JP3484610B2 - 電力変換器の制御装置 - Google Patents
電力変換器の制御装置Info
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Description
係り、特に過電流や過電圧を抑制する電力変換器の制御
装置に関する。
バータにより誘導電動機を可変速制御する場合、急激に
負荷が変動した場合や負荷に対して短すぎる加減速時間
を設定した場合などにインバータに過大な出力電流が流
れることがある。また、減速の際、インバータが回生状
態となると電動機のエネルギーがインバータの直流入力
側に流入するため直流電圧が上昇しインバータ入力側に
過電圧が印加されることがある。この過電流や過電圧か
らインバータを保護するためインバータの出力側に過電
流が流れた場合やインバータに入力される直流電圧が過
電圧となった場合などにはインバータの運転を停止させ
ている。
なく過電流や過電圧を抑制する方法としては、インバー
タの出力電流を整流した値がある制限値を超過した場
合、超過分に応じてインバータの出力周波数を減少させ
る方法や、インバータの直流電圧がある一定値を越える
とインバータと並列に接続された抵抗に電流を流す方法
が知られている。なお、この種の制御装置として関連す
るものには、例えば特開昭63-48190号等が挙げられる。
る、インバータの出力電流の過電流の抑制方法は電流値
のみにより制御を行っているために、電流の変化が急峻
な場合には十分な効果が得られない。例えば、離散時間
制御系において、あるサンプリング時点では電流が制限
値に達していないが電流変化が急峻なために次のサンプ
リング時点で電流値が制限値を超過するオーバーシュー
トが大きく発生するような場合においても、インバータ
周波数が制御されないためにインバータ装置の運転を停
止させねばならない状況となる。
値を小さくとると定常状態で不必要な制限がかかってし
まうという問題があった。
される直流電圧の過電圧を抑制する方法は抵抗や、スイ
ッチング素子や、スイッチング素子を制御する制御回路
などが必要であり、装置の構成が複雑になるという問題
があった。
響が小さく、かつ急峻な電流変化に対しても電力変換器
の運転を停止させることなく制限を行うことである。
ア構成により電力変換器の入力側に印加される過電圧を
防止することにある。
器の出力電流とその変化量を入力とするファジィ論理演
算により電力変換器周波数の上限値を求めるか、あるい
は電力変換器の出力電流と電力変換器周波数をパラメー
タとする電力変換器周波数の上限値のテーブルを用いて
電力変換器周波数の上限値を求め、指令周波数をその上
限値で制限した値である電力変換器周波数として出力す
ることにより出力電流を制限することにより達成され
る。
の変化量を入力とするファジィ論理演算により電力変換
器周波数の下限値を求めるか、あるいは電力変換器の出
力電流と電力変換器周波数をパラメータとする電力変換
器周波数の下限値のテーブルを用いて電力変換器周波数
の下限値を求め、指令周波数をその下限値で制限した値
を電力変換器周波数として出力することにより直流電圧
を制限することにより達成される。
電圧検出器により検出された電力変換器の直流電圧に基
づいて制御周期ごとに電力変換器周波数F1を演算し、
該電力変換器周波数F1を前記電力変換器に出力する制
御器を備えた電力変換器の制御装置において、前記制御
器は、前記直流電圧が第1の電圧制限値以上である場合
には、該第1の電圧制限値より大きな値に設定された第
2の電圧制限値VLとの電圧偏差Ev及び前記直流電圧
の変化量ΔEvを求め、予め設定された第1のメンバー
シップ関数に基づき前記電圧偏差Evに対応する第1の
ファジィ変数を求めるとともに、予め設定された第2の
メンバーシップ関数に基づき前記直流電圧の変化量ΔE
vに対応する第2のファジィ変数を求め、該求めた第1
のファジィ変数と第2のファジィ変数を入力とし、前記
直流電圧が前記第2の電圧制限値VLを超えないように
予め定められた制御ルールに基づいたファジィ推論によ
り許容される周波数変位量ΔFvを求め、該求めた周波
数変位量ΔFvを前回の制御に係る前記電力変換器周波
数F1’に加算して今回の制御に係る前記電力変換器周
波数F1の下限値Fdを求め、今回の制御に係る前記指
令周波数Frが前記下限値Fdより小さいときは今回の
制御に係る前記指令周波数Frをそのまま前記電力変換
器周波数F1とし、今回の制御に係る前記指令周波数F
rが前記下限値Fd以上のときは該下限値Fdを前記電
力変換器周波数F1として出力する手段とを備えること
を特徴とする。
出器により検出された電力変換器の出力電流とに基づい
て制御周期ごとに電力変換器周波数F1を演算し、該電
力変換器周波数F1を前記電力変換器に出力する制御器
を備えた電力変換器の制御装置において、前記制御器
は、前記出力電流が第1の電流制限値以上である場合に
は、該第1の電流制限値より大きな値に設定された第2
の電流制限値ILとの電流偏差Ei及び前記出力電流の
変化量ΔEiを求め、予め設定された第1のメンバーシ
ップ関数に基づき前記電流偏差Eiに対応する第1のフ
ァジィ変数を求めるとともに、予め設定された第2のメ
ンバーシップ関数に基づき前記出力電流の変化量ΔEi
に対応する第2のファジィ変数を求め、該求めた第1の
ファジィ変数と第2のファジィ変数を入力とし、前記出
力電流が前記第2の電流制限値ILを超えないように予
め定められた制御ルールに基づいたファジィ推論により
許容される周波数変位量ΔFiを求め、該求めた周波数
変位量ΔFiを前回の制御に係る前記電力変換器周波数
F1’に加算して今回の制御に係る前記電力変換器周波
数F1の上限値Fuを求め、今回の制御に係る前記指令
周波数Frが前記上限値Fuより小さいときは今回の制
御に係る前記指令周波数Frをそのまま前記電力変換器
周波数F1とし、今回の制御に係る前記指令周波数Fr
が前記上限値Fu以上のときは該上限値Fuを前記電力
変換器周波数F1として出力する手段とを備えることを
特徴とする。
上記の電力変換器の直流電圧に基づく制御と、電力変換
