JP3495026B2 - 表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

表示装置及びその駆動方法

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JP3495026B2
JP3495026B2 JP2002002037A JP2002002037A JP3495026B2 JP 3495026 B2 JP3495026 B2 JP 3495026B2 JP 2002002037 A JP2002002037 A JP 2002002037A JP 2002002037 A JP2002002037 A JP 2002002037A JP 3495026 B2 JP3495026 B2 JP 3495026B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像表示を行う表
示装置に関し、特に動画表示を行っている場合に発生す
る画像劣化を抑制することができる表示装置及びその駆
動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像表示を行う表示装置は、1フレーム
期間において同一の映像を表示し続けるホールド型と、
1フレーム期間において映像を瞬間的に表示するインパ
ルス型とに分けられる。ホールド型の表示装置として
は、例えばアクティブマトリクス型の液晶表示装置及び
有機電界発光表示装置等が挙げられる。一方、インパル
ス型の表示装置としては、例えばCRT等が挙げられ
る。
【0003】図14は、表示装置が有する任意の画素に
おける1フレーム期間での輝度の変化を示す図であっ
て、(a)はホールド型の表示装置における前記輝度の
変化を示すグラフ、(b)はインパルス型の表示装置に
おける前記輝度の変化を示すグラフである。図14
(a)に示すとおり、ホールド型の表示装置の場合、各
フレーム期間に亘って一定の輝度を保持している。一
方、図14(b)に示すとおり、インパルス型の表示装
置の場合、各フレーム期間において、フレーム期間の開
始時をピークとして輝度が急速に低下する。
【0004】このように、ホールド型の表示装置とイン
パルス型の表示装置とでは異なる表示特性を有している
が、動画表示に関してはインパルス型の表示装置の方が
ホールド型の表示装置に比して優れていると言われてい
る。以下、この点について説明する。
【0005】図15は、黒色の背景上を白色の表示パタ
ーンが移動した場合のホールド型の表示装置の表示特性
を示す説明図であり、(a)はその表示パターンが移動
する様子を示す図、(b)はその表示パターンの輝度分
布を示す図である。なお、図15(a)において、縦軸
は時間を、横軸は表示画面上の横方向における位置をそ
れぞれ示しており、Pn(n:自然数)は各画素を示し
ている。また、Wは表示画面の横方向に5画素分広がっ
た白色の表示パターンを示している。
【0006】このような表示パターンWを所定の時間毎
に1画素ずつ表示画面の横方向に移動させた場合、観察
者は、表示パターンWのエッジをつないだ直線(破線V
1から破線V4)に沿って視線を移動させることによっ
て表示パターンWを追従する。これは、表示パターンW
のエッジ部分では画素間の輝度差が著しいために観察者
の注視対象となることに起因する。
【0007】図15(a)において、破線V1及びV2
は、表示パターンWを表示している画素Pnのうちもっ
ともnの値が小さい画素を追従する場合の観察者の視線
の移動を示している。より詳細には、破線V1はその画
素についての1フレーム期間Tの終了時における観察者
の視線の移動を示しており、破線V2は同じく1フレー
ム期間Tの開始時における観察者の視線の移動を示して
いる。
【0008】一方、破線V3及びV4は、表示パターン
Wが表示されている画素Pnのうちもっともnの値が大
きい画素を追従する場合の観察者の視線の移動を示して
いる。より詳細には、破線V3はその画素についての1
フレーム期間Tの終了時における観察者の視線の移動を
示しており、破線V4は同じく1フレーム期間Tの開始
時における観察者の視線の移動を示している。
【0009】このように、表示パターンWを観察する観
察者の視線は破線V1から破線V4に沿って移動する。
しかしながら、図14(a)を参照して上述したとお
り、ホールド型の表示装置の場合は1フレーム期間に亘
って一定の輝度を保持するという表示特性を有している
ので、破線V1と破線V2との間及び破線V3と破線V
4との間の領域は映像がぼけたように感じられる。この
ように映像のぼけが発生する理由について、図15
(b)を参照しながらより詳しく説明する。
【0010】図15(b)において、破線V1よりも左
側の領域及び破線V4よりも右側の領域は、背景である
黒色が表示されている。そのため、図15(b)に示す
とおり、破線V1より左側及び破線V4より右側は輝度
が0となっている。
【0011】また、破線V1と破線V2との間の領域及
び破線V3と破線V4との間の領域は、発光している部
分と発光していない部分とが混在している。そして、破
線V1から破線V2に向かうにしたがって発光している
部分の割合が大きくなっているので、これに伴い、表示
パターンWの輝度Bに達するまで、一定の割合で輝度が
上昇する。一方、破線V3から破線V4に向かうにした
がって発光していない部分の割合が大きくなっているの
で、これに伴い一定の割合で輝度が減少する。なお、破
線V2と破線V3との間は表示パターンWの輝度Bが保
持される。
【0012】このように、輝度が一定の割合で変化する
領域(破線V1とV2との間及び破線V3とV4との
間)、すなわち輝度傾斜が生じている領域が表示パター
ンWのエッジ部分に存在するために、そのエッジ部分が
ぼけたように認識される。また、表示パターンWの幅L
0は5画素分であるにもかかわらず、観察者はその幅L
0よりも広い幅L1を認識することになる。
【0013】このように、動画表示を行った場合、ホー
ルド型の表示装置では画像劣化が著しい。これに対し
て、インパルス型の表示装置は、図14(b)を参照し
て上述したとおり、フレーム期間の開始時をピークとし
て輝度が急速に低下するため、ホールド型の表示装置と
比べて、図15(b)における破線V1と破線V2との
間及び破線V3と破線V4との間の距離が短くなる。そ
の結果、エッジ部分のぼける領域が小さくなる。そのた
め、インパルス型の表示装置の方がホールド型の表示装
置よりも動画表示に優れていると言われている。
【0014】ところで、ホールド型の表示装置の表示特
性を、インパルス型の表示装置の表示特性に近づけるこ
とによって、動画表示性能を向上させる試みがなされて
いる。その試みの一つとして、1フレーム期間中に黒表
示を行う期間(以下、黒表示期間という)を設ける技術
が提案されている。
【0015】図16は、1フレーム期間中に黒表示期間
を設けた場合の特定の画素における輝度の変化を示す図
である。図16に示すとおり、1フレーム期間は、映像
を表示する期間である映像表示期間と黒表示期間とで構
成されている。このように黒表示期間を設けることによ
って、図14(b)に示したインパルス型の表示装置に
おける輝度の変化に近づけることができる。
【0016】図17は、各フレーム期間中に黒表示期間
を設けた場合であって、黒色の背景上を白色の表示パタ
ーンが移動したときのホールド型の表示装置の表示特性
を示す説明図であり、(a)はその表示パターンが移動
する様子を示す図、(b)はその表示パターンの輝度分
布を示す図である。
【0017】図17(a)において、破線V1及びV2
は、表示パターンWが表示されている画素Pnのうちも
っともnの値が小さい画素を追従する場合の観察者の視
線の移動を示している。より詳細には、破線V1はその
画素についての1フレーム期間T内の黒表示期間Tbの
開始時における観察者の視線の移動を示しており、破線
V2は同じく映像表示期間Taの開始時に着目した場合
の観察者の視線の移動をそれぞれ示している。一方、破
線V3及びV4は、表示パターンWが表示されている画
素Pnのうちもっともnの値が大きい画素を追従する場
合の観察者の視線の移動を示している。より詳細には、
破線V3はその画素についての1フレーム期間T内の黒
表示期間Tbの開始時における観察者の視線の移動を示
しており、破線V4は同じく映像表示期間Taの開始時
における観察者の視線の移動を示している。
【0018】図17(b)と図15(a)を比較すると
分かるように、各フレーム期間中に黒表示期間Tbを設
けた場合、破線V1と破線V2との間及び破線V3と破
線V4との間の距離を短くすることができるため、輝度
傾斜を生じる領域を小さくすることができる。よって、
表示パターンWのエッジ部分のぼけ領域を小さくするこ
とができる。
【0019】なお、図16及び図17では1フレーム期
間内で、映像表示期間が黒表示期間に先行する場合を例
示しているが、黒表示期間が映像表示期間に先行する場
合もある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図17
(b)に示すとおり、各フレーム期間中に黒表示期間T
bを設けた場合、観察者が認識する表示パターンの輝度
は、B×(100−a)/100となる。ここで、aは
1フレーム期間Tにおいて黒表示期間Tbが占める割合
を示している。この式からも明らかなように、従来の表
示装置において各フレーム期間中に黒表示期間Tbを設
