JP3495336B2 - 画像符号化方法及び装置並びに画像復号化方法及び装置 - Google Patents
画像符号化方法及び装置並びに画像復号化方法及び装置Info
- Publication number
- JP3495336B2 JP3495336B2 JP2001019694A JP2001019694A JP3495336B2 JP 3495336 B2 JP3495336 B2 JP 3495336B2 JP 2001019694 A JP2001019694 A JP 2001019694A JP 2001019694 A JP2001019694 A JP 2001019694A JP 3495336 B2 JP3495336 B2 JP 3495336B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- color
- component ratio
- conversion
- encoding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Color Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Description
化する画像符号化方法及び装置と、その画像符号化方法
により符号化されたデータを復号化する画像復号化方法
及び装置とに関し、特に、病理画像などのような自然画
像とは異なった統計的性質を持つ画像などを高能率かつ
視覚的劣化を防止しつつ圧縮できるようにする画像符号
化方法及び装置と、その画像符号化方法により符号化さ
れたデータを復号化する画像復号化方法及び装置とに関
する。
来技術を図示する。
像を符号化する場合には、カラー画像を色変換し、それ
をDCT変換し量子化してから、エントロピー符号化す
るという方法を用いている。
の符号化技術であって、静止画像符号化の標準JPEG
(Joint Photographic Coding Experts Group) のDCT
ベース符号化などで広く採用されている手法であり、カ
ラー変換にはRGB/YUV変換などが用いられ、自然
画像に対してカラー成分間の相関を効率よく除去するこ
とが可能である。
逆変換およびDCT変換/逆変換における有限語長に伴
う切り捨てや丸めの誤差、量子化ひずみ、色差成分の間
引きなどによって、復号器で再生されるカラー画像出力
には必ず歪みが加わることになる。
ー画像符号化技術を用いて病理画像を符号化すると、符
号化効率の低下および視覚的劣化が激しくなる可能性が
あるという問題点がある。
色差信号の空間周波数帯域が広いことや、色の分布範囲
が狭いことが知られている。どの色範囲に集中するか
は、細胞の着色に用いる染色剤の発色特性に依存する。
GB/YUVなどのカラー変換や色差信号の間引き(4:
2:2 や4:1:1 の間引き)を、このような特性を持つ画像
に適用すると、符号化効率の低下および視覚的劣化が激
しくなる可能性がある。
であって、病理画像などのような自然画像とは異なった
統計的性質を持つ画像などを高能率かつ視覚的劣化を防
止しつつ圧縮できるようにする新たな画像符号化技術の
提供を目的とする。
に、本発明の画像符号化方法では、画素の持つ色ベクト
ルのKL変換を実現するラダー回路網を使ってカラー変
換を行うことで、可逆変換の形式で画像のカラー変換を
行う第1の処理過程と、そのカラー変換された画像を伝
送帯域に分割する第2の処理過程と、その伝送帯域に分
割された画像を可逆変換の形式でスケーラブルに符号化
する第3の処理過程と、復号画像のSNR(SN比)が
高くなったり、復号画像についてのユーザの主観評価が
高くなるようにと、そのスケーラブルに符号化された符
号化データの色成分比率を決定する第4の処理過程と、
その決定された色成分比率に従って、そのスケーラブル
に符号化された符号化データを多重化する第5の処理過
程とを備える。
分布に適した色変換軸を用いて、色歪みの小さい圧縮ア
ルゴリズムを検討する必要があると考えられる。圧縮効
率に関して最適な色変換は、RGB信号の相関を分離
し、なおかつ変換された信号間のエネルギー比率ができ
るだけ偏る変換である。それらの観点から最適な変換と
して、KL変換はよく知られている。
理画像などの色分布に適した色変換軸としてKL変換を
ベースとした手法を用いる。一方、高品質が要求される
病理画像などは無歪みで圧縮することが望ましい。
「病理画像などの圧縮に適した色変換」を実現すべく、
KL変換を用いて病理画像などに最適なカラー変換を施
すとともに、ラダー回路網を用いることにより、そのK
L変換を無歪みで行う。
幅に応じてスケーラブルに画像を伝送(粗い画像から段
