JP3491514B2 - 遠心分離装置 - Google Patents

遠心分離装置

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JP3491514B2
JP3491514B2 JP07059398A JP7059398A JP3491514B2 JP 3491514 B2 JP3491514 B2 JP 3491514B2 JP 07059398 A JP07059398 A JP 07059398A JP 7059398 A JP7059398 A JP 7059398A JP 3491514 B2 JP3491514 B2 JP 3491514B2
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JP
Japan
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sliding door
robot hand
rotor
chamber
centrifuge
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JP07059398A
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JPH11262685A (ja
Inventor
政典 吉岡
浩 早坂
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料を遠心分離機
のロータに自動的に搬入搬出するロボットを有する遠心
分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遠心分離装置には、試料の入った
試料容器(試験管)を立てたラックをロボットハンドが
掴み、ロータに架けられたバケットにセットし、ロータ
をモータにより高速回転させて試料の遠心分離を行い、
遠心分離後に再びロボットハンドがバケットからラック
を取り出して所定位置に置き、且つ前記遠心分離工程の
前後にロボットハンドがロータを囲うチャンバ上面に設
けられたスライド開閉式ドアの開閉をするといった一連
の作業を自動的に行うものがある。そして、前記スライ
ド式ドアは2本のレールの上に載って滑って移動できる
構造となっており、その重量はロボットハンドの力で押
して移動させることが可能な程度の軽重量となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遠心
分離装置では、どうしてもロータ回転中にはチャンバ内
の圧力が上昇してチャンバ外の圧力よりも高くなり圧力
差が生じ、上記したように前記スライド式ドアが軽量の
ため浮き上がってしまう。そうなると、エア漏れによる
風切り音やドアの振動により騒音が発生してしまう。
(図3に示す状態)この場合、本来ならば前記スライド
式ドアの重量をロータ回転中のチャンバ内の高い圧力に
よっても浮き上がらない重い重量とすれば良いのだが、
そうしてしまうと今度はドアが重いためにスライド式ド
アを前記ロボットハンドにより押して移動させることが
できなくなったり、スライド式ドアを押して移動させる
ために必要な力をだせるように前記ロボットハンドの動
力アップをする必要が生じて構造が大掛かりになった
り、機構そのものを変更せざるをえなかったり、製品重
量も原価もアップする要因になり兼ねない。
【0004】また、ロータ回転中に試料容器が破裂した
り、何らかの原因によりバケットがロータから離脱する
等の破壊現象が起きたときに、チャンバ外に試料や破片
が浮き上がったスライド式ドアの隙間から飛び出した
り、さらにスライド式ドアそのものを押しのけたりする
というユーザーに対する危険性が存在する。
【0005】本発明は以上のことを鑑みてなされたもの
で、その目的とするところはロータ回転中のチャンバ内
の圧力上昇時に前記スライド式ドアが浮き上がらないよ
うにしてユーザーの使用環境に騒音等の悪影響を及ぼさ
ないようにすると共に、ロボットハンドの機構をなるべ
く簡素化した経済的な遠心分離装置を提供することにあ
る。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、ロータ回転
中にチャンバ内の内容物が飛び出さないように考慮し
た、ユーザーに対して安全な遠心分離装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ロータ
回転中に閉まっているスライド式ドアを上から押さえつ
けることができるロボットハンドを備えた遠心分離装置
が提供される。
【0008】また、本発明によれば、ロータ回転中に閉
まっているスライド式ドアを上から押さえつけている間
は位置を動かせないようにロックされるロボットハンド
を備えた遠心分離装置が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を以下に図面を
用いて説明する。
【0010】図1は本発明の適用対象となる遠心分離装
置の全体図、図2はそれに使用されるスライド式ドアが
閉まっているところをロボットハンドが上から押さえつ
けている状態を側面から見た図である。
【0011】図1において、遠心分離装置1は、スライ
ド式ドア6の下方に位置するチャンバ2内でモータ(図
示せず)によって回転駆動されるロータ3と、ロータ3
の中心に対して対称に懸架された4個のバケット4と、
バケット4に対してラック5を搬入出するロボットハン
ド7から構成される。ロボットハンド7は、リンクアー
ム機構10によって上下方向及び左右方向に自在に移動
可能に構成されている。また、スライド式ドア6の一端
にはフランジ6aが設けられており、このフランジ6a
にロボットハンド7を当接した状態で、ロボットハンド
7をリンクアーム機構10によって左右に移動させるこ
とにより、スライド式ドア6の開閉を行っている。
【0012】図2は本発明の一実施例になるスライド式
ドア6の閉状態を示すもので、レール8の上に載って滑
るスライド式ドア6、スライド式ドア6と開口部の隙間
をシールするドアシール9、スライド式ドア6を上から
