JP3488902B2 - ガスタービン燃焼器の冷却方法および冷却構造 - Google Patents

ガスタービン燃焼器の冷却方法および冷却構造

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JP3488902B2 JP08646295A JP8646295A JP3488902B2 JP 3488902 B2 JP3488902 B2 JP 3488902B2 JP 08646295 A JP08646295 A JP 08646295A JP 8646295 A JP8646295 A JP 8646295A JP 3488902 B2 JP3488902 B2 JP 3488902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジェットエンジンまたは
ガスタービン燃焼器(以下、単にガスタービン燃焼器と
いう)の冷却方法および冷却構造に関する。さらに詳し
くは、冷却効率が改善されてなる2重壁冷却方法および
冷却構造に関する。なお、本明細書においては、ガスタ
ービンをジェットエンジンをも包含する概念で用いてい
る。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン燃焼器においては、そのラ
イナ壁の焼損を防止するために、燃焼用空気を利用して
その冷却がなされている。従来より、その冷却方法とし
てフィルム冷却方法および2重壁冷却方法などが採用さ
れている(米国特許第4,315,400号、ASME
93−G−400(Cicinati,Ohio-May 24-27,1993)
等参照)。
【0003】フィルム冷却方法は、図5に示すように、
列状に配列された冷却孔101から低温の空気を燃焼室
内側のライナ壁102面に沿わせて噴出させ、低温空気
のフィルムをその表面に形成させてライナ壁102の冷
却を行うものである。なお、図5中、x印は亀裂の発生
しやすい個所を示す。
【0004】一方、2重壁冷却方法は、図6に示すよう
に、ライナを2重壁構造として低温の空気を、燃焼室外
側の壁201面に設けられた孔202,202,20
2,…から2重壁内203に吹き込んで、この孔202
に接続している流路204,204,204,…に流入
させ燃焼室側のライナ壁205内を対流冷却により冷却
し、ついでこの空気を燃焼室内側のライナ壁205に設
けられた孔206,206,206,…から流出させ、
低温空気のフィルムを燃焼室側のライナ壁205表面に
形成して冷却を行うものである。
【0005】しかしながら、フィルム冷却方法において
は、燃焼火炎の揺らぎによる火炎のライナ壁への接触
や、冷却空気の噴出側では充分に冷却され、その逆に噴
出側より遠い箇所では冷却があまりなされないなどの理
由により、ライナ壁に冷却不均一が生ずる。その結果、
図5に模式的に示すように、ライナ壁の冷却が充分にな
されていない箇所に亀裂103が生ずる。かかる亀裂1
03が生ずると、燃焼効率の低下を招来するばかりでな
く、万一、亀裂103が伝播してライナ壁の脱落が生
じ、その脱落したライナ片が燃焼ガスに搬送されてター
ビン室に到達するようなことになれば、タービンブレー
ドを損傷する事態も生ずる。かかる事態を回避するため
に、亀裂103が発生すると、通常、亀裂103の程度
に応じて溶接補修や燃焼器の交換がなされる。
【0006】一方、2重壁冷却方法においては、燃焼室
内側のライナ壁に設けられた孔の開口部から亀裂が生ず
れば前記と同様の事故が発生すると恐れがあるいう問題
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、冷却性能が向
上されるとともに、亀裂が生じてもそれによりタービン
等に損傷を生じさせないような燃焼器における2重壁冷
却方法および2重壁冷却構造を提供することを主たる目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、2
重壁冷却方法を用いるガスタービン燃焼器の冷却方法で