階的に伝送)できることが好ましい。さらに、病理画像
などは高品質が要求されることから、最終的に原画像が
復元される可逆変換の符号化法が必要である。
「可逆スケーラブル符号化法」を実現すべく、カラー変
換した画像を伝送帯域に分割し、その分割した画像を可
逆変換の形式でスケーラブルに符号化する。
より符号化されたデータは、受信側で自由に受信する成
分を選択することができる。
「病理画像などの重要度成分に応じた伝送順序」を実現
すべく、スケーラブルに符号化したデータをスケーラブ
ルに伝送する。
て復号画像のSNRおよび主観的評価が異なるものと考
えられるので、(イ)復号画像のSNRが高くなるよう
にと、スケーラブルに符号化した符号化データの色成分
比率を決定したり、(ロ)復号画像についてのユーザの
主観評価が高くなるようにと、スケーラブルに符号化し
た符号化データの色成分比率を決定して、その決定した
色成分比率に従って、スケーラブルに符号化した符号化
データを多重化して伝送する。ここで、上記(イ)の構成を実現する場合には、成分比
率値格納手段に格納される成分比率値を順次選択し、そ
の選択した成分比率値に応じて可逆変換の形式で符号化
された符号化データの成分比率を調整して、それを復号
し、その結果得られる色ベクトルとラダー回路網に入力
される色ベクトルとに基づいてSNRを計算して、それ
に従って、該成分比率値格納手段に格納される成分比率
値の中から復号画像のSNRが最も高くなる色成分比率
を決定するという構成を採る。 また、上記(ロ)の構成を実現する場合には、対話処理
に従って成分比率値を入力し、その入力した成分比率値
に応じて可逆変換の形式で符号化された符号化データの
成分比率を調整して、それを復号して出力し、その出力
に応答して、新たな成分比率値が指定される場合にはそ
れを入力して、この一連の処理を繰り返すことで、ユー
ザの主観評価の高くなる色成分比率を決定するという構
成を採る。
網により実現される可逆KL変換を使った可逆形式の色
変換を行い、それを可逆変換の形式で符号化するという
構成を採ることから、病理画像などのような自然画像と
は異なった統計的性質を持つ画像などを効率よく可逆符
号化でき、少ないディスク容量で高品質な画像を保存で
きるようになる。
行うことで、ネットワーク伝送帯域に応じて柔軟に画像
を復号でき、遠隔医療などに適した符号化技術を提供で
きるようになる。
にと、符号化データの色成分比率を決定したり、復号画
像についてのユーザの主観評価が高くなるようにと、符
号化データの色成分比率を決定して、その決定した色成
分比率に従って符号化データを多重化するので、高品質
な画像を復号できるようになる。
に適用した実施の形態に従って、本発明を詳細に説明す
る。
る。図中、1は本発明を具備する画像符号化装置、2は
本発明を具備する画像復号化装置である。
装置1は、画素の持つRGB信号を入力として色変換を
実行する可逆KL変換器10と、可逆KL変換器10の
出力する3つの信号のそれぞれに対応付けて設けられ
て、S変換の分析処理を実行するS変換分析フィルタ1
1と、S変換分析フィルタ11に対応付けて設けられ
て、SPIHT符号化処理を実行するSPIHT符号化
器12と、SPIHT符号化器12の出力する符号化デ
ータを多重化して画像復号化装置2に伝送する多重化器
13とを備える。
符号化装置1から伝送されてくる符号化データを受信し
て、各SPIHT符号化器12の生成した符号化データ
を抽出する多重化器20と、多重化器20の出力する3
つの符号化データのそれぞれに対応付けて設けられて、
SPIHT復号化処理を実行するSPIHT復号化器2
1と、SPIHT復号化器21に対応付けて設けられ
て、S変換の合成処理を実行するS変換合成フィルタ2
2と、S変換合成フィルタ22の出力する信号を入力と
して可逆KL変換器10の実行する色変換の逆変換処理
を実行することで画素の持つRGB信号を復号する可逆
・逆KL変換器23とを備える。
GB信号を入力とする3次元ベクトル<x>を、 <x>=〔R G B〕T という式で定義する。
共分散行列を<Rcov >とすると、自己相関行列、共分
散行列は、 <Rac> = E〔<x><x>T 〕 <Rcov > = E〔(<x>−<μ>)(<x>−<μ>)T 〕 = <Rac>−<μ><μ>T 但し、E〔・〕は期待値演算子、 <μ>=E〔<x>〕 という式で定義される。
KL変換は、ベクトル<x>に依存し、そのk番目の基
底ベクトルは、 <R>φk =λk φk k=1,2,3 但し、<R>=<Rac>or<Rcov > |λ1 |≧|λ2 |≧|λ3 |>0 という固有方程式を満たす正規直交化固有ベクトルφk
=〔φ1k φ2k φ3k〕 T として与えられる。
