JP3480493B2 - 発信者側からの着信メロディ指定方法 - Google Patents

発信者側からの着信メロディ指定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】携帯電話機の着信メロディに
関し、特に着信メロディを発信者側から指定する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機においては、着信メロ
ディを発信者側から指定することはなく、受信者側で自
分の好みの着信メロディを選択できるのみであった。ま
た、センター側に着信メロディ情報を有するシステムに
ついての一例が、特開2000−134332号公報に
開示されている。
【0003】この公報に記載された携帯電話の着信メロ
ディ送り出し装置は、あらかじめセンター側にストック
されている音声データそのものをダウンロードする。ま
た、受信者側の着信メロディを変化させるわけではな
く、自身の携帯電話機の着信メロディを変化させること
を目的としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術には、次のような問題点があった。
【0005】第1の問題点は、発信者側から受信者側携
帯電話機の着信音を指定できない、ということである。
その理由は、受信者側の携帯電話機の着信メロディ情報
を発信者側に有していないためである。
【0006】第2の問題点は、着信メロディデータをダ
ウンロードするための手法が複雑かつ時間を要する、と
いうことである。その理由は、着信メロディの音声デー
タのサイズが大きくなってしまうためである。
【0007】本発明の目的は、以上の問題点を解決する
携帯電話機、および発信者側による着信側の着信メロデ
ィ指定の方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の発信者側からの
着信メロディ指定方法は、携帯電話機と基地局機能を含
む発着信管理センタを有する移動体通信サービスにおけ
る着信メロディ指定方法において、発信側携帯電話機
が、前記発着信管理センタ加入者端末の着信メロディ
管理テーブルを予めダウンロードした端末側テーブルを
参照し、着信先の携帯電話機に登録されている着信メロ
ディを選択し、該選択した着信メロディを指示する着信
メロディ情報を発呼情報に付加して前記発着信管理セン
タへ発信するステップと、前記発呼情報を受信した発着
信管理センタが、前記発呼情報に付加されている着信先
の着信メロディ情報を抽出し、発着信管理センタで管理
する加入者端末の着信メロディ管理テーブルに登録され
ていることを確認し、確認された前記発呼情報を着信側
携帯電話機に発信するステップと、前記発呼情報を受信
した前記着信側携帯電話機が、前記発呼情報から着信メ
ロディ情報を抽出し、前記着信メロディ情報により指示
された着信メロディにより着信側携帯電話機を鳴動する
ステップと、を有することを特徴とする。
【0009】また、加入者端末の着信メロディ管理テー
ブルは、受信側携帯電話機の加入者名と登録された着信
メロディ情報の登録順通し番号とで構成された数値情報
であることを特徴とする。
【0010】また、加入者端末の着信メロディ管理テー
ブルは、加入者が着信メロディを登録する都度着信メロ
ディ管理テーブルを更新し、定期的に加入者携帯電話機
に着信メロディ管理テーブルをダウンロードすることを
特徴とする。
【0011】 本発明の他の形態による発信者側からの
着信メロディ指定方法は、携帯電話機と基地局機能を含
む発着信管理センタを有する移動体通信サービスにおけ
る着信メロディ指定方法において、発信側携帯電話機
が、発呼の際に、前記発着信管理センタで管理する着信
先の携帯電話機の着信メロディが登録されている加入者
端末の着信メロディ管理テーブルを検索し、登録されて
いる発呼着信先の着信メロディの中から着信先の携帯電
話機の着信メロディを選択し、該選択した着信メロディ
を指示する着信メロディ情報情報を発呼情報に付加して
前記発着信管理センタへ発信するステップと、前記発呼
情報を受信した発着信管理センタが、前記発呼情報に付
加されている着信先の着信メロディ情報を抽出し、該着
信メロディ情報に指示される着信メロディが前記着信メ
ロディ管理テーブルに登録されていることを確認し、確
認された場合には着信メロディ自体を発呼情報に付加し
て着信側携帯電話機に発信するステップと、前記発呼情
報を受信した前記着信側携帯電話機が、前記発呼情報か
ら着信メロディを抽出し、前記着信メロディにより着信
側携帯電話機を鳴動するステップと、を有することを特
徴とする
【0012】
【0013】さらにまた、着信側携帯電話機は、発呼情
報を受信し、発呼情報から着信メロディにより着信側携
