JP3473719B2 - 噴霧ノズル - Google Patents

噴霧ノズル

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JP3473719B2
JP3473719B2 JP05164595A JP5164595A JP3473719B2 JP 3473719 B2 JP3473719 B2 JP 3473719B2 JP 05164595 A JP05164595 A JP 05164595A JP 5164595 A JP5164595 A JP 5164595A JP 3473719 B2 JP3473719 B2 JP 3473719B2
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春樹 中尾
忠久 茂垣
信之 野沢
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Nitto Kohki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目的物に液体を霧状に
噴射する噴霧ノズルに係り、容易に分解できて清掃が容
易で、清掃した後だれにでも簡単に正常な噴霧ノズルに
組み立てセットすることのできる噴霧ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】液体を霧状に噴射する噴霧ノズルには、
害虫駆除のために薬液を散布するものや、新鮮さを保つ
ため低温保存し野菜が乾燥しないように水を散布するも
の、手指の消毒をするための消毒液の散布するもの等、
その使用目的は様々である。この様々なところで使用さ
れる噴霧ノズルは、その使用目的によって製作精度が異
なっている。害虫駆除のための薬液の散布や野菜の乾燥
防止のための水の散布の場合には、液体が満遍なく掛か
れば良いのであって霧状になっていれば良いのであって
方向性は余り問題にはならない。ところが、消毒液を霧
状に噴出させて行う手指消毒器に用いるような噴霧ノズ
ルの場合は、噴霧ノズルの下に手を出した際に適量で手
指全体を消毒できるように噴霧される液体の霧が綺麗な
ロート状に一定の広がりを持ち、しかも均一に噴霧され
ることが要求される。このためには液漏れ、空気漏れが
なく、放射状に均一に空気と液体が噴霧されるように精
度良く製作されていることが必要である。
【0003】手指を消毒するに手を挿入したことをセン
サーが検知してノズルから消毒液を霧状に噴出させて行
う手指消毒器には、例えば、特公平7−2155号公報
に示される如きものがある。この手指消毒器は、内部に
消毒液タンクや電磁ポンプなどを収納する消毒器本体部
の後端に立上がり部を一体に備え、この立上がり部の前
側に正面開口のフードを設けて消毒室を形成し、消毒室
の上端における左右幅方向中央に取り付けた2本の消毒
液噴霧ノズルの前方に消毒室内に手を挿入したことを検
知するセンサーの検知によって消毒器本体部内部の電磁
ポンプに信号を送り、消毒液タンクから汲み上げられた
消毒液が消毒液供給パイプを通って消毒液噴霧ノズルか
ら噴出するようになっている。そして、2本の消毒液噴
霧ノズルから噴出された消毒液が手にかかり始めると、
消毒室の中で掌を左右に動かしながら両手に幅広く消毒
液を振り掛けるようにし、2本の消毒液噴霧ノズルから
の消毒液の噴出が止まった後、消毒室の外で両手で消毒
液を擦り込むことにより消毒を完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この2本の消毒液噴霧
ノズルは、固定式となっており、消毒室から容易に取り
外しができないようになっている。ところが手指を消毒
する際に手指が2本の消毒液噴霧ノズルに接触して消毒
液噴霧ノズル先端を汚したり、消毒液が乾燥して2本の
消毒液噴霧ノズルの先端が詰まることがあり、このよう
な場合、消毒器本体をバラして2本の消毒液噴霧ノズル
を取り出し、ノズルを交換する等しなければならない。
【0005】本発明の目的は、ノズル先端が詰まった
り、別な薬液を使用する場合に前回使用した薬液が残留
して混入しないようにするため清掃したり、洗浄したり
する必要が生じた場合に、誰にでも簡単に分解でき、再
びもとの状態に組み立てる際誰にでも簡単に確実に心出
しすることができるようにしようというものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る噴霧ノズルは、外部から供給される所定圧の空気を
供給する空気通路と、該空気通路に隣接して外部から供
給される液体を供給する液体通路と、前記空気通路に連
通しノズルを挿着する挿着部を備えてなるノズル本体
と,空気を導入する導入路を形成する筒体と、該筒体の
外周面に設けられ適宜個数の孔の形成されたフランジと
からなり前記筒体の導入路が前記ノズル本体の空気通路
に連通するように前記挿着部に着脱自在に挿着するノズ
ルと,前記ノズルのフランジに密に嵌合すると共に前記
ノズル本体に挿脱自在に嵌着し前記ノズルの先端から噴
射される空気に前記ノズル本体の液体通路から前記ノズ
ルのフランジを介して前記ノズルの先端に供給される液
体と混合してロート状に一定の広がりを持たせて噴霧す
るディフューザと,によって構成したものである。
【0007】請求項2に記載の発明に係る噴霧ノズル
は、先端部が筒状体からなり、外部から供給される所定
圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する空気通路
と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成され外部
から供給される液体を搬送する液体通路と、前記空気通
路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えてなるノズ
ル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒体と、該
筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔の形成されたフラ
ンジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズル本体の空
気通路に連通するように前記挿着部に弾性パッキンを介
して着脱自在に挿着するノズルと,前記ノズルのフラン
ジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体に挿脱自在に嵌
