JP3493985B2 - 動画通信評価装置 - Google Patents

動画通信評価装置

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JP3493985B2
JP3493985B2 JP32506597A JP32506597A JP3493985B2 JP 3493985 B2 JP3493985 B2 JP 3493985B2 JP 32506597 A JP32506597 A JP 32506597A JP 32506597 A JP32506597 A JP 32506597A JP 3493985 B2 JP3493985 B2 JP 3493985B2
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芳三 本多
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • H04N17/004Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for digital television systems

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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画通信評価装置
に関し、特にディジタル動画データの送受信に用いられ
る動画符号及びプロトコルを評価する動画通信評価装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等の広域コンピュ
ータネットワークが発達してきており、この広域コンピ
ュータネットワークを介して、種々のデータの授受が盛
んに行われている。従来は、コンピュータの処理速度、
ネットワークの低スループット等がボトルネックとなっ
て、転送すべき情報量が比較的少ない文字情報や圧縮し
た静止画像の授受が行われていたに過ぎない。
【0003】しかし、近年、コンピュータの処理速度の
向上、ネットワークの高速化が急激に進歩し、転送する
情報量がかなり大規模となる動画像の授受も行われるよ
うになった。今後、動画像をテレビジョン等のアナログ
信号ではなく、コンピュータで処理し得るディジタルデ
ータを上記インターネットに限らず、種々のネットワー
クを介して転送することが一般的になることは必至であ
る。
【0004】このような背景のもとで、ネットワークに
おける動画データの転送速度等の品質を評価すること
は、ネットワーク資産を有効に用いる際に重要である。
動画通信の動画符号及びプロトコルを評価する装置は、
同発明者によって、例えば特願平09−216814号
で案出されている。以下、この技術について簡単に説明
する。
【0005】まず最初に、本明細書中で用いられる用語
についての定義を行う。以下、本明細書においては、
「通信プロトコル」とは、例えばUDP/IP(User D
iagram Protocol/Internet Protocol)のように動画以
外の通信にも利用される通信上のプロトコルとし、送信
器と受信器とでデータ送受信に先だってネゴシエーショ
ンを行うための通信も含むことにする。
【0006】また、本明細書では、「動画符号方式」と
は、動画符号に関するプロトコルであり、動画の通信を
目的とした送信・受信、復号表示、及びネットワーク機
器との間で取り決められた規約を含む意味で用いる。例
えば、国際標準化機構であるISO(International Or
ganization for Standardization)及びIEC(Intern
ational Electrotechnical Commission)によるMPE
G(ISO/IEC-11172)、MPEG−2(ISO/IEC-1381
8)、MPEG−4(ISO/IEC-14496)、ITU(Intern
ational Telecommunication Union)勧告H.320、H.32
4、H.261、H.263 などがある。
【0007】上述したそれぞれの標準・勧告には、動画
符号の複数の方式の組み合わせが記述されている。例え
ば、双方向予測方式、単方向予測方式とよばれる動画符
号化方式があり、MPEG、MPEG−2、MPEG−
4、H.263に共通して用いられている。
【0008】更に、本明細書では、「動画通信プロトコ
ル」とは、動画通信に用いられるプロトコルで、動画符
号方式と通信プロトコルを組み合わせた意味で用いる。
例えば、MPEGに準拠して生成されたデータストリー
ムをUDP/IPに準拠したパケットで送信するなどが
ある。
【0009】次に、動画通信プロトコルの使い分けにつ
いて述べる。画像通信において、どの動画通信プロトコ
ルが最も適しているかは、動画通信の利用目的、利用状
況に応じて様々である。符号化効率が高く少ない符号量
で済む方式や、復号処理遅延時間が短くて済む方式、伝
送エラーの影響を受けにくい方式などがある。
【0010】動画通信の送信器及び受信器における符号
