JP3483409B2 - Heating method for polycarbonate manufacturing equipment - Google Patents

Heating method for polycarbonate manufacturing equipment

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JP3483409B2
JP3483409B2 JP30823496A JP30823496A JP3483409B2 JP 3483409 B2 JP3483409 B2 JP 3483409B2 JP 30823496 A JP30823496 A JP 30823496A JP 30823496 A JP30823496 A JP 30823496A JP 3483409 B2 JP3483409 B2 JP 3483409B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ビスフェノールA
と炭酸ジエステルとを加熱溶融下に反応させてエステル
交換法によりポリカーボネートを製造する装置におい
て、何らかのトラブルで製造装置がシャットダウンされ
た場合、あるいは新しく製造を開始する際、製造装置内
にポリカーボネートが残存している装置の昇温方法に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】芳香族ポリカーボネートは各種強度に優
れている上、透明性に優れた樹脂であり、幅広い分野で
利用されている。このポリカーボネートの工業的製法と
しては、ビスフェノールAとホスゲンとを塩化メチレン
溶媒中で反応させる界面重合法が一般的であるが、この
方法は工業的に取扱いの難しいホスゲンや塩化メチレン
を用いる必要があることから、近年、これら化合物を用
いず、反応原料のジフェニルカーボネートなどの炭酸ジ
エステルとビスフェノールAなどの芳香族ジオール化合
物とを、無溶媒下、溶融状態でエステル交換反応させて
ポリカーボネートを製造する方法が提案され、一部実用
化されている(特開平2−153925号、特公平6−
99552号、特開昭63−51429号等)。 【0003】しかし、エステル交換法によるポリカーボ
ネートの製造においては、装置の修理、検査等で重合装
置を停止、冷却する際、装置内のポリカーボネートの粘
度が高く、ポリカーボネートが装置内に残りやすい。こ
のために、反応を再開するために製造装置を加熱し、装
置内を所定反応温度(200〜320℃)まで昇温して
も融解しない結晶が、冷却、昇温過程で生成し、装置の
閉塞、高融点結晶化物の製品中への混入を起こす等の問
題があった。かかる問題を解決する手段として特開平6
−200008号公報は炭酸ジエステルとジヒドロキシ
アリール化合物とを反応させてポリカーボネートを製造
した後に、反応を開始するに先立ち、反応混合物と接触
する部分をフェノール系化合物で洗浄処理した反応装置
を使用することを提案する。 【0004】又、特開平8−165342号公報は、ポ
リカーボネート製造装置が槽型前縮合反応器とベント付
きの横型又は縦型二軸後縮合機とを包含する樹脂製造装
置の槽型前縮合反応器部分のみを溶媒で洗浄し、洗浄後
の処理工程として実質的に酸素の不存在下で乾燥させる
ことを特徴とする樹脂製造装置の洗浄及び乾燥方法を提
案し、ポリカーボネートの溶解性に優れた洗浄溶媒とし
てフェノール、ベンジルアルコール、ピリジン、ジメチ
ルホルムアミド、エチルアセテートおよびテトラヒドロ
フランを挙げている。これらの提案方法は、装置表面変
質の改善が目的であり、装置閉塞の問題にはまったくふ
れていないばかりか、溶剤の使用によりシール材が劣化
し、装置の密閉性が失われる等の問題があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、ジオール化
合物と炭酸ジエステルとを加熱溶融下に反応させるエス
テル交換法により製造されたポリカーボネートが残存す
る装置を、重合反応を開始する際に、該装置中に残存す
るポリカーボネートの結晶化物による装置の閉塞、製品
中への結晶化物の混入を防止する方法を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、製造装置
停止時に装置内に残存するポリカーボネートの結晶化挙
動について鋭意検討を行った結果、該装置の再稼働時の
装置の昇温速度を制御することにより、装置閉塞等を引
き起こす高融点結晶の生成を抑制する条件を見いだし、
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、ビス
フェノールAと炭酸ジエステルとを加熱溶融下に反応さ
せて得られた粘度平均分子量が2,000〜25,000
のポリカーボネートが残存している重合装置を、該装置
温度240℃以下の温度から少なくとも20℃以上昇温
して温度200℃〜320℃の範囲まで加熱昇温するに
際し、該重合装置を0.2℃/分を超え、20℃/分以
下の昇温速度で加熱することを特徴とするポリカーボネ
ート製造装置の昇温方法を提供するものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明のエステル交換法ポ
リカーボネート重合装置の昇温方法について、さらに具
体的に説明する。エステル交換法ポリカーボネートの製造法; エステル交
換法によりポリカーボネートを製造する方法は、反応原
料のジフェニルカーボネートなどの炭酸ジエステルとビ
スフェノールA等のジオール化合物とを溶融状態でエス
テル交換反応し、芳香族ポリカーボネートを製造する方
法で前述の特許公報群に記載されるように公知のことで
ある。本発明において用いられるジオール化合物はビス
フェノールAであるが、結晶化挙動が大きく変わらない
範囲で他のモノマーと共重合が可能であり、例えばジオ
ール化合物の30モル%まで、好ましくは10モル%ま
でビスフェノールA以外の他のジオール化合物で置き換
えることができる。また分岐状ポリカーボネートを製造
する場合には少量の3価以上の多価フェノール等分岐に
必要なモノマーを共重合させることもできる。共重合可
能なジオール化合物の具体的なものとしては、炭素数2
〜20までの置換または未置換の直鎖、分岐状または環
状ジオール、及び次の一般式(1)で示される芳香族ジ
オール化合物があげられる。 【0008】 【化1】 【0009】(式中、Aは単結合、炭素数1〜10の置
換又は未置換の直鎖状、分岐状又は環状の2価の炭化水
素基、及び−O−、−S−、−CO−、−SO2−で示
される2価の基からなる群から選ばれるものであり、X
およびYは同一又は相互に異なるものであって、ハロゲ
ン又は炭素数1〜6の炭化水素基から選ばれるものであ
り、pおよびqは0又は1〜2の整数である。) 【0010】いくつかの代表例を挙げれば、例えばビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメ
チルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、4,4−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン等のビスフ
ェノール類;4,4′−ジヒドロキシビフェニル、4,
