JP3474486B2 - データ転送性能算出方式 - Google Patents

データ転送性能算出方式

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JP3474486B2 JP11115599A JP11115599A JP3474486B2 JP 3474486 B2 JP3474486 B2 JP 3474486B2 JP 11115599 A JP11115599 A JP 11115599A JP 11115599 A JP11115599 A JP 11115599A JP 3474486 B2 JP3474486 B2 JP 3474486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、システムバスと
それに接続される機能モジュールとからなるシステムに
おける、データ転送性能の算出方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図16は、特開平5−40706号公報
に示された従来の入出力性能測定回路であり、システム
バス1とそれに接続される機能モジュール(H/W)内
に、本来の機能である前記システムバス1の動作制御す
るバス制御回路2や転送制御回路3に加え、バスのデー
タ転送性能を測定するための、加算器4や転送バイト数
レジスタ5、カウンタ6a,6b、転送バイト数記憶メ
モリ7、診断制御回路8などのH/Wを設けたものであ
る。
【0003】前記構成から成る従来の入出力性能測定回
路は、カウンタ6a,6bで単位時間を計時し、加算器
4は前記単位時間内に、システムバス1とバス制御回路
2間で行われるデータ転送の転送バイト数を積算する。
以上により入出力装置が転送するデータ転送性能を測定
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムバス転
送性能算出方式は前述のように構成されているので、シ
ステムバス1のデータ転送性能を測定するのに、H/W
実体そのものが無いと測定できない。また、システムバ
ス1に接続される機能モジュール内に測定するためのH
/Wを埋め込む必要があるという問題点があった。更
に、データ転送性能を精度よく測定算出しようと考える
と、システムバス1上のデータ転送動作を実システムの
ものに近づけねばならず、そのためには、システムを構
築する外部要因(通信装置など)や、システム上で動作
するアプリケーションS/Wを用意せねばならず、前記
システムの開発最終段階でしか実施できないため、例え
ばシステム性能不足が発生した場合などの手戻りが大き
くなってしまうと言う問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、前記システムバスのデータ転送
性能の測定を、論理シミュレーション環境にて実施する
ことにより、H/W実体を試作開発する前段階の開発初
期段階で、容易に可能な限り正確にシステムバスの性能
算出を行うデータ転送性能算出方式を提供することを目
的とする。また、この算出方式はシミュレーション環境
以外のH/Wの性能算出に利用することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係るシ
ステムバス転送性能算出方式は、システムバスを介して
接続された複数個の機能モジュール間をデータ転送する
システムのデータ転送性能を算出するデータ転送性能算
出方式において、上記機能モジュールはデータの転送先
・転送方向・バースト数等の各パラメータをランダムに
抽出してテストパターンを生成するパターン発生手段
と、その生成されたテストパターンに基づいてデータ転
送を実行するバス動作モデルとを有するモジュールとす
ると共に、上記システムバス上のデータ転送状態を記録
するバスモニタと、このバスモニタの記録に基づいてデ
ータ転送量等のデータ転送能力を算出する転送能力算出
手段を備えたものである。
【0007】(2)また、システムバスを介して接続さ
れた複数個の機能モジュール間をデータ転送するシステ
ムのデータ転送性能を算出するデータ転送性能算出方式
において、上記機能モジュールはデータの転送先・転送
方向・バースト数等の各パラメータごとの抽出確率を設
定したパラメータファイルと、このパラメータファイル
の各パラメータを上記抽出確率に応じてランダムに抽出
しテストパターンを生成するパターン発生手段と、生成
されたテストパターンに基づいてデータ転送を実行する
バス動作モデルとを有するモジュールとすると共に、上
記システムバス上のデータ転送状態を記録するバスモニ
タと、このバスモニタの記録に基づいてデータ転送量等
のデータ転送能力を算出する転送能力算出手段とを備え
たものである。
【0008】(3)また、システムバスを介して接続さ
れた複数個の機能モジュール間をデータ転送するシステ
ムのデータ転送性能を算出するデータ転送性能算出方式
において、上記機能モジュールはデータの転送先・転送
方向・バースト数等の各パラメータを組み合わせた複数
組のテストパターンを予め設定し、これらのテストパタ
ーンをランダムに抽出するパターン発生手段と、抽出さ
れたテストパターンに基づいてデータ転送を実行するバ
ス動作モデルとを有するモジュールとすると共に、上記
システムバス上のデータ転送状態を記録するバスモニタ
と、このバスモニタの記録に基づいてデータ転送量等の
データ転送能力を算出する転送能力算出手段を備えたも
のである。
【0009】(4)また、上記(1)〜(3)のいずれ
か1項において、各機能モジュール毎のアドレスを設定
しておき、各機能モジュールにはデータ要求元を判別で
きるように転送アドレスを決定する手段、または、デー
タ要求元のアドレスをデータと共に転送する手段を設
け、データ転送の際はアドレス対応のデータとして転送
し、バスモニタは上記アドレス対応のデータ転送状態を
記録するようにし、転送能力算出手段は上記バスモニタ
の記録に基づいて各機能モジュール毎のデータ転送量な
どのデータ転送能力を算出するものである。
【0010】(5)また、上記(4)において、転送能
力算出手段は、算出した機能モジュール毎のデータ転送
能力を対応する上記機能モジュールへフィードバック
し、上記機能モジュールのパターン発生手段は、フィー
ドバックされたデータ転送能力がパラメータファイルで
設定したデータ転送能力に近づくようデータ転送間隔の
発生確率を調整するようにしたものである。
【0011】(6)また、上記(1)〜(5)のいずれ
か1項において、バスモニタはデータ転送を要求するリ
クエスト信号を検出すると共に、そのリクエスト信号の
発生時点とそのデータ転送が実行された時点とを記録
し、転送能力算出手段は上記両時点からウエイト時間を
算出またはスループットを算出するようにしたものであ
る。
【0012】(7)また、上記(1)〜(6)のいずれ
か1項において、バスモニタは、機能モジュールがデー
タ転送ができなかったときに発生するリトライ信号(再
データ転送要求)を検出すると共に、上記リトライ信号
をデータ転送量ゼロとして記録し、上記リトライ信号に
基づくデータ転送が実行されるとその実行時のデータ転
送量を記録するようにしたものである。
【0013】(8)また、(1)〜(7)のいずれか1
項において、システムバスと他のバスとがこれらバス間
のデータ転送を司るバスブリッジを介して階層的に接続
され、上記各バスのそれぞれに任意の数の機能モジュー