着し前記ノズルの先端から噴射される空気に前記ノズル
本体の液体通路から前記ノズルのフランジを介して前記
ノズルの先端に供給される液体と混合してロート状に一
定の広がりを持たせて噴霧するディフューザと,によっ
て構成したものである。
【0008】請求項3に記載の発明に係る噴霧ノズル
は、先端部が筒状体からなり、外部から供給される所定
圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する空気通路
と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成され外部
から供給される液体を搬送する液体通路と、前記空気通
路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えてなるノズ
ル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒体と、該
筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔を形成し外周端面
が先端中心に向かって小径となるテーパの形成されたフ
ランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズル本体の
空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パッキンを
介して着脱自在に挿着するノズルと,内面が前記ノズル
のフランジの外周端面に形成されているテーパと同一の
テーパが形成されており、前記ノズルのフランジに密に
嵌合すると共に前記ノズル本体に挿脱自在に嵌着し前記
ノズルの先端から噴射される空気に前記ノズル本体の液
体通路から前記ノズルのフランジを介して前記ノズルの
先端に供給される液体と混合してロート状に一定の広が
りを持たせて噴霧するディフューザと,によって構成し
たものである。
【0009】請求項4に記載の発明に係る噴霧ノズル
は、先端部が筒状体からなり、外部から供給される所定
圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する空気通路
と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成され外部
から供給される液体を搬送する液体通路と、前記空気通
路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えてなるノズ
ル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒体と、該
筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔を形成し外周端面
が先端中心に向かって小径となるテーパの形成されたフ
ランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズル本体の
空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パッキンを
介して着脱自在に挿着するノズルと,内面が前記ノズル
のフランジの外周端面に形成されているテーパと同一の
テーパが形成されており、前記ノズルのフランジの孔と
連通し前記ノズルの先端から所定圧力で噴射される空気
と液体とを混合する負圧室を前記ノズルの先端との間に
設け、該負圧室に連通しその中心軸が前記ノズルの中心
軸と一致し前記負圧室で液体と混合された空気を所定量
に規制して誘導する噴射通路を設け、前記ノズルのフラ
ンジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体に挿脱自在に
嵌着し前記ノズルの先端から噴射される空気に前記ノズ
ル本体の液体通路から前記ノズルのフランジを介して前
記ノズルの先端に供給される液体と混合して該噴射通路
先端の噴射口からロート状に一定の広がりを持たせて液
体を噴霧するディフューザと,によって構成したもので
ある。
【0010】請求項5に記載の発明に係る噴霧ノズル
は、先端部が筒状体からなり、外部から供給される所定
圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する空気通路
と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成され外部
から供給される液体を搬送する液体通路と、前記空気通
路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えてなるノズ
ル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒体と、該
筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔を形成し外周端面
が先端中心に向かって小径となるテーパの形成されたフ
ランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズル本体の
空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パッキンを
介して着脱自在に挿着するノズルと,内面が前記ノズル
のフランジの外周端面に形成されているテーパと同一の
テーパが形成されており、前記ノズルのフランジの孔と
連通し前記ノズルの先端から所定圧力で噴射される空気
と液体とを混合する負圧室を前記ノズルの先端との間に
設け、該負圧室に連通しその中心軸が前記ノズルの中心
軸と一致し前記負圧室で液体と混合された空気を所定量
に規制して誘導する噴射通路を設け、先端部に適宜数箇
所に切欠の形成されたフードを設け、前記ノズルのフラ
ンジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体に挿脱自在に
嵌着し前記ノズルの先端から噴射される空気に前記ノズ
ル本体の液体通路から前記ノズルのフランジを介して前
記ノズルの先端に供給される液体と混合して該噴射通路
先端の噴射口からロート状に一定の広がりを持たせて液
体を噴霧するディフューザと,によって構成したもので
ある。
【0011】請求項6に記載の発明に係る噴霧ノズル
は、先端部が筒状体からなり、外部から供給される所定
圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する空気通路