けた場合、各フレーム期間において黒表示期間Tbが占
める割合だけ輝度が低下するという問題があった。
【0021】また、従来では、1フレーム期間における
映像表示期間及び黒表示期間の順序が固定されていた。
そのため、映像の種類に応じて適切な順序に入れ替える
ことができないという問題があった。
【0022】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は動画表示を行っている場合に
発生する画像劣化を抑制し、良好な映像表示を実現する
ことができる表示装置及びその駆動方法を提供すること
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る表示装置は、映像を表示するため
の複数の画素を有する表示部と、前記表示部を駆動する
駆動部と、外部から入力される映像信号を記憶する映像
信号記憶部と、前記映像信号記憶部に記憶された映像信
号に基づき各フレーム期間において前記表示部に表示さ
せる映像を示す表示信号を生成し、生成した表示信号に
よって前記駆動部の前記表示部に対する駆動動作を制御
する制御部とを備え、前記制御部は、外部から入力され
る映像信号に基づき、前記各画素について、第1フレー
ム期間にて表示する映像の輝度及び前記第1フレーム期
間の次のフレーム期間である第2フレーム期間にて表示
する映像の輝度とを算出する算出手段と、前記算出手段
により算出された第1フレーム期間にて表示する映像の
輝度と第2フレーム期間にて表示する映像の輝度とを比
較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果に基
づき、前記第1フレーム期間中に黒表示を行うための黒
表示期間を設ける必要があるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段により前記黒表示期間を設ける必要が
あると判定された場合、前記黒表示期間及び映像表示を
行うための映像表示期間を含む前記第1フレーム期間に
おける前記表示信号を生成する生成手段とを有してい
る。
【0024】このように構成すると、全画素において黒
表示を行うのではなく、第1フレーム期間と第2フレー
ム期間とにおける輝度の変化に基づいて黒表示を行う必
要があると判定された画素についてのみ黒表示を行うこ
とになる。そのため、画面全体の輝度を低下させること
なく、映像のぼけを抑制することが可能となる。
【0025】また、前記発明に係る表示装置において、
前記生成手段が、前記比較の結果に基づいて、前記映像
表示間と前記黒表示期間の順序を定めるように構成され
ていてもよい。このように構成すると、第1フレーム期
間と第2フレーム期間とにおける輝度の変化に応じて、
映像表示期間及び黒表示期間を適切な順序に並べること
ができる。よって、画像劣化の抑制をより効果的に行う
ことが可能となる。
【0026】本発明者等は、ある画素において、第1フ
レーム期間における輝度が第2フレーム期間における輝
度よりも低い場合、すなわち輝度が高くなる場合には、
黒表示期間、映像表示期間の順となるように第1フレー
ム期間内に黒表示期間を設けることによって画像劣化を
抑制することができることを知見した。また、同様にし
て、第1フレーム期間における輝度が第2フレーム期間
における輝度よりも高い場合、すなわち輝度が低くなる
場合には、映像表示期間、黒表示期間の順となるように
第1フレーム期間内に黒表示期間を設けることによって
画像劣化を抑制することができることを知見した。
【0027】そのため、前記発明に係る表示装置におい
て、前記生成手段が、前記第2フレーム期間にて表示す
る映像の輝度が前記第1フレーム期間にて表示する映像
の輝度よりも小さく、しかも前記第1フレーム期間にて
表示する映像の輝度と前記第2フレーム期間にて表示す
る映像の輝度との差が所定の値以上である場合、前記映
像表示期間が前記黒表示期間より先行するように前記表
示信号を生成するように構成されていてもよい。また、
前記生成手段が、前記第2フレーム期間にて表示する映
像の輝度が前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝
度よりも大きく、しかも前記第1フレーム期間にて表示
する映像の輝度と前記第2フレーム期間にて表示する映
像の輝度との差が所定の値以上である場合、前記黒表示
期間が前記映像表示期間より先行するように前記表示信
号を生成するように構成されていてもよい。
【0028】また、前記発明に係る表示装置において、
前記表示部が表示可能な輝度の範囲内で前記所定の値を
設定するための設定部を更に備えるような構成であって
もよい。これにより、例えばユーザの好み等に応じて前
記所定の値を適切な値に設定することができる。
【0029】また、前記発明に係る表示装置において、
前記映像信号記憶部及び前記制御部が、1フレーム分の
前記映像信号を記憶可能な記憶領域をそれぞれ有してい
てもよい。このように構成すると、第1フレーム期間に
おける映像の輝度と第2フレーム期間における映像の輝
度とを比較する場合、すなわち2フレーム分の映像信号
の比較を行う場合であっても、映像信号記憶部は1フレ
ーム分の映像信号の記憶領域を有するのみで足りる。よ
って、安価な構成とすることができる。
【0030】また、前記発明に係る表示装置において、
前記黒表示期間の長さを設定するための設定部を更に備
えるように構成されていてもよい。これにより、例えば
ユーザの好み等に応じて黒表示期間の長さを設定するこ
とができる。
【0031】また、前記発明に係る表示装置において、
前記外部から入力される映像信号は前記表示部にて表示
する映像の階調を示しており、階調と輝度との対応を示
す対応情報を記憶する対応情報記憶部を更に備え、前記
算出手段が、前記外部から入力される映像信号が示す階
調と前記対応情報記憶部に記憶されている前記対応情報
とに基づいて、前記第1フレーム期間にて表示する映像
の輝度及び第2フレーム期間にて表示する映像の輝度と
を算出するように構成されていてもよい。これにより効
率的なデジタル信号処理を行うことができる。
【0032】また、前記発明に係る表示装置において、
前記制御部が、前記映像表示期間において表示する映像
の輝度が前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝度
よりも高くなるように前記生成手段により生成された表
示信号を補正する補正手段を更に有するようにしてもよ
い。これにより、動画表示を行っている場合に、表示部
に表示される映像のエッジを強調するとともに、そのエ
ッジ部分で生じるぼけを抑制することができる。
【0033】また、前記発明に係る表示装置において、
前記外部から入力される映像信号は前記表示部にて表示
する映像の階調を示しており、階調と輝度との対応を示
す対応情報を記憶する対応情報記憶部を更に備え、前記
補正手段が、前記対応情報記憶部に記憶されている前記
対応情報に基づいて、前記映像表示期間において表示す
る映像の輝度を階調に変換するように構成されていても
よい。これにより効率的なデジタル信号処理を行うこと
ができる。
【0034】また、前記発明に係る表示装置において、
前記補正手段が、前記映像表示期間において表示する映
像の輝度が前記対応情報に示されていない場合、前記映
像表示期間において表示する映像の輝度を、前記対応情
報に示されている輝度のうち前記映像表示期間において
表示する映像の輝度に最も近い輝度に対応する階調に変
換するように構成されていてもよい。これにより、前記
補正手段の補正により定められた映像表示期間において
表示する映像の輝度と、実際に表示部に表示される映像
の輝度との差異を最小限に抑えることができる。
【0035】また、前記発明に係る表示装置において、
前記補正手段が、前記映像表示期間において表示する映
像の輝度が前記対応情報に示されていない場合、前記映
像表示期間において表示する映像の輝度を、前記対応情
報に示されている輝度のうち前記映像表示期間において
表示する映像の輝度を超えない範囲内で最も高い輝度に
対応する階調に変換するように構成されていてもよい。
また、前記補正手段が、前記生成手段は、前記映像表示
期間において表示する映像の輝度が前記対応情報に示さ
れていない場合、前記映像表示期間において表示する映
像の輝度を、前記対応情報に示されている輝度のうち前
記映像表示期間において表示する映像の輝度を超える範
囲内で最も低い輝度に対応する階調に変換するように構
成されていてもよい。これにより、輝度から階調への変
換をより簡易に行うことができる。
【0036】また、本発明に係る表示装置の駆動方法
は、映像を表示するための複数の画素を有する表示部を
備える表示装置を駆動する方法であって、外部から入力
される映像信号に基づき、前記各画素について、第1フ
レーム期間にて表示する映像の輝度及び前記第1フレー
ム期間の次のフレーム期間である第2フレーム期間にて
表示する映像の輝度とを算出するステップと、前記算出
した第1フレーム期間にて表示する映像の輝度と第2フ
レーム期間にて表示する映像の輝度とを比較するステッ
プと、前記比較した結果に基づき、映像表示を行うため
の映像表示期間及び黒表示を行うための黒表示期間を含
んだ前記表示部に表示させる映像を示す表示信号を生成
するステップと、前記生成した表示信号によって、前記
第1フレーム期間において映像を表示するように前記表
示部を駆動するステップとを有する。これにより、画面