換係数が実数であり、変換信号を整数値へ丸める際に誤
差が生じ可逆性が保証されない。
は、可逆性を保証することが必要である。そこで、可逆
性を保証するために、ラダー回路網を用いた可逆KL変
換を用いる。
で表現できることが知られている。図2に、RGB信号
のベクトル<x>をベクトル<O>に変換することを実
現する、3行3列の正方行列のラダー回路網を示す。
れた変換行列<T>は、丸め演算子を無視すると、図3
に示す行列<P0 >,<P1 >,<P2 >,<P3 >,
<S>とを使い、 <T>=<P0 ><P1 ><P2 ><P3 ><S> という行列演算により表される。
いは−1であり、これは変換行列<T>の行列式の符号
を決定する。
により可逆変換として構成可能であるための条件は、 det<T>=±1 という式で与えられる。
というKL変換の場合、変換行列は正規直交行列のた
め、 det<Φ>=±1 が成立する。
よって実現できる。なお、行列式が−1の場合には、任
意の行に−1を乗じて実現する。
KL変換器10は、図2に示すラダー回路網を使って、
RGB信号のベクトル<x>をベクトル<O>に変換す
ることで、可逆の色変換処理を実行する構成を採ってい
る。
れるパラメータc0 〜c7 の値は、ベクトル<x>の基
底ベクトルに依存することになるので、符号化のための
付加情報として、このc0 〜c7 の値を復号側に伝送す
る必要がある。
L変換の逆変換は、 <T>-1=<S>-1<P3 >-1<P2 >-1<P1 >-1<
P0 >-1 で与えられ、対角要素が1である三角行列(<P0 >〜
<P3 >)の逆行列は、対角要素以外の各要素の符号を
反転したものとなるので、順変換と同様にラダー回路網
で構成可能となる。
を実現するラダー回路網を図示する。
・逆KL変換器23は、この図4に示すラダー回路網を
使って、可逆KL変換器10の実行する可逆KL変換
(可逆色変換)の逆変換を実行する構成を採っている。
病理画像を診断することがあることなどから、病理画像
を符号化する場合には、スケーラブルに符号化すること
が好ましい。
換(可逆色変換)によりRGB信号間の相関が除去され
た信号は、それぞれS変換、SPIHTにより符号化さ
れる。
り、入力信号の空間相関を除去する処理を行う。一方、
このSPIHTはS変換された変換係数をビットプレー
ンに展開し、スケーラブルに画像を符号化する処理を行
う。
ルタ処理と、復号化側に設けられる合成フィルタ処理と
で実現される。画像符号化装置1の備えるS変換分析フ
ィルタ11がこの分析フィルタ処理を実行し、画像復号
化装置2の備えるS変換合成フィルタ22がこの合成フ
ィルタ処理を実行する。
域に分割する2分割フィルタバンクである。
るS変換分析フィルタ11の構成を図示する。ここで、
図中に示す110は帯域分割フィルタバンク、111は
信号を半分に間引く間引き器である。
成されるS変換合成フィルタ22の構成を図示する。こ
こで、図中に示す220は帯域合成フィルタバンク、2
21は0を挿入することで信号を2倍に補間する補間器
である。
図5に示すように、入力信号は帯域分割フィルタバンク
H0 とH1 により分割され、図6に示すように、帯域合
成フィルタバンクG0 とG1 により完全にオリジナルの
信号が復元される。S変換は、劣化なく原画像を完全に
再生できることが大きな特徴である。
l〔n〕、高域側の出力信号をh〔n〕とするならば、
図5に示すS変換分析フィルタ11は、 l〔n〕=*(c〔2n〕+c〔2n+1〕)/2* h〔n〕=c〔2n〕−c〔2n+1〕 但し、n=0,・・・,N/2−1 *〜*は丸め演算を示す という帯域分割処理を実行する。
は、 c〔2n〕=l〔n〕+*(h〔n〕+1)/2* c〔2n+1〕=c〔2n〕−h〔n〕 但し、n=0,・・・,N/2−1 *〜*は丸め演算を示す という帯域合成処理(帯域分割処理の逆変換)を実行す
る。
帯域に分割する場合には、図7に示すオクターブ分割を
用いる。図7に示すように、2分割フィルタバンクを用
いて次々に帯域を分割することによって、入力信号をさ
らに大きな複数の帯域に分割することができる。
合には、図8に示すように、S変換を画像の水平方向、
垂直方向にそれぞれ適用することになる。これにより、
図9に示すように、画像の帯域が分割されることにな
る。ここで、図中に示すLは低周波成分、Hは高周波成
分を表している。
ットプレーンに展開し、復号信号のSNR(SN比)が
高くなるように重要なビット成分を優先的に符号化す
る。画像符号化装置1の備えるSPIHT符号化器12
がこの符号化処理を行い、画像復号化装置2の備えるS
PIHT復号化器21がこの符号化処理の逆変換となる
復号化処理を行う。