と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成され外部
から供給される液体を搬送する液体通路と、前記空気通
路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えてなるノズ
ル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒体と、該
筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔を形成し外周端面
が先端中心に向かって小径となるテーパの形成されたフ
ランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズル本体の
空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パッキンを
介して着脱自在に挿着するノズルと,内面が前記ノズル
のフランジの外周端面に形成されているテーパと同一の
テーパが形成されており、前記ノズルのフランジの孔と
連通し前記ノズルの先端から所定圧力で噴射される空気
と液体とを混合する負圧室を前記ノズルの先端との間に
設け、該負圧室に連通しその中心軸が前記ノズルの中心
軸と一致し前記負圧室で液体と混合された空気を所定量
に規制して誘導する噴射通路を設け、先端部に適宜数箇
所に切欠の形成されたフードを設け、前記噴射通路先端
の噴射口の近傍に立設して防御棒を設け、前記ノズルの
フランジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体に挿脱自
在に嵌着し前記ノズルの先端から噴射される空気に前記
ノズル本体の液体通路から前記ノズルのフランジを介し
て前記ノズルの先端に供給される液体と混合して該噴射
通路先端の噴射口からロート状に一定の広がりを持たせ
て液体を噴霧するディフューザと,によって構成したも
のである。
【0012】請求項7に記載の発明に係る噴霧ノズル
は、上記ディフューザのノズル本体への嵌着を、ノズル
本体の導出筒体の外周面に雄ねじを形成し、ディフュー
ザ内面に雌ねじを形成し、ノズル本体にディフューザを
螺合させることにより行うようにしたものである。
【0013】請求項8に記載の発明に係る噴霧ノズル
は、上記ノズル本体の液体通路から上記ノズルのフラン
ジを介して上記ノズルの先端に供給される液体を、加圧
されて供給される空気の噴出によって空気と共に噴き出
され、このとき発生する負圧によって汲み上げられるよ
うにしたものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によると、ノズル本体と
ノズルとディフューザが分解できるように構成されてい
るため、ノズル先端が詰まったり、別な薬液を使用する
場合に前回使用した薬液が残留して混入しないようにす
るため清掃したり、洗浄したりする必要が生じた場合
に、誰にでも簡単に分解でき、再びもとの状態に誰にで
も簡単に組み立てることができ、ノズル本体の空気通路
と、ノズルの導入路と、ディフューザの噴射通路の心出
しを正確に行うことができる。請求項2に記載の発明に
よると、ノズルを弾性パッキンを介してノズル本体に挿
着しているため、弾性パッキンによってディフューザが
容易に離脱しないように取り付けることができる。請求
項3に記載の発明によると、ノズルのフランジの外周端
面を先端中心に向かって小径となるテーパに形成し、デ
ィフューザの内壁面をフランジのテーパと同一のテーパ
を形成してあるため、ノズル本体とノズルとディフュー
ザを分解した後、再度組み立てるにディフューザにノズ
ルが簡単に嵌合し、心出しを正確に、かつ容易に行うこ
とができる。
【0015】請求項4に記載の発明によると、ディフュ
ーザにノズルの先端と密着しないように負圧室を設け、
この負圧室にノズルのフランジの孔から液体を供給し、
この負圧室にノズルの先端から空気を所定圧力で噴射し
て負圧室に負圧を発生せしめ、この負圧によって流体を
吸い上げて空気と液体を混合した後、噴射通路で液体混
合空気を整流して誘導するため、常に一定の噴霧液を提
供することができる。請求項5に記載の発明によると、
ディフューザの先端部に適宜数箇所に切欠の形成された
フードを設けているため、ディフューザの先端部を手等
で誤って塞ぐようなことがあっても、フードに設けられ
た切欠から逃がすので、空気が液体通路を通って液体収
納容器に逆流するのを防止することができる。請求項6
に記載の発明によると、ディフューザの先端部に切欠を
適宜箇所設けたフードを設け、噴射通路先端の噴射口の
近傍に前記フードの高さより低く立設して防御棒を設け
ているため、ディフューザの先端部に指を突っ込んでも
指の先端がフードによって、さらに防御棒によって噴射
通路先端の噴射口を塞いだり、ノズル先端を詰まらせる
ことがなく、空気が液体通路を通って液体収納容器に逆
流するようなことがない。請求項7に記載の発明による
と、ディフューザをノズル本体に螺嵌自在に構成してあ
るため、ディフューザのノズル本体後端側への押圧力と
ノズル本体の挿着部に嵌着してある弾性パッキンの弾性
力とによってノズルをノズル本体とディフューザとによ
って挟み込むため、ノズル本体とディフューザとの間か
ら液漏れを起こすのを防止することができる。請求項8
に記載の発明によると、ディフューザの負圧室に供給さ
れる液体がノズルの先端から噴射される所定圧力の空気
に巻き込まれて負圧によって汲み上げられるようになっ
ているため、液体の供給を制御する特別の装置を必要と
しない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1〜図8には、本の発明に係る噴霧
ノズルの一実施例が示されている。図において、1は噴
霧ノズルで、液体をロート状に一定の広がりを持たせて
噴霧するものである。2はノズル本体、3はノズル本体
に嵌着するディフューザで、このノズル本体2とディフ
ューザ3との間に、図2に示す如く弾性パッキン4とノ
ズル5とが収納されている。
【0017】ノズル本体2は、図2、図3に示す如く、
断面円形の導入筒体6と、この導入筒体6に直角状に設
けられる導出筒体7とによって構成されている。導入筒
体6内には、上部から液体通路8が、下部から空気通路
9がそけぞれ設けられ、空気通路9は導出筒体7の略中
心位置に導かれ、液体通路8は空気通路9に隣接して導
出筒体7の壁面内に導かれている。10は挿着部で、弾