器の出力電流に基づく制御の両方を備えて構成すること
ができる。
出器により検出された電力変換器の直流電圧に基づいて
制御周期ごとに電力変換器周波数F1を演算し、該電力
変換器周波数F1を前記電力変換器に出力する制御器を
備えた電力変換器の制御装置において、前記制御器は、
前記直流電圧と電圧制限値VLとの電圧偏差Ev及び該
電圧偏差の変化量ΔEvを求め、予め設定された第1の
メンバーシップ関数に基づき前記電圧偏差Evに対応す
る第1のファジィ変数を求めるとともに、予め設定され
た第2のメンバーシップ関数に基づき前記変化量ΔEv
に対応する第2のファジィ変数を求め、 該求めた第1
のファジィ変数と第2のファジィ変数を入力とし、前記
直流電圧が前記電圧制限値VLを超えないように予め定
められた制御ルールに基づいたファジィ推論により電圧
許容量ΔFvを求め、さらに前々回と前回の制御に係る
前記電力変換器周波数の変化量ΔF1を求めて、該変化
量ΔF1を前回の制御に係る前記電力変換器周波数F
1’に加算し、該加算値に前記電圧許容量ΔFvを加算
して今回の制御に係る前記電力変換器周波数F1の下限
値Fdを求め、今回の制御に係る前記指令周波数Frが
前記下限値Fd以上のときは今回の制御に係る前記指令
周波数Frをそのまま前記電力変換器周波数F1とし、
今回の制御に係る前記指令周波数Frが前記下限値Fd
より小さいときは該下限値Fdを前記電力変換器周波数
F1として出力する手段とを備えることを特徴とする。
出器により検出された電力変換器の直流電圧に基づいて
制御周期ごとに電力変換器周波数F1を演算し、該電力
変換器周波数F1を前記電力変換器に出力する制御器を
備えた電力変換器の制御装置において、前記制御器は、
前記出力電流と電流制限値ILとの電流偏差Ei及び該
電流偏差の変化量ΔEiを求め、予め設定された第1の
メンバーシップ関数に基づき前記電流偏差Eiに対応す
る第1のファジィ変数を求めるとともに、予め設定され
た第2のメンバーシップ関数に基づき前記変化量ΔEi
に対応する第2のファジィ変数を求め、 該求めた第1
のファジィ変数と第2のファジィ変数を入力とし、前記
出力電流が前記電流制限値ILを超えないように予め定
められた制御ルールに基づいたファジィ推論により電流
許容量ΔFiを求め、さらに前々回と前回の制御に係る
前記電力変換器周波数の変化量ΔF1を求め、該変化量
ΔF1を前回の制御に係る前記電力変換器周波数F1’
に加算し、該加算値に前記電流許容量ΔFiを加算して
今回の制御に係る前記電力変換器周波数F1の上限値F
uを求め、今回の制御に係る前記指令周波数Frが前記
上限値Fuより小さいときは今回の制御に係る前記指令
周波数Frをそのまま前記電力変換器周波数F1とし、
今回の制御に係る前記指令周波数Frが前記上限値Fu
以上のときは該上限値Fuを前記電力変換器周波数F1
として出力する手段とを備えることを特徴とする。
電力変換器周波数の上限値を電力変換器の出力電流値だ
けでなく、その変化量も用いてファジィ演算することに
より、予測的に制御を行うことができるため、出力電流
のオーバーシュートを小さく抑えることが可能である。
すなわち、電力変換器周波数の上限値を正確に求めるこ
とができるため、出力電流が電流制限値に係らない範囲
では指令周波数通り電力変換器を制御することができ、
また上限値で電力変換器周波数を制限することにより、
出力電流値は電流制限値を越えない。
いては、電力変換器の出力電流値と電力変換器周波数を
パラメータとする電力変換器周波数の上限値のテーブル
を用いて、電力変換器周波数の上限値を求める場合も、
電力変換器の運転状態から上限値を予測的に求めるた
め、上限値を正確に求めることができ、前記の場合と同
様第1の目的を達成できる。
いては、電力変換器周波数の下限値を電力変換器の直流
電圧値だけでなく、その変化量も用いてファジィ演算す
ることにより、予測的に制御を行うことができるため、
直流電圧値のオーバーシュートを小さく抑えることが可
能である。すなわち、電力変換器周波数の下限値を正確
に求めることができる。このため、直流電圧値が電圧制
限値に係らない範囲では指令周波数通り電力変換器を制
御することができ、また下限値で電力変換器周波数を制
限することにより、直流電圧値は電圧制限値を越えない
ため、最小限のハードウェア構成で過電圧を防止でき
る。
いては、電力変換器の出力電流と電力変換器周波数をパ
ラメータとする電力変換器周波数の下限値のテーブルを
用いて、電力変換器周波数の下限値を求める場合も、電
力変換器の運転状態から上限値を予測的に求めるため、
下限値を正確に求めることができるため前記の場合と同
様第2の目的を達成できる。
する。図1には本発明に係る電力変換器の制御装置の一
実施例の構成が示されている。
ンバータ周波数F1に基づいて直流電圧を可変交流電圧
に変換することにより電動機1を駆動するインバータ2
と、直流電圧を検出する電圧検出器3と、インバータ2
の出力電流を検出する電流検出器4と、指令周波数Fr
と電圧検出器3の検出出力である直流電圧値Vと電流検
出器4の出力である出力電流値Iに基づいてインバータ
周波数F1を出力する制御器5からなる。
同図において制御器5は、インバータ2の入力側の電圧
検出器3の出力である直流電圧値Vとその直流電圧値V
の変化量を求める微分器10と、電流検出器4の出力で
ある出力電流値Iの変化量を求める微分器11と、直流
電圧値Vと微分器10の出力と出力電流値Iと微分器1
1の出力からファジィ推論を行ない、指令周波数Frを
修正し、インバータ周波数F1を出力するファジィ制御
器20からなる。
値Vと微分器10の出力からファジィ推論を行なうファ
ジィ推論器21と、出力電流値Iと微分器11の出力か
らファジィ推論を行なうファジィ推論器22と、ファジ
ィ推論器21の出力とファジィ推論器22の出力から指
令周波数Frを修正し、インバータ周波数F1を出力す
る修正器23からなる。
ンピュータを用いて構成され、電圧検出値と電流検出値
が制限値を越えない範囲で、インバータ周波数F1をで
きるだけ指令周波数Frに近づけるように制御してい
