JP3497651B2 - 永久電流スイッチ - Google Patents

永久電流スイッチ

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JP3497651B2 JP04353796A JP4353796A JP3497651B2 JP 3497651 B2 JP3497651 B2 JP 3497651B2 JP 04353796 A JP04353796 A JP 04353796A JP 4353796 A JP4353796 A JP 4353796A JP 3497651 B2 JP3497651 B2 JP 3497651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として磁気浮上
式鉄道等の超電導磁石に使用される永久電流スイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、浮上式鉄道あるいは核磁気共鳴
イメージング(MRI)等に用いられる超電導磁石は、
長時間にわたり一定の電流を流し続ける永久電流モード
で使用される。永久電流モードとは、超電導磁石の電気
回路を閉ループにして電流を閉じ込めるようにした状態
のことである。
【0003】永久電流スイッチは、(以下、Persistent
Current Switch を略して、適宜PCSと呼ぶ。)上記
のように超電導磁石を永久電流モードにする、あるいは
解除する開閉操作可能な機能を有する重要部品である。
永久電流モードにすると、超電導磁石の閉ループ電気回
路の電流は減衰せず半永久的に流れ続けるので、超電導
磁石は一定の磁界を保持することができる状態になる。
【0004】このようなPCSとしては、超電導線を内
蔵ヒータの発熱により強制的に常電導化し、永久電流モ
ードの電流を減衰させる形でスイッチの開閉操作を行う
熱式のものが広く採用されている。
【0005】この熱式のPCSの基本構造は、巻枠に超
電導線及びヒータ線を共に巻回し、エポキシなどの樹脂
を含浸して一体としたスイッチ要素を複数個積み重ねて
構成したものである。この超電導線としては、スイッチ
開時の電気抵抗を出来るだけ大きくするために、例え
ば、銅−ニッケル合金(Cu−Ni合金)などの比抵抗
値が大きい金属を母材とする極細多芯線を一般に用いて
いる。
【0006】しかし、このような比抵抗値が大きい金属
を母材に用いた超電導線は、銅やアルミニウムのような
比抵抗値が小さい金属を母材に用いた超電導線よりも、
通電時にクエンチ(超電導状態が常電導状態に転移する
こと)しやすいという不安定性がある。
【0007】また、超電導線に大電流を通電する場合、
単純に超電導線の断面積を大きくするだけでもクエンチ
電流は高くすることができる半面、電磁気的な外乱に対
する不安定性は、逆に増加する傾向がある。
【0008】そこで、浮上式鉄道の超電導磁石などのよ
うに、大電流を通電しつつ高い安定性を確保する必要が
ある熱式PCSでは、断面積を極力小さくした超電導線
を用い、複数個のスイッチ要素を電気回路として並列型
スイッチとなるように接続するものが多い。
【0009】図14は、従来の熱式PCSの構成の一例
を示す斜視図である。この図に示すように、PCS1
は、複数個の円盤形状のスイッチ要素3を積み重ねて固
定軸4及び固定ナット5で締結固定し、スイッチ要素3
が電気的に並列回路スイッチとなるように接続した構成
となっている。PCS1の巻枠(フレーム部材)には、
超電導線2と共にヒータ線が巻回されているが、このヒ
ータ線の図示は省略してある。そして、通常、このPC
S1は、専用の容器26に組込まれ、液体ヘリウム等の
冷却材25に晒される構成となっている。
【0010】こうした熱式のPCS1は、スイッチ要素
3の並列個数をNとし、通電電流をIo とするとき、何
らかの擾乱により、スイッチ要素3のうちM個がクエン
チしても、残りの(N−M)個のスイッチ要素3で電流
o を分担し、維持することができる余裕度をもたせる
場合が多く、通常Mの値を1ないし2としたスイッチ要
素多並列型となっている。
【0011】ところで、浮上式鉄道等に使用される上記
のような熱式PCS1は、走行時の振動に対する耐振性
を確保しつつ、基本特性として、低いヒータ加熱でスイ
ッチ開時(OFF時)の高抵抗化を図れることが要求さ
れる。この要求は、コイルの永久電流モード開閉時にお
ける液体ヘリウムなどの冷却剤の消費量に関係するもの
である。
【0012】コイルを永久電流モードにする過程を、図
15に示す簡単な回路図に基き説明する。まず、ヒータ
電源20よりPCS1内部のヒータ19に通電し、PC