ルが接続された構成の場合、バスモニタは上記各バス毎
のデータ転送状態を記録すると共に、転送能力算出手段
は上記各バス毎のデータ転送能力を算出するようにした
ものである。
【0014】(9)また、上記(4)または(5)にお
いて、システムバスと他のバスとがこれらバス間のデー
タ転送を司るバスブリッジを介して階層的に接続され、
上記各バスのそれぞれに任意の数の機能モジュールが接
続された構成の場合、上記各機能モジュール毎のアドレ
スを設定する際、各階層間で重複しないようアドレスを
設定しておき、上記機能モジュールはデータ転送の際
に、アドレス対応のデータを転送し、バスモニタは各バ
ス毎に上記アドレス対応のデータ転送状態を記録し、上
記転送能力算出手段は上記バスモニタの各バス毎の記録
で同一アドレスのデータ転送記録があると、階層間に亙
るデータ転送であると認識して、階層間に亙るデータ転
送時間を算出可能としたものである。
【0015】(10)また、(1)〜(9)のいずれか
1項において、任意の複数の機能モジュールのパターン
発生手段の代わりに、一つのパターン発生手段で兼用す
るようにたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、本発明
の実施の形態を示すシミュレーション構成図である。図
において、1はシステムバス、10a,10bは、バス
動作モデルであり、本実施の形態で定義するシミュレー
ション環境におけるシステムバス1上に複数個接続さ
れ、システムバス1のデータ転送動作をシミュレーショ
ン上で行う。
【0017】なお、本実施の形態では前記バス動作モデ
ル10a,10bは同じ機能をもったモデルとして説明
するが、前記シミュレーション環境下でシステムバス1
の動作を何らかの指示にて模擬できるものであれば、同
一のモデルである必要はない。また、システムバス1の
プロトコルに関しては、アドレス/データマルチプレク
ス型で、バースト転送機能をもつ標準的なバスを前提に
説明するが、プロトコルなどに関しては、特に定義しな
い。
【0018】11a,11bは各バス動作モデル10
a,10bのバス動作を決定するテストパターンであ
り、中にはバスマスタ動作時のデータ転送先アドレス、
データ転送方向、バースト数(一度のバス転送で送るこ
とができるデータ数)、転送間隔(アイドル期間)など
や、バススレーブ時の応答時間などの情報が含まれてい
る。12はランダムパターンジェネレータであり、バス
動作を決定する前記各情報をランダム関数を用いて無作
為に決定し、テストパターン11a,11bを生成する
ものである。
【0019】13は、システムバス1に接続されている
バスモニタであり、前記システムバス1のアドレス/デ
ータ信号、制御信号などを取り込み、バスの動作状態を
認識し、バス動作情報が含まれているデータ転送ログ1
4を生成する。15はバス転送性能算出ツールであり、
前記データ転送ログ14の情報から、システムバス1の
性能を割り出すツールである。
【0020】次に動作について、図を例として説明す
る。まず、決められた仕様に従った任意のシステムバス
1と、それに接続される機能モジュールで構成される、
ある特定のシステムを模擬するため、システムバス1に
バス動作モデル10a,10bを接続するシミュレーシ
ョン環境を構築する。本シミュレーション環境下のシス
テムバス1には、前記バス動作モデル10a,10b以
外に、バスモニタ13が接続されている。
【0021】本実施の形態では、バス動作モデル10
a,10bをシミュレーション上で動作させるため以下
の手順をふむ。 (1)まず、ランダムパターンジェネレータ12は、各
々のバス動作モデル10a,10bが動作するのに必要
な情報、例えば、バスマスタ動作時のデータ転送先アド
レス、データ転送方向、バースト数、転送間隔などや、
バススレーブ時の応答時間などを決定する。
【0022】(2)この決定について例示すると、ラン
ダムパターンジェネレータ12内に下記のようなパラメ
ータを持っていてその各項目(a)(b)(c)・・・
毎にランダムに選択する。 (a) データ転送方向 ランダム関数0〜9として リード 0〜4 ライト 5〜9 (b) バースト数(1〜4の時) ランダム関数0〜99として 1 0〜24 2 25〜49 3 50〜74 4 75〜99 (c) データ転送先 ランダム関数0〜99として モデルA 0〜33 モデルB 34〜66 モデルC 67〜99 (d) 応答ウエイト数(0〜3の時)ランダム関数0〜99として 0 0〜24 1 25〜49 2 50〜74 3 75〜99
【0023】(3)前記決定されるパラメータの内容
は、外部要因やシステム上で動作するS/Wの内容・動
作によって異なる。また、各機能モジュール間のシステ
ムバス1上での競合状態数は容易に把握できない。すな
わち、コンピュータシステムなど大きなシステムの開発
初期段階では、同パラメータを正確に設定することは不
可能と言える。本発明では、その問題を解決するため、
前記パラメータの決定にランダム関数を用いる。すなわ
ち、無作為に決定したパラメータを用いて、ある程度長
時間シミュレーション動作させることにより、システム
バス1の性能算出を容易に、可能な限り正確に行うこと
を主眼とする。
【0024】(4)次に、ランダムパターンジェネレー
タ12は、各々のバス動作モデル10a,10bにあた
えるためのテストパターン11a,11bを所定のフォ
ーマットに従い生成する。 (5)バス動作モデル10a,10bは、シミュレーシ
ョン上で、前記テストパターン11a,11bの指示に
従いバス転送動作(マスタ動作並びにスレーブ動作)を
実施する。このとき、バス動作モデル10a,10b間
でデータ転送に競合などが発生した場合は、システムバ
ス1の仕様に従って調停・動作される。これによって、
バス動作モデル10a,10bによる無作為なデータ転
送動作(競合状態含め)がシミュレーション上で実現で
きることになる。
【0025】(6)一方、シミュレーション上で前記シ
ステムバス1に接続されるバスモニタ13は、システム
バス1のアドレス/データ信号、制御信号を取り込むこ
とでバス上のデータ状態を認識し、その情報を例えば図
2に示すような形態でデータ転送ログ14を出力する。
本例では、データ転送ログ14の情報として、転送開始
時刻16(シミュレーション上の絶対時間)、転送デー
タ数17(バス上で転送されたデータバイト数)、転送
に要したサイクル数18(データ転送開始から同完了ま
でのクロック数)をデータ転送毎にログする。
【0026】シミュレータは、予め決められた動作シミ
ュレーション時間(実行クロック)分だけ、上記シミュ
レーション動作を実施する。尚、ランダム関数の偏りを
無くすため、競合状態のカバレッジを向上するため、動
作シミュレーション時間は可能な限り長くする方が好ま
しい。 (7)バス転送性能算出ツール15は、前記動作シミュ
レーション時間分のデータ転送ログ14の情報のうち、
転送データ数を累計する。この累計値をシミュレーショ
ン時間で割った値が単位時間当たりの転送データ数、す
なわち、システムバス1上のデータ転送性能を得ること
ができる。
【0027】尚、前記実施の形態では一連のシミュレー
ション完了後に単位時間当たりの転送データ数を割り出
す方式としたが、データ転送ログ14の転送開始時刻1
6を活用すれば、シミュレーション実行と同時に、その
ときの単位時間当たりの転送データ数を割り出せること
も可能である。これにより、動作シミュレーション時間