4′−ジヒドロキシ−3,3′,5,5′−テトラメチ
ル−ビフェニル等のビフェノール類;ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エー
テル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトンなどがあ
る。 【0011】炭酸ジエステル;炭酸ジエステルとして
は、ジメチルカーボネート、ジフェニルカーボネート、
ジトリルカーボネート、ビス(4−クロルフェニル)カ
ーボネート、ビス(2,4,6−トリクロルフェニル)
カーボネートなどがある。 【0012】エステル交換触媒;芳香族ジオール化合物
と炭酸ジエステルとの溶融重合反応においては、通常、
エステル交換触媒が使用される。かかるエステル交換触
媒としては、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化
合物、四級アンモニウム塩、ホスホニウム塩が用いら
れ、このようなアルカリ金属化合物およびアルカリ土類
金属化合物としては、具体的には、アルカリ金属および
アルカリ土類金属の有機酸塩、無機酸塩、酸化物、水酸
化物、水素化物あるいはアルコラートなどが好ましく挙
げられる。 【0013】より具体的には、アルカリ金属化合物とし
ては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水
素リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチ
ウム、ビスフェノールAの二ナトリウム塩、二カリウム
塩、二リチウム塩、フェノールのナトリウム塩、カリウ
ム塩、リチウム塩が挙げられる。また、水酸化セシウ
ム、炭酸セシウム、炭酸水素セシウムなどの無機セシウ
ム塩、酢酸セシウム、ステアリン酸セシウム等の有機酸
セシウム塩、セシウムメチレート、セシウムエチレート
等のセシウムアルコラート、セシウムフェノレート、ビ
スフェノールAのジセシウム塩などのフェノール類のセ
シウム塩などが挙げられる。 【0014】更にまた、アルカリ土類金属化合物として
は、具体的には、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、
水酸化マグネシウム、水酸化ストロンチウム、炭酸水素
カルシウム、炭酸水素バリウム、炭酸水素マグネシウ
ム、炭酸水素ストロンチウム、炭酸カルシウム、炭酸バ
リウム、炭酸マグネシウム、炭酸ストロンチウムなどが
挙げられる。これらの化合物は単独で、あるいは組み合
わせて用いられる。 【0015】本発明では、触媒として、上記のようなア
ルカリ金属化合物および/またはアルカリ土類金属化合
物以外に、塩基性化合物を用いることもできる。このよ
うな塩基性化合物としては、たとえば高温で易分解性あ
るいは揮発性であり、最終の芳香族ポリカーボネートに
残留することが少なく、色相等の物性に悪影響を与えな
い含窒素塩基性化合物およびホスホニウムヒドロキシド
化合物が挙げられ、具体的には、以下のような化合物が
挙げられる。 【0016】含窒素塩基性化合物としては、テトラメチ
ルアンモニウムヒドロキシド(Me4NOH)、テトラ
エチルアンモニウムヒドロキシド(Et4NOH)など
のアルキル、アリール、アルキルアリール基などを有す
るアンモニウムヒドロキシド類、トリメチルアミン、ト
リエチルアミンなどの三級アミン類、R2NH(式中R
はメチル、エチルなどのアルキル、フェニル、トルイル
などのアリール基などである)で示される二級アミン
類、RNH2(式中Rは上記と同じである)で示される
一級アミン類、2−メチルイミダゾール、2−フェニル
イミダゾールなどのイミダゾール類、ニトリロ三酢酸ナ
トリウム等のイミノカルボン酸誘導体又はその塩、ある
いはアンモニア、テトラメチルアンモニウムボロハイド
ライド(Me4NBH4)、テトラブチルアンモニウムボ
ロハイドライド(Bu4NBH4)などの塩基性塩があげ
られる。 【0017】又、ホスホニウムヒドロキシド化合物とし
ては、テトラエチルホスホニウムヒドロキシド、テトラ
ブチルホスホニウムヒドロキシド、テトラフェニルホス
ホニウムヒドロキシド、メチルトリフェニルホスホニウ
ムヒドロキシド、アリルトリフェニルホスホニウムヒド
ロキシドなどがあげられる。 【0018】これらのうち、テトラアルキルアンモニウ
ムヒドロキシド、テトラブチルホスホニウムヒドロキシ
ド、テトラフェニルホスホニウムヒドロキシドが好まし
く用いられる。これらの化合物は、単独で、あるいは前
記のアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物と組
み合わせて用いられる。これらの触媒は、芳香族ジオー
ル化合物1モルに対し、1×10-8〜1×10-1モル、
好ましくは1×10-7〜1×10-2モル用いられる。触
媒として塩基性化合物が用いられる場合は、塩基性化合
物は、芳香族ジオール化合物1モルに対して、通常1×
10-6〜1×10-1モル、好ましくは1×10-5〜1×
10-2モルの量で用いられる。 【0019】溶融重縮合;エステル交換法によるポリカ
ーボネートの製造は、公知の芳香族ポリカーボネートの
溶融重縮合法により製造される。すなわち、前記原料を
用いて200〜320℃の温度で、常圧または減圧下反
応を行い、エステル交換反応によるフェノール等の副生
成物を除去しながら溶融重縮合反応を行う。反応は通常
温度、圧力条件を変化させた2段以上の多段工程で実施
される。各段階の反応時間は、反応の進行の程度により
適宜定められるが、ポリマーの色相の観点から0.1〜
5時間であることが好ましい。溶融重縮合は、バッチ式
または連続的におこなうことができる。 【0020】次に、本発明に係わる芳香族ポリカーボネ
ートの製造方法を説明する。本発明において、反応装置
は任意の装置を用いることができる。通常、タービン
翼、パドル翼、アンカー翼、フルゾーン翼(新鋼パンテ
ック(株)製)、サンメラー翼(三菱重工業(株)
製)、マックスブレンド翼(住友重機械工業(株)
製)、ヘリカルリボン翼、ねじり格子翼(日立製作所
(株)製)等を具備した1または2以上の竪型重合槽に
引き続き、円板型、かご型等の横型一軸タイプの重合槽
やHVR、SCR、N−SCR(三菱重工業(株)
製)、バイボラック(住友重機械工業(株)製)、ある
いはメガネ翼、格子翼(日立製作所(株)製)等を具備
した横型二軸タイプの重合槽を組み合わせて用いること
ができる。 【0021】次に、図1に連続重合法に用いる装置の1
例を示し、反応原料のモノマーとして、芳香族ジオール
の例としてビスフェノールAを用い、炭酸ジエステル化
合物の例としてジフェニルカーボネートを用いて説明す
る。 【0022】図1には、5基の重合槽が直列に設置され
ている。図中、1は原料導入管、2はエステル交換触媒
導入管、3は副生物排出管、4、4′、4''、および
4'''は竪型重合槽、5はマックスブレンド撹拌翼、6
はダブルヘリカルリボン翼である。また、7は横型重合
槽の水平断面略図を示し、8、9は格子翼、10は第1
プレポリマー、11は第2プレポリマー、12は第3プ
レポリマー、13は第4プレポリマー、14は最終製品
ポリマーを示す。 【0023】反応は不活性ガス、例えば窒素ガス雰囲気
下、まず第1重合槽に芳香族ジオール化合物としてのビ
スフェノールAと炭酸ジエステルとしてのジフェニルカ
