JP3490819B2 - 低騒音装置筐体 - Google Patents

低騒音装置筐体

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JP3490819B2
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重雄 佐藤
和潔 高野
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山陽電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、動作時に騒音を発
生する要素を有する機械装置を収容する筐体であって、
その騒音が外部に与える影響が極めて少ないような防音
構造を有し、さらに該機械装置を保守するための分解や
組立の作業が容易なように改良された筐体に関する。 【0002】 【従来の技術】低騒音を要求される装置類の状況は、近
年とみに高まっており、なかでも医療機器に対するこの
要求は高く、在宅酸素療法に使用する酸素濃縮装置や、
人工呼吸器用の空気供給装置に対する要求は強い。これ
等は長時間連続使用する機器類であり、加えてまわりに
同居の家族や人々が生活しているためである。 【0003】例えば、医療用酸素濃縮器は、患者が家族
のいる宅で長期にわたって使用するものであり、連続し
て24時間使用するため、夜の安眠を妨げないよう静か
な装置が要求されている。このため装置は、モーターや
空気圧縮機等騒音を発生する部品は二重に防音箱に入れ
られて、騒音が外に漏れないよう工夫されている。 【0004】一方、医療器として長期にわたって安定し
て動作し、酸素を供給することが必要であるため、定期
的な保守点検が必要であり、その際、保守員により装置
の主要部品等の点検が出来るように分解が容易にできな
ければならない。しかるに防音上の必要性から、二重の
防音筐体になっている装置はその保守の際の分解作業が
複雑である。(図4参照)上ケースAを取外し、コ
ンプレッサー等の騒音を発する部品が収納されている内
箱Cを架体Bより取出す。そして内箱Bのフタ又はケ
ースをビスを外して取外し、やっと内部の部品を点検す
ることになる。架体Bには騒音を出さない部品類が取付
けられている。このような分解,組立性が複雑なのは保
守員に大変な工数と苦労をかけている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】騒音の漏出を低く押さ
えた筐体でありながら、装置の組立と装置機能を安定的
に維持する保守点検,分解,再組立作業が容易に出来る
ような装置筐体を提供する。 【0006】 【課題を解決するための手段】主に水平板と垂直板とに
より構成した架体の垂直部分の一面に空気圧縮器,電磁
弁,冷却用ファン等、動作時に騒音を発生する機能構成
部品を取付けるとともに、該架体の他方の一面に吸着筒
やバッファタンク等の構成部品を取付け、垂直面の一部
の壁を持たない第1筐体(B)に、前記の架体の動作時
に騒音を発生する機能部品を取付けた側が該第1筐体の
中に入るようにして組合わせることにより、この架体
(C)の垂直板(3)が該第1筐体(B)の欠けた壁を
成すようにして密閉筐体を構成し、この密閉筐体に上方
より外箱である第2筐体(A)をかぶせることにより、
更なる防音機能を有するように構成した装置筐体とす
る。なお、前記の架体は、水平板と垂直板を主体にして
構成したが、これら以外の構成要素を付加したものであ
っても本発明の作用効果に変わりはない。例えば、垂直
板の垂直状態を維持するための補強部材や構成部品を取
付ける為の取付板あるいは取付金具等。 【0007】 【発明の実施の形態】装置の機能構成部品を架体に組付
けたり、保守を行う場合は、手や工具が入り易く、作業
がやり易くなるよう部品類がむき出しになっている事が
好ましい。そのためには架体の構造は作業のじゃまにな
る構造体が少ないよう水平板とそれに垂直に立っている
垂直板に装置の機能を司る構成部品を主体的に配置する
構成とする。これは多くの部品が取付けられるため重く