を自由に設定できる。また、転送に要したサイクル数1
8の累積値と転送データ数17の累積値から単位データ
数当たりの転送に要したサイクル数、すなわち、スルー
プット値を割り出すことも可能である。
【0028】この発明の実施の形態1によれば、シミュ
レーション環境上のバス動作モデル10a,10bの動
作指示内容を記載しているテストパタン11a,11b
をランダム関数を使用して作成する手段並びに、バスモ
ニタ13の出力結果からバスの転送能力を算出するバス
転送性能算出ツール15を設け、無作為に決定したパラ
メータを用いて、シミュレーション動作させることによ
り、システム上で動作するS/Wの内容・動作に関与せ
ず、更には、各機能モジュール間のバス競合状態を把握
しなくても、システムバス1の性能算出を容易に、可能
な限り正確に行うことが可能となり、コンピュータシス
テムを筆頭とする大きなシステムでも開発初期段階での
システム性能を見積もることができる。すなわち、シス
テム性能の是非判断や性能改善策の実施と効果判定が実
機なしに実現でき、開発期間並びに開発コストを大幅に
削減することが可能となる。
【0029】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図に基づいて説明する。図3は、本発明の実施の
形態2を示すシミュレーション構成図で、図1と同一部
分は同一符号を記している。図3において、20はシス
テムバス1と階層構造をもつ階層バスである。本階層バ
ス20は、前記システムバス1と同一仕様のバスであっ
ても、異なる仕様のバスであってもかまわない。また、
これらのバスは主従の関係があっても、対等の関係であ
ってもかまわない。
【0030】システムバス1ならびに階層バス20は、
予め決められた別のアドレス空間をもち、転送アドレス
によって、自バス内外へのデータ転送か否かを決定する
方式とする。21はバスブリッジであり、機能的にはシ
ステムバス1と階層バス20を接続し、各バスの制御プ
ロトコルに従って、バス相互間のデータ転送を可能とす
る機能モジュールである。本シミュレーション環境で
は、前記バスブリッジ21は、バス相互間転送時の性能
精度を上げるため、実動作を忠実に模擬するようなH/
Wモデルをはじめとする同等機能モデルあるいは、開発
LSIの動作記述データなどとする。
【0031】22は階層バス20に接続されている、階
層バス接続バス動作モデルであり、階層バス20の仕様
がシステムバス1と等しければ、バス動作モデル10
a,10bと同一のものでも問題ない。前記階層バス接
続バス動作モデル22は、システムバス1接続のバス動
作モデル10a,10bと同じく、ランダムパターンジ
ェネレータ24が生成したテストパターン23により動
作指示される。25は階層バス接続バスモニタであり、
階層バス20のデータ転送動作を監視し、データ転送ロ
グ26を出力する。階層バス転送性能算出ツール27
は、階層バス20の性能を割り出す。
【0032】次に動作について説明する。 (1)階層バス20に接続された、階層バス接続バス動
作モデル22並びに、階層バス接続バスモニタ25、階
層バス転送性能算出ツール27は、システムバス1接続
の相当部と同一の働きをもつ。 (2)システムバス1の動作を決定するランダムパター
ンジェネレータ12は、階層バス20接続の階層バス接
続バス動作モデル22を転送先の候補として加える。
【0033】(3)同じく、階層バス20動作を決定す
るランダムパターンジェネレータ24は、システムバス
1接続のバス動作モデル10a,10bを転送先の候補
として加える。これにより、無作為な形態でシステムバ
ス1,階層バス20間の階層間データ転送がシミュレー
ション上で実行される。 (4)その他の動作については、実施の形態1で述べた
動作と等しく、バス転送性能算出ツール15は、システ
ムバス1における前記条件下でのデータ転送性能を、階
層バス転送性能算出ツール27は、階層バス20におけ
る前記条件下でのデータ転送性能を各々測定する。
【0034】尚、本実施の形態では、階層バス20側の
ランダムパターンジェネレータ24並びに、階層バス転
送性能算出ツール27は別のものとしたが、バス仕様が
等しい場合などは、システムバス1側の同一機能ツール
で実現してもかまわない。また、ランダムパターンジェ
ネレータ12と24を別構成としたが、両バスの仕様が
等しい場合は兼用する構成でもよい。
【0035】また、システムバス1バス動作モデル10
a,10bが発するデータ転送先を階層バス20の空
間、階層バス20接続の階層バス接続バス動作モデル2
発するデータ転送先をシステムバス1の空間に固定
することにより、バスブリッジ21の動作性能を得るこ
とができる。これにより、例えば、前記システムのバス
ブリッジLSIを開発するような場合では、設計開発中
に同LSIのデータ転送性能把握とチューニング(バッ
ファ/FIFO数調整、動作方式検討)が実施でき、性
能未達などによる再開発を防止することができる。な
お、図3では二つの階層バスを例示したが、3階層以上
のバス構成に適用してもよい。
【0036】この発明の実施の形態2によれば、バス間
を接続するバスブリッジ21に同等機能モデルもしく
は、自ら開発したLSIの設計データなどを適用すると
同時に、階層バス20にバス動作モデル22並びにバス
モニタ25、バス転送性能算出ツール27を設けたこと
により、無作為な形態でシステムバス1と階層バス20
との間の階層間データ転送がシミュレーション上で実行
可能となり、システムバス1と階層バス20のデータ転
送性能が各々測定でき、バスブリッジなどで階層化され
たシステムでの性能測定が可能となる。更に、システム
のバスブリッジLSIを開発するような場合では、設計
開発中に同LSIのデータ転送性能把握とチューニング
(バッファ/FIFO数調整、動作方式検討)が実施で
き、性能未達などによる再開発を防止することができ
る。
【0037】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図に基づいて説明する。図4は、本発明の他の実
施の形態を示すシミュレーション構成図で、図1と同一
部分は、同一符号を記している。図4において、31
a,32bはパラメータファイルであり、この情報は各
ランダムパターンジェネレータ12a,12bへ入力さ
れる。尚、図中では、ランダムパターンジェネレータ1
2a,12bを別構成としたが、兼用する構成でもかま
わない。
【0038】次に動作について説明する。まず、コンピ
ュータシステムなどの構成を考えた場合、システムバス
1に接続される機能モジュールは同一品種に限られない
場合が多く、また、各々の機能モジュールは個々に特徴
がある。例えば、グラフィックLSIはデータ受信転送
が主体である。また、Ethernet、SCSIをは
じめとする通信LSIは通信IO側の性能によりデータ
転送量が決められるなどが挙げられる。更に、各機能モ
ジュールに対するアクセス応答時間に関しても個々で偏
りがある場合が多い。
【0039】前述の通り、ランダム関数を用い無作為的
に動作パラメータを生成することで容易かつ正確に性能
算出できるが、それに各機能モジュールのバス動作形態
の特徴を発生確率の形で重み付けすることにより、その
算出精度は更に向上する。本実施の形態は、それを実現
するものである。
【0040】(1)パラメータファイル31a,31b
には、バス動作モデル10a,10bの動作を決定する
ような項目、例えば、バスマスタ動作時のデータ転送量