ーボネートとの溶融混合物を、原料導入管1を通して導
入し、また、触媒としてのアルカリ金属化合物及び/ま
たはアルカリ土類金属化合物及び/または塩基性化合物
を、触媒導入管2を介して上記重合槽内に連続的に供給
し、各重合槽においては、副生したフェノールを副生物
排出管3から除去しながら、3〜7段の各重合槽(図1
では5基)を用いて進められる。 【0024】反応条件としては、温度:200〜320
℃、より好ましくは200〜280℃、圧力:常圧〜
0.01Torr、平均滞留時間:5〜150分の範囲
とし、各重合槽においては、反応の進行とともに副生す
るフェノールの排出をより効果的なものとするために
は、段階的に上記反応条件範囲内で、より高温、より高
真空に設定する。なお、得られるポリカーボネートの色
相などの品質低下を防止するためには、できるだけ低
温、低滞留時間の設定が好ましい。 【0025】第1重合槽に供給されるジフェニルカーボ
ネートとビスフェノールAの割合は1.010〜1.30
0(ジフェニルカーボネート/ビスフェノールA)が好
ましい。各重合槽において、重縮合の程度により種々の
粘度平均分子量のポリカーボネート(そのプレポリマー
も含む)が製造される。この装置においては、3段目以
降の重合槽にて粘度平均分子量10,000のポリカー
ボネートが得られるようにするのが好ましい。 【0026】<製造装置の昇温方法>製造装置の昇温方
法は、ポリカーボネートの製造を再開するにあたって、
先に製造され、反応装置内に残存する重合物が、装置の
到達温度を越える高融点の結晶を生成し、装置閉塞等の
トラブルを引き起こすことを防止するために行うもので
ある。すなわち、反応装置内の重合物の粘度平均分子量
が2,000〜25,000好ましくは2,000〜20,
000、さらに好ましくは3,000〜15,000であ
るポリカーボネートが残存する製造装置を、撹拌停止ま
たは実質的に内容物流動停止状態から加熱し、昇温前の
装置温度が240℃以下、好ましくは150℃以下から
200℃〜320℃まで、好ましくは230〜300℃
まで20℃以上、好ましくは50℃以上、さらに好まし
くは80℃以上加熱昇温するに際し、装置の昇温速度を
0.2℃/分を超え20℃/分以下、好ましくは0.5℃
/分以上さらに好ましくは1℃/分以上で制御するもの
である。 【0027】装置内の重合物の分子量が2,000より
小さい場合には、結晶化が起きても結晶が高融点化する
ことはないので問題は生じない。また、重合物の分子量
が25,000を超えた場合は結晶生成速度は非常に遅
く、装置閉塞等の問題は起こらない。また装置の昇温速
度が0.2℃/分以下では装置内重合物の結晶化及び生
成した結晶の高融点化により、装置の到達温度が200
〜320℃の範囲のいかなる温度においても重合物の結
晶が残存し、装置閉塞等の問題が起こる。昇温速度の上
限は、0.2℃/分を超える場合は特に制限はなく、装
置の構造上の制限、装置を加熱する熱源の能力と装置の
熱容量のバランス等によって決定される。一般的に、装
置の昇温速度が20℃/分を超えると、装置の撹拌軸と
槽等とのシール部の熱膨張差等により装置の密閉性が損
なわれる場合がある。好適には10℃/分以下の昇温速
度が好ましい。昇温方法は前記条件内であれば、一定昇
温速度であっても、一定昇温速度でなくても良い。また
昇温は連続的であっても、段階的であってもよい。なお
段階的な昇温とは、0.2℃/分を超えた昇温速度で温
度差20℃未満の昇温過程を2回以上含み、最終的に2
0℃以上昇温する方法である。 【0028】装置の加熱前の温度が240℃を超えた場
合は重合物の結晶化が遅く、閉塞等の問題は起こらな
い。また加熱後の温度が200℃未満では、粘度平均分
子量2,000〜25,000の重合物は重合反応中に容
易に結晶化を起こし、溶融状態での重合反応とならな
い。また装置昇温前後の温度差が20℃未満では十分な
結晶化および結晶の高融点化が起こらず装置閉塞等の問
題は起こらない。反応装置の形式としては図1に示す装
置に限定されるものでなく、上記範囲内の分子量をもつ
重合物が残存していれば特に制限はなく、各種の撹拌翼
を具備した竪型重合槽、横型1軸または/及び横型2軸
タイプの重合槽等を使用することができる。装置昇温中
の雰囲気は特に制限はないが、昇温後の重合物の品質の
観点から、窒素ガス等の不活性ガス中、常圧または減圧
下で行われるのが好ましい。 【0029】 【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これら実施例に限定される物ではない。なお、
製造装置は図1に示すものを用い、又、ポリカーボネー
トの粘度平均分子量(Mv)の測定はウベローデ粘度計
を用いて、塩化メチレン中20℃の極限粘度[η]を測
定し以下の式よりポリカーボネートの粘度平均分子量
(Mv)求めた。 [η]=1.23×10-4×(Mv)0.83 【0030】合成例1 窒素ガス雰囲気下、ビスフェノールAとジフェニルカー
ボネートとを一定のモル比(DPC/BPAモル比=
1.040)に混合調整した溶融混合物を合わせて40
1.064モル/時の流量で、原料導入管を介して、マ
ックスブレンド翼を具備し、常圧、窒素雰囲気下、21
0℃に制御した容量100Lの第1竪型撹拌重合槽内に
連続供給し、平均滞留時間が30分になるように槽底部
のポリマー排出ラインに設けられたバルブ開度を制御し
つつ液面レベルを一定に保った。また、上記原料混合物
の供給を開始すると同時に、触媒として2重量%の炭酸
セシウム水溶液を3.2ml/時(ビスフェノールA1
モルに対し、1×10-6モル)の流量で連続供給した。
槽底より排出された重合液は、引き続き第2、第3、第
4(第2、第3槽:マックスブレンド翼、第4槽:ダブ
ルヘリカルリボン翼)の容量100Lの竪型撹拌重合
槽、ならびに、第5の格子翼を具備した容量150Lの
横型重合槽に逐次連続供給された。 【0031】反応の間は、第2〜第5各重合槽の平均滞
留時間が60分となるように液面レベルの制御を行い、
また、同時に副生するフェノールの留去も行った。第2
〜第5各重合槽での反応条件は、それぞれ第2重合槽
(210℃、100Torr、110rpm)、第3重
合槽(240℃、15Torr、75rpm)、第4重
合槽(265℃、0.5Torr、25rpm)、第5
重合槽(280℃、0.5Torr、10rpm)で、
反応の進行とともに高温、高真空、低撹拌速度に条件設
定した。各槽が定常安定化した時点での、第2、第3、
第4および第5の重合槽より抜き出した各ポリマーの粘
度平均分子量は、それぞれ、1,600、4,800(樹
脂A)、10,000(樹脂C)、17,000であっ
た。 【0032】合成例2 合成例1において、第3、第4重合槽の温度をそれぞれ
230℃、250℃とした以外は、合成例1と同様に反
応を行った。各槽が定常安定化した時点での第4重合槽
より抜き出した各ポリマーの粘度平均分子量は、7,8
00(樹脂B)であった。 【0033】合成例3 合成例1において、ビスフェノールAとジフェノルカー
ボネートのモル比を1.02とし、第4、第5槽の温度
をそれぞれ280℃、290℃、第5槽の平均滞留時間
を90分とした以外は合成例1と同様に反応を行った。
各槽が定常安定化した時点での第5重合槽より抜き出し
たポリマーの粘度平均分子量は、27,000(樹脂
F)であった。 【0034】合成例4 合成例1において、ビスフェノールAとジフェノルカー
