JP3489942B2 - 鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法 - Google Patents
鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法Info
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Description
ードフレームやテレビのシャドーマスク等をエッチング
液を用いて加工する際に生じるエッチング廃液(塩化鉄
系水溶液)から不純物を効率的に除去して、エッチング
廃液を再生することができる鉄粉流動撹拌槽を用いる塩
化鉄系水溶液の不純金属除去方法に関する。
やテレビのシャドーマスクは、材料である例えば、鉄−
ニッケル合金等を塩化第2鉄水溶液で腐食、処理するこ
とにより製造される。エッチング処理後の塩化第2鉄水
溶液は、リードフレームやシャドーマスクの素材の成分
である銅、ニッケル等の溶出成分を含有していると共
に、塩化第2鉄の濃度が低下するため、エッチング液と
しての腐食能力が低下してしまい、廃液として系外に排
出され新しい塩化第2鉄水溶液と交換される。また、こ
のようなエッチング廃液中には鉄イオンの他に、有価な
銅イオンやニッケルイオン等の不純金属イオンが相当量
含有されている。そこで、例えば特開平1−16723
5号公報に記載されたもののように、エッチング廃液中
に鉄屑等を添加し、銅及びニッケルを回収し、エッチン
グ液を再使用するという方法が知られている。
銅、ニッケル及び少量のクロムを含有する塩化鉄系の強
酸廃液中に鉄粉を添加して、廃液中の酸化還元電位(O
RP)及び鉄イオン濃度を制御して、溶存している銅及
びニッケルイオンを順次置換析出させ、こうして生成さ
れた精製塩化鉄水溶液から、水酸化第2鉄等の懸濁性不
純物を分離除去する塩化鉄系廃液の処理方法が記載され
ている。前記鉄粉とエッチング廃液との反応を行わせる
に際しては、例えば該鉄粉を保持した撹拌槽にエッチン
グ廃液を供給して、該撹拌槽内の鉄粉を撹拌羽根の回転
により流動状態に維持して、鉄よりもイオン化傾向の小
さい金属イオンを還元して除去する操作が行われてい
る。
を用いる前記特開平1−167235号公報、特開平6
−127946号公報に記載の方法では、以下の〜
に示すような問題点があった。 エッチング廃液を処理する場合には、撹拌槽中に多量
の鉄粉を保持して、しかも良好な流動状態を維持させる
ことが不可欠の条件であるが、撹拌羽根方式のような機
械撹拌反応槽では、該鉄粉の保有能力に設備的制約があ
り、大量のエッチング廃液処理には不向きである。
ング廃液中に大量かつ均一に分散させ、この流動状態を
維持するのには大動力を必要とし運転コストが高くな
る。 撹拌羽根により鉄粉が高速撹拌されるため、槽の内壁
及び撹拌羽根に鉄粉が接触して、槽の内壁及び撹拌羽根
の磨耗量が大きくなり、撹拌槽の保全費用が高くなる。 撹拌槽内に鉄粉が滞留してデッドスペースができるた
めに、撹拌効率が低下し、エッチング廃液中の不純金属
イオンを所定量還元するのに必要な処理時間が長くな
る。 小粒径の鉄粉を用いることにより良好な懸濁状態を比
較的容易に保つことができるが、このような鉄粉の使用
コストは高くなる。
もので、エッチング廃液を鉄粉を用いて処理する際に、
効率的に不純金属イオンの還元処理を行うことができ、
運転コスト、設備費用を削減することのできる鉄粉流動
撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法を提
供することを目的とする。
記載の鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金
属除去方法は、銅、ニッケル等の不純金属イオンを含む
塩化鉄系水溶液を、鉄粉を保持する鉄粉流動撹拌槽に供
給して、前記不純金属イオンと前記鉄粉とを流動状態で
接触させることにより該不純金属イオンを還元して、精
製塩化鉄水溶液を得る鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系
水溶液の不純金属除去方法であって、前記鉄粉流動撹拌
