JP3471779B2 - データ伝送方法、データ伝送システム、送信装置および受信装置 - Google Patents

データ伝送方法、データ伝送システム、送信装置および受信装置

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JP3471779B2
JP3471779B2 JP2001504625A JP2001504625A JP3471779B2 JP 3471779 B2 JP3471779 B2 JP 3471779B2 JP 2001504625 A JP2001504625 A JP 2001504625A JP 2001504625 A JP2001504625 A JP 2001504625A JP 3471779 B2 JP3471779 B2 JP 3471779B2
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幸彦 奥村
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、一定時間長の各フレームに可変長の送信デ
ータを収めて伝送するデータ伝送方法、データ伝送シス
テム、送信装置および受信装置に関する。本発明は、デ
ジタル・データ伝送装置における可変レートデータ伝送
において、誤り検出技術・誤り訂正技術を基本として、
誤り検出符号パリティビットの伝送方法ならびに誤り訂
正復号尤度情報に基づくレート判定方法の工夫によっ
て、従来技術が有する問題を解決し、レート検出性能を
向上させることで高品質な可変レートデータ伝送を実現
する。
背景技術 音声信号等の情報をディジタル・データに変換して伝
送を行うデータ伝送方法において、伝送すべき信号の情
報量は、時間的に見て常に一定ではなく、一般的には時
々刻々と変化するものである。
そこで、伝送データを、一定の時間長のフレーム単位
に分け、フレーム毎に可変ビット数のデータ伝送を行う
ようにすれば、伝送レートを時間的に変化させることが
可能となり、各フレーム周期で必要な情報を効率的に伝
送できる。この時、送信装置は無駄な送信を行わずに済
み、装置の電力消費を低く抑えられる。
データの伝送レートを変化させてデータ伝送を行うた
めには、通常、各フレームの伝送レートがいくらである
かを示す情報を、受信側において何らかの手段を用いて
知る必要がある。この際、レート情報を直接フレーム・
データの一部として伝送して、受信側でこの情報をもと
にレート判定する方法と、レート情報を送ることなく、
送信データに付加された通信品質を示すための誤り検出
符号(例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)符
号)を用いて、受信側でレートを判定する方法(ブライ
ンドレート検出方法)が従来考えられている(例えば、
本出願人の出願に係る国際公開番号WO96/2658
2)。
一方、無線伝送路を介したデータ伝送のように、伝送
誤りが多く発生する通信環境においては、伝送データの
誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)を行う
ことで伝送品質を向上させることが一般的に行われる。
誤り訂正符号ならびに誤り訂正復号としては、例えば、
畳み込み符号ならびにビタビ復号等の最尤復号法が用い
られる。
ところで、レート情報を送ることなく、送信データに
付加された通信品質を示すための誤り検出符号を用いて
受信側でレートを判定する方法においては、レート判定
における判定誤り率は誤り検出符号の語長に依存すると
ともに、伝送誤りが少なくなったとしてもある一定のレ
ート判定誤り率(正しくないレートにおいて伝送誤りが
ないと判定する確率)以下にはならない。
一方、レート情報を送信側から受信側に伝送する場合
は、伝送中に誤りが発生すると、受信フレーム内の有効
データ長を判別できず、たとえデータ部分に誤りを生じ
ていない場合であっても受信側で送信データを正しく再
生することが困難となる。
そのため、最尤復号時の尤度情報を利用することで、
レート判定誤り率を改善し、より確実に通信途中でフレ
ーム毎の伝送レートを変化させる方法が従来考えられて
いる(例えば、本出願人の出願に係る国際公開番号WO
97/50219)。
上述のWO96/26582およびWO97/502
19において、受信側におけるレート検出性能を向上さ
せるため(レートの誤検出確率を小さくするため)、送
信側で従来送信データの後ろに付加されていたCRCビ
ット(この場合、CRCビットのフレーム内での位置
は、送信データのビット長に応じて変わる)を、フレー
ム内の固定された位置に配置(例えば、フレームの先頭
に配置)して伝送することが述べられている。
図1Aおよび図1Bは、従来の伝送ビット順の例を示
す図である。
CRCビットを送信データビットの後ろに配置する従
来の方法(従来後置)では、例えば正しいレート位置か
ら1ビット少ない位置を検出する際、受信側において符
号語の並びがD1、D0、C4〜C1と連続しているた
め、伝送ビットエラーが発生していないときであっても
50%の確率でCRCによる判定結果がOK(すなわち
誤検出)となってしまう。以降同様に2ビット少ない位
置において25%、3ビット少ない位置において12.
5%の確率でCRCによる判定結果がOKとなってしま
う。
このような、正しいレート位置に近づくにつれて誤検
出する確率が大きくなるという問題を解決するために、
上述のWO96/26582およびWO97/5021
9において、フレームの先頭にCRCビットを配置する
方法が考え出された。この方法では、図1B(の前置)
に示すように、受信側における符号語の並びがD1、C
4〜C1と不連続のため、上記の問題は発生せず、正し
いレート位置に近接する検出位置から離れた検出位置ま
で、CRC符号の語長で決まる低い誤検出確率を一定し
て得ることができる。
ただし、実際に送信側でCRCビットを常にフレーム
の先頭、すなわち送信データの前に配置して伝送するた
めには、送信データに対する誤り検出符号の算出が終わ
るまで、送信データの全ビットを一時的にメモリに記憶
しておく必要がある。このようなバッファメモリは、1
フレーム分の送信データビット数に比例して規模が大き
くなり、膨大な量の送信データを伝送する場合は、その
ハード規模が問題となる。
一方、WO96/26582およびWO97/502
19において想定している可変レートデータ伝送におい
ては、フレーム内の伝送データビット数が常に有限の値
であり、ビット数がゼロとなる場合については記載され
ていない。実際のデータ伝送においては、例えば音声情
報を伝送する場合の無音区間(送り手が話をしていない
間)のように、送るべき伝送データビット数がゼロとな
る場合があり、受信側におけるレート検出は、このよう
な場合(すなわち見かけ上の伝送レート=0の場合)も
含めて正しくレート検出を行う必要がある(受信側で、
音声コーデック(CODEC)の復号回路は、無音区間
であることを認識して、背景雑音を生成するなどの有音
区間と異なる処理を行うことがあるため)。従来の誤り
検出符号(またはCRC)のパリティビットは、有限の
大きさの伝送データ系列に対して計算がなされてデータ
とともに送信されるものであり、上記のような伝送デー
タビット数がゼロとなる場合は、誤り検出符号は付与さ
れないのが一般的である。このことは、WO96/26
582およびWO97/50219で述べているような
誤り検出符号を基本としたレート検出方法がそのままで
は適用できないことを意味している。
さらに、WO97/50219では、誤り訂正復号時
(またはビタビ復号時)に求まる尤度をレート検出情報
として用いることで、より低いレート誤検出確率を達成
してレート検出性能を向上できることが記載されてい
る。上記方法によるレート検出において、WO97/5
0219では、仮定する各最終ビット位置において求ま
る尤度差を予め定められた所定の値=Δと比較する(し
きい値判定)ことを行っているが(WO97/5021
9の図6参照)、このときΔの値は、仮定する最終ビッ
ト位置によらず1種類の値を共通して用いることを前提
としている。ところが、実際の無線通信環境において本
技術を適用した場合、その伝送路におけるビット伝送誤
りの分布傾向によっては、各々の最終ビット位置(フレ
ーム内の異なる伝送データビット数)に対して、所望の
検出性能を得るための適切なΔの値が異なる場合があ
る。このような場合に、Δとして1つの値を共通して用
いると、最終ビット位置によってレート検出性能が変わ
ることになり、各伝送レート(最終ビット位置)毎の発
生確率の分布が変わると、レート検出性能を含めた平均
的な可変レートデータ伝送品質が変化するという問題が
生じる。
発明の開示 そこで、本発明の目的は、可変レートデータ伝送にお
いて、受信側のレート誤検出の確率(レート判定誤り
率)を低くしつつ、送信側において送信データを一時記
憶するためのバッファを設ける必要をなくすことであ
る。
また、本発明の別の目的は、広範な通信環境ならびに
レート可変条件において、高効率かつ高品質な可変レー
トデータ伝送を可能にすることである。
上記第1の問題を解決するため、本発明では、誤り検
出符号(例えばCRCビット)を送信データの後ろに配
置し、送信データと誤り検出符号とでビットの並びを逆
順にして送信する。
図2Aおよび図2Bは、従来の伝送ビット順および本
発明による伝送ビット順の例を示す図である。図からわ
かるように、本発明による配置(新後置)によれば、受
信側における符号語の並びがD1、D0、C0と不連続
のため、検出位置が正しいレート位置に近づくにつれて
誤検出する確率が大きくなるという問題が生ずることは
なく、送信データの前に置いた場合と同様、正しいレー
ト位置に近接する検出位置から離れた検出位置まで、C
RC符号の語長で決まる低い誤検出確率を一定して得る
ことができる。
また、本発明による配置は、CRCが送信データの後
ろに配置されているため、上記のような高いレート検出
性能を維持しながら、送信データを一時記憶するための
バッファを設ける必要がなく、小さな回路規模でハード
ウェアを実現できる。
また、上記第2の問題を解決するため、本発明では、
伝送すべきデータビット数がゼロのフレームにおいて
も、誤り検出符号のパリティビットに相当するビット
(予め決められたビットパターンを有する)を送信(デ
ータが無いので、このパリティビット相当ビットのみを
誤り訂正符号化して送信)し、受信側では、データビッ
ト数がゼロの場合の最終ビット位置(このときの誤り検
出は、受信データに対する誤り検出符号の計算(再符号
化)は不要で、受信パリティビット相当ビットを予め決
められたビットパターンと比較するだけで良い)も含め
てレート検出を行う。上記ビットパターンの長さは、他
のデータビット数がゼロでない場合に付与される誤り検
出符号(またはCRC)のパリティビットの長さと同じ
にすることで回路の共通化を図ることが可能であるが、
必要に応じて異なる長さとしても良い。上記ビットパタ
ーンは、最低1種類のパターンを予め定めて置く必要が
あるが、複数種類のパターンを定めて他の用途(各種制
御情報を各ビットパターンに対応(マッピング)させて
伝送)と組み合わせて使用することも可能である。
さらに、上記第3の問題を解決するため、本発明で
は、しきい値判定のための設定しきい値Δを、一種類で
はなく、各最終ビット位置(各伝送レート)毎に異なる
値(Δ1,Δ2,...,ΔL,...,ΔN)を設定
して判定を行うことを可能にする。ここで、各ΔLの値
は、通信中に通信環境の変化に応じて常に最適な値とな
るように変えても良い。また、必要に応じて部分的に同
じ値を重複して用いても良い。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明
は、一定時間長の各フレームに可変長の送信データを収
めて伝送するデータ伝送方法であって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
るステップと、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの後ろに配置し、送信デ
ータと誤り検出符号とでビットの並びを逆順にしたフレ
ーム・データを生成するステップと、 生成したフレーム・データを送信するステップとを備
え、 受信側において、 フレーム・データを受信するステップと、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出するステップと、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定するステップと、 該判定結果に基づいて送信データを取得するステップ
とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ伝
送方法であって、 送信側において、前記誤り検出符号を算出するステッ
プは、送信データのビット数が0の場合には、予め定め
られたビットパターンを誤り検出符号とし、 受信側において、 前記誤り検出符号を算出するステップは、送信データ
のビット数が0となる位置をも、フレーム・データの最
終ビット位置として仮定し、 前記判定するステップは、送信データのビット数が0
となる位置をフレーム・データの最終ビット位置と仮定
した場合の誤り検出符号と、前記予め決められたビット
パターンとが一致する場合には、送信データのビット数
が0となる位置を、フレーム・データの最終ビット位置
と判定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、一定時間長の各フレームに
可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送方法で
あって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
るステップと、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの後ろに配置し、送信デ
ータと誤り検出符号とでビットの並びを同順にしたフレ
ーム・データを生成するステップと、 生成したフレーム・データを送信するステップとを備
え、前記誤り検出符号を算出するステップは、送信デー
タのビット数が0の場合には、予め定められたビットパ
ターンを誤り検出符号とし、 受信側において、 フレーム・データを受信するステップと、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出するステップと、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定するステップと、 該判定結果に基づいて送信データを取得するステップ
とを備え、前記誤り検出符号を算出するステップは、送
信データのビット数が0となる位置をも、フレーム・デ
ータの最終ビット位置として仮定し、前記判定するステ
ップは、送信データのビット数が0となる位置をフレー
ム・データの最終ビット位置と仮定した場合の誤り検出
符号と、前記予め決められたビットパターンとが一致す
る場合には、送信データのビット数が0となる位置を、
フレーム・データの最終ビット位置と判定することを特
徴とする。
請求項4に記載の発明は、一定時間長の各フレームに
可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送方法で
あって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
るステップと、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの前に配置したフレーム
・データを生成するステップと、 生成したフレーム・データを送信するステップとを備
え、前記誤り検出符号を算出するステップは、送信デー
タのビット数が0の場合には、予め定められたビットパ
ターンを誤り検出符号とし、 受信側において、 フレーム・データを受信するステップと、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出するステップと、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定するステップと、 該判定結果に基づいて送信データを取得するステップ
とを備え、前記誤り検出符号を算出するステップは、送
信データのビット数が0となる位置をも、フレーム・デ
ータの最終ビット位置として仮定し、前記判定するステ
ップは、送信データのビット数が0となる位置をフレー
ム・データの最終ビット位置と仮定した場合の誤り検出
符号と、前記予め決められたビットパターンとが一致す
る場合には、送信データのビット数が0となる位置を、
フレーム・データの最終ビット位置と判定することを特
徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれ
かに記載のデータ伝送方法であって、 送信側において、 生成したフレーム・データに対して誤り訂正符号化を
行うステップと、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行うステップとをさらに備え、 受信側において、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行うステップと、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対して誤
り訂正復号化を行うステップとをさらに備えることを特
徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のデータ伝
送方法であって、 送信側において、 前記フレーム・データを生成するステップは、終端ビ
ットを含むフレーム・データを生成し、 前記誤り訂正符号化を行うステップは、畳み込み符号
により誤り訂正符号化を行い、 受信側において、 前記誤り訂正復号化を行うステップは、デインタリー
ブを行ったフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、該仮定
した最終ビット位置まで最尤復号法による誤り訂正復号
化を行い、該仮定した最終ビット位置において、候補と
なる複数の復号データ系列の送信データ系列に対する尤
度の最大値と、復号化を終端して得られた復号データ系
列の送信データ系列に対する尤度との尤度差を求め、 前記判定するステップは、仮定したフレーム・データ
の最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内
にあり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信
データに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置
を、フレーム・データの最終ビット位置と判定すること
を特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のデータ伝
送方法であって、受信側において、前記判定するステッ
プにおける尤度差に関する所定の範囲は、仮定するフレ