(転送発生頻度:バスのデータ転送能力はバス性能によ
りある一定の値となるので、データ転送の頻度を上げる
とデータ転送量が増加する)や、データ転送方向(リー
ド/ライト)、データ転送毎のバースト数、データ転送
先(転送アドレス:ターゲット)並びに、バススレーブ
動作時のアクセス応答時間などの発生確率を定義するよ
うな情報が、例えば図4に示す様な様式で格納される。
なお、ターゲットはデータ転送方向に関わらず、データ
転送要求の受け手側を意味する。システム設計者は、シ
ミュレーション実行する前に、各バス動作モデル10
a,10bが模擬している機能モジュールのバス動作特
性を把握し、その特性を前記項目ごとに発生確率の形態
で、該当するパラメータファイル31a,31bに設定
しておく。
【0041】尚、ここで示すパラメータファイル(B)
の設定内容で「データ転送先」としてモデルA,B,C
とあるが、これはバス動作モデル10a,10b,10
c(10cは不図示)にそれぞれ対応している。従っ
て、モデルBは自己のバス動作モデル10bであるの
で、転送確率は0%としている。
【0042】(2)ランダムパターンジェネレータ12
a,12bは、該当するバス動作モデル10a,10b
のテストパターン11a,11bを生成する。このと
き、ランダムパターンジェネレータ12a,12bは各
種データ転送パラメータを決定するのにランダム関数を
用いることは前述の実施の形態と同じ手段であるが、統
計的な発生確率を前記パラメータファイル31a,31
bに設定された発生確率にするような生成手段を採る。
【0043】(3)一例をバースト数の決定方法につい
て述べる。まず、ランダムパターンジェネレータ12
a,12bは抽選するランダム値が0〜9になるように
する。前記ランダム値はランダム関数を使った値である
ので、0〜9の発生確率は統計的に等しい。次にパラメ
ータ設定をチェックする。例えば、図4の例からすると
パラメータファイル31a,31b内のバースト数設定
は、バースト数1の発生確率が30%、バースト数2〜
4の発生確率が30%、バースト数5〜8の発生確率が
40%となっている。従って、ランダム値が0〜2の場
合はバースト数1、3〜5の場合は、バースト数2〜4
の中で抽選(ランダム)、5〜9の場合はバースト数
5〜8の中で再抽選される。
【0044】(4)再抽選の他の具体例を応答ウエイト
数について次に示す。 パラメータ定義ファイル記載のグループの抽選 応答ウエイト数 発生確率記載値 ランダム値 0 20% 0〜19 1〜3 40% 20〜59 4〜6 30% 60〜89 7〜9 10% 90〜99 応答ウエイト数=1〜3が選択された場合、再度抽選する 応答ウエイト数 ランダム値 1 0〜33 2 34〜66 3 67〜99
【0045】前記方法によると、ランダムパターンジェ
ネレータ12a,12bが選択する個々のパラメータは
無作為になるが、統計的な発生確率はパラメータファイ
ル31a,31bに設定された発生確率に準ずる結果と
なる。 (5)前記生成されたテストパターン11a,11bを
使用してシミュレーションを実行し、実施の形態1で示
した算出を行うことにより、システムバス1上のデータ
転送動作がある程度限定されている任意の機能モジュー
ルからなるシステムにおける性能算出をより正確に算出
できる。
【0046】この発明の実施の形態3によれば、各種デ
ータ転送パラメータの決定をパラメータファイル31
a,31bに設定された発生確率に統計的に合致させる
ようにしたので、個々の機能モジュールのバス転送動作
特性を実システムのものにより忠実させることが可能で
あり、不特定多数の機能モジュールがバス接続されてい
るシステムにおいても、その性能算出精度を高くするこ
とが可能である。
【0047】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を図に基づいて説明する。図5は、本発明の他の実
施の形態を示すシミュレーション構成図で、図4と同一
部分は同一符号を記している。図5において、41a,
41bは、バス動作モデル識別データであり、ランダム
パターンジェネレータ12a,12bの生成するテスト
パターン11a,11bが何れのバス動作モデル10
a,10bに対するものかを決定する設定値で、この設
定値と対応するバス動作モデル10a,10bとの関係
は予め決められている。
【0048】42はバスモニタ13内の転送情報抽出部
であり、実施の形態1で述べた方法により、シミュレー
ション上で動作するバスプロトコルを解釈しデータ転送
情報を抽出する。43はアドレス抽出部であり、シミュ
レーション上で動作するバスプロトコルより一連のデー
タ転送の転送先アドレスを抽出する。44は動作シミュ
レーション時間を計時するタイマー、45は抽出情報を
まとめてデータ転送ログ14を生成するログ出力部であ
る。なお、実施の形態1の図1、実施の形態2の図3の
バスモニタ13,25においても、前記転送情報抽出部
42、タイマー44、ログ出力部45が内蔵されてい
る。
【0049】次に動作について、図6、図7を例にとっ
て説明する。前記実施の形態3では、任意の機能モジュ
ールを複数採用したシステムにおけるシステムバス1の
データ転送性能を算出する方法について述べたが、シス
テム設計者が確認したいのは、システムバス1性能に加
え、各機能モジュールが要求されるデータ転送性能を確
保できているかである。本実施の形態はそれを実現する
ものである。
【0050】(1)まず、ランダムパターンジェネレー
タ12a,12bはテストパターン11a,11b生成
時に、パラメータファイル31a,31bを読み込むと
同時に、バス動作モデル識別データ41a,41bを読
み、自らが生成するテストパターン11a,11bは、
何れのバス動作モデル10a,10bに対応するものか
を認識する。 (2)ランダムパターンジェネレータ12a,12bは
テストパターン11a,11bの要因の一つである転送
先アドレスを決定するが、この時の決定手段は以下の手
順に従う。
【0051】例えば、シミュレーションを実行するシス
テムが図6に示すようなシステムバスアドレス空間47
a,47cを持っていると仮定する。ランダムパターン
ジェネレータ12a,12bは、ランダム関数を用いて
何れのバス動作モデル10a,10bに対する転送にす
るかを決定する。例えば、図6に示す例ではバス動作モ
デルBに対する転送(ターゲットがモデルB)で、この
時の転送先アドレスは、2000〜2999になる。
【0052】(3)次に転送先アドレスを前記空間内か
ら決定する。この時、転送を受信する各バス動作モデル
10a,10bの応答空間を転送を発信するバス動作モ
デル10a,10bに応じて図6に示すように分割す
る。例えば、本ランダムパターンジェネレータ12a,
12bがバス動作モデルAに対応(要求元がモデルA)
するものと認識されれば、転送先アドレスは2000〜
2099に絞られ、最終的な転送先アドレスは、前記範
囲2000〜2099の中からランダム関数を用いて無
作為に選択される。
【0053】尚、図6でバス動作モデルB応答空間47
bはターゲットアドレスであるので、この中に要求元で
あるバス動作モデルBアクセス空間48bがあること
は、バス動作モデルBから同じBへの転送を意味するの
で、このケースは生じないが、この図6では一般的な動
作モデルのアクセス空間として図示したもので、自バス
動作モデルも含んで図示している。
【0054】以上のように転送先バス動作モデル10