る。
よって説明する。図3は本実施例に係る電力変換器の制
御装置の動作を概略的に示したものである。
に一致させるように制御すれば良い。
場合、インバータ周波数F1を急激に減少させると、電
動機1が発電機として作用し、さらに発電された電力が
インバータ2を介して直流側に流れ込みインバータの入
力側の直流電圧が上昇し、直流電圧値Vがインバータ2
の電圧制限値VLを越えてしまう。これを防止するには
インバータ周波数F1の減少を緩やかにすれば良い。そ
こで、この実施例では図3(a)に示すように電圧制限
値VLを第1目標値とし、これよりも所定量だけ小さい
第2目標値を設定し、直流電圧値Vが第2目標値に一致
した時点から所定のサンプリング時間ごとに第1目標値
VLから直流電圧値Vを差し引いた電圧偏差Evとこの
電圧偏差Evの電圧変化量ΔEvを算出し、図3(a)に
示すように直流電圧値Vが第1目標値VL付近に維持さ
れるようにファジィ制御を行っている。この際、直流電
圧値Vの変化量を用いているため予測される直流電圧値
が電圧制限値を超えることがないように制御を行うこと
が可能である。
場合、インバータ周波数F1を急激に増加させるとイン
バータ2に過大な出力電流が流れ出力電流値Iがインバ
ータ2の電流制限値ILを越えてしまう。このため、イ
ンバータ周波数F1の増加を緩やかにする必要がある。
そこで、この実施例では図3(c)に示すように電流制
限値ILを第3目標値とし、これよりも所定量だけ小さ
い第4目標値を設定する。出力電流値Iが第4目標値に
一致した時点から所定のサンプリング時間ごとに第3目
標値ILから出力電流Tを差し引いた電流偏差Eiとこ
の電流偏差Eiの変化量ΔEiを算出し、図3(c)に示
すように出力電流値Iが第3目標値IL付近に維持され
るように、ファジィ制御を行っている。この際、出力電
流値の変化量を用いているため予測される出力電流値が
電流制限値を超えることがないように制御を行うことが
可能である。
び図5によって説明する。
毎に制御器5が行うべき処理内容を示すフローチャート
である。同図において、外部から指令周波数Frが入力
され(ステップ101)、直流電圧値Vが電圧検出器3
により検出されると(ステップ102)、次いで検出さ
れた直流電圧値Vが第2目標値に達しているか否かが判
定され、第2目標値に達していないときには電圧タイマ
Tvがリセットされ(ステップ114)、前回電圧偏差
Ev'に第1目標値VLから直流電圧値Vを減算した値が
セットされ(ステップ115)、電流制限処理に移行す
る。
れば、電圧タイマTvの値を調べる(ステップ10
4)。
Lから直流電圧値Vを減算して電圧偏差Evを求め(ス
テップ105)、さらにこの電圧偏差Evから前回電圧
偏差Ev'を減算し電圧偏差変化量ΔEvを求め(ステッ
プ106)、電圧偏差Evと電圧偏差変化量ΔEvからフ
ァジィ論理演算により周波数変位量ΔFvを決定する
(ステップ107)。更にこの周波数変位量ΔFvを最
新インバータ周波数F1に加算して下限値Fdを求める
(ステップ108)。次いで前回電圧偏差Fv’を更新
し、電圧タイマTvにあらかじめ決められた値をセット
する。この例では電圧タイマTvに10をセットする
(ステップ109)。
さいときには、インバータ周波数F1を下げすぎないた
め下限値Fdをインバータ周波数F1として出力し、指令
周波数Frが下限値Fd以上であるときには、指令周波数
Frをインバータ周波数F1として出力しても直流電圧値
Vは第1目標値VLを越えないと考えられるので指令周
波数Frをインバータ周波数F1として出力する(ステッ
プ110,111,112,116)。
内容が0以外であるときは電圧タイマTvを1減らし、
前述したステップ110に処理が移行する(ステップ1
13)。すなわち、ステップ105〜ステップ109の
処理は直流電圧値Vが第2目標値以上である期間内にお
いて11回に1度実行される。
述したステップ115の処理が終了すると、インバータ
2の出力電流値Iを電流検出器4により検出し(ステッ
プ130)、この出力電流値Iを第4目標値と比較する
(ステップ131)。ここで出力電流値Iが第4目標値
以下である場合は電流タイマTiをリセットし(ステッ
プ142)、第3目標値から出力電流値Iを減算した値
を前回電流偏差Ei'にセットし(ステップ143)、指
令周波数Frをインバータ周波数F1として出力する(ス
テップ140,116)。
出力電流値Iが第4目標値よりも大きい場合、電流タイ
マTiの値を調べ(ステップ132)、電流タイマTi
が0の時は第三目標値から出力電流値Iを減算して電流
偏差Eiを求め(ステップ133)、さらにこの電流偏
差Eiから前回電流偏差Ei'を減算して電流偏差変化量
ΔEiを求め(ステップ134)、この電流偏差Eiと電
流偏差変化量ΔEiからファジィ論理演算により周波数
変位量ΔFiを決定する(ステップ135)。次いで周
波数変位量ΔFiを最新インバータ周波数F1に加算して
上限値Fuを求める(ステップ136)。更に前回電流
偏差Ei'を更新し、電流タイマTiにあらかじめ決めら
れた値をセットする。この例では電流タイマTiに10
をセットする(ステップ137)。次に指令周波数Fr
が上限値Fuよりも大きいときには、インバータ周波数
F1を上げすぎないため上限値Fuをインバータ周波数F
1として出力し、指令周波数Frが上限値Fu以下である
ときには、指令周波数Frをインバータ周波数F1として
出力しても直流電圧値Vは第1目標値を越えないと考え
られるので指令周波数Frをインバータ周波数F1として
出力する(ステップ138,139,140,11
6)。
0以外であると判定されたときは電流タイマTiを1減
らし(ステップ141)、処理はステップ138に移行
する。
下限値Fdで制限してインバータ周波数F1を求めている
ため、過電流や過電圧にならない場合には指令周波数F
rがインバータ周波数F1として出力されるので、指令に
忠実な運転が可能である。
差Evと電圧偏差変化量ΔEvから周波数変位量ΔFvを
決定するファジィ論理演算について、図6及び図7を参
照して説明する。