ボネートのモル比を1.05、触媒量を3倍、第4槽の
温度を240℃、第4槽の平均滞留時間を30分とした
以外は合成例1と同様に反応を行った。各槽が定常安定
化した時点での第4重合槽より抜き出したポリマーの粘
度平均分子量は、16,400(樹脂D)であった。 【0035】合成例5 合成例1において、ビスフェノールAとジフェノルカー
ボネートのモル比を1.04、触媒は炭酸セシウムに代
えてテトラフェニルホウ素ナトリウムをビスフェノール
A1モルに対し、1.7×10-6モル、第3槽の温度を
240℃、第3槽の平均滞留時間を30分とした以外は
合成例1と同様に反応を行った。各槽が定常安定化した
時点での第4重合槽より抜き出したポリマーの粘度平均
分子量は、4,500(樹脂E)であった。 【0036】実施例1〜10及び比較例1 合成例1〜5の前記重合を連続して行っている途中で緊
急停止させ、各重合槽中の重合物を抜き出した後、各重
合槽の温度が50℃以下となるまで放置させた。次い
で、表1に示す昇温条件で各重合槽を加熱して前記合成
例1〜5の各重合槽の設定温度になったところで、運転
を再開した。実施例1〜5においては、各重合槽の配管
系の閉塞はなかった、比較例1においては、重合槽4と
5で一部配管の閉塞が見受けられた。 【0037】 【表1】【0038】参考実施例1〜10、及び参考比較例1〜
12 合成例1〜5で得た重合物である樹脂A〜Fの各々0.
5g試験管にとり、窒素雰囲気中、300℃、10分間
処理後急冷したものを、鋳込みヒータ中、表2の条件で
加熱昇温を行った後、室温まで放冷し、示差走査熱量計
(DSC)にて融解ピーク温度から結晶融点を、J.P
oly.Sci.B8,645,1970記載の完全結
晶の融解熱量をもとに、結晶融解熱量測定から結晶化度
を求めた。結果を表2に示す。 【0039】 【表2】 【0040】表2から理解されるように、本発明の実施
例において、昇温速度を適切に設定すればポリカーボネ
ートの結晶化物は生成せず、配管等の閉塞は生じないこ
とが推測される。温度、分子量は満たしても昇温速度が
遅い(比較例1)場合は、ポリマーの結晶化物を生成
(参考比較例1)し、管の閉塞をきたす。粘度分子量が
27,000と高い樹脂においては、熱履歴を受けても
結晶化を生じない(参考比較例11)ので管の閉塞は生
じないと推測される。又、温度変化域が狭い場合(参考
比較例12)もポリカーボネートの結晶化は見受けられ
ないので、管の閉塞はないものと推測される。 【0041】 【発明の効果】本発明によるエステル交換法ポリカーボ
ネート重合装置の昇温法によれば、装置停止後の立ち上
げ時に、装置閉塞等のトラブルがなく、短時間に定常運
転に移行でき、効率的な生産が可能となる。
Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to a bisphenol A
In a device that produces a polycarbonate by transesterification by reacting with a carbonate diester under heating and melting, when the production device is shut down due to some trouble or when a new production is started, the polycarbonate remains in the production device. And a method for raising the temperature of the apparatus. [0002] Aromatic polycarbonate is a resin excellent in various strengths and excellent in transparency, and is used in a wide range of fields. As an industrial production method of this polycarbonate, an interfacial polymerization method in which bisphenol A and phosgene are reacted in a methylene chloride solvent is generally used, but this method requires the use of phosgene or methylene chloride which is industrially difficult to handle. Therefore, in recent years, a method of producing a polycarbonate by using a diester carbonate such as diphenyl carbonate and an aromatic diol compound such as bisphenol A as a reaction raw material in a molten state without a solvent, without using these compounds, has recently been proposed. It has been proposed and partially put into practical use (Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-153925,
99552, JP-A-63-51429, etc.). However, in the production of polycarbonate by the transesterification method, when the polymerization apparatus is stopped or cooled for repairing or inspecting the apparatus, the viscosity of the polycarbonate in the apparatus is high, and the polycarbonate tends to remain in the apparatus. For this reason, the production apparatus is heated to restart the reaction, and crystals that do not melt even when the inside of the apparatus is heated to a predetermined reaction temperature (200 to 320 ° C.) are generated in the course of cooling and heating, and There were problems such as blockage and incorporation of high-melting-point crystallized products into products. As means for solving such a problem, Japanese Unexamined Patent Publication No.
