JP3490122B2 - コレットチャック又はガイドブッシュの構造及び製造方法 - Google Patents

コレットチャック又はガイドブッシュの構造及び製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動旋盤の主軸に設け
られてワークを把持するコレットチャック、或いはコラ
ムに設けられてワークを回転可能に支持するガイドブッ
シュの構造及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークを保持又は把持するためのワーク
保持面として形成されたコレットチャック又はガイドブ
ッシュの内周面は、常にワークと接触して回転し又は軸
方向に摺動するので磨耗が生じ易いために、従来からワ
ーク保持面に超硬金属等の超硬質材料を使用するものが
あった。
【0003】しかし、コレットチャック又はガイドブッ
シュのワーク保持面に超硬金属等の超硬質材料を使用し
た場合には、コレットチャックを開閉し又はガイドブッ
シュの内周面の径を調節するために設けられる摺割りを
加工するために、ワーク保持面の摺割り加工された縁部
がシャープなエッジとなり、このエッジによって回転又
は摺動するワークに傷を付け、或いはコレットチャック
又はガイドブッシュとワークとの焼付きの原因となって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題を解決して、ワーク保持面の耐磨耗性を確保しながら
ワークの傷や焼付きの原因とならないワーク保持面の構
造及び製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
を解決するために、内周面に設けられたワークを保持又
は把持するためのワーク保持面と、該ワーク保持面の位
置の外周面に設けられた外周テーパ面とを有し、該テー
パ面をチャックスリーブ又はガイドブッシュスリーブの
内周テーパ面に押圧して前記ワーク保持面を縮径可能に
するための複数個の摺割りを有するコレットチャック又
はガイドブッシュにおいて、前記ワーク保持面が超硬質
材料の粉末を弾性材料でバインドして弾性変形可能な
割りのない一体に焼成されたスリーブからなるように構
成したものである。
【0006】前記スリーブは、超硬質材料の粉末をA
l、Cu、ZrO2 、軟質金属、及びこれらの金属の合
金又は混合物、及び有機材料のいずれかで弾性変形可能
に焼成したものであって、超硬質材料の粉末は、Al2
3 、Si、 SiC、Si34 、cBN、ダイヤモ
ンド、硬質カーボン、サーメット、GC、WA、Al2
3 ・TiC、Al2 3 ・TiO2 、及びその混合物
であるように構成したものである。
【0007】そして、ガイドブッシュの内周面が、ワー
クを保持又は把持するために縮径したときに該内周面と
該ワークのスキマを不均一なものとし動圧軸受を構成す
るようにして、特にガイドブッシュの内周面に非円形形
状が形成されるように、ガイドブッシュの外周テーパ面
又はガイドブッシュスリーブの内周テーパ面に凸部又は
凹部が形成されるように構成したものである。
【0008】更に、コレットチャック又はガイドブッシ
ュの内周面を形成するスリーブが、筒状に形成された
後、コレットチャック又はガイドブッシュの内周に接着
又はロー付によって接合されることによってコレットチ
ャック又はガイドブッシュを製造する製造方法を採用し
たものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】以上のように構成することによって、コレット
チャック又はガイドブッシュのワーク保持面に超硬質材
料を使用することによって磨耗を防止しながら、弾性材
料でバインドして弾性変形可能な一体に形成されたスリ
ーブでワークを保持するので、ワーク保持面に摺割り加
工された縁部に生じるシャープなエッジがなくなり、ワ
ークに傷を付け或いはワークとの焼付きの原因をなくす
ことが可能になったものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す図面に基づいて
本発明を説明する。図1は、本発明のコレットチャック
及びガイドブッシュを採用したNC自動旋盤の要部を示
す断面図である。
【0013】最初に、NC自動旋盤について概要を説明