槽内に形成される鉄粉流動床上部のフリーボードから前
記鉄粉流動床を形成させるに足る所定量の前記精製塩化
鉄系水溶液を抽出して、抽出した該精製塩化鉄系水溶液
を前記鉄粉流動撹拌槽の下部から送入して、前記精製塩
化鉄系水溶液の循環流により前記鉄粉流動床を形成させ
る。請求項2記載の鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水
溶液の不純金属除去方法は、銅、ニッケル等の不純金属
イオンを含む塩化鉄系水溶液を、鉄粉を保持する鉄粉流
動撹拌槽に供給して、前記不純金属イオンと前記鉄粉と
を流動状態で接触させることにより該不純金属イオンを
還元して、精製塩化鉄水溶液を得る鉄粉流動撹拌槽を用
いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法であって、前記
鉄粉流動撹拌槽内に形成される鉄粉流動床上部のフリー
ボードから前記鉄粉流動床を通過する前記精製塩化鉄系
水溶液の一部を抽出して、抽出した該精製塩化鉄系水溶
液を前記鉄粉流動撹拌槽の下部から前記塩化鉄系水溶液
と共に送入して、前記鉄粉流動床を形成させる。請求項
3記載の鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純
金属除去方法は、請求項1又は2記載の鉄粉流動撹拌槽
を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法において、
前記フリーボードが、前記鉄粉流動床における水平断面
積を拡大させてなる鉄粉分離区画部を有する。
l2 )、塩化第2鉄(FeCl3 )を含有するエッチン
グ廃液等の水溶液をいい、銅、ニッケル、クロム等の不
純金属イオンが含まれる強酸水溶液である。鉄粉とは、
例えば粒径が250〜44μmである粉末状の鉄であ
り、形状は球状、ポーラス状等が含まれるが、特に限定
されるものではない。鉄粉流動床とは、鉄粉流動撹拌槽
内の鉄粉が、下部から供給される鉄粉含有量の極めて少
ないもしくは鉄粉を含まない精製塩化鉄系水溶液の循環
流により、自らの重力及び粘性抵抗とで均衡し、一定空
間内で浮遊流動する鉄粉密度の高い領域をいう。精製塩
化鉄水溶液は、好ましくは浮遊する鉄粉やその他の固形
浮遊物を含まないものをいうが、液中に未分離の鉄粉や
固形浮遊物を含有する場合も含めて定義される。鉄粉流
動撹拌槽の鉄粉分離区画部とは、鉄粉流動撹拌槽を上下
方向に分割するように区画された鉄粉流動床上部の領域
をいうが、互いが物理的に仕切られているわけではな
い。この鉄粉分離区画部において、その水平断面積が拡
大しているので、鉄粉流動撹拌槽の下部から供給される
精製塩化鉄系水溶液の流速が低下して、浮遊流動する鉄
粉が鉄粉分離区画部に侵入上昇することなく、流動床内
に保持される働きをする。鉄粉流動床上部に形成される
フリーボードとは、鉄粉流動床で浮遊流動する鉄粉が侵
入上昇することのない鉄粉分離区画部であって、鉄粉含
有量の極めて少ないもしくは鉄粉を含まない精製塩化鉄
系水溶液からなる領域をいう。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに図1は本発明の実施の形態に
係る鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属
除去方法を適用したエッチング廃液処理設備10の一部
を示す説明図である。図1に示すようにエッチング廃液
処理設備10は、エッチング廃液が貯蔵されるエッチン
グ廃液タンク11と、pH調整剤等が貯蔵されるpH調
整剤タンク12と、エッチング廃液に鉄粉を供給してエ
ッチング廃液中の銅イオンを還元する脱銅装置13と、
エッチング廃液中のニッケルイオン、クロムイオン等を
還元する脱ニッケル装置22、及び図示しないカーボ
ン、シリカ等の懸濁性不純物の除去装置を有している。
粉貯蔵タンク14、エッチング廃液タンク11及び鉄粉
貯蔵タンク14からそれぞれ供給されるエッチング廃
液、鉄粉、さらに図示しない供給装置から供給される水
及び装置内で回収された固形物の一部を混合して還元さ
れた銅還元スラリー(懸濁液)を排出する脱銅撹拌槽1