Japanese Patent Publication No. -200008 discloses that after a polycarbonate is produced by reacting a carbonic acid diester with a dihydroxyaryl compound, prior to initiating the reaction, a reaction apparatus in which a portion in contact with the reaction mixture is washed with a phenolic compound is used. suggest. JP-A-8-165342 discloses a tank-type precondensation reaction of a resin production apparatus in which a polycarbonate production apparatus includes a tank-type precondensation reactor and a horizontal or vertical twin-screw post-condensation machine with a vent. Only the vessel portion is washed with a solvent, and as a processing step after the washing, a method for washing and drying a resin manufacturing apparatus, characterized in that it is dried substantially in the absence of oxygen, is excellent in polycarbonate solubility. Phenol, benzyl alcohol, pyridine, dimethylformamide, ethyl acetate and tetrahydrofuran are mentioned as washing solvents. The purpose of these proposed methods is to improve the deterioration of the surface of the device, and not only does not address the problem of clogging of the device at all, but also causes problems such as deterioration of the sealing material due to the use of a solvent and loss of the hermeticity of the device. there were. An object of the present invention is to provide an apparatus in which a polycarbonate produced by a transesterification method in which a diol compound and a carbonic acid diester are reacted under heat and melt is used for starting a polymerization reaction. It is another object of the present invention to provide a method for preventing clogging of a device by a crystallized polycarbonate remaining in the device and mixing of the crystallized product into a product. The present inventors have conducted intensive studies on the crystallization behavior of polycarbonate remaining in the apparatus when the production apparatus is stopped, and as a result, have found that when the apparatus is restarted, the apparatus is raised. By controlling the temperature rate, we found conditions to suppress the generation of high melting point crystals that could cause device blockage, etc.
The present invention has been completed. That is, in the present invention, the viscosity average molecular weight obtained by reacting bisphenol A and carbonic acid diester under heat and melting is 2,000 to 25,000.
When the temperature of the polymerization apparatus in which the polycarbonate remains is raised from a temperature of 240 ° C. or less to at least 20 ° C. and heated to a temperature in the range of 200 ° C. to 320 ° C., the polymerization apparatus is heated to 0.2 ° C. An object of the present invention is to provide a method for increasing the temperature of a polycarbonate production apparatus, wherein the heating is performed at a temperature increase rate of higher than 20 ° C./min. Hereinafter, the method for raising the temperature of the transesterification polycarbonate polymerization apparatus of the present invention will be described more specifically. A method for producing a polycarbonate by a transesterification method; a method for producing a polycarbonate by a transesterification method comprises transesterifying a carbonic acid diester such as diphenyl carbonate and a diol compound such as bisphenol A in a molten state to produce an aromatic polycarbonate. This method is known as described in the above-mentioned patent publications. The diol compound used in the present invention is bisphenol A, but can be copolymerized with other monomers as long as the crystallization behavior is not largely changed. For example, bisphenol A can be up to 30 mol%, preferably up to 10 mol% of the diol compound. It can be replaced with another diol compound other than A. When a branched polycarbonate is produced, a small amount of a monomer required for branching, such as a trivalent or higher polyhydric phenol, can be copolymerized. Specific examples of the copolymerizable diol compound include those having 2 carbon atoms.
Up to 20 substituted or unsubstituted straight-chain, branched or cyclic diols, and aromatic diol compounds represented by the following general formula (1). [0008] (Wherein A is a single bond, a substituted or unsubstituted linear, branched or cyclic divalent hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms, and -O-, -S-, -CO -, -SO 2- , selected from the group consisting of divalent groups represented by
And Y are the same or different from each other and are selected from halogen or a hydrocarbon group having 1 to 6 carbon atoms, and p and q are 0 or an integer of 1 to 2. [0010] Some representative examples include, for example, bis (4-hydroxyphenyl) methane, 2,2-bis (4
-Hydroxy-3-methylphenyl) propane, 2,2
-Bis (4-hydroxy-3-t-butylphenyl) propane, 2,2-bis (4-hydroxy-3,5-dimethylphenyl) propane, 2,2-bis (4-hydroxy-3,5-dibromo Bisphenols such as phenyl) propane, 4,4-bis (4-hydroxyphenyl) heptane and 1,1-bis (4-hydroxyphenyl) cyclohexane; 4,4′-dihydroxybiphenyl,
Biphenols such as 4'-dihydroxy-3,3 ', 5,5'-tetramethyl-biphenyl; bis (4-hydroxyphenyl) sulfone, bis (4-hydroxyphenyl) sulfide, bis (4-hydroxyphenyl) ether And bis (4-hydroxyphenyl) ketone. Carbonic acid diesters: Carbonic acid diesters include dimethyl carbonate, diphenyl carbonate,
Ditolyl carbonate, bis (4-chlorophenyl) carbonate, bis (2,4,6-trichlorophenyl)
There are carbonates and the like. In the melt polymerization reaction between an aromatic diol compound and a carbonic acid diester, an ester exchange catalyst is usually used.
