JP3483028B2 - 移動無線通信方法および移動無線通信システム - Google Patents
移動無線通信方法および移動無線通信システムInfo
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Description
との移動無線通信方法及びそのシステムに関し、特に無
線区間の効率的な使用方法に関する。
ムの構成例を示す。このシステムは、1または複数の回
線制御局装置(A1〜An)、これらと有線または無線
で接続する1または複数の無線基地局装置(B1〜B
n)、該無線基地局装置と有線または無線を介して接続
する複数の移動局(C1〜Cn)を備えている。各無線
基地局装置(B1〜Bn)はそれぞれ異なるエリアに無
線ゾーンを形成している。移動局は自身が位置する地点
が含まれる無線ゾーンの無線基地局装置と無線で接続
し、回線制御局装置を介してこれに接続する電話交換機
を通して個別の電話機と通話できる。移動局が別の無線
ゾーンに移動した場合には、その無線ゾーンの無線基地
局装置に接続して通話が継続される。
テムにおいては、無線区間の効率的な使用方法が重要な
テーマであり、様々な方法が考えられている。しかし従
来の方法はビットまたはビット列に対して一つのステー
タスを持たせることしかできず、また通信中に制御を行
う場合にはデータエリアを削って制御ビットを挿入して
いるためデータ伝送量の低レート化、音声品質の低下等
の問題が生じていた。さらに、複数のステータスを持た
せるためには複数のビットを割り当てるしか方法はなか
った。
で複数のステータスを持たせることにより、上記の問題
点を解消し無線区間の効果的な利用が可能なシステムを
提供することを目的とする。
明の移動無線通信方法は、親局から複数の移動局に対し
複数のスロットによって時分割多重された無線回線で通
信を行う移動無線通信方法であって、親局は移動局と通
信するとき送出する所定数のスロットに関し各スロット
の特定ビットの0または1の個数を所定の割合とし、移
動局は受信した前記特定ビットの0または1の個数の割
合を検出しこの割合と制御コマンドとの対照テーブルを
参照して対応する制御コマンドを実行する。
合に対応する制御コマンドがすでに保持しているものと
異なる場合その制御コマンドを実行することができ、ま
た移動局は待ち受け状態時に親局から報知信号を受信し
該報知信号に基づき対照テーブルの設定、書き換えを行
うことができる。
数の親局と複数の移動局を備え、これらの間が複数のス
ロットによって時分割多重された無線回線で接続される
移動無線通信システムであって、移動局は通信時に受信
する所定数のスロットの特定ビットの0又は1の個数を
カウントしその割合を算出する手段と、該0または1の
個数の割合と制御コマンドとの対照テーブルを備え、該
受信し算出した0または1の個数の割合に対応する制御
コマンドを実行する。移動局はすでに親局から受信し又
は初期値として設定される上記特定ビットの0または1
の個数の割合を保持する保持手段と、該保持手段に保持
された内容と新たに受信し算出した特定ビットの0また
は1の個数の割合とを比較する比較手段を備えることが
できる。
線制御局装置と1又は複数の無線基地局装置を備えるこ
とができる。
ムではスロット中の1ビットによって複数のステータス
を持たせることができるので無線区間の効果的な利用が
可能となる。
基本構成は、図5に記載の構成と同じである。無線基地
局装置と移動局はTDMA無線回線で接続されている。
該無線区間は時分割多重され1無線回線(1周波数)で
複数の無線スロットを持つ。回線制御局装置は、音声通
信及びデータ通信中に無線基地局装置から送出する各無
線スロットの特定の位置に制御コマンドを表す1ビット
を設定する。回線制御局装置は、予め定めた個数のスロ
ット(例えば100個のスロット)について各スロット
の特定ビットの0または1の個数の割合と制御コマンド
を対応付ける対照テーブルを備え、移動局に特定の制御
コマンドを送りたいときは、その制御コマンドに対応す
る割合の0又は1をスロットの特定ビットに設定して送
る。特定ビットの0または1の設定は例えば複数のスロ
ットを備えるスーパーフレームの先頭スロットから開始
する。
定ビットの0又は1の個数をカウントしその割合を算出
する手段と、該0または1の個数の割合と制御コマンド
との対照テーブルを備えている。これは回線制御局装置