5と、鉄粉貯蔵タンク14の鉄粉を脱銅撹拌槽15に供
給するためのスクリューフィーダ18と、前記銅還元ス
ラリーが供給され、比較的小さい粒子を多く含むスラリ
ー(以下脱銅スラリーという)と大きい粒子を含むスラ
リー(含銅スラリー)とに分別する液体サイクロン16
と、脱銅撹拌槽15から排出される還元処理された銅還
元スラリーを液体サイクロン16及びコーンタンク21
に輸送するためのスラリーポンプ27と、液体サイクロ
ン16から排出される含銅スラリーを分級、洗浄処理し
て固形物を得るための第1のエーキンス分級機17と、
該固形物の一部を取り出し、再洗浄し、銅粉とするため
の第2のエーキンス分級機17aとを有する。ここで、
脱銅撹拌槽15は、略円筒形状のFRP(強化プラスチ
ック)製容器であり、槽内の混合スラリーを強制的に撹
拌する撹拌羽根28を下部に備えており、撹拌処理され
たスラリーが槽上部の流出孔15aから排出されるよう
になっている。エーキンス分級機17、17aは、それ
ぞれ混合スラリーが供給されるダスト沈澱槽20、20
aと、管内部の回転する螺旋体により前記ダスト沈澱槽
20、20a内の固形物を管内に巻き上げて上昇させる
ことにより水切りを行いながら分級及び洗浄を行うため
の図示しない固形物上昇管、及び図示しない洗浄水の噴
霧装置を有している。このようなエーキンス分級機17
においては、固形物中の微粉部分がダスト沈澱槽20で
分級され、固形物中の比較的粒度が大きく、過剰の水分
が除去された固形物が図示しない固形物上昇管の上端か
ら排出されるようになっている。
ク14a、脱銅装置13から得られる塩化鉄系水溶液の
一例である前記脱銅スラリーと鉄粉貯蔵タンク14aか
ら供給される鉄粉、及び脱ニッケル装置22内の回収固
形物とを混合することによりニッケルイオン、クロムイ
オン等が還元された精製塩化鉄系水溶液の一例であるニ
ッケル還元スラリーを排出するための鉄粉流動撹拌槽1
9と、鉄粉貯蔵タンク14aの鉄粉を鉄粉流動撹拌槽1
9に供給するためのスクリューフィーダ18aと、供給
される前記ニッケル還元スラリーを、小粒子を多く含む
混合スラリー(以下脱銅ニッケルスラリーという)と大
粒子を多く含む混合スラリー(含ニッケルスラリーとい
う)とに分別する液体サイクロン16aと、鉄粉流動撹
拌槽19から排出される還元処理されたニッケル還元ス
ラリーを液体サイクロン16a及びコーンタンク21a
に輸送するためのスラリーポンプ27aと、液体サイク
ロン16aから排出される含ニッケルスラリーを水洗し
てニッケル等の粉末とするためのエーキンス分級機17
b、撹拌調整槽24、凝集剤タンク25とを有する。な
お、図1に示すように、前記鉄粉流動撹拌槽19に供給
する脱銅スラリーにエッチング廃液タンク11からエッ
チング廃液の一部又は全部を必要に応じて直接供給する
ようにしてもよい。
に、上下方向にそれぞれ水平断面積が異なるように構成
された第1区画部30〜第5区画部34の5つの領域か
らなる容積が17m3 、最大内径が約3.2mの反応容
器であり、エッチング廃液処理用の鉄粉約21トンを保
持することができる。鉄粉流動撹拌槽19の内部には脱
銅スラリーと鉄粉とを撹拌させる撹拌羽根28を有して
おり、その上部には撹拌羽根28を回転駆動させるため
のモータ29が設けられており、鉄粉と液体との重量比
である固液比が1/1であるスラリーを従来の撹拌式反
応槽に比較して1.5倍の処理速度で処理する能力を有
している。
画部30は、図2に示すように、水平方向の断面積が最
大となるような非テーパ部からなる区画であり、前記第
1区画部30に続く第2区画部31は下方向に縮径する
テーパ部からなる領域であり、この鉄粉分離区画部の一
例である第1及び第2区画部30、31がフリーボード
となり、第3区画部32〜第5区画部34に鉄粉流動床
が形成されるようになっている。前記フリーボードとな
る第1区画部30及び第2区画部31の側壁部には、そ
れぞれの区画部から排出される鉄粉含有量の極めて少な
いもしくは鉄粉を含まない精製塩化鉄系水溶液(以下循
環スラリーという)の流量を制御するための第1循環流
量制御弁35、第2循環流量制御弁36とが配置されて
いる。
する第5区画部34の側壁部には、鉄粉流動撹拌槽19