A transesterification catalyst is used. Examples of the transesterification catalyst include alkali metal compounds, alkaline earth metal compounds, quaternary ammonium salts, and phosphonium salts. Specific examples of such alkali metal compounds and alkaline earth metal compounds include alkali metal compounds. And organic acid salts, inorganic acid salts, oxides, hydroxides, hydrides and alcoholates of alkaline earth metals. More specifically, as the alkali metal compound, sodium hydroxide, potassium hydroxide, lithium hydroxide, sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate, lithium hydrogen carbonate, sodium carbonate, potassium carbonate, lithium carbonate, bisphenol A Disodium salt, dipotassium salt, dilithium salt, phenol sodium salt, potassium salt and lithium salt. In addition, cesium hydroxide, cesium carbonate, inorganic cesium salts such as cesium bicarbonate, cesium acetate, organic acid cesium salts such as cesium stearate, cesium methylate, cesium alcoholate such as cesium ethylate, cesium phenolate, bisphenol A of bisphenol A And cesium salts of phenols such as cesium salts. Further, as the alkaline earth metal compound, specifically, calcium hydroxide, barium hydroxide,
Examples include magnesium hydroxide, strontium hydroxide, calcium hydrogen carbonate, barium hydrogen carbonate, magnesium hydrogen carbonate, strontium hydrogen carbonate, calcium carbonate, barium carbonate, magnesium carbonate, strontium carbonate, and the like. These compounds are used alone or in combination. In the present invention, a basic compound other than the above-mentioned alkali metal compound and / or alkaline earth metal compound can be used as the catalyst. Such basic compounds include, for example, nitrogen-containing basic compounds and phosphonium hydroxy compounds which are easily decomposable or volatile at high temperatures, rarely remain in the final aromatic polycarbonate, and do not adversely affect physical properties such as hue. And specifically, the following compounds. Examples of the nitrogen-containing basic compound include ammonium hydroxides having alkyl, aryl, and alkylaryl groups such as tetramethylammonium hydroxide (Me 4 NOH) and tetraethylammonium hydroxide (Et 4 NOH), trimethylamine, and the like. Tertiary amines such as triethylamine, R 2 NH (wherein R
Is an alkyl group such as methyl and ethyl, and an aryl group such as phenyl and toluyl, etc.), primary amines represented by RNH 2 (where R is the same as described above), 2-methyl imidazole, 2-phenylimidazole such as imidazole, iminocarboxylic acid derivative or a salt thereof nitrilotriacetic sodium acetate or ammonia, tetramethylammonium borohydride (Me 4 NBH 4),, tetrabutylammonium borohydride (Bu 4 NBH 4 And the like. Examples of the phosphonium hydroxide compound include tetraethylphosphonium hydroxide, tetrabutylphosphonium hydroxide, tetraphenylphosphonium hydroxide, methyltriphenylphosphonium hydroxide, allyltriphenylphosphonium hydroxide and the like. Of these, tetraalkylammonium hydroxide, tetrabutylphosphonium hydroxide and tetraphenylphosphonium hydroxide are preferably used. These compounds are used alone or in combination with the aforementioned alkali metal compounds and alkaline earth metal compounds. These catalysts are used in an amount of 1 × 10 -8 to 1 × 10 -1 mol per 1 mol of the aromatic diol compound,
Preferably, 1 × 10 −7 to 1 × 10 −2 mol is used. When a basic compound is used as the catalyst, the basic compound is usually 1 × based on 1 mole of the aromatic diol compound.
10 -6 to 1 × 10 -1 mol, preferably 1 × 10 -5 to 1 ×
It is used in an amount of 10 -2 mol. Melt polycondensation: The polycarbonate is produced by the transesterification method by a known aromatic polycondensation method. That is, a reaction is carried out under normal pressure or reduced pressure at a temperature of 200 to 320 ° C. using the above-mentioned raw materials, and a melt polycondensation reaction is carried out while removing by-products such as phenol by a transesterification reaction. The reaction is usually carried out in two or more multi-step processes under different temperature and pressure conditions. The reaction time of each stage is appropriately determined depending on the degree of progress of the reaction, but from the viewpoint of the hue of the polymer, it is 0.1 to 0.1.
Preferably, it is 5 hours. Melt polycondensation can be carried out batchwise or continuously. Next, a method for producing an aromatic polycarbonate according to the present invention will be described. In the present invention, any device can be used as the reaction device. Normally, turbine blades, paddle blades, anchor blades, full zone blades (manufactured by Shinko Pantech Co., Ltd.), and Sun Meller blades (Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)
), Max Blend Tsubasa (Sumitomo Heavy Industries, Ltd.)
), A helical ribbon blade, a twisted lattice blade (manufactured by Hitachi, Ltd.), and one or more vertical polymerization tanks, followed by a horizontal uniaxial polymerization tank such as a disk type or a cage type, or an HVR. , SCR, N-SCR (Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)
), A bivolak (manufactured by Sumitomo Heavy Industries, Ltd.), or a horizontal twin-screw polymerization tank equipped with spectacle wings and lattice wings (manufactured by Hitachi, Ltd.). Next, FIG. 1 shows one of the apparatuses used in the continuous polymerization method.
An example will be described using bisphenol A as an example of an aromatic diol and diphenyl carbonate as an example of a carbonic acid diester compound as a monomer of a reaction raw material. In FIG. 1, five polymerization tanks are installed in series. In the figure, 1 is a raw material introduction pipe, 2 is a transesterification catalyst introduction pipe, 3 is a by-product discharge pipe, 4, 4 ', 4 ", and 4'" are vertical polymerization tanks, and 5 is a max blend stirring blade. , 6
Is a double helical ribbon wing. 7 is a schematic horizontal sectional view of the horizontal polymerization tank, 8 and 9 are lattice blades, and 10 is the first.
The prepolymer, 11 is the second prepolymer, 12 is the third prepolymer, 13 is the fourth prepolymer, and 14 is the final product polymer. In the reaction, first, a molten mixture of bisphenol A as an aromatic diol compound and diphenyl carbonate as a carbonic acid diester is introduced into the first polymerization tank through a raw material introduction pipe 1 under an atmosphere of an inert gas such as nitrogen gas. Further, an alkali metal compound and / or an alkaline earth metal compound and / or a basic compound as a catalyst are continuously supplied into the above-mentioned polymerization tanks through a catalyst introduction pipe 2, and in each polymerization tank, by-products are produced. While removing the phenol from the by-product discharge pipe 3, the polymerization tanks of 3 to 7 stages (FIG. 1)
In this case, five units are used. The reaction conditions are as follows: temperature: 200 to 320
° C, more preferably 200-280 ° C, pressure: normal pressure ~
0.01 Torr, average residence time: in the range of 5 to 150 minutes. In each polymerization tank, in order to more effectively discharge phenol by-produced as the reaction proceeds, the above reaction conditions are set in stages. Set higher temperature and higher vacuum within the range. In order to prevent deterioration of the hue of the polycarbonate obtained, it is preferable to set the temperature as low as possible and the residence time as low as possible. The ratio of diphenyl carbonate and bisphenol A supplied to the first polymerization tank is 1.010 to 1.30.
