JP3486402B2 - 印刷機の湿し装置 - Google Patents

印刷機の湿し装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット印刷機
の版面の非画線部形成に使用される水分を供給する湿し
装置に関し、更に詳しくは、インクジェットプリンタと
同じ原理で超音波振動子の振動により水滴を吐出させる
湿し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機の歴史は古く、そのキ
ーコンポーネントである湿し装置は、画質を始め様々な
要求を満たすべく、数多くの改良が繰り返されてきた。
現在使用されている湿し装置としても、ローラ給水方
式,ブラシ方式,回転円盤方式,スプレー方式(一流体
及び二流体)等様々なものがあり、それぞれ一長一短が
ある。
【0003】例えば新聞輪転機によく用いられているス
プレー方式では、1個のスプレーから出る水量が扇型分
布である上、スプレーの個体差や経時変化があるため水
膜均一性が悪いという不具合があり、その調整に大きな
労力が費やされている。また、水膜均一性の外にも、画
線率に応じた水量制御を始め、画質,メンテナンス,コ
スト等の面で現行方式は改良すべき点が多く、解決に向
けた研究がなされている。
【0004】その一つとして、インクジェットプリンタ
と同じ原理を用いた湿し装置の提案もなされている(特
開昭60−147339号公報)。図6はかかる公報に
て提案されたウォータジェット装置を用いた従来の湿し
装置の水滴吐出部の原理を示す模式的な構成図である。
図6に湿すように、かかるこの湿し装置は、湿し水を貯
留する湿し水タンク11と、湿し水タンク11からの湿
し水を加圧する加圧用ポンプ12と、加圧用ポンプ12
から加圧供給された湿し水を噴射口13aから版胴(ロ
ーラ)1上の印刷版2に噴射するウォータジェットノズ
ル13と、このウォータジェットノズル13に付設され
た超音波振動子14と、ウォータジェットノズル13よ
りも版胴1側で噴射口13aに接近するように配置され
た帯電電極15と、帯電電極15よりもさらに版胴1側
に配置された偏向電極16と、超音波を発信し超音波振
動子14に供給する超音波発信機17と、帯電信号を発
生して帯電電極15に供給する帯電信号発生器18と、
噴射口13aからの噴射方向に配置されたガーター19
とをそなえている。
【0005】そして、超音波振動子14により噴射口1
3aから吐出させた水滴に帯電電極15で選択的に帯電
を施し、偏向電極16で水滴の進行方向を制御する。即
ち、帯電を施さなかった水滴は直進し、ガーター19に
ぶつかって版胴1側には進まない。これに対し、帯電を
施した水滴は偏向されガーター19を避けて版胴1側に
進んで、印刷版2に付着する。
【0006】このようにして、必要なときだけ版胴(ロ
ーラ)1側に水滴を供給し、画線率に応じた幅方向水量
制御をしようというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のウォータジェット装置を用いた湿し装置では、仮
にマルチ化して複数個のヘッドに1個の帯電電極15を
設けた場合でも、多数の帯電電極及び高電圧電源が必要
になる。帯電には通常高価な高電圧電源が必要であるた
め、高電圧電源のコストだけでも膨大なものになり、合
理的な装置価格で提供するのは困難であるのが実情であ
る。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、インクジェットプリンタと同じ原理を用いながら
膨大なコストを要することなく装置を構成することがで
きるようにした、印刷機の湿し装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の印刷
機の湿し装置は、版胴に向けて複数併設され該版胴に水
滴を吐出する水滴吐出ユニットをそなえ、該水滴吐出ユ
ニットは、超音波を発進する超音波振動子と、該超音波
振動子に接続されて超音波の半波長に相当する長さを有
し音波を伝達するホーンと、該ホーン中央近傍の音波の
節に相当する部分に接続されるとともに、音波の腹に相
当する部分の近傍に複数個の吐出穴をそなえ、水を充填
されたチャンバとを有し、該ホーン先端の音波の腹に当