あって、前記2重壁冷却方法に適用される2重壁構造
は、外壁用部材と内壁用部材とを接合部材により接合し
たものとされ、前記接合部材は、正三角形または角部が
適当な半径でアールが形成された正三角形とされ、前記
形状とされた接合部材6個を適当な間隔を設けて配置し
て正六角形を構成したものを一単位とし、かつその一単
位とされたものを適当な間隔を設けてハチの巣状に配置
し、前記外壁用部材の前記正六角形の中心に対応する位
置に冷却空気供給孔を形成し、前記内壁用部材の前記正
六角形の辺に対応する位置に冷却空気流出用スリットを
形成し、前記冷却空気供給孔に燃焼器に流入する全空気
量に対する15%〜45%の空気を冷却用空気として供
給し、その供給した冷却用空気を各接合部材間を通して
前記スリットに導いて同スリットから燃焼室内に流出せ
しめることを特徴とするガスタービン燃焼器の冷却方法
に関する。
【0009】
【0010】 本発明の第2発明は、燃焼室のライナ
が、外壁用部材と内壁用部材とこの外壁用部材と内壁用
部材とに介装・固着されている接合部材とからなり、前
記接合部材が正三角形または角部にアールが設けられた
正三角形とされ、この接合部材が所定の間隔を設けて正
六角形状に配置されたものが一単位とされ、この単位
とされたものが所定の間隔を設けてハチの巣状に配置さ
れ、前記外壁用部材の前記正六角形の中心部に対応する
位置に、冷却空気供給用の孔が形成され、前記内壁用部
材の前記正六角形の辺に対応する位置に、冷却空気流出
用のスリットが形成され、前記外壁用部材の孔の直径が
1mm〜5mmの範囲とされ、前記接合部材の間隔が1
mm〜5mmの範囲とされ、前記接合部材からなる単位
の配置間隔が10mm〜30mmの範囲とされ、前記内
壁用部材のスリットの幅が0.3mm〜2mmの範囲と
されてなることを特徴とするガスタービン燃焼器の冷却
構造に関する。
【0011】 本発明の第2発明においては、前記接合
部材の外壁用部材および内壁用部材への接合が拡散溶接
によりなされるの好ましい。
【0012】 本発明の第3発明は、正三角形または角
部にアールが形成された正三角形の接合部材を、内壁用
部材または外壁用部材上に、所定の間隔を設けて正六角
形状に配置するとともに、その正六角形からなる単位を
所定の間隔を設けてハチの巣状に配置する手順と、前記
接合部材の上に、残りの外壁用部材または内壁用部材を
配置する手順と、前記接合部材を前記内壁用部材および
外壁用部材に接合する手順と、前記外壁用部材の前記接
合部材からなる正六角形の中心部に対応する位置に冷却
空気供給用の孔を形成する手順と、前記内壁用部材の前
記前記接合部材からなる正六角形の辺に対応する位置に
スリットを形成する手順とを含み、前記外壁用部材の孔
の直径を1mm〜5mmの範囲とし、前記接合部材の間
隔を1mm〜5mmの範囲とし、前記接合部材からなる
単位の配置間隔を10mm〜30mmの範囲とし、前記
内壁用部材のスリットの幅を0.3mm〜2mmの範囲
とすることを特徴とするガスタービンの冷却構造の製造
方法に関する。
【0013】本発明の第3発明においては、前記接合部
材の配置が、その配置に対応させた孔が形成されてなる
板材を用いてなされるのが好ましく、また、前記接合部
材の接合が拡散溶接によりなされるのも好ましい。
【0014】
【作用】外壁用部材に設けられた冷却空気供給孔から接
合部材により形成された正六角形の中心部に供給された
冷却用空気は、所定の間隔を設けて配置された接合部材
により形成された流路を通り、内壁用部材の内面を冷却
しながら、正六角形の角部に向けて移動する。正六角形
の角部に到達した冷却用空気は、所定の間隔を設けてハ
チの巣状に配置されている正六角形の辺に対応する位置
に形成されている流路を通り、内壁用部材の内面を冷却
しながら、内壁用部材に設けられているスリットから燃
焼室内へ流出し、燃焼室内壁に沿って流れて内壁をフィ
ルム冷却する。
【0015】また、本発明においては、内壁用部材に正
六角形のスリットをハチの巣状に形成しているので、燃
焼室内壁に亀裂が発生したとしても、亀裂の進展はスリ