ーム・データの最終ビット位置により異なることを特徴
とする。
請求項8に記載の発明は、一定時間長の各フレームに
可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送方法で
あって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
るステップと、 送信データ、算出した誤り検出符号および終端ビット
を含み、誤り検出符号を対応する送信データの後ろに配
置し、送信データと誤り検出符号とでビットの並びを同
順にしたフレーム・データを生成するステップと、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行うステップと、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行うステップと、 インタリーブを行ったフレーム・データを送信するス
テップとを備え、 受信側において、 フレーム・データを受信するステップと、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行うステップと、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行い、該仮定した最終ビット位置に
おいて、候補となる複数の復号データ系列の送信データ
系列に対する尤度の最大値と、復号化を終端して得られ
た復号データ系列の送信データ系列に対する尤度との尤
度差を求めるステップと、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出するステップと、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定するステップと、 該判定結果に基づいて送信データを取得するステップ
とを備え、前記判定するステップにおける尤度差に関す
る所定の範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビッ
ト位置により異なることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、一定時間長の各フレームに
可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送方法で
あって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
るステップと、 送信データ、算出した誤り検出符号および終端ビット
を含み、誤り検出符号を対応する送信データの前に配置
したフレーム・データを生成するステップと、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行うステップと、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行うステップと、 インタリーブを行ったフレーム・データを送信するス
テップとを備え、 受信側において、 フレーム・データを受信するステップと、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行うステップと、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行い、該仮定した最終ビット位置に
おいて、候補となる複数の復号データ系列の送信データ
系列に対する尤度の最大値と、復号化を終端して得られ
た復号データ系列の送信データ系列に対する尤度との尤
度差を求めるステップと、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出するステップと、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定するステップと、 該判定結果に基づいて送信データを取得するステップ
とを備え、前記判定するステップにおける尤度差に関す
る所定の範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビッ
ト位置により異なることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6ないし9のいず
れかに記載のデータ伝送方法であって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データのビット数を表す伝送レ
ート情報を算出するステップをさらに備え、 前記フレーム・データを生成するステップは、算出し
た伝送レート情報を含むフレーム・データを生成し、 受信側において、 前記誤り訂正復号化を行うステップ、および前記誤り
検出符号を算出するステップは、受信したフレーム・デ
ータ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの最
終ビット位置を仮定することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のデー
タ伝送方法であって、送信側において、前記誤り訂正符
号化を行うステップは、伝送レート情報については、送
信データ、誤り検出符号および終端ビットとは独立した
誤り訂正符号化を行うことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のデー
タ伝送方法であって、送信側において、前記誤り訂正符
号化を行うステップは、伝送レート情報の誤り訂正符号
化にブロック符号を用いることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項10に記載のデー
タ伝送方法であって、送信側において、前記誤り訂正符
号化を行うステップは、伝送レート情報、送信データ、
誤り検出符号および終端ビットのすべてを一括して畳み
込み符号により誤り訂正符号化を行うことを特徴とす
る。
請求項14に記載の発明は、請求項10ないし13の
いずれかに記載のデータ伝送方法であって、受信側にお
いて、前記判定するステップが、受信したフレーム・デ
ータ中の伝送レート情報に基づき仮定したフレーム・デ
ータの最終ビット位置を、フレーム・データの最終ビッ
ト位置と判定しない場合には、前記誤り訂正復号化を行
うステップ、および前記誤り検出符号を算出するステッ
プは、受信したフレーム・データ中の伝送レート情報に
基づき仮定したフレーム・データの最終ビット位置以外
の位置を、フレーム・データの最終ビット位置と仮定す
ることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項6ないし14のい
ずれかに記載のデータ伝送方法であって、受信側におい
て、前記判定するステップは、仮定したフレーム・デー
タの最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲
内にあり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送
信データに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位
置が複数ある場合には、求めた尤度差が最も小さくなる
位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判定する
ことを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項5に記載のデータ
伝送方法であって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データのビット数を表す伝送レ
ート情報を算出するステップをさらに備え、 前記フレーム・データを生成するステップは、算出し
た伝送レート情報および終端ビットを含むフレーム・デ
ータを生成し、 前記誤り訂正符号化を行うステップは、畳み込み符号
により誤り訂正符号化を行い、 受信側において、 前記誤り訂正復号化を行うステップは、受信したフレ
ーム・データに対し、各フレーム毎に、受信したフレー
ム・データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・デー
タの最終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット
位置まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、 前記誤り検出符号を算出するステップは、受信したフ
レーム・データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・
データの最終ビット位置を仮定することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載のデー
タ伝送方法であって、 受信側において、前記判定するステップが、受信した
フレーム・データ中の伝送レート情報に基づき仮定した
フレーム・データの最終ビット位置を、フレーム・デー
タの最終ビット位置と判定しない場合には、 前記誤り訂正復号化を行うステップは、受信したフレ
ーム・データに対し、各フレーム毎に、フレーム・デー
タの最終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット
位置まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮
定した最終ビット位置において、候補となる複数の復号
データ系列の送信データ系列に対する尤度の最大値と、
復号化を終端して得られた復号データ系列の送信データ
系列に対する尤度との尤度差を求め、 前記誤り訂正復号化を行うステップ、および前記誤り
検出符号を算出するステップは、受信したフレーム・デ
ータ中の伝送レート情報に基づき仮定したフレーム・デ
ータの最終ビット位置以外の位置を、フレーム・データ
の最終ビット位置と仮定し、 前記判定するステップは、仮定したフレーム・データ
の最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内
にあり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信
データに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置
を、フレーム・データの最終ビット位置と判定すること
を特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載のデー
タ伝送方法であって、受信側において、前記判定するス
テップにおける尤度差に関する所定の範囲は、仮定する
フレーム・データの最終ビット位置により異なることを
特徴とする。
請求項19に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送方法
であって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
るステップと、 各フレーム毎に、送信データのビット数を表す伝送レ
ート情報を算出するステップと、 算出した伝送レート情報、送信データ、算出した誤り
検出符号および終端ビットを含み、誤り検出符号を対応
する送信データの後ろに配置し、送信データと誤り検出
符号とでビットの並びを同順にしたフレーム・データを
生成するステップと、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行うステップと、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行うステップと、 インタリーブを行ったフレーム・データを送信するス
テップとを備え、 受信側において、 フレーム・データを受信するステップと、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行うステップと、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行うステップと、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出するステップと、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定するステップと、 該判定結果に基づいて送信データを取得するステップ
とを備え、前記誤り訂正復号化を行うステップ、および
前記誤り検出符号を算出するステップは、まず、受信し
たフレーム・データ中の伝送レート情報に基づきフレー
ム・データの最終ビット位置を仮定し、前記判定するス
テップが、その仮定した位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定しない場合には、 前記誤り復号化を行うステップは、受信したフレーム
・データに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの
最終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置
まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定し
た最終ビット位置において、候補となる複数の復号デー
タ系列の送信データ系列に対する尤度の最大値と、復号
化を終端して得られた復号データ系列の送信データ系列
に対する尤度との尤度差を求め、 前記誤り復号化を行うステップ、および前記誤り検出
符号を算出するステップは、受信したフレーム・データ
中の伝送レート情報に基づき仮定したフレーム・データ
の最終ビット位置以外の位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と仮定し、 前記判定するステップは、仮定したフレーム・データ
の最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内
にあり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信
データに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置
を、フレーム・データの最終ビット位置と判定し、 前記判定するステップにおける尤度差に関する所定の
範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置に
より異なることを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送方法
であって、 送信側において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
るステップと、 各フレーム毎に、送信データのビット数を表す伝送レ
ート情報を算出するステップと、 算出した伝送レート情報、送信データ、算出した誤り
検出符号および終端ビットを含み、誤り検出符号を対応
する送信データの前に配置したフレーム・データを生成
するステップと、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行うステップと、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行うステップと、 インタリーブを行ったフレーム・データを送信するス
テップとを備え、 受信側において、 フレーム・データを受信するステップと、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行うステップと、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行うステップと、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出するステップと、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定するステップと、 該判定結果に基づいて送信データを取得するステップ
とを備え、前記誤り訂正復号化を行うステップ、および
前記誤り検出符号を算出するステップは、まず、受信し
たフレーム・データ中の伝送レート情報に基づきフレー
ム・データの最終ビット位置を仮定し、前記判定するス
テップが、その仮定した位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定しない場合には、 前記誤り復号化を行うステップは、受信したフレーム
・データに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの
最終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置
まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定し
た最終ビット位置において、候補となる複数の復号デー
タ系列の送信データ系列に対する尤度の最大値と、復号
化を終端して得られた復号データ系列の送信データ系列
に対する尤度との尤度差を求め、 前記誤り復号化を行うステップ、および前記誤り検出
符号を算出するステップは、受信したフレーム・データ
中の伝送レート情報に基づき仮定したフレーム・データ
の最終ビット位置以外の位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と仮定し、 前記判定するステップは、仮定したフレーム・データ
の最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内
にあり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信
データに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置
を、フレーム・データの最終ビット位置と判定し、 前記判定するステップにおける尤度差に関する所定の
範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置に
より異なることを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項17ないし20の
いずれかに記載のデータ伝送方法であって、受信側にお
いて、前記判定するステップは、仮定したフレーム・デ
ータの最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範
囲内にあり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した
送信データに基づき算出した誤り検出符号とが一致する
位置が複数ある場合には、求めた尤度差が最も小さくな
る位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判定す
ることを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、請求項16ないし21の