a,10b以外の他のモデルの場合でも以上の転送アド
レス決定方法を採用する。これにより、あるデータ転送
について何れのバス動作モデル10a,10bが発行し
たかは、その転送先アドレス(要求元が発行するアドレ
ス)をみれば判ることになる。
【0055】次にアドレス検出方法は以下の通りであ
る。バスモニタ13は、転送情報抽出部42、タイマー
44、ログ出力部45を駆使し、実施の形態1で述べた
方法により、データ転送ログ14を生成する。更に本実
施の形態では、アドレス抽出部43によりシステムバス
1のデータ転送動作より転送先アドレスを抽出し、同ア
ドレスをログ出力部45に伝達することにより、データ
転送ログ14に図7に示すような、転送先アドレス44
を追加する。
【0056】該ログされた転送先アドレス49は、前述
した通り、所定のルールにて決定されているため、解読
すれば何れのバス動作モデル10a,10bが発行した
データ転送かを識別することができる。バス転送性能算
出ツール15は前記識別方法により、図5に示すよう
に、バス動作モデル10a,10b毎の集計結果46を
生成する。
【0057】なお、上記説明では、転送先アドレスのみ
で要求元を判別できる方法を示したが、例えば、データ
転送の要求元が判別できる識別子(例えば、転送元アド
レス)をデータと共に転送するようなプロトコルを採用
してもよい。つまり、機能モジュールはデータを転送す
る際、要求元を判別できる手段であればよい。
【0058】この発明の実施の形態4によれば、バス動
作モデル識別データ41a,41b各バス動作モデル1
0a,10b毎の識別できるアドレスを設定して、この
アドレスに基づいてデータを転送し、バスモニタ13内
のアドレス抽出部43はそのアドレス抽出し、バス転
送性能算出ツール15は各バス動作モデル10a,10
b毎の転送性能を集計する機能を設けるようにしたの
で、各バス動作モデル10a,10b毎のデータ転送性
能を個々に収集できる。従って、システム構築する上で
の重要な条件である、各機能モジュールのデータ転送性
能良否判断を、開発初期段階で容易にすることができ、
システム設計に要する時間を短縮すると同時に、その品
質を向上させる。
【0059】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を図に基づいて説明する。図8は本発明の他の実施
の形態を示すシミュレーション構成図である。図5と同
一部分は同一符号を記している。図8において、46
a,46bはバス転送性能算出ツールが出力する各バス
動作モデル10a,10bのデータ転送性能の集計結果
であり、シミュレーション動作毎に逐次出力されるもの
である。集計結果46a,46bはそれぞれ該当するバ
ス動作モデル10a,10bのテストパターン11a,
11bを生成するランダムパターンジェネレータ12
a,12bへフィードバックされその入力となる。な
お、ランダムパターンジェネレータ12a,12bは前
述までのものとは異なり、シミュレーション動作に伴っ
て、逐次テストパターン11a,11bを生成する手法
をとることを前提とする。
【0060】次に動作について説明する。まず、前記実
施の形態では各バス動作モデル10a,10bの発生転
送量を設定し、データ転送間隔を調整するように示した
が、前記データ転送間隔はバス競合が発生しない条件に
て決定される。しかし、実際のシミュレーションでは複
数のバス動作モデルがデータ転送を発生させることによ
るバス競合が発生し、バス転送能力の如何に係わらず、
想定したデータ転送量より低くなり、正確な実力値を把
握できないと言う問題があった。本実施の形態は係る問
題を解消するものである。
【0061】(1)バス転送性能算出ツール15が出力
するバス動作モデル10aの集計結果46aは、テスト
パターン(A)11aを生成したランダムパターンジェ
ネレータ12aの入力となる。 (2)ランダムパターンジェネレータ12aは、集計結
果がパラメータファイル(A)31aで設定された値に
近づくようにデータ転送を発行する間隔を逐次調整し、
テストパターン(A)11aを生成する。
【0062】(3)バス動作モデル10aは前記調整さ
れたテストパターン11aを読み込み実行する。 (4)バス転送性能算出ツール15は、バスモニタ13
が出力したデータ転送ログ14を入力として、新たな集
計結果46aを出力する。 (5)集計結果46aは、再度ランダムパターンジェネ
レータ12aの入力となり、テストパターン(A)11
aの生成を決定する。
【0063】(6)このように集計結果46aをランダ
ムパターンジェネレータ12aへフィードバックさせる
ことによって、集計結果46aはパラメータファイル
(A)31aに設定した値に近づけることができる。 (7)ランダムパターンジェネレータ12b、パラメー
タファイル(B)31b、テストパターン(B)11
b、バス動作モデル10bについても同様である。
【0064】この発明の実施の形態5によれば、バス転
送性能算出ツール15が出力する集計結果46a,46
bをフィードバックして、パラメータファイル31a,
31bに設定されているデータ転送量との比較を行うこ
とでパラメータファイル31a,31bに設定されてい
るデータ転送量に近づくようにテストパターン11a,
11bを生成する機能を持ったランダムパターンジェネ
レータ12a,12bを設けたので、パラメータファイ
ル31a,31bに設定されているデータ転送量を目標
値とした場合、機能モジュールの組み合わせが目標のデ
ータ転送量で実現できるか否かの判断を容易にする効果
がある。
【0065】実施の形態6.以下、この発明の実施の形
態6を図に基づいて説明する。図9は本発明の他の実施
の形態を示すシミュレーション構成図である。図5と同
一部分は同一符号を記している。図9において、61、
62はバス動作モデル10a,10bから出力される、
バスを要求するためのリクエスト信号である。 バスモ
ニタ13は既に説明済みの転送情報抽出部42、アドレ
ス抽出部43、タイマー44、ログ出力部45に加え、
バスリクエストがあったときにログ出力部45へそれを
通知するリクエスト検出部63から成る。
【0066】次に動作について説明する。 (1)例えば、バス動作モデル10aがデータ転送のリ
クエストを出したとき、バス動作モデル10bがバスを
占有していたとする。 (2)このとき、バス動作モデル10aのデータ転送は
開始できないが、バスモニタ13内のリクエスト検出部
63は、リクエスト信号61によりバス動作モデル10
aのリクエストがあったことを識別し、ログ出力部45
を通してデータ転送ログ14に該情報を書き込む。例え
ば、データ転送ログ14には図10に記された“REQ
_A”のようにどのバス動作モデルからのリクエストか
が分かるようにリクエスト開始ログ65が記録される。
【0067】(3)このとき、転送データ数16、転送
に要したサイクル数17は意味を持たないので0とし、
転送先アドレス49はデータなしとする。 (4)バス動作モデル10bのデータ転送が終了した
後、バス動作モデル10aがバスを獲得し、データ転送
が可能になる。 (5)データ転送については既に説明したようにデータ
ログ66がデータ転送ログ14に記録される。
【0068】(6)バス転送性能算出ツール15は、前
記データ転送ログ14を読み込み、リクエスト開始ログ
65によるバス動作モデル10aのリクエスト時刻とデ
ータログ66による実際にデータ転送が行われた時刻よ