に大」(NB)、「負側に小」(NS)、「ゼロ」(Z
O)、「正側に小」(PS)、「正側に大」(PB)と
評価する最大を1とするグレードを示したファジィ変数
のメンバシップ関数を示している。
対して「負側に大」(NB)、「負側に小」(NS)、
「ゼロ」(ZO)、「正側に小」(PS)、「正側に
大」(PB)と評価する最大を1とするグレードを示し
たファジィ変数のメンバシップ関数を示している。
して「負側に大」(NB)、「負側に小」(NS)、
「ゼロ」(ZO)、「正側に小」(PS)、「正側に
大」(PB)と評価する最大を1とするグレードを示し
たファジィ変数のメンバシップ関数を示している。電圧
偏差Ev,電圧偏差変化量ΔEv,周波数変位量ΔFvそ
れぞれに対する評価は一意的ではなく、図6(a)、図
6(b)、図6(c)で評価領域が異なるように、2通
りの評価も行われることになる。
演算により求めるための制御ルール、すなわち、図6
(a),図6(b)での評価と図6(c)での評価との
関係を示している。
5段階のファジィ変数をとり、横方向には電圧偏差変化
量ΔEvの5段階のファジィ変数をとって2次元に配置
されており、これら2つの条件の交わった位置に最適な
周波数変位量ΔFvが設定されている。
(c)の3種類のメンバシップ関数及び図7の制御ルー
ルは発明者が予めシミュレーションと実験結果に基づい
て決めたものである。また、図6に示すメンバシップ関
数及び図7に示す制御ルールは制御器5内のメモリに予
め格納されている。
す制御ルールに基づいてmin−max法を用いてファ
ジィ推論を行い、さらに重心法により非ファジィ化する
ことにより周波数変位量ΔFvを求めている。
差Eiと電流偏差変化量ΔEiから周波数変位量ΔFiを
決定するファジィ論理演算について、図8及び図9を参
照して説明する。
に大」(NB)、「負側に小」(NS)、「ゼロ」(Z
O)、「正側に小」(PS)、「正側に大」(PB)と
評価する最大を1とするグレードを示したファジィ変数
のメンバシップ関数を示している。
対して「負側に大」(NB)、「負側に小」(NS)、
「ゼロ」(ZO)、「正側に小」(PS)、「正側に
大」(PB)と評価する最大を1とするグレードを示し
たファジィ変数のメンバシップ関数を示している。
して「負側に大」(NB)、「負側に小」(NS)、
「ゼロ」(ZO)、「正側に小」(PS)、「正側に
大」(PB)と評価する最大を1とするグレードを示し
たファジィ変数のメンバシップ関数を示している。電流
偏差Ei,電流偏差変化量ΔEi,周波数変位量ΔFiそ
れぞれに対する評価は一意的ではなく、図8(a),図
8(b),図8(c)で評価領域が異なるように、2通
りの評価も行われることになる。
演算により求めるための制御ルール、すなわち、図8
(a),図8(b)での評価と図8(c)での評価との
関係を示している。図9において、縦方向には電流偏差
Eiの5段階のファジィ変数をとり、横方向には電流偏
差変化量ΔEiの5段階のファジィ変数をとって2次元
に配置されており、これら2つの条件の交わった位置に
最適な周波数変位量ΔFiが設定されている。
(c)の3種類のメンバシップ関数及び図9の制御ルー
ルは発明者が予めシミュレーションと実験結果に基づい
て決めたものである。また、図8に示すメンバシップ関
数及び図9に示す制御ルールは制御部5内のメモリに予
め格納されている。
す制御ルールに基づいてmin−max法を用いてファ
ジィ推論を行い、さらに重心法により非ファジィ化する
ことにより周波数変位量ΔFiを求めている。
て説明する。本実施例は指令周波数Frと直流電圧値V
と出力電流値Iを予め設定された時間毎に検出し、その
検出結果に基づきインバータ周波数を演算し、出力中の
インバータ周波数F1'を演算した次のインバータ周波数
F1に変更していく離散時間制御系の例を示す。本実施
例に係る制御器5は電圧検出器3により検出したインバ
ータ2の入力側の直流電圧値Vと制御器5より出力中の
インバータ周波数F1’から電圧変化率Vfを出力する第
1のテーブル201と、電流検出器4により検出したイ
ンバータ2出力電流値Iと制御器5より出力中のインバ
ータ周波数F1’から電流変化率Ifを出力する第2のテ
ーブル202と、指令周波数Frと直流電圧値Vと出力
電値流Iと電圧変化率Vfと電流変化率Ifから次のイン
バータ周波数F1を求め、出力すると共に、実際の電圧
変化率Vf’と実際の電流変化率If’を求め、第1のテ
ーブル201及び第2のテーブル202を更新する演算
部203からなる。
示されてる。図11において、縦方向には直流電圧値V
をとり、横方向にはインバータ周波数F1をとって2次
元に配置されており、これら2つの条件の交わった位置
に電圧変化率Vfが設定されている。電圧変化率Vfは予
め設定しておくことが望ましいが何度か試行を繰り返す
ことによっても設定することができる。ここで電圧変化
率VfとはVf=∂V/∂Frで定義される。但し、V
はインバータ2の入力側の直流電圧、Frは指令周波数
である。
示されている。図12において、縦方向にはインバータ
2の出力電流値Iをとり、横方向にはインバータ周波数
F1をとって2次元に配置されており、これら2つの条
件の交わった位置に電流変化率Ifが設定されている。
電流変化率Ifも予め設定しておくことが望ましいが何
度か試行を繰り返すことによっても設定することができ
る。ここで電流変化率はIf=∂I/∂Frで定義され
る。但し、Iはインバータ2の出力電流値、Frは指令
周波数である。
13を参照して説明する。
入力し(ステップ211)、インバータ2の出力電流値
Iを検出する(ステップ212)。次いで第1のテーブ
ル201に対して電流検出器4により検出されたインバ
ータ2の出力電流値Iと演算部203がインバータ2に
対して出力中のインバータ周波数F1'を出力し(21
3)、第1のテーブル201から電圧変化率Vfを取り
込む(ステップ214)。
なわち取り込むべき電圧変化率Vfのデータが第1のテ
ーブル201に格納されていない場合には指令周波数F
rを下限周波数Fdとし(ステップ219)、電圧変化率