いずれかに記載のデータ伝送方法であって、送信側にお
いて、前記誤り訂正符号化を行うステップは、伝送レー
ト情報については、送信データ、誤り検出符号および終
端ビットとは独立した誤り訂正符号化を行うことを特徴
とする。
請求項23に記載の発明は、請求項22に記載のデー
タ伝送方法であって、送信側において、前記誤り訂正符
号化を行うステップは、伝送レート情報の誤り訂正符号
化にブロック符号を用いることを特徴とする。
請求項24に記載の発明は、請求項16ないし21の
いずれかに記載のデータ伝送方法であって、送信側にお
いて、前記誤り訂正符号化を行うステップは、伝送レー
ト情報、送信データ、誤り検出符号および終端ビットの
すべてを一括して畳み込み符号により誤り訂正符号化を
行うことを特徴とする。
請求項25に記載の発明は、請求項1ないし24のい
ずれかに記載のデータ伝送方法であって、前記誤り検出
符号はCRC符号であることを特徴とする。
請求項26に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送シス
テムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの後ろに配置し、送信デ
ータと誤り検出符号とでビットの並びを逆順にしたフレ
ーム・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データを送信する手段とを備え、 受信側装置において、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備えたことを特徴とする。
請求項27に記載の発明は、請求項26に記載のデー
タ伝送システムであって、 送信側装置において、前記誤り検出符号を算出する手
段は、送信データのビット数が0の場合には、予め定め
られたビットパターンを誤り検出符号とし、 受信側装置において、 前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データのビ
ット数が0となる位置をも、フレーム・データの最終ビ
ット位置として仮定し、 前記判定する手段は、送信データのビット数が0とな
る位置をフレーム・データの最終ビット位置と仮定した
場合の誤り検出符号と、前記予め決められたビットパタ
ーンとが一致する場合には、送信データのビット数が0
となる位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判
定することを特徴とする。
請求項28に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送シス
テムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの後ろに配置し、送信デ
ータと誤り検出符号とでビットの並びを同順にしたフレ
ーム・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データを送信する手段とを備え、
前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データのビッ
ト数が0の場合には、予め定められたビットパターンを
誤り検出符号とし、 受信側装置において、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データ
のビット数が0となる位置をも、フレーム・データの最
終ビット位置として仮定し、前記判定する手段は、送信
データのビット数が0となる位置をフレーム・データの
最終ビット位置と仮定した場合の誤り検出符号と、前記
予め決められたビットパターンとが一致する場合には、
送信データのビット数が0となる位置を、フレーム・デ
ータの最終ビット位置と判定することを特徴とする。
請求項29に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送シス
テムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの前に配置したフレーム
・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データを送信する手段とを備え、
前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データのビッ
ト数が0の場合には、予め定められたビットパターンを
誤り検出符号とし、 受信側装置において、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データ
のビット数が0となる位置をも、フレーム・データの最
終ビット位置として仮定し、前記判定する手段は、送信
データのビット数が0となる位置をフレーム・データの
最終ビット位置と仮定した場合の誤り検出符号と、前記
予め決められたビットパターンとが一致する場合には、
送信データのビット数が0となる位置を、フレーム・デ
ータの最終ビット位置と判定することを特徴とする。
請求項30に記載の発明は、請求項26ないし29の
いずれかに記載のデータ伝送システムであって、 送信側装置において、 生成したフレーム・データに対して誤り訂正符号化を
行う手段と、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行う手段とをさらに備え、 受信側装置において、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対して誤
り訂正復号化を行う手段とをさらに備えたことを特徴と
する。
請求項31に記載の発明は、請求項30に記載のデー
タ伝送システムであって、 送信側装置において、 前記フレーム・データを生成する手段は、終端ビット
を含むフレーム・データを生成し、 前記誤り訂正符号化を行う手段は、畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行い、 受信側装置において、 前記誤り訂正復号化を行う手段は、デインタリーブを
行ったフレーム・データに対し、各フレーム毎に、フレ
ーム・データの最終ビット位置を仮定して、該仮定した
最終ビット位置まで最尤復号法による誤り訂正復号化を
行い、該仮定した最終ビット位置において、候補となる
複数の復号データ系列の送信データ系列に対する尤度の
最大値と、復号化を終端して得られた復号データ系列の
送信データ系列に対する尤度との尤度差を求め、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最
終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信デー
タに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置を、
フレーム・データの最終ビット位置と判定することを特
徴とする。
請求項32に記載の発明は、請求項31に記載のデー
タ伝送システムであって、受信側装置において、前記判
定する手段における尤度差に関する所定の範囲は、仮定
するフレーム・データの最終ビット位置により異なるこ
とを特徴とする。
請求項33に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送シス
テムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 送信データ、算出した誤り検出符号および終端ビット
を含み、誤り検出符号を対応する送信データの後ろに配
置し、送信データと誤り検出符号とでビットの並びを同
順にしたフレーム・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行う手段と、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行う手段と、 インタリーブを行ったフレーム・データを送信する手
段とを備え、 受信側装置において、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行い、該仮定した最終ビット位置に
おいて、候補となる複数の復号データ系列の送信データ
系列に対する尤度の最大値と、復号化を終端して得られ
た復号データ系列の送信データ系列に対する尤度との尤
度差を求める手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記判定する手段における尤度差に関する所定の
範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置に
より異なることを特徴とする。
請求項34に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送シス
テムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 送信データ、算出した誤り検出符号および終端ビット
を含み、誤り検出符号を対応する送信データの前に配置
したフレーム・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行う手段と、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行う手段と、 インタリーブを行ったフレーム・データを送信する手
段とを備え、 受信側装置において、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行い、該仮定した最終ビット位置に
おいて、候補となる複数の復号データ系列の送信データ
系列に対する尤度の最大値と、復号化を終端して得られ
た復号データ系列の送信データ系列に対する尤度との尤
度差を求める手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記判定する手段における尤度差に関する所定の
範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置に
より異なることを特徴とする。
請求項35に記載の発明は、請求項31ないし34の
いずれかに記載のデータ伝送システムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データのビット数を表す伝送レ
ート情報を算出する手段をさらに備え、 前記フレーム・データを生成する手段は、算出した伝
送レート情報を含むフレーム・データを生成し、 受信側装置において、 前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り検出
符号を算出する手段は、受信したフレーム・データ中の
伝送レート情報に基づきフレーム・データの最終ビット
位置を仮定することを特徴とする。
請求項36に記載の発明は、請求項35に記載のデー
タ伝送システムであって、送信側装置において、前記誤
り訂正符号化を行う手段は、伝送レート情報について
は、送信データ、誤り検出符号および終端ビットとは独
立した誤り訂正符号化を行うことを特徴とする。
請求項37に記載の発明は、請求項36に記載のデー
タ伝送システムであって、送信側装置において、前記誤
り訂正符号化を行う手段は、伝送レート情報の誤り訂正
符号化にブロック符号を用いることを特徴とする。
請求項38に記載の発明は、請求項35に記載のデー
タ伝送システムであって、送信側装置において、前記誤
り訂正符号化を行う手段は、伝送レート情報、送信デー
タ、誤り検出符号および終端ビットのすべてを一括して
畳み込み符号により誤り訂正符号化を行うことを特徴と
する。
請求項39に記載の発明は、請求項35ないし38の
いずれかに記載のデータ伝送システムであって、受信側
装置において、前記判定する手段が、受信したフレーム
・データ中の伝送レート情報に基づき仮定したフレーム
・データの最終ビット位置を、フレーム・データの最終
ビット位置と判定しない場合には、前記誤り訂正復号化
を行う手段、および前記誤り検出符号を算出する手段
は、受信したフレーム・データ中の伝送レート情報に基
づき仮定したフレーム・データの最終ビット位置以外の
位置を、フレーム・データの最終ビット位置と仮定する
ことを特徴とする。
請求項40に記載の発明は、請求項31ないし39の
いずれかに記載のデータ伝送システムであって、受信側
装置において、前記判定する手段は、仮定したフレーム
・データの最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定
の範囲内にあり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定
した送信データに基づき算出した誤り検出符号とが一致
する位置が複数ある場合には、求めた尤度差が最も小さ
くなる位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判
定することを特徴とする。
請求項41に記載の発明は、請求項30に記載のデー
タ伝送システムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データのビット数を表す伝送レ
ート情報を算出する手段をさらに備え、 前記フレーム・データを生成する手段は、算出した伝
送レート情報および終端ビットを含むフレーム・データ
を生成し、 前記誤り訂正符号化を行う手段は、畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行い、 受信側装置において、 前記誤り訂正復号化を行う手段は、受信したフレーム
・データに対し、各フレーム毎に、受信したフレーム・
データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの
最終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置
まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、 前記誤り検出符号を算出する手段は、受信したフレー
ム・データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・デー
タの最終ビット位置を仮定することを特徴とする。
請求項42に記載の発明は、請求項41に記載のデー
タ伝送システムであって、 受信側装置において、前記判定する手段が、受信した
フレーム・データ中の伝送レート情報に基づき仮定した
フレーム・データの最終ビット位置を、フレーム・デー
タの最終ビット位置と判定しない場合には、 前記誤り訂正復号化を行う手段は、受信したフレーム
・データに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの
最終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置
まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定し
た最終ビット位置において、候補となる複数の復号デー
タ系列の送信データ系列に対する尤度の最大値と、復号
化を終端して得られた復号データ系列の送信データ系列
に対する尤度との尤度差を求め、 前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り検出
符号を算出する手段は、受信したフレーム・データ中の
伝送レート情報に基づき仮定したフレーム・データの最
終ビット位置以外の位置を、フレーム・データの最終ビ
ット位置と仮定し、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最
終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信デー
タに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置を、
フレーム・データの最終ビット位置と判定することを特
徴とする。
請求項43に記載の発明は、請求項42に記載のデー
タ伝送システムであって、受信側装置において、前記判
定する手段における尤度差に関する所定の範囲は、仮定
するフレーム・データの最終ビット位置により異なるこ
とを特徴とする。
請求項44に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送シス
テムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 各フレーム毎に、送信データのビット数を表す伝送レ
ート情報を算出する手段と、 算出した伝送レート情報、送信データ、算出した誤り
検出符号および終端ビットを含み、誤り検出符号を対応
する送信データの後ろに配置し、送信データと誤り検出
符号とでビットの並びを同順にしたフレーム・データを
生成する手段と、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行う手段と、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行う手段と、 インタリーブを行ったフレーム・データを送信する手
段とを備え、 受信側装置において、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行う手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り
検出符号を算出する手段は、まず、受信したフレーム・
データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの
最終ビット位置を仮定し、前記判定する手段が、その仮
定した位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判
定しない場合には、 前記誤り復号化を行う手段は、受信したフレーム・デ
ータに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの最終
ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置まで
最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定した最
終ビット位置において、候補となる複数の復号データ系
列の送信データ系列に対する尤度の最大値と、復号化を
終端して得られた復号データ系列の送信データ系列に対
する尤度との尤度差を求め、 前記誤り復号化を行う手段、および前記誤り検出符号
を算出する手段は、受信したフレーム・データ中の伝送
レート情報に基づき仮定したフレーム・データの最終ビ
ット位置以外の位置を、フレーム・データの最終ビット
位置と仮定し、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最
終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信デー