する。図において、1はNC自動旋盤の主軸台であっ
て、図示しないベッド上を図示左右方向に摺動可能とな
っている。この主軸台1には、軸受2(前軸受のみが図
示されている)によって回転可能に支承された主軸3が
設けられており、主軸3の先端部には、本発明のコレッ
トチャック4が配置されている。
【0014】このコレットチャック4は、チャックスリ
ーブ5内に嵌入されており、コレットチャック4の先端
の外周テーパ面4aとチャックスリーブ5の先端の内周
テーパ面5aとが互いに当接しており、チャックスリー
ブ5内でコレットチャック4の後端部に設けられたスプ
リング6によって、チャックスリーブ5内からコレット
チャック4が押し出される方向に付勢されている。
【0015】コレットチャック4の先端は、主軸3の先
端に螺合されたキャップナット7に当接して係止されて
おり、コレットチャック4がスプリング6の付勢力によ
って押し出されることを防止している。
【0016】チャックスリーブ5の後端には、スリーブ
8を介して、自動旋盤の技術分野では周知のチャック開
閉機構9が設けられており、チャック開閉爪10を開閉
することによってコレットチャック4が開閉し、ワーク
Wを把持又は開放する。即ち、周知のようにチャック開
閉機構9のチャック開閉爪10の先端部が相互に開くよ
うに回動すると、チャック開閉爪10のスリーブ8に当
接している部分が図示左方向に移動してスリーブ8を左
方向に押圧する。このスリーブ8の左方向への移動によ
って、スリーブ8の左端に当接しているチャックスリー
ブ5が左方向に移動する。
【0017】一方、コレットチャック4は、主軸3の先
端に螺合されたキャップナット7によって主軸3から押
し出されることが防止されているので、このチャックス
リーブ5の左方向への移動によって、コレットチャック
4の外周テーパ面4aとチャックスリーブ5の内周テー
パ面6aとが強く押圧され、テーパ面に沿って移動する
ことによってコレットチャック4が内側に閉じ、ワーク
Wを把持する。
【0018】コレットチャック4が開いてワークWを解
放する際には、チャック開閉爪10の先端部が相互に閉
じるように回動することによって、チャックスリーブ5
を左方向に押圧する力が除かれ、スプリング6の付勢力
によってスリーブ8、チャックスリーブ5が右方向に移
動し、コレットチャック4の外周テーパ面4aとチャッ
クスリーブ5の内周テーパ面6aとの押圧力が除かれる
ことによって、コレットチャック4は自己の弾性力で開
いてワークWを解放する。
【0019】主軸台1の前方(図1では左方)には、コ
ラム11の主軸中心線上に配置されたガイドブッシュ装
置12が設けられている。図1に図示したガイドブッシ
ュ装置12は、固定ガイドブッシュであって、コラム1
1に固定されたガイドブッシュホルダ13の中心孔に、
先端に内周テーパ面14aが形成されたガイドブッシュ
スリーブ14が嵌入しており、このガイドブッシュスリ
ーブ14の中心孔に、先端に外周テーパ面15aが形成
されたガイドブッシュ15が嵌入している。
【0020】このガイドブッシュスリーブ14の内周テ
ーパ面14aとガイドブッシュ15の外周テーパ面15
aとは、調節ナット16を回転することによって、コレ
ットチャックと同様にテーパ面14a、15aが相互に
押圧されてガイドブッシュ15の内径が縮径して、ガイ
ドブッシュ15の内径とワークWの外径とのスキマを調
節することができる。
【0021】ガイドブッシュ装置12の更に前方には、
バイト17が設けられており、主軸3のコレットチャッ
ク4に把持され、ガイドブッシュ装置12に支持され且
つガイドブッシュ装置12を貫通してワークの加工域に
突出したワークWを、バイト17の進退と主軸台1の移
動との合成によって切削加工する。
【0022】図2には主軸3の回転と同期して回転する
回転ガイドブッシュ装置18が示されている。この回転
ガイドブッシュ装置18は、主軸3のキャップナット7
から突出した回転駆動棒19によって回転ガイドブッシ
ュ装置18を回転駆動するものであって、この他にも、
回転ガイドブッシュ装置18を回転する方法として、歯
車又はベルト・プーリによるもの等が実用化されてい
る。
【0023】この回転ガイドブッシュ装置18は、コラ
ム11に固定されたガイドブッシュホルダ20の中心孔
に、軸受21を介して回転可能にガイドブッシュスリー