全体の輝度を低下させることなく、画像のぼけを抑制す
ることが可能となる。
【0037】また、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記表示信号を生成するステップが、前記比
較した結果に基づいて、前記映像表示間と前記黒表示期
間の順序を定めるようにしてもよい。
【0038】また、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記表示信号を生成するステップが、前記第
2フレーム期間にて表示する映像の輝度が前記第1フレ
ーム期間にて表示する映像の輝度よりも小さく、しかも
前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝度と前記第
2フレーム期間にて表示する映像の輝度との差が所定の
値以上である場合、前記映像表示期間が前記黒表示期間
より先行するように前記表示信号を生成するようにして
もよい。
【0039】また、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記表示信号を生成するステップが、前記第
2フレーム期間にて表示する映像の輝度が前記第1フレ
ーム期間にて表示する映像の輝度よりも大きく、しかも
前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝度と前記第
2フレーム期間にて表示する映像の輝度との差が所定の
値以上である場合、前記黒表示期間が前記映像表示期間
より先行するように前記表示信号を生成するようにして
もよい。
【0040】また、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記外部から入力される映像信号は前記表示
部にて表示する映像の階調を示しており、前記算出する
ステップが、階調と輝度との対応を示す対応情報及び前
記外部から入力される映像信号が示す階調に基づいて、
前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝度及び第2
フレーム期間にて表示する映像の輝度とを算出するよう
にしてもよい。
【0041】また、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記映像表示期間において表示する映像の輝
度が前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝度より
も高くなるように前記生成手段により生成された表示信
号を補正するステップを更に有するようにしてもよい。
【0042】また、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記外部から入力される映像信号は前記表示
部にて表示する映像の階調を示しており、前記表示信号
を補正するステップが、階調と輝度との対応を示す対応
情報に基づいて、前記映像表示期間において表示する映
像の輝度を階調に変換するようにしてもよい。
【0043】また、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記表示信号を補正するステップが、前記映
像表示期間において表示する映像の輝度が前記対応情報
に示されていない場合、前記映像表示期間において表示
する映像の輝度を、前記対応情報に示されている輝度の
うち前記映像表示期間において表示する映像の輝度に最
も近い輝度に対応する階調に変換するようにしてもよ
い。
【0044】また、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記表示信号を生成するステップが、前記映
像表示期間において表示する映像の輝度が前記対応情報
に示されていない場合、前記映像表示期間において表示
する映像の輝度を、前記対応情報に示されている輝度の
うち前記映像表示期間において表示する映像の輝度を超
えない範囲内で最も高い輝度に対応する階調に変換する
ようにしてもよい。
【0045】更に、前記発明に係る表示装置の駆動方法
において、前記表示信号を生成するステップは、前記映
像表示期間において表示する映像の輝度が前記対応情報
に示されていない場合、前記映像表示期間において表示
する映像の輝度を、前記対応情報に示されている輝度の
うち前記映像表示期間において表示する映像の輝度を超
える範囲内で最も低い輝度に対応する階調に変換するよ
うにしてもよい。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0047】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る表示装置の構成を示す機能ブロック図であ
る。図1に示すとおり、表示装置1は、後述するように
して映像信号に基づいて表示信号を生成する制御部10
と、映像を表示する表示部12と、前記制御部10によ
って生成された表示信号に基づいて前記表示部12の駆
動制御を行う駆動部11と、映像信号を記憶する記憶部
17とを備えている。
【0048】また、表示装置1は、外部の装置、例えば
パーソナルコンピュータ等から映像信号15の入力を受
け付けるための映像信号入力端子13と、閾値情報16
の入力を受け付けるための閾値情報入力端子14と、後
述する黒表示期間情報19の入力を受け付けるための黒
表示期間情報入力端子18とを備えている。ここで、閾
値情報16とは、後述するように、黒表示期間を設ける
か否かを判断するための閾値を示すデータである。ま
た、黒表示期間情報19とは、後述するように、1フレ
ーム期間中に設ける黒表示期間の長さを示すデータであ
る。
【0049】上述した映像信号入力端子13を介して入
力された映像信号は一時的に記憶部17に記憶された
後、制御部10に与えられる。また、閾値情報入力端子
14、黒表示期間情報入力端子18を介してそれぞれ入
力された閾値情報16、黒表示期間情報19はそのまま
制御部10に与えられる。そして、制御部10はこれら
の映像信号15、閾値情報16及び黒表示期間情報19
を用いて後述する処理を実行する。
【0050】上述した表示部12は、映像を表示するた
めの映像表示部121及びその映像表示部121に対し
て発光する発光部122を具備している。かかる発光部
122は、1フレーム期間において一定の輝度を保持す
るように発光する。そのため、表示装置1はいわゆるホ
ールド型に分類される。よって、ホールド型であれば、
アクティブマトリクス型の液晶表示装置又は有機電界発
光表示装置等、様々な表示装置に本実施の形態を適用す
ることができる。以下では、アクティブマトリクス型の
液晶表示装置を例として説明する。
【0051】図2は、アクティブマトリクス型の液晶表
示装置を例とした場合の本実施の形態に係る表示装置の
構成を示すブロック図である。図2における液晶パネル
121a、バックライト122aは、図1における映像
表示部121、発光部122にそれぞれ対応する。ま
た、図2におけるゲートドライバ11a及びソースドラ
イバ11bは図1における駆動部11に、図2における
制御回路10aは図1における制御部10に、図2にお
けるフレームメモリ17aは図1における記憶部17に
それぞれ対応する。
【0052】上述した液晶パネル121aは、周知のT
FT(Thin Film Transistor)タイプの液晶表示素子で
ある。よって、液晶パネル121aは、ゲート線及びソ
ース線がマトリクス状に配設されると共に、そのゲート
線及びソース線で区画された各画素毎に画素電極及びス
イッチング素子が形成されたTFT基板(図示せず)を
備えている。そして、この液晶パネル121aのゲート
線及びソース線をゲートドライバ11a及びソースドラ
イバ11bによってそれぞれ駆動し、ゲートドライバ1
1a及びソースドライバ11bを制御回路10aによっ
て制御するように構成されている。
【0053】また、フレームメモリ17aは、映像信号
入力端子13を介して入力された映像信号15を一時的
に記憶するメモリであり、少なくとも1フレーム分の映
像信号15を記憶するための記憶領域を有している。
【0054】また、制御回路10aは、フレームメモリ
17aと同様に、少なくとも1フレーム分の映像信号1
5を記憶することができる記憶部(図示せず)を有して
いる。
【0055】なお、本実施の形態では閾値情報16、黒
表示期間情報19が、閾値情報入力端子14、黒表示期
間情報入力端子18を介してそれぞれ外部から入力され
るように構成されているが、このような構成に限らず、
例えば制御回路10aが予め与えられる閾値情報16及
び黒表示期間情報19を記憶しているような構成であっ
てもよい。
【0056】以上のように構成された表示装置1では、
バックライト122aの発光を利用して液晶パネル12
1aにて表示を行うために、制御回路10aが、後述す
るようにして映像信号15、閾値情報16及び黒表示期
間情報19に基づいて生成した表示信号に応じて、ゲー
トドライバ11a及びソースドライバ11bに制御信号
をそれぞれ出力する。その結果、ゲートドライバ11a
がゲート線にゲート信号電圧を印加して各画素のスイッ
チング素子を順次オンさせ、一方、ソースドライバ11
bがそのタイミングに合わせてソース線を通じて表示信
号電圧を各画素の画素電極に順次印加する。これによ
り、液晶パネル121aが有している液晶分子が変調さ
れ、バックライト122aから出射される光の透過率が