タに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置を、
フレーム・データの最終ビット位置と判定し、 前記判定する手段における尤度差に関する所定の範囲
は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置により
異なることを特徴とする。
請求項45に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて伝送するデータ伝送シス
テムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 各フレーム毎に、送信データのビット数を表す伝送レ
ート情報を算出する手段と、 算出した伝送レート情報、送信データ、算出した誤り
検出符号および終端ビットを含み、誤り検出符号を対応
する送信データの前に配置したフレーム・データを生成
する手段と、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行う手段と、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイ
ンタリーブを行う手段と、 インタリーブを行ったフレーム・データを送信する手
段とを備え、 受信側装置において、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行う手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り
検出符号を算出する手段は、まず、受信したフレーム・
データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの
最終ビット位置を仮定し、前記判定する手段が、その仮
定した位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判
定しない場合には、 前記誤り復号化を行う手段は、受信したフレーム・デ
ータに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの最終
ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置まで
最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定した最
終ビット位置において、候補となる複数の復号データ系
列の送信データ系列に対する尤度の最大値と、復号化を
終端して得られた復号データ系列の送信データ系列に対
する尤度との尤度差を求め、 前記誤り復号化を行う手段、および前記誤り検出符号
を算出する手段は、受信したフレーム・データ中の伝送
レート情報に基づき仮定したフレーム・データの最終ビ
ット位置以外の位置を、フレーム・データの最終ビット
位置と仮定し、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最
終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信デー
タに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置を、
フレーム・データの最終ビット位置と判定し、 前記判定する手段における尤度差に関する所定の範囲
は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置により
異なることを特徴とする。
請求項46に記載の発明は、請求項42ないし45の
いずれかに記載のデータ伝送システムであって、受信側
装置において、前記判定する手段は、仮定したフレーム
・データの最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定
の範囲内にあり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定
した送信データに基づき算出した誤り検出符号とが一致
する位置が複数ある場合には、求めた尤度差が最も小さ
くなる位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判
定することを特徴とする。
請求項47に記載の発明は、請求項41ないし46の
いずれかに記載のデータ伝送システムであって、送信側
装置において、前記誤り訂正符号化を行う手段は、伝送
レート情報については、送信データ、誤り検出符号およ
び終端ビットとは独立した誤り訂正符号化を行うことを
特徴とする。
請求項48に記載の発明は、請求項47に記載のデー
タ伝送システムであって、送信側装置において、前記誤
り訂正符号化を行う手段は、伝送レート情報の誤り訂正
符号化にブロック符号を用いることを特徴とする。
請求項49に記載の発明は、請求項41ないし46の
いずれかに記載のデータ伝送システムであって、送信側
装置において、前記誤り訂正符号化を行う手段は、伝送
レート情報、送信データ、誤り検出符号および終端ビッ
トのすべてを一括して畳み込み符号により誤り訂正符号
化を行うことを特徴とする。
請求項50に記載の発明は、請求項26ないし49の
いずれかに記載のデータ伝送システムであって、前記誤
り検出符号はCRC符号であることを特徴とする。
請求項51に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて送信する送信装置であっ
て、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの後ろに配置し、送信デ
ータと誤り検出符号とでビットの並びを逆順にしたフレ
ーム・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データを送信する手段と を備えたことを特徴とする。
請求項52に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて送信する送信装置であっ
て、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの後ろに配置し、送信デ
ータと誤り検出符号とでビットの並びを同順にしたフレ
ーム・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データを送信する手段とを備え、
前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データのビッ
ト数が0の場合には、予め定められたビットパターンを
誤り検出符号とすることを特徴とする。
請求項53に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データを収めて送信する送信装置であっ
て、 各フレーム毎に、送信データの誤り検出符号を算出す
る手段と、 送信データおよび算出した誤り検出符号を含み、誤り
検出符号を対応する送信データの前に配置したフレーム
・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データを送信する手段とを備え、
前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データのビッ
ト数が0の場合には、予め定められたビットパターンを
誤り検出符号とすることを特徴とする。
請求項54に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データ、および該送信データについて各
フレーム毎に算出された誤り検出符号を含み、誤り検出
符号を対応する送信データの後ろに配置し、送信データ
と誤り検出符号とでビットの並びを逆順にしたフレーム
・データを受信する受信装置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段と を備えたことを特徴とする。
請求項55に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データ、および該送信データについて各
フレーム毎に算出された誤り検出符号を含み、誤り検出
符号を対応する送信データの後ろに配置し、送信データ
と誤り検出符号とでビットの並びを同順にし、送信デー
タのビット数が0の場合には、予め定められたビットパ
ターンを誤り検出符号としたフレーム・データを受信す
る受信装置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データ
のビット数が0となる位置をも、フレーム・データの最
終ビット位置として仮定し、前記判定する手段は、送信
データのビット数が0となる位置をフレーム・データの
最終ビット位置と仮定した場合の誤り検出符号と、前記
予め決められたビットパターンとが一致する場合には、
送信データのビット数が0となる位置を、フレーム・デ
ータの最終ビット位置と判定することを特徴とする。
請求項56に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データ、および該送信データについて各
フレーム毎に算出された誤り検出符号を含み、誤り検出
符号を対応する送信データの前に配置し、送信データの
ビット数が0の場合には、予め定められたビットパター
ンを誤り検出符号としたフレーム・データを受信する受
信装置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、
フレーム・データの最終ビット位置を仮定して、送信デ
ータおよび誤り検出符号を仮定し、仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
仮定した誤り検出符号と、仮定した送信データに基づき
算出した誤り検出符号とが一致する位置を、フレーム・
データの最終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記誤り検出符号を算出する手段は、送信データ
のビット数が0となる位置をも、フレーム・データの最
終ビット位置として仮定し、前記判定する手段は、送信
データのビット数が0となる位置をフレーム・データの
最終ビット位置と仮定した場合の誤り検出符号と、前記
予め決められたビットパターンとが一致する場合には、
送信データのビット数が0となる位置を、フレーム・デ
ータの最終ビット位置と判定することを特徴とする。
請求項57に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データ、該送信データについて各フレー
ム毎に算出された誤り検出符号、および終端ビットを含
み、誤り検出符号を対応する送信データの後ろに配置
し、送信データと誤り検出符号とでビットの並びを同順
にし、送信データのビット数が0の場合には、予め定め
られたビットパターンを誤り検出符号とし、畳み込み符
号により誤り訂正符号化を行い、インタリーブを行った
フレーム・データを受信する受信装置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行い、該仮定した最終ビット位置に
おいて、候補となる複数の復号データ系列の送信データ
系列に対する尤度の最大値と、復号化を終端して得られ
た復号データ系列の送信データ系列に対する尤度との尤
度差を求める手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記判定する手段における尤度差に関する所定の
範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置に
より異なることを特徴とする。
請求項58に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データ、該送信データについて各フレー
ム毎に算出された誤り検出符号、および終端ビットを含
み、誤り検出符号を対応する送信データの前に配置し、
送信データのビット数が0の場合には、予め定められた
ビットパターンを誤り検出符号とし、畳み込み符号によ
り誤り訂正符号化を行い、インタリーブを行ったフレー
ム・データを受信する受信装置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行い、該仮定した最終ビット位置に
おいて、候補となる複数の復号データ系列の送信データ
系列に対する尤度の最大値と、復号化を終端して得られ
た復号データ系列の送信データ系列に対する尤度との尤
度差を求める手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記判定する手段における尤度差に関する所定の
範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置に
より異なることを特徴とする。
請求項59に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データ、該送信データについて各フレー
ム毎に算出された送信データのビット数を表す伝送レー
ト情報、該送信データについて各フレーム毎に算出され
た誤り検出符号、および終端ビットを含み、誤り検出符
号を対応する送信データの後ろに配置し、送信データと
誤り検出符号とでビットの並びを同順にし、送信データ
のビット数が0の場合には、予め定められたビットパタ
ーンを誤り検出符号とし、畳み込み符号により誤り訂正
符号化を行い、インタリーブを行ったフレーム・データ
を受信する受信装置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行う手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り
検出符号を算出する手段は、まず、受信したフレーム・
データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの
最終ビット位置を仮定し、前記判定する手段が、その仮
定した位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判
定しない場合には、 前記誤り復号化を行う手段は、受信したフレーム・デ
ータに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの最終
ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置まで
最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定した最
終ビット位置において、候補となる複数の復号データ系
列の送信データ系列に対する尤度の最大値と、復号化を
終端して得られた復号データ系列の送信データ系列に対
する尤度との尤度差を求め、 前記誤り復号化を行う手段、および前記誤り検出符号
を算出する手段は、受信したフレーム・データ中の伝送
レート情報に基づき仮定したフレーム・データの最終ビ
ット位置以外の位置を、フレーム・データの最終ビット
位置と仮定し、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最
終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信デー
タに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置を、
フレーム・データの最終ビット位置と判定し、 前記判定する手段における尤度差に関する所定の範囲
は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置により
異なることを特徴とする。
請求項60に記載の発明は、一定時間長の各フレーム
に可変長の送信データ、該送信データについて各フレー
ム毎に算出された送信データのビット数を表す伝送レー
ト情報、該送信データについて各フレーム毎に算出され
た誤り検出符号、および終端ビットを含み、誤り検出符
号を対応する送信データの前に配置し、送信データのビ
ット数が0の場合には、予め定められたビットパターン
を誤り検出符号とし、畳み込み符号により誤り訂正符号
化を行い、インタリーブを行ったフレーム・データを受
信する受信装置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを
行う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法によ
る誤り訂正復号化を行う手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各
フレーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮
定して、送信データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定
した送信データの誤り検出符号を算出する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、
求めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤
り検出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤
り検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最
終ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて送信データを取得する手段とを
備え、前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り
検出符号を算出する手段は、まず、受信したフレーム・
データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの
最終ビット位置を仮定し、前記判定する手段が、その仮
定した位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判
定しない場合には、 前記誤り復号化を行う手段は、受信したフレーム・デ
ータに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの最終
ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置まで
最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定した最
終ビット位置において、候補となる複数の復号データ系
列の送信データ系列に対する尤度の最大値と、復号化を
終端して得られた復号データ系列の送信データ系列に対
する尤度との尤度差を求め、 前記誤り復号化を行う手段、および前記誤り検出符号
を算出する手段は、受信したフレーム・データ中の伝送
レート情報に基づき仮定したフレーム・データの最終ビ
ット位置以外の位置を、フレーム・データの最終ビット
位置と仮定し、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最