れた変換係数を図10のようにビットプレーンに展開
し、変換係数の絶対値が大きなビット成分から順に符
号化して伝送したり、低域から順に帯域を選択して、
その選択した帯域に含まれる変換係数の絶対値が大きな
ビット成分から順に符号化して伝送することなどによ
り、重要なビット成分を優先的に符号化して伝送する。
開してビットごとに処理することでスケーラビリティが
実現でき、かつ変換係数の絶対値が大きなビット成分か
ら順に符号化・伝送することにより良好な符号化効率が
実現できることになる。
ダー回路網を利用する可逆KL変換を使って、病理画像
を可逆的に色変換し、それを可逆的かつスケーラブルに
符号化して伝送するように処理するのである。
けて、画像復号化装置2は、画像符号化装置1の逆の操
作を施すことで、高品質の病理画像を復号するように処
理するのである。すべての符号化データが復号されたと
きに、原画像が完全に再生され、符号化データが完全に
復号されない場合においても、スケーラブルな符号化に
より、それぞれのレートに応じた画像が復元できるよう
になる。
化データが完全に復号されない場合においても、それぞ
れのレートに応じた画像が復元できるようになるが、復
号するO1,O2,O3(3つのSPIHT符号化器12の出
力する信号)成分の比率によって、復号画像のSNRお
よび主観評価は異なるものとなる。
場合であっても、成分間の比率を「O1 >O2 >O3 」
で復号した場合と、「O1 <O2 <O3 」で復号した場
合とでは、再生画像の品質が異なるのである。
なものとすることで、復号画像の品質の向上を実現する
本発明の一実施形態例を図示する。
重化器13を制御することで、画像復号化装置2に伝送
するO1,O2,O3 成分の比率を制御するもの、31は成
分比率決定装置であって、成分比率制御器30が使用す
るO1,O2,O3 成分の比率を決定して成分比率制御器3
0に設定するもの、32は成分比率値格納テーブルであ
って、検討対象となる様々なO1,O2,O3 成分の比率値
を格納するもの、33は局所復号器であって、画像復号
化装置2と同一機能を有する復号化手段で構成されて、
SPIHT符号化器12の出力するO1,O2,O3 を復号
することでR',G',B' 信号を生成するもの、34は成
分比率決定用成分比率制御器であって、成分比率決定装
置31の指示するO1,O2,O3 成分の比率に従って、S
PIHT符号化器12の出力するO1,O2,O3 成分の比
率を制御して局所復号器33に入力するものである。
る処理フローの一実施形態例を図示する。
定装置31は、起動されると、先ず最初に、ステップ1
で、成分比率値格納テーブル32に格納されている成分
比率値を読み込み、続くステップ2で、この読み込んだ
成分比率値を全て選択したのか否かを判断する。
値を全て選択していないことを判断するときには、ステ
ップ3に進んで、読み込んだ成分比率値の中から未選択
のものを1つ選択し、続くステップ4で、その選択した
成分比率値を成分比率決定用成分比率制御器34に設定
して、局所復号器33に対して復号化処理の実行を指示
することで、その選択した成分比率値に応じたR',G',
B' 信号が生成されるように制御する。
0に入力されるRGB信号と、局所復号器33の生成す
るR',G',B' 信号とから、
を算出して、ステップ2に戻る。
ー成分あたりのビット数、Mは画素数、Σは全画素につ
いての総和である。
値を全て選択したことを判断するときには、ステップ6
に進んで、算出したPSNR値の中から最も大きな値を
示すものの算出に用いたO1,O2,O3 成分の比率値を特
定することで、伝送に用いる成分比率を決定してそれを
成分比率制御器30に設定して、処理を終了する。
は、可逆KL変換器10に入力されるRGB信号と、画
像復号化装置2に伝送するR',G',B' 信号とが可能な
限り一致することになるようにと、SPIHT符号化器
12の出力するO1,O2,O3 間の成分比率を決定して、
それを成分比率制御器30に設定するように処理するの
である。
比率制御器30からの制御指示に応答して、成分比率決
定装置31から指示されたO1,O2,O3 間の成分比率が
「α:β:γ」である場合で説明するならば、図13に
示すように、O1 信号を格納するO1 ファイル40-1
(重要度の高い順にO1 信号を格納している)から、重
要度の高い順にα×m量の符号化データを読み出し、O
2 信号を格納するO2 ファイル40-2(重要度の高い順
にO2 信号を格納している)から、重要度の高い順にβ
×m量の符号化データを読み出し、O3 信号を格納する
O3 ファイル40-3(重要度の高い順にO3 信号を格納
している)から、重要度の高い順にγ×m量の符号化デ