S1の温度を上昇させ、開[OFF(超電導状態)]に
した状態で電源18の電流Iを上げていく(図15
(a))。そして、設定電流Io に達したところで、P
CS1のヒータ19の通電加熱を止め、PCS1を閉
[ON(超電導状態)]にする(図15(b))。ここ
で、電源18の電流を徐々に低下させて行くと、超電導
コイル17に流れ込む電流Io は、設定値のままで、電
源18へ流れる電流Iとの差Io −IだけがPCS1の
方へ流れる(図15(c))。さらに、電源18の電流
をゼロまで下げた後でも超電導コイル17とPCS1の
閉ループの中で永久電流Io が循環し続け、永久電流モ
ードとなる(図15(d))。
【0013】上記のように永久電流モードを作ることを
「励磁」、解除することを「消磁」と呼ぶ。このような
コイル17の励磁あるいは消磁の際には、電流の掃引速
度dI/dtとコイルのインダクタンスLの積で決まる
コイルの両端電圧Vo (Vo=L・dI/dt)が生じ
る。この電圧Vo は、PCS1の本体にもかかるためP
CS1の抵抗RPCS が高いほど分流電流IPCS (IPCS
=Vo /RPCS )は小さくなる。そして、PCS1での
発熱量QPCS は、QPCS =Vo 2 /RPCS であることか
ら、冷却材の消費量を低減させるためには、PCS1の
開時(OFF時)抵抗をできるだけ高くする必要がある
ことがわかる。すなわち、コイル17の永久電流モード
開閉時のPCS1の冷却材の消費量は、上記説明のPC
S1本体の発熱量QPCS とPCS1を開(オフ)にする
ためのヒータ19の加熱量QH との和に対応する。した
がって、低いヒータ加熱でPCS抵抗が高い特性を得ら
れるようにする必要がある訳である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】PCS1のスイッチ要
素3は、超電導線巻込み部2aと熱伝導性の悪い(スイ
ッチ要素3の断熱性を向上させる)FRP等のフレーム
部材から構成されており、そのフレームの厚さを増すこ
とで、これまで低いヒータ加熱で高いPCS抵抗を得ら
れるように開発を進めてきた。しかし、この方法により
PCS1の抵抗を高くするには、スイッチ要素3のフレ
ームが大きくなり、必然的にPCS1の外形寸法が大き
くなってしまうが、浮上式鉄道等に用いられるPCS1
は、小型軽量化指向で、その収納スペースの関係上、厳
しい寸法制約が有り、この方法は採用できない。一方、
単純にフレームの厚みを増やすと、PCS1の冷却性が
悪くなり、特性が本質的に不安定になってしまうという
問題もある。
【0015】また、浮上式鉄道は原理的に走行速度に応
じた周波数の振動を受けるが、複数個のスイッチ要素を
単純に組合せた構成のPCSの場合、その共振点では、
スイッチ要素3の振動量が大きくなる。したがって、こ
れに伴い摩擦熱が発生するため、スイッチ要素3の温度
が上昇し、スイッチ要素3の特性が不安定になり易くな
る。そこで、各スイッチ要素3の共振点を運用範囲以上
に設計しようとすると、今度は、外形寸法が所定の制約
条件を満足せず、現実的なものにならないという問題が
生じる。
【0016】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、外形寸法を大きくすることなく低いヒータ加熱
で高いPCS抵抗を得ることができ、さらに、振動に対
する安定性についても充分確保することができる永久電
流スイッチを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、断熱性フレーム
部材の内側で超電導線がヒータ線と共に巻回されて成る
円盤形スイッチ要素を、複数個積み重ねて固定軸を挿通
させると共に、これらを並列接続して冷却材中に浸漬
し、各スイッチ要素のヒータ線に対する通電制御により
超電導線の超電導状態及び常電導状態間の転移を制御す
る熱式永久電流スイッチにおいて、前記各スイッチ要素
同士を、良熱伝導性スペーサ部材を介して熱可塑性樹脂
で接着することにより一体化すると共に、両端側に配置
された各スイッチ要素の、前記冷却材に対向している側
の円盤面を、断熱性板材で覆い、さらに、前記超電導線
と熱的に接している良熱伝導棒の先端部を、各スイッチ
要素の側方から前記冷却材中に突出させたこと、を特徴
とするものである。
【0018】請求項2記載の発明は、断熱性フレーム部
材の内側で超電導線がヒータ線と共に巻回されて成る円
盤形スイッチ要素を、複数個積み重ねて固定軸を挿通さ
せると共に、これらを並列接続して冷却材中に浸漬し、
各スイッチ要素のヒータ線に対する通電制御により超電
導線の超電導状態及び常電導状態間の転移を制御する熱