終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した送信デー
タに基づき算出した誤り検出符号とが一致する位置を、
フレーム・データの最終ビット位置と判定し、 前記判定する手段における尤度差に関する所定の範囲
は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置により
異なることを特徴とする。
以上の構成によれば、可変レートデータ伝送におい
て、受信側のレート誤検出の確率を低くしつつ、送信側
において送信データを一時記憶するためのバッファを設
ける必要をなくすことができる。
また、広範な通信環境ならびにレート可変条件におい
て、高効率かつ高品質な可変レートデータ伝送が可能と
なる。
図面の簡単な説明 図1Aおよび図1Bは、従来の伝送ビット順の例を示
す図である。
図2Aおよび図2Bは、従来の伝送ビット順および本
発明による伝送ビット順の例を示す図である。
図3Aおよび図3Bは、本発明の第1の実施の形態に
おける送信機および受信機の構成例を示すブロック図で
ある。
図4Aおよび図4Bは、本発明の第1の実施の形態に
おける送信データのフレーム構成例を示す図である。
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるインタリ
ーブ回路の処理例を説明する図である。
図6は、本発明の第1の実施の形態における送信デー
タのフレーム構成例を示す図である。
図7は、本発明の第1の実施の形態における最尤復号
時の復号データ系列例を示す図である。
図8は、本発明の第1の実施の形態におけるレート判
定処理例のフローチャートである。
図9は、図9Aおよび図9Bの関係を示す図である。
図9Aおよび図9Bは、本発明の第1の実施の形態に
おけるレート判定処理の別の例のフローチャートであ
る。
図10Aおよび図10Bは、本発明の第2の実施の形
態における送信機および受信機の構成例を示すブロック
図である。
図11Aおよび図11Bは、本発明の第2の実施の形
態における送信データのフレーム構成例を示す図であ
る。
図12は、本発明の第2の実施の形態におけるレート
判定処理例のフローチャートである。
図13は、フレームとその位置を示す図である。
図14Aおよび図14Bは、後置・同順の場合の送信
データのフレーム構成例を示す図である。
図15Aおよび図15Bは、前置の場合の送信データ
のフレーム構成例を示す図である。
図16Aおよび図16Bは、前置の場合にフレームメ
モリおよび誤り検出符号メモリを追加する例を示す図で
ある。
発明を実施するための最良の形態 以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良
の形態について詳細に説明する。
(第1実施形態) 図3Aおよび図3Bは、本発明の第1の実施の形態に
おける送信機および受信機のブロック構成例を示す。
図3Aおよび図3Bにおいて、端子1に加えられた送
信データ系列は、誤り検出符号化回路4並びに多重回路
6に送られる。誤り検出符号化回路4は、送信データの
1フレーム分の誤り検出符号(本実施形態では、CRC
パリティ・ビット(CRCビット))を算出する。本実
施形態において、CRCビットの語長は固定長である。
次に、多重回路6は、誤り検出符号化回路4において
算出した誤り検出符号(CRCビット)を送信データの
後ろに配置する。ここで、送信データと誤り検出符号と
ではビットの並びを逆順にする。本実施形態では、誤り
検出符号化回路4において、誤り検出符号ビットの出力
を通常とは逆順に行うようにしている。
なお、本実施形態においては畳み込み符号により誤り
訂正符号化を行うため、多重回路6において、さらに伝
送データおよび誤り検出符号に誤り訂正復号化で必要と
なる終端ビットを付加して1フレーム毎に順次出力す
る。
多重回路6から出力されるデータ系列の例を図4Aお
よび図4Bに示す。ここで、図4Aは送信データの伝送
レートが最大の場合を、図4Bは伝送レートが最大レー
ト未満の場合はそれぞれ示しており、最大レート未満の
送信を行う時は、フレーム内に空き時間(データなしの
時間)ができる。
多重回路6から出力されたデータ系列は、誤り訂正符
号化回路8において畳み込み符号化され、インタリーブ
回路10に送られインタリーブ処理される。
インタリーブ回路10におけるインタリーブ処理の一
例を図5に示す。1フレーム分のデータ系列が、入力さ
れた方向と異なる方向で、すなわち、行方向に入力され
た送信データが列方向で出力される。なお、インタリー
ブ処理の別の例としては、本出願人が出願した特願平1
1−129056に記載のインタリーブ処理を挙げるこ
とができる。インタリーブ回路10から出力されたデー
タ系列は、フレームメモリ12に書き込まれる。
フレームメモリ12から得られるデータ系列のフレー
ム構成例を図6に示す。インタリーブ回路10の列に相
当するデータ区間をスロットと呼び、ここでは、1スロ
ットがNビット、1フレームがMスロットで構成されて
いるものと仮定している。1フレームのビット数は、N
×Mビットとなる。
フレームメモリ12の出力データ系列は、無線回路1
4において変調され、アンテナ16を介して送信され
る。ここで、変調方式としては、例えば、スペクトラム
拡散変調、QPSK変調等が用いられる。なお、スロッ
ト内の空きデータに対応するデータ位置では変調は行わ
ないものとする。以上により送信機は、一定のフレーム
時間に、可変ビット数のデータを送信することになる。
次に、受信機では、アンテナ20から入力された受信
信号を、無線回路22において復調した後、デインタリ
ーブ回路24に順次入力する。デインタリーブ回路24
は、内部にメモリを持っており、送信側のインタリーブ
回路10における入力と出力を逆にした手順、すなわ
ち、列毎(スロット毎)にメモリに書き込んで行き、行
毎に読み出しを行う。このような操作により、1フレー
ム分の元のデータ系列が再現され、符号化された伝送デ
ータ系列および誤り検出符号が現れる。前記のインタリ
ーブ処理ならびに上記のデインタリーブ処理は、バース
ト状の連続した誤りを防止することで、誤り訂正の効果
をより一層高めることを目的としている。
デインタリーブされたデータ系列は、誤り訂正復号化
回路26に送られ最尤復号法により誤り訂正復号化さ
れ、復号化されたデータ系列は分離回路28において誤
り検出符号とデータ系列とに分離され、誤り検出符号
は、比較回路34に入力される。
一方、データ系列は、端子2から受信データとして出
力すると共に、誤り検出符号化回路30に入力される。
誤り検出符号化回路30では、入力データ系列に対し送
信機と同じ誤り検出符号化を再度行う。再符号化で得ら
れた誤り検出符号は比較回路34において符号ビット毎
の比較を行い、全符号ビットが一致した場合、一致信号
を出力する。なお、受信したフレーム中の誤り訂正符号
ビットは通常とは逆順になっているので、本実施形態で
は、誤り検出符号化回路30も、誤り訂正符号ビットを
通常とは逆順に出力する。
ここで、誤り訂正復号化ならびに誤り検出符号の算出
は、各フレーム毎に、送信可能なフレーム・データの最
終ビット位置を逐次仮定して行う。このとき、誤り訂正
復号化回路26は、各仮定した最終ビット位置までの復
号結果に対する尤度情報をレート判定回路36に送り、
レート判定回路36はこの尤度情報と誤り検出符号の一
致信号に基づいて、最終ビット位置すなわちフレームの
伝送レートを判定する。
図7に最尤復号時の復号データ系列の例を、また、図
8にレート判定処理(アルゴリズム)例を示す。ここ
で、最尤復号としてはビタビ復号を仮定する。
まず、ビタビ復号開始後、仮定した最終ビット位置
(図7,8の例では#L)で各状態において生き残って
いる複数の復号データ系列(図7の例では状態1〜状態
Kへ到達するK個の復号データ系列)の送信データ系列
に対する尤度をそれぞれ求め、これらの尤度の最大値
と、復号化過程を終端して得られた復号データ系列(図
7の例では状態0へ到達する系列)の送信データ系列に
対する尤度との差を求める(S1〜S4)。
この尤度差が一定の範囲内(図8の例ではΔ以内)に
ある場合は、選択した復号データ系列をトレースバック
により出力し、誤り検出符号(CRC符号)化を行う
(S5,S6)。
本実施形態においては、CRC符号の語長は固定長で
あり、CRC符号の直前に送信データを配置するフレー
ム構成をとっているので、仮定した最終ビット位置に対
する(仮定の)送信データ(部分)および(仮定の)誤
り検出符号(部分)が得られる。すなわち、最終ビット
位置を仮定することにより、送信データ(部分)および
誤り検出符号(部分)を仮定することになる。そして、
得られた(仮定の)送信データに対して(再)誤り検出
符号(CRC符号)化を行う。
この再符号化CRCと受信CRC((仮定の)誤り検
出符号)の比較結果が一致した場合は復号を終了し、仮
定した最終ビット位置が送信フレーム・データの最終ビ
ット位置であると判定して送信データを取得(復元)す
る。フレーム内の送信データと誤り検出符号とではビッ
トの並びが逆順になっているので、CRCの比較結果が
誤って一致してしまう確率は非常に小さい。
尤度差がΔを越える場合もしくはCRCの比較結果が
一致しない場合は、次の位置を仮定してビタビ復号を継
続する。なお、仮定した最終ビット位置に対してビタビ
復号ならびに誤り検出符号の算出を行ったところ、尤度
差がΔ以内であり、かつ、誤り検出符号の比較結果が一
致する位置が複数検出された場合は、尤度差が最も小さ
くなる位置を送信フレーム・データの最終ビット位置で
あると判定することもできる。これについては後述す
る。
図7の例では、伝送の途中で誤りが発生していない場
合は、2番目の位置(L=2)において状態0へ到達す
る系列が最大の尤度を持ち(尤度差=0)、さらに、こ
の復号系列に対する誤り検出符号の比較結果が一致する
はずである。
一方、伝送の途中で誤りが発生する場合は、状態0へ
到達する系列が最大の尤度を持つとは限らないため、Δ
を適当な値に設定することで、発生した誤りが訂正され
ている復号系列に対しても伝送誤りのない場合と同様の
レート判定誤り率の低減効果を得られる。Δの値がある
値以下の領域では、Δをより小さな値に設定すること
で、平均的なレート判定誤りをさらに低くすることがで
きる反面、平均的なフレーム誤り率(CRCの比較結果
が一致しない確率+レート判定誤り率)が大きくなる。
従って、例えば、制御データのように極めて低いレー
ト判定誤り率を要求されるデータ伝送に対しては、フレ
ーム誤り率をある程度犠牲にしてもΔを小さくした方が
良い。
なお、Δに関して伝送中に生じた誤りの傾向を考慮し
て、各仮定した最終ビット位置において求められる尤度
の最大値と最小値の差分を係数として一定値に掛けたも
のをΔとすることもできる。
以上のような構成の送受信機を用いてデータ伝送を行
うと、送信側からフレーム内の伝送ビット数を表す情報
を直接受信側に送ることなく、フレーム毎に、フレーム
内の伝送ビット数(すなわち、みかけ上の伝送レート)
を送信側で変化させても受信側で受信できることにな
る。
そして、可変レートデータ伝送時の受信側におけるレ
ートの誤検出の確率を低くしつつ、送信側における送信
データを一時記憶するためのバッファを設ける必要をな
くすことができる。
さらに、ビタビ復号時の尤度情報を併用したレート判
定法の採用により、誤ったレート判定結果に基づいてフ
レーム内の誤った長さの伝送データを出力してしまう可
能性を低くすることができ、信頼度の高い可変レート・
データ伝送が行える。
上述のように、仮定した最終ビット位置に対してビタ
ビ復号ならびに誤り検出符号の算出を行ったところ、尤
度差がΔ以内であり、かつ、誤り検出符号の比較結果が
一致する位置が複数検出された場合は、尤度差が最も小
さくなる位置を送信フレーム・データの最終ビット位置
であると判定することもできる。
図9Aおよび図9Bにレート判定処理(アルゴリズ
ム)の別の例を示す。図9Aおよび図9Bの例では、仮
定するビット位置をLとして、仮定する最初の位置(L
=1、第3実施形態で述べるようにL=0とすることも
できる)から、仮定する最後の位置まで(ステップS3
1で仮定する最後の位置を調べ終わったか否かを判断し
ている)一通り調べてみた上で、尤度差が最も小さい位
置を最終ビット位置と判定している。その際、最小の尤
度差を格納するための変換Smin、およびその位置を格
納するための変換L’を用いている。
ただし、尤度差がΔ以内であり、かつ、誤り検出符号
の比較結果が一致する位置が1つも検出されないという
場合も考えられる。その場合には、ステップS33の段
階でもなお、L’=−1(ステップS21で設定した
値)となっているので、その場合には例えばエラーとす
ることが考えられる。なお、Δの値を無限大にすれば、
尤度差がΔ以内である位置が1つも検出されないという
事態は回避することができる。
本実施形態においては、畳み込み符号により誤り訂正
符号化を行っているが、他の方法、例えばターボ符号に
より誤り訂正符号化を行ってもよい。また、上述のWO
/97/50219のように、フレーム・データを複数
のブロックに分割し、各ブロックに対してブロック符号
による誤り訂正符号化を行うようにしてもよい。
また、本実施形態においては、フレーム・データに対
して誤り訂正符号化およびインタリーブならびにデイン
タリーブおよび誤り訂正復号化を行っているが、これら
を行わなくても、可変レートデータ伝送におけるレート
の誤検出の確率を低くしつつ、送信データを一時記憶す
るためのバッファを設ける必要をなくすことができる。
その場合は、尤度情報を用いずに、単に、仮定したフレ
ーム・データの最終ビット位置のうち、仮定した誤り検
出符号と、仮定した送信データに基づき算出した誤り検
出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最終ビ
ット位置と判定すればよい。
(第2実施形態) 図10Aおよび図10Bは、本発明の第2の実施の形
態における送信機および受信機のブロック構成例を示
す。
図10Aおよび図10Bの構成では、図3Aおよび図
3Bの構成に対し送信データのレートを表す情報の伝送
を付加し、受信側でこのレート情報も使用してレート判
定を行っている。図10Aおよび図10Bでは図3Aお
よび図3Bの構成と共通部分を同一の番号としている。
以下に図3Aおよび図3Bと異なる箇所の動作を中心に
説明を行う。
まず、端子5に加えられた送信データのレートを表す
情報(伝送レート情報)は、レート情報メモリ40に送
られる。ここで、レート情報メモリ40の内容は、送信
データのレート情報すなわちビット数を表す情報とな
る。多重回路6′は、レート情報メモリ40から読み出
された伝送データのレートを表す情報、端子1から送ら
れてきた送信データ、誤り検出符号化回路4において算
出された誤り検出符号、および終端ビットを、1フレー
ム毎に順次出力する。ここでも、誤り検出符号を送信デ
ータの後ろに配置し、送信データと誤り検出符号とでは
ビットの並びを逆順にする。なお、本実施形態において
は、伝送レート情報をフレームの先頭に配置する。
多重回路6′から出力されるデータ系列の例を図11
Aおよび図11Bに示す。
本実施形態において、誤り訂正符号化回路8は、伝送
レート情報についてはブロック符号により誤り訂正符号
化を行い(具体的な誤り訂正符号の例としては、倍直交
符号、リード・マーラー符号、BCH符号等が挙げられ
る。また、ブロック符号による誤り訂正符号化以外の誤
り訂正符号化を用いてもよい)、送信データ、誤り検出
符号および終端ビットについては畳み込み符号により誤
り訂正符号化を行う。さらに、インタリーブ回路10
は、これらの誤り訂正符号化されたデータを、それぞれ
独立に、または一括してインタリーブを行う。なお、誤
り訂正符号化回路8において、伝送レート情報、送信デ
ータ、誤り検出符号および終端ビットのすべてを一括し
て畳み込み符号により誤り訂正符号化を行うようにする
こともできる。
一方、受信機では、伝送レート情報をブロック符号等
を用いて、送信データ他と独立した誤り訂正符号化を行
っている場合は、誤り訂正復号化回路26′において、
伝送レート情報部分に対して適切な誤り訂正復号化を行
った後、復号結果をレート情報メモリ42に保持する。
これに対し、伝送レート情報、送信データ他を一括畳み
込み符号化を行っている場合は、誤り訂正復号化回路2
6′において、フレームの先頭から開始した逐次的なビ
タビ復号を途中で打ち切ることで、フレームの先頭に置
かれたレート情報ビット部分の復号結果を一旦求め、こ
の復号結果がレート情報メモリ42に保持される。
図12に本実施形態の受信機におけるレート判定処理
(アルゴリズム)例を示す。誤り訂正復号化回路26′
は、レート情報メモリ42の内容によって示される位置
を最終ビットと仮定し、その位置までフレーム・データ
のビタビ復号を引き続いて行い、復号化過程を終端して
得られた復号データ系列をトレースバックにより出力
し、誤り検出符号(CRC符号)化を行う(S11〜S
15)。
再符号化CRCと受信CRCの比較結果が一致した場
合は復号を終了し(S16)、レート情報メモリの内容
が示す位置を送信フレーム・データの最終ビット位置で
あると判定して送信データを取得(復元)する。フレー
ム内の送信データと誤り検出符号とではビットの並びが
逆順になっているので、CRCの比較結果が誤って一致
してしまう確率は非常に小さい。
CRCの比較結果が一致しない場合、本実施形態にお
いては、レート情報メモリの内容が示す最終ビット位置
以外の送信可能なフレーム・データの最終ビット位置を
逐次仮定して誤り訂正復号化ならびに誤り検出符号の算
出を行い、ビタビ復号時の尤度情報ならびに誤り検出符
号の比較結果を用いてレート判定を行う(S17、図8
のS1〜S8と同じ処理)。
なお、ステップS13とS14との間で、第1実施形
態と同様に、最大尤度を決定し(S3)、尤度差を求め
(S4)、尤度差が一定の範囲内にあるか否かを判断す
る(S5)ようにすることもできる。尤度差が一定の範
囲内にある場合にはステップS14に進み、尤度差が一
定の範囲内にない場合にはステップS17に進むように
すればよい。このような処理(S3〜S5)を行う場合
には、このような処理を行わない場合に比べて処理数は
増加するが、レート判定誤り率をさらに改善することが
できる。なお、ステップS13とS14との間のステッ
プS5で用いるΔと、ステップS17中のステップS5
で用いるΔは、同じ値であってもよいし、異なる値であ
ってもよい。
以上の構成の送信機および受信機を用いてデータ伝送
を行った場合にも、可変レートデータ伝送時の受信側に
おけるレートの誤検出の確率を低くしつつ、送信側にお
ける送信データを一時記憶するためのバッファを設ける
必要をなくすことができる。
また、伝送誤りのない場合には確実に受信機でレート
情報が検出される一方で、仮にレート情報が伝送の途中
で誤ったとしても、受信機においてビタビ復号時の尤度
情報ならびに誤り検出符号の比較結果を用いてレート判
定が可能となり、最終的なフレーム誤り率が改善され、
かつ、低いレート判定誤り率が達成される。これより信
頼度の高い可変レートデータ伝送が行える。
なお、上記の説明において、レート情報ビット部分の