変化する。その結果、表示装置1を観察する観察者は、
表示信号に対応する映像を知覚することになる。
【0057】ところで、人間の視覚は、輝度の等比的変
化を知覚できるようになっているため、映像表示を行う
表示装置は、階調と輝度との関係が図3に示すような曲
線(ガンマカーブと呼ばれる)になるように設定される
のが一般的である。図3において、横軸は階調を、縦軸
は輝度をそれぞれ表している。この図では、階調が25
5である場合に輝度が500cd/m2 となる例を示し
ている。このように、階調の値が比較的小さい場合には
輝度の変化が小さく、階調の値が比較的大きい場合には
輝度の変化が大きくなるような表示特性とすることによ
って、人間にとって自然な映像を表示することができる
ようになる。
【0058】CRTは、その表示特性上、階調と輝度と
の関係が上述したガンマカーブに自動的にしたがうよう
になっているため、特別な信号処理をすることなく人間
にとって自然な映像を表示することができる。これに対
して、CRTのような表示特性を有していない表示装置
の場合、階調と輝度との関係が上述したガンマカーブに
したがうようにするために、映像信号に対して何らかの
補正処理を施した上で表示信号を生成している。本実施
の形態に係る表示装置1も、人間にとって自然な映像を
表示できるように、そのような補正処理を行う。この補
正処理はデジタル信号処理にて行うのが一般的であるた
め、本明細書においてもデジタル信号を扱う場合につい
て説明する。そのため、上述した映像信号15がデジタ
ル信号であるとして説明する。また、このデジタル信号
の値は「階調」を示しているものとする。なお、本明細
書中で輝度に基づいた処理について説明している箇所が
あるが、実際の処理は当然のことながらデジタル信号に
て行われている。
【0059】次に、本実施の形態に係る表示装置の動作
について説明する。
【0060】なお、本明細書では、少なくとも残像を低
減する効果を認めることができる輝度を黒表示の輝度と
する。発明者等は、そのような効果が認められる輝度を
特定すべく主観評価を行っている。そして、その主観評
価の結果、ある画素について、その画素にて表示する映
像の輝度の10%以下の輝度の映像を1フレーム期間内
に挿入した場合、その画素において残像を低減すること
ができることが分かった。そのため、例えばある画素に
ついての輝度が500cd/m2 である場合、黒表示の
輝度を50cd/m2 以下に設定すればよい。
【0061】図4は、表示信号の生成処理に伴う本実施
の形態に係る表示装置の動作手順を示すフローチャート
である。なお、以下の処理は各画素毎に実行される。
【0062】表示装置1は、外部の装置から映像信号の
入力を受け付けた場合、その受け付けた映像信号をフレ
ームメモリ17aに記憶する(S101)。そして、制
御回路10aが、映像信号の同期クロック周波数以上の
クロック周波数で、2フレーム分の映像信号を同時に読
み出す(S102)。
【0063】なお、フレームメモリ17aが1フレーム
分の映像信号を記憶する記憶領域しか有しておらず、2
フレーム分の映像信号を記憶することができない場合
は、次のように処理すればよい。制御回路10aは、予
めフレームメモリ17aから数画素分の映像信号を読み
出し、上述したような制御回路10aが有している記憶
部に記憶する。ここで前記記憶部に記憶した映像信号
は、1フレーム前の映像信号である。次に、リアルタイ
ムで映像信号15が制御回路10aに入力されると共
に、上述したようにして数画素分の映像信号が読み出さ
れたために生じたフレームメモリ17aの空き領域にそ
の映像信号15を記憶する。また、これらと同じタイミ
ングで、制御回路10aは前記記憶部に記憶した映像信
号も読み出す。このような動作を行うことによって、フ
レームメモリ17aが1フレーム分の映像信号を記憶す
る記憶領域しか有していない場合であっても、後述する
ように制御回路10aにおいて2フレーム分の映像信号
の比較処理を行うことができる。
【0064】なお、フレームメモリ17aの書き込み及
び読み出しのタイミングの詳細については後述する。
【0065】次に、制御回路10aは、ステップS10
2にて読み出した2フレーム分の映像信号が示す階調
を、図5に示すような階調と輝度との対応表を用いて輝
度に変換する(S103)。この対応表は制御回路10
aが有する不揮発性記憶手段に記憶させておく。なお、
このように対応表を用いるのではなく、式B=DG を用
いて輝度を求めるようにしてもよい。ここで、Bは輝
度、Dは階調をそれぞれ表している。また、Gは1.5
から3.5までの範囲内の値であるが、一般に2.8付
近の値にすることが望ましいとされている。
【0066】次に、制御回路10aは、ステップS10
3にて求めた輝度を用いて、フレーム間の輝度差を算出
する(S104)。そして、閾値情報入力端子14を介
して入力された閾値情報16が示す閾値を参照し(S1
05)、ステップS104にて算出された輝度差がその
閾値以上であるか否かを判定する(S106)。ここ
で、輝度差が閾値以上でない場合(S106でNO)、
映像信号15が示している階調に応じた輝度を1フレー
ム期間に亘って保持することを示す表示信号、すなわち
映像信号表示期間のみの表示信号を生成する(S11
0)。この場合、1フレーム期間内に黒表示期間が設け
られないことになる。このように、輝度差が閾値よりも
小さい場合には黒表示期間を設けないこととしたのは、
輝度差が比較的小さい場合にはその部分がエッジとなら
ないため、動画表示が行われた場合に、観察者がその部
分に対して視線を追従させることがないからである。観
察者が視線を追従させるためには、例えばパターンの輪
郭部分等の何らかの注視対象が必要となる。そのため、
このような注視対象が存在しない場合、観察者はぼけた
映像を知覚することがないので、黒表示期間を設ける必
要がないのである。
【0067】なお、この閾値は、閾値情報入力端子14
を介して新たな閾値情報を入力することによって更新す
ることができる。これにより、液晶パネル121aの特
性又は観察者の好みに応じて、液晶パネル121aが表
示可能な輝度の範囲内で調整することができる。ここ
で、閾値を比較的小さく設定した場合、僅かな輝度差で
あっても黒表示期間を設ける必要があると判定されるた
め、動画表示の際のぼけがより効果的に解消されるとい
う利点がある。これに対し、閾値を比較的大きく設定し
た場合、ある程度の輝度差がなければ黒表示期間を設け
る必要があると判定されることがないため、輝度の低下
を抑えることができるという利点がある。
【0068】ステップS106において、輝度差が閾値
以上である場合(S106でYES)、フレームn
(n:自然数)の映像信号の輝度Bn がフレームn+1
の映像信号の輝度Bn+1よりも大きいかどうかを判定
する(S107)。ここで、輝度Bn が輝度Bn+1 より
も大きいと判定した場合(S107でYES)、映像表
示期間、黒表示期間の順となるように黒表示期間が設け
られた表示信号を生成する(S108)。一方、輝度B
n が輝度Bn+1 よりも大きくないと判定した場合(S1
07でNO)、黒表示期間、映像表示期間の順となるよ
うに黒表示期間が設けられた表示信号を生成する(S1
09)。ここで、1フレーム期間中に設けられる黒表示
期間の長さは、上述した黒表示期間情報19に示された
長さとする。この長さは、観察者が好みに応じた黒表示
期間情報19を表示装置に対して入力し設定することに
よって変更される。
【0069】制御回路10aは、以上のようにして得ら
れた表示信号に基づいてゲートドライバ11a及びソー
スドライバ11bに対して制御信号を出力する。そし
て、この制御信号にしたがってゲートドライバ11a及
びソースドライバ11bが液晶パネル121aを駆動す
ることによって、液晶パネル121aに表示信号に応じ
た映像が表示される。
【0070】次に、このように生成された表示信号につ
いての理解を容易にするために、図6を参照して表示信
号の詳細について説明する。
【0071】図6は、本実施の形態に係る表示装置1に
おいて生成される表示信号を説明するための説明図であ
り、(a)は映像信号の内容を示す概念図、(b)は映
像表示期間の後に黒表示期間が設けられた表示信号の内
容を示す概念図、(c)は映像表示期間の前に黒表示期
間が設けられた表示信号の内容を示す概念図、(d)は
黒表示期間が設けられていない表示信号の内容を示す概
念図である。図6(a)において、101,102は、
任意の連続するフレームn、フレームn+1における任
意の画素についての表示信号をそれぞれ示している。ま
た、Bn 、Bn+ 1 は輝度(より正確には映像信号15の
振幅)を示している。これらの輝度Bn及びBn+1 は、
上述した映像表示期間における輝度を表していることに
なる。
【0072】ここで図4に示すフローチャートを併せて
参照すると、上述したステップS104では、Bn −B
n+1を実行することにより輝度差を算出し、その輝度
差の絶対値が閾値以上である場合にステップS107に
進むことになる。そして、ステップS107において
は、上述した輝度差が正の値である場合にステップS1
08へ進み、図6(b)に示すような表示信号が生成さ
れる。一方、その輝度差が負の値である場合にステップ
S109へ進み、図6(c)に示すような表示信号が生
成される。また、その輝度差の絶対値が閾値よりも小さ
い場合にはステップS110へ進み、図6(d)に示す
ような表示信号が生成される。