内に前記循環スラリー及び前記脱銅スラリーを供給する
ための供給流量制御弁43が設けられており、循環ポン
プ26を介してフリーボードである前記第1区画部30
もしくは第2区画部31から排出される循環スラリーが
供給流量制御弁43に送入され、鉄粉流動撹拌槽19内
にスラリーの自己循環流が形成されるようになってい
る。従って、脱銅スラリーの供給量の多少にかかわら
ず、循環スラリーの自己循環流によって、鉄粉の流動状
態を適正範囲に維持することができる。また、第5区画
部34に特に沈澱し易い鉄粉等を循環スラリーの吐出に
よって巻き上げることができ、鉄粉流動撹拌槽19内に
デッドスペースを生じることはない。なお、脱銅装置1
3で生成される脱銅スラリーは、供給流量制御弁43と
循環ポンプ26との間の配管もしくは第5区画部34に
直接送入され、鉄粉流動撹拌槽19に流入されるように
なっている。
ル還元スラリーは、フリーボードである第1区画部3
0、第2区画部31の側壁部にそれぞれ配置された排出
孔45からスラリーポンプ27aを駆動源として排出さ
れ、以降の図示しない懸濁性不純物の除去装置へ送られ
るようになっている。前記排出孔45から排出されるス
ラリーの流量はそれぞれの排出孔45に続く配管に配置
された第1排出流量制御弁38、第2排出流量制御弁3
9により調整できる。そして、それぞれ処理条件の異な
る反応区画部からニッケル還元スラリーを必要に応じて
選択し、あるいは複数の区画部からそれぞれ特性の異な
るスラリーを抽出することができるので、スラリー中の
イオン濃度、鉄粉濃度等を調整して、以降における廃液
処理を適正条件に制御することも可能となる。また、鉄
粉流動撹拌槽19内の鉄粉が不足したときには、鉄粉が
鉄粉流動撹拌槽19の上部から供給される。鉄粉流動撹
拌槽19の底部には、底部に沈澱した固形物等を排出す
るための底部排出弁46が設けられており、ここから固
形物を抜き取ることができる。表1に前記説明した本発
明の実施の形態に係る鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系
水溶液の不純金属除去方法を適用する鉄粉流動撹拌槽1
9の諸元を示す。
における本発明の第1の実施の形態に係る鉄粉流動撹拌
槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法について
説明する。まず、脱銅撹拌槽15及び鉄粉流動撹拌槽1
9に所定量の鉄粉を鉄粉貯蔵タンク14、14aからス
クリューフィーダ18、18aを介して予め投入してお
く。このような不純金属イオン還元処理用の鉄粉には、
例えば粒径が250〜44μmのものを用いることがで
きる。また、塩化鉄系水溶液の一例であるエッチング廃
液は、プリント配線板や、リードフレーム等をエッチン
グ処理して、エッチング液中の塩化第2鉄(FeC
l3 )の濃度が低下し、銅、ニッケル、クロム等の金属
イオンを含有する水溶液を用いる。このエッチング廃液
をエッチング廃液タンク11からポンプを介して脱銅撹
拌槽15に供給すると共に、撹拌羽根28を回転させ、
鉄粉をエッチング廃液中に懸濁混合させて、混合スラリ
ーとする。そして、この混合スラリー中で以下の反応が
起こり、鉄(Fe)よりもイオン化傾向の小さい銅(C
u)のイオンが還元されて銅粉を析出させると共に、鉄
粉が液中に鉄イオンとなって溶出されて銅還元スラリー
として排出される。 CuCl2 +Fe→FeCl2 +Cu↓ 2FeCl3 +Fe→3FeCl2
等のpH調整剤を投入して、混合スラリーのpHの値を
例えば0.5〜1.5の範囲に調整して、前記還元反応
の速度あるいは効率を所定の範囲に維持させることも可
能である。次に、この銅還元スラリーを脱銅撹拌槽15
の上部に設けられた流出孔15aから抽出してコーンタ
ンク21に送入する。このコーンタンク21の銅還元ス
ラリーをスラリーポンプ27を介して液体サイクロン1
6に供給する。液体サイクロン16は、前記銅還元スラ
リーを、鉄粉を多く有する含銅スラリーと、脱銅スラリ
ーとに分離する。液体サイクロン16の下部から排出さ
れる含銅スラリーは、第1及び第2のエーキンス分級機