ブ22が支持されており、このガイドブッシュスリーブ
22にガイドブッシュ23が嵌入している。このガイド
ブッシュスリーブ22とガイドブッシュ23とは、前述
したガイドブッシュ装置12のガイドブッシュスリーブ
14、ガイドブッシュ15と同様に構成されており、調
節ナット24を回転することによってガイドブッシュ2
3の内径を縮径して、ガイドブッシュ23の内径とワー
クWの外径とのスキマを調節することができる。
【0024】次に、本発明の具体的な構造について説明
する。前述したように、コレットチャックとガイドブッ
シュとは、ほぼ同じ構造をしており、同じように動作す
るので、以下の説明はガイドブッシュについてのみ行
う。図3は、本発明をガイドブッシュ15、23に適用
した1実施例を示し、ガイドブッシュ15、23が開い
た自由な状態を示す断面図、図4は、図3の左側面図、
図5は、図4において、ガイドブッシュ15、23が閉
じられた状態を示す左側面図である。
【0025】図に示すガイドブッシュ15、23(以
下、ガイドブッシュ15について説明する)は、前述し
た外周テーパ面15aを有し、この外周テーパ面15a
に対応する内周面(ワーク保持面)15bでワークWを
保持するものである。ガイドブッシュ15には、周知の
ように複数個(実施例は3個)の摺割り15cが設けて
あり、図示しないガイドブッシュスリーブ14の内周テ
ーパ面14aに前記外周テーパ面15aを押圧すること
によってばね部15dが撓んで、内周面15bとワーク
Wとのスキマを調節するように構成されている。この内
周面15bは、ガイドブッシュ15に挿入された一体で
中空のスリーブ15eの内周面であり、超硬質材料を弾
性材料でバインドして弾性変形可能に焼成したものなの
でガイドブッシュ15の開閉量に応じて変形する。
【0026】ガイドブッシュ15の後端部の近くにはガ
イドブッシュスリーブ14の内径との嵌合部15fが設
けてあり、ガイドブッシュ15が主軸3の中心線上で且
つ主軸中心線に平行に配置されるように支持している。
ガイドブッシュ15の後端部には、調節ナット16と螺
合するねじ部15gが形成されており、前述したよう
に、この調節ナット16を回転することによってガイド
ブッシュ15の外周テーパ面15aがガイドブッシュス
リーブ14の内周テーパ面14aに押圧され、内周面1
5bとワークWとのスキマを調節する。
【0027】本実施例のガイドブッシュ15は、図4に
示すように、摺割り15cで分割された外周テーパ面1
5aの中央部に凹部15hが形成されており、外周テー
パ面15aの片側が段差Aだけ小径となっている。この
ため、外周テーパ面15aがガイドブッシュスリーブ1
4の内周テーパ面14aに押圧されたときには、図5に
示すようにばね部15dが捩じれて縮径するので、スリ
ーブ15eのワークWを支持する内周面15bのスキマ
は不均一なものとなる。そして、このスリーブ15eの
内周面15b内をワークWが矢印方向に回転すると、ス
キマが不均一なので動圧軸受としての効果が発生する。
このスキマは、判りやすいように誇張して描いてある
が、スキマが最小の部分で3〜50ミクロン、スキマが
最大の部分で10〜200ミクロン程度のもので、実際
の段差Aもこのスキマに対応する量であり、このスキマ
は、ワークWの径や回転数に応じて動圧軸受としての適
正な支持力が発生するように適宜調整される。
【0028】尚、ガイドブッシュ15の外周テーパ面1
5aに設けられた凹部15hは、ばね部15dが捩じれ
て縮径する際に干渉しないための空間を作るためのもの
であり、必ずしもガイドブッシュ15に設ける必要はな
く、ガイドブッシュスリーブ14の内周テーパ面15a
に設けても全く同等の効果を生じることは明らかであ
る。
【0029】スリーブ15eは、超硬質材料の粉末を弾
性材料でバインドして弾性変形可能に焼成したものなの
で、中空形状に成形、焼成した後、図3、図4に描かれ
た形状に作成されたガイドブッシュ15の本体に接着又
はロー付け等の接合方法で固定される。また、ガイドブ
ッシュ15の本体には、ばね部15dが撓んで内周面1
5bのスキマを小さくする際に捩じれ方向に変形しやす
いように、ばね部15dに軸方向に沿った長孔を設けて
もよい。
【0030】スリーブ15eを形成する超硬質材料とし
ては、Al2 3 、Si、 SiC、Si3 4 、cB
