JP3486403B2 - 乳幼児用飲料容器 - Google Patents
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Description
るものであり、特に温かい液体飲料を摂取するのに適し
た乳幼児用飲料容器の改良に関するものである。
30に示すような構造のものが知られている。この飲料
容器1は、コップ状の本体2と、この本体2の上部開口
を塞ぐための蓋部材3を備えている。この蓋部材3の上
面には、貫通孔3aが設けられており、この貫通孔3a
に対してストロー4が挿入されるようになっている。
体2の内部に液体飲料を収容した状態で蓋部材3を装着
すれば、容器本体2を多少傾けても内容物が外にこぼれ
ることがない。そして、上記ストロー4を介して、適宜
液体飲料を吸い上げることで、この液体飲料を摂取でき
る。
飲料容器1においては、容器本体2内に比較的高い温度
の液体が収容されている場合には、容器の内部空間S1
に存在する空気の体積が、高温の液体の熱を受けて膨張
してしまい、そのために、高温の飲料がストロー4を介
して外部に噴出し危険であるという問題があった。特
に、乳幼児がミルクを調乳してから飲む場合には、ミル
クの粉末を容器本体内に入れ、高温の湯で攪拌した後等
においては、上記弊害が容易に予想できることである。
また、容器内に冷たい飲料を収容した場合でも、温かい
部屋に置いておくと室温により容器内の空気が温められ
て同様の現象を生じることがある。
ている。図において、飲料容器5では、蓋部材3の上部
開口を塞ぐキャップ部6を備えていて、このキャップ部
6のベース部材7が装着されている。このベース部材7
には、ストロー4を通す貫通孔を形成し、さらに、この
貫通孔から横に延びるスリット状の貫通溝8を設けてい
る。
器本体2内で内圧が高まった場合においては、その圧力
は貫通溝8から外部に逃がすことが可能となり、ストロ
ーからの飲料の吹き出しを防止できる。
いては、容器本体2が傾くと、上記貫通溝8から液体飲
料が漏れることになり、特に乳幼児の使用においては、
液体飲料をこぼし易いという欠点があった。
になされたもので、ストローを使用する飲料容器におい
て、ストローからの液体飲料の吹き出しを防止し、あわ
せて液体飲料が外部に漏れることを防止できる乳幼児用
飲料容器を提供することを目的としている。
発明にあっては、液体飲料が収容される容器本体と、前
記容器本体に設けられる把手と、前記容器本体の上部に
対して着脱され、外方に向かって凸となるような曲面で
なる蓋部材と、この蓋部材に設けられストローの飲み口
付近を挿通させて周囲をシールする第1の蓋開口部とを
備えており、前記蓋部材には、前記第1の蓋開口部とは
別に外部と連通した第2の蓋開口部と、この第2の蓋開
口部に装着される可動部材とを含む前記容器本体の内圧
を調整するための内圧調整手段を有し、前記可動部材
が、前記第2の蓋開口部に対して、支持部が押し込まれ
ることで係止される構成であり、前記第2の蓋開口部を
閉止する位置と第2の蓋開口部を開放する位置との間で
前記支持部の中心軸の周囲に回動変位するとともに、こ
の開閉の回動変位のために回動操作されるためのレバー
部を備え、さらに、前記把手を把持して、飲用のために
前記容器本体を傾けた状態において、前記第1の蓋開口
部が、前記蓋部材の中心部より下側に位置し、前記第2
の蓋開口部は、第1の蓋開口部よりも上に位置するよう
にされており、かつ曲面状の前記蓋部材の一部に、平ら
な段部が形成され、この段部に前記内圧調整手段が設け
られていて、前記レバー部の回動操作に基づく回動の停
止位置に応じて、前記第2の開口部の開口面積の大きさ
を変更する前記可動部材としての回動体とを備える、乳
幼児用飲料容器により、達成される。
において、前記内圧調整手段を開くことにより、外部と
連通する連通手段の開口面積が10平方ミリメートル以
上とされていることを特徴とする。
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
態の全体を示す概略斜視図である。図において、飲料容
器10は、例えば透明なガラスやプラスチックにてコッ
プ状に形成した容器本体12を備えている。この容器本
体12の上端は開放された開口を備えていて、この開口
を塞ぐようにして蓋部材13が装着されている。すなわ
ち、例えば蓋部材13は、容器本体12の上端開口の周
囲に形成したネジ部(図示せず)に対して螺合させるこ
とによって、着脱できるようになっている。これによ
り、蓋部材13を外すと容器本体12の上端は広く開放
されることから、液体飲料を入れたり、あるいは粉状の
ミルクを入れてお湯とともに混ぜて調乳することが容易
となっている。また、容器本体12の側面には、例えば
一対の把手11が一体に形成されている。尚、この把手
11は、着脱できる構成としてもよい。
の広い開口を塞いで、容器本体12を傾けても収容した
飲料をこぼすことがないようになっている。また、この
蓋部材13は、その上面からストロー14を突出させた
状態で支持している。このために、容器本体12は上端
に蓋開口部(後述)を備えており、この開口部にはキャ
ップ部16のベース部材17が装着されている。すなわ
ち、キャップ部16は、ドーム状のキャップ本体15
と、上記ベース部材17とを備えており、このキャップ
