JP3481474B2 - 粒状ヨウ素の乾燥装置 - Google Patents

粒状ヨウ素の乾燥装置

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JP3481474B2
JP3481474B2 JP33026398A JP33026398A JP3481474B2 JP 3481474 B2 JP3481474 B2 JP 3481474B2 JP 33026398 A JP33026398 A JP 33026398A JP 33026398 A JP33026398 A JP 33026398A JP 3481474 B2 JP3481474 B2 JP 3481474B2
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宗生 諌山
庄一 緑川
新一郎 露崎
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伊勢化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は粒状ヨウ素の乾燥
装置、詳しくは粒状ヨウ素を品質を低下させることなく
連続的に効率よく乾燥させることができる乾燥装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ヨウ素は粒状に成形して商品として出荷
されることが多く、その場合ヨウ素は0.3mm乃至5
mmの径を有する表面が滑らかな金属性光沢を持った球
状となっているのが一般的である。この様な粒状ヨウ素
を製造する方法は各種提案され、実際に生産も行われて
いるが、多くのヨウ素製造プラントではヨウ素の溶融物
を造粒塔の上部に設けた噴射ノズルから噴射滴下し、こ
れが分散落下する途中に冷却水を噴霧状に吹き付け、ヨ
ウ素の溶融物を冷却固化して粒状物に成形する方法が採
用されている。この方法においては、造粒塔の下部に落
下した粒状ヨウ素は当然水に濡れており、出荷する為に
はヨウ素の水分を完全に除く為の乾燥作業が必要とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヨウ素は昇華性を有し
ており、不用意に乾燥作業を行うと、その一部が昇華し
てしまい、粒状物表面に凹凸ができ、金属光沢を失い商
品価値を低下させる場合があり、乾燥作業は品質維持の
面からも細心の注意が必要であった。従来においては、
この乾燥作業は濡れている粒状ヨウ素を一定量まとめて
処理するバッチ乾燥方式によって行うことが多く、バッ
チ乾燥の場合、装置が大きくならざろう得ず、又人手も
要し、作業能率も劣るという欠点があった。
【0004】この発明は粒状ヨウ素の乾燥作業に関する
上記問題点を解決することを目的とするものであり、昇
華性を有する粒状ヨウ素をその商品価値を損わせること
なく、昇華を最少限に止めながら、連続的かつ能率よく
乾燥させることができる新規な乾燥装置を提供せんとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は円筒状をな
し、一方の端面に投入口2を、他方の端面に排出口3を
それぞれ有し、投入口2側の周壁に水切りネット4が張
設されており、排出口3側の周壁に粉末排出用ネット5
が張設されている乾燥装置本体1を、前記投入口2側が
若干上方に位置する様に回転自在に横架し、この本体1
の内周壁に軸芯方向を向いた丈の短い掻き上げ板13を
等間隔で放射状に固定し、更に投入口2側へ向って除湿
された加熱空気17を吹き出す加熱空気吹き出し口16
を本体1内の中程に設けると共に、同じく投入口2側へ
向って常温の乾燥空気20を吹き出す常温乾燥空気吹き
出し口19を排出口3側の端部に設けて粒状ヨウ素の乾
燥装置を構成することにより、上記課題を解決せんとす
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る粒状ヨウ素
の乾燥装置の縦断面図である。図中1は円筒状をした乾
燥装置本体であり、一方の端面には水に濡れた状態の粒
状ヨウ素を投入する投入口2が、他方の端面には乾燥作
業が終了した粒状ヨウ素を排出する排出口3がそれぞれ
設けられており、投入口2側の周壁には水切りネット4
が張設され水切り部22となっている。排出口3側には
乾燥作業中に生成されたヨウ素の粉末を排出する為の粉
末排出用ネット5が張設され、排出部23となってい
る。そして、この乾燥装置本体1は投入口2側が若干上
方へ位置する様に回転自在に横架されており、その外周
壁に張設された駆動チェーン6によって矢印A方向に転
動せしめられる様になっている。
【0007】図中7は水切り部22側を覆うカバー、8
は排出部23側を覆うカバーであり、前記カバー7の上
部には排気筒9が、下部には漏斗状をした捕水樋材10
がそれぞれ設けられている。一方、カバー8の内部で粉
末排出用ネット5の下部には漏斗状をした粉末捕集部材
11が形成されており、この粉末捕集部11の下部には
これより大きな漏斗状の乾燥粒状ヨウ素捕集部材12が
設けられている。
【0008】一方、乾燥装置本体1の中間部分の内周壁
には軸芯方向を向いた丈の短い掻き上げ板13が等間隔
で放射状に複数個取付けられている。この実施の形態に
おいては、この掻き上げ板13は断面が逆V字形になる
様に折り曲げられた折板を使用し、その一対の脚部24
を乾燥装置本体1の内周壁面に固定しているが、これは
強度を保持させる為と、偶隅部に粒状ヨウ素21がはさ
まることを防止する為である。なお、図中14は各掻き
上げ板13の頂点を連結した支え帯板14である。
【0009】又、図中15は加熱空気ダクトであり、そ
の先端の加熱空気吹き出し口16は、乾燥装置本体1の
中程で投入口2側を向って開口しており、投入口2側を