帯電話機を鳴動するステップを有していても良い。
【0014】図1において、発着信管理センター20
は、携帯電話機11および携帯電話機31を含む移動体
通信サービス全般を管理しており、そのサービス下にあ
る携帯電話機にあらかじめ登録されている着信メロディ
の情報についてのデータベースを有している。この着信
メロディのデータベースの一部およびその選択手段(着
信メロディ情報選択部12を携帯電話機に付加すること
により、発信者側から受信者側に送信される発呼情報に
着信メロディテーブルの着信メロディ情報を含ませるこ
とにより、発信者側から受信者側の携帯電話機にあらか
じめ登録してある着信メロディを指定することを可能に
する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例の構成につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
例の機器構成を示すブロック図、図2は着信メロディ管
理テーブルの一例を示す図、図3は本発明の実施例の動
作を示すフローチャート図である。
【0016】図1を参照すると、本実施例は、移動体通
信機能を有する発信側装置10と、それらの移動体通信
サービスを提供する基地局機能を有する発着信管理セン
ター20と、同様のサービス網に属する移動体通信機能
を有する受信側装置30とで構成される。
【0017】発信側装置10は、携帯電話機11と着信
メロディ情報選択部12と予め発着信管理センター20
からダウンロードされた端末側テーブル13により構成
されている。
【0018】発着信管理センター20は、着信メロディ
情報判断部21と、演算機能を有する制御回路22と着
信メロディ管理テーブル23と、着信メロディ情報付発
呼情報送信部24から構成されている。
【0019】受信側装置30は、携帯電話機31と、着
信メロディ情報付発呼情報解析部32と、帯域圧縮され
た着信メロディ記憶部33から構成されている。
【0020】次に、図1のブロック図を参照して本実施
例のブロック全体の動作について詳細に説明する。
【0021】まず、携帯電話機11から、携帯電話機3
1に発信を行う際に、携帯電話機11に内蔵されている
着信メロディ情報選択部12により、予め発着信管理セ
ンター20からダウンロードされた加入者端末の着信メ
ロディ管理テーブルである端末側テーブル13から、携
帯電話機31に登録されている着信メロディの着信メロ
ディ情報を選択し、携帯電話機11の発呼情報に着信メ
ロディ情報を付加した形で携帯電話機31に発信を行
う。
【0022】 これを受けた発着信管理センター20
中の着信メロディ情報判断部21は、携帯電話機11の
発呼情報の中から着信メロディ情報を抜き出し、制御回
路22に処理を受け渡す。制御回路22は、着信メロデ
ィ管理テーブル23を参照し、指定された着信メロディ
情報が存在するかどうかを判断する。そこで着信メロデ
ィ情報が存在した場合は、着信メロディ情報付発呼情報
送信部24によって、発呼情報を携帯電話機31に送信
する。
【0023】これを受けた携帯電話機31は、着信メロ
ディ情報付発呼情報解析部32により着信メロディ情報
が発呼情報に付加されているか、また携帯電話機31に
て使用可能な着信メロディ情報かを判断する。使用可能
な場合は、指定された着信メロディを帯域圧縮された着
信メロディ記憶部33から抽出して鳴音させる。
【0024】次に、図1、2と、図3のフローチャート
を参照して本実施例の動作フローについて詳細に説明す
る。
【0025】まず、図1の着信メロディ情報選択部12
は、あらかじめ携帯電話機11にダウンロード登録され
ている加入者端末の着信メロディ管理テーブルである端
末側テーブル13を参照し、発信先の着信メロディ情報
を選択する(ステップS1およびS2)。
【0026】図2に示すように、着信メロディ情報と
は、受信者側携帯電話機31の加入者名とあらかじめ着
信メロディが登録されている通し番号とで構成される簡
単な数値情報である。
【0027】次に、図1の着信管理センター20へ発信
された携帯電話機11の発呼情報から着信メロディ情報
を抜き出し、着信管理センター20の着信メロディ管理
テーブル23に登録されているかどうかを判断する(ス
テップS3およびS4)。
【0028】未登録の場合は、着信管理センター20は
発呼情報のみを送信する(ステップS5)。
【0029】登録されている場合には、着信管理センタ
ー20は発呼情報に着信メロディ情報を付加して受信者
側の携帯電話機31に送信する(ステップS6)。
【0030】次に、受信者側の携帯電話機31は着信メ
ロディ情報付発呼情報解析部32により、発呼情報の中
から着信メロディ情報を抜き出し、着信メロディ情報が