【0073】図6(b)、(c)において、103はフ
レームnにおいて1フレーム期間内に設けられている黒
表示期間中の表示信号を示している。図6(b)に示す
とおり、上述したステップS108においては、1フレ
ーム期間において映像表示期間、黒表示期間の順となる
ように黒表示期間が設けられた表示信号が生成される。
一方、図6(c)に示すとおり、上述したステップS1
09においては、1フレーム期間において黒表示期間、
映像表示期間の順となるように黒表示期間が設けられた
表示信号が生成される。
【0074】また、図6(d)に示すとおり、上述した
ステップS110においては、黒表示期間を設けず、映
像信号15と同様の表示信号が生成される。
【0075】図7は、本実施の形態に係る表示装置1に
おける動作のタイミングの一例を示すタイミングチャー
トであり、(a)は映像信号15が入力されるタイミン
グを、(b)はフレームメモリへの書き込みのタイミン
グを、(c)はフレームメモリからの読み出しのタイミ
ングを、(d)は液晶パネル121aに映像を表示する
タイミングをそれぞれ示している。なお、ここではフレ
ームメモリ17aが2フレーム分の映像信号を記憶する
記憶領域を有しているものとして説明する。また、理解
を容易にするために、2フレーム分のうち1フレーム分
の映像信号を記憶するフレームメモリを第1フレームメ
モリと、残りの1フレーム分の映像信号を記憶するフレ
ームメモリを第2フレームメモリと呼ぶことにする。
【0076】また、ここでは書き込み動作及び読み出し
動作を同時に行うことができるフレームメモリを使用す
る場合について説明するが、書き込み動作及び読み出し
動作を同時に行うことができないフレームメモリを使用
する場合であっても、書き込み動作と読み出し動作との
タイミングを重ならないようにすることによって同様に
処理することが可能である。
【0077】なお、表示装置1の動作のタイミングを正
確に把握するために、図7においては、1フレーム期間
を垂直帰線期間と映像信号期間とから構成される期間と
していることを注記しておく。ここで映像信号期間と
は、上述した映像表示期間、又は映像表示期間及び黒表
示期間から構成される期間である。
【0078】図7において、Dn (n:自然数)からD
n+3 は、フレームnからフレームn+3における任意の
画素についての映像信号をそれぞれ示している。
【0079】また、図7(a)において、符号51から
54までは、フレームnからフレームn+1までの映像
信号が入力されるタイミングをそれぞれ示している。ま
た、図7(b)において、符号55から58までは、フ
レームnからフレームn+3までの映像信号が第1フレ
ームメモリ又は第2フレームメモリへ書き込むタイミン
グをそれぞれ示している。図7(a)及び(b)に示す
ように、外部から映像信号が入力された場合、その入力
されたタイミングと略同時に、第1フレームメモリ及び
第2フレームメモリへ交互に映像信号の書き込みを行
う。
【0080】また、図7(c)において、符号509か
ら514までは第1フレームメモリから映像信号を読み
出すタイミングを、符号515から520までは第2フ
レームメモリから映像信号を読み出すタイミングをそれ
ぞれ示している。上述したように、1フレーム期間が開
始するとき又は終了するときに黒表示期間を設ける可能
性があるため、1フレーム期間内に少なくとも2回の走
査が必要になる。そのため、フレームメモリからの読み
出しは、1フレーム期間につき少なくとも2回必要とな
る。
【0081】図7(c)におけるタイミング509及び
515並びにタイミング510及び516が示すとお
り、フレームnの映像信号を第1フレームメモリから読
み出すタイミングと、フレームn+1の映像信号を第2
フレームメモリから読み出すタイミングとが略同時とな
る。そのため、フレームnとフレームn+1とにおける
映像信号の輝度を比較し、それらの輝度差を算出するこ
とが可能となる。そして、その輝度差に基づいて表示信
号を生成する。その生成された表示信号に応じた映像は
符号521,522に示すタイミングで表示される。こ
れ以降についても同様のタイミングでフレームメモリか
ら映像信号が読み出され、上述したようにして表示信号
を生成した後、その表示信号に応じた映像を液晶パネル
121a上に表示する。
【0082】次に、本実施の形態に係る表示装置の表示
特性について説明する。
【0083】図8は、黒色の背景上を白色の表示パター
ンが移動した場合の本実施の形態に係る表示装置の表示
特性を示す説明図であり、(a)はその表示パターンが
移動する様子を示す図、(b)はその表示パターンの輝
度分布を示す図である。なお、図8(a)において、縦
軸は時間を、横軸は表示画面上の横方向における位置を
それぞれ示しており、Pn(n:自然数)は各画素を示
している。
【0084】また、破線V1からV4まで並びに破線V
5及びV8は、観察者が移動する表示パターンWを追従
する場合のその観察者の視線の移動を示している。ここ
で、破線V1、V2及びV5は、表示パターンWが表示
されている画素Pnのうちもっともnの値が小さい画素
を追従する場合の観察者の視線の移動を示している。よ
り詳細には、破線V1及びV5は1フレーム期間T内の
黒表示期間Tbの開始時における観察者の視線の移動を
示しており、破線V2は同じく映像表示期間Taの開始
時における観察者の視線の移動を示している。
【0085】一方、破線V3、V4及びV8は、表示パ
ターンWが表示されている画素Pnのうちもっともnの
値が大きい画素を追従する場合の観察者の視線の移動を
示している。より詳細には、破線V3は1フレーム期間
T内の黒表示期間Tbの開始時における観察者の視線の
移動を示しており、破線V4及びV8は同じく映像表示
期間Taの開始時における観察者の視線の移動を示して
いる。
【0086】図8(b)に示すように、破線V1から左
の領域では輝度が0であるが、破線V1から破線V2ま
での領域では一定の割合で輝度が上昇し、破線V2上で
その輝度は、表示パターンWの輝度B×(100−a)
/100となる。ここで、aは1フレーム期間Tにおい
て黒表示期間Tbが占める割合を示している。また、破
線V2から破線V5までの領域では同じ割合で輝度が上
昇し、破線V5上で最大の輝度Bとなる。そして、破線
V5と破線V8との間の領域では輝度Bが保たれる。
【0087】一方、破線V8から破線V3までの領域で
は一定の割合で輝度が低下し、破線V3上でその輝度が
再びB×(100−a)/100となる。そして、破線
V3から破線V4までの領域では同じ割合で輝度が低下
し、破線V4上で輝度が0となる。
【0088】ここで、比較例として従来の表示装置の表
示特性を示した図15及び図17を併せて参照すること
にする。図8(b)に示すぼけ領域、すなわち破線V1
と破線V5との間の領域の大きさは、図15(b)に示
すぼけ領域と同じである。しかしながら、図8(b)に
示す観察者が知覚する表示パターンの幅L3は、図15
(b)に示す同様の表示パターンの幅L1よりも狭くな
っている。そのため、従来の表示装置と比べて、本実施
の形態に係る表示装置の場合の方が、元の表示パターン
Wの幅に近い幅を知覚することになる。よって、従来の
表示装置よりも画像劣化を抑制することができると言え
る。
【0089】また、黒表示期間Tbを設けているが、図
17(b)に示すような輝度の低下は発生しない。よっ
て、明るく良好な表示を実現することができる。
【0090】(実施の形態2)実施の形態2は、表示パ
ターンの輪郭部分の画素について、黒表示期間を設ける
と共に、映像表示期間中の輝度を補正することによっ
て、映像がぼける領域を小さくすることができる表示装
置の例である。
【0091】なお、本実施の形態に係る表示装置の構成
は、実施の形態1の場合と同様であるので説明を省略す
る。以下、本実施の形態に係る表示装置の動作について
説明する。
【0092】図9は、表示信号の生成処理に伴う本実施
の形態に係る表示装置の動作手順を示すフローチャート
である。なお、実施の形態1の場合と同様の処理につい
ては図4と同一のステップ番号を付して説明を省略す
る。
【0093】本実施の形態に係る表示装置が備える制御
回路は、ステップS106にて輝度差が閾値以上である
と判定した場合(S106でYES)、後述する表示信
号の生成及び補正処理を実行する(S201)。
【0094】図10は、本実施の形態に係る表示装置が
実行する表示信号の生成及び補正処理の手順を示すフロ
ーチャートである。なお、以下では、1フレーム期間に
おいて黒表示期間が占める割合をa%とし、表示装置が
備える液晶パネルが表示可能な最大輝度をBmax とす
る。
【0095】前記制御回路は、フレームnの映像信号の
輝度Bn がフレームn+1の映像信号の輝度Bn+1 より
も大きいかどうかを判定する(S301)。ここで、輝
度B n が輝度Bn+1 よりも大きいと判定した場合(S3
01でYES)、映像表示期間、黒表示期間の順となる
ように黒表示期間が設けられた表示信号を生成する(S
302)。一方、輝度Bn が輝度Bn+1 よりも大きくな
いと判定した場合(S301でNO)、黒表示期間、映
像表示期間の順となるように黒表示期間が設けられた表
示信号を生成する(S303)。
【0096】次に、前記制御回路は、次の式1を満足す
るか否かを判定する(S304)。
【0097】 Bn >Bmax ×(100−a)/100 … 式1 ここでこの式1を満足すると判定した場合(S304で