化・復号化の処理を含む動画通信プロトコルの処理は、
機器内部に設けられたCPU(中央処理装置)の処理速
度が向上することによって、ソフトウェアによる処理が
可能となってきた。さらに、このようなソフトウェアを
ネットワークを通じて配布することが容易となってきた
ために、送受信機器での動画通信プロトコルの変更が容
易となってきた。
【0011】このような状況では、さまざまな動画通信
プロトコルの中から、利用目的や利用網に応じて動画通
信プロトコルを選択して利用することが重要である。こ
のために、受信器又は中継器での画像品質を評価して高
い品質を与える動画通信プロトコルを選択する手段を提
供する例として、前述した同発明者による特願平09−
216814に示された「動画通信管理装置」がある。
この動画通信管理装置は、さまざまな階層や種類の情報
を受信器又は中継器から取得して、分析処理を実行し
て、動画品質パラメータを算定する手段を備える。
【0012】上記明細書では動画品質パラメータは、5
つのカテゴリーを表す値をそれぞれ算定するが、ここで
は簡単のために前記動画通信管理装置を整理して、動画
品質パラメータを単一の画質評価値とし、また構成を単
純化して、従来技術を説明する。
【0013】図7は、従来の動画通信管理装置の構成を
示すブロック図である。図7に示されたように、従来の
動画通信管理装置は、ネットワーク(網)20に動画符
号送信器10と動画符号受信機30とが接続され、動画
符号受信器30に動画通信分析装置40が接続された構
成となっている。
【0014】動画符号送信器10はネットワークを介し
て動画符号受信器30へ動画符号を送信する。動画符号
受信器30が受信した動画符号及び通信プロトコルは、
動画符号受信器30での画像品質を左右する。受信品質
の評価を目的として、動画符号受信器30は、受信した
動画符号及び通信プロトコルのデータを品質データとし
て、動画通信分析装置40へ送出する。
【0015】動画通信分析装置40は、方法の異なる複
数の分析処理部42a,42b,…を有する。分析処理
部42a,42b,…各々は、動画符号受信器30から
出力される品質データを入力し、この品質データに基づ
いて分析を行い、分析結果を画像評価値として出力す
る。尚、全ての分析処理部42a,42b,…が共通の
品質データを入力する場合もあり、分析処理部42a,
42b,…各々が互いに異なる品質データを入力する場
合もある。
【0016】分析処理部42a,42b,…の後段に
は、画質評価値記憶部44a,44b,…がそれぞれ設
けられている。この画質評価値記憶部44a,44b,
…は、分析処理部42a,42b,…から出力される画
像評価値をそれぞれ一時的に記憶する。画質評価値記憶
部44a,44b,…の後段には表示部46が設けられ
ている。この表示部46は、ディスプレイ等の表示装置
を備え、画質評価値記憶部44a,44b,…各々から
出力される画像評価値を表示する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上、従来の動画通信
管理装置について説明したが、次に、従来技術の問題点
について説明する。動画符号の送信がリアルタイム通
信、すなわち、動画の時間特性保存のため符号受信が復
号すべき時刻に間に合い、しかも、復号部で復号を待つ
仮想的な符号のバッファリング量が継続的に増加しない
範囲の時刻に受信されるという条件下で送信のタイミン
グが制御される場合を説明する。
【0018】この従来の動画通信評価装置では、一般
に、分析処理方法が原画と受信画像との直接比較を実行
するものであるか、又は、画像を再構成して画像特性を
分析する場合、分析処理規模は復号処理規模より大きく
なる。したがって、復号処理速度と同程度以下の処理速
度では、分析処理が受信される動画符号に間に合わなく
なる。
【0019】この場合にさらに、動画符号の蓄積許容量
を越えて分析処理を行うには、分析対象の符号を断続的
に取り入れる方法が用いられる。この方法を用いた場
合、分析対象の符号が一部であるために、動画全体の画
質評価を行うには、動画の品質を推定する方法を用いる
必要がある。推定であるために、分析処理部で出力され
た画像評価値は、最も確からしい推定値であるが、それ
には推定誤差の範囲が付随することになる。しかしなが
ら、この従来の方法によると、推定誤差が表示されない
ので、大まかな推定値と精度の高い分析による推定値と
を区別して取り扱うことができないという問題があっ
た。
【0020】さらに、図7に示したように、方法の異な
る複数の分析処理部42a,42b,…を備える場合、
分析処理部42a,42b,…が分析結果を出力するま
でに要する時間や、分析処理部42a,42b,…各々
のコストは様々である。品質データの転送に通信料金が
必要な場合となる場合、通信時間と分析処理時間とは多
様であるので、通話料金として必要なコストも様々とな
る。
【0021】おおまかな傾向として、時間やコストのか
かる分析ほど推定誤差の小さい結果が得られる傾向があ
る場合もある。また、分析にかかる時間とコストと得ら
れる推定誤差には必ずしも相関はないこともあり得る。