本体15とベース部材17とはベルト状の比較的柔軟な
材質でなる接続部材18で接続されている。
覆うカバー状の部材で、図1に示すように、ストロー1
4が挿入される第1の連通手段としての第1の貫通孔2
1と、第2の連通手段である第2の貫通孔22,22と
を備えている。この第1の貫通孔21は、ストロー14
の直径より僅かに大きく形成されている。また、第2の
貫通孔22は、第1の貫通孔21の周囲の領域に形成さ
れ、この場合、2つの弧状の貫通孔22,22として形
成されている。この貫通孔22,22は、後述する内圧
調整手段24の一部を構成する。そして、第1の貫通孔
21の開口面積と、第2の貫通孔22,22を合わせた
開口面積は後述するように定められている。
装着される蓋部材13の蓋開口部23の付近を詳しく示
す部分拡大図であり、図2はその部分拡大平面図、図3
は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図であ
る。これらの図において、蓋部材13の上面の上端付近
には、中央に蓋開口部23が形成されている。この蓋開
口部23の直径は、上記したベース部材17の第1の貫
通孔21よりも大きく設定されている。
ているように、各4分割された領域において、連通孔と
閉止部とが2つずつ形成されている。すなわち、蓋開口
部23の中心に関して、互いに180度の位置になるよ
うに、蓋開口部の外周縁27と同じ高さでなる閉止部2
6,26(図3参照)が設けられている。また、各閉止
部26,26の間で、互いに180度の位置になるよう
に連通孔25,25が形成されている。上記連通孔2
5,25は、図4に示すように、それぞれ、外周部が蓋
開口部23の外周縁27と同じ高さであり、蓋開口部2
3の下端に向かうように内方へ徐々に下降する傾斜孔部
で構成されている。上記蓋開口部23と連通孔25,2
5及び、キャップ部15のベース部材17に形成した貫
通孔22,22にて内圧調整手段24を構成している。
ように、キャップ部16が装着される。すなわち、上述
したように、キャップ部16は、ドーム状のキャップ本
体15と、上記ベース部材17とを備えており、このキ
ャップ本体15とベース部材17とはベルト状の接続部
材18で接続されている。ベース部材17は、ほぼ平坦
な上面を備えるカバー状の部材であって、蓋部材13の
蓋開口部23の上を覆うように、リング状の部材28を
介して装着されている。このベース部材17には、図1
で説明したように、ストロー14が挿入される第1の連
通手段としての第1の貫通孔21と、第2の連通手段で
ある第2の貫通孔22,22とを備えている。
えばある程度弾性のある合成樹脂等により透明なドーム
状に形成されていて、接続部材18が曲折され、または
延びた状態となることにより、図5の矢印方向に開閉す
る。キャップ本体15が図示のような閉まった状態で
は、キャップ本体15の周縁部(下端付近)が変形する
ことで、ベース部材17の下端外周縁部29がキャップ
本体16の内側に強制的に入り込んで嵌合されるように
なっている。尚、上記キャップ部16のキャップ本体1
6をベース部材17と接続する接続部材18を省略して
もよい。また、この場合ベース部材17の周囲につまみ
片等を設けると、その回動が容易となる。
と接続しないで、キャップ本体15を小さく形成し、ス
トロー14の先端部に装着するようにしてもよい。さら
にまた、キャップ本体15をベース部材と接続しない
で、キャップ本体を大きく形成し、蓋部材13の上部全
体を覆い得るフード状のものにより構成してもよい。さ
らに、また、キャップ本体15を省略してもよい。この
場合、好ましくは、ストロー14を柔軟な材料で形成し
て長く外部に突出するようにし、途中で折り返して、ス
トローの先端部を蓋部材13の上面に形成した凹部また
は開口に嵌入して固定するようにしてもよい。
り、次にその作用を説明する。キャップ部16が蓋開口
部23の周囲において、回動されることにより、図1に
示す弧状の第2の貫通孔22,22は、蓋部材13に対
して、相対的に図2にて鎖線で示す矢印の方向に回動し
て第1の位置にされる。第2の貫通孔22,22が蓋部
材13に対して図2に示す位置をとるときには、図6に
示すように、ベース部材17の第2の貫通孔22,22
は、その下部を蓋部材13の閉止部26,26に塞がれ
て、これら貫通孔22,22は、蓋開口部23と連通し
ていない。
飲料(図示せず)は、貫通孔22,22側に漏れること
がない。このとき、蓋開口部23内にストロー14(図
1参照)が差し込まれていれば、容器本体12内と外部
とが連通している箇所は、ここだけになるので、容器本
体12内の液体飲料は、飲料容器10を傾けても外部に
こぼれることがない。
囲において、上述の位置から、90度回動させ第2の位
置に移動される。そうすると、図1に示すベース部材1
7の弧状の第2の貫通孔22,22は、蓋部材13に対
して、相対的に図2にて鎖線で示す矢印の方向に90度
回動する。この状態は図5に示されており、この位置で
は、図2の内圧調整手段24を構成するベース部材17
の第2の貫通孔22,22と、連通孔25,25は連通
されることになる。
容器本体12内において、例えば比較的高温の液体を収
容したときに、これによって加熱された空気Aは、蓋開
口部23及び連通孔25,25、第2の貫通孔22,2
2を通ってその外部に排出される。したがって、キャッ