Vfが定義されていれば、すなわち、取り込むべき電圧
変化率Vfのデータが格納されていれば、直流電圧値V
を検出し(ステップ216)、直流電圧値Vから電圧制
限値Vrを減算し電圧偏差Evを求め(ステップ21
7)、この電圧偏差Evを電圧変化率Vfで除算した値に
出力しているインバータ周波数F1'を加算して下限周波
数Fdを求める(ステップ218)。
出器4により検出されたインバータ2の出力電流値Iと
演算部203がインバータ2に対して出力中のインバー
タ周波数F1'とを出力し(ステップ220)、第2のテ
ーブル202から電流変化率Ifを取り込む(ステップ
221)。この電流変化率Ifが未定義であれば、すな
わち取り込むべき電流変化率Ifのデータが第2のテー
ブル202に格納されていない場合には指令周波数Fr
を上限周波数Fuとし(ステップ225)、電流変化率
Ifが定義されていれば、すなわち取り込むべき電流変
化率Ifのデータが第2のテーブル202に格納されて
いる場合には、インバータ2の出力電流値Iから電流制
限値Irを減算し、電流偏差Eiを求め(ステップ22
3)、この電流偏差Eiを電流変化率Ifで除算した値に
出力しているインバータ周波数F1'を加算して上限周波
数Fuを求める(ステップ224)。
し(ステップ226)、小さい方の値を仮にFr'と置き
(ステップ227,228)、このFr'と下限周波数F
dを比較し(ステップ229)、大きい方の値をインバ
ータ周波数F1とする(ステップ230,231)。
3により検出される直流電圧値Vから前回の直流電圧値
V'を減算した値を、出力中のインバータ周波数F1''
から前回、出力していたインバータ周波数F1を減算し
た値で除算し、実際の電圧変化率Vf'を求め(ステップ
232)、この電圧変化率Vf’のデータを第1のテー
ブル201における出力電流値が前回の出力電流値
I',インバータ周波数が前回のインバータ周波数F1''
である位置に設定(格納)する(ステップ233)。
ータ2の出力電流値Iから前回検出されたインバータ2
の出力電流値I'を減算した値を、出力中のインバータ
周波数F1’から前回出力していたインバータ周波数を
減算した値で除算し、実際の電流変化率If'を求め(ス
テップ234)、F1''第2のテーブル202の出にお
けるインバータ2の電流値が前回の出力電流値I',イ
ンバータ周波数が前回のインバータ周波数F1''の位置
に設定(格納)する(ステップ235)。
インバータ周波数F1'と前回の出力電流値I'と前回の
直流電圧値V'を更新し(ステップ236)、次いでス
テップ230,231で求めたインバータ周波数F1を
出力する(ステップ237)。
を予め決めれた時間毎に実行する。
ば電動機や電動機の負荷について詳しい情報がない場合
でも、さまざまな条件のもとで試行を繰り返すことによ
り、第1のテーブル201の電圧変化率Vf及び第2の
テーブル202の電流変化率Ifを求めることができ
る。
ータ2の入力側の直流電圧値Vやその出力電流値Iを予
測的に制御できるため制御器5ではインバータ2の直流
電圧値V及び出力電流値Iを制限値以下に保ったまま、
できる限り指令周波数Frに近いインバータ周波数F1を
出力することができる。
い、第1のテーブル201の電圧変化率Vfと第2のテ
ーブル202の電流変化率Ifを求めれば、更新の必要
がなくなるためステップ232〜ステップ235の処理
を省略することもできる。
を図14乃至図20を参照して説明する。本実施例では
指令周波数Frと直流電圧値Vと出力電流値Iを予め設
定された時間毎に検出し、検出結果に基づきインバータ
周波数F1を演算し、現在、出力中のインバータ周波数
F1'を、演算した次のインバータ周波数F1に変更して
いく離散時間制御系の例を示す。
うちインバータ2の出力電流制限動作の概略を表したも
のである。図14(a)はインバータ周波数F1を表
し、図14(b)はインバータ2の出力電流値Iを表し
ている。以下、図14を用いて、時刻Xiで検出された
出力電流値Aiに基づいて、時刻Yiでインバータ2に対
して出力すべきインバータ周波数F1を演算する動作に
ついて説明する。
時点である時刻Yiで検出されるであろうインバータ2
の出力電流値Biは現在出力されているインバータ周波
数で決まるため制御することはできないので、時刻Yi
の次のサンプリング時点である時刻Ziで検出されるイ
ンバータ2の出力電流値Iが電流制限値Irを越えない
範囲で最も指令周波数Frに近いインバータ周波数F1を
演算する。
波数F1の変化量と時刻Yiで出力されるインバータ周波
数F1の変化量が同じとなるようなインバータ周波数Gi
を時刻Yiで出力する場合(ケース1)に、時刻Ziでの
インバータ2の出力電流値Iは出力電流値Ciをとると
する。
算した値を電流偏差Eiとし、これに対応する電流許容
量ΔFiを求める。電流許容量ΔFiは、電流許容量ΔF
iをインバータ周波数Giに加えた値であるインバータ周
波数Hiを時刻Yiで出力する場合(ケース2)に、イン
バータ2の出力電流は制限レベルIrとなる出力電流値
Diをとるような値であるとする。この電流許容量ΔFi
は、インバータ2の出力電流の変化量ΔIと出力電流値
Iを入力とするファジィ論理演算により求められる。実
際に時刻Yiで出力するインバータ周波数F1は、ケース
1のインバータ周波数Giに電流許容量ΔFiを加えた値
である上限値Fuと指令周波数Frのうち小さい方を出力
する。これにより、指令周波数Frが上限値Fuより大き
い周波数Jiの場合には、上限値Fuを出力することで出
力電流値Iを制限レベルIn以下に抑えることができ、
また、指令周波数Frが上限値Fuより小さい周波数Ki
の場合には、指令周波数Frを出力しても出力電流値I
は電流値Liとなり、出力電流値Iは電流制限値Ir以下
であるため、指令周波数Frをそのまま出力する。
実施例によれば出力電流値Iと出力電流値の変化量ΔI
に加え、過去のインバータ指令周波数Frの変化量に基
づいて上限値Fuを求めるため制御上の外乱の影響を受
けにくくなる。
うちインバータ2の入力側の直流電圧制限動作の概略を
