JP3496765B2 - Catvネットワークを利用したカラオケデータ配信システム - Google Patents
Catvネットワークを利用したカラオケデータ配信システムInfo
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Description
よって接続されたホスト局と、端末装置によって構成さ
れ、端末装置からリクエストされたカラオケデータをホ
スト局から効率よく配信するシステムに関するものであ
る。
して、加入者端末装置からのリクエストに応じてテレビ
ジョン信号をホスト局から加入者端末装置に送信する構
成はCATVネットワークとして知られている。そし
て、このネットワークではホスト局から加入者端末装置
への下り線の伝送効率を大きくし、逆に上り線の伝送効
率を小さくすることによってホスト局から加入者端末装
置に対しては各種の情報を効率よく伝送すると同時に、
端末装置からホスト局にリクエストを可能としている。
カラオケ音楽も、デジタルデータとして取り扱うことが
できるので、光ファイバケーブルを利用した伝送の対象
とすることが可能である。
ットワークの場合には上述したように双方向通信が可能
ではあるが、一般的にはホスト局から端末装置に対する
伝送を重視するため、伝送路の太さが上りと下りとでは
極端に異ならしめている。そして、端末装置から情報の
リクエストがあれば着順に情報を伝送し、利用者側では
自分の希望する情報が伝送される順番を待つことにな
る。しかし、一般家庭を対象としたCATVでは利用時
間帯が特定の時間に集中するので、リクエストの着順で
ホスト局から逐一情報を伝送しても、希望する情報を獲
得するには相当の待ち時間を必要とする。
には特定の曲にリクエストが重なることが多いが、これ
をリクエスト着順に処理すれば同じ曲が何度も繰り返し
て伝送されるという不都合が生じることになる。さら
に、全ての端末装置で無条件でカラオケ音楽を受信でき
るとすれば、有料情報の通信という前提を維持すること
はできない。
クエストした端末装置とホスト曲との間で識別符号を交
換し、伝送する情報には必ず識別符号を付加するという
手段を採用することは可能であるが、加入者が増加する
に従い1台の端末装置あたりの伝送効率が悪化するとい
う問題もある。
ークにおける課題を解決することを目的としたもので、
多数の端末装置とホスト局間の効率よい通信を維持しつ
つ、有料情報はリクエストした加入者以外は受信するこ
とができないカラオケデータ配信システムを提供するも
のである。
テムとして、ホスト局と、それにCATVネットワーク
を介して接続される複数の端末装置とを備えるカラオケ
データ配信システムを採用した。そして、各端末装置
は、リクエスト送信部と、音楽データ受信部とを備え、
リクエスト送信部は各端末装置に固有の識別符号とリク
エスト曲の曲符号からなるリクエストをホスト装置に送
出し、音楽データ受信部はCATVネットワークより自
己の識別符号が付された楽曲データを取り込み、ホスト
局は音楽データ送信処理を行い、音楽データ送信処理
は、単位一定時間内に受信したリクエストに基づいて、
識別符号が列挙された選曲単位テーブルをリクエスト曲
毎に作成し、作成した選曲単位テーブルのリクエスト曲
に対応する音楽データに、当該選曲単位テーブルに列挙
される全ての識別符号を付してCATVネットワークに
送出するという手段を用いた。また、請求項2において
は、各端末装置はさらに映像信号受信部を備え、映像信
号受信部はCATVネットワークより映像信号を受信
し、ホスト局は音楽データの受信処理に加えて映像信号
送信処理をも行い、映像信号送信処理はCATVネット
ワークに映像信号を常時送信するという手段も用いるこ
ととした。
ワークを介して放射状に連絡されており、双方向の通信
機能を有している。ホスト局において一定時間ごとにリ
クエストを蓄積する手段によって、特定の曲に対するリ
クエストの重複を効率よく処理するという作用を行って
いる。そのために、リクエストの蓄積は着順に行われる
が、これを一定時間の経過と同時に曲単位でリストし直
し、曲単位で識別符号をファイルするという作用を行
う。これによって、楽曲データをデータベースから検索
して読みだし、識別符号を付加してデータフレームを構
成する。そして、全体的な手段によって1つのデータフ
レームを送信すれば複数のリクエストに対応するという
マルチ通信モードを再現する。
って説明する。図1はホスト局と端末装置の全体的なシ
