JP3495401B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3495401B2 JP00962194A JP962194A JP3495401B2 JP 3495401 B2 JP3495401 B2 JP 3495401B2 JP 00962194 A JP00962194 A JP 00962194A JP 962194 A JP962194 A JP 962194A JP 3495401 B2 JP3495401 B2 JP 3495401B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用リモー
トキー等の遠隔操作装置や移動通信体に用いて好適なア
ンテナ装置に関し、特に、コイルを巻回してなるアンテ
ナ素子を用いたアンテナ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のドアロックを遠隔操作
によって開閉するキーレスシステム等に用いられるリモ
ートキーは、マイクロコンピュータシステムとして構成
された制御回路と、この制御回路で生成された信号をア
ンテナを介して外部に送信する送信回路とを備えてい
る。
【0003】かかる信号の送受に用いるアンテナ素子と
しては、ダイポールアンテナをはじめとして種々の形式
のものが従来より知られているが、上述したリモートキ
ーや移動体通信体等では、小型化等のため、フェライト
ロッドアンテナ(フェライトバーアンテナ)を用いてい
る。
【0004】この種のフェライトロッドアンテナは、使
用周波数帯に適合するようにして棒状ないし板状に形成
されたフェライトロッドと、このフェライトロッドに巻
回されたエナメル被覆線やポリウレタン被覆線等のコイ
ルとから構成されており、高い周波数選択特性を備えて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、交信エリア
を広げて使い勝手等を向上するためには、アンテナの放
射電力を増大させる必要がある。そして、放射電力を増
大させるには、アンテナを構成するフェライトロッドの
Q値(共振の鋭さを示す量)を大きくして使用周波数帯
での損失を小さくするか、あるいはフェライトロッドに
巻回されたコイルに供給する電流を大きくするかして、
コイルの両端電圧を高めればよい。
【0006】しかし、材質等を調整してもフェライトロ
ッドのQ値を無制限に大きくできる訳ではなく、自ずと
制限がある。また、フェライトロッドのQ値を高める
と、これに伴って指向性も強まるため、使い勝手が低下
する。
【0007】一方、コイルへの電流を増大させるには、
電源電圧を高くするか、増幅段を増やす必要があり、部
品点数が増えると同時に装置が大型化する。
【0008】そこで、本発明は、無指向性を確保しつつ
放射電力を向上することができるアンテナ装置の提供を
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
べく、本発明に係るアンテナ装置は、コイルを巻回して
なるアンテナ素子と、このアンテナ素子からの放射電界
に垂直となるように離間して設けられ、該アンテナ素子
を覆うようにして形成された導電板と、この導電板と前
記コイルの正極側とを接続する導電部材とから構成され
ている。
【0010】また、請求項2のアンテナ装置は、ケーシ
ングと、このケーシング内に設けられ、コイルを巻回し
てなるアンテナ素子と、このアンテナ素子からの放射電
界に垂直となるように前記ケーシングの一端側に設けら
れ、該アンテナ素子を覆うようにして形成された導電板
と、この導電板と前記コイルの正極側とを接続する導電
部材とから構成している。
【0011】さらに、前記アンテナ素子を、フェライト
ロッドと、該フェライトロッドに巻回されたコイルとか
ら構成するのが好ましい。
【0012】また、前記フェライトロッドの両端面を覆
うように、前記導電板の両端部を湾曲させてもよい。
【0013】
【作用】導電板は、導電部材を介してコイルの正極側に
接続されると共に、浮遊容量を介して負極側にも接続さ
れるため、該コイルに対して並列に接続された状態とな
る。従って、アンテナ素子のコイルに電流を供給する
と、この電流の一部は該コイルの正極側から導電部材を