性パッキン4及びノズル5を挿着するもので、縦断面円
形状に形成されており、空気通路9に連通している。こ
の挿着部10の先端には、段差11が形成されており、
液体通路8から供給されてくる液体を均一に供給できる
ようにするための液体溜である。12は、図4に示す如
く、導出筒体7の外周面に形成される雄ねじで、図3の
13は導出筒体7のリング溝14に嵌合されるOリング
である。このOリング13は、ノズル本体2の導出筒体
7の外周面とディフューザ3の内壁面の間から空気が入
り込むのを防止するシールの役目を果たしている。15
はカムで、四半円弧状に形成されており、噴霧ノズル1
の軸角度を垂直位置から横略90度位置まで複数段に調
整する際に使用するものである。16はカム15の円周
面に形成される凹部で、ストッパが嵌着することによっ
て噴霧ノズル1の軸角度を決めるためのものである。弾
性パッキン4は、リング状に形成されており、ゴム、弾
性を有する合成樹脂でできた合成ゴムが用いられるが、
最適にはゴム製がよい。この弾性パッキン4は、挿着部
10に収納される。
【0018】ノズル5は、図3、図5に示す如く、筒体
17とフランジ18とからなり、筒体17の内部は、ノ
ズル本体2の導入筒体6内に形成される空気通路9から
圧送されてくる空気を導入する導入路19に形成されて
おり、先端に向かって小径のテーパ状に形成されてい
る。この導入路19の後端径は、ノズル本体2の導入筒
体6内に形成される空気通路9の径と略同一の径に形成
されており、空気通路9の中心軸位置と導入路19の中
心軸位置とは一致するようになっている。この導入路1
9の先端には、小径の噴射口20が形成されている。フ
ランジ18は、筒体17の先端近傍の外周面に設けられ
ており、円板状に形成されている。このフランジ18に
は、適宜個数の孔21が形成されており、こ孔21は、
液体通路8から供給され挿着部10の段差11に充満す
る液体を通すためのものである。また、フランジ18の
円周端面は、先端方向(図3の右方向)に小経となるよ
うに角度αのテーパが設けられている。
【0019】ディフューザ3は、図3に示す如く、蓋状
に形成されており、本体22にはノズル本体2の導出筒
体7に嵌着する嵌着凹部23が形成されている。24は
本体22の内壁面に形成される雌ねじで、導出筒体7の
外周面に形成される雄ねじ12と螺合するように構成さ
れている。また、本体22の内壁面は、フランジ18の
円周端面に形成されているテーパ同様に、先端方向(図
3の右方向)に小経となるように角度αのテーパが設け
られている。図3における25は負圧室で、嵌着凹部2
3の先端部で、ノズル5の先端との間に設けられてお
り、ノズル5のフランジ18の孔21と連通しノズル5
の噴射口20から所定圧力で噴射される空気によって負
圧が形成される部屋で、この負圧が形成されると液体が
液体通路8から吸い上げられフランジ18の孔21を通
って負圧室25に導かれ、この負圧室25によってノズ
ル5の噴射口20から噴射された空気に吸い込まれて混
合される。この本体22には、負圧室25に連通し、そ
の中心軸がノズル5の噴射口20の中心軸と一致し、ノ
ズル5の噴射口20から噴射される空気を誘導する噴射
通路26が設けられている。この噴射通路26は、噴射
口20の径よりも大径に、また、所定長さを有し、負圧
室25でノズル5の噴射口20から噴射された空気を、
またノズル5の噴射口20から噴射された空気が負圧室
25に充満する液体を巻き込んで形成された液体と混合
した空気を誘導するものである。この噴射通路26は、
所定長さを有しているため、ノズル5の噴射口20から
液体を充満した負圧室25に噴射されて液体と混合した
空気が噴射通路26を走行中に整流され、液体と空気の
混合比を均一にするという作用を有している。
【0020】図7における27は防御棒、28はフード
である。フード28は、ディフューザ3の本体22の先
端に形成されており、噴射通路26の先端の噴霧口を囲
むように形成されている。このフード28には、適宜数
箇所(本実施例においては、等間隔に4箇所)の切欠2
9が設けられている。このように切欠29を有するフー
ド28をディフューザ3の本体22の先端に設けたの
は、噴射ノズル1の先方に手を出して噴射ノズル1から
噴霧される薬液(例えば、消毒剤)を掛ける際に、手の
甲等によって不注意に噴射通路26の先端の噴霧口を塞
いでしまうのを防止するためである。噴射通路26の先
端の噴霧口を手の甲等によって塞いでしまった場合、ノ
ズル5の噴射口20から噴射される空気は、噴射通路2
6内に入ることができず行き場がないため、ディフュー
ザ3の負圧室25からノズル5の孔21を通り、ノズル
本体2の段差11を介してノズル本体2の液体通路8を
通って液体収納容器に入る。このようにノズル5の噴射
口20から噴射された空気が液体収納容器に入ると、ノ
ズル5の噴射口20から噴射された空気の圧力の大きさ
によっては、液体収納容器が変形したり、甚だしい場合
には液体収納容器が破損する場合がある。 ところが本
実施例は、切欠29を有するフード28をディフューザ
3の本体22の先端に設けているため、噴射ノズル1の
前方に手を出して噴射ノズル1から噴霧される薬液(例
えば、消毒剤)を手に掛ける際に、噴射ノズル1の先端
に手の甲等を当てても噴射通路26の先端の噴霧口を塞
ぐことがなく、手の甲等によって不注意にディフューザ
3のフード28の先端を塞ぐようなことがあっても、フ
ード28に切欠29が形成されているため、噴射通路2
6の先端の噴霧口から吹き出した霧状の液体は、切欠2
9から抜け出て液体通路8から液体収納容器に逆流する
ことがない。
【0021】防御棒27は、噴射通路26の先端の噴霧
口の近傍に1又は2以上(本実施例においては、2本)
立設して設けられており、ディフューザ3の本体22の
先端に形成されているフード28の高さよりも低く設け
られている。これはディフューザ3の本体22の先端に
形成されているフード28の高さよりも高く設けると防
御棒27の先端に手等が当ったりして邪魔になるから
で、防御棒27の高さは、機能上ディフューザ3の本体
22の先端に形成されているフード28の高さよりも低
く設けなければならない訳ではない。この防御棒27を
設けたのは、指先等で不注意に噴射通路26の先端の噴
霧口を塞いでしまうのを防止するためである。前述のよ
うに噴射通路26の先端の噴霧口を塞ぐと、ノズル5の
噴射口20から噴射される空気がノズル5の孔21から
ノズル本体2の液体通路8を通って液体収納容器に逆流