り図10に示すように算出することによって、一つの転
送の要求開始から転送開始までのWait時間を算出す
る。 (7)更に、データログ66に含まれている転送に要し
たサイクル数17を時間に変換し、前記Wait時間に
加算することにより、一つの転送の要求開始から転送終
了までのスループット時間を算出、集計することができ
る。
【0069】この発明の実施の形態6によれば、リクエ
スト信号61、62をバスモニタ13に接続すると同時
に前記バスモニタ内に、トランザクションの開始を識別
する部分を備えると共に、バス転送性能算出ツール15
内ロジックにてリクエストからデータ転送開始までのW
ait時間を測定するようにしたので、一つの転送の要
求開始から転送終了までの時間を収集することができ
る、すなわち、バスのスループットを算出することがで
きるようになり、バス上に接続される機能モジュールの
システム適用判定を容易にする効果がある。
【0070】実施の形態7.以下、この発明の実施の形
態7を図に基づいて説明する。図11は本発明の他の実
施の形態を示すシミュレーション構成図である。図5と
同一部分は同一符号を記している。図11において、7
1、72はそれぞれのバス動作モデル10a,10bか
ら出力されるリトライ信号である。バスモニタ13に
は、実施の形態4にて説明済みのデータ処理部21、ロ
グ出力部23、タイマー24に加えてリトライ信号7
1、72の入力からバスリトライを検出するリトライ検
出部73を備える。
【0071】次に動作について説明する。 (1)例えば、バス動作モデル10aがバス動作モデル
10bへ読み出し要求を出したとき、バス動作モデル1
0bはデータの準備ができていなかったとする。 (2)このとき、バス動作モデル10bはリトライ要求
をバス動作モデル10aに出力することにより、バス動
作モデル10aの要求を中断させ、しばらくしてから再
度読み出させるような仕組みを持つ。 (3)前記一連のバス動作を、バスモニタ13では、リ
トライ検出部73がバス動作モデルの出力するリトライ
信号からリトライの発生を検出し、ログ出力部23を通
して例えば、図12に示すリトライ記録74のようにデ
ータ転送ログ14に転送データ数を強制的に0として記
録する。 (4)また、バス転送性能算出ツール15は各バス動作
モデル10a,10b毎のデータ転送量を集計すると
き、前記転送データ数=0を受け、性能測定の集計には
影響させないようにする。以上によりリトライによる測
定誤差を生じさせない測定方法を得ることができる。
【0072】この発明の実施の形態7によれば、リトラ
イ信号71、72をバスモニタ13に接続し、リトライ
の発生を検出すると共に、データ転送ログ14において
リトライ時の転送データ数を0と記録するようにしたの
で、リトライ処理をバス仕様として持つシステムバス1
においても、バス転送性能を正確に測定することができ
るようになり、バス転送性能測定の適用範囲が広げる効
果をもつ。
【0073】実施の形態8.以下、この発明の実施の形
態8を図に基づいて説明する。図13は、本発明の他の
実施の形態を示すシミュレーション構成図で、図4と同
一部分は、同一符号を記している。図13において、8
1はパラメータ候補ファイルであり、システム設計者に
よって予め設定されるデータ転送を決定するパラメー
タ、例えば、バスマスタ動作時のデータ転送量(転送発
生頻度)や、データ転送方向(リード/ライト)、デー
タ転送毎のバースト数、データ転送先(転送アドレス)
並びに、バススレーブ動作時のアクセス応答時間などの
組み合わせを、例えば図に示すように記述されるもので
ある。該パラメータ候補ファイル81はランダムパター
ンジェネレータ12a,12bによって読み込まれ処理
される。
【0074】次に動作について説明する。前記実施の形
態3では、パラメータの発生確率を調整できる様にした
が、幾つかのパラメータの組み合わせの指定まではでき
ない。例えば、一般的なシステムバスの場合、バス仕様
や接続モジュールのH/W構成によって、データ転送性
能を向上若しくは劣化させるパラメータ組み合わせは決
まる。このようなパラメータからテストパターン11
a,11bを生成する仕組みを設ければ、例えば、特定
のシステムにおけるデータ転送性能の最高値や最悪値を
見積もることができる。本実施の形態はそれを実現する
ものである。
【0075】(1)まず、パラメータ候補ファイル81
には、前述の通り、各バス動作モデル10a,10bが
動作を決定する各種パラメータの組み合わせを、システ
ム設計者によって予め幾つか設定されている。 (2)各ランダムパターンジェネレータ12a,12b
は、テストパターン11a,11bを生成する前に、自
らに対するパラメータ候補ファイル81が存在するかを
チェックする。
【0076】(3)該パラメータ候補ファイル81が存
在しない場合は、以降の処理については実施の形態3に
記載した動作に従う。 (4)パラメータ候補ファイル81が存在する場合は、
ランダムパターンジェネレータ12a,12bは同ファ
イルを読み込むと同時に、パラメータファイル31a,
31bの内容を無効化する。
【0077】(5)ランダムパターンジェネレータ12
a,12bはテストパターン11a,11bを生成する
ため、各種パラメータを決定しなければならないが、ラ
ンダムパターンジェネレータ12a,12bは各パラメ
ータの決定自身にはランダム関数を使わず、パラメータ
候補ファイル81の記載内容の何れを選択するかにラン
ダム関数を使う。 (6)各パラメータは決定された候補の内容に従う。 (7)本方法により決定されたパラメータにてテストパ
ターン11a,11bを生成することにより、該当する
バス動作モデル10a,10bは幾つかの特定パラメー
タによる動作のみを実行することになる。
【0078】この発明の実施の形態8によれば、各バス
動作モデル10a,10bの動作をパラメータ候補ファ
イル81に予め設定したパラメータの何れかに従わせる
ようにしたので、H/W的に特別な意味のあるパターン
を多く発生させることができ、システムにおける特定条
件下での性能を測定することが可能となり、バス転送性
能測定の適用範囲広げる効果をもつ。
【0079】実施の形態9.以下、この発明の実施の形
態9を図に基づいて説明する。図14は本発明の他の実
施の形態を示すシミュレーション構成図で、図5と同一
部分は、同一符号を記している。図14において、41
a,41cは、バス動作モデル識別データであり、ラン
ダムパターンジェネレータ12a,12cの生成するテ
ストパターン11a,11cが何れのバス動作モデル1
0a,10cに対するものかを決定する設定値である。
本設定値と対応するバス動作モデル10a,10cとの
関係は予め決められている。
【0080】20、21は図3と同様の階層バス、バス
ブリッジである。バス動作モデル10cは階層バス20
に接続されている。25は階層バスに接続されたバスモ
ニタであり、システムバス1に接続されたバスモニタ1
3と同じ構造を持つ。26はバスモニタ25が生成する
データ転送ログである。データ転送性能算出ツール15
は複数のデータ転送ログを入力とするインタフェースを
備え、データ転送ログ14、26を入力とする。
【0081】次に動作について説明する。 (1)ランダムパターンジェネレータ12a,12cは
前述の実施の形態4と同様にパラメータファイル31
a,31cとバス動作モデル識別データ41a,41c
を読み込みテストパターン11a,11cを生成する。 (2)このとき、前述の転送先アドレス空間決定方法に