ステムを示すブロック図であって、1は多数のカラオケ
データをデータベースとして保有するホスト局、2はC
ATV局、3a〜3nはそれぞれがCATV局とネット
ワークによって接続されている端末装置である。ネット
ワークは光ファイバケーブルによって構築するのが伝送
効率からすれば好ましいが、通常の電線を用いた場合で
も本発明の要旨には影響するところはない。また、ホス
ト局1とCATV局とはデジタル回線によって接続され
ているが、専用回線あるいは公衆回線の何れをも採用で
きる。なお、この実施例ではホスト局1とCATV局2
とは別個の構成としているが、CATV局にカラオケデ
ータベースを設置すれば、両者は1つの構成とすること
ができる。そして、図1の構成において各端末装置3a
〜3nからカラオケ音楽ごとに与えられている曲符号を
指定してリクエストすると、CATVネットワークを介
してホスト局1から指定されたカラオケデータが通信さ
れる。ところで、本発明でカラオケデータとは、音楽デ
ータおよび歌詞データをデジタル符号化した楽曲データ
と、ディスプレイに表示する背景画像である映像データ
の両者を含むものとする。また、音楽データには、PC
M符号化した音楽データとMIDIコードで表現された
音楽データの何れをも含むものとする。
について説明する。図2はホスト局1におけるリクエス
トの管理を示したもので、先ず上り線11を介して端末
装置からリクエストがあると、着順にリクエストテーブ
ル12に曲符号と端末装置の識別符号(以下、IDとい
う)が書き込まれる。ところで、カラオケの場合にはリ
クエストがまったく重複しないことは希であり、むしろ
一定の時間を区切ったとすれば複数の特定曲にリクエス
トが集中するのが通例である。そこで、本実施例ではリ
クエストテーブル12に対して一定の時間幅をもってリ
クエストを蓄積するようにしている。この一定の時間幅
は、自由に設定することができるが、例えばコンピュー
タのクロックを基準として時間設定するのが確実、かつ
容易である。次に、一定時間が経過すると、リクエスト
テーブル12のデータが読み出され、リクエスト曲単位
で並べ替えられて、選曲単位テーブル13が作成され
る。従って、選曲単位テーブル13は概念的に曲数に応
じた数のテーブルになり、それぞれのテーブルには重複
したリクエストを行った端末装置のIDが並列的に列挙
される。この選曲単位テーブル13を作成する意味は、
同じ曲をリクエストした端末装置に対して一括して音楽
データを送信するためである。続いて、選曲単位テーブ
ル13の曲符号に従ってデータベース14を検索し、曲
ごとのデータフレーム15を作成し、下り線16から端
末装置に向かって均等の条件で通信する。これら一連の
処理によって、一定時間単位でリクエストを整理して、
重複するリクエストを効率よく処理しているのである。
なお、上述した処理によって伝送されるのは音楽データ
であって、映像データに関しては映像データベース17
から下り線16に対して識別符号や他の制御符号などを
一切付加せずに常時出力している。なお、端末装置側で
音楽データと映像データとを区別して取り出すことがで
きるように、両者は別の送信モードを採用する。
ータのデータフレームを示す。ここで、21はID記載
部分、22は音楽データ本体である。ただし、これらの
データフレームには、前後にヘッダおよびフッタを付加
したうえ、伝送に必要な制御コードを付加することはも
ちろんである。
示したブロック図であり、図中、31はCATVケーブ
ルの下り線、32は上り線であり、下り線31は音楽デ
ータ伝送路31aと映像データ伝送路31bに分岐して
いる。端末装置は大きく分けると音楽データ受信部3
3、リクエスト送信部34、映像データ再生部35によ
って構成されており、CPU36が集中的に回路を制御
している。37は作業領域であるRAM、38はディス
プレイに歌詞を表示するための文字フォントが蓄積され
たフォントメモリ、39はリクエストを行うときに操作
する操作パネルである。40はMIDI規格に準拠した
電子音源であり、音楽データのうちのMIDI符号に基
づいて音楽を生成し、出力回路41から音楽として再現
される。なお、出力回路41には図示していないがミキ
サを介してマイクロフォンの信号が入力される。
すると、42は音楽データ受信チューナ、43は復調回
路、44は同期検出回路、45はID検出回路、46は
メモリ制御回路であり、RAM37を制御しながら音楽
復調した音楽データを書き込む回路である。なお、47