し液体収納容器が変形したり、破損する場合がある。デ
ィフューザ3の本体22の先端に切欠29を有するフー
ド28を設けているので、手の甲等によって不注意にデ
ィフューザ3のフード28の先端を塞いでも、噴射通路
26の先端の噴霧口から吹き出した霧状の液体は切欠2
9から抜け出るため、噴射通路26の先端の噴霧口を塞
ぐことにならない。しかしながら、ディフューザ3のフ
ード28の径は人の指先が入る大きさを有しているた
め、ディフューザ3のフード28の中に指を突っ込んだ
ような場合には、ディフューザ3の本体22の先端に切
欠29を有するフード28を設けただけでは噴射通路2
6の先端の噴霧口を塞ぐのを防止することができず、ノ
ズル5の噴射口20から噴射される空気が液体通路8か
ら液体収納容器内に逆流する現象が起こり得る。ところ
が本実施例は、噴射通路26の先端の噴霧口の近傍に防
御棒27を設けているため、ディフューザ3のフード2
8の中に指を入れようとしても防御棒27に邪魔されフ
ード28内に指を挿入できず、液体を噴霧中に噴射通路
26の先端の噴霧口を塞ぐことをなくすことができる。
噴射通路26の先端の噴霧口からは、ロート状に一定の
広がりを持たせて液体が霧状に噴射される。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
ノズル本体2の挿着部10に弾性パッキン4を挿着し、
ディフューザ3の嵌着凹部23にノズル5を挿着する。
このディフューザ3の嵌着凹部23へのノズル5の挿着
に当たっては、ディフューザ3の本体22の内壁面(嵌
着凹部23の壁面)に形成されたテーパ面とノズル5の
フランジ18の円周端面に形成されるテーパ面とが一致
しているため、ディフューザ3の嵌着凹部23にノズル
5を入れるだけでノズル5の導入路19の先端の噴射口
20の中心軸とディフューザ3の噴射通路26の中心軸
とを容易に一致させることができる。しかる後、ディフ
ューザ3をノズル本体2に螺合し、締め付け、ディフュ
ーザ3の締め付けによって、嵌着凹部23底面がノズル
5のフランジ18をディフューザ3が進む方向(図2の
左側方向)に押圧する。これによってノズル5は、図2
の左側方向に移動しようとしてノズル5の筒体17の後
端が弾性パッキン4を押圧する。このノズル5の筒体1
7の後端による押圧は、弾性パッキン4の反力を招来
し、ディフューザ3のノズル本体2後端側への押圧力と
ノズル本体2の挿着部10に嵌着してある弾性パッキン
4の弾性力とによってディフューザ3がノズル本体2に
容易に離脱しないように嵌着される。
【0023】このように組み上がった噴霧ノズル1のノ
ズル本体2の導入筒体6内に設けられた空気通路9に
は、図2に図示の矢印Aに示す如く、所定圧力の空気が
電磁ポンプ等によって必要に応じて供給される。空気通
路9から電磁ポンプ等によって所定圧力の空気が供給さ
れると、空気通路9を通り、弾性パッキン4の中央から
ノズル5の導入路19に導入され、導入路19の先端の
噴射口20からディフューザ3の負圧室25に勢い良く
噴射される。
【0024】一方、噴霧ノズル1のノズル本体2の導入
筒体6内に設けられた液体通路8は、図示されていない
液体収納容器に連通しており、図2に図示の矢印Bに示
す如く、液体が加圧されることなく供給される。いま、
電磁ポンプ等によって空気通路9から所定圧力の空気が
供給され、ノズル5の導入路19の先端り噴射口20か
らディフューザ3の負圧室25に噴射されと、導入路1
9の先端の噴射口20から噴射された空気は、当初負圧
室25内にある空気を吸い出し、負圧室25内に負圧を
生じせしめる。この入路19の先端の噴射口20から噴
射された空気によって負圧室25内が負圧になると、液
体通路8から液体が吸い上げられ、ノズル本体2の挿着
部10の段差11に充満し、ノズル5のフランジ18の
孔21を通り、負圧室25に充満する。負圧室25に液
体が流入して充満すると、導入路19の先端の噴射口2
0から噴射された空気は、負圧室25に充満する液体を
巻き込んで、液体が混合された空気となって噴射通路2
6内に噴射される。この導入路19の先端の噴射口20
から噴射された空気による負圧室25内の液体の巻き込
みは、導入路19の先端の噴射口20から空気が噴射さ
れている限り連続的に行われ、負圧室25内を連続的に
負圧にし液体を供給している液体通路8内から新たな液
体が供給される。電磁ポンプ等の作動を停止すると、ノ
ズル5の導入路19の先端の噴射口20からの空気の噴
射が停止され、負圧室25内の充満していた液体は、ノ
ズル5のフランジ18の孔21を通り、ノズル本体2の
挿着部10の段差11に戻り、さらにノズル本体2の液
体通路8を通って液体収納容器に戻る。したがって、電
磁ポンプ等を作動しない状態では液体通路8、ノズル5
のフランジ18の孔21、負圧室25には液体が充満さ
れておらず、空気が入った状態となっている。そして、
ディフューザ3の噴射通路26内に導入された液体混合
空気は、噴射通路26内で整流され、液体と空気の混合
比を均一にする。そして、噴射通路26先端の噴霧口か
ら広がりを持たせて液体が霧状に噴射される。
【0025】このように本実施例によれば、噴霧ノズル
1を組み立てた際に、ノズル本体2の空気通路9と、ノ
ズル5の導入路19の先端の噴射口20と、ディフュー
ザ3の噴射通路26の心出しを正確に行うことができる
ため、ノズル5の導入路19の先端の噴射口20から噴
射した空気が全てディフューザ3の噴射通路26内に導
かれ、噴射口20から噴射された空気がディフューザ3
の噴射通路26入口の壁面に衝突し負圧室25内で泡を
立てるようなことがなく、噴射通路26の先端の噴霧口
から正常に液体を噴霧することができる。
【0026】図8に本発明に係る噴霧ノズル1の使用状
態が示されている。図8において、内部に消毒液タンク
や電磁ポンプなどを収納する消毒器本体30の後端に立
上がり部31を一体に備え、この立上がり部31の前側
に球面状で正面開口のフード32を設けて形成する消毒
室33の上端に噴霧ノズル1を設けたものである。この
噴霧ノズル1の前方に消毒室33内に手を挿入したこと
を検知するセンサーを取り付け、消毒室33内に両手を
挿入するとそのことをセンサーが検知して消毒器本体3
0内部の電磁ポンプに信号を送り、空気を圧送し、消毒
液供給パイプを介して負圧で消毒液を汲み上げ、圧送空
気に混合して霧状に噴霧ノズル1から噴出するようにな
っている。そして、噴霧ノズル1から噴出された消毒液
が手にかかり始めると、消毒室33の中で掌を左右に動
かしながら両手に幅広く消毒液を振り掛けるようにし、