0 (diphenyl carbonate / bisphenol A) is preferred. In each polymerization tank, polycarbonate (including its prepolymer) having various viscosity average molecular weights is produced depending on the degree of polycondensation. In this apparatus, it is preferable that a polycarbonate having a viscosity average molecular weight of 10,000 can be obtained in the third and subsequent polymerization tanks. <Method of increasing the temperature of the manufacturing apparatus> The method of increasing the temperature of the manufacturing apparatus is as follows.
This is performed in order to prevent a polymer produced beforehand and remaining in the reactor from generating crystals having a high melting point exceeding the ultimate temperature of the reactor and causing troubles such as blockage of the reactor. That is, the viscosity average molecular weight of the polymer in the reactor is 2,000 to 25,000, preferably 2,000 to 20,
000, more preferably 3,000 to 15,000, the production apparatus in which the polycarbonate remaining is heated from a state in which stirring is stopped or substantially in a state in which the flow of contents is stopped, and the apparatus temperature before the temperature rise is 240 ° C. or lower, preferably 150 ° C or lower to 200 ° C to 320 ° C, preferably 230 to 300 ° C
Up to 20 ° C. or higher, preferably 50 ° C. or higher, more preferably 80 ° C. or higher, the heating rate of the apparatus should be more than 0.2 ° C./min and 20 ° C./min or less, preferably 0.5 ° C.
/ Min or more, more preferably at 1 ° C / min or more. When the molecular weight of the polymer in the apparatus is smaller than 2,000, no problem occurs because the crystal does not increase in melting point even if crystallization occurs. When the molecular weight of the polymer exceeds 25,000, the rate of crystal formation is extremely low, and no problems such as device blockage occur. If the temperature rise rate of the apparatus is 0.2 ° C./min or less, the ultimate temperature of the apparatus becomes 200 due to crystallization of the polymer in the apparatus and increase of the melting point of the generated crystals.
At any temperature in the range of -320 ° C, crystals of the polymer remain, causing problems such as device blockage. The upper limit of the heating rate is not particularly limited when it exceeds 0.2 ° C./min, and is determined by the structural limitation of the apparatus, the balance between the capacity of the heat source for heating the apparatus and the heat capacity of the apparatus, and the like. In general, if the temperature rise rate of the device exceeds 20 ° C./min, the hermeticity of the device may be impaired due to the difference in thermal expansion between the sealing portion of the device and the tank or the like. Preferably, a heating rate of 10 ° C./min or less is preferable. The heating method may be a constant heating rate or not a constant heating rate as long as the above conditions are satisfied. The temperature rise may be continuous or stepwise. Incidentally, the stepwise heating includes two or more heating steps with a temperature difference of less than 20 ° C. at a heating rate exceeding 0.2 ° C./min,
In this method, the temperature is raised to 0 ° C. or more. If the temperature before the heating of the apparatus exceeds 240 ° C., the crystallization of the polymer is slow and no problems such as clogging occur. If the temperature after heating is lower than 200 ° C., the polymer having a viscosity average molecular weight of 2,000 to 25,000 easily undergoes crystallization during the polymerization reaction, and does not become a polymerization reaction in a molten state. If the temperature difference before and after the temperature rise of the apparatus is less than 20 ° C., sufficient crystallization and high melting point of the crystal do not occur, and problems such as blockage of the apparatus do not occur. The type of the reaction apparatus is not limited to the apparatus shown in FIG. 1, and there is no particular limitation as long as a polymer having a molecular weight within the above range remains, and a vertical polymerization tank equipped with various stirring blades. A horizontal uniaxial or / and horizontal biaxial polymerization tank or the like can be used. The atmosphere during the temperature rise of the apparatus is not particularly limited. However, from the viewpoint of the quality of the polymer after the temperature rise, it is preferably carried out in an inert gas such as nitrogen gas at normal pressure or reduced pressure. EXAMPLES The present invention will be described below with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples. In addition,
The manufacturing apparatus shown in FIG. 1 was used. The viscosity average molecular weight (Mv) of the polycarbonate was measured using an Ubbelohde viscometer to measure the intrinsic viscosity [η] at 20 ° C. in methylene chloride. Was determined for the viscosity average molecular weight (Mv). [Η] = 1.23 × 10 −4 × (Mv) 0.83 Synthesis Example 1 Under a nitrogen gas atmosphere, bisphenol A and diphenyl carbonate were mixed at a constant molar ratio (DPC / BPA molar ratio =
1.040) together with the adjusted melt mixture.
At a flow rate of 1.064 mol / hour, a Max Blend blade was provided through a raw material introduction pipe at normal pressure under a nitrogen atmosphere.
The liquid is continuously supplied into the first vertical stirred polymerization tank having a capacity of 100 L controlled at 0 ° C., and the liquid level is controlled while controlling the valve opening provided in the polymer discharge line at the bottom of the tank so that the average residence time is 30 minutes. The level was kept constant. Simultaneously with the start of the supply of the raw material mixture, a 2% by weight aqueous cesium carbonate solution as a catalyst was 3.2 ml / hour (bisphenol A1).
(1 × 10 −6 mol per mol).
The polymerization solution discharged from the bottom of the tank is continuously stirred in a second, third, and fourth tanks (second and third tanks: Max blend blades, fourth tank: double helical ribbon blades) with a vertical stirring polymerization tank having a capacity of 100 L. In addition, it was sequentially and continuously supplied to a 150-L capacity horizontal polymerization tank equipped with a fifth lattice blade. During the reaction, the liquid level is controlled so that the average residence time in each of the second to fifth polymerization tanks is 60 minutes.
At the same time, phenol by-produced was distilled off. Second
The reaction conditions in the fifth to fifth polymerization tanks are as follows: a second polymerization tank (210 ° C., 100 Torr, 110 rpm), a third polymerization tank (240 ° C., 15 Torr, 75 rpm), and a fourth polymerization tank (265 ° C., 0.5 Torr). , 25 rpm), 5th
In a polymerization tank (280 ° C, 0.5 Torr, 10 rpm)
As the reaction progressed, conditions were set to high temperature, high vacuum, and low stirring speed. The second, third, and
The viscosity average molecular weights of the respective polymers extracted from the fourth and fifth polymerization tanks were 1,600, 4,800 (resin A), 10,000 (resin C), and 17,000, respectively. Synthesis Example 2 A reaction was carried out in the same manner as in Synthesis Example 1 except that the temperatures of the third and fourth polymerization tanks were changed to 230 ° C. and 250 ° C., respectively. The viscosity average molecular weight of each polymer extracted from the fourth polymerization tank at the time when each tank was stabilized stably was 7,8.