式永久電流スイッチにおいて、前記複数個のスイッチ要
素を、互に隣接する一対のスイッチ要素で構成される複
数のスイッチ要素対に分けると共に、各スイッチ要素対
を、そのスイッチ要素同士を熱可塑性樹脂で接着するこ
とにより一体化し、さらに、各スイッチ要素対同士の間
隙に冷却材が充分に満たされるように、各スイッチ要素
対同士を離間させたこと、を特徴とするものである。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記各スイッチ要素対を、良熱伝導性フラ
ンジ部材を介して、前記固定軸に挿着したこと、を特徴
とするものである。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記各スイッチ要素対の一体化を、
そのスイッチ要素同士を断熱性スペーサ部材を介して熱
可塑性樹脂で接着することにより行うこと、を特徴とす
るものである。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記各スイッチ要素対を、良熱伝導性樹脂
により前記良熱伝導性フランジ部材に接着したこと、を
特徴とするものである。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明において前記良熱伝導性フランジ部材を低摩擦材によ
り表面処理し、この良熱伝導性フランジ部材に前記各ス
イッチ要素対を着脱可能に取付けたこと、を特徴とする
ものである。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記各スイッチ要素の超電導線及びヒータ
線の巻回部を接着面側に寄せて配置することにより、前
記断熱性フレーム部材の冷却材接触面側肉厚を、接着面
側肉厚よりも厚くしたこと、を特徴とするものである。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記各スイッチ要素対の一体化を、前記熱
可塑性樹脂で接着することに代えて、前記一対のスイッ
チ要素の断熱性フレーム部材に一体の部材を用いること
により行うこと、を特徴とするものである。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記各スイッチ要素対同士を離間させるこ
とに代えて、各スイッチ要素対同士を、良熱伝導性スペ
ーサ部材を介して熱可塑性樹脂で接着したこと、を特徴
とするものである。
【0026】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記良熱伝導性スペーサ部材に渦電流防
止用スリットを形成したこと、又は、前記良熱伝導性ス
ペーサ部材を網目状部材により形成したこと、を特徴と
するものである。
【0027】請求項11記載の発明は、断熱性フレーム
部材の内側で超電導線がヒータ線と共に巻回されて成る
円筒形スイッチ要素を、複数個並立して断熱性カバー部
材に収納すると共に、この断熱性カバー部材の内側の一
部及び外側に冷却材を満たし、各スイッチ要素を並列接
続して、ヒータ線に対する通電制御により超電導線の超
電導体状態及び常電導状態間の転移を制御する熱式永久
電流スイッチにおいて、前記各スイッチ要素の断熱性フ
レーム部材と前記断熱性カバー部材とを、熱可塑性樹脂
で接着することにより固着したこと、を特徴とするもの
である。
【0028】請求項12記載の発明は、断熱性フレーム
部材の内側で超電導線がヒータ線と共に巻回されて成る
円筒形スイッチ要素を、複数個並立してその両端部を押
え板部材に取付けると共に、これらを並列接続して冷却
材中に浸漬し、各スイッチ要素のヒータ線に対する通電
制御により超電導線の超電導状態及び常電導状態間の転
移を制御する熱式永久電流スイッチにおいて、前記複数
個のスイッチ要素を、所定個数のスイッチ要素により構
成される1又は2以上のグループに分け、各グループの
スイッチ要素を、少くともその一部が前記冷却材に接す
る状態となるように、断熱性スペーサ部材でグループ毎
に抱持し、さらに、前記各スイッチ要素及び前記押え板
部材の各接合面を熱可塑性樹脂で接着することにより固
着したこと、を特徴とするものである。
【0029】請求項13記載の発明は、請求項1乃至1
2のいずれかに記載の発明において、前記熱可塑性樹脂
は、エチレンとメタクリル酸との共重合体を主成分とし
て成ること、を特徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の第1の実施
形態の構成を示す斜視図、図1(b)は図1(a)をX
−X′方向から見た断面図である。本実施形態は、円盤