は回線状態監視回路であって、音楽データ伝送路31a
から信号が入力しているか否かを監視する機能を行う。
これらの回路における一連の動作は、先ず音楽データ受
信チューナ42で受信したデータは復調回路43によっ
て送信データフレームに復調され、ID検出回路45に
入力される。ID検出回路45ではこの端末装置が有し
ている固有のIDとデータフレームに書き込まれている
複数のIDを照合し、自己のIDが存在する場合には続
いて入力される音楽データをメモリ制御回路46に対し
て送出する。なお、自己のIDが存在しない場合には続
く音楽データは読み飛ばされる。これによって、リクエ
ストした音楽データを確保することができるのである。
映像データ受信チューナ47において同調された映像信
号は、ディスプレイ制御回路48を介してディスプレイ
49に表示される。映像データは歌詞表示のための背景
動画あるいは静止画であり、本実施例ではカラオケ音楽
とは無関係で表示されるようにしており、IDや制御コ
ードなどは一切付加されていない。従って、全ての端末
装置において同等の条件でディスプレイ49に表示され
ることになる。なお、音楽データ受信部33において自
己のIDと一致して取り込まれた音楽データがあれば、
そのうちの歌詞データはCPU36によって処理され、
フォントメモリ38から文字フォントを呼び出してディ
スプレイ制御回路48において映像にスーパーインポー
ズされる。
クエスト送信部34について説明する。50はシリアル
制御回路であり、操作パネル39によって選択されたリ
クエスト曲の曲符号およびこの端末装置が保有している
固有のIDをシリアルで出力する回路である。この出力
タイミングは、発振回路51からのクロックに同期して
行われ、同時に発振出力は一対のオペアンプ52a・5
2bを介して位相変調回路53に入力され、シリアル制
御回路50からの出力に対して位相変調をかけた状態で
送信機54から上り線32を介して送信される。そし
て、この送信信号がホスト局1で受信され、図2に示し
たように一定時間の管理後に処理されるのである。
によってディスプレイ49には常時映像が表示されると
共に、自己のリクエストした音楽データに付加されたI
Dを認識すればこれを処理して音楽を再現すると同時に
スーパーインポーズによってディスプレイ49に歌詞を
表示する。一方、操作パネル39によるリクエストは送
信機54からホスト局1に送信される。ここで、音楽デ
ータの受信のための復調回路43ではデータ受信のため
の信頼度を確保するために、図5に示す回路構成を採用
している。即ち、受信データが音楽データ受信チューナ
42から入力されると共に、同期検出回路44からは同
期クロックが入力され、復調出力がID検出回路45に
対して出力される。図中、55はゼロクロス比較器で、
チューナ42からの位相変調された二値入力をパルス波
形に変換する。56は微分回路であり、比較器55のパ
ルス波形の立ち上がり、立ち下がりのタイミングを捕ら
える。そして、微分出力はAND回路57の一方入力と
されると同時にその出力はフェーズロックループ(PL
L)58に入力され、一対のDフリップフロップ59
a、59bでラッチ処理された後にAND回路57の他
方入力とされ、これによってループを形成する一方、D
フリップフロップ59aの出力は、ゼロクロス比較器5
5の出力と共に排他的OR回路60に入力される。そし
て、この出力がDフリップフロップ61のデータ信号と
なり、Dフリップフロップ59aの反転出力を遅延回路
62によって遅延させ、Dフリップフロップ61のクロ
ックとしてデータラッチを行う。このような一連の処理
によって安定した二値データを確保するのである。な
お、PLL58を用いているのは、受信信号の周波数を
倍にして処理を行うことによって安定した二値データを
復調するためであり、遅延回路62を設けたのは、排他
的OR回路60の入力にハザードが発生するので、この
ハザードによる影響を回避するためである。図6に復調
回路43の内部における波形をタイミングチャートとし
て示した。ここで、各タイミングは図5の回路において
a〜kで示した場所で発生する波形である。
特定の曲にリクエストが集中した場合でも1つのデータ
フレームを送信するだけでリクエストした端末装置全て
に対応することができ、通信の時間効率は飛躍的に向上
することができる。また、データフレームには各端末装
置が保有する固有の識別符号が付加されているので、リ
クエストを行っていない端末装置ではデータを読み込む