17、17aにより洗浄分級され、最終的に銅粉17e
が得られる。
排出される脱銅スラリーは、脱ニッケル装置22に供給
され、以下に示す手順によりニッケル、クロムなどの不
純金属が除かれる。まず、図2に示すように、脱銅スラ
リーを脱銅スラリー供給弁42を介して鉄粉流動撹拌槽
19に供給すると共に、鉄粉貯蔵タンク14aから鉄粉
をスクリューフィーダ18aを介して連続的に供給す
る。次に、モータ29により撹拌羽根28を所定の回転
速度、例えば60〜5rpmの低い回転速度で駆動させ
る。しかし、脱銅スラリー中の鉄粉の比重が液体部分に
較べて著しく大きいために、このままでは鉄粉を充分均
一に分散させることができず、鉄粉が鉄粉流動撹拌槽1
9の底部に沈澱堆積してしまい、デッドスペースが発生
して鉄粉と脱銅スラリーとの反応効率を所定のレベルに
維持することができない。また、モータ29の出力を上
げて撹拌羽根28を高速回転させて脱銅スラリーを強撹
拌させた場合には、鉄粉流動撹拌槽19の中のデッドス
ペースが少なくなり、鉄粉を均一に分散させることがで
きるが、モータ29の消費電力が必要以上に大きくなる
と共に、FRP等で構成される鉄粉流動撹拌槽19の槽
壁等の磨耗が激しくなり、槽交換等のメンテナンスコス
トが高くなる。
を駆動させて、第1循環流量制御弁35、第2循環流量
制御弁36を介して循環スラリーを吸引すると共に、鉄
粉流動撹拌槽19の最下部に設けられた供給流量制御弁
43を介して前記循環スラリーを鉄粉流動撹拌槽19へ
旋回流を形成するように角度を持たせて供給して、鉄粉
流動撹拌槽19内に下から上に向かう循環流を起こさせ
る。これにより、鉄粉流動撹拌槽19の底部に沈澱し易
い鉄粉を浮上させることができ、槽内のデッドスペース
が解消され、小さいモータ出力の下でも鉄粉と脱銅スラ
リーとの効率的な混合を実現することができる。また、
前記それぞれ水平方向の断面積が異なるように配置され
た第1区画部30〜第3区画部32においては、鉄粉の
分布状態及び滞留時間等が異なる。例えば、第1区画部
30から排出されるスラリーの鉄粉濃度は、第3区画部
32より排出されるスラリーの鉄粉濃度より低くなる。
必要な場合には、このように鉄粉濃度が異なり、また還
元反応の度合いの異なるスラリーの排出量を、それぞれ
の流量制御弁38、39により調整して、コーンタンク
21aに排出されるニッケル還元スラリーの性状をコン
トロールすることが可能である。
所望の循環流を形成させながら撹拌羽根28を回転させ
て、周速の最大値が1m/sとなるように維持した。そ
して、鉄粉によるニッケルイオン、クロムイオン等の還
元反応を以下に示すように起こさせて、ニッケル還元ス
ラリーとすることができる。 2FeCl3 +Fe→3FeCl2 NiCl2 +Fe→FeCl2 +Ni↓ 従って、このような還元反応はスラリー中の鉄粉濃度、
鉄粉の表面積、スラリー温度、塩素イオン濃度等によっ
ても左右され、これらの因子あるいは、pH調整剤の添
加等により、適宜調整することができる。なお、このと
きの鉄粉流動撹拌槽19内のスラリーの固液比は表1に
示すように1/0.6〜0.7であった。
ンタンク21aに送入され、スラリーポンプ27aを介
して液体サイクロン16aにより脱銅ニッケルスラリー
と含ニッケルスラリーとに分別処理される。液体サイク
ロン16aの下部から排出される含ニッケルスラリーの
一部は再び鉄粉流動撹拌槽19に戻されると共に、大半
の部分が第3のエーキンス分級機17bに送られて、ニ
ッケル粉17fが分離される。液体サイクロン16aの
上部から排出される脱銅ニッケルスラリーは、撹拌調整
槽24で凝集剤タンク25から供給される凝集剤が添加
された後に、次の懸濁性不純物の除去装置に送られるよ
うになっている。カーボン(炭素)、シリカ(二酸化珪
素)等の懸濁性不純物を含む前記脱銅ニッケルスラリー
はデカンタ等の固液分離機により処理されて、懸濁性不
純物と、エッチング液となる上澄み液とに分離される。
ここで、表1に示す比較例は、反応槽の容積が11
m3 、スラリーの最大流速(周速度)が6m/s、鉄粉
保有容量が6トンである循環流発生機構を有しない撹拌
羽根による撹拌式の撹拌槽を用いた場合の例である。前