ットにより切断される。そのため、亀裂が成長して内壁
用部材が破断されて断片となり、その断片が下流側のタ
ービンに運ばれてタービンを損傷させる恐れもない。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0017】本発明の2重壁冷却方法に適用される2重
壁冷却構造を図1に示し、同冷却構造1は、燃焼室ライ
ナLを外壁用部材2と内壁用部材3とこの両部材2,3
を接合する接合部材4とを主要部としてなるものであ
る。なお、図1の矢印は冷却空気の流れを示す。
【0018】接合部材4は、所望により角部が適当な半
径でアールが形成された正三角形とされる。そして、こ
の接合部材4を6個適当な間隔Wを設けて配置して正六
角形を構成したものを一単位として、それを適当な間隔
を設けてハチの巣状に配置したものが外壁用部材2と内
壁用部材3とに介装・固着されているものがライナ素材
とされる。そして、このライナ素材が適宜成型されて燃
焼室が形成される。なお、角部のアールは所望により設
けられればよく、したがって必ずしも設けられる必要は
ない。
【0019】図1において、この接合部材4,4,4…
の上方に位置する外壁用部材2には、前記正六角形の中
心に対応する位置に、冷却空気供給用の孔21が設けら
れている。また、下方に位置する内壁用部材3には、前
記正六角形の辺に対応する位置に、冷却空気流出用のス
リット31が設けられている。この正三角形の大きさ、
配置間隔、冷却空気供給用の孔21の直径、スリット3
1の幅等は、所望される冷却性能に応じて、孔の直径は
1mm〜5mmの範囲で、スリット幅は0.3mm〜2
mmの範囲で適宜選定され、本実施例では孔の直径は3
mm、スリット幅は0.5mmとされている。また、そ
の材質は外壁用部材2としては、板厚が0.8mmのコ
バルト基合金、例えばHA188(商品名)が用いら
れ、接合部材4としては、板厚が1.0mmのコバルト
基合金、例えばHA188(同商品名)が用いられ、内
壁用部材3としては、板厚が0.8mmのコバルト基合
金、例えばHA188(同商品名)が用いられる。な
お、前記コバルト基合金のほかに各種耐熱合金も好適に
用いられる。例えばハステロイX(商品名)も好適に用
いられる。
【0020】次に、かかる構成を有するライナLの製造
方法の一例について、図2を参照しながら説明する。
【0021】軟鋼の板材5に前記接合部材4,4,4
…の配置に対応させて、前記接合部材4,4,4…が埋
込できる大きさの孔51,51,51…の加工を行う
(図2(a)参照)。この孔加工は、例えばレーザ加工
により行う。
【0022】孔加工がなされた前記板材5を、例えば
内壁用部材3の上に配置する(図2(b)参照)。
【0023】接合部材4,4,4…を前記板材5の孔
51,51,51…に埋込む(図2(c)参照)。
【0024】接合部材4,4,4…の埋込が完了した
後、板材5の上に外壁用部材3を載置する(図2(d)
参照)。
【0025】拡散溶接(特開平6ー201131号参
照)により内壁用部材3、接合部材4,4,4…および
外壁用部材2を接合する。
【0026】拡散溶接終了後、板材5を除去する。こ
れは、例えば接合完了後のライナ素材を硝酸溶液に浸漬
することによりなされる。
【0027】外壁用部材2に孔21の加工を行うとと
もに、内壁用部材3にスリット31の加工を行う。
【0028】以下、孔加工およびスリット加工がなされ
たライナ素材を所望形状に成型して燃焼室の形成がなさ
れる。
【0029】次に、このように構成された冷却構造パネ
ルを用いて冷却性能のテストを下記のようにして行っ
た。
【0030】冷却試験例 燃焼状態での燃焼器壁の伝熱条件を模擬した環境、つま
り高温の燃焼ガスからの対流伝熱と輻射伝熱および低温
の冷却空気による対流伝熱を与えることができる図3に
示す試験装置6を用いて、図1に示す冷却構造を図3の
試験装置の冷却構造パネル部67に適用して冷却性能試
験を行った。その結果を図4に実線で示す。なお、図3
において、符号61はブロワを、符号62はオリフィス
流量計を、符号63は空気加熱器を、符号64は輻射ラ