形状の複数個のスイッチ要素3同士のFRPフレーム6
を、熱伝導性の良好なアルミ製スペーサ14を介して接
着し、両端部のスイッチ要素3には、FRP板22を接
着することで、全てのスイッチ要素3の冷却材に晒され
る領域を内周面及び外周面に限定し、さらに、超電導線
巻込み部2aと熱的に接しているアルミ製の良熱伝導棒
23の先端部を冷却材25中に突出させたものである。
【0031】上記のスペーサ14とFRPフレーム6及
びFRP板22との接着には、エチレンとメタクリル酸
との共重合体から成る熱可塑性樹脂7が用いられる。そ
して、FRPフレーム6と巻込み部2aとの間、並びに
FRP板22と固定ナット5及び固定フランジ10との
間の接着にも上記の熱可塑性樹脂7が用いられる。ま
た、固定軸4及び固定ナット5との間の締結力が熱収縮
により低下するのを防ぎ、振動に対する安定性を確保す
るため、固定軸4と固定フランジ4との間に皿バネ11
を設けている。
【0032】上記のように、両端のスイッチ要素3の冷
却材25に接する面をFRP板22で覆い、各スイッチ
要素3同士を熱可塑性樹脂7で強固に接着して一体化す
ることにより、断熱性を向上させることができる。した
がって、低い加熱量で高いPCS抵抗を得ることができ
る。
【0033】しかし、断熱性を向上させることは、反
面、冷却時の冷却特性を低下させることにもなり、ま
た、OFF動作時間(ヒータを切ってから超電導状態に
なるまでの時間)を長くすることにもなる。例えば、浮
上式鉄道の場合、OFF時間は励消磁の時間を考える
と、10秒以内に動作する必要があるが、PCS1を構
成するスイッチ要素間を単に接着し断熱強化しただけで
はOFF時間が30秒以上かかってしまう結果となって
いた。そこで、冷却特性の低下を少くするため、スイッ
チ要素3同士の間にアルミ製スペーサ14を介挿すると
共に、巻込部2aから延びるアルミ製熱伝導棒23の先
端部が冷却材25中に突出するようにしている。また、
各スイッチ要素3同士が強固に接着され、一体化されて
いるので、PCS1の外形寸法を大きくすることなく断
熱性を大幅に向上させることが可能になっている。
【0034】図3は、PCS1のヒータ加熱量とPCS
抵抗比との関係を従来構成のPCSと比較した特性図で
ある。PCS抵抗比とは、ヒータ加熱量に応じたPCS
抵抗RPCS (Q)とPCS超電導線巻込総抵抗値Ro
の比のことを言う。なお、PCS超電導線巻込総抵抗値
o は、本実施形態及び従来構成共に同等で、通常20
〜100Ω程度である。図3より、本実施形態の構成の
PCSは、低いヒータ加熱量で高いPCS抵抗(RPCS
(Q))を発生しており、従来の構成に比べてはるかに
応答が良いことが分かる。また、本実施形態のPCS抵
抗が一定となるのは、低いヒータ加熱量Qで、PCS全
体が加熱されて超電導状態の存在する部分がなくなり、
PCS (Q)=Ro (飽和状態)になるためである。図
3から分かる様に従来構成では本実施形態ほど低いヒー
タ加熱量で、飽和状態に達していない。
【0035】図1に示したように、各スイッチ要素3間
には、アルミ材などの熱伝導性の良好なスペーサ14を
設置したり、各スイッチ要素3にアルミ製熱伝導棒23
を数個所に設置したりすることで、PCS1の超電導状
態(ON状態)における各スイッチ要素3の安定性を確
保するのに必要な冷却能力を得ることができる。また、
スイッチ要素3を一体化することにより、スイッチ要素
3の剛性が高くなり、変形量が抑制され、共振点も高周
波側にシフトできる。
【0036】そして、スイッチ要素3の一体化におい
て、エチレンとメタクリル酸との共重合体からなる熱可
塑性樹脂7を使用することにより、スイッチ要素3間の
熱収縮などによる極端な応力集中を緩和することができ
るので、PCS性能の安定化に極めて有効である。つま
り、高分子の接着剤は、分子間力による結合が主体なの
で、極低温に冷却しても固化せず、部材間の熱収縮差に
よる界面の応力集中(歪エネルギの蓄積)を回避するこ
とができる。この場合、スイッチ要素3の超電導線巻込
み部2aとFRP製フレーム(巻枠)6との境界面にも
エチレンとメタクリル酸との共重合体からなる熱可塑性
樹脂7が配置されているので、熱収縮差による境界面の
クラックあるいは剥離の発生を防止する効果が得られ
る。
【0037】図2は本発明の第2の実施形態の構成を示
す断面図である。本実施形態における複数個のスイッチ
要素3は、互に隣接する一対のスイッチ要素対に分けら
れており、各スイッチ要素対のスイッチ要素3の接合面
は熱可塑性樹脂7により接着されている。そして、各ス
イッチ要素対同士の離間距離は、それらの間隙に冷却材