プ本体15が開かれていれば、上記膨張した空気Aは、
飲料容器の外部に排出され、容器本体12内の圧力が下
がる。これにより、容器本体12内に閉じ込められた空
気が加熱膨張されて、ストロー14を介して液体飲料を
押し上げ、高温の液体飲料がストロー14から吹き出す
といった危険が回避される。しかも、キャップ部15を
回動させて、ベース部材17を第1の位置に合わせてお
けば、飲料容器10を傾けても、容器本体12内の液体
飲料が外部にもれることはほとんどない。
較的固い材質であるポリエチレン製のストローの場合、
その外径を6.2mmプラスマイナス0.1mm(最大
径6.3mm)、あるいは比較的柔らかい材質である水
添型スチレンイソプレン共重合樹脂及びシリコン製のス
トローの場合に、その外径を6.5mmプラスマイナス
0.15mm(最大径6.65mm)、上記第1の貫通
孔21の直径を8mm、容器本体の8分目まで約160
ミリリットルの摂氏80度の温水をいれた場合におい
て、第2の貫通孔22,22の面積(2つの貫通孔の面
積の合計)を変化させた場合の吹き出し等に関する実験
を行った。この場合、内圧調整手段24の主要な構成部
である上記第2の貫通孔の面積(2つの貫通孔の面積の
合計)は、10平方ミリメートル以上であることが好ま
しい。第2の貫通孔の面積が上記下限値より面積が小さ
いと、キャップ本体15を外した状態における吹き出し
が認められ、しかも実用上危険な範囲まで届くことが確
認されている。また、第2の貫通孔の面積の上限値は必
ずしも設けられるものでない。この面積が大きくてもキ
ャップ本体15を閉めていれば、容器を傾けた場合に
も、液体は漏れないからである。しかしながら、キャッ
プ本体15を開いた状態で、例えば粉ミルク等の調乳作
業を行って、そのまま使用するといった場合の利便性を
考えると、キャップ本体15を閉めないで乳幼児が使用
する場合には、第2の貫通孔の面積が大き過ぎると液体
の漏れ量が多くなる。この点において、第2の貫通孔の
面積は、13平方ミリメートル以下であると、液体の漏
れ量が実用上不便を来さない範囲にとどめられることが
確認されている。また、実際の使用にあっては、キャッ
プ本体15を完全に閉じた状態において、ストロー14
を介して液体を吸うと、容器本体12内が減圧されて、
飲みにくくなることから、蓋部材13の第2の貫通孔の
面積は、13平方ミリメートル以下に設定してキャップ
本体15を開いた状態で使用する場合に、便利である。
示している。図7において、第2の実施形態の飲料容器
30に関し、第1の実施形態と同じ符号を付した箇所は
同一の構成であるから、重複する説明は省略し、以下、
相違点を中心に説明する。この飲料容器30では、図1
におけるキャップ部16のベース部材と対応するベース
部材には第1の貫通孔に対応するものだけが形成されて
おり、第2の貫通孔や蓋開口部における連通孔は形成さ
れていない(図示せず)。このような構成に対応する内
圧調整手段は、この実施形態の場合、蓋部材13の上面
に直接形成されている。
蓋部材13の上面のキャップ部16が装着される箇所以
外の領域に独立して形成されている。この内圧調整手段
31は、図8に示すように、蓋部材13の上面に、スト
ロー14を挿通する開口部以外に、第2の蓋開口部35
を形成し、これに弁装置を組み合わせて構成されてい
る。蓋開口部35の開口面積は、第1の実施形態と同様
に、10平方ミリメートル以上に設定されている。すな
わち、蓋開口部35を外側から覆うように弁箱32を形
成し、この弁箱32の所定位置には外部と連通する連通
口34,34が形成されている。さらに、弁箱32内に
は、この弁箱32内を図において上下に移動可能な球状
の弁体33を収容している。
うに構成されており、以下のように作用する。飲料容器
30の容器本体12内の内圧が高くない状態において
は、図8に示すように、球状の弁体33は下降してお
り、蓋開口部35を塞いでいる。これにより、飲料容器
30を傾けた場合にも、容器本体12内の液体飲料が外
部にもれることはほとんどない。次に、容器本体12内
において、例えば比較的高温の液体を収容したときに、
これによって加熱膨張された空気は、図9に示すよう
に、弁箱32内の弁体33を上方に押し上げる。これに
よって、蓋開口部35と連通口34,34が連通される
ので、この空気は連通口34,34から外部に排出さ
れ、容器本体12内の圧力が下がる。これにより、容器
本体12内に閉じ込められた空気が加熱膨張されて、ス
トロー14を介して液体飲料を押し上げ、これにより、
高温の液体飲料がストロー14から吹き出すといった危
険が回避される。
態を示している。図10において、第3の実施形態の飲
料容器40に関し、第1の実施形態と同じ符号を付した
箇所は同一の構成であるから、重複する説明は省略し、
以下、相違点を中心に説明する。この飲料容器40で
は、図1におけるキャップ部16のベース部と対応する
ベース部材には第1の貫通孔に対応するものだけが形成
されており、第2の貫通孔や蓋開口部における連通孔は
形成されていない(図示せず)。このような構成に対応
する内圧調整手段は、この実施形態の場合、蓋部材13
の上面に直接形成されている。
は、蓋部材13の上面のキャップ部16が装着される箇
所以外の領域に独立して形成されている。この内圧調整
手段41は、図11に示すように、蓋部材13の上面