介して導電板にも流れ込み、導電板からもこの電流に応
じた電界が放射される。これにより、この放射電界がア
ンテナ素子からの放射電界に加わって、全体としての放
射電界が向上する。
【0014】また、ケーシング内にアンテナ素子を設
け、該ケーシングの一端側に導電板を設ける請求項2の
構成によれば、該ケーシングを導電板の取付部材として
利用できる上に、ケーシングによってアンテナ素子を外
部の衝撃等から保護することができる。
【0015】また、フェライトロッドにコイルを巻回す
ることにより、アンテナ素子を構成すれば、周波数の選
択特性を高めつつ該アンテナ素子を小さく形成すること
ができる。
【0016】さらに、前記導電板の両端部を湾曲させて
フェライトロッドの両端面を覆う構成とすれば、より一
層、導電板に高周波電流を発生させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図9に基づき
自動車用ドアロックのキーレスシステムに用いた場合を
例に挙げて詳述する。
【0018】まず、図1は、本発明に係るアンテナ装置
を適用した送信機としてのリモートキー1を示す平面図
であり、このリモートキー1は、図2,図3にも示す如
く、例えば強化プラスチック等の樹脂材料からそれぞれ
形成された下側ケーシング2Aと上側ケーシング2Bと
を衝合させてなる偏平な楕円状のケーシング2と、この
ケーシング2の上面側に設けられた手動スイッチ3と、
ケーシング2内に収容された後述するアンテナ素子4及
び送信制御回路8と、ケーシング2の前面側に設けられ
た後述の導電板14とを備えている。なお、ケーシング
2の材質としては、加工性、耐久性、軽量性等に優れた
強化プラスチックが好ましいが、これに限らず、例えば
木材等の他の電波透過性材料を用いることもできる。
【0019】アンテナ素子4は、ケーシング2の前側寄
りに位置して、該ケーシング2の長手方向の軸線に対し
て垂直に設けられている。このアンテナ素子4は、図4
の回路構成図にも示す如く、フェライトを棒状ないし板
状に形成してなるフェライトロッド5と、このフェライ
トロッド5の外周側に巻回されたエナメル被覆線又はポ
リウレタン被覆線等のコイル6とからフェライトロッド
アンテナとして構成され、コイル6のホット側端子6A
とコールド側端子6Bとの間には、コンデンサ7が接続
されている。なお、アンテナ素子4としては、周波数の
選択特性等の観点からフェライトロッドアンテナを用い
るのが好ましいが、これに限らず、例えばセルフボンデ
ィングワイヤを用いた空芯コイルを用いてもよい。
【0020】送信制御回路8は、変調器、発振器、CP
U(いずれも図示せず)等を含むマイクロコンピュータ
システムとして構成され、その出力ポートには送信信号
を増幅してアンテナ素子4に出力するためのNPN型ト
ランジスタ9が接続されている。このトランジスタ9
は、そのベースが送信制御回路8の出力ポートに接続さ
れ、そのエミッタが抵抗10及びバイパスコンデンサ1
1を介して接地(電源+B1のコールド側に接続)さ
れ、そのコレクタがコイル12を介して電源+B1に接
続されていると共に結合コンデンサ13を介してコイル
6のホット側端子6Aに接続されている。
【0021】導電板14は、図1に示す如く、ケーシン
グ2の前面側に接着等の固着手段を用いて設けられ、例
えばアルミニウム、鉄、銅、金、銀及びこれらの合金あ
るいは炭素等の導電性材料から薄肉な平板状に形成され
ている。この導電板14は、図2,図3にも示す如く、
下側ケーシング2Aと上側ケーシング2Bとの衝合部に
沿って円弧状に貼付され、その両端部14A,14Bは
フェライトロッド5の両端側に向けて湾曲している。な
お、固着手段としては、接着に限らず、ボルト等を用い
てもよい。また、導電性材料をケーシング2の前面側に
蒸着することにより薄膜状の導電板14を形成してもよ
い。さらに、加工が容易である点等から導電板14をケ
ーシング2の表面に露出させて設けるのが好ましいが、
これに限らず、導電板14の外面を樹脂材料によってコ
ーティングすることにより防錆性を高めてもよく、ある
いは導電板14をケーシング2中に埋設してもよい。
【0022】ここで、導電板14は、図5,図6にも示
す如く、ケーシング2の前面に設けられることにより、
アンテナ素子4の表面から所定寸法δだけ離間してい