25を充分に満たすことができる程度の距離となってい
る。また、これらのスイッチ要素3は、熱伝導性の良好
なアルミ製のフランジ9を介して固定軸4に取付けられ
ている。このフランジ9とスイッチ要素3とは、熱伝導
性の良好な補強材入りのエポキシ樹脂12により接着さ
れている。
【0038】上記のように、本実施形態では、2つのス
イッチ要素3が一対となってスイッチ要素対を形成し、
各スイッチ要素対が一体化されているので、断熱性を高
めることができると共に、スイッチ要素対の剛性を高く
して変形量を抑制することができ、共振点も高周波側に
シフトすることができる。また、スイッチ要素3の一体
化において、エチレンとメタクリル酸との共重合体から
なる熱可塑性樹脂7を使用しているので、スイッチ要素
間の熱収縮などによる応力集中を緩和し、歪エネルギー
の蓄積を低下させることができる。そして、各スイッチ
要素対間の距離は、充分に距離をとって、その間に冷却
材25が満たされるようにし、また、アルミ製フランジ
9を用いているので、冷却性の低下を防ぐことができ
る。さらに、スイッチ要素対とアルミ製フランジ9は、
熱伝導性の良好な補強材入りのエポキシ樹脂12により
接着されているので、冷却に伴う熱収縮による剥離の恐
れはなく、摩擦が発生しないようになっている。
【0039】なお、図2の構成では、一対のスイッチ要
素対3,3間の接合面にあるのは熱可塑性樹脂7のみで
あるが、図4に示すようなFRP等の断熱性部材により
形成されたスペーサ8を介して熱可塑性樹脂7による接
着を行なってもよい。このFRP製スペーサ8は、図1
におけるアルミ製スペーサ14と同様の形状である。
【0040】また、図2の構成では、アルミ製フランジ
9をエポキシ樹脂12により接着した構成としている
が、アルミ等の熱伝導性の良い部材については、この接
着を行なわず、インジウム等の低摩擦材で表面処理した
ものを配置するだけの構成としてもよい。図5は、アル
ミ製フランジ9に低摩擦材21を施した例を示してい
る。
【0041】このように、低摩擦材で表面処理した構成
によれば、一体化された各スイッチ要素3に、万一、す
べり摩擦が発生しても、その発熱量は非常に小さいので
熱伝導性の良い部材で充分冷却可能となる。そして、こ
の構成の場合、もし、いずれかのスイッチ要素3に不具
合があった場合でも、その交換を容易に行うことができ
る。
【0042】さらに、上記の低摩擦材で表面処理した部
材を用いる場合でも、この表面処理した部材を特定の個
所にのみ使用する構成としてもよい。例えば、図2にお
いて、両端側の固定ナット5及び固定フランジ10に取
付けられているアルミ製フランジ9のみ、低摩擦材で表
面処理したものを使用し、中間側の他のフランジ9につ
いては、エポキシ樹脂12で接着するようにしてもよ
い。
【0043】図6は、本発明の第3の実施形態の構成を
示す断面図である。この実施形態では、断熱性を更に向
上させるため、超電導線の巻込部2aを接着面側(熱可
塑性樹脂7側)に寄せた配置とし、冷却材25に接触す
る側のフレーム(巻枠)6の厚さを大きくした構成とし
ている。これによれば、低いヒータ加熱量で更にPCS
抵抗が高い特性が得られる。
【0044】図7は、本発明の第4の実施形態の構成を
示す断面図である。この図7の構成は、図2におけるス
イッチ要素対の各フレーム6,6を一体のフレーム6a
により形成したものである。この構成によれば、各スイ
ッチ要素同士の接着作業を省略することができ、かつ、
図2の場合と同様に、低いヒータ加熱量で高いPCS抵
抗を得ることができる。
【0045】図8は本発明の第5の実施形態の構成を示
す断面図である。図2の構成では、2つのスイッチ要素
3,3で形成される各スイッチ要素対同士の間に、冷却
材25が充分に満たされるようにしていたが、図8の構
成では各スイッチ要素対同士を接近させ、その間に熱伝
導性の良好なアルミ製スペーサ14を介挿させるように
している。すなわち、図8の構成では、複数個のスイッ
チ要素3が、断熱性のFRPスペーサ8及び熱伝導性の
スペーサ14を交互に介して熱可塑性樹脂7で接着され
一体化されている。このような一体化及びFRPスペー
サ8の使用により、断熱性が強化され、振動に対する安
定性も向上したものとなっているが、それだけでは冷却
性が大きく損なわれることになる。アルミ製スペーサ1
4は、このような冷却性能の低下を極力抑制しようとす
るものであり、周囲の冷却材25からの冷却熱をスイッ
チ要素3の中心側に伝達する役割を果すことになる。
【0046】ところで、アルミ製スペーサ14は、導電
性材料であるため、円盤形状であると、浮上式鉄道に使
用される場合には、走行中の変動磁界によって渦電流ル