したがって、時間的に後に得られる分析結果ほど、徐々
に推定誤差が小さくなるということは、必ずしも期待で
きない。
【0022】例えば、一例を挙げると、分析処理部42
aが分析に要する品質データが1キロバイトであり、転
送に0.7秒を必要とし、転送終了から分析処理部42
aで処理結果出力までは0.3秒を要すものとする。一
方、分析処理部42bが分析に要する品質データが1メ
ガバイトあり、転送に10分を必要とし、転送終了から
分析処理部42bで処理結果出力までは50分を要すも
のとする。更に、図示しない分析処理部42cが分析に
要する品質データが10バイトに過ぎない代わりに、デ
ータ準備に時間を費やした結果、転送に9.9秒を必要
とし、転送終了から分析処理部42cで処理結果出力ま
では0.1秒を要すものとする。
【0023】品質データ転送開始から分析結果を出力す
るまでの時間は、分析処理部42aが1秒、分析処理部
42bが1時間、分析処理部42cが10秒である。ま
た、通信に対する課金がデータ量に比例する場合を考
え、100バイトあたり1円とすると、それぞれの分析
処理部でかかる通信料金は、分析処理部42aが10
円、分析処理部42bが1万円、分析処理部42cが
0.1円である。また、分析処理部42a,42b,4
2cはいずれも推定を含み、推定誤差についてはデータ
入力量、時間、コストの違いほどの大差はない場合もあ
る。
【0024】前述の動画通信分析装置の利用者が、動画
品質評価を行うにあたり、時間又はコストに制限がある
場合、出力する分析結果の有する推定誤差が時間又はコ
ストに見合うかどうかを判断することが必要である。と
ころが、複数の分析処理方法を用いて、推定誤差の小さ
な分析結果を得るために長時間の解析を行ったりコスト
が高くなる処理方法によりって処理結果を待つというこ
とは、上記制限があるために期待できないので、所望の
分析結果が得られたかどうか、利用者が判断することが
できないという問題があった。
【0025】さらに、前述の動画通信分析装置の利用者
が、動画品質評価を行うにあたり、得られる推定誤差の
許容水準値を予め持っている場合、動画品質評価を開始
して、複数の分析処理のうち、最初に許容水準値を下回
る推定誤差が出力された時点で、動画品質評価を終了し
たいという場合があるが、同様に所望の分析結果が得ら
れたかどうか、利用者が判断することができない、とい
う問題があった。
【0026】また、複数の分析処理の推定誤差が、互い
に大差がない場合、複数の分析処理の推定値自信の分布
から、ある値の周辺に結果が出力されることにより、動
画品質評価を終了したいという場合があるが、同様に所
望の分析結果が得られたかどうか、利用者が判断するこ
とができない、という問題があった。
【0027】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、利用者の要求する動画品質評価を得ることので
きる動画通信評価装置を提供することを目的とする。よ
り具体的には、動画品質評価を得る際に、利用者の (1)大まかな推定値と、精度の高い分析による推定値
を区別して取り扱う (2)大まかな推定による分析処理と、精度の高い分析
処理を区別して取り扱う (3)制限のある時間内で、効率よく分析結果を得る (4)制限のあるコストの範囲内で、効率よく分析結果
を得る (5)複数の分析処理方法による分析結果の推定値の得
られる範囲を直視しながら、動画品質評価処理を終了す
る (6)予め有する推定誤差の許容水準値に対し、最初に
許容される分析結果が得られたときに、動画品質評価処
理を終了する という判断基準に応じた動画品質評価が得られる動画通
信評価装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数の動画符号方式および複数の通信プ
ロトコルの中から選択して動画をネットワークにディジ
タル動画符号として送信する動画符号送信器と、前記ネ
ットワークを介して送信されてくるディジタル動画符号
を、当該ディジタル動画符号の動画符号方式及び通信プ
ロトコルに合わせて受信・復号する動画符号受信器と、
前記動画符号受信器によって受信された前記動画符号方
式及び前記通信プロトコルに基づいて、動画の画質評価
値の推定値を算定するとともに当該推定値の誤差範囲を
算定する分析手段と、前記推定値及び前記誤差範囲を表
示する表示手段とを備える動画通信分析装置とを具備す
ることを特徴とする。また、本発明は、前記動画通信分
析装置は、前記動画符号方式及び前記通信プロトコルを
入力して分析する方法の異なる複数の分析手段と、前記
複数の分析手段各々に対応して設けられ、前記分析手段
が算定する前記推定値を記憶する推定値記憶手段と、前
記複数の分析手段各々に対応して設けられ、前記分析手
段が算定する前記誤差範囲を記憶する誤差範囲記憶手段
とを備えることを特徴とする。また、本発明は、前記動
画通信分析装置は、前記複数の分析手段のそれぞれの処
理時間を予め算定し、処理時間の短い分析手段から順に
実行することを特徴とする。また、本発明は、前記動画
通信分析装置は、前記複数の分析手段のそれぞれの処理
