設さ
    れている、気管内挿入管。
  2. 【請求項2】該パーフォレーションが、該薬剤輸送内管
    を横切るように該主管管壁を打ち抜かれて形成され、該
    パーフォレーションの近位側で該薬剤輸送内管の出口窓
    が設けられるようにされている、請求の範囲第1項に記
    載の気管内挿入管。
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