る。この離間寸法δは、アンテナ素子4の特性や使用周
波数等を考慮して定められるもので、例えば60MHz
の場合には、約10mm以上に設定すればよい。なお、
使用周波数が異なった場合には、アンテナ素子4の取付
位置やケーシング2の長手寸法を変更して、この離間寸
法δを調整すればよい。
【0023】また、導電板14は、幅寸法a及び長さ寸
法bを有するアンテナ素子4を外側から覆うべく、その
幅寸法W及び長さ寸法Lが下記数1の関係をもって形成
されている。
【0024】
【数1】W≧a L≧1.5・b すなわち、導電板14は、その幅寸法Wがアンテナ素子
4の幅寸法aより大きければ足り、その長さ寸法Lがア
ンテナ素子4の長さ寸法bの1.5倍以上あれば足り
る。なお、この数値W,Lを大きくするほど、後述する
電流iが大きく発生する一方、長さ寸法Lをアンテナ素
子4の長さ寸法bの1.5倍にしたまま幅寸法Wをアン
テナ素子4の幅寸法aよりも小さくすると、実用的な感
度向上を得られない。従って、前記数1は、導電板14
の形状の最小値を示している。
【0025】さらに、導電板14の厚さ寸法は、例えば
十数μm〜数mmの範囲で、耐久性や使い勝手等を考慮
して設定されるものである。すなわち、導電板14を薄
く形成するほど、破損等し易くなって耐久性に欠ける一
方、導電板14を厚く形成するほど、加工性が低下し、
全体重量が増加する。
【0026】そして、導電板14は、導電部材としての
導線15によってコイル6の正極側としてのホット側端
子6Aと接続されている。すなわち、導線15の一方の
端部はコイル6のホット側端子6Aに接続され、導線1
5の他方の端部はケーシング2内を延びて導電板14の
一方の端部14Aの裏面側に接続されている。また、導
電板14の他方の端部14Bは、浮遊容量16を介して
接地されている。なお、導線15の他方の端部をケーシ
ング2の外部に引き出し、導電板14の一方の端部14
Aの表面に接続してもよい。また、エナメル被覆線等の
導線15に限らず、例えば導電板14をケーシング2に
固定するときの取付ボルトを導電性材料から形成し、導
電部材として利用してもよい。
【0027】次に、受信機17の構成について説明する
と、この受信機17は、図4に示す如く、フェライトロ
ッド18にコイル19を巻回してなるアンテナ素子20
と、このアンテナ素子20のコイル19に接続されたN
PN型トランジスタ21と、このトランジスタ21のコ
レクタに結合コンデンサ22を介して接続された受信制
御回路23とを主体に構成され、この受信制御回路23
は、復調回路、CPU(いずれも図示せず)等を備えた
マイクロコンピュータシステムとして構成されている。
【0028】すなわち、コイル19のホット側端子19
Aとコールド側端子19Bとの間にはコンデンサ24が
接続され、コイル19のホット側端子19Aは結合コン
デンサ25を介してトランジスタ21のベースに接続さ
れている。
【0029】一方、トランジスタ21は、そのベースに
ブリーダ抵抗26及び27が接続され、そのエミッタに
抵抗28及びバイパスコンデンサ29が接続され、その
コレクタは出力取出し用のコイル30を介して電源+B
2に接続されている。また、このコイル30にはコンデ
ンサ31が並列に接続されている。
【0030】次に、本実施例の作用について図4を参照
しつつ説明する。
【0031】送信制御回路9からトランジスタ9のベー
スに送信信号を印加すると、この送信信号に応じてアン
テナ素子4のコイル6に電源+B1からの電流が流れ、
該コイル6から図7中の点線に示す如く第1の電界E1
(V/m)が放射される。
【0032】また、電流の一部は、コイル6のインピー
ダンスと導電板14のインピーダンスとの関係に従い、
ホット側端子6Aに接続された導線15を介して導電板
14にも流れ込み、高周波電流iとなる。
【0033】ここで、導電板14は、その一方の端部1
4Aのみが導線15を介してコイル6のホット側端子6
Aに接続され、他方の端部14Bは接地されていないた
め、電気回路の形成が不十分に見える。しかし、導電板
14の他方の端部14Bは、浮遊容量16を介して接地
されるため、ループが形成される。
【0034】従って、この導電板14を流れる高周波電
流iによって、第2の電界E2が発生し、この第2の電
界E2は第1の電界E1と略同方向に向けて放射される。