ビタビ復号結果の信頼度は、復号器に蓄積される入力信
号すなわち後続する符号化データ系列長が長いほど大き
くできるため、伝送データ以外の誤り検出符号等の固定
長のデータ系列を、できるだけレート情報ビットの直後
に連続して配置するのが望ましい。
一方、送信機においてレート情報ビットの後に終端ビ
ットを挿入して、受信機における復号動作をここで一旦
完了させて、受信レート情報を得た後、再度復号動作を
開始して最終ビットまでのフレーム・データを復号する
ことも可能である。
(第3実施形態) 第1実施形態および第2実施形態において、送信デー
タのビット数が0となる場合を考慮して、送信側におい
て、送信データのビット数が0の場合には、予め定めら
れたビットパターンを誤り検出符号としてフレーム・デ
ータを生成するようにすることができる。受信側におい
ては、送信データのビット数が0となる位置をも、フレ
ーム・データの最終ビット位置として仮定し(図13に
おいて、L=0の位置をも、フレーム・データの最終ビ
ット位置として仮定し)、該仮定を行った場合の誤り検
出符号と、上述の予め決められたビットパターンとが一
致する場合には、送信データのビット数が0となる位置
を、フレーム・データの最終ビット位置と判定すること
ができる。
実際のデータ伝送においては、例えば音声情報を伝送
する場合の無音区間(送り手が話をしていない間)のよ
うに、送るべき伝送データビット数が0となる場合があ
り、受信側におけるレート検出は、このような場合(す
なわち見かけ上の伝送レート=0の場合)も含めて正し
くレート検出を行うことが好ましい(受信側で、音声コ
ーデック(CODEC)の復号回路は、無音区間である
ことを認識して、背景雑音を生成するなどの有音区間と
異なる処理を行うことがあるため)。
予め決められたビットパターンとしては、例えば、誤
り検出符号のパリティビットに相当するビット(データ
がないので、誤り検出符号化回路の初期状態に対応する
ビット:例えば全て0)を用いることができる。送信側
では、送信データのビット数が0の場合、誤り検出符号
のパリティビットに相当するビットを送信(データがな
いので、このパリティビット相当ビットのみを誤り訂正
符号化して送信)する。受信側では、データビット数が
0の場合の最終ビット位置(このときの誤り検出は、受
信データに対する誤り検出符号の計算(再符号化)は不
要で、受信パリティビット相当ビットを予め決められた
ビットパターンと比較するだけで良い)も含めてレート
検出を行う。なお、予け決められたビットパターンとし
て、誤り検出符号のパリティビットに相当するビットを
用いるようにすれば、予め決められたビットパターンを
発生させる回路を追加しなくてもすむ。
ビットパターンの長さは、他のデータビット数が0で
ない場合に付与される誤り検出符号(またはCRC)の
パリティビットの長さと同じにすることで回路の共通化
を図ることが可能であるが、必要に応じて異なる長さと
しても良い。
ビットパターンは、最低1種類のパターンを予め定め
て置く必要があるが、複数種類のパターンを定めて他の
用途(各種制御情報を各ビットパターンに対応(マッピ
ング)させて伝送)と組み合わせて使用することも可能
である。
(第4実施形態) 第1実施形態〜第3実施形態において、(受信側にお
いて)、尤度差が所定の範囲内にあるか否かを判断する
際に(図8のステップS5)、該所定の範囲(図8でい
えばΔの値)を、仮定するフレーム・データの最終ビッ
ト位置によって変える(異なるようにする)ことができ
る。
実際の無線通信環境において本発明を適用した場合、
その伝送路における伝送ビット誤りの傾向によっては、
各々の最終ビット位置(フレーム内の異なる伝送データ
ビット数)に対して、所望の検出性能を得るための適切
なΔの値が異なる場合がある。このような場合に、Δと
して一つの値を共通して用いると、最終ビット位置によ
ってレート検出性能が変わることになり、各伝送レート
(最終ビット位置)毎の伝送頻度の割合が変わると、レ
ート検出性能を含めた平均的な可変レートデータ伝送品
質が変化するという問題が生じる。
そこで、しきい値判定のためのΔを、一種類ではな
く、各最終ビット位置(各伝送レート)毎に異なる値
(Δ1,Δ2,...,ΔL,...,ΔN)を設定し
て判定を行うことを可能にすることが考えられる。ここ
で、各ΔLの値は、通信中に通信環境の変化に応じて常
に最適な値になるよう変えても良い。また、必要に応じ
て部分的に同じ値を重複して用いても良い。
(その他) 第3実施形態および第4実施形態で述べた技術は、後
置・同順の場合(誤り検出符号を送信データの後ろに配
置し、送信データと誤り検出符号とでビットの並びを同
順にする場合)や、前置の場合(誤り検出符号を送信デ
ータの前に配置する場合(両者のビットの並びは同順で
も逆順でもよい))にも適用できる。
図14Aおよび図14Bに後置・同順の場合の送信デ
ータのフレーム構成例を、図15Aおよび図15Bに前
置の場合の送信データのフレーム構成例を示す。後置・
同順の場合および前置の場合に用いる送信機および受信
機の構成例、処理例等は、図3Aおよび図3B〜図12
と同様である。なお、前置の場合には、図16Aおよび
図16Bに示すように、例えば、端子1と多重回路6と
の間にフレームメモリ40を設けて、送信データを一時
的に保持し、その間に誤り検出符号化回路4で誤り検出
符号を算出することが考えられる。また、例えば、分離
回路28と比較回路34との間に誤り検出符号メモリ4
2を設けて、仮定した誤り検出符号を一時的に保持し、
その間に誤り検出符号化回路30で仮定した送信データ
の誤り検出符号を算出することが考えられる。
以上説明したように、本発明によれば、可変レートデ
ータ伝送において、受信側のレート誤検出の確率を低く
しつつ、送信側において送信データを一時記憶するため
のバッファを設ける必要をなくすことができる。
また、広範な通信環境ならびにレート可変条件におい
て、高効率かつ高品質な可変レートデータ伝送が可能と
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−163962(JP,A) 特開 平10−93530(JP,A) 特表 平9−501548(JP,A) 特表 平9−503359(JP,A) 奥村他,ビタビ復号ゆう度を利用する コヒーレントDS−CDMAブラインド 可変レート判定法 RCS96−101,電 子情報通信学会技術研究報告,日本,電 子情報通信学会,1996年11月14日,RC S96−99〜113,P17−23 奥村他,DS−CDMAにおける拡散 コード・チャネル内可変レート・データ 伝送方式 EMCJ95−106,電子情報 通信学会技術研究報告,日本,電子情報 通信学会,1996年 2月27日,EMCJ 95−97〜112,P55−60 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00 H04B 14/04 H04J 13/00 H04L 29/08

Claims (60)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変長の情報データを伝送するデータ伝
    送方法であって、 送信側において、 情報データのビット数が0でない場合は情報データの誤
    り検出符号を生成し、情報データのビット数が0の場合
    は誤り検出符号として予め定めたビットパターンを割り
    当てるステップと、 情報データのビット数が0でない場合は前記生成した誤
    り検出符号と前記情報データを含むフレームデータを生
    成し、情報データのビット数が0の場合には前記予め定
    めたビットパターンを含むフレームデータを生成するス
    テップを含み、 受信側において、 受信したフレームデータに対し、情報データのビット数
    が0の場合に相当する最終ビット位置を仮定した場合に
    は受信したフレームデータに含まれる誤り検出符号の部
    分を所定のビットパターンと照合し、情報データのビッ
    ト数が0でない場合に相当する最終ビット位置を仮定し
    た場合には、その仮定した最終ビット位置に基づいて受
    信フレームデータに含まれる情報データを誤り検出符号
    化して生成した誤り検出符号と前記受信フレームデータ
    に含まれる誤り検出符号を照合するステップと、 受信した誤り検出符号と前記生成した誤り検出符号が一
    致する場合には、そこで仮定した最終ビット位置を正し
    い最終ビット位置と判定して受信フレームデータを処理
    し、前記誤り検出符号の部分と前記所定のビットパター
    ンが一致した場合には、情報データのビット数が0であ
    ると判定して受信フレームデータを処理するステップを
    備えることを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 情報データのビット数が0でない場合の
    前記フレームデータを生成するステップは前記生成した
    誤り検出符号を前記情報データの後ろに配置することを
    特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 情報データのビット数が0でない場合の
    前記フレームデータを生成するステップは前記生成した
    誤り検出符号を前記情報データの前に配置することを特
    徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 情報データのビット数が0でない場合に
    前記情報データと前記誤り検出符号とではビットの並び
    を逆順にすることを特徴とする請求項1項から3項のい
    ずれか1項に記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ータ伝送方法であって、 送信側において、 生成したフレーム・データに対して誤り訂正符号化を行
    うステップと、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイン
    タリーブを行うステップとをさらに備え、 受信側において、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを行
    うステップと、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対して誤り
    訂正復号化を行うステップとをさらに備えることを特徴
    とするデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデータ伝送方法であっ
    て、 送信側において、 前記フレーム・データを生成するステップは、終端ビッ
    トを含むフレーム・データを生成し、 前記誤り訂正符号化を行うステップは、畳み込み符号に
    より誤り訂正符号化を行い、 受信側において、 前記誤り訂正復号化を行うステップは、デインタリーブ
    を行ったフレーム・データに対し、各フレーム毎に、フ
    レーム・データの最終ビット位置を仮定して、該仮定し
    た最終ビット位置まで最尤復号法による誤り訂正復号化
    を行い、該仮定した最終ビット位置において、候補とな
    る複数の復号データ系列の情報データ系列に対する尤度
    の最大値と、復号化を終端して得られた復号データ系列
    の情報データ系列に対する尤度との尤度差を求め、 前記判定するステップは、仮定したフレーム・データの
    最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内に
    あり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報デ
    ータに基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置
    を、フレーム・データの最終ビット位置と判定すること
    を特徴とするデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデータ伝送方法であっ
    て、受信側において、前記判定するステップにおける尤
    度差に関する所定の範囲は、仮定するフレーム・データ
    の最終ビット位置により異なることを特徴とするデータ
    伝送方法。
  8. 【請求項8】 一定時間長の各フレームに可変長の情報
    データを収めて伝送するデータ伝送方法であって、 送信側において、 各フレーム毎に、情報データの誤り検出符号を生成する
    ステップと、 情報データ、生成した誤り検出符号および終端ビットを
    含むフレーム・データを生成するステップと、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号により
    誤り訂正符号化を行うステップと、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データを送信するス
    テップとを備え、 受信側において、 フレーム・データを受信するステップと、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、フ
    レーム・データの最終ビット位置を仮定して、該仮定し
    た最終ビット位置まで最尤復号法による誤り訂正復号化
    を行い、該仮定した最終ビット位置において、候補とな
    る複数の復号データ系列の情報データ系列に対する尤度
    の最大値と、復号化を終端して得られた復号データ系列
    の情報データ系列に対する尤度との尤度差を求めるステ
    ップと、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各フ
    レーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮定
    して、情報データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定し
    た情報データの誤り検出符号を生成するステップと、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、求
    めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤り
    検出符号と、仮定した情報データに基づき生成した誤り
    検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最終
    ビット位置と判定するステップと、 該判定結果に基づいて情報データを取得するステップと
    を備え、前記判定するステップにおける尤度差に関する
    所定の範囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット
    位置により異なることを特徴とするデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】 前記フレームデータを生成するステップ
    は前記誤り検出符号を前記情報データの後ろに配置する
    ことを特徴とする請求項8記載のデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】 前記フレームデータを生成するステッ
    プは前記誤り検出符号を前記情報データの前に配置する
    ことを特徴とする請求項8記載のデータ伝送方法。
  11. 【請求項11】 請求項6ないし10のいずれかに記載
    のデータ伝送方法であって、 送信側において、 各フレーム毎に、情報データのビット数を表す伝送レー
    ト情報を算出するステップをさらに備え、 前記フレーム・データを生成するステップは、算出した
    伝送レート情報を含むフレーム・データを生成し、 受信側において、 前記誤り訂正復号化を行うステップ、および前記誤り検
    出符号を生成するステップは、受信したフレーム・デー
    タ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの最終
    ビット位置を仮定することを特徴とするデータ伝送方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のデータ伝送方法で
    あって、送信側において、前記誤り訂正符号化を行うス
    テップは、伝送レート情報については、情報データ、誤
    り検出符号および終端ビットとは独立した誤り訂正符号
    化を行うことを特徴とするデータ伝送方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のデータ伝送方法で
    あって、送信側において、前記誤り訂正符号化を行うス
    テップは、伝送レート情報の誤り訂正符号化にブロック
    符号を用いることを特徴とするデータ伝送方法。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のデータ伝送方法で
    あって、送信側において、前記誤り訂正符号化を行うス
    テップは、伝送レート情報、情報データ、誤り検出符号
    および終端ビットのすべてを一括して畳み込み符号によ
    り誤り訂正符号化を行うことを特徴とするデータ伝送方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項11ないし14のいずれかに記
    載のデータ伝送方法であって、受信側において、前記判
    定するステップが、受信したフレーム・データ中の伝送
    レート情報に基づき仮定したフレーム・データの最終ビ
    ット位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判定
    しない場合には、前記誤り訂正復号化を行うステップ、
    および前記誤り検出符号を生成するステップは、受信し
    たフレーム・データ中の伝送レート情報に基づき仮定し
    たフレーム・データの最終ビット位置以外の位置を、フ
    レーム・データの最終ビット位置と仮定することを特徴
    とするデータ伝送方法。
  16. 【請求項16】 請求項6ないし15のいずれかに記載
    のデータ伝送方法であって、受信側において、前記判定
    するステップは、仮定したフレーム・データの最終ビッ
    ト位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあり、か
    つ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報データに基
    づき生成した誤り検出符号とが一致する位置が複数ある
    場合には、求めた尤度差が最も小さくなる位置を、フレ
    ーム・データの最終ビット位置と判定することを特徴と
    するデータ伝送方法。
  17. 【請求項17】 請求項5に記載のデータ伝送方法であ
    って、 送信側において、 各フレーム毎に、情報データのビット数を表す伝送レー