従ってアドレス空間を決定した後、最終的な転送先アド
レスについては重複のないようにアドレスを選択する。
これは各データ転送を他と区別し、異なるバス上で発生
したデータ転送を一連のデータ転送と識別するための工
夫である。尚、実施例4ではアドレス空間を人為的に決
めるようにしたが、アドレスそのものはランダム関数で
られる。例えば、図6において、動作モデルBから
Aへのアクセス空間が2000〜2099とうのは人
為的に決めらるが、実際の転送アドレスが、2001
なのか2050なのかはランダム関数によって決められ
る。従って、同じアドレスが2度抽選される可能性もあ
り、重複する可能性が発生する。本実施例では、更に制
約をつけて上記重複を避ける。その方法は、例えば、過
去の発生アドレスを覚えておき、同じアドレスが選ばれ
た場合は再抽選する方法やランダムで決定されるアドレ
ス桁の幾つかを人為的に決め、重ならないようにするな
どが考えられる。
【0082】(3)バス転送性能算出ツール15はバス
モニタ13、25が生成したデータ転送ログ14、26
を入力とし、転送先アドレスから、異なるバス上のデー
タ転送を一連のデータ転送と識別し、その実行時間を算
出する。図15に示すようにシステムバスのデータ転送
ログ14と階層バスのデータ転送ログ26で同じアドレ
スを記録しているデータ転送は一連のデータ転送と識別
できるので、実行時間が算出できる。
【0083】この発明の実施の形態9によれば、ランダ
ムパターンジェネレータ12a,12cが重複しないア
ドレスから成るテストパターン11a,11cを生成
し、バス転送性能算出ツール15が異なるバス上のデー
タ転送を一連のデータ転送と識別することにより、階層
間に亙るデータ転送の実行時間を算出することできる
ようにしたので、接続される機能モジュールをどのバス
上に接続すべきかの判定を容易にする効果がある。
【0084】実施の形態10.実施の形態5の機能モジ
ュール毎のデータ転送量をフィードバックする手段は、
実施の形態1,2,8に適用してもよい。実施の形態
1,2,の場合は、データ転送確率が実施の形態3の図
4に示すパラメータファイル(B)31bのように設定
されていないが、設定されていない場合は対等の確率に
なるので、テストパターンを発生する場合に、ランダム
関数の0〜99の配分を変化することでパラメータの選
択確率を調整する。また、実施の形態8に適用する場合
は、図13のパラメータ候補ファイル81で確率は固定
されているが、この固定された確率をフィードバックさ
れたデータ転送量に応じて変化するようにしてもよい。
【0085】また、実施の形態6のリクエスト信号の検
出記録、実施の形態7のリトライ信号の検出記録は他の
全ての実施の形態に適用できる。
【0086】実施の形態11.上記実施の形態1〜10
はシミュレータによるデータ転送性能の算出方式であっ
たが、この算出方式は計算機のシステム全般に利用でき
る。
【0087】
【発明の効果】以上のようにこの発明のデータ転送性能
出手段は、各種のテストパターンをランダムに発生し
て、そのテストパターンに基づいてデータ転送を実行
し、データ転送能力を算出するようにしたので、各種パ
ターンでのデータ転送の性能を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるデータ転送性能
算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるデータ転送性能
算出方式にて出力されるデータ転送ログを示す図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態2によるデータ転送性能
算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態3によるデータ転送性能
算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態4によるデータ転送性能
算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態4によるデータ転送性能
算出方式でのアドレス空間を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態4によるデータ転送性能
算出方式にて出力されるデータ転送ログを示す図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態5によるデータ転送性能
算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態6によるデータ転送性能
算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図10】 本発明の実施の形態6によるデータ転送性
能算出方式にて出力されるデータ転送ログを示す図であ
る。
【図11】 本発明の実施の形態7によるデータ転送性
能算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図12】 本発明の実施の形態7によるデータ転送性
能算出方式にて出力されるデータ転送ログを示す図であ
る。
【図13】 本発明の実施の形態8によるデータ転送性
能算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図14】 本発明の実施の形態9によるデータ転送性
能算出方式を示すシミュレーション構成図である。
【図15】 本発明の実施の形態9によるデータ転送性
能算出方式にて出力されるデータ転送ログを示す図であ
る。
【図16】 従来例のデータ転送性能算出方式を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1:システムバス 10a,10b,10c:バス動作モデル 11a:テ
ストパターン(A) 11b:テストパターン(B) 11c:テ
ストパターン(C) 12,12a,12b,12c,24:ランダムパター
ンジェネレータ(パターン発生手段) 13:
バスモニタ 14:データ転送ログ 15:バス転送性能算出ツール
(転送能力算出手段) 16:転送開始時刻 17:転送データ数 18:転送に要したサイクル数 20:階層バス 21:バスブリッジ(動作モデル/回路記述) 22:階層バス接続バス動作モデル 23:テストパ
ターン 25:階層バス接続バスモニタ 26:データ転
送ログ 27:階層バス転送性能算出ツール 31a:パラメ
ータファイル(A) 31b:パラメータファイル(B) 41a,41b:バス動作モデル識別データ 42:転送情報抽出部 43:アドレス
抽出部 44:タイマー 45:ログ出力
部 46:集計結果 46a:バス動
作モデルA集計結果 46b:バス動作モデルB集計結果 47a:バス動
作モデルA応答空間 47b:バス動作モデルB応答空間 47c:バス動
作モデルC応答空間 48a:バス動作モデルAアクセス空間 48b:バス動作モデルBアクセス空間 48c:バス動作モデルCアクセス空間 48d:バス動作モデルDアクセス空間 49:転送
先アドレス 61:バス動作モデル10aからのリクエスト信号 62:バス動作モデル10bからのリクエスト信号 63:リクエスト検出部 64:トランザ
クション種別 65:リクエスト開始ログ 66:データロ
グ 71:バス動作モデル10aからのリトライ信号 72:バス動作モデル10bからのリトライ信号 7