【0035】そして、受信機17のアンテナ素子20に
これら電界E1,E2が到達すると、アンテナ素子20の
コイル19に誘導電圧が発生し、この電圧によってトラ
ンジスタ21が作動する。これにより、受信制御回路2
3には、送信制御回路8からの送信信号が増幅されて入
力され、この送信信号に応じて受信制御回路23は、ド
アロック機構(図示せず)等に制御信号を出力する。よ
り具体的には、送信信号中に含まれる識別コードを抽出
し、この識別コードが予め記憶された識別コードと一致
する場合に、ドアロック機構を作動させるようになって
いる。
【0036】このように構成される本実施例によれば、
アンテナ素子4を覆う所定形状に形成された導電板14
を、アンテナ素子4からの第1の電界E1に対して垂直
となるように寸法δだけ離間して設け、導電板14の一
方の端部14Aとコイル6のホット側端子6Aとを導線
15を介して接続する構成としたため、電源+B1から
の電流の一部を導電板14に流れ込ませて高周波電流i
を発生させ、この高周波電流iによって、第2の電界E
2を生成することができる。
【0037】これにより、アンテナ素子4から送出され
る第1の電界E1に、導電板14からの第2の電界E2
加えることができ、総合放射電界EをE1+E2として強
度を向上することができる。
【0038】すなわち、図7は、本実施例によるリモー
トキー1を、地上から1.5mの高さに置いて接地し、
リモートキー1の中心から水平に3m離して設けられた
測定用アンテナを徐々に回転させたときの電界の強さを
示す電界強度特性図であり、その使用周波数は62.3
82MHzである。図中、点線で示す略楕円形状の特性
は、本来の電界たる第1の電界E1のみの場合である。
これに対し、実線で示す略蝶形状の特性は、前記数1に
示す関係をもって形成された導電板14からの電界E2
を第1の電界E1に加えた場合である。同図によれば、
第1の電界E1のみの場合よりも第2の電界E2を加えた
場合の方がケーシング2の前後方向(図1中の90°−
270°線)を中心として約8〜9dBμ程度、強度が
高くなっていることがわかる。なお、導電板14の幅寸
法Wをアンテナ素子4の幅寸法aの2倍(W=2a)に
設定したときは、約10〜12dBμ程度強度が向上す
ることが知見されている。
【0039】この結果、本実施例によれば、フェライト
のQ値を高めたり、特殊なフィルタ等を用いることな
く、導電板14を付加するだけの簡易な構成によって、
無指向性を確保しつつ放射電界の強度(放射電力)を向
上させることができ、放射電界の強度に比較して全体構
成を小型化できる。また、回路変更に伴う調整や電源+
1を高くする等の必要がないため、コストの上昇も小
さい。
【0040】次に、図8及び図9に基づいて、本発明の
第2の実施例を説明する。なお、本実施例では、上述し
た第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略するものとする。本実施例の特徴は、自
動車側に取り付けられる受信機17にも導電板41を設
け、受信感度の向上を図った点にある。
【0041】すなわち、導電板41は、第1の実施例で
述べた導電板14と同様に、下限としての前記数1の関
係をもって導電性材料から形成され、導電部材としての
導線42を介してコイル19のホット側端子19Aに接
続されている。
【0042】そして、この導電板41は、図9に示す如
く、例えば自動車のサイドモール43内に埋設されてい
る。なお、これに限らず、導電板41を長尺に形成し、
サイドモールの表面に露出させて設け、外観上のアクセ
ントとしてもよい。また、導電板41をサイドミラーの
背面44等の他の場所に取り付けてもよい。
【0043】このように構成される本実施例では、受信
機17の感度も向上するため、リモートキー1の放射電
力増大とあいまって、交信エリアを一層向上させること
ができる。
【0044】なお、前記各実施例では、リモートキー1
側の導電板14を板状に形成し、下側ケーシング2Aと
上側ケーシング2Bとの衝合部に沿って設ける場合を例
示したが、これに限らず、例えば導電板14を偏平な中
空半球体、すなわち、中空の略球殻体を半分に切断して
押し潰したような形状に形成し、ケーシング2の前面側
に外嵌してもよい。
【0045】また、各導電板14,41を板状に形成す