N、ダイヤモンド、硬質カーボン、サーメット、GC、
WA、Al2 3 ・TiC、Al2 3 ・TiO2 、及
びその混合物が使用され、これら超硬質材料の粉末をバ
インドして弾性変形可能に焼成する弾性材料としては、
Al、Cu、ZrO2 、軟質金属、及びこれらの金属の
合金又は混合物、及び有機材料のいずれかが選択されて
使用される。
【0031】発明者等の実験によれば、スリーブの材質
として、上記材料のうち、弾性材料としてZrO2 を、
超硬質材料としてAl2 3 を主成分としたセラミック
を使用することによって、耐磨耗性が充分にあり、且つ
動圧軸受を形成するに充分な程度に変形可能なスリーブ
を製造することができた。
【0032】具体的には、ZrO2 とAl2 3 との成
分比を7:3乃至9:1とし、ZrO2 とAl2 3
の素材粉末の平均粒径をZrO2 が約80ミクロン、A
23 が10ミクロン程度として、ZrO2 の平均粒
径がAl2 3 の平均粒径よりも6倍以上大きくし、且
つスリーブの成形型に素材粉末を投入した後、振動加圧
して体積含有率を70%以上(望ましくは80%程度)
として焼成すると、15%乃至20%程度縮小したセラ
ミックの筒が製造される。
【0033】このスリーブは、セラミックの焼成体なの
で、焼成する際に15%乃至20%程度縮小し、この縮
小量は、素材粉末、特に弾性材料の材質、平均粒径、成
形する際の体積含有率、焼成する際の温度と時間等によ
って変動する。従って、これらを厳密に管理して所要寸
法のスリーブを製造することとなる。しかし、本発明の
スリーブは、ガイドブッシュの本体の所定の位置に接合
して、変形させて使用するので、真円とする必要は全く
なく、外形のバラツキも比較的大きくても支障はなく、
肉厚の不同が生じないようにすることのみが重要なの
で、比較的容易に製造することができる。
【0034】このスリーブを研削(又は研磨)加工によ
って寸法及び表面粗さを所定の精度に仕上げた後、前記
ガイドブッシュの本体の所定の位置にロー付けして接合
することによって、本発明のガイドブッシュが完成す
る。この研削(又は研磨)加工は、製造されたガイドブ
ッシュの品質を左右するので、外形形状に対して内周面
15bを高い同芯度で加工しなければならない。尚、ス
リーブをガイドブッシュ本体にロー付けした後、内周面
15bをガイドブッシュの外形形状に対して同芯となる
ように研削(又は研磨)することもできる。この場合
は、ガイドブッシュの外形形状が特殊な形状をしている
ので加工は困難であるが、より高精度の加工を行うこと
ができる。
【0035】
【0036】
【0037】図7は、本願発明の第3の実施例を示すも
のである。この実施例においては、ガイドブッシュ15
のスリーブ15eの内周面15bを非円形形状に形成し
たものである。このようにスリーブ15eを形成しても
動圧軸受としての機能を生じることは明らかである。
【0038】コレットチャックの場合には、スリーブ1
5eの内周面15bに動圧軸受を形成する必要はなく、
むしろ、ワークWを確実に把持することが要求されるの
で、通常のコレットチャックの形状のままで、スリーブ
15eとして超硬質材料を弾性材料でバインドして弾性
変形可能とした一体のスリーブをそのまま接合すること
が望ましい。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、ワークを保持又は支持するワーク保持面に耐磨耗
性の高い超硬金属等の超硬質材料を使用した場合でも、
超硬質材料を弾性材料でバインドして弾性変形可能な一
体に形成したスリーブとして構成したので、従来技術の
ように摺割り加工された縁部がなく、この縁部によって
ワークに傷を付け、或いは焼付きを生じさせることがな
いという格別の効果を有するものであり、特にガイドブ
ッシュとして使用した場合には、縮径したときに動圧軸
受を構成するので、ワークの支持力が増加するにもかか
わらず、ワークに傷を付け、或いは焼付きを生じさせな
いために更に効果を有するものである。また、前記スリ
ーブは、超硬質材料の粉末を弾性を有する有機材料等に
よって焼成して別個に製造し、接着又はロー付けによっ
て固定するものなので、容易にかつ安価に製造すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコレットチャック及びガイドブッシ