YES)、映像表示期間中の輝度がBmax となるよう
に、ステップS302又はS303にて生成された映像
信号を補正する(S305)。
【0098】一方、ステップS304にて式1を満足し
ないと判定した場合(S304でNO)、映像表示期間
中の輝度を次の式2により算出した値となるようにステ
ップS302又はS303にて生成された映像信号を補
正する(S306)。
【0099】 Bn ×{100/(100−a)} … 式2 図9に戻り、前記制御回路は、上述したようにして表示
信号の生成及び補正処理を実行した後、図5に示すよう
な対応表を用いて輝度から階調への置き換え処理を実行
する(S202)。ここで、上述したようにして補正さ
れた後の映像表示期間中の輝度に対応する階調が前記対
応表に示されている場合は、前記輝度をその階調へ置き
換える。例えば、その輝度が402.64cd/m2
ある場合、図5に示すとおりこれに対応する階調として
232が示されているので、この階調へ置き換える。こ
の場合は、前記補正された後の映像表示期間中の輝度が
そのまま表示されることになる。
【0100】これに対して、前期補正された後の映像表
示期間中の輝度に対応する階調が前記対応表に示されて
いない場合、以下に示す3通りの置き換え処理の何れか
を実行する。
【0101】第1の置き換え処理では、対応表に示され
ている輝度のうち前記補正された後の映像表示期間中の
輝度に最も近い輝度を検索し、その検索した輝度に対応
する階調へ置き換える。例えば、前記補正された後の映
像表示期間中の輝度が400.00cd/m2 である場
合、図5に示すとおりこの輝度に最も近い輝度は39
8.83cd/m2 であるため、これに対応する階調で
ある231へ置き換える。この第1の置き換え処理の場
合、前記補正された後の映像表示期間中の輝度と、実際
に表示画面上に表示される映像の輝度との差異を最小限
に抑えることができる。
【0102】また、第2の置き換え処理では、対応表に
示されている輝度のうち前記補正された後の映像表示期
間中の輝度を超えない範囲内で最も高い輝度を検索し、
その検索した輝度に対応する階調へ置き換える。例え
ば、前記補正された後の映像表示期間中の輝度が40
0.00cd/m2 である場合、図5に示すとおりこの
輝度を超えない範囲内で最も高い輝度は398.83c
d/m2 であるため、これに対応する階調である231
へ置き換える。この第2の置き換え処理の場合、第1の
置き換え処理と比べて簡易な演算で求めることができ
る。
【0103】更に、第3の置き換え処理では、対応表に
示されている輝度のうち前記補正された後の映像表示期
間中の輝度を超える範囲内で最も低い輝度を検索し、そ
の検索した輝度に対応する階調へ置き換える。例えば、
前記補正された後の映像表示期間中の輝度が400.0
0cd/m2 である場合、図5に示すとおりこの輝度を
超える範囲内で最も低い輝度は402.64cd/m2
であるため、これに対応する階調である232へ置き換
える。この第3の置き換え処理の場合も第2の置き換え
処理の場合と同様に、第1の置き換え処理と比べて簡易
な演算で求めることができる。
【0104】制御回路は、以上のようにして得られた表
示信号に基づいて、実施の形態1の場合と同様にゲート
ドライバ及びソースドライバに対して制御信号を出力す
る。そして、この制御信号にしたがってこれらのゲート
ドライバ及びソースドライバが液晶パネルを駆動するこ
とによって、液晶パネルに表示信号に応じた映像が表示
される。
【0105】次に、このように生成された表示信号につ
いての理解を容易にするために、図11及び図12を参
照して表示信号の詳細について説明する。
【0106】図11は、本実施の形態に係る表示装置に
おいて生成された映像表示期間の後に黒表示期間が設け
られた表示信号を説明するための説明図であって、
(a)は映像表示期間中の輝度がBn´に補正された表
示信号の内容を示す概念図、(b)は同じくBmax に補
正された表示信号の内容を示す概念図である。また、図
12は、本実施の形態に係る表示装置において生成され
た映像表示期間の前に黒表示期間が設けられた表示信号
を説明するための説明図であって、(a)は映像表示期
間中の輝度がBn´に補正された表示信号の内容を示す
概念図、(b)は同じくBmax に補正された表示信号の
内容を示す概念図である。ここで、Bn´は上述した式
2により算出された輝度である。なお、図中のaは1フ
レーム期間において黒表示期間Tbが占める割合を示し
ている。
【0107】これらの図11及び図12において、20
1は映像表示期間中の表示信号を、202は黒表示期間
中の表示信号をそれぞれ示している。また、203は補
正処理後の映像表示期間中の表示信号を、204は黒表
示期間中の表示信号をそれぞれ示している。
【0108】ここで図10に示すフローチャートを併せ
て参照すると、上述したステップS302でBn がB
n+1 よりも大きいと判定された後、ステップS306に
進んだ場合には図11(a)に示すような表示信号が生
成され、ステップS305に進んだ場合には図11
(b)に示すような表示信号が生成される。一方、上述
したステップS302でBn がBn+1 以下であると判定
された後、ステップS305に進んだ場合には図12
(a)に示すような表示信号が生成され、ステップS3
06に進んだ場合には図12(b)に示すような表示信
号が生成される。
【0109】このように、1フレーム期間において黒表
示期間Tbが占める割合をa%とした場合、フレームn
にて表示画面上に実際に表示される映像の輝度は、フレ
ームnにて表示すべき映像の輝度Bn の{(100−
a)/100}倍に低下する。しかしながら、この輝度
n が表示装置が表示可能な最大輝度Bmax の{(10
0−a)/100}倍以下である場合は、輝度Bn
{100/(100−a)}倍に補正することによっ
て、観察者は1フレーム期間全体で輝度Bn を表示した
場合と同様に感じられる。
【0110】次に、本実施の形態に係る表示装置の表示
特性について説明する。
【0111】図13は、黒色の背景上を白色の表示パタ
ーンが移動した場合の本実施の形態に係る表示装置の表
示特性を示す説明図であり、(a)はその表示パターン
が移動する様子を示す図、(b)はその表示パターンの
輝度分布を示す図である。なお、図13は、図10を参
照して上述したステップS306によって補正された表
示信号によって表示パターンWのエッジ部分の画素での
表示が行われる場合を例示している。
【0112】また、破線V1からV8は、観察者が移動
する表示パターンWを追従する場合のその観察者の視線
の移動を示している。ここで、破線V1及びV2並びに
破線V5及びV6は、表示パターンWが表示されている
画素Pnのうちもっともnの値が小さい画素を追従する
場合の観察者の視線の移動を示している。より詳細に
は、破線V1及びV5は1フレーム期間T内の黒表示期
間Tbの開始時における観察者の視線の移動を示してお
り、破線V2及びV6は同じく映像表示期間Taの開始
時における観察者の視線の移動を示している。
【0113】一方、破線V3及びV4並びに破線V7及
びV8は、表示パターンWが表示されている画素Pnの
うちもっともnの値が大きい画素を追従する場合の観察
者の視線の移動を示している。より詳細には、破線V3
は1フレーム期間T内の黒表示期間Tbの開始時におけ
る観察者の視線の移動を示しており、破線V4及びV8
は同じく映像表示期間Taの開始時における観察者の視
線の移動を示している。また、破線V7は1フレーム期
間T内の映像表示期間Taの終了時における観察者の視
線の移動を示している。
【0114】図13(b)に示すように、破線V1から
左の領域では輝度が0であるが、破線V1から破線V2
までの領域では一定の割合で輝度が上昇し、破線V2上
でその輝度は、表示パターンWの輝度Bとなる。これ
は、上述したステップS306にて、映像表示期間Ta
中の輝度が上述した式2により補正されているからであ
る。
【0115】そして、破線V2から破線V5までの領域
では更に輝度が上昇し、破線V5上で輝度はB+B×
(a/100)となる。ここで、aは1フレーム期間T
において黒表示期間Tbが占める割合を示している。以
下、破線V5上での輝度がこのような値となる理由につ
いて説明する。
【0116】図13(a)において、nフレームにおけ
る画素P1に注目すると、映像表示期間Ta中の輝度は
上述した式2により補正されている。この補正後の輝度
は、観察者が映像表示期間Taのみ観察した場合に表示
パターンWの輝度Bと同等に知覚される輝度となってい
る。よって、破線V2上では、上述したように輝度がB
となる。
【0117】一方、nフレームにおいて画素P2からP
4までの画素の輝度は表示パターンWの輝度Bである。
これは観察者が1フレーム期間観察し続けた場合に知覚
される輝度である。したがって、破線V5のように、画
素P1における黒表示期間Tbの間しか観察しない場
合、観察者が知覚する輝度はB×{Tb/(Ta+T
b)}、即ちB×(a/100)となる。
【0118】したがって、破線V5上での輝度は、映像
表示期間Taのみ観察した場合の輝度Bと上述した輝度
B×(a/100)との和であるB+B×(a/10
0)となる。
【0119】このように、破線V2から破線V5までの
領域において輝度が上昇した後、破線V5から破線V6
までの領域では輝度が一定の割合で減少し、破線V6上