ータを読み出して、それを多重化して画像復号化装置2
に伝送していくことで、高品質の画像が復号されるよう
に処理することになる。
使ってO1,O2,O3 成分の比率を最適なものにするとい
う方法を用いたが、このO1,O2,O3 成分の比率を病理
医の判断に委ねるという方法を用いることも可能であ
る。
の一実施形態例を図示する。
器、34は図12に図示した成分比率決定用成分比率制
御器、50は病理医との対話処理を実行するユーザ端末
である。
0と、成分比率値入力部501と、成分比率値設定部5
02とを備える。
末50の実行する処理フローの一実施形態例を図示す
る。
50は、起動されると、先ず最初に、ステップ1で、病
理医と対話することでO1,O2,O3 成分の比率値を入力
する。
比率値を成分比率決定用成分比率制御器34に設定し
て、局所復号器33に対して復号化処理の実行を指示す
ることで、その入力した成分比率値に応じたR',G',
B' 信号が生成されるように制御し、続くステップ3
で、その生成されるR',G',B' 信号を画像出力装置5
00に出力することで、その入力した成分比率値に応じ
た復号画像を病理医に提示する。
て病理医からOKがでたのか否かを判断して、OKがで
ないことを判断するときには、ステップ1に戻り、OK
がでたことを判断するときには、ステップ5に進んで、
その入力したO1,O2,O3 成分の比率値を伝送に用いる
成分比率値として決定して、それを成分比率制御器30
に設定して、処理を終了する。
医と対話することで、復号画像についての病理医の主観
評価が高くなるようにと、SPIHT符号化器12の出
力するO1,O2,O3 間の成分比率を決定して、それを成
分比率制御器30に設定するように処理するのである。
3に示したように、成分比率制御器30からの制御指示
に応答して、O1 ファイル40-1/O2 ファイル40-2
/O 3 ファイル40-3から、指示された比率に応じた符
号化データを読み出して、それを多重化して画像復号化
装置2に伝送していくことで、高品質の画像が復号され
るように処理することになる。
とは異なる統計的性質を持つ病理画像への適用を具体例
にして本発明を説明したが、本発明はその適用が病理画
像や自然画像とは異なる統計的性質を持つ画像に限られ
るものではなく、自然画像などにもそのまま適用可能で
ある。自然画像に適用した場合にも、JPEGと比較し
て符号化効率を向上できるようになる。
符号化法を実現するための方法としてS変換とSPIH
Tを用いる構成を採ったが、それ以外の符号化法を用い
ることも可能である。
ー回路網により実現される可逆KL変換を使った可逆形
式の色変換を行い、それを可逆変換の形式で符号化する
という構成を採ることから、病理画像などのような自然
画像とは異なった統計的性質を持つ画像などを効率よく
可逆符号化でき、少ないディスク容量で高品質な画像を
保存できるようになる。
行うことで、ネットワーク伝送帯域に応じて柔軟に画像
を復号でき、遠隔医療などに適した符号化技術を提供で
きるようになる。
にと、符号化データの色成分比率を決定したり、復号画
像についてのユーザの主観評価が高くなるようにと、符
号化データの色成分比率を決定して、その決定した色成
分比率に従って符号化データを多重化するので、高品質
な画像を復号できるようになる。
る。
実施形態例である。
態例である。
Claims (7)
- 【請求項1】 カラー画像を符号化する画像符号化方法
において、 画素の持つ色ベクトルのKL変換を実現するラダー回路
網を使って、可逆変換の形式で画像のカラー変換を行う
過程と、 上記カラー変換された画像を可逆変換の形式で符号化す
る過程と、 成分比率値格納手段に格納される成分比率値を順次選択
し、その選択した成分比率値に応じて上記可逆変換の形
式で符号化された符号化データの成分比率を調整して、
それを復号し、その結果得られる色ベクトルと上記ラダ
ー回路網に入力される色ベクトルとに基づいてSNRを
計算して、それに従って、該成分比率値格納手段に格納
される成分比率値の中から復号画像のSNRが最も高く
なる色成分比率を決定する過程と、 上記決定された色成分比率に従って、上記可逆変換の形
式で符号化された符号化データを多重化する過程とを 備
えることを、 特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項2】 カラー画像を符号化する画像符号化方法
において、 画素の持つ色ベクトルのKL変換を実現するラダー回路
網を使って、可逆変換の形式で画像のカラー変換を行う
過程と、 上記カラー変換された画像を可逆変換の形式で符号化す
る過程と、 対話処理に従って成分比率値を入力し、その入力した成