ことができず、有料情報が無断で利用されることを確実
かつ容易に防止することができる。
ATVネットワークを利用しているので、伝送速度が非
常に速く、トラヒックという基本的な課題には十分に対
処することができる。
ブロック図、
タ構造の概略図、
Claims (2)
- 【請求項1】ホスト局と、それにCATVネットワーク
を介して接続される複数の端末装置とを備えるカラオケ
データ配信システムであって、 各端末装置は、リクエスト送信部と、音楽データ受信部
とを備え、 リクエスト送信部は、各端末装置に固有の識別符号とリ
クエスト曲の曲符号からなるリクエストをホスト装置に
送出し、 音楽データ受信部は、CATVネットワークより自己の
識別符号が付された楽曲データを取り込み、 ホスト局は、音楽データ送信処理を行い、 音楽データ送信処理は、単位一定時間内に受信したリク
エストに基づいて、識別符号が列挙された選曲単位テー
ブルをリクエスト曲毎に作成し、作成した選曲単位テー
ブルのリクエスト曲に対応する音楽データに、当該選曲
単位テーブルに列挙される全ての識別符号を付してCA
TVネットワークに送出するカラオケデータ配信システ
ム。 - 【請求項2】各端末装置は、さらに映像信号受信部を備
え、 映像信号受信部は、CATVネットワークより映像信号
を受信し、 ホスト局は、映像信号送信処理をも行い、 映像信号送信処理は、CATVネットワークに映像信号
を常時送信する請求項1に記載のカラオケデータ配信シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13396793A JP3496765B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | Catvネットワークを利用したカラオケデータ配信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13396793A JP3496765B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | Catvネットワークを利用したカラオケデータ配信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06324693A JPH06324693A (ja) | 1994-11-25 |
JP3496765B2 true JP3496765B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=15117274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13396793A Expired - Lifetime JP3496765B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | Catvネットワークを利用したカラオケデータ配信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3496765B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3496307B2 (ja) | 1994-02-18 | 2004-02-09 | 株式会社デンソー | 触媒劣化検知法及び空燃比センサ |
JP3696944B2 (ja) * | 1995-09-06 | 2005-09-21 | 株式会社エクシング | 放送センタ |
JP3255059B2 (ja) | 1996-12-19 | 2002-02-12 | 日本電気株式会社 | 通信カラオケシステム |
JP3964098B2 (ja) * | 2000-04-24 | 2007-08-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 情報配信システム |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP13396793A patent/JP3496765B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06324693A (ja) | 1994-11-25 |
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