が有する対照テーブルと同じである。図1は対照テーブ
ルの例を示す。ここでは3種類の制御コマンドに対し
て、それぞれスロットの特定ビットの0または1の個数
の割合が対応つけられている。回線制御局装置が移動局
にX制御コマンドを送る場合、該装置はN個のスロット
の各特定ビットに1を設定して送付する。移動局は該N
個のスロットの特定ビットを受信し、特定ビットが全て
(すなわち100%)1であることを認識し、該対照テ
ーブルを用いてX制御コマンドと認識する。このとき、
受信した特定ビットに全体の5%より少ない0が含まれ
ていても、1が100%受信されたと判定する。また特
定ビットが全て(すなわち100%)0である場合はY
制御コマンドと認識する。この場合も0が95%以上含
まれていれば同様の認識をする。また、回線制御局装置
が上記特定ビットに0と1を交互に設定してスロットを
送る場合(すなわち0が50%)がZ制御コマンドと認
識される。この場合、0が45%〜55%の間の場合で
も同様の認識がされる。対照テーブルの受信許容範囲は
システムの条件等によって適宜変更できる。
ルがセットされ、また初期設定値として所定の0または
1の個数の割合値がセットされる。
した特定ビットの0または1の個数の割合または初期値
として立ち上げ時に設定される0または1の個数の割合
値を保持する保持手段を備える。また該保持手段に保持
された該データと新たに受信したデータを比較する比較
手段を備える。
通信方法について説明する。回線制御局装置は移動局へ
音声通信及びデータ通信しているとき、各スロットにお
ける特定の位置に制御コマンドを表す1ビットを設定す
る。例えば、図3の受信シーケンス図のようにビット0
で制御をする場合、回線制御局装置は送出する無線スロ
ットのあらかじめ決められた部分にすべて0を設定し送
信する。移動局側では、予め決められている数(この場
合はN個)のスロットの特定位置のビットの検出処理を
行う。回線制御装置から0が送信されると、まず移動局
は検出処理を行い、N回の検出において0の割合がしき
い値(この場合95%)以上であれば、0が100%と
認識する。次に保持手段に保持している前回の結果また
は初期設定値と比較動作に入る。今回受信した内容がこ
れらと異なった場合に変化を認識し、対照テーブルから
今回受信した0の割合が表す制御コマンド(この場合は
Y制御コマンド)を実行する。もし、変化が検出されな
い場合(前回の検出結果も0が95%以上だった場合)
制御コマンドは実行されずそのままの状態で留まる。
決められた部分に全て0を設定して送出しても、移動局
側で受信する際ノイズなどでいくつかのスロットは1と
して受信されることもあるが、通常の状態では、ほぼ0
の割合が95%以上として受信される。
(すなわち1が100%)に対応する制御コマンドを送
付するときは、同様に無線スロットの決められた特定ビ
ット部分に1を設定し送信する。移動局は検出処理を行
い、保持している前回結果が0が95%以上に対応する
制御コマンドであった場合、これと比較の結果、ビット
変化を認識し、新たに受信した制御コマンドを実行す
る。
マンド(Z制御コマンド)を送付するときを説明する。
回線制御装置は、無線スロットの決められた位置に0、
1のビットを順番に繰り返して設定し、送付する。1、
0の連続を繰り返して設定してもよい。この場合、例え
ば移動局では0を検出しその割合を算出する。保持して
いる前回受信結果と比較し、受信ビットの割合が異なれ
ば、新たに受信したZ制御コマンドを実行する。なおこ
の場合も受信する0の割合が45%〜55%の範囲のと
き0が50%と認識する。
て、保持手段にすでに保持していた制御コマンドと異な
る新たな制御コマンドを受信したとき、この新たな制御
コマンドを保持手段に上書き保存する。また、移動局
は、通信に入った時点では初期設定値との比較により状
態変化の検出を行う。
類、例えば0が25%、75%などを決めることによっ
て更に複数の制御コマンドを移動局装置において実行さ
せることができる。
置が通信中でない状態、すなわち待ち受け中に受信する
報知情報(例えばパラメータを持っていない電源立ち上
げ時や新規追加の移動局装置へシステムの状況やシステ
ムパラメータを報知する情報、図4参照)にて変更可能
である。変更を指示する報知情報を受信した移動局は対
照テーブルを新たに書き換えることにより、新しい条件