分比率値に応じて上記可逆変換の形式で符号化された符
号化データの成分比率を調整して、それを復号して出力
し、その出力に応答して、新たな成分比率値が指定され
る場合にはそれを入力して、この一連の処理を繰り返す
ことで、ユーザの主観評価の高くなる色成分比率を決定
する過程と、 上記決定された色成分比率に従って、上記可逆変換の形
式で符号化された符号化データを多重化する過程とを 備
えることを、 特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載される画像符号化
方法において、 上記符号化する過程では、上記カラー変換された画像を
スケーラブルに符号化することを、 特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載される画像符号化
方法において、 上記符号化する過程は、 上記カラー変換された画像を伝送帯域に分割する過程
と、 上記伝送帯域に分割された画像をスケーラブルに符号化
する過程とを備えることを、 特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
される画像符号化方法により符号化されたデータを復号
化することを、 特徴とする画像復号化方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
される画像符号化方法を実現する機能を具備してなるこ
とを、 特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項7】 請求項5に記載される画像復号化方法を
実現する機能を具備してなることを、 特徴とする画像復号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001019694A JP3495336B2 (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 画像符号化方法及び装置並びに画像復号化方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001019694A JP3495336B2 (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 画像符号化方法及び装置並びに画像復号化方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002223455A JP2002223455A (ja) | 2002-08-09 |
JP3495336B2 true JP3495336B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=18885532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001019694A Expired - Fee Related JP3495336B2 (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 画像符号化方法及び装置並びに画像復号化方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3495336B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6944333B2 (en) * | 2003-04-30 | 2005-09-13 | Ventana Medical Systems, Inc. | Color image compression via spectral decorrelation and elimination of spatial redundancy |
JP4933405B2 (ja) * | 2007-11-13 | 2012-05-16 | キヤノン株式会社 | データ変換装置及びその制御方法 |
JP5383676B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2014-01-08 | パナソニック株式会社 | 符号化装置、復号装置およびこれらの方法 |
EP2144432A1 (en) * | 2008-07-08 | 2010-01-13 | Panasonic Corporation | Adaptive color format conversion and deconversion |
CN104023225B (zh) * | 2014-05-28 | 2016-08-31 | 北京邮电大学 | 基于空时域自然场景统计特征的无参考视频质量评估方法 |