噴霧ノズル1からの消毒液の噴出が止まった後、消毒室
の外で両手で消毒液を擦り込むことにより消毒を完了す
る。この消毒室33の上端に取り付けてある噴霧ノズル
1は、ディフューザ3を取り外すことにより簡単にノズ
ル5を取り外せ、ノズル5、ディフューザ3の清掃を行
うことができ、組み立てもディフューザ3の嵌着凹部2
3にノズル5を挿着し、ディフューザ3をノズル本体2
へ取り付け(ねじ込む)るだけで簡単に元の状態にする
ことができる。
【0027】また、図9、図10に本発明に係る噴霧ノ
ズル1の他の使用状態が示されている。図9において、
40は液体噴霧器である。41は収納容器で、本体42
に着脱自在に取り付けられており、本体42から噴霧す
る液体を収納するものである。この収納容器41内に収
納する液体としては、一般的に医者、看護婦、看者等が
使用する医療用液体を想定しており、消毒液、生理食塩
水、洗剤等がある。特に容器に触れずに噴霧して液体を
使用する必要があるものに有効である。1は噴霧ノズル
で、ノズル方向が略垂直位置から略横90゜の位置まで
複数段に又は無段に調整できるように設けられており、
液体噴霧器40の本体42に内蔵される電磁ポンプから
所定圧力で供給される空気を先端から噴出することによ
り噴霧ノズル1に形成された穴に通じるパイプを介して
収納容器41内の液体を負圧で汲み上げて、噴出する空
気と共に噴霧するものである。43は噴霧時間調節ツマ
ミで、この噴霧時間調節ツマミ43を回すことによって
本体42に内蔵される電磁ポンプの作動する時間を調節
しており、この噴霧ノズル1の噴霧時間を調節すること
によって噴霧ノズル1から噴霧される液体の量を調整し
ている。
【0028】44はセンサーで、図2に示す如く、噴霧
ノズル1の近傍に設けられており、噴霧ノズル1の下方
に手を挿入した際に、手が挿入されたことを検知するも
のである。そして、このセンサー44の検知により液体
噴霧器40の本体42に内蔵される制御回路が作動す
る。この噴霧ノズル1は、基本的には図2と同様である
が、図10に示す如く、ディフューザ3が導入筒体6を
回動軸として矢印Aに示す如く、噴霧ノズル1の軸角度
を垂直位置から横略90度位置まで複数段に調整可能に
回動自在に取り付けられるようにしている点で異なって
いる。この導入筒体6には、四半円弧状に形成されたカ
ム15が固定されており、このカム15の円周面に凹部
16が複数個設けられており、この凹部16にストッパ
50が嵌合することによって噴霧ノズル1の軸角度が決
められる。また、噴霧ノズル1のディフューザ3は、ね
じ込み式で着脱可能に構成してあるため、ディフューザ
3の噴射通路26が、あるいはノズル5の導入路19、
ノズル5の噴射口20が詰まったりした場合の清掃は、
ねじ込み式のディフューザ3を回してノズル本体2から
取り外し、ノズル本体2の挿着部10に収納されている
(ディフューザ3の嵌着凹部23に収納された状態にな
っている場合もある)ノズル5を取り外してディフュー
ザ3と別々に行う。噴霧ノズル1の組み立ては、ディフ
ューザ3の嵌着凹部23にノズル5を挿着し、ディフュ
ーザ3をノズル本体2へ取り付け(ねじ込む)るだけで
簡単に行うことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ノズル本体とディフュ
ーザとの間から液漏れを起こすのを防止することがで
き、ノズル先端が詰まったり、別な薬液を使用する場合
に前回使用した薬液が残留して混入しないようにするた
め清掃したり、洗浄したりする必要が生じた場合に、誰
にでも簡単に分解でき、再びもとの状態に組み立てる際
にディフューザにノズルが簡単に嵌合するだけで、誰に
でも簡単に心出しを行うことができ、ディフューザの先
端部を指で汚すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る噴霧ノズルの全体外形図である。
【図2】図1に図示の噴霧ノズルの断面図である。
【図3】図1に図示の噴霧ノズルの組み立て断面図であ
る。
【図4】図1に図示の噴霧ノズルのノズル本体の全体斜
視図図である。
【図5】図4に図示のノズル本体の右側面図である。
【図6】図1に図示の噴霧ノズルのノズルの一部破断全
体斜視図である。
【図7】図1に図示の噴霧ノズルのディフューザの一部
破断全体斜視図である。
【図8】図1に図示の噴霧ノズルの使用例を示す全体図
である。
【図9】図1に図示の噴霧ノズルの別な使用例を示す全
体斜視図である。
【図10】図10に図示の噴霧ノズルの断面構成図であ
る。
【符号の説明】
1………………………………………………………噴霧ノ
ズル 2………………………………………………………ノズル
本体 3………………………………………………………ディフ
ューザ 4………………………………………………………弾性パ
ッキン 5………………………………………………………ノズル 6………………………………………………………導入筒
体 7………………………………………………………導出筒
体 8………………………………………………………液体通
路 9………………………………………………………空気通
路 10……………………………………………………挿着部 11……………………………………………………段差 12……………………………………………………雄ねじ 13……………………………………………………Oリン
グ 14……………………………………………………リング
溝 15……………………………………………………カム 16……………………………………………………凹部 17……………………………………………………筒体 18……………………………………………………フラン
ジ 19……………………………………………………導入路 20……………………………………………………噴射口 21……………………………………………………孔 22……………………………………………………本体 23……………………………………………………嵌着凹
部 24……………………………………………………雌ねじ 25……………………………………………………負圧室 26……………………………………………………噴射通
路 27……………………………………………………防御棒 28……………………………………………………フード 29……………………………………………………切欠 30……………………………………………………消毒器
本体 31……………………………………………………立上が