向って除湿された加熱空気17を吹き出す様になってい
る。この加熱空気17の温度は50℃〜100℃が好ま
しい。これより高いと過剰な昇華が起きるので好ましく
なく、これより低いと十分な乾燥が行われないので同様
に好ましくない。
【0010】又、18は乾燥空気ダクトであり、その乾
燥空気吹き出し口19は排出口3寄りの部分に設けられ
ており、乾燥空気20を投入口2側に向って吹き出す様
になっている。この乾燥空気20は加熱されておらず、
常温のものである。
【0011】次に、この粒状ヨウ素の乾燥装置の作用を
説明する。この乾燥装置本体1は駆動チェーン6によっ
て矢印A方向に転動しており、投入口2側から水に漏れ
た状態の粒状ヨウ素21を投入すると、粒状ヨウ素21
は水切りネット4が張設されている水切り部22で撹拌
され、水25の大部分はこの水切り部22で分離され
る。粒状ヨウ素21から分離した水25は捕水樋材10
で捕集され、図示せざる水タンクに送られる。又、この
乾燥装置本体1は排出口3側に向ってわずかに下方に傾
いて横架されているので、その転動により投入された粒
状ヨウ素21は矢印Bに示す様に順次排出口3側へ移動
し、同時に掻き上げ板13によって撹拌される。図3は
この粒状ヨウ素21の撹拌の様子を示したものである。
この際、加熱空気吹き出し口16から除湿された加熱空
気が吹き出されているので、粒状ヨウ素21は加熱空気
と向流接触することになり、これにより粒状ヨウ素21
の水分は除去され、乾燥状態になる。つまり、加熱され
た乾燥空気を湿った粒状ヨウ素21に吹き付け、水の蒸
気圧の差を利用して粒状ヨウ素の乾燥を行っているので
ある。なお、加熱空気吹き出し口16は乾燥装置本体1
の中程に設けられており、粒状ヨウ素21が過剰に昇華
することを防いでいる。又、排出口3側に設けられた乾
燥空気吹き出し口19からは常温の乾燥空気20が吹き
出しており、これにより粒状ヨウ素21の温度は常温ま
で低下させられ、排出口3からは乾燥状態になった粒状
ヨウ素21が排出落下し、乾燥粒状ヨウ素捕集部材12
によって捕集され図示せざる袋詰め工程に送られ、袋詰
めされた後、製品として出荷されることになる。
【0012】
【発明の効果】この様に、この粒状ヨウ素の乾燥装置は
掻き上げ板13によって粒状ヨウ素を撹拌させながら空
気と十分向流接触させ、水の蒸気圧との差を利用して乾
燥させており、加熱空気17の吹き出し口16の位置を
工夫することにより過剰な昇華を防ぎ、効率よく連続的
に乾燥作業を行うことができ、従来のバッチ乾燥装置に
比べはるかにすぐれたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る粒状ヨウ素の乾燥装置の一実施
形態の縦断面図。
【図2】図1における矢視X−X線断面図。
【図3】乾燥装置本体1内における粒状ヨウ素の撹拌の
様子を示した説明図。
【符号の説明】
1 乾燥装置本体 2 投入口 3 排出口 4 水切りネット 5 粉末排出用ネット 6 駆動チェーン 7 カバー 8 カバー 9 排気筒 10 捕水樋材 11 粉末捕集部材11 12 乾燥粒状ヨウ素捕集部材 13 掻き上げ板 14 支え帯板 15 加熱空気ダクト 16 加熱空気吹き出し口 17 加熱空気 18 乾燥空気ダクト 19 乾燥空気吹き出し口 20 乾燥空気 21 粒状ヨウ素 22 水切り部 23 排出部 24 脚部 25 水
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−299940(JP,A) 特開 平1−230916(JP,A) 特開 平4−155177(JP,A) 実開 昭60−91243(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 7/14 F26B 3/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状をなし、一方の端面に投入口2
    を、他方の端面に排出口3をそれぞれ有し、投入口2側
    の周壁に水切りネット4が張設されており、排出口3側
    の周壁に粉末排出用ネット5が張設されている乾燥装置
    本体1を、前記投入口2側が若干上方に位置する様に回
    転自在に横架し、この本体1の内周壁に軸芯方向を向い
    た丈の短い掻き上げ板13を等間隔で放射状に固定し、
    更に投入口2側へ向って除湿された加熱空気17を吹き
    出す加熱空気吹き出し口16を本体1内の中程に設ける
    と共に、同じく投入口2側へ向って常温の乾燥空気20
    を吹き出す常温乾燥空気吹き出し口19を排出口3側の
    端部に設けたことを特徴とする粒状ヨウ素の乾燥装置。
  2. 【請求項2】 掻き上げ板13が断面逆V字形になった
    折板からなり、その一対の脚部24が乾燥装置本体1の
    内同壁面に固定されていることを特徴とする請求項1記
    載の粒状ヨウ素の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 除湿された加熱空気の温度が50℃乃至
    100℃であることを特徴とする請求項1記載の粒状ヨ
    ウ素の乾燥装置。
JP33026398A 1998-11-06 1998-11-06 粒状ヨウ素の乾燥装置 Expired - Lifetime JP3481474B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112432441A (zh) * 2020-11-27 2021-03-02 安徽众盛农业发展有限公司 一种新型节能的鸡粪快速烘干装置

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