コストを予め算定し、処理コストの小さい分析手段から
順に実行することを特徴とする。また、本発明は、前記
表示手段は、前記推定値記憶手段に記憶された前記推定
値、又は前記誤差範囲記憶手段に記憶された前記誤差範
囲の更新により、表示の更新を行うことを特徴とする。
また、本発明は、前記表示手段は、前記推定値記憶手段
に記憶された前記推定値のすべてを表示することを特徴
とする。また、本発明は、前記表示手段は、最も小さな
誤差範囲を記憶している誤差範囲記憶手段に対応する分
析手段に対応する推定値記憶手段が記憶する推定値と、
当該誤差範囲記憶手段が記憶する誤差範囲とを表示する
ことを特徴とすることを特徴とする。また、本発明は、
動画通信分析装置は、前記推定値と前記誤差範囲を出力
する出力手段を備えることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態による動画通信評価装置について詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施形態による動画通信評価装
置の構成を示すブロック図である。まず概要を説明す
る。
【0030】図1に示されたように、本発明の一実施形
態による動画通信管理装置は、ネットワーク(網)20
に動画符号送信器10と動画符号受信機30とが接続さ
れ、動画符号受信器30に動画通信分析装置50が接続
された構成となっている。上記動画符号受信器30は、
受信した動画符号及び通信プロトコルのデータを品質デ
ータとして、動画通信分析装置50へ送出する。
【0031】動画通信分析装置50は、方法の異なる複
数の分析処理部52a,52b,…を有する。分析処理
部52a,52b,…各々は、動画符号受信器30から
出力される品質データを入力し、この品質データに基づ
いて分析を行い、推定値及び推定誤差範囲を得る。尚、
全ての分析処理部52a,52b,…が共通の品質デー
タを入力する場合もあり、分析処理部52a,52b,
…各々が互いに異なる品質データを入力する場合もあ
る。
【0032】分析処理部52a,52b,…の後段に
は、推定値記憶部54a,54b,…及び推定誤差範囲
記憶部56a,56b,…がそれぞれ設けられている。
分析処理部52a,52b,…各々は、分析による推定
値を、推定値記憶部54a,54b,…に出力すると同
時に、推定値の持つ推定誤差範囲を、推定誤差範囲記憶
部56a,56b,…それぞれに出力する。
【0033】推定値記憶部54a,54b,…は、入力
した推定値を一時的に記憶し、表示部58に出力する。
推定誤差範囲記憶部56a,56b,…は入力した推定
誤差範囲を一時的に記憶し、表示部58に出力する。表
示部58は入力される推定値と推定誤差範囲とを表示す
る。それぞれの分析結果が出力されるたびに、表示を更
新する。表示の方法については後述する。
【0034】次に、分析処理部52a,52b,…にお
ける分析処理について説明する。動画符号には、前記M
PEG−2(ISO/IEC−13818)を使用す
る。
【0035】分析処理部52aは、例えば品質データと
してテレビ電話におけるような、利用目的が人物胸像の
動画伝送であることを意味するパラメータ、アナログ電
話網におけるモデムの最大ビットレートを表すパラメー
タ、及び動画パラメータとして、画面サイズ・フレーム
レート・色差フォーマット・単方向予測使用をはじめと
するパラメータを入力する。これらの情報から人物胸像
の場合の動画について、符号レートを推定する。
【0036】ここで、上記「画面サイズ」、「フレーム
レート」、「色差フォーマット」、及び「単方向予測」
は、前記MPEG−2(ISO/IEC−13818)
における用語であり、本明細書で詳細な説明を省略する
が、簡潔に説明する。「画面サイズ」とは、画面が多く
の画素から成ると見なしたときの一画面を構成する画素
の数であり、又は解像度ともいう。通常、矩形画面で画
素が格子状に並ぶので、縦の画素数と横の画素数で表す
ことが多い。3原色カラーの場合は、輝度の画素に相当
する数で表す。
【0037】「フレームレート」とは、動画を一枚一枚
の静止画の連続と見なしたとき、それぞれの静止画をフ
レームといい、単位時間当たりのフレーム数をフレーム
レートという。「色差フォーマット」とは、3原色カラ
ーRGBをディジタルデータ表現する方式をいい、モノ
クロ技術との整合のため、輝度値と2種の色差値で表す
ことが多い。さらに視覚特性により色差値を間引き、隣
接2×2画素の輝度値それぞれ4個あたり色差値は2種
それぞれ1個を割り当てるフォーマットも多く用いられ
る。
【0038】「単方向予測」とは、符号量削減のため、
基準のフレームと近接フレームとの差分画像を符号化し
て、復号時に基準フレームに差分画像を加算して近接フ
レームを復元するというフレーム間時間予測符号化方式
の一種で、基準のフレームの時間よりあとの近接フレー
ムを予測する方法をいう。これに対して双方向予測と
は、2枚の基準フレームの時間的に中間のフレームを予
測する目的で、両側の基準フレームからの内挿画像との
差分画像を符号化する方法である。