記の第1の実施の形態においては比較例に較べて最大流
速を6m/sから1m/sに遅くでき、固液比を従来の
1/3から1/0.6〜0.7に高めることができる。
このようにして処理効率を向上させることができると共
に、鉄粉流動撹拌槽19の磨耗を軽減して装置の保守に
かかるコストを低減できる。
鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去
方法について説明する。なお、第2の実施の形態におい
ては、前記エッチング廃液を処理して脱銅スラリーとす
る手順は前記第1の実施の形態で示したものと同様であ
るので、この説明を省略する。まず、図2に示すよう
に、脱銅スラリーを脱銅スラリー供給弁42を介して鉄
粉流動撹拌槽19に供給すると共に、鉄粉貯蔵タンク1
4aから鉄粉をスクリューフィーダ18aを介して連続
的に供給する。そして、図2に示すように循環ポンプ2
6を駆動させて、第1循環流量制御弁35、第2循環流
量制御弁36を介して鉄粉流動撹拌槽19内のフリーボ
ード30、31から還元処理された鉄粉含有量の極めて
少ないもしくは鉄粉を含まない循環スラリーを吸引する
と共に、鉄粉流動撹拌槽19の最下部に設けられた供給
流量制御弁43を介して前記循環スラリーを鉄粉流動撹
拌槽19へ旋回流を形成するように角度を持たせて吐
出、供給して、鉄粉流動撹拌槽19内に下から上に向か
う循環流を起こさせる。これにより、鉄粉流動撹拌槽1
9の底部に沈澱した鉄粉を浮上させることができ、槽内
のデッドスペースが解消され、鉄粉と脱銅スラリーとの
効率的な混合を実現することができる。ここで、鉄粉流
動撹拌槽19の底部に配置されている撹拌羽根28は必
要に応じて取り外しておくことができ、また、取り外す
ことなく自由回転できる状態に保持しておくこともでき
る。
により駆動させることなく、鉄粉流動撹拌槽19内に循
環流を形成させ、循環流の最大速度が0.25m/sと
なるよう維持した。そして、鉄粉によるニッケルイオ
ン、クロムイオン等の還元反応を起こさせて、ニッケル
還元スラリーとすることができる。この鉄粉流動撹拌槽
19内の反応は循環流の速度、鉄粉濃度、鉄粉の表面
積、スラリー温度、塩素イオン濃度等によっても左右さ
れ、これらの因子あるいは、pH調整剤の添加等によ
り、適宜調整することが可能である。なお、このときの
鉄粉流動撹拌槽19内のスラリーの固液比(鉄粉/液体
との重量比)は表1に示すように1/1であった。この
得られたニッケル還元スラリーは第1の実施の形態で示
した手順と同一の手順により処理される。こうして第2
の実施の形態においては、比較例に較べてスラリーの最
大流速を6m/sから0.25m/sに低減でき、固液
比を1/3より大きい1/1に高めて処理を行うことが
できる。また、表1の鉄粉粒径制約の項目に示されるよ
うに、第1及び第2の実施の形態においては、撹拌条件
の制御が容易にできるので、使用できる鉄粉の粒度を小
粒から中粒までの広範囲に取れる。これに対して、比較
例の場合には小粒に限定され、原料コストが高くなるこ
とが分かる。このように大量のエッチング廃液を処理し
て、その処理効率を向上させることができると共に、鉄
粉流動撹拌槽19の磨耗を軽減して装置の保守にかかる
コストを低減できる。
鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去
方法について説明する。なお、第3の実施の形態におい
ては、前記エッチング廃液を処理して脱銅スラリーとす
る手順は前記第1の実施の形態で示したものと同様であ
るので、この説明を省略する。ここで、鉄粉流動撹拌槽
50は図3に示すように、上下方向にそれぞれ水平断面
積が異なるように構成された第1区画部51〜第3区画
部53の3つの領域からなる反応容器であり、鉄粉流動
撹拌槽50内にはエッチング廃液処理用の鉄粉を予め所
定量保持させておき、図示しない鉄粉供給装置から鉄粉
流動撹拌槽50の稼働に伴って消耗する分の鉄粉が連続
的に補給されるようになっている。鉄粉流動撹拌槽50
の内底部には前記第3区画部53の上部及び第2区画部
52とで形成される鉄粉流動床と流動媒体供給部54と
を分かつための仕切り盤55が備えられており、該仕切