ープが発生しやすくなる。そこで、このような渦電流ル
ープの発生を防止するため、アルミ製スペーサ14とし
ては、図9のようなスリット入りアルミスペーサ14
a、図10のような4つの台形片から成る台形スペーサ
14b、あるいは図11のような網目状のアルミ線15
から成る網目状スペーサ14cを用いることが好まし
い。なお、図11の場合は、アルミ線15同士が接触し
ていてもよい。これは、線間の接触抵抗が非常に大きく
なるため、網目状の回路に渦電流が流れることは殆どな
く、PCSの安定性に影響を及ぼすことがないからであ
る。
【0047】図12(a)は、本発明の第6の実施形態
の構成を示す正面図、図12(b)は図12(a)をA
−A′方向から見た縦面図、図12(c)は図12
(a)をB−B′方向から見た横断面図である。
【0048】この実施形態の各スイッチ要素3aは円筒
形状のものであり、FRP製押え板16及びFRP製装
着カバー22aにより形成されるカバー部材の内側に収
納されている。押え板16及びカバー22aの周囲は冷
却材25が満たされているが、上下の各押え板16には
冷却材流通口24が設けられているので、4個のスイッ
チ要素3aの中心付近にも冷却材25が満たされた状態
となっている。そして、各フレーム6aの側面の約4分
の1の面が中心付近の冷却材25と接しており、充分な
冷却性能が確保されている。
【0049】また、各フレーム6aと押え板16及びカ
バー22aとは熱可塑性樹脂7により接着され、一体化
が図られている。したがって、この場合も、既述した各
実施形態と同様に、低いヒータ加熱で高いPCS抵抗を
得ることができ、かつ、振動に対する充分な安定性を確
保することができる。
【0050】図13(a)は、本発明の第7の実施形態
の構成を示す正面図、図13(b)は図13(a)をA
−A′方向から見た縦断面図、図13(c)は図13
(a)をB−B′方向から見た縦断面図である。
【0051】この実施形態の各スイッチ要素3aは、図
12のものと同様のものであるが、図13の場合には、
複数のスイッチ要素3aが2つのグループに分けられて
いる。そして、これらのグループは4個のスイッチ要素
3aにより形成されている。本実施形態で用いられるF
RPスペーサ8aは、図13(c)に示すように、横断
面が略十文字形状となっており、各スイッチ要素3aの
外周面の約4分の1程度が冷却材25に接するようにな
っている。また、図13(b)に示すように、各スイッ
チ要素3aのフレーム6aと押え板16との接合面が熱
可塑性樹脂7により接着されている。なお、この場合の
接着剤としては、フィラーなどの補強材入りエポキシ樹
脂12を用いることとしてもよい。
【0052】以上説明した各実施形態によれば、種々の
効果を得ることができる。すなわち、浮上式鉄道等に用
いられるスイッチ要素多並列接続型の熱式PCS1にお
いて、スイッチ要素3の冷却材に晒される領域を限定
(例えば、隣接するスイッチ要素3を接着等により一体
化している)することにより、外形寸法を大きくするこ
となく、特性を改善し、低いヒータ加熱量で、PCS抵
抗を高くすることができ、コイルの永久電流モード開閉
時のPCS1の発熱量及びヒータの加熱量を低減するこ
とができる。したがって、永久電流モード開閉時の冷却
材25の消費量を低減することができる。
【0053】また、隣接するスイッチ要素3の一体化に
より、スイッチ要素3の剛性が高くなり、振動に対する
安定性を向上させることができる。スイッチ要素3同士
の間には、熱伝導性の良い材料を介在させることによ
り、PCS1のON時(永久電流モード)におけるスイ
ッチ要素3の必要な冷却を確保しつつ、振動に対する安
定性を向上させることができる。PCS1自体は、皿バ
ネ11を介して固定ナット5及び固定軸4で固定するこ
とにより、極低温でも、高い締結力を得ることができ振
動に対する安定性を向上することができる。超電導線巻
込み部2aとフレーム6との境界面の接着をエチレンと
メタクリル酸との共重合体を主成分とする熱可塑性樹脂
7で行うことで、熱収縮差による境界面のはく離に伴う
歪エネルギーの解放を小さくできるので、各スイッチ要
素の安定性を向上させることができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、外形寸
法を大きくすることなく、低いヒータ加熱で高いPCS
抵抗を得ることができ、さらに、振動に対する安定性に
ついても充分確保することができる永久電流スイッチを
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す斜視図及