たる部分を直接水に接触させて振動を伝え、該吐出穴か
ら水滴を吐出させることを特徴としている。
【0010】上記の振動の腹となるホーン先端部と吐出
穴との距離は5mm以下であることが好ましい。該ホー
ン先端部の形状は、二辺が該吐出穴の並びに平行な矩形
状であることが好ましい。或いは、該ホーン先端部の形
状が、二辺が該吐出穴の並びに平行な矩形状であるとと
もに、該吐出穴の並びに平行な方向の端が該チャンバに
接触していることが好ましい。
【0011】また該超音波振動子を駆動する駆動電源と
該超音波振動子との間に、可変抵抗器が介装されている
ことが好ましい。さらに、上記の複数の水滴吐出ユニッ
トの各超音波振動子を単数の駆動用電源で駆動すること
が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態
を説明すると、図1〜図3は本発明の第1実施形態とし
ての印刷機の湿し装置を示すもので、図1はその水滴吐
出ユニットの構造を示す模式的な図、図2はその湿し装
置の主要部の構成を示す模式的な平面図、図3はその水
滴吐出ユニットによる水量分布を示す図である。
【0013】まず、この水滴吐出ユニットによる水滴吐
出原理を説明すると、音波は振動のない節と、最大振幅
で振動する腹とが半周期毎に現れる。超音波振動子の節
の部分には電極等があり、他の構造物と接続できないの
で、超音波振動子の先端の振動の腹に当たる部分に超音
波の半波長の長さのホーン(音波を伝達する導波管)を
接続する。これによって、ホーンの先端も振動の激しい
腹になり、ホーンの中央部が振動のない節になる。
【0014】そして、このホーンの中央部の節の部分
に、水滴を吐出させるための多数の吐出穴を有するとと
もに水が充填されたチャンバに接続する。なお、吐出穴
はチャンバ端部のホーンの先端が位置する部分(すなわ
ち、音波が最大振幅で振動する腹の部分)の近傍に配設
される。こうすれば振動は殆どチャンバに伝わらずにホ
ーンの先端部近傍の吐出穴に伝えられるため、ホーン先
端近傍の吐出穴から水滴を吐出させるエネルギ変換効率
は高くなり、高効率で水滴吐出が行なわれることにな
る。
【0015】そこで、この湿し装置にかかる水滴吐出ユ
ニット20は、図1に示すように、超音波振動子21
と、超音波振動子21先端の振動の腹に当たる部分に接
続されて超音波の半波長の長さを有するホーン22と、
ホーン22中央部の振動の節にあたる部分に接続される
とともに水が充填されたチャンバ23と、チャンバ23
端部のホーン22の先端が位置する振動の腹に当たる部
分の近傍に配置されて形成されたの多数の吐出穴44と
を備えている。
【0016】ここで、ホーン22の形状は角柱状(横断
面が矩形)になっている。このホーン22には、例えば
ステンレス製のものを用いることができる。また、吐出
穴は0.5mm厚のステンレス板に0.2mmの穴を直
線状に1mm間隔で空けたものとする。また、チャンバ
23の中の吐出穴24が空けられている部分の長さは4
0mmとする。さらに、超音波振動子21には、例えば
許容入力パワー55WのE24528I(日本特殊陶業
(株)製)を使用する。
【0017】そして、このような水滴吐出ユニット20
は、図2に示すように、版胴(ロール)1の母線方向に
多数並んで設置される。各超音波振動子21を駆動する
駆動電源として高速電力増幅器26,ファンクションジ
ェネレータ27がそなえられ、各超音波振動子21は、
それぞれの可変抵抗器25を介して、高速電力増幅器
[例えば、4010((株)エヌエフ回路設計ブロック
製)]26が接続され、高速電力増幅器26にはファン
クションジェネレータ27が接続されている。
【0018】これによって、ファンクションジェネレー
タ27で生成されたサイン波出力が高速電力増幅器26
で増幅されて可変抵抗器25を介して各超音波振動子2
1に入力され、各超音波振動子21がそれぞれ超音波を
発進するようになっている。このとき、可変抵抗器25
の抵抗値を変えて電力減衰量を調整することにより各超
音波振動子21の発進強さが調整されて、各チャンバ2
3から出る水量を調整することができるようになってい
る。そして、これを利用して、印刷物の画線率に応じた
水量制御を行なうようにしている。