ンプを、符号65は電源トランスを、符号66は赤外線
温度計を、矢符は空気の流れをそれぞれ示す。
【0031】比較冷却試験例 図5に示す冷却構造を図3に示す試験装置6の冷却パネ
ル部67に適用して前記冷却試験例と同一条件で冷却性
能試験を行った。その結果を図4に点線で併せて示す。
【0032】図4に示す冷却試験例および比較冷却試験
例の結果から明らかなように、本実施例のライナを用い
て燃焼室を構成すれば、比較試験例の燃焼器よりも冷却
効果がよいことから優れた耐熱性を有する燃焼器が得ら
れるのがわかる。また、必要な冷却用空気量が少なくて
よいことから、冷却空気使用量を低減でき、その分燃焼
用空気を多くすることができる。したがって、燃焼器を
多くの燃焼用空気を必要とする低NOX化されたものと
することができる。あるいは、燃焼器壁面における冷却
効率がよいので、燃焼器の出口ガス温度を高温度にで
き、それによりガスタービン効率を向上できる。
【0033】また、前述したように、接合部材を正六角
形状に配置ものを一単位として、それをハチの巣状に配
置し、しかもその正六角形の辺に対応する位置にスリッ
トを設けているので、内壁用部材に亀裂が発生したとし
ても、亀裂は前記スリットにより伝播が防止されるの
で、亀裂が大きく成長することはない。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の冷却構造
を用いてガスタービンの燃焼器を構成すれば、燃焼器に
おける壁面の冷却性能が向上できるという優れた効果が
得られる。また、冷却効率がよいので、冷却に要する空
気量を減少させることができ、その分燃焼用空気を多く
できる。そのため、燃焼を希薄にできNOXの生成が抑
制された燃焼器とすることができるという効果も得られ
る。あるいは、冷却効率がよいので燃焼器出口ガス温度
を高温にでき、それによりガスタービン効率を向上でき
るという効果も得られる。さらに、接合部材を正六角形
状に配置ものを一単位として、それをハチの巣状に配置
し、しかもその正六角形の辺に対応する位置にスリット
を設けているので、内壁用部材に亀裂が発生したとして
も、亀裂は前記スリットにより伝播が防止されるので、
亀裂が大きく成長することはないという優れた効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の冷却構造の一部を破断して
示す斜視図である。
【図2】同冷却構造の製造手順の一例の説明図であっ
て、同(a)は板材に接合部材が埋込まれる孔が形成さ
れた状態を示し、同(b)は孔加工がされた板材を内壁
用部材の上に配置した状態を示し、同(c)は接合部材
を板材の孔に埋込んだ状態を示し、同(d)は接合部材
の埋込が完了した板材の上に外壁用部材を載置した状態
を示す。
【図3】冷却試験に用いた試験装置の概略図である。
【図4】冷却試験の結果を示すグラフである。
【図5】従来のフィルム冷却構造の説明図である。
【図6】従来の2重冷却構造の説明図である。
【符号の説明】
1 2重冷却構造 2 外壁用部材 21 孔 3 内壁用部材 31 スリット 4 接合部材 5 板材 51 孔 6 試験装置 L ライナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−233908(JP,A) 特開 昭62−131928(JP,A) 特開 昭63−15011(JP,A) 特開 平5−44927(JP,A) 特開 平6−201131(JP,A) 特開 平3−177525(JP,A) 特開 昭55−148151(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23R 3/06 - 3/46 F02C 7/00 - 7/18 F01D 25/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2重壁冷却方法を用いるガスタービン燃
    焼器の冷却方法であって、前記2重壁冷却方法に適用される2重壁構造は、外壁用