正しいかどうかを判断する(ステップS7およびS
8)。
【0031】最後に、受信者側の携帯電話機31は着信
メロディ情報より着信メロディを決定し、決定された着
信メロディを帯域圧縮された着信メロディ記憶部33か
ら抽出して着信メロディを鳴音させる(ステップS
9)。
【0032】図1の発着信管理センター20における着
信メロディ管理テーブル23の情報が更新された場合
は、発着信管理センター20から最新データをダウンロ
ードすることにより端末側テーブル13のデータも更新
することができる。
【0033】次に本発明の他の実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図4は本発明の他の実施例の機
器構成を示すブロック図、図5は本発明の他の実施例の
動作を示すフローチャート図である。
【0034】図4を参照すると、本実施例は、移動体通
信機能を有する発信側装置10と、それらの移動体通信
サービスを提供する基地局機能を有する発着信管理セン
ター20と、同様のサービス網に属する移動体通信機能
を有する受信側装置30とで構成されている。
【0035】発信側装置10は、携帯電話機11と着信
メロディ情報選択部12により構成されている。
【0036】発着信管理センター20は、着信メロディ
情報判断部21と、演算機能を有する制御回路22と着
信メロディ管理テーブル23と、着信メロディ情報付発
呼情報送信部24から構成されている。
【0037】受信側装置30は、携帯電話機31と、着
信メロディ情報付発呼情報解析部32とから構成されて
いる。
【0038】次に、図4のブロック図を参照して本実施
例のブロック全体の動作について詳細に説明する。
【0039】まず、携帯電話機11から、携帯電話機3
1に発信を行う際に、携帯電話機11に内蔵されている
着信メロディ情報選択部12により、発着信管理センタ
ー20で管理されている加入者端末の着信メロディ管理
テーブルを検索する。発呼先の携帯電話機31が登録し
ている着信メロディの着信メロディ情報を選択し、携帯
電話機11の発呼情報に着信メロディ情報を付加した形
で携帯電話機31に発信を行う。
【0040】これを受けた発着信管理センター30の中
の着信メロディ情報判断部21は、携帯電話機11の発
呼情報の中から着信メロディ情報を抜き出し、制御回路
22に処理を受け渡す。制御回路22は、着信メロディ
管理テーブル23を参照し、指定された着信メロディ情
報が存在するかどうかを判断する。そこで着信メロディ
情報が存在した場合は、着信メロディを発呼情報に付加
して着信メロディ情報付発呼情報送信部24によって、
発呼情報を携帯電話機31に送信する。
【0041】これを受けた携帯電話機31は、着信メロ
ディ情報付発呼情報解析部32により着信メロディが発
呼情報に付加されているかを判断し、着信メロディによ
り鳴音させる。
【0042】次に、図4、2と、図5のフローチャート
を参照して本実施例の動作フローについて詳細に説明す
る。
【0043】まず、図4の着信メロディ情報選択部12
は、発着信管理センター30が管理している加入者端末
の着信メロディ管理テーブルを検索し、発信先の着信メ
ロディ情報を選択する(ステップS11およびS1
2)。
【0044】図2に示すように、加入者端末の着信メロ
ディ管理テーブルは、受信者側携帯電話機31の加入者
名とあらかじめ着信メロディが登録されている通し番号
とで構成される簡単な数値情報である。
【0045】次に、図4の着信管理センター20へ発信
された携帯電話機11の発呼情報から着信メロディ情報
を抜き出し、着信管理センター20の着信メロディ管理
テーブル23に登録されているかどうかを判断する(ス
テップS13およびS14)。
【0046】未登録の場合は、着信管理センター20は
発呼情報のみを送信する(ステップS15)。
【0047】登録されている場合には、着信管理センタ
ー20は発呼情報に着信メロディを付加して受信者側の
携帯電話機31に送信する(ステップS16)。
【0048】次に、受信者側の携帯電話機31は着信メ
ロディ情報付発呼情報解析部32により、着信メロディ
を判断する(ステップS17およびS18)。
【0049】最後に、受信者側の携帯電話機31は着信
メロディにより鳴音させる(ステップS19)。
【0050】
【発明の効果】本発明の効果は、多大なサイズの音声デ
ータを送受信することなく、発信者側から着信者側の着
信メロディを指定できることにある。その理由は、着信
メロディ管理テーブルを、携帯電話機側とセンター側双
方で持ち、着信メロディ情報のみの情報を送受信するた
めである。
【0051】その結果、受信者側では発信者を特定する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機器構成を示すブロック図で