【0019】ところで、チャンバ23には栓23aをさ
れた水柱23bが立設されている。これは、水滴吐出に
伴ってチャンバ23に気泡が入るとそこで振動のエネル
ギが吸収されてしまって水滴吐出の速度が低下するの
で、気泡を水柱23bの方に逃がし速度低下を防止する
ためである。また、栓23aをしたのは、吐出穴24の
穴径を大きくした場合に、吐出穴24から水が漏出して
しまわないようにするためである。つまり、吐出穴24
の穴径が小さいと、水を振動させなければ水の表面張力
によって吐出穴24から水が漏出することはないが、吐
出穴24の穴径を大きいと、水を振動させないで吐出穴
24から水を吐出させないようにしても、吐出穴24か
ら水が漏出してしまう。これに対して、水柱23bに栓
23aをして、吐出穴24を除いてチャンバ23内を密
閉すると、吐出穴24からの水の漏出を防止することが
できるためである。
【0020】本発明の第1実施形態としての印刷機の湿
し装置は、上述のように構成されているので、超音波振
動子21を振動させ超音波を発進すると、ホーン22の
中央部が振動のない節になるが、ホーン22の先端は振
動の激しい腹になり、振動は殆どチャンバ23に伝わら
ずにホーン22の先端部の腹の部分に伝えられる。この
ため、この腹の部分に設けられた多数の吐出穴24から
高いエネルギ変換効率で水滴が吐出する。
【0021】そして、可変抵抗器25の抵抗値をそれぞ
れ変えて電力減衰量を調整することにより、各超音波振
動子21の発進強さを調整して、各チャンバ23から出
る水量を調整することができ、印刷物の画線率に応じた
水量制御を行なうことができる。しかも、装置構成が簡
単なうえ、高いエネルギ変換効率が得られるため、装置
のコンパクト化、低コスト化、ノンスキル化も可能であ
る。
【0022】特に、この実施形態では、ホーン22を角
柱状(横断面形状を矩形)にしており、ホーン22の端
がチャンバ23側壁に接触するようになっているが、こ
れは、かかる構成によって、ホーン22から水に伝えら
れた振動のエネルギの吐出穴24方向以外に逃げる成分
が各吐出穴24の位置で同一となり、各吐出穴24から
振動で押し出される水量が同一になるものとの考えに基
づいている。
【0023】これについて、吐出穴24方向の端がチャ
ンバ23に接する角柱状のステンレス製ホーン22を用
い吐出水量分布にかかる検証実験を行なった。なお、吐
出穴24は0.5mm厚ステンレス板に0.2mmの穴を
直線状に1mm間隔で空けたものを用いた。また、超音
波振動子21,ファンクションジェネレータ26,高速電
力増幅器27は上記のものを用いた。
【0024】そして、まず、ホーン22先端と吐出穴2
4との距離を5mmに設定したときには水滴吐出は起こ
るものの水量が少なかったので、この間隔を2mmに狭
めたところ激しく水滴が吐出するようになった。このと
きの水量分布を図3に示す。これは、吐出穴の並び方向
に5mmの長さのアパーチャを持つプラスティック板を
吐出穴から5mmぐらいのところに設置し、通過してき
た水滴を3分間集めて秤量し、1分当たりの換算したも
のである。このプラスティック板を5mmづつ吐出穴2
4の並び方向に移動させることによって、40mm幅の
吐出水量分布を求めたものである。
【0025】検証実験の結果は、図3に示すように、測
定位置(吐出穴24の位置)によらず吐出水量分布が非
常に均一になっていることが分かる。なお、若干水量の
バラツキがあるのは吐出穴24の径にバラツキがあった
ことによると考えられる。この結果からもわかるよう
に、この実施形態の構成によれば、各吐出穴24から振
動で押し出される水量が同一になり、印刷物の画線率に
応じた水量制御を精度良く行なうことができる。
【0026】すなわち、ホーン22先端部の形状が、二
辺が吐出穴24の並びに平行な矩形状であることや、ホ
ーン22における吐出穴24の並びに平行な方向の端が
チャンバ23に接触又は接近していることが好ましいこ
とがわかる。また、ホーン22先端と吐出穴24との距
離は5mm以下にすることが好ましいことがわかる。
【0027】次に、本発明の第2実施形態を説明する
と、図4,図5は本発明の第2実施形態としての印刷機
の湿し装置を示すもので、図4はその水滴吐出ユニット