び断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を示す断面図。
【図3】第1の実施形態に係る特性図。
【図4】第2の実施形態の変形例に用いられるFRPス
ペーサの形状を示す斜視図。
【図5】第2の実施形態の変形例に用いられる、表面処
理したアルミ製フランジの形状を示す断面図。
【図6】本発明の第3の実施形態の構成を示す断面図。
【図7】本発明の第4の実施形態の構成を示す断面図。
【図8】本発明の第5の実施形態の構成を示す断面図。
【図9】第5の実施形態に用いられるアルミ製スペーサ
の形状を示す説明図。
【図10】第5の実施形態に用いられるアルミ製スペー
サの形状を示す説明図。
【図11】第5の実施形態に用いられるアルミ製スペー
サの形状を示す説明図。
【図12】本発明の第6の実施形態の構成を示す正面
図、縦断面図及び横断面図。
【図13】本発明の第7の実施形態の構成を示す正面
図、縦断面図及び横断面図。
【図14】従来例の構成を示す斜視図。
【図15】永久電流モードを作る過程についての説明
図。
【符号の説明】
1 PCS(永久電流スイッチ) 2 超電導線 2a 超電導線巻込部 3 円盤形スイッチ要素 3a 円筒形スイッチ要素 4 固定軸 6,6a FRPフレーム(断熱性フレーム部材) 7 熱可塑性樹脂 8,8a FRPスペーサ(断熱性スペーサ部材) 9 アルミ製フランジ(良熱伝導性フランジ部材) 12 補強材入りエポキシ樹脂(良熱伝導性樹脂) 14,14a,14b,14c アルミ製スペーサ(良
熱伝導性スペーサ部材) 16 押え板 19 ヒータ線 21 低摩擦材 22 FRP板(断熱性板材) 22a FRPカバー(断熱性カバー部材) 23 アルミ製熱伝導棒 25 冷却材
フロントページの続き (72)発明者 山 下 知 久 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 平5−226708(JP,A) 特開 平6−188119(JP,A) 特開 昭56−87385(JP,A) 特開 昭60−94784(JP,A) 特開 平5−235422(JP,A) 特開 昭63−239876(JP,A) 実開 昭53−82736(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 39/20 ZAA

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱性フレーム部材の内側で超電導線がヒ
    ータ線と共に巻回されて成る円盤形スイッチ要素を、複
    数個積み重ねて固定軸を挿通させると共に、これらを並
    列接続して冷却材中に浸漬し、各スイッチ要素のヒータ
    線に対する通電制御により超電導線の超電導状態及び常
    電導状態間の転移を制御する熱式永久電流スイッチにお
    いて、 前記各スイッチ要素同士を、良熱伝導性スペーサ部材を
    介して熱可塑性樹脂で接着することにより一体化すると
    共に、 両端側に配置された各スイッチ要素の、前記冷却材に対
    向している側の円盤面を、断熱性板材で覆い、 さらに、前記超電導線と熱的に接している良熱伝導棒の
    先端部を、各スイッチ要素の側方から前記冷却材中に突
    出させたこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  2. 【請求項2】断熱性フレーム部材の内側で超電導線がヒ
    ータ線と共に巻回されて成る円盤形スイッチ要素を、複
    数個積み重ねて固定軸を挿通させると共に、これらを並
    列接続して冷却材中に浸漬し、各スイッチ要素のヒータ
    線に対する通電制御により超電導線の超電導状態及び常
    電導状態間の転移を制御する熱式永久電流スイッチにお
    いて、 前記複数個のスイッチ要素を、互に隣接する一対のスイ
    ッチ要素で構成される複数のスイッチ要素対に分けると
    共に、各スイッチ要素対を、そのスイッチ要素同士を熱
    可塑性樹脂で接着することにより一体化し、 さらに、各スイッチ要素対同士の間隙に冷却材が充分に
    満たされるように、各スイッチ要素対同士を離間させた
    こと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の永久電流スイッチにおい
    て、 前記各スイッチ要素対を、良熱伝導性フランジ部材を介
    して、前記固定軸に挿着したこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の永久電流スイッチに