3:リトライ検出部 74:リトライログ 81:パラメー
タ候補ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 - 11/26 G06F 11/28 - 11/34 G06F 13/00 G06F 17/50 JSTファイル(JOIS)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムバスを介して接続された複数個
    の機能モジュール間をデータ転送するシステムのデータ
    転送性能を算出するデータ転送性能算出方式において、
    上記機能モジュールはデータの転送先・転送方向・バー
    スト数等の各パラメータをランダムに抽出してテストパ
    ターンを生成するパターン発生手段と、その生成された
    テストパターンに基づいてデータ転送を実行するバス動
    作モデルとを有するモジュールとすると共に、上記シス
    テムバス上のデータ転送状態を記録するバスモニタと、
    このバスモニタの記録に基づいてデータ転送量等のデー
    タ転送能力を算出する転送能力算出手段を備えたことを
    特徴とするデータ転送性能算出方式。
  2. 【請求項2】 システムバスを介して接続された複数個
    の機能モジュール間をデータ転送するシステムのデータ
    転送性能を算出するデータ転送性能算出方式において、
    上記機能モジュールはデータの転送先・転送方向・バー
    スト数等の各パラメータごとの抽出確率を設定したパラ
    メータファイルと、このパラメータファイルの各パラメ
    ータを上記抽出確率に応じてランダムに抽出しテストパ
    ターンを生成するパターン発生手段と、生成されたテス
    トパターンに基づいてデータ転送を実行するバス動作モ
    デルとを有するモジュールとすると共に、上記システム
    バス上のデータ転送状態を記録するバスモニタと、この
    バスモニタの記録に基づいてデータ転送量等のデータ転
    送能力を算出する転送能力算出手段とを備えたことを特
    徴とするデータ転送性能算出方式。
  3. 【請求項3】 システムバスを介して接続された複数個
    の機能モジュール間をデータ転送するシステムのデータ
    転送性能を算出するデータ転送性能算出方式において、
    上記機能モジュールはデータの転送先・転送方向・バー
    スト数等の各パラメータを組み合わせた複数組のテスト
    パターンを予め設定し、これらのテストパターンをラン
    ダムに抽出するパターン発生手段と、抽出されたテスト
    パターンに基づいてデータ転送を実行するバス動作モデ
    ルとを有するモジュールとすると共に、上記システムバ
    ス上のデータ転送状態を記録するバスモニタと、このバ
    スモニタの記録に基づいてデータ転送量等のデータ転送
    能力を算出する転送能力算出手段を備えたことを特徴と
    するデータ転送性能算出方式。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のデ
    ータ転送性能算出方式において、各機能モジュール毎の
    アドレスを設定しておき、各機能モジュールにはデータ
    要求元を判別できるように転送アドレスを決定する手
    段、または、データ要求元のアドレスをデータと共に転
    送する手段を設け、データ転送の際はアドレス対応のデ
    ータとして転送し、バスモニタは上記アドレス対応のデ
    ータ転送状態を記録するようにし、転送能力算出手段は
    上記バスモニタの記録に基づいて各機能モジュール毎の
    データ転送量などのデータ転送能力を算出することを特
    徴とするデータ転送性能算出方式。
  5. 【請求項5】請求項4記載のデータ転送性能算出方式に
    おいて、転送能力算出手段は、算出した機能モジュール
    毎のデータ転送能力を対応する上記機能モジュールへフ
    ィードバックし、上記機能モジュールのパターン発生手
    段は、フィードバックされたデータ転送能力がパラメー
    タファイルで設定したデータ転送能力に近づくようデー
    タ転送間隔を調整するようにしたことを特徴とするデー
    タ転送性能算出方式。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のデ
    ータ転送性能算出方式において、バスモニタはデータ転
    送を要求するリクエスト信号を検出すると共に、そのリ
    クエスト信号の発生時点とそのデータ転送が実行された
    時点とを記録し、転送能力算出手段は上記両時点からウ
    エイト時間を算出またはスループットを算出するように
    したことを特徴とするデータ転送性能算出方式。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のデ
    ータ転送性能算出方式において、バスモニタは、機能モ
    ジュールがデータ転送ができなかったときに発生するリ
    トライ信号(再データ転送要求)を検出すると共に、上
    記リトライ信号をデータ転送量ゼロとして記録し、上記
    リトライ信号に基づくデータ転送が実行されるとその実
    行時のデータ転送量を記録するようにしたことを特徴と
    するデータ転送性能算出方式。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のデ
    ータ転送性能算出方式において、システムバスと他のバ
    スとがこれらバス間のデータ転送を司るバスブリッジを
    介して階層的に接続され、上記各バスのそれぞれに任意
    の数の機能モジュールが接続された構成の場合、バスモ
    ニタは上記各バス毎のデータ転送状態を記録すると共
    に、転送能力算出手段は上記各バス毎のデータ転送能力
    を算出するようにしたことを特徴とするデータ転送性能
    算出方式。
  9. 【請求項9】 請求項4または請求項5記載のデータ転
    送性能算出方式において、システムバスと他のバスとが
    これらバス間のデータ転送を司るバスブリッジを介して
    階層的に接続され、上記各バスのそれぞれに任意の数の
    機能モジュールが接続された構成の場合、上記各機能モ
    ジュール毎のアドレスを設定する際、各階層間で重複し
    ないようアドレスを設定しておき、上記機能モジュール
    はデータ転送の際に、アドレス対応のデータを転送し、
    バスモニタは各バス毎に上記アドレス対応のデータ転送
    状態を記録し、上記転送能力算出手段は上記バスモニタ
    の各バス毎の記録で同一アドレスのデータ転送記録があ
    ると、階層間に亙るデータ転送であると認識して、階層
    間に亙るデータ転送時間を算出可能としたことを特徴と
    するデータ転送性能算出方式。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    データ転送性能算出方式において、任意の複数の機能モ
    ジュールのパターン発生手段の代わりに、一つのパター
    ン発生手段で兼用するようにたことを特徴とするデータ
    転送性能算出方法。
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