の構造を示す模式的な図、図5はその水滴吐出ユニット
による水量分布を示す図である。そこで、この湿し装置
にかかる水滴吐出ユニット20は、第1実施形態のもの
と水滴吐出ユニット30のホーン32の形状のみが異な
っている。つまり、この実施例にかかるホーン32に
は、円柱状(横断面が円形)のものが適用されている。
これ以外は、第1実施形態のものと同様に構成されてい
る。
【0028】本発明の第2実施形態としての印刷機の湿
し装置は、上述のように構成されているので、第1実施
形態と同様に、超音波振動子21を振動させ超音波を発
進すると、振動は殆どチャンバ23に伝わらずにホーン
22の先端部の腹の部分に伝えられ、この腹の部分のに
設けられた多数の吐出穴24から高いエネルギ変換効率
で水滴が吐出する。
【0029】そして、可変抵抗器25の抵抗値をそれぞ
れ変えて電力減衰量を調整することにより、各超音波振
動子21の発進強さを調整して、各チャンバ23から出
る水量を調整することができ、印刷物の画線率に応じた
水量制御を行なうことができる。ところで、この実施形
態では、ホーン32を円柱状(横断面形状を円形)にし
ており、第1実施形態と同様な条件で、円柱状のステン
レス製ホーン32を用い吐出水量分布にかかる検証実験
を行なった。
【0030】この場合も、まず、ホーン22先端と吐出
穴24との距離を5mmに設定したときには水滴吐出は
起こるものの水量が少なかったので、この間隔を2mm
に狭めたところ激しく水滴が吐出するようになった。こ
のときの水量分布を図5に示す。これについても、吐出
穴の並び方向に5mmの長さのアパーチャを持つプラス
ティック板を吐出穴から5mmぐらいのところに設置
し、通過してきた水滴を3分間集めて秤量し、1分当た
りの換算したものである。このプラスティック板を5m
mづつ吐出穴24の並び方向に移動させることによっ
て、40mm幅の吐出水量分布を求めたものである。
【0031】図5から判るように、水量は中央部が大き
く端に近づくにつれて減少している。この原因として、
円柱状のホーン32の場合、中心部で発生した水の振動
は殆どが吐出穴24の方に伝わるのに対し、ホーン32
外周に近いところの振動のエネルギは吐出穴24の方向
以外の横方向に逃げる成分が大きくなるためと考えられ
る。吐出穴24の並びのうち、端近くになると吐出穴2
4に達する振動のエネルギが大幅に低下し、その分吐出
水量が低下したものと考えられる。
【0032】これに対しては、例えば水滴吐出ユニット
20を上下2段に千鳥配置して、例えば上段の水滴吐出
ユニット20の吐出水量の少ない部分に下段の水滴吐出
ユニット20の吐出水量の多い部分を配置し、上段の水
滴吐出ユニット20の吐出水量の多い部分に下段の水滴
吐出ユニット20の吐出水量の少ない部分を配置するな
どの工夫や、例えば上段の水滴吐出ユニット20の吐出
水量の少ない部分を補充するように下段の水滴吐出ユニ
ット20の吐出水量を設定するなどの工夫によって、吐
出水量が均一になるようにすることができ、十分に対応
しうるものと考えられる。
【0033】いずれにしても、このように、ホーンの断
面形状によって、各吐出穴24からの吐出水量分布の特
性が変化するので、この特性を考慮して各水滴吐出ユニ
ット20から所望の吐出水量分布で水が吐出されるよう
に、ホーンの断面形状を設定することが好ましい。な
お、超音波振動子の出力にかなりの余裕がある場合、図
2に示すように、一組のファンクションジェネレータと
高速電力増幅器の組み合わせでいくつもの超音波振動子
を駆動することが可能であるが、必要に応じて、ファン
クションジェネレータや高速電力増幅器を複数設けるこ
とも考えられる。
【0034】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。例えば、上記実験のように、チャンバ23本
体に5mm厚の塩化ビニール製のものを用いたが、この
場合、そのまま直線状に並べたのでは、チャンバ23の
厚みによってチャンバ23の境の部分は水滴が吐出され
なくなる。この場合には、チャンバ23を千鳥状に配置
すれば水滴吐出がない領域をなくすことができる。
【0035】また、チャンバ23本体を非常に薄い板で
作れば直線状に並べても水滴吐出がない領域を無視でき