で動作を行う。
えば報知情報を見せたり、スロット変更させる等の制御
させるもの等である。
が、特定ビットの1を基準とする制御も当然可能であ
る。
て制御をかけようとしたとき、無線スロット中のある特
定の位置に1ビットを設け、その1ビットに対し0、1
を設定し、移動局装置側でそれを決められた回数受信
し、その結果として0の割合をテーブルと比較し、その
しきい値または範囲値と照らし合わせ、その制御コマン
ドを実行する。このように、たった1ビットを送信する
ことによって複数のコマンド、またはステータスを表現
できるようになる。
において検出条件、即ち受信したビットの0または1の
割合をいろいろと変更することによって、1ビットで複
数のコマンドまたはステータスを表すことができるよう
になり、無線区間の有効な利用ができる。
め、ソフト変更等を行うことが不必要になるという効果
もある。
の例を示す対照テーブル。
Claims (8)
- 【請求項1】 親局から複数の移動局に対し複数のスロ
ットによって時分割多重された無線回線で通信を行う移
動無線通信方法であって、親局は移動局と通信するとき
送出する所定数のスロットに関し各スロットの特定ビッ
トの0または1の個数を所定の割合とし、移動局は受信
した前記特定ビットの0または1の個数の割合を検出し
この割合と制御コマンドとの対照テーブルを参照して対
応する制御コマンドを実行することを特徴とする移動無
線通信方法。 - 【請求項2】 親局は1又は複数の回線制御局装置と1
又は複数の無線基地局装置を備える請求項1記載の移動
無線通信方法。 - 【請求項3】 移動局は前記検出した0または1の個数
の割合に対応する制御コマンドがすでに保持しているも
のと異なる場合新たに受信した制御コマンドを実行する
請求項1記載の移動無線通信方法。 - 【請求項4】 移動局は待ち受け状態時に親局から報知
信号を受信し該報知信号に基づき前記対照テーブルの設
定または書き換えを行う請求項1記載の移動無線通信方
法。 - 【請求項5】 1又は複数の親局と複数の移動局を備
え、これらの間が複数のスロットによって時分割多重さ
れた無線回線で接続される移動無線通信システムにおい
て、移動局は通信時に受信する所定数のスロットの特定
ビットの0または1の個数をカウントしその割合を算出
する手段と、該0または1の個数の割合と制御コマンド
との対照テーブルを備え、該受信し算出した0または1
の個数の割合に対応する制御コマンドを実行することを
特徴とする移動無線通信システム。 - 【請求項6】 親局は1又は複数の回線制御局装置と1
又は複数の無線基地局装置を備える請求項5記載の移動
無線通信システム。 - 【請求項7】 移動局はすでに親局から受信し又は初期
値として設定される前記特定ビットの0または1の個数
の割合を保持する保持手段と、該保持手段に保持された
内容と新たに受信し算出した特定ビットの0または1の
個数の割合を比較する比較手段を備える請求項5記載の
移動無線通信システム。 - 【請求項8】 回線制御局装置は前記移動局と同様の対
照テーブルを備える請求項5記載の移動無線通信システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000087487A JP3483028B2 (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 移動無線通信方法および移動無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000087487A JP3483028B2 (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 移動無線通信方法および移動無線通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001275162A JP2001275162A (ja) | 2001-10-05 |
JP3483028B2 true JP3483028B2 (ja) | 2004-01-06 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3483028B2 (ja) |
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