で輝度がBとなる。破線V6と破線V7との間では輝度
Bが保たれる。
【0120】そして、破線V7から破線V8までの領域
では一定の割合で輝度が上昇し、破線V8上で再び輝度
がB+B´となる。また、破線V8から破線V3までの
領域では一定の割合で輝度が減少し、破線V3上で再び
輝度がBとなる。そして、破線V3から破線V4までの
領域では輝度が更に減少し、破線V4上でゼロとなる。
【0121】ここで、比較例として実施の形態1に係る
表示装置の表示特性を示した図8を併せて参照すること
にする。図8(b)の場合と比べて、図13(b)に示
す場合の方が表示パターンのエッジ部分の輝度変化が急
峻である。そのため、このエッジ部分における映像のぼ
けを低減することができる。また、このエッジ部分の内
側に表示パターンの輝度よりも高い輝度となる領域がで
きるため、エッジが強調され、より一層映像のぼけを低
減する効果が生じる。また、実施の形態1の場合と同
様、輝度を低下させることがないため、明るく良好な表
示を実現することができる。
【0122】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
各画素毎に黒表示期間を設けるか否かを判定するために
画面全体の輝度を低下させることなく画像劣化を抑制す
ることができる。
【0123】また、黒表示期間、映像表示期間を適切な
順とすることによって、効果的に画像劣化を抑制するこ
とができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成を
示す機能ブロック図である。
【図2】アクティブマトリクス型の液晶表示装置を例と
した場合の本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】階調と輝度との関係を示すグラフである。
【図4】表示信号の生成処理に伴う本発明の実施の形態
1に係る表示装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の実施の形態1に係る表示装置が記憶し
ている階調と輝度との対応表の一例を示す概念図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態1に係る表示装置において
生成される表示信号を説明するための説明図であり、
(a)は映像信号の内容を示す概念図、(b)は映像表
示期間の後に黒表示期間が設けられた表示信号の内容を
示す概念図、(c)は映像表示期間の前に黒表示期間が
設けられた表示信号の内容を示す概念図、(d)は黒表
示期間が設けられていない表示信号の内容を示す概念図
である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る表示装置における
動作のタイミングの一例を示すタイミングチャートであ
り、(a)は映像信号が入力されるタイミングを、
(b)はフレームメモリへの書き込みのタイミングを、
(c)はフレームメモリからの読み出しのタイミング
を、(d)は液晶パネルに映像を表示するタイミングを
それぞれ示している。
【図8】黒色の背景上を白色の表示パターンが移動した
場合の本発明の実施の形態1に係る表示装置の表示特性
を示す説明図であり、(a)はその表示パターンが移動
する様子を示す図、(b)はその表示パターンの輝度分
布を示す図である。
【図9】表示信号の生成処理に伴う本発明の実施の形態
2に係る表示装置の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の実施の形態2に係る表示装置が実行
する表示信号の生成及び補正処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図11】本発明の実施の形態2に係る表示装置におい
て生成された映像表示期間の後に黒表示期間が設けられ
た表示信号を説明するための説明図であって、(a)は
映像表示期間中の輝度がBn´に補正された表示信号の
内容を示す概念図、(b)は同じくBmax に補正された
表示信号の内容を示す概念図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係る表示装置におい
て生成された映像表示期間の前に黒表示期間が設けられ
た表示信号を説明するための説明図であって、(a)は
映像表示期間中の輝度がBn´に補正された表示信号の
内容を示す概念図、(b)は同じくBmax に補正された
表示信号の内容を示す概念図である。ここで、Bn´は
上述した式2により算出された輝度である。
【図13】黒色の背景上を白色の表示パターンが移動し
た場合の本実施の形態に係る表示装置の表示特性を示す
説明図であり、(a)はその表示パターンが移動する様
子を示す図、(b)はその表示パターンの輝度分布を示
す図である。
【図14】表示装置が有する任意の画素における1フレ
ーム期間での輝度の変化を示す図であって、(a)はホ
ールド型の表示装置における前記輝度の変化を示すグラ
フ、(b)はインパルス型の表示装置における前記輝度
の変化を示すグラフである。
【図15】黒色の背景上を白色の表示パターンが移動し
た場合のホールド型の表示装置の表示特性を示す説明図
であり、(a)はその表示パターンが移動する様子を示
す図、(b)はその表示パターンの輝度分布を示す図で
ある。
【図16】1フレーム期間中に黒表示期間を設けた場合
の特定の画素における輝度の変化を示す図である。
【図17】各フレーム期間中に黒表示期間を設けた場合
であって、黒色の背景上を白色の表示パターンが移動し
たときのホールド型の表示装置の表示特性を示す説明図
であり、(a)はその表示パターンが移動する様子を示
す図、(b)はその表示パターンの輝度分布を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 表示装置 10 制御部 10a 制御回路 11 駆動部 11a ゲートドライバ 11b ソースドライバ 12 表示部 13 映像信号入力端子 14 閾値情報入力端子 15 映像信号 16 閾値情報 17 記憶部 17a フレームメモリ 18 黒表示期間情報入力端子 19 黒表示期間情報 121 映像表示部 121a 液晶パネル 122 発光部 122a バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/20 641 G09G 3/20 641P 641R 660 660V H04N 5/66 H04N 5/66 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 G02F 1/133 505 - 580 H04N 5/66 - 5/74

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示するための複数の画素を有す
    る表示部と、 前記表示部を駆動する駆動部と、 外部から入力される映像信号を記憶する映像信号記憶部
    と、 前記映像信号記憶部に記憶された映像信号に基づき各フ
    レーム期間において前記表示部に表示させる映像を示す
    表示信号を生成し、生成した表示信号によって前記駆動
    部の前記表示部に対する駆動動作を制御する制御部とを
    備え、 前記制御部は、 外部から入力される映像信号に基づき、前記各画素につ
    いて、第1フレーム期間にて表示する映像の輝度及び前
    記第1フレーム期間の次のフレーム期間である第2フレ
    ーム期間にて表示する映像の輝度とを算出する算出手段
    と、 前記算出手段により算出された第1フレーム期間にて表
    示する映像の輝度と第2フレーム期間にて表示する映像
    の輝度とを画素ごとに比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果に基づき、前記第1フレ
    ーム期間中に黒表示を行うための黒表示期間を設ける必
    要があるか否かを画素ごとに判定する判定手段と、 前記判定手段により前記黒表示期間を設ける必要がある
    と判定された場合、前記黒表示期間及び映像表示を行う
    ための映像表示期間を含む前記第1フレーム期間におけ
    る前記表示信号を画素ごとに生成する生成手段とを有す
    る表示装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、前記比較の結果に基づ
    いて、前記映像表示期間と前記黒表示期間の順序を定め
    るように構成されている請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、前記第2フレーム期間
    にて表示する映像の輝度が前記第1フレーム期間にて表
    示する映像の輝度よりも小さく、しかも前記第1フレー
    ム期間にて表示する映像の輝度と前記第2フレーム期間
    にて表示する映像の輝度との差が所定の値以上である場
    合、前記映像表示期間が前記黒表示期間より先行するよ
    うに前記表示信号を生成するように構成されている請求
    項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、前記第2フレーム期間
    にて表示する映像の輝度が前記第1フレーム期間にて表
    示する映像の輝度よりも大きく、しかも前記第1フレー
    ム期間にて表示する映像の輝度と前記第2フレーム期間