に、ストロー14を挿通する開口部以外に、第2の蓋開
口部45を形成し、これに弁装置を組み合わせて構成さ
れている。第2の蓋開口部45の開口面積は、第1の実
施形態と同様に、10平方ミリメートル以上に設定され
ている。すなわち、蓋部材13の上面に、例えば丈夫で
柔軟な樹脂材料等にて板状に形成した弁体42を配置
し、この弁体42の基端側の固定突起44を蓋部材13
に設けた貫通孔43内に嵌入して固定する。そして、弁
体42の自由端側46が蓋開口部45を塞ぐように配置
する。
うに構成されており、以下のように作用する。飲料容器
40の容器本体12内の内圧が高くない状態において
は、図11に示すように、弁体42の自由端側46は、
蓋開口部45を塞いでいる。これにより、飲料容器40
を傾けた場合にも、容器本体12内の液体飲料が外部に
もれることはほとんどない。次に、容器本体12内にお
いて、例えば比較的高温の液体を収容したときに、これ
によって加熱膨張された空気は、図12に示すように、
弁体42の自由端側46を上方に押し上げる。これによ
って、蓋開口部45と外部が連通されるので、この空気
は蓋開口部45から外部に排出され、容器本体12内の
圧力が下がる。これにより、容器本体12内に閉じ込め
られた空気が加熱膨張されて、ストロー14を介して液
体飲料を押し上げ、これにより、高温の液体飲料がスト
ロー14から吹き出すといった危険が回避される。ま
た、飲料容器40にあっては、容器本体11内に温かい
飲料を収容し、蓋部材13を装着した後で、吹き出しを
生じないように予め自分で上記弁体42を開いておくこ
とが可能である。
態を示している。図13において、第4の実施形態の飲
料容器50に関し、第1の実施形態と同じ符号を付した
箇所は同一の構成であるから、重複する説明は省略し、
以下、相違点を中心に説明する。この飲料容器50で
は、図1におけるキャップ部16のベース部材と対応す
るベース部材には第1の貫通孔に対応するものだけが形
成されており、第2の貫通孔や蓋開口部における連通孔
は形成されていない(図示せず)。このような構成に対
応する内圧調整手段は、この実施形態の場合、蓋部材1
3の上面に直接形成されている。
は、蓋部材13の上面のキャップ部16が装着される箇
所以外の領域に独立して形成されている。この内圧調整
手段51は、図14に示すように、蓋部材13の上面
に、ストロー14を挿通する開口部以外に、第2の蓋開
口部55を形成し、これに弁装置を組み合わせて構成さ
れている。第2の蓋開口部55の開口面積は、第1の実
施形態と同様に、10平方ミリメートル以上で、13平
方ミリメートル以下に設定されている。すなわち、蓋部
材13の上面に、弁装置52を装着する。すなわち、こ
の弁装置は、比較的大きな蓋開口部55の内周に沿って
装着されるリング状の周縁部54と、この周縁部54の
内側に一体に形成した薄板状部56とを備えている。そ
して、この薄板状部56の中央部に、図13に示すよう
な例えば十字状の切り込み57を入れて、内端側が自由
端となる複数枚(図示の場合4枚)の弁体53を形成し
ている。
うに構成されており、以下のように作用する。飲料容器
50の容器本体12内の内圧が高くない状態において
は、図14に示すように、複数の弁体53の自由端側
は、互いにその端面を接していて、弁装置52は閉止し
ている。これにより、飲料容器50を傾けた場合にも、
容器本体12内の液体飲料が外部にもれることはほとん
どない。次に、容器本体12内において、例えば比較的
高温の液体を収容したときに、これによって加熱膨張さ
れた空気は、図15に示すように、複数の弁体53の各
自由端側を上方に押し上げる。これによって、蓋開口部
55と外部が連通されるので、この空気は蓋開口部55
から外部に排出されて、容器本体12内の圧力が下が
る。これにより、容器本体12内に閉じ込められた空気
が加熱膨張されて、ストロー14を介して液体飲料を押
し上げ、これにより、高温の液体飲料がストロー14か
ら吹き出すといった危険が回避される。
態を示している。第5の実施形態の飲料容器60におい
て、第1の実施形態と同じ符号を付した箇所は同一の構
成であるから、重複する説明は省略し、以下、相違点を
中心に説明する。この飲料容器60では、図1における
キャップ部16のベース部材と対応するベース部材には
第1の貫通孔に対応するものだけが形成されており、第
2の貫通孔や蓋開口部における連通孔は形成されていな
い(図示せず)。図16には、このようなベース部材が
装着されるべき蓋開口部23が示されている。そして、
このような構成に対応する内圧調整手段は、この実施形
態の場合、蓋部材13の上面に直接形成されている。
手段61は、蓋部材13の上面のキャップ部16が装着
される箇所以外の領域に独立して形成されている。この
内圧調整手段61は、蓋部材13の上面に、ストロー1
4を挿通する開口部23以外に、第2の蓋開口部65を
形成し、この第2の蓋開口部65を開閉する可動部材6
2を組み合わせて構成されている。そして、第2の蓋開
口部55の開口面積は、第1の実施形態と同様に、10
平方ミリメートル以上に設定されている。
すような可動部材62が装着されている。この可動部材
65はフランジ状に径の大きくなった部分であるヘッド
部63と、このヘッド部63に形成したつまみとしての
舌片部64を有している。さらに、可動部62は、図1