ある。
【図2】着信メロディ管理テーブルの一例を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例の動作を示すフローチャート図
である。
【図4】本発明の他の実施例の機器構成を示すブロック
図である。
【図5】本発明の他の実施例の動作を示すフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
10 発信側装置 11 携帯電話機 12 着信メロディ情報選択部 13 端末側テーブル 20 発着信管理センタ 21 着信メロディ情報判断部 22 制御回路 23 着信メロディ管理テーブル 24 着信メロディ情報付発呼情報送信部 30 着信側装置 31 携帯電話機 32 着信メロディ情報付発呼情報解析部 33 着信メロディ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/38 H04B 7/26 109L (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82 H04M 3/42 - 3/58 H04M 11/00 - 11/10 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機と基地局機能を含む発着信管
    理センタを有する移動体通信サービスにおける着信メロ
    ディ指定方法において、 発信側携帯電話機が、前記発着信管理センタ加入者端
    末の着信メロディ管理テーブルを予めダウンロードした
    端末側テーブルを参照し、着信先の携帯電話機に登録さ
    れている着信メロディを選択し、該選択した着信メロデ
    ィを指示する着信メロディ情報を発呼情報に付加して
    記発着信管理センタへ発信するステップと、 前記発呼情報を受信した発着信管理センタが、前記発呼
    情報に付加されている着信先の着信メロディ情報を抽出
    し、発着信管理センタで管理する加入者端末の着信メロ
    ディ管理テーブルに登録されていることを確認し、確認
    された前記発呼情報を着信側携帯電話機に発信するステ
    ップと、 前記発呼情報を受信した前記着信側携帯電話機が、前記
    発呼情報から着信メロディ情報を抽出し、前記着信メロ
    ディ情報により指示された着信メロディにより着信側携
    帯電話機を鳴動するステップと、 を有することを特徴とする発信者側からの着信メロディ
    指定方法。
  2. 【請求項2】 前記加入者端末の着信メロディ管理テー
    ブルが、受信側携帯電話機の加入者名と登録された着信
    メロディ情報の登録順通し番号とで構成された数値情報
    であることを特徴とする請求項1記載の発信者側からの
    着信メロディ指定方法。
  3. 【請求項3】 前記加入者端末の着信メロディ管理テー
    ブルが、加入者が着信メロディを登録する都度前記着信
    メロディ管理テーブルを更新し、定期的に加入者携帯電
    話機に前記着信メロディ管理テーブルをダウンロードす
    ることを特徴とする請求項1記載の発信者側からの着信
    メロディ指定方法。
  4. 【請求項4】 携帯電話機と基地局機能を含む発着信管
    理センタを有する移動体通信サービスにおける着信メロ
    ディ指定方法において、 発信側携帯電話機が、発呼の際に、前記発着信管理セン
    タで管理する着信先の携帯電話機の着信メロディが登録
    されている加入者端末の着信メロディ管理テーブルを検
    索し、登録されている発呼着信先の着信メロディの中か
    ら着信先の携帯電話機の着信メロディを選択し、該選択
    した着信メロディを指示する着信メロディ情報情報を発
    呼情報に付加して前記発着信管理センタへ発信するステ
    ップと、前記発呼情報を受信した発着信管理センタが、前記発呼
    情報に付加されている着信先の着信メロディ情報を抽出
    し、該着信メロディ情報に指示される着信メロディが前
    記着信メロディ管理テーブルに登録されていることを確
    認し、確認された場合には着信メロディ自体を発呼情報
    に付加して着信側携帯電話機に発信するステップと、 前記発呼情報を受信した前記着信側携帯電話機が、前記
    発呼情報から着信メロディを抽出し、前記着信メロディ
    により着信側携帯電話機を鳴動するステップと、 を有することを特徴とする 発信者側からの着信メロディ
    指定方法。
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