るものとして述べたが、本発明はこれに限らず、導電性
材料から網目状に形成してもよい。この場合には、使用
周波数による共振が生じないように、そのメッシュ径を
適宜設定すればよい。
【0046】さらに、本発明に係るアンテナ装置は、自
動車用キーレスシステムに限らず、移動電話等の他の移
動通信体、あるいはラジオ受信機等にも広く適用するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明に係るアン
テナ装置によれば、導電板に流れる電流によって電界を
発生させ、この電界をアンテナ素子からの電界に加える
ことができるため、比較的簡易な構成でありながら、無
指向性を確保しつつ総合電界強度を向上することができ
る。
【0048】また、ケーシング内にアンテナ素子を設
け、該ケーシングの一端側に導電板を設ければ、ケーシ
ングを導電板の取付部材として利用でき、ケーシングに
よってアンテナ素子を外部の衝撃等から保護することが
でき、持ち運び等が容易になって使い勝手が向上する。
【0049】さらに、フェライトロッドにコイルを巻回
することにより、アンテナ素子を構成すれば、周波数の
選択特性を確保しつつ該アンテナ素子を小さくすること
ができる。
【0050】また、導電板の両端部を湾曲させてフェラ
イトロッドの両端面を覆う構成とすれば、より一層、導
電板に高周波電流を発生させることができ、電界強度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るアンテナ装置をリ
モートキーに用いた場合の平面図である。
【図2】リモートキーの正面図である。
【図3】リモートキーの側面図である。
【図4】リモートキーと受信機の電気的構成を示す回路
構成図である。
【図5】アンテナ素子と導電板との配置関係を示す説明
図である。
【図6】アンテナ素子と導電板との面積関係を示す説明
図である。
【図7】電界強度特性図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係るアンテナ装置を受
信機にも用いた場合の回路構成図である。
【図9】受信機の導電板を自動車に取り付けた状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
2…ケーシング 4,20…アンテナ素子 5,18…フェライトロッド 6,19…コイル 6A,19A…ホット側端子(正極側) 14,41…導電板 15,42…導線(導電部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/32 E05B 49/00 H04Q 9/00 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回してなるアンテナ素子と、 このアンテナ素子からの放射電界に垂直となるように離
    間して設けられ、該アンテナ素子を覆うようにして形成
    された導電板と、 この導電板と前記コイルの正極側とを接続する導電部材
    と、 から構成してなるアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 ケーシングと、 このケーシング内に設けられ、コイルを巻回してなるア
    ンテナ素子と、 このアンテナ素子からの放射電界に垂直となるように前
    記ケーシングの一端側に設けられ、該アンテナ素子を覆
    うようにして形成された導電板と、 この導電板と前記コイルの正極側とを接続する導電部材
    と、 から構成してなるアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ素子を、フェライトロッド
    と、該フェライトロッドに巻回されたコイルとから構成
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のア
    ンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記フェライトロッドの両端面を覆うよ
    うに、前記導電板の両端部を湾曲させたことを特徴とす
    る請求項3に記載のアンテナ装置。
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