表したものである。図15(a)はインバータ周波数F
1を表し、図15(b)は直流電圧値Vを表している。
以下、図15を用いて、時刻Xvで検出された直流電圧
値Avに基づいて、時刻Yvで出力すべきインバータ周波
数F1を演算する動作について説明する。同図において
時刻Xvの次のサンプリング時点である時刻Yvで検出さ
れるであろうインバータ2の入力側の直流電圧値Bvは
現在出力されているインバータ周波数で決まるため制御
することはできないので、時刻Yvの次のサンプリング
時点である時刻Zvで検出されるインバータ2の入力側
の直流電圧値Vが電圧制限値Vrを越えない範囲で最も
指令周波数Frに近いインバータ周波数F1を演算する。
波数F1の変化量と時刻Yvで出力されるインバータ周波
数F1の変化量が同じとなるようなインバータ周波数Gv
を時刻Yvで出力する場合(ケース3)に、時刻Ziでの
インバータ2の入力側の直流電圧値Vは直流電圧値Cv
をとるとする。
した値を電圧偏差Evとし、これに対応する電圧許容量
ΔFvを求める。電圧許容量ΔFvは、電圧許容量Fvを
インバータ周波数Gvから減算した値であるインバータ
周波数Hvを時刻Yvで出力する場合(ケース4)に、イ
ンバータ2の入力側の直流電圧値Vは電圧制限値Vrと
なる直流電圧値Dvをとるような値であるとする。この
電圧許容量ΔFvは、インバータ2の入力側の直流電圧
値の変化量ΔVと直流電圧値Vを入力とするファジィ論
理演算により求められる。実際に時刻Yvで出力するイ
ンバータ周波数F1は、ケース3のインバータ周波数Gv
から電圧許容量ΔFvを減算した値である下限値Fdと指
令周波数Frのうち大きい方を出力する。これにより、
指令周波数Frが下限値Fdより小さい周波数Jvの場合
には、下限値Fuを出力することで直流電圧値Vを制限
レベルVr以下に抑えることができ、また、指令周波数
Frが下限値Fuより大きい周波数Kvの場合には、指令
周波数Frを出力しても直流電圧値Vは電圧値Lvとな
り、インバータ2の入力側の直流電圧値Vは電圧制限値
Vr以下であるため、指令周波数Frをそのまま出力す
る。
実施例によれば直流電圧値Vと直流電圧値の変化量ΔV
に加え、過去のインバータ指令周波数Frの変化量ΔF1
に基づいて下限値Fdを求めるため制御上の外乱の影響
を受けにくくなる。
基づく制御器5の動作の一具体例を図16を参照して説
明する。
が行うべき処理内容を示している。同図において外部か
ら指令周波数Frが入力され(ステップ301)、イン
バータ2の出力電流値I及び直流電圧値Vがそれぞれ、
電流検出器4、電圧検出器3により検出される(30
2,303)。インバータ2の出力電流の電流制限値I
Lから検出されたインバータ2の出力電流値Iを減算し
て電流偏差Eiを求め(ステップ304)、更にこの電
流偏差Eiから前回の電流偏差Ei'を減算して電流偏差
変化量ΔEiを求める(ステップ305)。
ータ2の入力側の直流電圧値Vを減算して電圧偏差Ev
を求め(ステップ305)、更にこの電圧偏差Evから
前回の電圧偏差Ev'を減算して電圧偏差変化量ΔEvを
求める(ステップ307)。また電流偏差Eiと電流偏
差変化量ΔEiからファジィ論理演算により電流許容量
ΔFiを求める(ステップ308)。
力しているインバータ周波数)から前々回のインバータ
周波数F1''を減算して、インバータ周波数変化量ΔF1
を求める(ステップ309)、このインバータ周波数変
化量ΔF1に前回のインバータ周波数F1'を加算し、更
に電流許容量ΔFiを加算して上限値Fuを求める(ステ
ップ310)。
らファジィ論理演算により電圧許容量ΔFvを求め(ス
テップ311)、このインバータ周波数変化量ΔF1に
前回のインバータ周波数F1'を加算した値から、電圧許
容量ΔFvを減算して下限値Fdを求める(ステップ31
2)。
(ステップ313)、大きい方を仮にFr'とおく(ステ
ップ314,315)。更にこのFr'と上限値Fuを比
較して(ステップ316)、小さい方の値をインバータ
周波数F1とする(ステップ317,318)。前々回
のインバータ周波数F1''と、前回のインバータ周波数
F1'と、前回の出力電流値Iと、前回の直流電圧値Vを
更新して(319)、インバータ周波数F1を出力す
る。
Eiと電流偏差変化量ΔEiから電流許容量ΔFiを決定
するファジィ論理演算について、図17及び図18を参
照して説明する。
側に大」(NB)、「負側に小」(NS)、「ゼロ」
(ZO)、「正側に小」(PS)、「正側に大」(P
B)と評価する最大を1とするグレードを示したファジ
ィ変数のメンバシップ関数を示している。
に対して「負側に大」(NB)、「負側に小」(N
S)、「ゼロ」(ZO)、「正側に小」(PS)、「正
側に大」(PB)と評価する最大を1とするグレードを
示したファジィ変数のメンバシップ関数を示している。
対して「負側に大」(NB)、「負側に小」(NS)、
「ゼロ」(ZO)、「正側に小」(PS)、「正側に
大」(PB)と評価する最大を1とするグレードを示し
たファジィ変数のメンバシップ関数を示している。電流
偏差Ei,電流偏差変化量ΔEi,周波数変位量ΔFiそ
れぞれに対する評価は一意的ではなく、図17(a),
図17(b),図17(c)で評価領域が異なるよう
に、2通りの評価も行われることになる。
理演算により求めるための制御ルール、すなわち、図1
7(a),図17(b)での評価と図17(c)での評
価との関係を示している。図18において、縦方向には
電流偏差Eiの5段階のファジィ変数をとり、横方向に
は電流偏差変化量ΔEiの5段階のファジィ変数をとっ
て2次元に配置されており、これら2つの条件の交わっ
た位置に最適な周波数変位量ΔFiが設定されている。
(c)の3種類のメンバシップ関数及び図18の制御ル
ールは発明者が予めシミュレーションと実験結果に基づ
いて決めたものである。また、図17のメンバシップ関
数及び図18に示す制御ルールは制御器5内のメモリに
予め格納されている。
に示す制御ルールに基づいてmin−max法を用いて
ファジィ推論を行い、さらに重心法により非ファジィ化