    部材と内壁用部材とを接合部材により接合したものとさ
    れ、 前記接合部材は、正三角形または角部が適当な半径でア
    ールが形成された正三角形とされ、 前記形状とされた接合部材6個を適当な間隔を設けて配
    置して正六角形を構成したものを一単位とし、かつその
    一単位とされたものを適当な間隔を設けてハチの巣状に
    配置し、 前記外壁用部材の前記正六角形の中心に対応する位置に
    冷却空気供給孔を形成し、 前記内壁用部材の前記正六角形の辺に対応する位置に冷
    却空気流出用スリットを形成し、 前記冷却空気供給孔に燃焼器に流入する全空気量に対す
    る15%〜45%の空気を冷却用空気として供給し、そ
    の供給した 冷却用空気を各接合部材間を通して前記スリ
    ットに導いて同スリットから燃焼室内に流出せしめるこ
    とを特徴とするガスタービン燃焼器の冷却方法。
  2. 【請求項2】 燃焼室のライナが、外壁用部材と内壁用
    部材とこの外壁用部材と内壁用部材とに介装・固着され
    ている接合部材とからなり、 前記接合部材が正三角形または角部にアールが設けられ
    た正三角形とされ、この接合部材が所定の間隔を設けて
    正六角形状に配置されたものが一単位とされ、この
    とされたものが所定の間隔を設けてハチの巣状に配置
    され、 前記外壁用部材の前記正六角形の中心部に対応する位置
    に、冷却空気供給用の孔が形成され、 前記内壁用部材の前記正六角形の辺に対応する位置に、
    冷却空気流出用のスリットが形成され 前記外壁用部材の孔の直径が1mm〜5mmの範囲とさ
    れ、前記接合部材の間隔が1mm〜5mmの範囲とさ
    れ、前記接合部材からなる単位の配置間隔が10 mm〜
    30mmの範囲とされ、前記内壁用部材のスリットの幅
    が0.3mm〜2mmの範囲とされ てなることを特徴と
    するガスタービン燃焼器の冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記接合部材の外壁用部材および内壁用
    部材への接合が拡散溶接によりなされてなることを特徴
    とする請求項記載のガスタービン燃焼器の冷却構造。
  4. 【請求項4】 正三角形または角部にアールが形成され
    た正三角形の接合部材を、内壁用部材または外壁用部材
    上に、所定の間隔を設けて正六角形状に配置するととも
    に、その正六角形からなる単位を所定の間隔を設けてハ
    チの巣状に配置する手順と、 前記接合部材の上に、残りの外壁用部材または内壁用部
    材を配置する手順と、 前記接合部材を前記内壁用部材および外壁用部材に接合
    する手順と、 前記外壁用部材の前記接合部材からなる正六角形の中心
    部に対応する位置に冷却空気供給用の孔を形成する手順
    と、 前記内壁用部材の前記前記接合部材からなる正六角形の
    辺に対応する位置にスリットを形成する手順とを含み、 前記外壁用部材の孔の直径を1mm〜5mmの範囲と
    し、前記接合部材の間隔を1mm〜5mmの範囲とし、
    前記接合部材からなる単位の配置間隔を10mm〜30
    mmの範囲とし、前記内壁用部材のスリットの幅を0.
    3mm〜2mmの範囲とす ることを特徴とするガスター
    ビンの冷却構造の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記接合部材の配置が、その配置に対応
    させた孔が形成されてなる板材を用いてなされることを
    特徴とする請求項記載のガスタービン燃焼器の冷却構
    造の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記接合部材の接合が拡散溶接によりな
    されることを特徴とする請求項または記載のガスタ
    ービン燃焼器の冷却構造の製造方法。
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