    ト情報を算出するステップをさらに備え、 前記フレーム・データを生成するステップは、算出した
    伝送レート情報および終端ビットを含むフレーム・デー
    タを生成し、 前記誤り訂正符号化を行うステップは、畳み込み符号に
    より誤り訂正符号化を行い、 受信側において、 前記誤り訂正復号化を行うステップは、受信したフレー
    ム・データに対し、各フレーム毎に、受信したフレーム
    ・データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データ
    の最終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位
    置まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、 前記誤り検出符号を生成するステップは、受信したフレ
    ーム・データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・デ
    ータの最終ビット位置を仮定することを特徴とするデー
    タ伝送方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のデータ伝送方法で
    あって、 受信側において、前記判定するステップが、受信したフ
    レーム・データ中の伝送レート情報に基づき仮定したフ
    レーム・データの最終ビット位置を、フレーム・データ
    の最終ビット位置と判定しない場合には、 前記誤り訂正復号化を行うステップは、受信したフレー
    ム・データに対し、各フレーム毎に、フレーム・データ
    の最終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位
    置まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定
    した最終ビット位置において、候補となる複数の復号デ
    ータ系列の情報データ系列に対する尤度の最大値と、復
    号化を終端して得られた復号データ系列の情報データ系
    列に対する尤度との尤度差を求め、 前記誤り訂正復号化を行うステップ、および前記誤り検
    出符号を生成するステップは、受信したフレーム・デー
    タ中の伝送レート情報に基づき仮定したフレーム・デー
    タの最終ビット位置以外の位置を、フレーム・データの
    最終ビット位置と仮定し、 前記判定するステップは、仮定したフレーム・データの
    最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内に
    あり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報デ
    ータに基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置
    を、フレーム・データの最終ビット位置と判定すること
    を特徴とするデータ伝送方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のデータ伝送方法で
    あって、受信側において、前記判定するステップにおけ
    る尤度差に関する所定の範囲は、仮定するフレーム・デ
    ータの最終ビット位置により異なることを特徴とするデ
    ータ伝送方法。
  20. 【請求項20】 前記フレームデータの中に、前記情報
    データのビット数を表す伝送レート情報をさらに含み、
    受信した伝送レート情報に基づいて最終ビット位置を仮
    定することを特徴とする請求項8記載のデータ伝送方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項17ないし20のいずれかに記
    載のデータ伝送方法であって、受信側において、前記判
    定するステップは、仮定したフレーム・データの最終ビ
    ット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあり、
    かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報データに
    基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置が複数あ
    る場合には、求めた尤度差が最も小さくなる位置を、フ
    レーム・データの最終ビット位置と判定することを特徴
    とするデータ伝送方法。
  22. 【請求項22】 請求項16ないし21のいずれかに記
    載のデータ伝送方法であって、送信側において、前記誤
    り訂正符号化を行うステップは、伝送レート情報につい
    ては、情報データ、誤り検出符号および終端ビットとは
    独立した誤り訂正符号化を行うことを特徴とするデータ
    伝送方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載のデータ伝送方法で
    あって、送信側において、前記誤り訂正符号化を行うス
    テップは、伝送レート情報の誤り訂正符号化にブロック
    符号を用いることを特徴とするデータ伝送方法。
  24. 【請求項24】 請求項16ないし21のいずれかに記
    載のデータ伝送方法であって、送信側において、前記誤
    り訂正符号化を行うステップは、伝送レート情報、情報
    データ、誤り検出符号および終端ビットのすべてを一括
    して畳み込み符号により誤り訂正符号化を行うことを特
    徴とするデータ伝送方法。
  25. 【請求項25】 請求項1ないし24のいずれかに記載
    のデータ伝送方法であって、前記誤り検出符号はCRC
    符号であることを特徴とするデータ伝送方法。
  26. 【請求項26】 一定時間長のフレームに可変長の情報
    データを収めて伝送するデータ伝送システムであって、 送信側装置において、 前記情報データのビット数が0でない場合は情報データ
    の誤り検出符号を生成し、情報データのビット数が0の
    場合は誤り検出符号として予め定めたビットパターンを
    割り当てる手段と、 情報データのビット数が0でない場合は前記生成した誤
    り検出符号と前記情報データを含むフレームデータを生
    成し、情報データのビット数が0の場合には前記予め定
    めたビットパターンを含むフレームデータを生成する手
    段と、 前記フレームデータを送信する手段を備え、 受信側装置において、 前記フレームデータを受信する手段と、 受信したフレームデータに対し、情報データのビット数
    が0でない場合に対応する最終ビット位置を仮定した場
    合には、その仮定した最終ビット位置に基づいて、受信
    フレームデータに含まれる情報データを誤り検出符号化
    して生成した誤り検出符号と前記受信フレームデータに
    含まれる誤り検出符号を照合し、情報データのビット数
    が0の場合に対応する最終ビット位置を仮定した場合に
    は、受信したフレームデータに含まれる誤り検出符号の
    部分を所定のビットパターンと照合する手段と、 受信した誤り検出符号と前記生成した誤り検出符号が一
    致する場合には、仮定した最終ビット位置を正しい最終
    ビット位置と判定し、前記誤り検出符号の部分が所定の
    ビットパターンと一致する場合には、情報データのビッ
    ト数が0であると判定する手段を含むことを特徴とする
    データ伝送システム。
  27. 【請求項27】 情報データのビット数が0でない場合
    の前記フレームデータを生成する手段は前記生成した誤
    り検出符号を前記情報データの後ろに配置することを特
    徴とする請求項26記載のデータ伝送システム。
  28. 【請求項28】 情報データのビット数が0でない場合
    の前記フレームデータを生成する手段は前記生成した誤
    り検出符号を前記情報データの前に配置することを特徴
    とする請求項26記載のデータ伝送システム。
  29. 【請求項29】 情報データのビット数が0でない場合
    に前記情報データと前記誤り検出符号とではビットの並
    びを逆順にすることを特徴とする請求項26から28項
    のいずれか1項に記載のデータ伝送システム。
  30. 【請求項30】請求項26ないし29のいずれかに記載
    のデータ伝送システムであって、 送信側装置において、 生成したフレーム・データに対して誤り訂正符号化を行
    う手段と、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データに対してイン
    タリーブを行う手段とをさらに備え、 受信側装置において、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを行
    う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対して誤り
    訂正復号化を行う手段とをさらに備えたことを特徴とす
    るデータ伝送システム。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のデータ伝送システ
    ムであって、 送信側装置において、 前記フレーム・データを生成する手段は、終端ビットを
    含むフレーム・データを生成し、 前記誤り訂正符号化を行う手段は、畳み込み符号により
    誤り訂正符号化を行い、 受信側装置において、 前記誤り訂正復号化を行う手段は、デインタリーブを行
    ったフレーム・データに対し、各フレーム毎に、フレー
    ム・データの最終ビット位置を仮定して、該仮定した最
    終ビット位置まで最尤復号法による誤り訂正復号化を行
    い、該仮定した最終ビット位置において、候補となる複
    数の復号データ系列の情報データ系列に対する尤度の最
    大値と、復号化を終端して得られた復号データ系列の情
    報データ系列に対する尤度との尤度差を求め、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最終
    ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
    り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報デー
    タに基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置を、
    フレーム・データの最終ビット位置と判定することを特
    徴とするデータ伝送システム。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載のデータ伝送システ
    ムであって、受信側装置において、前記判定する手段に
    おける尤度差に関する所定の範囲は、仮定するフレーム
    ・データの最終ビット位置により異なることを特徴とす
    るデータ伝送システム。
  33. 【請求項33】 一定時間長の各フレームに可変長の情
    報データを収めて伝送するデータ伝送システムであっ
    て、 送信側装置において、 各フレーム毎に、情報データの誤り検出符号を生成する
    手段と、 情報データ、生成した誤り検出符号および終端ビットを
    含むフレーム・データを生成する手段と、 生成したフレーム・データに対して畳み込み符号により
    誤り訂正符号化を行う手段と、 誤り訂正符号化を行ったフレーム・データを送信する手
    段とを備え、 受信側装置において、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、フ
    レーム・データの最終ビット位置を仮定して、該仮定し
    た最終ビット位置まで最尤復号法による誤り訂正復号化
    を行い、該仮定した最終ビット位置において、候補とな
    る複数の復号データ系列の情報データ系列に対する尤度
    の最大値と、復号化を終端して得られた復号データ系列
    の情報データ系列に対する尤度との尤度差を求める手段
    と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各フ
    レーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮定
    して、情報データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定し
    た情報データの誤り検出符号を生成する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、求
    めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤り
    検出符号と、仮定した情報データに基づき生成した誤り
    検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最終
    ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて情報データを取得する手段とを備
    え、前記判定する手段における尤度差に関する所定の範
    囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置によ
    り異なることを特徴とするデータ伝送システム。
  34. 【請求項34】 前記フレームデータを生成する手段は
    前記誤り検出符号を前記情報データの後ろに配置するこ
    とを特徴とする請求項33記載のデータ伝送システム。
  35. 【請求項35】 前記フレームデータを生成する手段は
    前記誤り検出符号を前記情報データの前に配置すること
    を特徴とする請求項33記載のデータ伝送システム。
  36. 【請求項36】 請求項31ないし35のいずれかに記
    載のデータ伝送システムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、情報データのビット数を表す伝送レー
    ト情報を算出する手段をさらに備え、 前記フレーム・データを生成する手段は、算出した伝送
    レート情報を含むフレーム・データを生成し、 受信側装置において、 前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り検出符
    号を生成する手段は、受信したフレーム・データ中の伝
    送レート情報に基づきフレーム・データの最終ビット位
    置を仮定することを特徴とするデータ伝送システム。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載のデータ伝送システ
    ムであって、送信側装置において、前記誤り訂正符号化
    を行う手段は、伝送レート情報については、情報デー
    タ、誤り検出符号および終端ビットとは独立した誤り訂
    正符号化を行うことを特徴とするデータ伝送システム。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載のデータ伝送システ
    ムであって、送信側装置において、前記誤り訂正符号化
    を行う手段は、伝送レート情報の誤り訂正符号化にブロ
    ック符号を用いることを特徴とするデータ伝送システ
    ム。
  39. 【請求項39】 請求項36に記載のデータ伝送システ
    ムであって、送信側装置において、前記誤り訂正符号化
    を行う手段は、伝送レート情報、情報データ、誤り検出
    符号および終端ビットのすべてを一括して畳み込み符号
    により誤り訂正符号化を行うことを特徴とするデータ伝
    送システム。
  40. 【請求項40】 請求項36ないし39のいずれかに記
    載のデータ伝送システムであって、受信側装置におい
    て、前記判定する手段が、受信したフレーム・データ中
    の伝送レート情報に基づき仮定したフレーム・データの
    最終ビット位置を、フレーム・データの最終ビット位置
    と判定しない場合には、前記誤り訂正復号化を行う手
    段、および前記誤り検出符号を生成する手段は、受信し
    たフレーム・データ中の伝送レート情報に基づき仮定し
    たフレーム・データの最終ビット位置以外の位置を、フ
    レーム・データの最終ビット位置と仮定することを特徴
    とするデータ伝送システム。
  41. 【請求項41】 請求項31ないし40のいずれかに記
    載のデータ伝送システムであって、受信側装置におい
    て、前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの
    最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内に
    あり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報デ
    ータに基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置が
    複数ある場合には、求めた尤度差が最も小さくなる位置
    を、フレーム・データの最終ビット位置と判定すること
    を特徴とするデータ伝送システム。
  42. 【請求項42】 請求項30に記載のデータ伝送システ
    ムであって、 送信側装置において、 各フレーム毎に、情報データのビット数を表す伝送レー
    ト情報を算出する手段をさらに備え、 前記フレーム・データを生成する手段は、算出した伝送
    レート情報および終端ビットを含むフレーム・データを
    生成し、 前記誤り訂正符号化を行う手段は、畳み込み符号により
    誤り訂正符号化を行い、 受信側装置において、 前記誤り訂正復号化を行う手段は、受信したフレーム・
    データに対し、各フレーム毎に、受信したフレーム・デ
    ータ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの最
    終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置ま
    で最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、 前記誤り検出符号を生成する手段は、受信したフレーム
    ・データ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データ
    の最終ビット位置を仮定することを特徴とするデータ伝
    送システム。
  43. 【請求項43】 請求項42に記載のデータ伝送システ
    ムであって、 受信側装置において、前記判定する手段が、受信したフ
    レーム・データ中の伝送レート情報に基づき仮定したフ