【0039】分析処理部52bは、例えば動画の数フレ
ーム分の動画符号を品質データとして入力し、フレーム
間時間予測符号化方式の種類を分析し、各種フレームの
符号量を算定し、分析しないフレームにおける符号レー
トも推定するものとする。図示しない分析処理部52c
は、例えば品質データとして、利用目的が人物胸像の動
画伝送であることを意味するパラメータと、動画パラメ
ータとして、あらかじめ頻出するパラメータの組み合わ
せを表すコード、例えば、「SP@ML」を入力し、こ
れらの情報から人物胸像の場合の動画について、符号レ
ートを推定するものとする。
【0040】上記「SP@ML」とは、上述した画面サ
イズ、フレームレート、色差フォーマット、フレーム間
時間予測符号化方式種について特定の仕様を組み合わせ
た総合仕様を指し、詳細な仕様がMPEG−2(ISO
/IEC−13818)にて定められている。
【0041】ところで、前述の分析処理部52a、52
b,…の符号レートの代わりに、画像誤差率を推定する
場合もある。パケット損失や伝送誤りにより動画符号の
部分的な欠損が生じた場合に、分析処理部52bでは各
符号ビットの欠損とその画像への影響をすべて算定し、
画像誤差率を統計的に推定することができる。他の分析
処理部に比べると、処理時間は長時間を要するが推定誤
差は比較的小さい。このときに動画符号受信部30にお
ける動画表示でコンシールメント機能の有無を表す品質
データが入力されれば、画像誤差率の推定誤差はさらに
小さくなる。
【0042】ここで、「コンシールメント」とは、動画
符号の一部が欠損した場合、視覚的に欠損を目立たない
ようにする目的で、画像のある部分が欠損した場合、隣
接フレームの同じ位置の画像や、同じフレームのすぐ上
の部分の画像をコピーして表示する方法である。
【0043】次に、上記構成における本発明の一実施形
態による動画通信評価装置の動作について説明する。以
下の説明においては。分析処理部52a,52b,…の
分析時間は様々であってよい。
【0044】まず、複数の分析処理を並列に実行する場
合について図2を参照して説明する。図2は、分析処理
部52a,52b,…が並列に分析処理を実行する場合
の処理過程を示すタイムチャートである。まず、動画符
号受信器30から品質データD1が送出されると、品質
データD1は動画通信分析装置50内の分析処理部52
a,52b各々へほぼ同時に入力される。動画符号受信
器30が品質データD1の送出を完了するにはある程度
の時間を要する。
【0045】図2に示されたように、分析処理部52
a,52bは、品質データD1を受信してから所定時間
が経過すると、品質データD1の受信を完了していない
場合であっても分析処理を開始する。分析処理部52
a,52bは、分析処理を終了すると、分析によって得
られた推定値P1,P2を推定値記憶部54a,54b
へそれぞれ出力する。更に、分析によって得られた推定
誤差が推定誤差範囲記憶部56a,56bそれぞれに出
力される。
【0046】推定値記憶部54a,54bが記憶する推
定値P1,P2、及び推定誤差範囲記憶部56a,56
bが記憶する推定誤差は、表示部58に出力される。
尚、図2に示されているように、分析処理部52aの処
理が終了し、且つ分析処理部52bの処理が終了された
時点、つまり処理の遅い方に合わせて推定値P1,P2
及び推定誤差が出力される訳ではなく、推定値記憶部5
4a,54b各々が処理を終えた時点で推定値P1,P
2及び推定誤差が出力される。従って、表示部58に推
定値P1及び推定誤差が入力される時点と、推定値P2
及び推定誤差が入力される時点とは異なる。
【0047】次に、複数の分析処理を逐次実行する場合
の処理について図3を参照して説明する。図3は分析処
理部52a,52b,…各々が複数の分析処理を逐次実
行する場合の処理過程を示すタイムチャートである。
【0048】まず、動画符号受信器30から品質データ
D1が送出されると、品質データD1は動画通信分析装
置50内の分析処理部52aに入力される。動画符号受
信器30が品質データD1の送出を完了するにはある程
度の時間を要する。
【0049】分析処理部52aが品質データD1を受信
すると受信を開始した時点から所定の時間経過後に分析
処理を開始する。分析処理部52aは、分析処理を終了
すると、分析によって得られた推定値P1を推定値記憶
部54aに出力し、更に、分析によって得られた推定誤
差が推定誤差範囲記憶部56aに出力する。推定値記憶
部54aが記憶する推定値P1、及び推定誤差範囲記憶
部56aが記憶する推定誤差は、表示部58に出力され
る。
【0050】次に、動画符号受信器30から品質データ
D2が送出されると、品質データD2は動画通信分析装
置50内の分析処理部52bへ入力される。動画符号受
信器30が品質データD2の送出を完了するにはある程
度の時間を要する。
【0051】分析処理部52bが品質データD2を受信
すると、受信を開始した時点から所定の時間経過後に分
析処理を開始する。分析処理部52bは、分析処理を終
了すると、分析によって得られた推定値P2を推定値記
憶部54bに出力し、更に、分析によって得られた推定