    おいて、 前記各スイッチ要素対の一体化を、そのスイッチ要素同
    士を断熱性スペーサ部材を介して熱可塑性樹脂で接着す
    ることにより行うこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  5. 【請求項5】請求項3記載の永久電流スイッチにおい
    て、 前記各スイッチ要素対を、良熱伝導性樹脂により前記良
    熱伝導性フランジ部材に接着したこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  6. 【請求項6】請求項3記載の永久電流スイッチにおい
    て、 前記良熱伝導性フランジ部材を低摩擦材により表面処理
    し、この良熱伝導性フランジ部材に前記各スイッチ要素
    対を着脱可能に取付けたこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  7. 【請求項7】請求項2記載の永久電流スイッチにおい
    て、 前記各スイッチ要素の超電導線及びヒータ線の巻回部を
    接着面側に寄せて配置することにより、前記断熱性フレ
    ーム部材の冷却材接触面側肉厚を、接着面側肉厚よりも
    厚くしたこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  8. 【請求項8】請求項2記載の永久電流スイッチにおい
    て、 前記各スイッチ要素対の一体化を、前記熱可塑性樹脂で
    接着することに代えて、前記一対のスイッチ要素の断熱
    性フレーム部材に一体の部材を用いることにより行うこ
    と、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  9. 【請求項9】請求項2記載の永久電流スイッチにおい
    て、 前記各スイッチ要素対同士を離間させることに代えて、
    各スイッチ要素対同士を、良熱伝導性スペーサ部材を介
    して熱可塑性樹脂で接着したこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  10. 【請求項10】請求項9記載の永久電流スイッチにおい
    て、 前記良熱伝導性スペーサ部材に渦電流防止用スリットを
    形成したこと、又は、前記良熱伝導性スペーサ部材を網
    目状部材により形成したこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  11. 【請求項11】断熱性フレーム部材の内側で超電導線が
    ヒータ線と共に巻回されて成る円筒形スイッチ要素を、
    複数個並立して断熱性カバー部材に収納すると共に、こ
    の断熱性カバー部材の内側の一部及び外側に冷却材を満
    たし、各スイッチ要素を並列接続して、ヒータ線に対す
    る通電制御により超電導線の超電導体状態及び常電導状
    態間の転移を制御する熱式永久電流スイッチにおいて、 前記各スイッチ要素の断熱性フレーム部材と前記断熱性
    カバー部材とを、熱可塑性樹脂で接着することにより固
    着したこと、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  12. 【請求項12】断熱性フレーム部材の内側で超電導線が
    ヒータ線と共に巻回されて成る円筒形スイッチ要素を、
    複数個並立してその両端部を押え板部材に取付けると共
    に、これらを並列接続して冷却材中に浸漬し、各スイッ
    チ要素のヒータ線に対する通電制御により超電導線の超
    電導状態及び常電導状態間の転移を制御する熱式永久電
    流スイッチにおいて、 前記複数個のスイッチ要素を、所定個数のスイッチ要素
    により構成される1又は2以上のグループに分け、各グ
    ループのスイッチ要素を、少くともその一部が前記冷却
    材に接する状態となるように、断熱性スペーサ部材でグ
    ループ毎に抱持し、 さらに、前記各スイッチ要素及び前記押え板部材の各接
    合面を熱可塑性樹脂で接着することにより固着したこ
    と、 を特徴とする永久電流スイッチ。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれかに記載の永
    久電流スイッチにおいて、 前記熱可塑性樹脂は、エチレンとメタクリル酸との共重
    合体を主成分として成ること、 を特徴とする永久電流スイッチ。
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