9に示すように、上記ヘッド部63の中心から一体に縦
方向に延びる軸部69を有している。ここで、蓋部材1
3の第2の蓋開口部65は、内側へ向かって傾斜部65
aを介して徐々に開口径が小さくなるように形成されて
いる。
65の形状に対応して、上記軸部69の先端には、抜け
止め手段として、例えば、第2の蓋開口部65の小径部
65bよりも大きな径とした第1のリブ66を備えてい
る。また、ヘッド部63の下側には、シール手段とし
て、例えばこのヘッド部63の径よりやや小さな径でな
る第2のリブ67を備えている。さらに、係止手段とし
て、例えば、第1のリブ66と第2のリブ67の間で、
軸部69の中央付近には、第2の蓋開口部65の小径部
65bよりも僅かに大きな径でなる第3のリブ68が形
成されている。
うに構成されており、以下のように作用する。飲料容器
60の容器本体12内の内圧が高くない状態において
は、使用者が可動部材62を蓋部材3の第2の蓋開口部
65内に押し込むことにより、図20に示すように、可
動部材62の第3のリブ68が第2の蓋開口部65の内
径部65bの下側に強制的に押し込まれる。このため、
可動部材62は、図20の状態で係止され、第2のリブ
67の外周が、第2の蓋開口部65の傾斜面65aに当
接することで、容器本体12内の液体が外部に漏れない
ようにされる。
較的高温の液体を収容したときには、使用者は、可動部
材62のつまみである舌片64を手指で持って引き上げ
ることによって、図19の状態となる。図19では、可
動部材62の第3のリブ68が第2の蓋開口部65の内
径部65bの上側に強制的に引き上げられて係止状態が
解除される。これによって、容器本体12内の加熱膨張
された空気は、第2の蓋開口部65と軸部69との間か
ら外部に排出されて、容器本体12内の圧力が下がる。
これにより、容器本体12内に閉じ込められた空気が加
熱膨張されて、ストロー14を介して液体飲料を押し上
げ、これにより、高温の液体飲料がストロー14から吹
き出すといった危険が回避される。この場合、可動部材
62の第1のリブ66は、第2の蓋開口部65の内径部
65bに関して、その常に下側にあって、可動部材62
の全体が外部に抜け出ることを防止することができる。
いる。第6の実施形態の飲料容器70において、第1の
実施形態と同じ符号を付した箇所は同一の構成であるか
ら、重複する説明は省略し、以下、相違点を中心に説明
する。この飲料容器70では、図1におけるキャップ部
16のベース部材と対応するベース部材17は、リング
状に形成されており、比較的単純な構造で、第1の実施
形態のように複数の貫通孔が形成されているものではな
い。蓋部材13の第1の蓋開口部23は、縦方向に延長
された延長部74を備え、この延長部74の内側には、
パッキン72を介してストロー14が挿通さている。延
長部74の下端側の周囲には、回動体72が装着され、
ベース部材17は、この回動体72を上から抑えるよう
に装着されている。本実施形態の内圧調整手段71は、
この回動体72により構成されている。
口部73に対応した位置に貫通孔72bを備えている。
また、回動体72は、一方向に長いレバー72aを有し
ており、使用者は、このレバー72aを持って、回動体
72を上記延長部74の周囲に沿って回動できるように
なっている。これにより、回動体72は、その貫通孔7
2bが蓋部材13の第2の開口部73と連通していな
い、すなわち回動体72が蓋部材13の第2の蓋開口部
73を閉止する閉止位置と、回動体72の貫通孔72b
が蓋部材13の第2の蓋開口部73と連通する図21に
示す連通位置とに切り換えられるようになっている。そ
して、この回動体72が連通位置をとったとき、蓋部材
13の第2の蓋開口部73及びこれと連通する回動体7
2の貫通孔72bとによる開口面積は、10平方ミリメ
ートル以上で、13平方ミリメートル以下に設定されて
いる。
うに構成されており、以下のように作用する。飲料容器
70の容器本体12内の内圧が高くない状態において
は、使用者が回動体72のレバー72aを操作して閉止
位置とすることによりにより、容器本体12内の液体が
外部に漏れないようにされる。
較的高温の液体を収容したときには、使用者は、回動体
72のレバー72aを操作して図21の連通位置にす
る。これにより、容器本体12内の加熱膨張された空気
は、蓋部材13の第2の蓋開口部73と回動体72の貫
通孔72bを介して外部に排出されて、容器本体12内
の圧力が下がる。これにより、容器本体12内に閉じ込
められた空気が加熱膨張されて、ストロー14を介して
液体飲料を押し上げ、これにより、高温の液体飲料がス
トロー14から吹き出すといった危険が回避される。
いる。第7の実施形態の飲料容器80において、第1の
実施形態及び第6の実施形態と同じ符号を付した箇所は
同一の構成であるから、重複する説明は省略し、以下、
相違点を中心に説明する。この飲料容器70では、図1
におけるキャップ部16のベース部材と対応するベース
部材17は、リング状に形成されており、第1の実施形
態のように複数の貫通孔が形成されているものではな
い。しかしながら、このベース部材17は、蓋部材13
の第1の蓋開口部23に形成した延長部74の周囲で回
動するようになっており、ベース部材17の下端付近に
は、接続部材18の一端が接続部82を介して一体に接