押さえつけるロボットハンド7が一連の構成を成してい
る。スライド式ドア6は、図中左右方向に移動可能であ
り、右方に移動してチャンバ2を閉塞し、左方に移動し
てチャンバ2上方を開放する。図2は閉状態(即ちチャ
ンバ2を閉塞した状態)であり、この状態から、スライ
ド式ドア6のフランジ6aの左側面にロボットハンド7
を当接させ、リンクアーム機構10によってロボットハ
ンド7を右方向に移動することで、スライド式ドア6を
移動する。スライド式ドア6は、左右方向に移動すると
きにはレール8上に載って滑り、閉状態(図2の状態)
のときはレール8から外れて、ドアシール9に載置す
る。このドアシール9によってスライド式ドア6と開口
部の隙間をシールするわけであるが、ロボットハンド7
がスライド式ドア6表面に下方向の力をかけて押さえつ
けて、ロータ3回転中のチャンバ2の中の内圧の作用に
よるスライド式ドア6の浮き上がりを防ぐことによりエ
ア漏れによる風切り音やスライド式ドア6の振動による
騒音発生をなくしている。なお、ロボットハンド7によ
るスライド式ドア6表面への力は、ロボットハンド7の
自重によっても良いし、リンクアーム機構10によって
下方向に力を発生させても、結果的にチャンバ2の内圧
よりも、スライド式ドア6の自重とロボットハンド7に
よって与える力の合力のほうが大きければ良い。
【0013】なお、図3は従来例を示すものであり、図
3に示す従来のスライド式ドア閉状態は、ロータ3回転
中のチャンバ2の中の内圧の作用によるスライド式ドア
6の浮き上がりにより、ドアシール9とスライド式ドア
6の間に隙間が発生してエア漏れによる風切り音やスラ
イド式ドア6の振動による騒音が発生する場合があっ
た。
【0014】また、本発明を実施するにあたって、図2
に示すスライド式ドア6を上から押さえつけているロボ
ットハンド7の位置を自重で載っているだけでなく動か
ないようにロックすると内圧よりも大きな力に対しても
さらに強くなり、ロータ回転中に試料容器が破裂した
り、最悪バケットが離脱する等の破壊現象が起きたとき
に、チャンバ外に試料や破片が浮き上がったスライド式
ドアの隙間から飛び出したり、さらにスライド式ドアそ
のものを押しのけたりするというユーザーに対する危険
性がなくなる。
【0015】さらに本発明を実施するにあたって、スラ
イド式ドア6のロボットハンド7が接触する面にゴム板
を貼り付ければ、ロボットハンド7による繰り返し使用
上の接触キズ防止になり外観保護になり、チャンバ2の
中を冷却した場合のスライド式ドア6表面の結露防止に
もなる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ロボッ
トハンドのような機構を備えた装置であれば、余分で複
雑な機構を設けることなくスライド式ドア等の開閉式蓋
の浮き上がりがなくなり、遠心分離装置だけでなく他の
密閉室を持つ装置等の騒音防止や安全対策として便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した遠心分離装置の一実施例を
示す全体図。
【図2】 本発明における、スライド式ドアの閉状態の
一実施例を示す側面図。
【図3】 従来のスライド式ドアの閉状態の一実施例を
示す側面図。
【符号の説明】
図において、1は遠心分離装置、2はチャンバ、3はロ
ータ、4はバケット、5はラック、6はスライド式ド
ア、7はロボットハンド、8はレール、9はドアシール
である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−134345(JP,A) 特開 昭60−52281(JP,A) 特開 平4−13527(JP,A) 特開 平4−156965(JP,A) 特開 平7−80355(JP,A) 実開 昭53−135872(JP,U) 実開 平2−40452(JP,U) 実開 平1−170453(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B04B 11/00 B04B 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を内蔵するロータと、該ロータを回
    転可能に内蔵するチャンバと、該チャンバの上面で移動
    可能なスライド式ドアとを有し、更に該ロータに該試料
    を搬入出するロボットハンドを有する遠心分離装置にお
    いて、前記ロータが回転中に、前記ロボットハンドによ
    り前記スライド式ドアの上面を押さえることを特徴とす
    る遠心分離装置。
  2. 【請求項2】 前記ロボットハンドが前記スライド式ド
    アを押さえつけている場合に、前記ロボットハンドの位
    置を移動不能にロックすることを特徴とする請求項1記
    載の遠心分離装置。
  3. 【請求項3】 前記スライド式ドアの前記ロボットハン
    ドが接触する面にゴム板を貼り付けたことを特徴とする
    請求項1及び2のいずれか記載の遠心分離装置。
JP07059398A 1998-03-19 1998-03-19 遠心分離装置 Expired - Lifetime JP3491514B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP07059398A JP3491514B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 遠心分離装置

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JP07059398A JP3491514B2 (ja) 1998-03-19 1998-03-19 遠心分離装置

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Publication Number Publication Date
JPH11262685A JPH11262685A (ja) 1999-09-28
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