なることが予想されるので、その筐体への取付け、取外
しが容易になるよう第1の筐体の底面を構成する面に架
体をのせて横方向より押し込むことにより容易にセット
出来るのが好ましく、そして架体の垂直板が第1筐体の
欠けた壁面を構成し、密閉筐体とする。すなわち当構成
部品類が装置作動時に発生する騒音を外部に出ないよう
防音密閉筐体を構成するため一面又は二面が無い筐体が
機能部品が取付けられている架体と組み合わせることに
より架体の水平板又は水平板と垂直板が当該第1の筐体
の欠けた面壁を構成して密閉(音的に)筐体を構成する
ものである。 【0008】このように第1の筐体により騒音発生部品
を包み込み、更に第1筐体の底面板を第2の筐体底面壁
とするよう上から第2の筐体をかぶせて防音箱を構成す
る。このように二重に防音を行う構造ではあるが、その
分解性は容易で第2筐体を下部止め金を外して上方へ抜
き、第2筐体を横の止め金を外して架体を横に抜くこと
により部品が露出して全てアクセス出来る。但し、強性
空冷が必要な装置であれば、冷却風の通路が各々に必要
であることは従来の考えと同じである。 【0009】 【実施例】防音用の密閉した二重箱と露出された部品を
求められる保守の容易性の相矛盾する事柄を追求してい
るなかで本発明に至った。その1実施例を図1に示す。
これは図2にフローシートを示す酸素濃縮装置である。
この図2において、動作時に騒音を発生する部品類,空
気圧縮器12,電磁弁14,14′,サイレンサー2
0,フィルター16及び図1の冷却用ファン10を架体
Cの一部であって第1筐体Bと組み合わされたとき筐体
の内側になる水平板4及び垂直板3に取付ける。騒音の
発生しない吸着筒13及びバッファタンク19は垂直板
3の外側に取付けて配管及び配線で接続する。同じく本
装置の動作機能を制御する制御部15は騒音を発しない
ので第1筐体Bの上部にある筐体上部仕切板6とともに
操作盤が取付けられ制御部15に信号類が入るのでその
近くに配置してある。但し、制御部を架体Cに取付けて
もさしつかえない。 【0010】又、この図1において、部品類を取付けた
架体Cを第1の筐体Bに押し込むと架体Cの垂直板3が
筐体の開口面をふさぎ密閉筐体E,Fを構成する。そし
てこの密閉状態に第2筐体Aを上方よりかぶせて、更に
防音効果を高める。しかし、空気圧縮器や電子機器類を
含む本装置は熱を持つので冷却が必要となる。そしてこ
の冷却風の通り道より音が漏出するので十分な配慮が必
要である。この例では一番大きな騒音を発生する空気圧
縮器類のある密閉筐体Fを密閉筐体Eの下流に置き、冷
却風通路を逆向きに騒音が吸入窓まで出て行くようその
通路長を長く取っている。密閉筐体Eには冷却用ファン
10により開口11より、冷却風を密閉筐体Fに送り込
んで空気圧縮器12を冷却した後、底部にある開口17
より床下に取付けられているダクトを通して外気に放出
される。この冷却風の流入は第2筐体Aに開口する窓7
より室Dを通り密閉筐体Eへダクト板9で通路を長くし
た後入ってくる。 【0011】この図2に示すのは酸素濃縮装置の例で、
空気圧縮器12で外気をフィルター16を通して空気中
の塵埃を除いて取込み、圧縮して酸素より窒素ガスを良
く吸着するゼオライトが充填してある吸着筒13に送り
こみ、窒素ガスを吸着除去し濃縮した酸素ガスを取出
し、バッファタンク19に貯留しながら使用する。これ
を吸着工程という。 【0012】吸着筒13の中に窒素ガスが吸着し、飽和
点に達する前に電磁弁14,14′を切替えて空気圧縮
器12を真空ポンプとして働かせ、吸着筒13のガスを
吸引してサイレンサー20の方に排出することにより吸
着筒13を減圧して吸着している窒素ガスを脱着し、吸
着剤を再生する。これを再生工程という。この吸着剤を
再生している間は、バッファタンク19に先の吸着工程
で貯めてある酸素を使用するので、バッファタンクはそ
の量を貯蔵できる容量が必要となる。この再生工程が終
了すると再び吸着工程を繰り返し、連続して濃度約90
%の酸素ガスを発生させる。 【0013】図3に示すフローシートは圧力駆動式の人
工呼吸器用の空気供給装置である。これは空気圧縮器1