続されている。そして、接続部材18の他端側は、キャ
ップ本体15と一体に接続されているから、このベース
部材17はキャップ本体15とともに、延長部74の周
囲で回動するようになっている
の接続部材18の接続部82に形成した貫通孔83によ
り構成されている。この貫通孔83は、蓋部材13の第
2の蓋開口部84に対応する位置に形成されている。こ
のため、使用者は、キャップ本体15ととともに、ベー
ス17を延長部74の周囲に沿って回動できるようにな
っている。これにより、内圧調整手段81は、その貫通
孔83が蓋部材13の第2の開口部84と連通していな
い、すなわち内圧調整手段81が蓋部材13の第2の蓋
開口部84を閉止する閉止位置と、内圧調整手段81の
貫通孔83が蓋部材13の第2の蓋開口部84と連通す
る図22に示す連通位置とに切り換えられるようになっ
ている。そして、この内圧調整手段81が上記連通位置
をとったとき、蓋部材13の第2の蓋開口部84及びこ
れと連通する内圧調整手段81の貫通孔83とによる開
口面積は、10平方ミリメートル以上で、13平方ミリ
メートル以下に設定されている。
り、使用者が、キャップ本体15ととともに、ベース1
7を延長部74の周囲に沿って回動操作することによっ
て、第6の実施形態と同等の作用効果を発揮する。
いる。第8の実施形態の飲料容器90において、第1の
実施形態及び第7の実施形態と同じ符号を付した箇所は
同一の構成であるから、重複する説明は省略し、以下、
相違点を中心に説明する。この飲料容器90では、図1
におけるキャップ部16のベース部材と対応するベース
部材17は、リング状に形成されており、第1の実施形
態のように複数の貫通孔が形成されているものではな
い。ベース部材17の下端付近には、接続部材18の一
端が一体に接続されている。そして、接続部材18の他
端側は、キャップ本体15と一体に接続されている。
部材18の下面から突出する係止手段95により形成さ
れている。この係止手段95は、図23に示すように、
接続部材の下面から下方に突出して設けた軸部92と、
この軸部92の先端に設けた軸部92より大きな径を有
するヘッド部93を備えている。
手段95の軸部92とヘッド部93とを蓋部材13の第
2の開口部94内に強制的に嵌入し、ヘッド部93が蓋
部材13の第2の開口部94の内側周縁にて係止される
ことにより、内圧調整手段91は閉止状態となる。これ
に対して、図23の鎖線に示すように、使用者が接続部
材18を上に引いて、係止手段95の軸部92とヘッド
部93とを蓋部材13の第2の開口部94から強制的に
引き抜くことにより、内圧調整手段91は開いた状態と
なる。ここで、内圧調整手段91により開かれる蓋部材
13の第2の開口部94の開口面積は、10平方ミリメ
ートル以上で、13平方ミリメートル以下に設定されて
いる。
おり、使用者が、接続手段18を上から押して、係止手
段95を蓋部材13の第2の開口部94内に強制的に嵌
入したり、これを引き上げて強制的に引き抜く操作をす
ることで、第7の実施形態と同等の作用効果を発揮す
る。
いる。第9の実施形態の飲料容器100において、第1
ないし第8の実施形態と同じ符号を付した箇所は同一の
構成であるから、重複する説明は省略し、以下、相違点
を中心に説明する。この飲料容器100では、図1にお
けるキャップ部16のベース部材と対応するベース部材
17は、リング状に形成されており、第1の実施形態の
ように複数の貫通孔が形成されているものではなく、内
圧調整手段101は、蓋部材13の別の箇所に直接形成
されている。
部材13の下端付近の周囲に装着されたリング状の回動
部材102により構成されている。つまり、蓋部材13
の下端付近には、第2の開口部103が形成されてい
る。そして、上記リング状の回動部材102には、蓋部
材13の第2の開口部103に対応する箇所に貫通孔1
04が設けられており、回動部材102は、蓋部材13
の下端付近の周囲に沿って回動できるようになってい
る。
動させて、蓋部材13の第2の開口部103と回動部材
102の貫通孔104とが連通状態となった時には、内
圧調整手段101は開いた状態となる。また、使用者が
回動部材102を回動させて、蓋部材13の第2の開口
部103と回動部材102の貫通孔104とが連通して
いない状態となった時には、内圧調整手段101は閉止
状態となる。ここで、内圧調整手段101により開かれ
る蓋部材13の第2の開口部103の開口面積は、10
平方ミリメートル以上に設定されている。この場合、蓋
部材13の第2の開口部103の開口面積は、好ましく
は、20平方ミリメートル以下に形成される。つまり、
蓋部材13に形成される貫通孔としてストロー14を挿
通するための第1の開口部24と、上記第2の開口部1
03とが別々に設けられており、かつこの実施形態のよ
うに、上から見て、蓋部材13の円周上の対向する位置
に設けられている場合には、第2の開口部103の開口
面積は、比較的大きくてもよい。つまり、使用者が液体
を飲む場合には、図24において、ストロー14側が下
になるように傾けることになるので、このような使用を
想定すると、容器本体内の液面の傾きは、第1の開口部
24側が相対的に高くなり、他方第2の開口部103側
は低くなるから、その分だけ液体は外に漏れにくいので
ある。したがって、このような場合では、第2の開口部
103の開口面積は20ミリ平方メートル以下であれ