誤差が推定誤差範囲記憶部56bに出力する。推定値記
憶部54bが記憶する推定値P2、及び推定誤差範囲記
憶部56bが記憶する推定誤差は、表示部58に出力さ
れる。
【0052】このように、分析処理部52a,52bが
複数の分析処理を逐次実行するようにした場合には、品
質データの送信や分析処理の実行に対して、利用者が動
画品質評価に当たって時間又はコストに制限があると
き、又は利用者が推定精度の許容水準値を予め持ってい
るとき、最初に許容される分析結果が得られた時点にお
いて動画品質評価処理を終了できるために、それぞれの
分析処理の結果が出力するたびに、又はいつでも利用者
が終了させることができれば、利用者の必要な時間とコ
スト以上を費やすことを避けることができる。
【0053】つまり、図3においては、分析処理部52
aの分析処理が終了し、その結果が表示部58へ出力さ
れた後に、動画符号受信器30は品質データD2の送信
を開始する。この場合において、利用者が表示部58に
表示された分析処理部52aの分析処理結果を参照して
分析処理を終了したいと考えれば、その時点で解析処理
を終了できるため、分析処理部52bによる余計な分析
処理を行う必要はなく、分析処理部52bが分析処理に
要する時間又はコストを一切無くすことができる。
【0054】また、図3に示した場合において、利用者
が時間の制約がある場合、複数の分析処理の中で処理時
間を予め算定し、処理時間の短い分析手段から順に実行
してもよい。処理に長時間を有する分析処理が開始され
る時点までに、それまでの結果で利用者が満足すれば長
時間を有する分析処理は実行しなくても良い。
【0055】更に、図3に示した場合において、利用者
がコストの制約がある場合、複数の分析処理の中でコス
トを予め算定し、コストの小さい分析手段から順に実行
してもよい。大きなコストを要する分析処理が開始され
る時点までに、それまでの結果で利用者が満足すれば大
きなコストを要する分析処理実行しなくても良い。
【0056】次に、表示部58について詳細に説明す
る。表示部58は入力される分析処理の結果(推定値及
び推定誤差)どうしを比較し、信頼度の高い処理方法の
結果を知ることにより、利用者が予め推定精度の許容水
準値を持ち、最初に許容される分析結果が得られた時点
で、動画品質評価処理を終了する。表示部58は、動画
品質評価処理を終えた時点でディスプレイ等にその結果
を表示する。
【0057】図4は、表示部58の表示内容の一例を示
す図である。この図4においては、最も小さな推定誤差
を持つ分析処理による結果が表示される例が示されてい
る。図2及び図3に示されたように、分析処理部52a
の分析結果と、分析処理部52bの分析結果とは異なる
時点で表示部58に入力される。最初の分析結果(図2
及び図3の例では、分析処理部52aの分析結果)が入
力されると表示部58は、入力される分析結果の推定値
P1及び推定誤差に基づいて、図4(a)に示す表示を
行う。
【0058】図4(a)において、横軸は動画品質を示
す。記号L1が付されているものは、利用者によって予
め入力されている定精度の許容水準値である。また、記
号P1が付された箇所は、入力される推定値P1が許容
水準値L1に対してどの程度偏差しているかを示す。ま
た、記号R1が付された箇所は入力される推定誤差に基
づいて推定誤差範囲を示す。
【0059】図4の例においては、分析処理結果が出力
された時に、それまでの表示結果とそれぞれの推定誤差
を比べ、新たな結果の方が推定誤差が小さければ、表示
を更新し、逆の場合は表示を更新しないつまり、分析処
理部52bの分析処理が終了した後に入力される分析結
果の推定誤差P2が推定誤差P1よりも小さければ表示
を更新し、分析処理部52bの分析結果が表示される。
図4(b)にその表示例を示す。
【0060】次に、表示部58における他の表示方法に
ついて説明する。この例においては、表示部58は、複
数の分析処理の信頼度を比較せず、さまざまな分析処理
による推定値の分布を表示する。このように表示するこ
とにより、利用者は表示内容を直視することにより、動
画品質評価処理を終了できる。図5は、表示部58の他
の表示例を示す図である。
【0061】図4に示した例では、時系列で表示部83
に入力される分析結果に対し、推定値が小さければ表示
を順次を更新するようにしていた。この例では、例えば
分析処理部52aの分析結果が最初に入力された場合に
は、図5(a)に示したように、この分析結果を表示
し、他に入力される分析結果は推定値のみを一度に表示
する。例えば7種の分析処理の結果が得られた場合に
は、図5(b)に示したように、7種の分析処理の結果
の推定値のみがすべて表示される。
【0062】尚、図5(b)では、推定値が近接する箇
所があるため、記号P2′が付された箇所で重複してい
る。また、図5(b)に示したように、推定値を全て表
示した場合、これらの推定値のほぼ中央に推定値が頻出
する。つまり、上記のように記号P2′が付された箇所
で重複することがわかるので、これによって動画品質推
定の目的を達し、動画品質評価処理を終了できる。