    レーム・データの最終ビット位置を、フレーム・データ
    の最終ビット位置と判定しない場合には、 前記誤り訂正復号化を行う手段は、受信したフレーム・
    データに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの最
    終ビット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置ま
    で最尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定した
    最終ビット位置において、候補となる複数の復号データ
    系列の情報データ系列に対する尤度の最大値と、復号化
    を終端して得られた復号データ系列の情報データ系列に
    対する尤度との尤度差を求め、 前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り検出符
    号を生成する手段は、受信したフレーム・データ中の伝
    送レート情報に基づき仮定したフレーム・データの最終
    ビット位置以外の位置を、フレーム・データの最終ビッ
    ト位置と仮定し、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最終
    ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
    り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報デー
    タに基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置を、
    フレーム・データの最終ビット位置と判定することを特
    徴とするデータ伝送システム。
  44. 【請求項44】 請求項43に記載のデータ伝送システ
    ムであって、受信側装置において、前記判定する手段に
    おける尤度差に関する所定の範囲は、仮定するフレーム
    ・データの最終ビット位置により異なることを特徴とす
    るデータ伝送システム。
  45. 【請求項45】 前記フレームデータの中に、情報デー
    タのビット数を表す伝送レート情報をさらに含み、受信
    した伝送レート情報に基づいて最終ビット位置を仮定す
    ることを特徴とする請求項33記載のデータ伝送システ
    ム。
  46. 【請求項46】 請求項42ないし45のいずれかに記
    載のデータ伝送システムであって、受信側装置におい
    て、前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの
    最終ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内に
    あり、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報デ
    ータに基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置が
    複数ある場合には、求めた尤度差が最も小さくなる位置
    を、フレーム・データの最終ビット位置と判定すること
    を特徴とするデータ伝送システム。
  47. 【請求項47】 請求項41ないし46のいずれかに記
    載のデータ伝送システムであって、送信側装置におい
    て、前記誤り訂正符号化を行う手段は、伝送レート情報
    については、情報データ、誤り検出符号および終端ビッ
    トとは独立した誤り訂正符号化を行うことを特徴とする
    データ伝送システム。
  48. 【請求項48】 請求項47に記載のデータ伝送システ
    ムであって、送信側装置において、前記誤り訂正符号化
    を行う手段は、伝送レート情報の誤り訂正符号化にブロ
    ック符号を用いることを特徴とするデータ伝送システ
    ム。
  49. 【請求項49】 請求項41ないし46のいずれかに記
    載のデータ伝送システムであって、送信側装置におい
    て、前記誤り訂正符号化を行う手段は、伝送レート情
    報、情報データ、誤り検出符号および終端ビットのすべ
    てを一括して畳み込み符号により誤り訂正符号化を行う
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  50. 【請求項50】 請求項26ないし49のいずれかに記
    載のデータ伝送システムであって、前記誤り検出符号は
    CRC符号であることを特徴とするデータ伝送システ
    ム。
  51. 【請求項51】 一定時間長のフレームに可変長の情報
    データを収めて送信する送信装置であって、 前記情報データのビット数が0でない場合は情報データ
    の誤り検出符号を生成し、情報データのビット数が0の
    場合は誤り検出符号として予め定めたビットパターンを
    割り当てる手段と、 情報データのビット数が0でない場合は前記生成した誤
    り検出符号と前記情報データを含むフレームデータを生
    成し、情報データのビット数が0の場合には前記予め定
    めたビットパターンを含むフレームデータを生成する手
    段と、 前記フレームデータを送信する手段を備えたことを特徴
    とする送信装置。
  52. 【請求項52】 情報データのビット数が0でない場合
    の前記フレームデータを生成する手段は前記生成した誤
    り検出符号を前記情報データの後ろに配置することを特
    徴とする請求項51記載の送信装置。
  53. 【請求項53】 情報データのビット数が0でない場合
    の前記フレームデータを生成する手段は前記生成した誤
    り検出符号を前記情報データの前に配置することを特徴
    とする請求項51記載の送信装置。
  54. 【請求項54】 情報データのビット数が0でない場合
    に前記情報データと前記誤り検出符号とではビットの並
    びを逆順にすることを特徴とする請求項51項から53
    項のいずれか1項に記載の送信装置。
  55. 【請求項55】 一定時間長のフレームにビット数が0
    の場合を含む可変長の情報データと、その情報データを
    誤り検出符号化して生成された誤り検出符号または所定
    のビットパターンを含むフレームデータを受信する受信
    装置であって、 前記フレームデータを受信する手段と、 受信したフレームデータに対し、情報データのビット数
    が0でない場合に相当する最終ビット位置を仮定した場
    合には、その仮定した最終ビット位置に基づいて、受信
    フレームデータに含まれる情報データを誤り検出符号化
    して生成した誤り検出符号と前記受信フレームデータに
    含まれる誤り検出符号とを照合し、情報データのビット
    数が0の場合に相当する最終ビット位置を仮定した場合
    には、受信したフレームデータに含まれる誤り検出符号
    の部分を所定のビットパターンと照合する手段と、 受信した誤り検出符号と前記生成した誤り検出符号が一
    致する場合には、仮定した最終ビット位置を正しい最終
    ビット位置と判定し、前記誤り検出符号の部分が所定の
    ビットパターンと一致する場合には、情報データのビッ
    ト数が0であると判定する手段を含むことを特徴とする
    受信装置。
  56. 【請求項56】 前記受信したフレームデータには、情
    報データのビット数を表す伝送レート情報が含まれてお
    り、この受信した伝送レート情報に基づいて最終ビット
    位置を仮定することを特徴とする請求項55記載の受信
    装置。
  57. 【請求項57】 一定時間長のフレームに可変長の情報
    データとこの情報データを誤り検出符号化して生成され
    た誤り検出符号を含むフレームデータを受信する受信装
    置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対し、各フレーム毎に、フ
    レーム・データの最終ビット位置を仮定して、該仮定し
    た最終ビット位置まで最尤復号法による誤り訂正復号化
    を行い、該仮定した最終ビット位置において、候補とな
    る複数の復号データ系列の情報データ系列に対する尤度
    の最大値と、復号化を終端して得られた復号データ系列
    の情報データ系列に対する尤度との尤度差を求める手段
    と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各フ
    レーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮定
    して、情報データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定し
    た情報データの誤り検出符号を生成する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、求
    めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤り
    検出符号と、仮定した情報データに基づき生成した誤り
    検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最終
    ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて情報データを取得する手段とを備
    え、前記判定する手段における尤度差に関する所定の範
    囲は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置によ
    り異なることを特徴とする受信装置。
  58. 【請求項58】 前記フレームデータには前記情報デー
    タのビット数を表す伝送レート情報をさらに含み、受信
    した伝送レート情報に基づいて最終ビット位置を仮定す
    ることを特徴とする請求項57記載の受信装置。
  59. 【請求項59】 一定時間長の各フレームに可変長の情
    報データ、該情報データについて各フレーム毎に算出さ
    れた情報データのビット数を表す伝送レート情報、該情
    報データについて各フレーム毎に生成された誤り検出符
    号、および終端ビットを含み、誤り検出符号を対応する
    情報データの後ろに配置し、情報データと誤り検出符号
    とでビットの並びを同順にし、情報データのビット数が
    0の場合には、予め定められたビットパターンを誤り検
    出符号とし、畳み込み符号により誤り訂正符号化を行
    い、インタリーブを行ったフレーム・データを受信する
    受信装置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを行
    う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各フ
    レーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮定
    して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法による
    誤り訂正復号化を行う手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各フ
    レーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮定
    して、情報データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定し
    た情報データの誤り検出符号を生成する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、求
    めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤り
    検出符号と、仮定した情報データに基づき生成した誤り
    検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最終
    ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて情報データを取得する手段とを備
    え、前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り検
    出符号を生成する手段は、まず、受信したフレーム・デ
    ータ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの最
    終ビット位置を仮定し、前記判定する手段が、その仮定
    した位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判定
    しない場合には、 前記誤り復号化を行う手段は、受信したフレーム・デー
    タに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの最終ビ
    ット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置まで最
    尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定した最終
    ビット位置において、候補となる複数の復号データ系列
    の情報データ系列に対する尤度の最大値と、復号化を終
    端して得られた復号データ系列の情報データ系列に対す
    る尤度との尤度差を求め、 前記誤り復号化を行う手段、および前記誤り検出符号を
    生成する手段は、受信したフレーム・データ中の伝送レ
    ート情報に基づき仮定したフレーム・データの最終ビッ
    ト位置以外の位置を、フレーム・データの最終ビット位
    置と仮定し、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最終
    ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
    り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報デー
    タに基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置を、
    フレーム・データの最終ビット位置と判定し、 前記判定する手段における尤度差に関する所定の範囲
    は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置により
    異なることを特徴とする受信装置。
  60. 【請求項60】 一定時間長の各フレームに可変長の情
    報データ、該情報データについて各フレーム毎に算出さ
    れた情報データのビット数を表す伝送レート情報、該情
    報データについて各フレーム毎に生成された誤り検出符
    号、および終端ビットを含み、誤り検出符号を対応する
    情報データの前に配置し、情報データのビット数が0の
    場合には、予め定められたビットパターンを誤り検出符
    号とし、畳み込み符号により誤り訂正符号化を行い、イ
    ンタリーブを行ったフレーム・データを受信する受信装
    置であって、 フレーム・データを受信する手段と、 受信したフレーム・データに対してデインタリーブを行
    う手段と、 デインタリーブを行ったフレーム・データに対し、各フ
    レーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮定
    して、該仮定した最終ビット位置まで最尤復号法による
    誤り訂正復号化を行う手段と、 誤り訂正復号化を行ったフレーム・データに対し、各フ
    レーム毎に、フレーム・データの最終ビット位置を仮定
    して、情報データおよび誤り検出符号を仮定し、仮定し
    た情報データの誤り検出符号を生成する手段と、 仮定したフレーム・データの最終ビット位置のうち、求
    めた尤度差が所定の範囲内にあり、かつ、仮定した誤り
    検出符号と、仮定した情報データに基づき生成した誤り
    検出符号とが一致する位置を、フレーム・データの最終
    ビット位置と判定する手段と、 該判定結果に基づいて情報データを取得する手段とを備
    え、前記誤り訂正復号化を行う手段、および前記誤り検
    出符号を生成する手段は、まず、受信したフレーム・デ
    ータ中の伝送レート情報に基づきフレーム・データの最
    終ビット位置を仮定し、前記判定する手段が、その仮定
    した位置を、フレーム・データの最終ビット位置と判定
    しない場合には、 前記誤り復号化を行う手段は、受信したフレーム・デー
    タに対し、各フレーム毎に、フレーム・データの最終ビ
    ット位置を仮定して、該仮定した最終ビット位置まで最
    尤復号法による誤り訂正復号化を行い、該仮定した最終
    ビット位置において、候補となる複数の復号データ系列
    の情報データ系列に対する尤度の最大値と、復号化を終
    端して得られた復号データ系列の情報データ系列に対す
    る尤度との尤度差を求め、 前記誤り復号化を行う手段、および前記誤り検出符号を
    生成する手段は、受信したフレーム・データ中の伝送レ
    ート情報に基づき仮定したフレーム・データの最終ビッ
    ト位置以外の位置を、フレーム・データの最終ビット位
    置と仮定し、 前記判定する手段は、仮定したフレーム・データの最終
    ビット位置のうち、求めた尤度差が所定の範囲内にあ
    り、かつ、仮定した誤り検出符号と、仮定した情報デー
    タに基づき生成した誤り検出符号とが一致する位置を、
    フレーム・データの最終ビット位置と判定し、 前記判定する手段における尤度差に関する所定の範囲
    は、仮定するフレーム・データの最終ビット位置により
    異なることを特徴とする受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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奥村他,DS−CDMAにおける拡散コード・チャネル内可変レート・データ伝送方式 EMCJ95−106,電子情報通信学会技術研究報告,日本,電子情報通信学会,1996年 2月27日,EMCJ95−97〜112,P55−60
奥村他,ビタビ復号ゆう度を利用するコヒーレントDS−CDMAブラインド可変レート判定法 RCS96−101,電子情報通信学会技術研究報告,日本,電子情報通信学会,1996年11月14日,RCS96−99〜113,P17−23

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