ば、実用上不便な液漏れはないことが判明している。
おり、使用者が回動部材102を回動させて、蓋部材1
3の第2の開口部103と回動部材102の貫通孔10
4とを連通させたり、非連通状態としたりすることによ
り、第8の実施形態と同等の作用効果を発揮する。
ている。第10の実施形態の飲料容器110において、
第1ないし第9の実施形態と同じ符号を付した箇所は同
一の構成であるから、重複する説明は省略し、以下、相
違点を中心に説明する。この飲料容器110では、図1
におけるキャップ部16のベース部材と対応するベース
部材17は、リング状に形成されており、第1の実施形
態のように複数の貫通孔が形成されているものではな
く、内圧調整手段111は、蓋部材13の下端付近に
て、やや平らな段部を形成した箇所に直接形成されてい
る。
部材13の下端付近の周囲に装着された開閉手段112
により構成されている。つまり、図25に示すように、
蓋部材13の下端付近には、第2の開口部115が形成
されている。上記開閉手段112は、この第2の開口部
115に装着されている。この開閉手段112は、上記
第2の開口部115内に挿入固定され、中央に貫通孔を
有する本体114と、この本体114にヒンジ113を
介して開閉可能に設けられた蓋体116により形成され
ている。
と、蓋部材13の第2の開口部115に装着された本体
114の貫通孔が外部と連通して内圧調整手段111は
開いた状態となる。また、使用者が蓋体116を閉じ
て、蓋部材13の第2の開口部115に装着された本体
114の貫通孔が蓋体116により閉じられると、内圧
調整手段111は閉止状態となる。ここで、内圧調整手
段111により開かれる本体114の貫通孔の開口面積
は、10平方ミリメートル以上で、20平方ミリメート
ル以下に設定されている。
ており、使用者が開閉手段112の蓋体116を開いた
り閉じたりすることにより、第9の実施形態と同等の作
用効果を発揮する。
ている。第11の実施形態の飲料容器において、第1な
いし第9の実施形態と同じ符号を付した箇所は同一の構
成であるから、重複する説明は省略し、以下、相違点を
中心に説明する。この飲料容器では、上述の各実施形態
と異なり、内圧調整手段120のみを拡大して示してお
り、他の構成は図25と同じである。この実施形態では
内圧調整手段120は、蓋部材13の下端付近の段部1
3aに設けられている。
を有している。この回動体121は、本体122と、本
体122の中心付近に厚み方向に沿って挿入された支持
部を有しており、この場合、支持部は、第1の部材12
3と第2の部材124とからなっている。第1の部材1
23は、本体122内に埋め込まれている。この第1の
部材123には、第2の部材124が連結固定されてお
り、第2の部材124は、蓋部材13内に回動可能に固
定されている。これにより、本体122は、支持部をと
もなって図26の矢印方向に回動するようになってい
る。
ており、本体122の回動位置によって、図26に示す
ように、蓋部材13に設けた第2の開口部125と連通
するようになっている。そして、回動体121をさらに
回動させることにより、蓋部材13に設けた第2の開口
部125と本体122の貫通孔126は連通しない状態
となる。この場合、連通状態において、第2の開口部1
25と本体122の貫通孔126の開口面積は、10平
方ミリメートル以上で、13平方ミリメートル以下に設
定されている。したがって、使用者が回動体121を回
動操作することにより、他の実施形態と同様の作用効果
を発揮する。また、この場合は、回動体121の回動を
停止させた位置に対応して、第2の開口部125による
開口面積の大きさを変更することができる。この場合に
は、例えば調乳の際には、第2の開口部125による開
口面積を大きくして、ストロー14からの吹き出しを防
止し、使用する際には、小さくすれば、完全に閉め切る
場合と比べると、飲用により容器本体12内が減圧され
ないで飲みやすいという利点がある。
1の実施形態の変形例を示している。以下、これらの相
違点を中心に説明する。図27の第1の変形例では、内
圧調整手段130を構成する回動体121の支持部13
1は、図26の場合と異なり、ひとつの部材で構成され
ている。これにより、図26のものよりも部品点数が少
なくてすむ利点がある。
に示されているように、内圧調整手段140を構成する
回動体141は、その下部にシール機能を有するパッキ
ン145が設けられている。さらに、パッキン145の
下端からは、一体に延びる軸部143が形成されてい
る。軸部143の外周にはネジ部が形成されており、こ
のネジ部は、蓋部材13に設けた第2の開口部13a内
周に装着された雌ネジ部材142と螺合するようになっ
ている。また、軸部143には縦方向の開口としてスリ
ット144が形成されている。上記雌ネジ部材142
は、図28(a)及び図28(b)に示すように、中心
を通り、内周に雌ネジ146が形成されている貫通孔1
47と、側方にフィン状に形成された係止部148を備
えている。
示すように、蓋部材13の第2の開口部13a内に嵌入
されて装着される。この場合、装着状態において、雌ネ
ジ部材142の係止部148は蓋部材13の縦方向に形
成されたスリット(図示せず)内に入り込む。このた
め、雌ネジ部材142は蓋部材13の第2の開口部13