【0063】尚、表示部58に関する、前述2通りの表
示方法を統合して、複数の分析処理による推定値と推定
誤差範囲は、図1中の推定値記憶部54a,54b,…
及び推定誤差範囲記憶部56a,54,…に記憶されて
いるので、図4に示した表示方法と図5に示した表示方
法を適宜切り替えて、表示してもよい。
【0064】ところで、表示部58に表示される推定値
は、通信特性を表すある1つのカテゴリーに対するもの
を一次元表示するものであった。画像評価値は、複数の
カテゴリーについて分析結果を算定しても良い。例え
ば、特願平09−216814による「動画通信管理装
置」では、 (1)符号量 (2)画像誤差率 (3)遅延時間 (4)端末処理量 (5)利用コスト という5種類のカテゴリーの画像評価値を算定する。
【0065】この場合に、5種類それぞれについて、算
定する推定値と推定誤差範囲を表示した例を図6に示
す。図6は、複数のカテゴリーがある場合に表示部58
の表示例を示す図である。図6では中心から放射状に伸
びるそれぞれの線分が、前述5種類のカテゴリーの画像
評価値のうちの一種類を意味する。図6(a)は分析途
中に表示部58に表示される例を示している。
【0066】図中記号R10が付された範囲が推定誤差
範囲を示しており、記号L10が付された折線が各々の
カテゴリに対する許容水準値を線分で結んだものを示し
ており、記号P10が付された折線が、各々のカテゴリ
に対する推定値を線分で結んだものを示している。図示
されたように、分析途中では、推定誤差R10の値が大
きく、許容水準値L10を上回るかどうか定まらない。
【0067】図6(b)は分析結果である。図中記号R
20が付された範囲が推定誤差範囲を示しており、記号
L20が付された折線が各々のカテゴリに対する許容水
準値を線分で結んだものを示しており、記号P20が付
された折線が、各々のカテゴリに対する推定値を線分で
結んだものを示している。図示されたように、分析結果
では推定誤差R20は小さくなり、許容水準L20に対
する判定の確度が高くなる。
【0068】尚、上述した実施形態において、ネットワ
ーク(網)20は、単一の網あるいは、異種の網が相互
接続したものでもよい。また、相互接続点に中継装置を
設置したものでもよい。動画符号送信器10と、動画符
号受信器30は、一対一の通信を行うものでも良いし、
それぞれ、一対多、多対多の通信を行うものでもよい。
【0069】また、動画符号受信器30は、動画通信分
析装置50に対してネットワーク(網)20を経由して
もよいし、他の通信手段を利用して送信しても良い。ま
た、動画符号受信器30は画像復号手段と表示手段を持
ってもよいし、一旦動画符号を受信して、記載しないが
別の受信器に動画符号を送信する手段を有してもよい。
更に、動画通信分析装置50は、推定値と誤差範囲とを
出力する出力装置を備えていてもよい。
【0070】以上、本発明の一実施形態による動画通信
評価装置について説明したが、本発明は、上記実施形態
に制限されるわけではなく、本発明の範囲内で自由に変
更が可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による動画
通信評価装置によれば、複数の動画符号方式および複数
の通信プロトコルの中から選択して動画をネットワーク
にディジタル動画符号として送信する動画符号送信器
と、前記ネットワークを介して送信されてくるディジタ
ル動画符号を、当該ディジタル動画符号の動画符号方式
及び通信プロトコルに合わせて受信・復号する動画符号
受信器と、前記動画符号受信器によって受信された前記
動画符号方式及び前記通信プロトコルに基づいて、動画
の画質評価値の推定値を算定するとともに当該推定値の
誤差範囲を算定する分析手段と、前記推定値及び前記誤
差範囲を表示する表示手段とを備える動画通信分析装置
とを備えたので、大まかな推定値と、精度の高い分析に
よる推定値を区別して取り扱うことができるという効果
がある。また、前記動画通信分析装置は、前記動画符号
方式及び前記通信プロトコルを入力して分析する方法の
異なる複数の分析手段と、前記複数の分析手段各々に対
応して設けられ、前記分析手段が算定する前記推定値を
記憶する推定値記憶手段と、前記複数の分析手段各々に
対応して設けられ、前記分析手段が算定する前記誤差範
囲を記憶する誤差範囲記憶手段とを備えたので、大まか
な推定による分析処理と、精度の高い分析処理を区別し
て取り扱うことができるという効果がある。また、前記
動画通信分析装置は、前記複数の分析手段のそれぞれの
処理時間を予め算定し、処理時間の短い分析手段から順
に実行するので、利用者は、制限のある時間内で、効率
よく分析結果を得ることができるという効果がある。ま
た、前記動画通信分析装置は、前記複数の分析手段のそ
れぞれの処理コストを予め算定し、処理コストの小さい
分析手段から順に実行するので、利用者は、制限のある
コストの範囲内で、効率よく分析結果を得ることができ
るという効果がある。また、前記表示手段は、前記推定
値記憶手段に記憶された前記推定値のすべてを表示する
ので、利用者は、複数の分析処理方法による分析結果の