することにより周波数変位量ΔFiを求めている。
偏差Evと電圧偏差変化量ΔEvから周波数変位量ΔFv
を決定するファジィ論理演算について、図19と図20
を参照して説明する。
側に大」(NB)、「負側に小」(NS)、「ゼロ」
(ZO)、「正側に小」(PS)、「正側に大」(P
B)と評価する最大を1とするグレードを示したファジ
ィ変数のメンバシップ関数を示している。
に対して発明者が「負側に大」(NB)、「負側に小」
(NS)、「ゼロ」(ZO)、「正側に小」(PS)、
「正側に大」(PB)と評価する最大を1とするグレー
ドを示したファジィ変数のメンバシップ関数を示してい
る。
対して「負側に大」(NB)、「負側に小」(NS)、
「ゼロ」(ZO)、「正側に小」(PS)、「正側に
大」(PB)と評価する最大を1とするグレードを示し
たファジィ変数のメンバシップ関数を示している。電圧
偏差Ev,電圧偏差変化量ΔEv,周波数変位量ΔFvそ
れぞれに対する評価は一意的ではなく、図19(a),
図19(b),図19(c)で評価領域が異なるよう
に、2通りの評価も行われることになる。
理演算により求めるための制御ルール、すなわち、図1
9(a),図19(b)での評価と図19(c)での評
価との関係を示している。図20において、縦方向には
電圧偏差Evの5段階のファジィ変数をとり、横方向に
は電圧偏差変化量ΔEvの5段階のファジィ変数をとっ
て2次元に配置されており、これら2つの条件の交わっ
た位置に最適な周波数変位量ΔFvが設定されている。
9(c)に示す3種類のメンバシップ関数及び図19に
示す制御ルールは発明者が予めシミュレーションと実験
結果に基づいて決めたものである。また、図19に示す
メンバシップ関数及び図20に示す制御ルールは制御器
5内のメモリに予め格納されている。
に示す制御ルールに基づいてmin−max法を用いて
ファジィ推論を行い、さらに重心法により非ファジィ化
することにより周波数変位量ΔFvを求めている。
インバータについて述べたが、本発明はインバータに限
定されることなく、例えば交流電圧を交流電圧に変換す
るサイクロコンバータのような電力変換器においても、
その出力電流に基づいてその周波数指令を制御すること
により、電流制限できることは勿論である。
の変化量と、電力変換器の指令周波数に基づいて電力変
換器の指令周波数を制限することにより、電力変換器の
出力電流を効果的に制限することができる。
直流電圧と、その直流電圧の変化量と電力変換器の指令
周波数に基づいて電力変換器の指令周波数を制限するこ
とにより、最小限のハードウェア構成で電力変換器の出
力電流が過電流となるのを抑制することができる。
不適当であっても電力変換器を停止させることなく運転
することができ、操作が簡単になるという効果が得られ
る。
の構成を示すブロック図である。
ク図である。
作、及び電圧制限時の動作の状態を示す説明図である。
チャートである。
チャートである。
いてファジィ演算で用いるメンバシップ関数を示す説明
図である。
いてファジィ演算で用いるファジィ演算ルールを示す説
明図である。
いてファジィ演算で用いるメンバシップ関数を示す説明
図である。
いてファジィ演算で用いるファジィ演算ルールを示す説
明図である。
ブロック図である。
ーブルの内容を示す説明図である。
ーブルの内容を示す説明図である。
フローチャートである。
の動作を示す説明図である。
の動作を示す説明図である。
制御器の処理内容を示すブロック図である。
おいてファジィ演算で用いるメンバシップ関数を示す説
明図である。
おいてファジィ演算で用いるファジィ演算ルールを示す
説明図である。
おいてファジィ演算で用いるメンバシップ関数を示す説
明図である。
おいてファジィ演算で用いるファジィ演算ルールを示す
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 指令周波数Frと電圧検出器により検出
された電力変換器の直流電圧に基づいて制御周期ごとに
電力変換器周波数F1を演算し、該電力変換器周波数F
1を前記電力変換器に出力する制御器を備えた電力変換
器の制御装置において、 前記制御器は、 前記 直流電圧が第1の電圧制限値以上である場合には、
該第1の電圧制限値より大きな値に設定された第2の電
圧制限値VLとの電圧偏差Ev及び前記直流電圧の変化
量ΔEvを求め、予め設定された第1のメンバーシップ
関数に基づき前記電圧偏差Evに対応する第1のファジ
ィ変数を求めるとともに、予め設定された第2のメンバ
ーシップ関数に基づき前記直流電圧の変化量ΔEvに対
応する第2のファジィ変数を求め、該求めた第1のファ
ジィ変数と第2のファジィ変数を入力とし、前記直流電
圧が前記第2の電圧制限値VLを超えないように予め定
められた制御ルールに基づいたファジィ推論により許容
される周波数変位量ΔFvを求め、該求めた周波数変位
量ΔFvを前回の制御に係る前記電力変換器周波数F
1’に加算して今回の制御に係る前記電力変換器周波数
F1の下限値Fdを求め、今回の制御に係る前記指令周
波数Frが前記下限値Fdより小さいときは今回の制御
に係る前記指令周波数Frをそのまま前記電力変換器周
波数F1とし、今回の制御に係る前記指令周波数Frが
前記下限値Fd以上のときは該下限値Fdを前記電力変
換器周波数F1として出力する手段とを備えることを特
徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項2】 指令周波数Frと電流検出器により検出
された電力変換器の出力電流とに基づいて制御周期ごと
に電力変換器周波数F1を演算し、該電力変換器周波数
F1を前記電力変換器に出力する制御器を備えた電力変
換器の制御装置において、 前記制御器は、 前記 出力電流が第1の電流制限値以上である場合には、
該第1の電流制限値より大きな値に設定された第2の電
流制限値ILとの電流偏差Ei及び前記出力電流の変化
量ΔEiを求め、予め設定された第1のメンバーシップ
関数に基づき前記電流偏差Eiに対応する第1のファジ
ィ変数を求めるとともに、予め設定された第2のメンバ