-
2001
- 2001-01-29 JP JP2001019694A patent/JP3495336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
上野幾朗,静止画符号化の新国際標準方式(JPEG2000)の概要,映像情報メディア学会学会誌,日本,2000年 2月20日,54巻、2号,p.164−171 |
森弘史,適応的色変換を用いたカラー画像の可逆符号化,映像情報メディア学会技術報告,日本,2000年11月22日,Vo.24 No.74,pp.49−54 |
福間慎治,可逆的色変換を用いた色彩画像の可逆符号化,電子情報通信学会論文誌,日本,1998年11月25日,J81−D−II 11号,pp.2680−2684 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002223455A (ja) | 2002-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4367880B2 (ja) | 画像処理装置及びその方法並びに記憶媒体 | |
EP1995971B1 (en) | A method and device for realizing quantization in coding-decoding | |
KR100415878B1 (ko) | 화상 부호화 방법 및 화상 복호 방법 | |
US8285037B2 (en) | Compression format and apparatus using the new compression format for temporarily storing image data in a frame memory | |
US8189932B2 (en) | Image processing apparatus and image processing method | |
JP3868014B2 (ja) | ビデオ信号符号化方法及び装置 | |
WO2011083573A1 (ja) | 動画像符号化装置及び動画像復号化装置 | |
US6445828B1 (en) | Transform domain resizing of an image compressed with field encoded blocks | |
US8098947B2 (en) | Method and apparatus for processing image data by rearranging wavelet transform data | |
TWI390984B (zh) | 用以於轉換域中次取樣影像之裝置及方法 | |
EP1751982A1 (en) | Method and device for encoding blocks of values | |
JP2005192087A (ja) | 圧縮符号化装置、圧縮符号化方法およびプログラム | |
WO2011027256A1 (en) | Scalable image coding and decoding | |
US6760479B1 (en) | Super predictive-transform coding | |
JP2003188733A (ja) | 符号化方法及び装置 | |
JP5092558B2 (ja) | 画像符号化方法、画像符号化装置、画像復号化方法及び画像復号化装置 | |
JP3495336B2 (ja) | 画像符号化方法及び装置並びに画像復号化方法及び装置 | |
JPH08294119A (ja) | 画像符号化/復号化装置 | |
KR19990036088A (ko) | 화상 부호화 장치, 화상 복호화 장치 및 그 방법 및 화상 전송시스템 | |
JPH11312979A (ja) | デジタル信号の符号化装置、符号化方法、復号化装値、復号化方法および信号処理装置 | |
US5703647A (en) | Apparatus for encoding/decoding a video signal | |
JP3282134B2 (ja) | 画像データ圧縮処理方法 | |
JP2935320B2 (ja) | 画像圧縮伸長装置 | |
WO1998054841A1 (en) | Data compressing device by permutation encoding and decompressing device | |
JP3869303B2 (ja) | 画像復号化方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |