JP3478427B2 - カーテンウオールの取付構造 - Google Patents
カーテンウオールの取付構造Info
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- JP3478427B2 JP3478427B2 JP32488894A JP32488894A JP3478427B2 JP 3478427 B2 JP3478427 B2 JP 3478427B2 JP 32488894 A JP32488894 A JP 32488894A JP 32488894 A JP32488894 A JP 32488894A JP 3478427 B2 JP3478427 B2 JP 3478427B2
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンウオールの取
付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、ビル建築等において外観のデザイ
ン重視の観点からカーテンウオール構造の建物が殆どで
ある。カーテンウオール構造は建築物躯体に固定した垂
直状の方立の外面に上下にカーテンウオール巾の間隔を
あけて配置した横材を方立間にボルト等の手段で固定
し、上下の横材間にガラス板、開閉窓枠等のウオールパ
ネルを嵌挿したものである。 【0003】 このような公知技術は、例えば、特開平
6−221059号公報に記載されている。この刊行物
に記載の技術は、上下の横枠の支持に加えて、左右のウ
オールパネル端部間をも連結・支持するように構成した
ものである。 【0004】この様にウオールパネル1枚毎に四方を固
定することは構造上強固なものとなるが、建築資材を多
く必要とし、且つ、建築工程も多くなることのみなら
ず、デザインの多様性に対応出来ないという欠点があ
る。 【0005】 そこで、例えば特公昭61−28054
号公報に別の技術が記載されている。この刊行物に記載
の技術は、カーテンウオールの縦線の強調を止めて、横
線のみを強調したもので、ウオールパネル取付溝を有す
るたて材を設けずに直接的に水密性シール材をウオール
パネル間に充填しウオールパネル間を密封して接続した
ものである。 【0006】このような技術では、建物のデザイン上好
ましい構造であり、しかも、地震でウオールパネルに捩
じれ力が作用した時にはウオールパネル間の捩じれを水
密性シール材が吸収することから望ましい構造である
が、ウオールパネル群は上下の横材のみの支持であるた
め、支持力が不足し場合によっては、ウオールパネル群
が上下の横枠から外れてしまうという問題があった。 【0007】また、このような技術は、外力、例えば強
い風圧等ではウオールパネルが撓むおそれが有る場合に
は、安全上問題が生ずることから上下の横材の支持力を
設計上大きくする必要があり、デザイン上或いは建設コ
スト上問題があった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の2つ
の公知技術に代表されるような従来技術の欠点等を解決
すべく発明されたものであり、本発明の目的は、デザイ
ン上望ましい構造を確保しつつ外力に対して支持力を高
め、以て柔軟に耐えることができ、しかも構造上単純で
建設費を抑制することができるカーテンウオールの取付
構造を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるウオールパネルの取付構造は、建造物の方立に固定
した上下の横枠の間にウオールパネルを横方向に連続し
て装着する構造のカーテンウオールの取付構造におい
て、連続する左右のウオールパネルの接合部の上下方向
の略中間位置に上下に一定長さのパネル支持具を配置す
ると共に、該パネル支持具の基本骨格を形成するパネル
取付部材を方立装着部とパネル支持部とから構成し、全
体として工字型に形成すると共に、方立装着部には方立
の凹溝の内面に当接する当接翼部が一定間隔をおいて上
下に形成されており、方立に形成された拡開部から挿入
可能に形成することにより、パネル支持具を方立に連結
することを特徴とする。 【0010】 【0011】 【作用】請求項1に記載の発明によれば、各ウオールパ
ネルがその上下の端辺を横枠に支持されると共に、左右
に隣接しその端部が接合状態となるウオールパネル同士
の上下方向の略中間位置にのみ、方位で支持されるパネ
ル支持具を配置したことにより、高いデザイン上のメリ
ットを確保したまま、各ウオールパネル群の支持力を向
上させる。 【0012】 【0013】 【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例を説
明する。図1及び図2は、本発明の概略図であり、建造
物の躯体1開口部枠の上下に水平方向に配置されている
横枠としてのサッシ上枠2及びサッシ下枠3が設けら
れ、これら両枠の間に、ウオールパネルとしてのガラス
パネル4・・・が横方向に装着されている。 【0014】ガラスパネル4・・は、予めガラスパネル
4の上下巾に配置されているサッシ上枠2及びサッシ下
枠3の溝部に横方向から順次装着される。そしてこれら
左右の各ガラスパネル4・・の間にはパネル支持具Aが
設けられている。 【0015】建造物の躯体1に一体に設けられた方立5
に、前記サッシ上枠2及びサッシ下枠3が上下に平行に
取り付けられる手段は従来技術と同様である。先ず、本
発明を構成するパネル支持具Aを装着する躯体1側の方
立について説明する。 【0016】図5に示すように、躯体1に装着されてい
る方立5は、後述のパネル取付部材6を装着する部分が
水平断面C字型の凹溝5aとして形成されており、図5
(b)に示されるように、上下方向にパネル取付部材6
の取付相当箇所に拡開部5cが3カ所形成されている。
そして、その下部には下がり止め5dが上下位置の調
節、及び固定が自在に装着されている。凹溝5aにはパ
ネル取付部材6における方立装着部7が装着されてい
る。 【0017】パネル支持具Aの詳細は、図3〜5に記載
されている。パネル支持具Aの基本骨格を形成するパネ
ル取付部材6は、方立装着部7とパネル支持部8とから
構成されており、方立装着部7には方立5の凹溝5aの
内面に当接する当接翼部7aを形成する。 【0018】当接翼部7a・・は一定間隔をおいて上下
に3枚形成されており、方立5の拡開部5cから挿入可
能に形成されている。当接翼部7aは方立5に対して下
方以外の方向に僅かにその移動を許容するように支持さ
せるが、そのために当接翼部7aはその表面の摩擦係数
が比較的大きな金属或いは合成樹脂弾性体を素材として
形成されることが望ましい。 【0019】方立装着部7の中間部からは略直角方向に
T字型のパネル支持部8が形成され、結局パネル取付部
材6は全体として工字型に形成されている。 【0020】パネル取付部材6は、全体としてガラスパ
ネル4の上下の長さが180cm前後のスケールの場
合、上下の長さが略30cm程度に形成する。即ち、こ
のパネル取付部材6の上下の長さは、一般的にパネルウ
オールの長さの10〜20%が望ましい。 【0021】パネル取付部材6のパネル支持部8の左右
両側にガラスパネル4、4が支持される。即ち、図3に
示される実施例はガラスパネル1枚同士の連結の場合を
示している。この場合、パネル支持部8の表面にはシー
ルパッカ9を介してガラスパネル4・の端部が当接さ
れ、シールパッカ9の表面にはシール10が配置され
る。 【0022】パネル取付部材6の長さは左右で支持する
ガラスパネル4の厚さやガラスパネル4の枚数により選
択されるが、パネル取付部材6の汎用性を確保したい場
合には、パネル支持部8の長さを調節・固定自在に構成
すればよい。 【0023】パネル支持具Aへのガラスパネル4の取付
手段は、パネル取付部材6に予めパネル支持部8や方立
5の外表面にシールバッカ9、スペーサ11、場合によ
ってはシール10材をも装着しておき、ガラスパネル4
を装着後取付部材を締めつけることによって、ガラスパ
ネル4を固定するように構成する。なお、シール10の
装着はガラスパネル4の取付け後であってもよい。 【0024】ガラスパネル4、4の接合端面におけるパ
ネル支持具Aの取付部分以外の部分については、接合端
面間にシール材を配置させることは従来と同様である。
図4はガラスパネル4を2枚重ねに装着する、即ち、合
わせガラス4aによるカーテンウオールの例(第2実施
例)を示している。 【0025】この場合も図3の実施例と同様に方立5に
装着したパネル支持具Aを介して左右の合わせガラス4
a、4aを連結・支持する。このパネル取付部材6の上
下の長さは30cm程度とする。 【0026】この実施例においては、合わせガラス4
a、4aをパネル支持具Aを介して方立5により支持さ
せるために、方立5の外面、即ち、合わせガラス4aと
の当接面にスペーサ11を介装させ、且つ、合わせガラ
ス4aの外表面とパネル支持部8との間には、複数枚の
弾性材からなるシール板12、12・・を介在させ、ま
た、合わせガラスウ4a、4aの端面間もシール10を
介在させており、スペーサ11の外表面にもシール10
を配置させている。 【0027】上記実施例はガラスパネルを用いた例を示
したが、その他の素材からなるウオールパネルに適用す
ることができることは言うまでもない。また、上記実施
例はパネル支持具を一接合箇所に対して一個用いた例を
示したが、上下の長さが短いものを複数個使用してもよ
い。 【0028】次に、パネル取付部材6を方立5に取付け
る手段について説明する。この実施例の取付構造を用い
てパネル取付部材6を方立5に取付けるときには、図5
の矢印に示すように、パネル取付部材6の当接翼部7a
・・を方立5の拡開部5cに挿入し、強く下方に押し下
げることにより、パネル取付部材6の位置を設定し、ス
ペース材やシール材を必要に応じて介在させガラスパネ
ル4、4を装着する。 【0029】パネル取付部材6の位置が適切でないとき
には、下がり止め5dの位置を上下に適宜調節しパネル
取付部材6の位置を設定する。尚、本発明に用いる方立
5はパネル支持具A専用でもよいが上下枠等の横枠を装
着する方立と兼用させてもよいことは云うまでもない。 【0030】 【発明の効果】本発明は、上記構成により以下の効果を
奏する。 1.請求項1に記載の発明によれば、外観上優れたデザ
インの可能性を確保したまま、保持力の優れたパネルウ
オール構造を得ることができるから、地震等の外力に対
する耐久性を向上させることができ、またカーテンウオ
ールが上下の横枠から外れて落下するような事故を防止
することができる。 【0031】 【0032】2.また、請求項1に記載の発明によれ
ば、パネルの支持構造における支持力の向上により、そ
の分だけパネルを保持する横枠の構造を簡略化すること
ができるから、全体としてデザイン上更に優れたウオー
ルパネルの構造を追求することができる。
付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、ビル建築等において外観のデザイ
ン重視の観点からカーテンウオール構造の建物が殆どで
ある。カーテンウオール構造は建築物躯体に固定した垂
直状の方立の外面に上下にカーテンウオール巾の間隔を
あけて配置した横材を方立間にボルト等の手段で固定
し、上下の横材間にガラス板、開閉窓枠等のウオールパ
ネルを嵌挿したものである。 【0003】 このような公知技術は、例えば、特開平
6−221059号公報に記載されている。この刊行物
に記載の技術は、上下の横枠の支持に加えて、左右のウ
オールパネル端部間をも連結・支持するように構成した
ものである。 【0004】この様にウオールパネル1枚毎に四方を固
定することは構造上強固なものとなるが、建築資材を多
く必要とし、且つ、建築工程も多くなることのみなら
ず、デザインの多様性に対応出来ないという欠点があ
る。 【0005】 そこで、例えば特公昭61−28054
号公報に別の技術が記載されている。この刊行物に記載
の技術は、カーテンウオールの縦線の強調を止めて、横
線のみを強調したもので、ウオールパネル取付溝を有す
るたて材を設けずに直接的に水密性シール材をウオール
パネル間に充填しウオールパネル間を密封して接続した
ものである。 【0006】このような技術では、建物のデザイン上好
ましい構造であり、しかも、地震でウオールパネルに捩
じれ力が作用した時にはウオールパネル間の捩じれを水
密性シール材が吸収することから望ましい構造である
が、ウオールパネル群は上下の横材のみの支持であるた
め、支持力が不足し場合によっては、ウオールパネル群
が上下の横枠から外れてしまうという問題があった。 【0007】また、このような技術は、外力、例えば強
い風圧等ではウオールパネルが撓むおそれが有る場合に
は、安全上問題が生ずることから上下の横材の支持力を
設計上大きくする必要があり、デザイン上或いは建設コ
スト上問題があった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の2つ
の公知技術に代表されるような従来技術の欠点等を解決
すべく発明されたものであり、本発明の目的は、デザイ
ン上望ましい構造を確保しつつ外力に対して支持力を高
め、以て柔軟に耐えることができ、しかも構造上単純で
建設費を抑制することができるカーテンウオールの取付
構造を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるウオールパネルの取付構造は、建造物の方立に固定
した上下の横枠の間にウオールパネルを横方向に連続し
て装着する構造のカーテンウオールの取付構造におい
て、連続する左右のウオールパネルの接合部の上下方向
の略中間位置に上下に一定長さのパネル支持具を配置す
ると共に、該パネル支持具の基本骨格を形成するパネル
取付部材を方立装着部とパネル支持部とから構成し、全
体として工字型に形成すると共に、方立装着部には方立
の凹溝の内面に当接する当接翼部が一定間隔をおいて上
下に形成されており、方立に形成された拡開部から挿入
可能に形成することにより、パネル支持具を方立に連結
することを特徴とする。 【0010】 【0011】 【作用】請求項1に記載の発明によれば、各ウオールパ
ネルがその上下の端辺を横枠に支持されると共に、左右
に隣接しその端部が接合状態となるウオールパネル同士
の上下方向の略中間位置にのみ、方位で支持されるパネ
ル支持具を配置したことにより、高いデザイン上のメリ
ットを確保したまま、各ウオールパネル群の支持力を向
上させる。 【0012】 【0013】 【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例を説
明する。図1及び図2は、本発明の概略図であり、建造
物の躯体1開口部枠の上下に水平方向に配置されている
横枠としてのサッシ上枠2及びサッシ下枠3が設けら
れ、これら両枠の間に、ウオールパネルとしてのガラス
パネル4・・・が横方向に装着されている。 【0014】ガラスパネル4・・は、予めガラスパネル
4の上下巾に配置されているサッシ上枠2及びサッシ下
枠3の溝部に横方向から順次装着される。そしてこれら
左右の各ガラスパネル4・・の間にはパネル支持具Aが
設けられている。 【0015】建造物の躯体1に一体に設けられた方立5
に、前記サッシ上枠2及びサッシ下枠3が上下に平行に
取り付けられる手段は従来技術と同様である。先ず、本
発明を構成するパネル支持具Aを装着する躯体1側の方
立について説明する。 【0016】図5に示すように、躯体1に装着されてい
る方立5は、後述のパネル取付部材6を装着する部分が
水平断面C字型の凹溝5aとして形成されており、図5
(b)に示されるように、上下方向にパネル取付部材6
の取付相当箇所に拡開部5cが3カ所形成されている。
そして、その下部には下がり止め5dが上下位置の調
節、及び固定が自在に装着されている。凹溝5aにはパ
ネル取付部材6における方立装着部7が装着されてい
る。 【0017】パネル支持具Aの詳細は、図3〜5に記載
されている。パネル支持具Aの基本骨格を形成するパネ
ル取付部材6は、方立装着部7とパネル支持部8とから
構成されており、方立装着部7には方立5の凹溝5aの
内面に当接する当接翼部7aを形成する。 【0018】当接翼部7a・・は一定間隔をおいて上下
に3枚形成されており、方立5の拡開部5cから挿入可
能に形成されている。当接翼部7aは方立5に対して下
方以外の方向に僅かにその移動を許容するように支持さ
せるが、そのために当接翼部7aはその表面の摩擦係数
が比較的大きな金属或いは合成樹脂弾性体を素材として
形成されることが望ましい。 【0019】方立装着部7の中間部からは略直角方向に
T字型のパネル支持部8が形成され、結局パネル取付部
材6は全体として工字型に形成されている。 【0020】パネル取付部材6は、全体としてガラスパ
ネル4の上下の長さが180cm前後のスケールの場
合、上下の長さが略30cm程度に形成する。即ち、こ
のパネル取付部材6の上下の長さは、一般的にパネルウ
オールの長さの10〜20%が望ましい。 【0021】パネル取付部材6のパネル支持部8の左右
両側にガラスパネル4、4が支持される。即ち、図3に
示される実施例はガラスパネル1枚同士の連結の場合を
示している。この場合、パネル支持部8の表面にはシー
ルパッカ9を介してガラスパネル4・の端部が当接さ
れ、シールパッカ9の表面にはシール10が配置され
る。 【0022】パネル取付部材6の長さは左右で支持する
ガラスパネル4の厚さやガラスパネル4の枚数により選
択されるが、パネル取付部材6の汎用性を確保したい場
合には、パネル支持部8の長さを調節・固定自在に構成
すればよい。 【0023】パネル支持具Aへのガラスパネル4の取付
手段は、パネル取付部材6に予めパネル支持部8や方立
5の外表面にシールバッカ9、スペーサ11、場合によ
ってはシール10材をも装着しておき、ガラスパネル4
を装着後取付部材を締めつけることによって、ガラスパ
ネル4を固定するように構成する。なお、シール10の
装着はガラスパネル4の取付け後であってもよい。 【0024】ガラスパネル4、4の接合端面におけるパ
ネル支持具Aの取付部分以外の部分については、接合端
面間にシール材を配置させることは従来と同様である。
図4はガラスパネル4を2枚重ねに装着する、即ち、合
わせガラス4aによるカーテンウオールの例(第2実施
例)を示している。 【0025】この場合も図3の実施例と同様に方立5に
装着したパネル支持具Aを介して左右の合わせガラス4
a、4aを連結・支持する。このパネル取付部材6の上
下の長さは30cm程度とする。 【0026】この実施例においては、合わせガラス4
a、4aをパネル支持具Aを介して方立5により支持さ
せるために、方立5の外面、即ち、合わせガラス4aと
の当接面にスペーサ11を介装させ、且つ、合わせガラ
ス4aの外表面とパネル支持部8との間には、複数枚の
弾性材からなるシール板12、12・・を介在させ、ま
た、合わせガラスウ4a、4aの端面間もシール10を
介在させており、スペーサ11の外表面にもシール10
を配置させている。 【0027】上記実施例はガラスパネルを用いた例を示
したが、その他の素材からなるウオールパネルに適用す
ることができることは言うまでもない。また、上記実施
例はパネル支持具を一接合箇所に対して一個用いた例を
示したが、上下の長さが短いものを複数個使用してもよ
い。 【0028】次に、パネル取付部材6を方立5に取付け
る手段について説明する。この実施例の取付構造を用い
てパネル取付部材6を方立5に取付けるときには、図5
の矢印に示すように、パネル取付部材6の当接翼部7a
・・を方立5の拡開部5cに挿入し、強く下方に押し下
げることにより、パネル取付部材6の位置を設定し、ス
ペース材やシール材を必要に応じて介在させガラスパネ
ル4、4を装着する。 【0029】パネル取付部材6の位置が適切でないとき
には、下がり止め5dの位置を上下に適宜調節しパネル
取付部材6の位置を設定する。尚、本発明に用いる方立
5はパネル支持具A専用でもよいが上下枠等の横枠を装
着する方立と兼用させてもよいことは云うまでもない。 【0030】 【発明の効果】本発明は、上記構成により以下の効果を
奏する。 1.請求項1に記載の発明によれば、外観上優れたデザ
インの可能性を確保したまま、保持力の優れたパネルウ
オール構造を得ることができるから、地震等の外力に対
する耐久性を向上させることができ、またカーテンウオ
ールが上下の横枠から外れて落下するような事故を防止
することができる。 【0031】 【0032】2.また、請求項1に記載の発明によれ
ば、パネルの支持構造における支持力の向上により、そ
の分だけパネルを保持する横枠の構造を簡略化すること
ができるから、全体としてデザイン上更に優れたウオー
ルパネルの構造を追求することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を適用した建造物の要部概略正
面図。 【図2】図1の縦概略断面図。 【図3】本発明の第1実施例を示す水平断面図。 【図4】本発明の第2実施例を示す水平断面図。 【図5】本発明に用いるパネル支持具を方立に取付ける
手段を示す斜視図。 【符号の説明】 A・・・パネル支持具 1・・・躯体 2・・・サッシ上枠 3・・・サッシ下枠 4、4a・・・ガラスパネル 5・・・方立 5a・・凹溝 5b・・スリット 5c・・拡開部 5d・・下がり止め 6・・・パネル取付部材 7・・・方立装着部 7a・・当接翼部 8・・・パネル支持部 8a・・表面板 9・・・シールパッカ 10・・シール 11・・スペーサ 12・・シール板
面図。 【図2】図1の縦概略断面図。 【図3】本発明の第1実施例を示す水平断面図。 【図4】本発明の第2実施例を示す水平断面図。 【図5】本発明に用いるパネル支持具を方立に取付ける
手段を示す斜視図。 【符号の説明】 A・・・パネル支持具 1・・・躯体 2・・・サッシ上枠 3・・・サッシ下枠 4、4a・・・ガラスパネル 5・・・方立 5a・・凹溝 5b・・スリット 5c・・拡開部 5d・・下がり止め 6・・・パネル取付部材 7・・・方立装着部 7a・・当接翼部 8・・・パネル支持部 8a・・表面板 9・・・シールパッカ 10・・シール 11・・スペーサ 12・・シール板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04B 2/88
E06B 3/54
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】建造物の方立に固定した上下の横枠の間に
ウオールパネルを横方向に連続して装着する構造のカー
テンウオールの取付構造において、連続する左右のウオ
ールパネルの接合部の上下方向の略中間位置に上下に一
定長さのパネル支持具を配置すると共に、該パネル支持
具の基本骨格を形成するパネル取付部材を方立装着部と
パネル支持部とから構成し、全体として工字型に形成す
ると共に、方立装着部には方立の凹溝の内面に当接する
当接翼部が一定間隔をおいて上下に形成されており、方
立に形成された拡開部から挿入可能に形成することによ
り、パネル支持具を方立に連結することを特徴とするカ
ーテンウオールの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32488894A JP3478427B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | カーテンウオールの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32488894A JP3478427B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | カーテンウオールの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08177152A JPH08177152A (ja) | 1996-07-09 |
JP3478427B2 true JP3478427B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=18170748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32488894A Expired - Fee Related JP3478427B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | カーテンウオールの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3478427B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102864859A (zh) * | 2012-10-19 | 2013-01-09 | 上海市机械施工有限公司 | 幕墙钢支撑结构及其施工方法和施工用升降设备 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32488894A patent/JP3478427B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102864859A (zh) * | 2012-10-19 | 2013-01-09 | 上海市机械施工有限公司 | 幕墙钢支撑结构及其施工方法和施工用升降设备 |
CN102864859B (zh) * | 2012-10-19 | 2014-12-10 | 上海市机械施工有限公司 | 幕墙钢支撑结构及其施工方法和施工用升降设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08177152A (ja) | 1996-07-09 |
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