    にて表示する映像の輝度との差が所定の値以上である場
    合、前記黒表示期間が前記映像表示期間より先行するよ
    うに前記表示信号を生成するように構成されている請求
    項2に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示部が表示可能な輝度の範囲内で
    前記所定の値を設定するための設定部を更に備える請求
    項3又は4に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記映像信号記憶部及び前記制御部は、
    1フレーム分の前記映像信号を記憶可能な記憶領域をそ
    れぞれ有している請求項1に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記黒表示期間の長さを設定するための
    設定部を更に備える請求項1に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記外部から入力される映像信号は前記
    表示部にて表示する映像の階調を示しており、 階調と輝度との対応を示す対応情報を記憶する対応情報
    記憶部を更に備え、 前記算出手段は、前記外部から入力される映像信号が示
    す階調と前記対応情報記憶部に記憶されている前記対応
    情報とに基づいて、前記第1フレーム期間にて表示する
    映像の輝度及び第2フレーム期間にて表示する映像の輝
    度とを算出するように構成されている請求項1に記載の
    表示装置。
  9. 【請求項9】 前記制御部は、前記映像表示期間におい
    て表示する映像の輝度が前記第1フレーム期間にて表示
    する映像の輝度よりも高くなるように前記生成手段によ
    り生成された表示信号を補正する補正手段を更に有する
    請求項1に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記外部から入力される映像信号は前
    記表示部にて表示する映像の階調を示しており、 階調と輝度との対応を示す対応情報を記憶する対応情報
    記憶部を更に備え、 前記補正手段は、前記対応情報記憶部に記憶されている
    前記対応情報に基づいて、前記映像表示期間において表
    示する映像の輝度を階調に変換するように構成されてい
    る請求項9に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記補正手段は、前記映像表示期間に
    おいて表示する映像の輝度が前記対応情報に示されてい
    ない場合、前記映像表示期間において表示する映像の輝
    度を、前記対応情報に示されている輝度のうち前記映像
    表示期間において表示する映像の輝度に最も近い輝度に
    対応する階調に変換するように構成されている請求項1
    0に記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 前記補正手段は、前記映像表示期間に
    おいて表示する映像の輝度が前記対応情報に示されてい
    ない場合、前記映像表示期間において表示する映像の輝
    度を、前記対応情報に示されている輝度のうち前記映像
    表示期間において表示する映像の輝度を超えない範囲内
    で最も高い輝度に対応する階調に変換するように構成さ
    れている請求項10に記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 前記補正手段は、前記映像表示期間に
    おいて表示する映像の輝度が前記対応情報に示されてい
    ない場合、前記映像表示期間において表示する映像の輝
    度を、前記対応情報に示されている輝度のうち前記映像
    表示期間において表示する映像の輝度を超える範囲内で
    最も低い輝度に対応する階調に変換するように構成され
    ている請求項10に記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 映像を表示するための複数の画素を有
    する表示部を備える表示装置を駆動する方法であって、 外部から入力される映像信号に基づき、前記各画素につ
    いて、第1フレーム期間にて表示する映像の輝度及び前
    記第1フレーム期間の次のフレーム期間である第2フレ
    ーム期間にて表示する映像の輝度とを算出するステップ
    と、 前記算出した第1フレーム期間にて表示する映像の輝度
    と第2フレーム期間にて表示する映像の輝度とを画素ご
    とに比較するステップと、 前記比較した結果に基づき、前記第1フレーム期間中に
    黒表示を行うための黒表示期間を設ける必要があるか否
    かを画素ごとに判定するステップと、 前記黒表示期間を設ける必要があると判定した場合、前
    記黒表示期間及び映像表示を行うための映像表示期間を
    含んだ前記表示部に表示させる映像を示す表示信号を
    素ごとに生成するステップと、 前記生成した表示信号によって、前記第1フレーム期間
    において映像を表示するように前記表示部を駆動するス
    テップとを有することを特徴とする表示装置の駆動方
    法。
  15. 【請求項15】 前記表示信号を生成するステップは、
    前記比較した結果に基づいて、前記映像表示間と前記黒
    表示期間の順序を定める請求項14に記載の表示装置の
    駆動方法。
  16. 【請求項16】 前記表示信号を生成するステップは、
    前記第2フレーム期間にて表示する映像の輝度が前記第
    1フレーム期間にて表示する映像の輝度よりも小さく、
    しかも前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝度と
    前記第2フレーム期間にて表示する映像の輝度との差が
    所定の値以上である場合、前記映像表示期間が前記黒表
    示期間より先行するように前記表示信号を生成する請求
    項15に記載の表示装置の駆動方法。
  17. 【請求項17】 前記表示信号を生成するステップは、
    前記第2フレーム期間にて表示する映像の輝度が前記第
    1フレーム期間にて表示する映像の輝度よりも大きく、
    しかも前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝度と
    前記第2フレーム期間にて表示する映像の輝度との差が
    所定の値以上である場合、前記黒表示期間が前記映像表
    示期間より先行するように前記表示信号を生成する請求
    項15に記載の表示装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】 前記外部から入力される映像信号は前
    記表示部にて表示する映像の階調を示しており、 前記算出するステップは、階調と輝度との対応を示す対
    応情報及び前記外部から入力される映像信号が示す階調
    に基づいて、前記第1フレーム期間にて表示する映像の
    輝度及び第2フレーム期間にて表示する映像の輝度とを
    算出する請求項14に記載の表示装置の駆動方法。
  19. 【請求項19】 前記映像表示期間において表示する映
    像の輝度が前記第1フレーム期間にて表示する映像の輝
    度よりも高くなるように前記生成手段により生成された
    表示信号を補正するステップを更に有する請求項14に
    記載の表示装置の駆動方法。
  20. 【請求項20】 前記外部から入力される映像信号は前
    記表示部にて表示する映像の階調を示しており、 前記表示信号を補正するステップは、階調と輝度との対
    応を示す対応情報に基づいて、前記映像表示期間におい
    て表示する映像の輝度を階調に変換する請求項19に記
    載の表示装置の駆動方法。
  21. 【請求項21】 前記表示信号を補正するステップは、
    前記映像表示期間において表示する映像の輝度が前記対
    応情報に示されていない場合、前記映像表示期間におい
    て表示する映像の輝度を、前記対応情報に示されている
    輝度のうち前記映像表示期間において表示する映像の輝
    度に最も近い輝度に対応する階調に変換する請求項20
    に記載の表示装置の駆動方法。
  22. 【請求項22】 前記表示信号を補正するステップは、
    前記映像表示期間において表示する映像の輝度が前記対
    応情報に示されていない場合、前記映像表示期間におい
    て表示する映像の輝度を、前記対応情報に示されている
    輝度のうち前記映像表示期間において表示する映像の輝
    度を超えない範囲内で最も高い輝度に対応する階調に変
    換する請求項20に記載の表示装置の駆動方法。
  23. 【請求項23】 前記表示信号を補正するステップは、
    前記映像表示期間において表示する映像の輝度が前記対
    応情報に示されていない場合、前記映像表示期間におい
    て表示する映像の輝度を、前記対応情報に示されている
    輝度のうち前記映像表示期間において表示する映像の輝
    度を超える範囲内で最も低い輝度に対応する階調に変換
    する請求項20に記載の表示装置の駆動方法。
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