り盤55上には仕切り盤55の下方から供給される撹拌
媒体を、仕切り盤55上において水平方向に分散吐出さ
せるトワイヤー56と呼ばれるノズルが多数千鳥足状又
は格子状に配置されている。
には鉄粉流動床を形成させるのに足る所定量の精製塩化
鉄系水溶液を抽出するための抽出孔57が設けられてい
る。そして、抽出された前記精製塩化鉄系水溶液が循環
ポンプ58を介して、流動媒体供給部54の側面に設け
られた精製塩化鉄系水溶液の供給孔59に供給され、鉄
粉流動撹拌槽50内の鉄粉を流動化させるための循環流
が形成されるようになっている。なお、流動媒体供給部
54の底部及び/又は側部には脱銅スラリーを供給する
ための脱銅スラリー供給孔60が配置されており、鉄粉
流動撹拌槽50の上部の第1区画部51には精製塩化鉄
系水溶液を排出するための排出孔61が設けられてい
る。このように、第3の実施の形態においては、図3に
示すように、循環ポンプ58を作動させると、トワイヤ
ー56を介して鉄粉流動床に供給される精製塩化鉄系水
溶液の作用により鉄粉流動撹拌槽50内の鉄粉が流動状
態に維持される。次に、脱銅スラリーを脱銅スラリー供
給孔60から鉄粉流動撹拌槽50に供給すると共に、鉄
粉流動床を通過して精製された精製塩化鉄系水溶液を効
率的に排出することができる。
本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用
範囲である。例えば実施の形態においては、鉄粉流動撹
拌槽を用いる還元処理を1段で処理する例について説明
したが、必要に応じて鉄粉流動撹拌槽を複数配置し、そ
れぞれの鉄粉流動撹拌槽を用いて、多段にわたる還元処
理を行うこともできる。また、脱銅装置の脱銅撹拌槽
を、鉄粉流動撹拌槽と同様の構成として、エッチング廃
液の不純金属除去を行うことにより、さらに精密に不純
金属の除去を行うことができる。
用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法においては、
鉄粉流動撹拌槽内に形成される鉄粉流動床上部のフリー
ボードから鉄粉流動床を形成させるに足る所定量の精製
塩化鉄系水溶液を抽出して、抽出した該精製塩化鉄系水
溶液を鉄粉流動撹拌槽の下部から送入して、該精製塩化
鉄系水溶液の循環流により前記鉄粉流動床を形成させる
ので、鉄粉流動床の状態を適正範囲に維持するのに必要
な流動媒体の流速を、回収される精製塩化鉄系水溶液だ
けでまかなうことができる。従って、供給される塩化鉄
系水溶液の供給速度が変動した場合にも柔軟に対応する
ことができ、安定した状態での還元処理を可能とすると
共に、鉄粉流動撹拌槽内のデッドスペースを生じること
が少ないので、供給される塩化鉄系水溶液中の不純金属
の除去効率を高めることができる。
いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法においては、鉄
粉流動撹拌槽内に形成される鉄粉流動床上部のフリーボ
ードから鉄粉流動床を通過する精製塩化鉄系水溶液の一
部を抽出して、抽出した該精製塩化鉄系水溶液を前記鉄
粉流動撹拌槽の下部に塩化鉄系水溶液と共に送入して、
前記鉄粉流動床を形成させるので、鉄粉流動床の状態を
適正範囲に維持するのに必要な流動媒体の流速を確保す
ることができる。また、鉄粉流動撹拌槽内のデッドスペ
ースを生じることが少ないので、供給される塩化鉄系水
溶液中の不純金属の除去効率を高めることができる。特
に、請求項3記載の鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水
溶液の不純金属除去方法においては、フリーボードが、
鉄粉流動床における水平断面積を拡大させてなる鉄粉分
離区画部を有するので、鉄粉流動撹拌槽内を上昇する流
動媒体の流速が鉄粉分離区画部で減速して、所定粒度の
以上の鉄粉が鉄粉分離区画部へ浮遊移動することがな
く、槽内流量が多少変動した場合でも鉄粉流動床の上端
を固定位置に保持することができ、安定な条件で不純金
属の除去を行うことができる。
いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法を適用したエッ
チング廃液処理設備の一部構成図である。