推定値の得られる範囲を直視しながら動画品質評価処理
を終了できるという効果がある。また、前記表示手段
は、最も小さな誤差範囲を記憶している誤差範囲記憶手
段に対応する分析手段に対応する推定値記憶手段が記憶
する推定値と、当該誤差範囲記憶手段が記憶する誤差範
囲とを表示するので、利用者は、推定誤差の許容水準値
を予め持っている場合、最初に許容される分析結果が得
られたときに、動画品質評価処理を終了できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による動画通信評価装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 分析処理部52a,52b,…が並列に分析
処理を実行する場合の処理過程を示すタイムチャートで
ある。
【図3】 分析処理部52a,52b,…各々が複数の
分析処理を逐次実行する場合の処理過程を示すタイムチ
ャートである。
【図4】 表示部58の表示内容の一例を示す図であ
る。
【図5】 表示部58の他の表示例を示す図である。
【図6】 複数のカテゴリーがある場合に表示部58の
表示例を示す図である。
【図7】 従来の動画通信管理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 動画符号送信器 20 ネットワーク 30 動画符号受信器 50 動画通信分析装置 52a,52b,… 分析処理部(分析手段) 54a,54b,… 推定値記憶部(推定値記憶手
段) 56a,56b,… 推定誤差範囲記憶部(誤差範囲
記憶手段) 58 表示部(表示手段)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の動画符号方式および複数の通信プ
    ロトコルの中から選択して動画をネットワークにディジ
    タル動画符号として送信する動画符号送信器と、 前記ネットワークを介して送信されてくるディジタル動
    画符号を、当該ディジタル動画符号の動画符号方式及び
    通信プロトコルに合わせて受信・復号する動画符号受信
    器と、 前記動画符号受信器によって受信された前記動画符号方
    式及び前記通信プロトコルに基づいて、動画の画質評価
    値の推定値を算定するとともに当該推定値の誤差範囲を
    算定する分析手段と、前記推定値及び前記誤差範囲を表
    示する表示手段とを備える動画通信分析装置とを具備す
    ることを特徴とする動画通信評価装置。
  2. 【請求項2】 前記動画通信分析装置は、前記動画符号
    方式及び前記通信プロトコルを入力して分析する方法の
    異なる複数の分析手段と、 前記複数の分析手段各々に対応して設けられ、前記分析
    手段が算定する前記推定値を記憶する推定値記憶手段
    と、 前記複数の分析手段各々に対応して設けられ、前記分析
    手段が算定する前記誤差範囲を記憶する誤差範囲記憶手
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載の動画通信
    評価装置。
  3. 【請求項3】 前記動画通信分析装置は、前記複数の分
    析手段のそれぞれの処理時間を予め算定し、処理時間の
    短い分析手段から順に実行することを特徴とする請求項
    2記載の動画通信評価装置。
  4. 【請求項4】 前記動画通信分析装置は、前記複数の分
    析手段のそれぞれの処理コストを予め算定し、処理コス
    トの小さい分析手段から順に実行することを特徴とする
    請求項2記載の動画通信評価装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記推定値記憶手段に
    記憶された前記推定値、又は前記誤差範囲記憶手段に記
    憶された前記誤差範囲の更新により、表示の更新を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の動画通信評価装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記推定値記憶手段に
    記憶された前記推定値のすべてを表示することを特徴と
    する請求項2記載の動画通信評価装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、最も小さな誤差範囲を
    記憶している誤差範囲記憶手段に対応する分析手段に対
    応する推定値記憶手段が記憶する推定値と、当該誤差範
    囲記憶手段が記憶する誤差範囲とを表示することを特徴
    とすることを特徴とする請求項2記載の動画通信評価装
    置。
  8. 【請求項8】 動画通信分析装置は、前記推定値と前記
    誤差範囲を出力する出力手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の動画通信分析装置。
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