ーシップ関数に基づき前記出力電流の変化量ΔEiに対
応する第2のファジィ変数を求め、該求めた第1のファ
ジィ変数と第2のファジィ変数を入力とし、前記出力電
流が前記第2の電流制限値ILを超えないように予め定
められた制御ルールに基づいたファジィ推論により許容
される周波数変位量ΔFiを求め、該求めた周波数変位
量ΔFiを前回の制御に係る前記電力変換器周波数F
1’に加算して今回の制御に係る前記電力変換器周波数
F1の上限値Fuを求め、今回の制御に係る前記指令周
波数Frが前記上限値Fuより小さいときは今回の制御
に係る前記指令周波数Frをそのまま前記電力変換器周
波数F1とし、今回の制御に係る前記指令周波数Frが
前記上限値Fu以上のときは該上限値Fuを前記電力変
換器周波数F1として出力する手段とを備えることを特
徴とする電力変換器の制御装置。 - 【請求項3】 指令周波数Frと電圧検出器により検出
された電力変換器の直流電圧に基づいて制御周期ごとに
電力変換器周波数F1を演算し、該電力変換器周波数F
1を前記電力変換器に出力する制御器を備えた電力変換
器の制御装置において、 前記制御器は、 前記直流電圧と電圧制限値VLとの電圧偏差Ev及び該
電圧偏差の変化量ΔEvを求め、予め設定された第1の
メンバーシップ関数に基づき前記電圧偏差Evに対応す
る第1のファジィ変数を求めるとともに、予め設定され
た第2のメンバーシップ関数に基づき前記変化量ΔEv
に対応する第2のファジィ変数を求め、 該求めた第1
のファジィ変数と第2のファジィ変数を入力とし、前記
直流電圧が前記電圧制限値VLを超えないように予め定
められた制御ルールに基づいたファジィ推論により電圧
許容量ΔFvを求め、さらに前々回と前回の制御に係る
前記電力変換器周波数の変化量ΔF1を求めて、該変化
量ΔF1を前回の制御に係る前記電力変換器周波数F
1’に加算し、該加算値に前記電圧許容量ΔFvを加算
して今回の制御に係る前記電力変換器周波数F1の下限
値Fdを求め、今回の制御に係る前記指令周波数Frが
前記下限値Fd以上のときは今回の制御に係る前記指令
周波数Frをそのまま前記電力変換器周波数F1とし、
今回の制御に係る前記指令周波数 Frが前記下限値Fd
より小さいときは該下限値Fdを前記電力変換器周波数
F1として出力する手段とを備えることを特徴とする電
力変換器の制御装置。 - 【請求項4】 指令周波数Frと電圧検出器により検出
された電力変換器の直流電圧に基づいて制御周期ごとに
電力変換器周波数F1を演算し、該電力変換器周波数F
1を前記電力変換器に出力する制御器を備えた電力変換
器の制御装置において、 前記制御器は、 前記出力電流と電流制限値ILとの電流偏差Ei及び該
電流偏差の変化量ΔEiを求め、予め設定された第1の
メンバーシップ関数に基づき前記電流偏差Eiに対応す
る第1のファジィ変数を求めるとともに、予め設定され
た第2のメンバーシップ関数に基づき前記変化量ΔEi
に対応する第2のファジィ変数を求め、 該求めた第1
のファジィ変数と第2のファジィ変数を入力とし、前記
出力電流が前記電流制限値ILを超えないように予め定
められた制御ルールに基づいたファジィ推論により電流
許容量ΔFiを求め、さらに前々回と前回の制御に係る
前記電力変換器周波数の変化量ΔF1を求め、該変化量
ΔF1を前回の制御に係る前記電力変換器周波数F1’
に加算し、該加算値に前記電流許容量ΔFiを加算して
今回の制御に係る前記電力変換器周波数F1の上限値F
uを求め、今回の制御に係る前記指令周波数Frが前記
上限値Fuより小さいときは今回の制御に係る前記指令
周波数Frをそのまま前記電力変換器周波数F1とし、
今回の制御に係る前記指令周波数Frが前記上限値Fu
以上のときは該上限値Fuを前記電力変換器周波数F1
として出力する手段とを備えることを特徴とする電力変
換器の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10473592A JP3484610B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 電力変換器の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10473592A JP3484610B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 電力変換器の制御装置 |
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JPH05300751A JPH05300751A (ja) | 1993-11-12 |
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Family
ID=14388759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10473592A Expired - Lifetime JP3484610B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 電力変換器の制御装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8421397B2 (en) * | 2011-04-11 | 2013-04-16 | Eaton Corporation | System and method for fast start-up of an induction motor |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP10473592A patent/JP3484610B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05300751A (ja) | 1993-11-12 |
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