り部 32……………………………………………………フード 33……………………………………………………消毒室 40……………………………………………………液体噴
霧器 41……………………………………………………収納容
器 42……………………………………………………本体 43……………………………………………………噴霧時
間調節ツマミ 44……………………………………………………センサ
ー 50……………………………………………………ストッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−273565(JP,A) 特開 昭59−216651(JP,A) 特開 昭56−100663(JP,A) 実開 平5−76551(JP,U) 実開 昭57−5859(JP,U) 特公 平7−2155(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 7/00 - 7/32

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される所定圧の空気を供給
    する空気通路と、該空気通路に隣接して外部から供給さ
    れる液体を供給する液体通路と、前記空気通路に連通し
    ノズルを挿着する挿着部を備えてなるノズル本体と,空
    気を導入する導入路を形成する筒体と、該筒体の外周面
    に設けられ適宜個数の孔の形成されたフランジとからな
    り前記筒体の導入路が前記ノズル本体の空気通路に連通
    するように前記挿着部に着脱自在に挿着するノズルと,
    前記ノズルのフランジに密に嵌合すると共に前記ノズル
    本体に挿脱自在に嵌着し前記ノズルの先端から噴射され
    る空気に前記ノズル本体の液体通路から前記ノズルのフ
    ランジを介して前記ノズルの先端に供給される液体と混
    合して広がりを持たせて噴霧するディフューザと,によ
    って構成したことを特徴とする噴霧ノズル。
  2. 【請求項2】 先端部が筒状体からなり、外部から供給
    される所定圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する
    空気通路と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成
    され外部から供給される液体を搬送する液体通路と、前
    記空気通路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えて
    なるノズル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒
    体と、該筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔の形成さ
    れたフランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズル
    本体の空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パッ
    キンを介して着脱自在に挿着するノズルと,前記ノズル
    のフランジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体に挿脱
    自在に嵌着し前記ノズルの先端から噴射される空気に前
    記ノズル本体の液体通路から前記ノズルのフランジを介
    して前記ノズルの先端に供給される液体と混合して広が
    りを持たせて噴霧するディフューザと,によって構成し
    たことを特徴とする噴霧ノズル。
  3. 【請求項3】 先端部が筒状体からなり、外部から供給
    される所定圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する
    空気通路と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成
    され外部から供給される液体を搬送する液体通路と、前
    記空気通路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えて
    なるノズル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒
    体と、該筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔を形成し
    外周端面が先端中心に向かって小径となるテーパの形成
    されたフランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズ
    ル本体の空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パ
    ッキンを介して着脱自在に挿着するノズルと,内面が前
    記ノズルのフランジの外周端面に形成されているテーパ
    と同一のテーパが形成されており、前記ノズルのフラン
    ジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体に挿脱自在に嵌
    着し前記ノズルの先端から噴射される空気に前記ノズル
    本体の液体通路から前記ノズルのフランジを介して前記
    ノズルの先端に供給される液体と混合して広がりを持た
    せて噴霧するディフューザと,によって構成したことを
    特徴とする噴霧ノズル。
  4. 【請求項4】 先端部が筒状体からなり、外部から供給
    される所定圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する
    空気通路と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成
    され外部から供給される液体を搬送する液体通路と、前
    記空気通路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えて
    なるノズル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒
    体と、該筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔を形成し
    外周端面が先端中心に向かって小径となるテーパの形成
    されたフランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズ
    ル本体の空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パ
    ッキンを介して着脱自在に挿着するノズルと,内面が前
    記ノズルのフランジの外周端面に形成されているテーパ
    と同一のテーパが形成されており、前記ノズルのフラン
    ジの孔と連通し前記ノズルの先端から所定圧力で噴射さ
    れる空気と液体とを混合する負圧室を前記ノズルの先端
    との間に設け、該負圧室に連通しその中心軸が前記ノズ
    ルの中心軸と一致し前記負圧室で液体と混合された空気
    を所定量に規制して誘導する噴射通路を設け、前記ノズ
    ルのフランジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体に挿
    脱自在に嵌着し前記ノズルの先端から噴射される空気に
    前記ノズル本体の液体通路から前記ノズルのフランジを
    介して前記ノズルの先端に供給される液体と混合して該
    噴射通路先端の噴射口からロート状に一定の広がりを持
    たせて液体を噴霧するディフューザと,によって構成し
    たことを特徴とする噴霧ノズル。
  5. 【請求項5】 先端部が筒状体からなり、外部から供給
    される所定圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する
    空気通路と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成
    され外部から供給される液体を搬送する液体通路と、前
    記空気通路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えて
    なるノズル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒
    体と、該筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔を形成し
    外周端面が先端中心に向かって小径となるテーパの形成
    されたフランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズ
    ル本体の空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パ
    ッキンを介して着脱自在に挿着するノズルと,内面が前
    記ノズルのフランジの外周端面に形成されているテーパ
    と同一のテーパが形成されており、前記ノズルのフラン
    ジの孔と連通し前記ノズルの先端から所定圧力で噴射さ
    れる空気と液体とを混合する負圧室を前記ノズルの先端
    との間に設け、該負圧室に連通しその中心軸が前記ノズ
    ルの中心軸と一致し前記負圧室で液体と混合された空気
    を所定量に規制して誘導する噴射通路を設け、先端部に
    適宜数箇所に切欠の形成されたフードを設け、前記ノズ
    ルのフランジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体に挿
    脱自在に嵌着し前記ノズルの先端から噴射される空気に
    前記ノズル本体の液体通路から前記ノズルのフランジを
    介して前記ノズルの先端に供給される液体と混合して該
    噴射通路先端の噴射口からロート状に一定の広がりを持
    たせて液体を噴霧するディフューザと,によって構成し
    たことを特徴とする噴霧ノズル。
  6. 【請求項6】 先端部が筒状体からなり、外部から供給
    される所定圧の空気を該筒状体の略中心部から供給する
    空気通路と、該空気通路に隣接し筒状体の壁面内に形成
    され外部から供給される液体を搬送する液体通路と、前
    記空気通路に連通しノズルを挿着する挿着部とを備えて
    なるノズル本体と,空気を導入する導入路を形成する筒
    体と、該筒体の外周面に設けられ適宜個数の孔を形成し
    外周端面が先端中心に向かって小径となるテーパの形成
    されたフランジとからなり前記筒体の導入路が前記ノズ
    ル本体の空気通路に連通するように前記挿着部に弾性パ
    ッキンを介して着脱自在に挿着するノズルと,内面が前
    記ノズルのフランジの外周端面に形成されているテーパ
    と同一のテーパが形成されており、前記ノズルのフラン
    ジの孔と連通し前記ノズルの先端から所定圧力で噴射さ
    れる空気と液体とを混合する負圧室を前記ノズルの先端
    との間に設け、該負圧室に連通しその中心軸が前記ノズ
    ルの中心軸と一致し前記負圧室で液体と混合された空気
    を所定量に規制して誘導する噴射通路を設け、先端部に
    適宜数箇所に切欠の形成されたフードを設け、前記噴射
    通路先端の噴射口の近傍に立設して防御棒を設け、前記
    ノズルのフランジに密に嵌合すると共に前記ノズル本体
    に挿脱自在に嵌着し前記ノズルの先端から噴射される空
    気に前記ノズル本体の液体通路から前記ノズルのフラン
    ジを介して前記ノズルの先端に供給される液体と混合し
    て該噴射通路先端の噴射口からロート状に一定の広がり
    を持たせて液体を噴霧するディフューザと,によって構
    成したことを特徴とする噴霧ノズル。
  7. 【請求項7】 上記ディフューザのノズル本体への嵌着
    は、ノズル本体の導出筒体の外周面に雄ねじを形成し、
    ディフューザ内面に雌ねじを形成し、ノズル本体にディ
    フューザを螺合させることにより行うものである請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の噴霧ノズル。
  8. 【請求項8】 上記ノズル本体の液体通路から上記ノズ
    ルのフランジを介して上記ノズルの先端に供給される液
    体は、加圧されて供給される空気の噴出によって空気と
    共に噴き出され、このとき発生する負圧によって汲み上
    げられるものである請求項1、2、3、4、5、6又は
    7記載の噴霧ノズル。
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