a内で回り止めされるようになっている。そして、図2
8(a)の状態において、雌ネジ部材142の貫通孔1
47内に回動体141の軸部143が螺合状態で装着さ
れるようになっている。したがって、回動体141を回
動することにより、軸部143のスリット144の開口
面積が調整されることになり、図26の実施形態と同様
の作用効果を発揮することになる。この場合、回動体1
41のネジの螺合により、開口面積が調整されるように
なっていることから、例えば回動体141の上面及び蓋
部材13の所定位置に目盛り等を形成すると、開口面積
の大きさに対応した目安を設けることができ、使用者が
開口面積を調整することが容易となる。また、蓋部材1
3の第2の開口部13aに直接雌ネジを形成するのでは
なく、別体の雌ネジ部材142を嵌入することとしてい
る。ここで、蓋部材13は、容器本体との間にネジ係合
部を備えていることから(図24参照)、蓋部材13を
成形するための金型作成に際して、この容器本体12と
の係合部とは別にネジ部を設ける必要がなく、金型作成
が容易となる。また、回動体141は、パッキン145
を備えているので、これを一杯まで締めたときに、封止
状態が完全となる。尚、この変形例の場合は、雌ネジ部
材142の貫通孔147の開口面積が、10平方ミリメ
ートル以上で、好ましくは20平方ミリメートル以下に
設定されている。
の本体122に芯材155が形成されている。芯材15
5は、下端に係止部151を備えており、この係止部1
51が蓋部材13に形成した貫通孔に嵌入されることに
よって、回動自在に固定されている。このため、蓋部材
13の第2の開口部152と連通すべき貫通孔154
が、本体122に形成され、さらにこれと連通するよう
に芯材155に貫通孔153が形成されている。したが
って、この変形例においても、回動体121を回動操作
することで、第11の実施形態と同様の作用効果を発揮
することができる。
第1の実施形態において、キャップ部のベース部材材に
形成される貫通孔や蓋開口部に形成される連通孔は他の
形状,形態としてもよい。また、上述の各実施形態及び
その変形例の各構成は可能な限りにおいて、適宜組み合
わせることができる。
トローを使用する飲料容器において、ストローからの液
体飲料の吹き出しを防止し、あわせて液体飲料が外部に
漏れることを防止できる乳幼児用飲料容器を提供するこ
とができる。
斜視図である。
の蓋開口部付近を拡大して示す概略平面図である。
を装着した状態を示す概略側断面図である。
を装着した状態を示す概略側断面図である。
斜視図である。
略側断面図である。
略側断面図である。
略斜視図である。
す概略側断面図である。
す概略側断面図である。
略斜視図である。
す概略側断面図である。
す概略側断面図である。
略平面図である。
る。
ある。
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
部の概略断面図である。
部の概略断面図である。
部の概略断面図である。
部の概略断面図である。
上部の概略断面図である。
内圧調整手段を示す部分概略断面図である。
第1の変形例を示す部分概略断面図である。
第2の変形例を示す部分概略断面図である。
第3の変形例を示す部分概略断面図である。
図である。
視図である。
手、12・・・容器本体、13・・・蓋部材、14・・
・ストロー、15・・・キャップ本体、16・・・キャ
ップ部、17・・・ベース部材材、18・・・接続部
材、21・・・第1の連通手段(第1の貫通孔)、22
・・・第2の連通手段(第2の貫通孔)、23・・・蓋
開口部、24・・・内圧調整手段。
Claims (2)
- 【請求項1】 液体飲料が収容される容器本体と、 前記容器本体に設けられる把手と、 前記容器本体の上部に対して着脱され、外方に向かって
凸となるような曲面でなる蓋部材と、 この蓋部材に設けられストローの飲み口付近を挿通させ
て周囲をシールする第1の蓋開口部とを備えており、 前記蓋部材には、前記第1の蓋開口部とは別に外部と連
通した第2の蓋開口部と、この第2の蓋開口部に装着さ
れる可動部材とを含む前記容器本体の内圧を調整するた
めの内圧調整手段を有し、 前記可動部材が、前記第2の蓋開口部に対して、支持部
が押し込まれることで係止される構成であり、 前記第2の蓋開口部を閉止する位置と第2の蓋開口部を
開放する位置との間で前記支持部の中心軸の周囲に回動
変位するとともに、この開閉の回動変位のために回動操
作されるためのレバー部を備え、 さらに、 前記把手を把持して、飲用のために前記容器本体を傾け
た状態において、前記第1の蓋開口部が、前記蓋部材の
中心部より下側に位置し、前記第2の蓋開口部は、第1
の蓋開口部よりも上に位置するようにされており、 かつ曲面状の前記蓋部材の一部に、平らな段部が形成さ
れ、この段部に前記内圧調整手段が設けられていて、 前記レバー部の回動操作に基づく回動の停止位置に応じ
て、前記第2の開口部の開口面積の大きさを変更する前
記可動部材としての回動体とを備えることを特徴とす
る、乳幼児用飲料容器。 - 【請求項2】 前記内圧調整手段を開くことにより、外
部と連通する連通手段の開口面積が10平方ミリメート
ル以上とされていることを特徴とする、請求項1に記載
の乳幼児用飲料容器。
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