00 (resin B). Synthesis Example 3 In Synthesis Example 1, the molar ratio of bisphenol A to diphenol carbonate was 1.02, the temperatures of the fourth and fifth tanks were 280 ° C. and 290 ° C., respectively, and the average residence time of the fifth tank. Was carried out in the same manner as in Synthesis Example 1 except that the reaction time was changed to 90 minutes.
The viscosity average molecular weight of the polymer withdrawn from the fifth polymerization tank at the time when each tank was stabilized stably was 27,000 (resin F). Synthesis Example 4 In Synthesis Example 1, the molar ratio of bisphenol A to diphenol carbonate was 1.05, the amount of catalyst was tripled, the temperature of the fourth tank was 240 ° C., and the average residence time of the fourth tank was 30. The reaction was conducted in the same manner as in Synthesis Example 1 except that the reaction time was changed to minutes. The viscosity average molecular weight of the polymer withdrawn from the fourth polymerization tank at the time when each tank was stabilized stably was 16,400 (resin D). Synthesis Example 5 In Synthesis Example 1, the molar ratio of bisphenol A to diphenol carbonate was 1.04, and the catalyst was 1.7 × 10 − with sodium tetraphenylboron in place of cesium carbonate per mole of bisphenol A. The reaction was carried out in the same manner as in Synthesis Example 1 except that 6 mol, the temperature of the third tank was 240 ° C., and the average residence time of the third tank was 30 minutes. The viscosity average molecular weight of the polymer withdrawn from the fourth polymerization tank at the time when each tank was stabilized stably was 4,500 (resin E). Examples 1 to 10 and Comparative Example 1 During the continuous polymerization of Synthesis Examples 1 to 5, an emergency stop was carried out, and the polymer in each polymerization tank was taken out. Was lowered to 50 ° C. or lower. Next, the respective polymerization tanks were heated under the temperature increasing conditions shown in Table 1, and when the temperature reached the set temperature of each polymerization tank of Synthesis Examples 1 to 5, the operation was restarted. In Examples 1 to 5, there was no blockage of the piping system of each polymerization tank. In Comparative Example 1, a part of the piping was blocked in polymerization tanks 4 and 5. [Table 1] Reference Examples 1 to 10 and Reference Comparative Examples 1 to
12 Resins A to F, each of which is a polymer obtained in Synthesis Examples 1 to 5, are each 0.1 mm.
A 5 g test tube was treated in a nitrogen atmosphere at 300 ° C. for 10 minutes and then quenched, heated in a cast heater under the conditions shown in Table 2, allowed to cool to room temperature, and then cooled to a differential scanning calorimeter (DSC). ), The crystal melting point is calculated from the melting peak temperature by JP
oly. Sci. Based on the heat of fusion of perfect crystals described in B8, 645, 1970, the degree of crystallinity was determined by measuring the heat of crystal fusion. Table 2 shows the results. [Table 2] As can be understood from Table 2, in the examples of the present invention, if the heating rate is set appropriately, it is presumed that crystallized polycarbonate does not form and no clogging of piping or the like occurs. If the rate of temperature rise is slow even though the temperature and molecular weight are satisfied (Comparative Example 1), a crystallized polymer is produced (Reference Comparative Example 1), and the tube is clogged. In the case of a resin having a high viscosity molecular weight of 27,000, crystallization does not occur even when subjected to a heat history (Reference Comparative Example 11), so it is presumed that the tube will not be blocked. Also, when the temperature change range is narrow (Reference Comparative Example 12), no crystallization of polycarbonate is observed, and it is assumed that there is no blockage of the tube. According to the method for raising the temperature of the transesterification polycarbonate polymerization apparatus according to the present invention, when the apparatus is started after the apparatus is stopped, there is no trouble such as apparatus blockage, and the apparatus can be shifted to the steady operation in a short time. Efficient production becomes possible.

【図面の簡単な説明】 【図1】ポリカーボネートの製造装置を示す図である。 【符号の説明】 1 原料導入管 2 触媒導入管 3 副生物排出管 4、4'、4''、4''' 竪型重合槽 5 撹拌翼 7 横型重合槽 10 プレポリマー 14 最終製品ポリカーボネート[Brief description of the drawings] FIG. 1 is a diagram showing an apparatus for producing polycarbonate. [Explanation of symbols] 1 Raw material introduction pipe 2 Catalyst introduction pipe 3 By-product discharge pipe 4, 4 ', 4' ', 4' '' vertical polymerization tank 5 stirring blade 7 Horizontal polymerization tank 10 Prepolymer 14 Final product polycarbonate

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 勝茂 三重県四日市市日永東2丁目4番16号 三菱瓦斯化学株式会社 四日市工場内 (56)参考文献 特開 平6−200008(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 64/00 - 64/42 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of the front page (72) Inventor Katsushige Hayashi 2-4-1-16 Hinagahigashi, Yokkaichi-shi, Mie Mitsubishi Gas Chemical Co., Ltd. Yokkaichi Plant (56) References JP-A-6-200008 (JP, A (58) Fields surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) C08G 64/00-64/42

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ビスフェノールAと炭酸ジエステルとを
加熱溶融下に反応させて得られた粘度平均分子量が2,
000〜25,000のポリカーボネートが残存してい
る重合装置を、該装置温度240℃以下の温度から少な
くとも20℃以上昇温して温度200℃〜320℃の範
囲まで加熱昇温するに際し、該重合装置を0.2℃/分
を超え、20℃/分以下の昇温速度で加熱することを特
徴とするポリカーボネート製造装置の昇温方法。
(57) [Claims 1] A viscosity average molecular weight obtained by reacting bisphenol A with a carbonic acid diester under heating and melting is 2,2.
When the temperature of the polymerization apparatus in which the polycarbonate of 2,000 to 25,000 remains is raised from a temperature of 240 ° C. or lower to a temperature of at least 20 ° C. and heated to a temperature of 200 ° C. to 320 ° C., the polymerization is performed. A method for increasing the temperature of a polycarbonate production apparatus, comprising heating the apparatus at a rate of more than 0.2 ° C./min and not more than 20 ° C./min.
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