流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法
を適用した鉄粉流動撹拌槽の説明図である。
槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法を適用し
た鉄粉流動撹拌槽の説明図である。
グ廃液タンク 12 pH調整剤タンク 13 脱銅装置 14 鉄粉貯蔵タンク 14a 鉄粉貯
蔵タンク 15 脱銅撹拌槽 15a 流出孔 16 液体サイクロン 16a 液体サ
イクロン 17 エーキンス分級機 17a エーキ
ンス分級機 17b エーキンス分級機 17e 銅粉 17f ニッケル粉 18 スクリュ
ーフィーダ 18a スクリューフィーダ 19 鉄粉流動
撹拌槽 20 ダスト沈澱槽 20a ダスト
沈澱槽 21 コーンタンク 21a コーン
タンク 22 脱ニッケル装置 24 撹拌調整
槽 25 凝集剤タンク 26 循環ポン
プ 27 スラリーポンプ 27a スラリ
ーポンプ 28 撹拌羽根 29 モータ 30 第1区画部(鉄粉分離区画部) 31 第2区画部(鉄粉分離区画部) 32 第3区画
部 33 第4区画部 34 第5区画
部 35 第1循環流量制御弁 36 第2循環
流量制御弁 38 第1排出流量制御弁 39 第2排出
流量制御弁 42 脱銅スラリー供給弁 43 供給流量
制御弁 45 排出孔 46 底部排出
弁 50 鉄粉流動撹拌槽 51 第1区画
部 52 第2区画部 53 第3区画
部 54 流動媒体供給部 55 仕切り盤 56 トワイヤー 57 抽出孔 58 循環ポンプ 59 供給孔 60 脱銅スラリー供給孔 61 排出孔
Claims (3)
- 【請求項1】 銅、ニッケル等の不純金属イオンを含む
塩化鉄系水溶液を、鉄粉を保持する鉄粉流動撹拌槽に供
給して、前記不純金属イオンと前記鉄粉とを流動状態で
接触させることにより該不純金属イオンを還元して、精
製塩化鉄水溶液を得る鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系
水溶液の不純金属除去方法であって、 前記鉄粉流動撹拌槽内に形成される鉄粉流動床上部のフ
リーボードから前記鉄粉流動床を形成させるに足る所定
量の前記精製塩化鉄系水溶液を抽出して、抽出した該精
製塩化鉄系水溶液を前記鉄粉流動撹拌槽の下部から送入
して、前記精製塩化鉄系水溶液の循環流により前記鉄粉
流動床を形成させることを特徴とする鉄粉流動撹拌槽を
用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法。 - 【請求項2】 銅、ニッケル等の不純金属イオンを含む
塩化鉄系水溶液を、鉄粉を保持する鉄粉流動撹拌槽に供
給して、前記不純金属イオンと前記鉄粉とを流動状態で
接触させることにより該不純金属イオンを還元して、精
製塩化鉄水溶液を得る鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系
水溶液の不純金属除去方法であって、 前記鉄粉流動撹拌槽内に形成される鉄粉流動床上部のフ
リーボードから前記鉄粉流動床を通過する前記精製塩化
鉄系水溶液の一部を抽出して、抽出した該精製塩化鉄系
水溶液を前記鉄粉流動撹拌槽の下部から前記塩化鉄系水
溶液と共に送入して、前記鉄粉流動床を形成させること
を特徴とする鉄粉流動撹拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の
不純金属除去方法。 - 【請求項3】 前記フリーボードが、前記鉄粉流動床に
おける水平断面積を拡大させてなる鉄粉分離区画部を有
することを特徴とする請求項1又は2記載の鉄粉流動撹
拌槽を用いる塩化鉄系水溶液の不純金属除去方法。
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- 1996-06-28 JP JP18850896A patent/JP3489942B2/ja not_active Expired - Lifetime
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