2により室内の外気をフィルター16を通して取込ん
で、約5kgf/cm2 Gまで圧縮し、当該圧縮により
昇圧し圧縮熱により昇温した空気を冷却コイル21によ
り空冷で冷却した後、水滴除去器(ミストセパレータ)
22により水滴を除去した後、水分を吸着除去するアル
ミナ及びゼオライト等を充填した吸着筒13に圧縮空気
を送り込み、該アルミナ等により水分を吸着除去した乾
いた空気を吸着筒の出口より得て、バッファタンク9に
貯留しながら人工呼吸器の方に送り出して消費する。吸
着筒13に水分吸着が飽和する前に電磁弁14により切
替え、今まで空気を送り込んでいた側より他方の吸着筒
13′に切替える。そして吸着筒13は電磁弁14′に
よりサイレンサー20を通して大気圧に減圧して、水分
を吸着しているアルミナやゼオライトの水分を脱着して
再生する。 【0014】このように2本の吸着筒13,13′を交
互に用いて空気を乾燥させて人工呼吸器の方へ送る空気
供給装置である。これは人工呼吸器の方へ水滴が入ると
装置の故障を起こすため乾燥したきれいな空気を発生し
供給するものである。 【0015】この場合も図1の架体Cに水平板4と垂直
板3に騒音の発生する空気圧縮器12,電磁弁14,1
4′,サイレンサー20,フィルター16及び冷却用フ
ァン10を取付け、第1筐体Bと組み合わされたとき密
閉筐体の内側に入るようにする。同じく架体Cの垂直板
3の外側には騒音の発しない吸着筒類を取付けるよう構
成する。その組み合わせ方法等は実施例1と同じであ
る。尚、これは空気圧縮器を含んだ装置についての例を
示したが、この例に限らず他の騒音を発する部品を含ん
だ装置であっても、騒音を下げ得る筐体で、しかも定期
的な保守や組立性の容易なものを必要とする機器の筐体
にも適用することが出来る。 【0016】 【発明の効果】騒音を低くした筐体構造を持ち、しかも
装置の組立性と保守性を良好にした構造の低騒音用装置
筐体であるので、騒音を発する部品を含んだ装置であっ
ても、その騒音を下げ得る筐体で、しかも保守や組立性
の良好なものとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 図1(イ)は本発明を実施して組立てた装置
筐体の構造を示す説明用縦断面図である。図1(ロ)は
この筐体の構造を示す説明図である。 【図2】 この筐体に収容する装置が酸素濃縮装置の場
合のフローシートである。 【図3】 この筐体に収容する装置が人工呼吸器用の空
気供給装置の場合のフローシートである。 【図4】 従来の技術で構成した筐体の構造を示す説明
図である。 【符号の説明】 1 外箱 2 内箱 3 垂直板 4 水平板 5 通風口 6 上部仕切板 7 窓 8 仕切板 9 ダクト板 10 冷却用ファン 11,17 開口 12 空気圧縮器 13 吸着筒 14 ,14′ 電磁弁 15 制御部 16 フィルター 18 キャスター 19 バッファータンク 21 冷却コイル 22 水滴除去器(ミストセパレータ) A 第2筐体 B 第1筐体 C 架体 D 室 E,F 密閉筐体

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 主に水平板と垂直板とにより構成した架
    体の垂直部分の一面に空気圧縮器,電磁弁,冷却用ファ
    ン等、動作時に騒音を発生する機能構成部品を取付け、
    該架体の他方の一面に吸着筒やバッファタンク等の構成
    部品を取付けるとともに、垂直面の一部の壁を持たない
    第1筐体(B)に、前記の架体の動作時に騒音を発生す
    る機能部品を取付けた側が該第1筐体の中に入るように
    して組合わせることにより、この架体(C)の垂直板
    (3)が該第1筐体(B)の欠けた壁を成すようにして
    密閉筐体を構成し、この密閉筐体に上方より外箱である
    第2筐体(A)をかぶせることにより、更なる防音機能
    を有するように構成したことを特徴とする低騒音装置筐
    体。
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