ュを採用したNC自動旋盤の要部を示す断面図である。
【図2】 図1のガイドブッシュに代えて、回転ガイド
ブッシュを採用したNC自動旋盤の要部を示す断面図で
ある。
【図3】 本発明をガイドブッシュに適用した1実施例
において、ガイドブッシュが開いた自由な状態を示す断
面図である。
【図4】 図3の左側面図である。
【図5】 図4において、ガイドブッシュが閉じられた
状態を示す左側面図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示す断面図及び左側面
図である。
【図7】 本発明の更に他の実施例を示すスリーブの左
側面図である。
【符号の説明】
3 主軸 4 コレットチャック 5 チャックスリーブ 12 ガイドブッシュ装置 13 ガイドブッシュホルダ 14 ガイドブッシュスリーブ 15 ガイドブッシュ 15b 内周面 16 調節ナット 18 回転ガイドブッシュ装置 20 ガイドブッシュホルダ 21 軸受 22 ガイドブッシュスリーブ 23 ガイドブッシュ 24 調節ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−139641(JP,A) 特開 平1−307510(JP,A) 特開 平4−141303(JP,A) 特開 昭60−197303(JP,A) 特開 昭61−13018(JP,A) 実開 昭55−70901(JP,U) 実開 昭48−13890(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 13/12 B23B 31/20 F16C 17/00 - 17/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に設けられたワークを保持又は把
    持するためのワーク保持面と、該ワーク保持面の位置の
    外周面に設けられた外周テーパ面とを有し、該テーパ面
    をチャックスリーブ又はガイドブッシュスリーブの内周
    テーパ面に押圧して前記ワーク保持面を縮径可能にする
    ための複数個の摺割りを有するコレットチャック又はガ
    イドブッシュにおいて、前記ワーク保持面が超硬質材料
    の粉末を弾性材料でバインドして弾性変形可能な摺割り
    のない一体に焼成されたスリーブからなることを特徴と
    するコレットチャックまたはガイドブッシュの構造。
  2. 【請求項2】 前記スリーブは、超硬質材料の粉末をA
    l、Cu、ZrO2、軟質金属、及びこれらの金属の合
    金又は混合物、及び有機材料のいずれかで弾性変形可能
    に焼成したものであることを特徴とする請求項1記載の
    コレットチャック又はガイドブッシュの構造。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの超硬質材料の粉末は、A
    23、Si、SiC、Si34、cBN、ダイヤモン
    ド、硬質カーボン、サーメット、GC、WA、Al23
    ・TiC、Al23・TiO2、及びその混合物である
    ことを特徴とする請求項2記載のコレットチャック又は
    ガイドブッシュの構造。
  4. 【請求項4】 ガイドブッシュの内周面が、ワークを保
    持又は把持するために縮径したときに該内周面と該ワー
    クのスキマを不均一なものとし動圧軸受を構成すること
    を特徴とする請求項1記載のガイドブッシュの構造
  5. 【請求項5】 ガイドブッシュの内周面が、ワークを保
    持又は把持するために縮径したときに動圧軸受を構成す
    るように、ガイドブッシュの内周面が非円形形状に形成
    されていることを特徴とする請求項4記載のガイドブッ
    シュの構造。
  6. 【請求項6】 コレットチャック又はガイドブッシュの
    内周面を形成するスリーブが、筒状に形成された後、コ
    レットチャック又はガイドブッシュの内周面に接着又は
    ロー付によって接合されることを特徴とする請求項1記
    載のコレットチャック又はガイドブッシュの製造方法。
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