る程度に小さくすることは可能である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、記載の本発明の印
刷機の湿し装置によれば、水膜均一性を容易に大幅向上
させることが可能となり、しかも装置構成が簡単なの
で、装置のコンパクト化、低コスト化、ノンスキル化も
可能となる。また、該超音波振動子を駆動する駆動電源
と該超音波振動子との間に、可変抵抗器が介装されてい
ることにより、画線率による水量制御も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての印刷機の湿し装
置の水滴吐出ユニットの構造を示す模式的な図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての印刷機の湿し装
置の主要部の構成を示す模式的な平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる水滴吐出ユニッ
トによる水量分布を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態としての印刷機の湿し装
置の水滴吐出ユニットの構造を示す模式的な図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる水滴吐出ユニッ
トによる水量分布を示す図である。
【図6】従来のウォータジェット装置を用いた印刷機の
湿し装置の水滴吐出部の構造を示す模式的な構成図であ
る。
【符号の説明】
1 版胴(ローラ) 2 印刷版 11 湿し水タンク 12 加圧用ポンプ 13a 噴射口 13 ウォータジェットノズル 14 超音波振動子 15 帯電電極 16 偏向電極 17 超音波発信機 18 帯電信号発生器 19 ガーター 20,30 水滴吐出ユニット 21 超音波振動子 22,32 ホーン 23 チャンバ 23a 栓 23b 水柱 24 吐出穴 25 可変抵抗器 26 駆動電源としての高速電力増幅器 27 駆動電源としてのファンクションジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 7/30 B41F 7/24 B41J 2/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴に向けて複数併設され該版胴に水滴
    を吐出する水滴吐出ユニットをそなえ、 該水滴吐出ユニットは、 超音波を発進する超音波振動子と、 該超音波振動子に接続されて超音波の半波長に相当する
    長さを有し音波を伝達するホーンと、 該ホーン中央近傍の音波の節に相当する部分に接続され
    るとともに、音波の腹に相当する部分の近傍に複数個の
    吐出穴をそなえ、水を充填されたチャンバとを有し、 該ホーン先端の音波の腹に当たる部分を直接水に接触さ
    せて振動を伝え、該吐出穴から水滴を吐出させることを
    特徴とする、印刷機の湿し装置。
  2. 【請求項2】 上記の振動の腹となるホーン先端部と吐
    出穴との距離を5mm以下にすることを特徴とする、請
    求項1記載の印刷機の湿し装置。
  3. 【請求項3】 該ホーン先端部の形状が、二辺が該吐出
    穴の並びに平行な矩形状であることを特徴とする、請求
    項1又は2記載の印刷機の湿し装置。
  4. 【請求項4】 該ホーン先端部の形状が、二辺が該吐出
    穴の並びに平行な矩形状であるとともに、該吐出穴の並
    びに平行な方向の端が該チャンバに接触していることを
    特徴とする、請求項1又は2記載の印刷機の湿し装置。
  5. 【請求項5】 該超音波振動子を駆動する駆動電源と該
    超音波振動子との間に、可変抵抗器が介装されているこ
    とを特徴とする、請求項1〜4のいずれかの項に記載の
    印刷機の湿し装置。
  6. 【請求項6】 上記の複数の水滴吐出ユニットの各超音
    波振動子を単数の駆動用電源で駆動することを特徴とす
    る、請求項1〜5のいずれかの項に記載の印刷機の湿し
    装置。
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